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#717 終わりを感じるのは充実していた証拠か、と、気付いた2013年大晦日。

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 なんだかんだで2013年も終わりですか。 まぁ、この区切りに対しては、しみじみ感じるところもあり、だから何? と思うところもあります。毎年のことですが、意図的に区切りを付けようと思っておらず、馬鹿騒ぎをすることもなくなりました。ただ、今年は 、年末らしい忙しさを過ごしたことと、寒さ厳しい高尾にいるためか、 年末を迎えたという気分が強くあります。  年末といえば、毎年、親友を我が家に招いています。今年は、高尾へ移ったがゆえに、多くは来られないだろうと思いきや、そんなこともなく。毎年、新しい顔が加わり、ネタに尽きることなく、いつもと変わらない豊かな時間を過ごすことができました。お互いの確認会になっているとでも言いましょうかね。写真は、皆が持ってきた土産物の山で、なぜだか撮影会になっていました。  ということで、ここのページも、今月は、過去最高のアクセス数を記録して終わります。この右肩上がり、上り調子はどこまで続くのでしょうかね。変わらぬネタながら、ご愛読いただきありがとうございました。来年もこのページはこのまんまです。  と、締めくくりを。

#716 下ごしらえをして、窓を拭いて、気付いたら部屋の模様替えをしていた、話。

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 この後に及んで模様替えをしました。いや、明日、来客があるので、 扉を外したがゆえに中が丸見えとなってしまった収納に、ロールカーテンを取り付けなければ、と作業していたらですね、ついで、とばかりに、 いつしか模様替えまでしていました。棚を動かし、あちこち入れ替え、ベッドを移動して、で、なんとか完成。ただ、唐突な模様替えだったがゆえに、完璧ではないのですが。   そもそも、自分の中では部屋のあれこれは完成していたつもりでした。ただ、遊びに来た親友がベッドの上に梁があって、それがあまり良くないというのでベッドを動かしたのですが。まぁ、そういうのは、正直あんまり気にしないほうですが、そのままにしておくと、人生が行き詰まってしまうというので、動かしてみたと。  したら……、って、行き詰まりが解消されたかどうかはまだわかりませんが、動線がとってもよくなりました。おやまー、なるほどねー、とばかりに。たまには人の意見にも耳を傾けてみるものですな。って、いや、いつも傾けてますが。

#715 冬の家庭菜園に欠かせぬアイテムは、実はゴミ袋(45L)という、話。

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 ここ最近、最低気温は氷点下となっていますが、その途端に、プランターの野菜たちは身構えました。セロリは姿勢を低く取り、春菊も無意味に伸びようとするのを止めました。そうなんですね、野菜もちゃんと自己防衛するのです。冬野菜といっても、成長できる環境には限度ってものがありますからね。  ということで、そんな冬野菜をアシストすることにしました。そのひとつが、プランターをゴミ袋で包んでしまうこと。 簡易温室ですな。いや、簡易というレベルを超えた、完全なる手抜き温室。でも、効果はバツグン。ちなみに、一般的なサイズのプランターならば、45Lサイズのゴミ袋が丁度いいです。ゴミ袋の端をひっぱって伸ばしつつ無理矢理入れて、プランターの自重でゴミ袋が飛ばぬように踏んで抑える。あとは、空気穴を開けておく、と。骨組み? そういう面倒なことはしません。もし、針金が余っていたら、ぐいっとU字に曲げて、さしておけばいいんじゃないですか、とか、そんなレベル。  で、写真は我が家の春菊その1。ちょいと分かりにくいかもしれませんが、中では春菊が大暴走をしておりまして、ゴミ袋を押し上げてしまっています。ちなみに、ついつい忘れがちな水やりもゴミ袋の中で循環しますので、意外にも不要でして、その点でも楽だったりします。 ということで、お試しあれ。って、さすがにこれからの種まきには厳しいかもしれないけど。

#714 特定に、動画を送るという、想いの伝え方がとってもいい、って話。

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 バタバタしつつも、久しぶりにのんびりとした時間があるような気がします。そしたら、朝から郵便が連続で届きました。最初は配達証明郵便、次が速達、そしてゆうパックと、1時間内に3つ。配達員バラバラで。ま、そういうことなんですね。  で、あれこれと仕事を含めて、細々とMacで作業していたらですね、ポロリンとメッセージが届きました。HAPPY HOLIDAYというテキストとショートムービーが(画像。クリックしても動画は再生されません)。年末年始をニューヨークで過ごしている親友からのメッセージでしたが、このムービーってのがとても良かった。 ニューヨークのあれこれをつなぎ合わせたものでしたが、その手作り感が良かった。とても良かった。27秒という時間も良かった。粗編集であることも、音声がBGMのみというのも、良かった。すごく良かった。  そして、多数を相手にアップするのではなく、この個へと送るスタイル、とってもいいと思いました。 とても好きです。 想いが伝わりやすいし、何より伝えやすい。 いや、同じものを多数に送っていたとしても、ね。なんかね、そこには、デジタル時代が見失った暖かさに通じるアナログ感があった気がしたんです。  と、年末に、意外な感激をもらったって話でしたが、これって、もしかすると、AppleのHOLIDAYムービー(→ ■ )に似ているのかもしれません。いや、真似とか、そういうんじゃなくって。センスとスタイルが。 そう考えると、iMovieをiPhoneにもインストールしておこうと思ったりもするわけですな。なるほどね、なるほど。  ということで、近いうちに、こちらから、動画、送ります。ありがとう。

#713 アクアラインを渡って、セロリを……、あ、去年と同じだ、って話。

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   年内納品分の原稿書きは終わったんですけどね、仕事に関係する雑用含めてバタバタは続いています。と言いながら、本日は広報車の引き取りのために、横浜のルノージャポンまで出かけてきました。今日で仕事納めという会社が多く、道路も混むだろうと少々早めに動き11時前には横浜を離れたものの、すでに都心の渋滞は激しくなっていました。掲示板に表示された渋滞はなんと18km。その数字を見たらばげんなりとしてしまい、 渋滞がない方へない方へと導かれるように走っていたら、アクアラインを渡って千葉県にいました。あれ、どっかで聞いたことあるなと思ったら、 そうなんです、昨年と全く同じパターン( #412 )になってました。と書きながらも、半ば確信犯的だったりもするんですけどね。  ということで、昨年のルートをなぞってみることにしました。まずは木更津のアウトレットから。って、昨日、御殿場のアウトレットに行ったばかりだろう、ということで、ほとんどスルー状態。 で、そのまま下道を走って、房総半島を南下しましたが、ばんやもスルー、今回はあのミニ水族館すらもスルー。いや、なんかね、惹かれなかったのです。両方とも前を通過したのですが。ま、立ち寄る必要がないってことなんでしょうな。  ですので、今回は目的をセロリへと変更しました。とっとと、いつものセロリ販売所にて無事セロリを手に入れたんですが、ついでに欲しかったナバナが見当たらない。ナボナじゃなくて、ナバナ。ならば次の直売所へと走ってみたものの、やはり並んでおらず。仕方ないので、キャベツやら里芋やらキュウリやらを買い込んで、次の直売所へ。そうなんです、南房総の直売所のあれこれはほとんど頭の中に入っていまして、まさに買い物といわんばかりに走りました。結果、ナバナは手に入らず。しかし、ふっと マヨネーズ好きな友人にとっても美味いマヨネーズを買っておいてあげようと、今度はマヨネーズを求めてひた走り。  昨年は夜まで走っていましたが、今年は早々に15時ぐらいに引き返すことにしました。 それでも、総走行距離は300kmオーバー。なんでしょうね、なんなんでしょうね、このすたこらっささと走ってしまう、フットワークの軽さは。自分で言うなって感じですが、自分で感心します。ほんと。たぶん、これ、年末の恒例行事になりそうな気がしてきました。同行したい人は、来年、是

#712 大量入荷、割引き……、でも、なんかワナにはまった感があるアウトレット話。

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 なんかね、呼ばれたんですよ、だから、足を運んできました、御殿場のアウトレットへ。そうなんです、アウトレットの賢い利用方法からすると当たり日は本日ではないのですが、年末の暦を見ていたら、なんとなく、今日あたり正月用商品が入荷するような気がして、ふっと。で、試乗会の帰りに立ち寄ってみれば、当たった。ただ、午後早めから並べたようで少しのヌケはあったものの、ほとんどの サイズと、一品ものが数多くありました。 ということで、なんだか喜んでしまい、気付いたらまたもや3アイテムで20%引き攻撃にしてやられていました。ま、無駄に3アイテムを選んだわけではありませんから、いいのですが、それでも、なんとなく悔しい気分があります。  今宵の御殿場アウトレットはそれなりに人が来ていました。学生さんは冬休みだから当たり前か。もはや、アウトレットは特別な場所ではなく、定番スポットになっているんだな、なんてことを感じつつ、日本人以外の海外のお客さんが多く歩いている風景を見ていたら、90年代にアメリカのアウトレットモールへ行ったことを思い出しましたっけ。日本人だらけでしたな、あの頃は。  写真は今日の戦利品ですが、貼ってあるシールがダミーではないならば、定価はともかくとして、8820円→5250円(重ねられた下にあった)→4830円、で、そこから2割引きと、かなりのもの。ふと、以前、知人から、そんな出会いも、自分の実力なんだから、褒めてあげなさいって言葉を思い出しつつ、帰りのクルマの中で自分の行動に感心していたんですが、 よーく考えてみたら、濃紺のパンツって着るモノを合わせにくいことにも気付きました。 ま、いっか。裏地付きでとっても暖かいし、何かに使えるでしょう。  というわけで、今後の撮影では、靴とパンツは、新しくなって写っているはずです。そう、靴とパンツだけね。

#711 チケット代は高いのだけど、まぁ、それなりの深さがある夜会の話。

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  最初に書いておきます、右の画像は掲載するために、アフィリエイトが張ってあります。著作権の都合で、こうしないと画像を使えないものですから。別にクリックしてくれてもいいんですが、たとえクリックしても購入までたどり着かないと、こちらの収入にはなりませんし、だいたいクリックした人は何ら影響ありませんし。  というわけで、中島みゆきの話。今回は夜会編。個人的には、途中抜けていたつもりが、実はほとんどを見ていたようです。で、好きなのは邯鄲と画像の今晩屋。たぶん、多くの方とは違った意見なんだと思います。で、先日、例の夜会総集編ならぬ、夜会工場を見てきたこともあって、昨夜、ふっと今晩屋を見直しましたが、やはり相当に練った作品で、おもしろい。世間一般では、複雑だ複雑だと言われるんですが、流れはかなり分かりやすく作られていると思います。  以前にも書いたかな。その内容は、山椒大夫に出てくるあの不憫な4名は、それぞれにどんな想いがあったんだろう、って、それをストーリーにしたもの。だから、山椒大夫の話を押させえておくだけでいいわけで……、複雑に、深くを読み過ぎないことがキーかと思います。でも、よくよく考えてみると山椒大夫って、とっても、もの悲しい話ですな。さらわれて、生き別れて、痛めつけられて、盲目になって、いちおう再会は果たしますけどハッピーエンドとは違うような。まさに、ふんだり蹴ったりなストーリーだったりするわけです。  ま、そんなことを思いながら、昨夜、久しぶりに通しで見ていたら、一夜がキーワードになって、109番目の除夜の鐘がつながって、幽霊が交差点で出会って、海に絵を描いて、天鏡へとたどり着くという流れが、とてもキレイに作られていることを、いまさらながらに再発見。そうか、だから、柄杓で、だから、水の底なのか、と。まぁ、夜会において、こういうおもしろさがあるのは、この今晩屋だけではないかと思いますが、そういう意味からも、とてもいい作品、演目だと思うわけですよ。  この今晩屋は、何度会場へと足を運んだのだろうか。たしか、3列目だか、4列目で見た記憶もあるし。最初の時は、同行した知人が、ビールの飲み過ぎから、横でグースカと寝ていたのが印象的でしたけども。

#710 富士山麓は雪が残っていて、すっかり冬景色だった、という話。

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 今年の原稿書きは終わりました。というか、今年が終わってしまうんですね。なんか、こういう気分、久しぶりのような気がします。何があったっけかなと振り返りつつ、内容の豊かな1年だったような気がします。それこそ、細々としたあれこれを忘れてしまうほどに、1年前のことが遠い昔のことに思えるほどに。 ま、そんな話はさておき、2013年の残りの日々は、もうお気楽に過ごしています。唐突に舞い込んできた2本の原稿書きは、すべてを昨夜に終了させてしまいましたし。  で、お気楽の1日目は、とあるニューモデルの試乗会でした。詳細は解禁となる来年に触れますが、まぁ、予想これが良かったのですよ。と、ここまで。それにしても、この時期に箱根で試乗会を開催するようになったんですなぁと思いつつ、足を運んでみたら残雪が。あれ、残雪のある箱根試乗会って、以前にもあったなと思って調べてみると。一昨年の12月21日にスイフトの試乗会( #298 )がありました。でも、写真に雪はなく。では、と思って調べると、昨年12月に伊豆でフォレスターの試乗会がありました。でも、やっぱり雪はなく。あれ、思い違いか?  いずれにしても雪が残っていました。いちばん上は箱根スカイライン、2番目は芦ノ湖スカイラインからみた富士山、で、いちばん下が山中湖周辺。そうなんです、箱根はともかく富士山の北側の残雪がとても多かった。国道は写真のような状況でしたが、一本道を入ると残雪があって、しっかりと凍結していました。まぁ、あちら方面ではかなり雪が降ったとは聞いていましたが、相当に積もったんですね。ふらりと脇道へと入ろうかと思いましたが、試乗会へ向かう道中ゆえに諦めました。  雪ばかりを見ていたらば、スタッドレスタイヤを新調したくなってきました。さすがに今のタイヤは凍結の坂は厳しそうで……。さて、どうしようか。

#709 展示は美術館していたけど、客層の期待とズレがあった、スヌーピー展。

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 スヌーピー展へと出かけました。いや、スヌーピーそのものが好きというよりも、ピーナツという作品といいましょうか、その表現に興味を持っていまして、で、原画がたくさん展示されるというので、足を運びました。  ら、人だらけ。当たり前ですな、場所は六本木ヒルズ、今日はクリスマス、時間は夕刻。だから、並びましたし、人混みにまみれました。で、ろくすぽ見られないままに出てきました。いや、見る気がおきなかった、あれでは。お年賀用に買ったせんべいをたくさん持っていたこともあって。いや、押されて、せんべいがバリバリとかいって、つぶされたらイヤじゃないですか。 それにしても人混みもさることながら、会場の雰囲気になんだかなぁがあったような気がします。着ぐるみが来ればカメラを向け、ギフトショップは歩けぬほどだったことからも、キャラクター好きな人が集っていたんでしょうな。って、当たり前なんですが。  ただ、展示そのものは悪くなっかった。原画ひとつひとつに解説があって、テーマ性もしっかりと与えており、ピーナツだけではない、シュルツさんのバックボーンやらにも触れられていて、とても良かった。だから、人が少なければね、それだけが個人的には残念に感じましたが。  ちなみに、ピーナツのキャラクターの中で、個人的に注目しているのはチャーリーブラウン。こんな人って、アメリカ人にいないだろうと思っていたんですが、この前、海外ドラマの中で見かけました、こういう人。いるんですね、いましたよ。いや、髪の毛がないとか、そういうんじゃなくって、キャラクター的に、見た目的に。

#708 たぶん、これ一色になるんじゃないかって気がしている、ホンダのヴェゼル。

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 で、ヴェゼルですよ、ヴェゼル。フィットベースのSUVですが、上手く作ってきました。いや、常々思っていたわけですよ、どうしてコンパクトハッチバックベースのSUVがないのだろうって。いや、あったんですよ、昔は、スターレットベースで作ったRAV4ってのが。でも、いつしか北米向けに仕立てられるようになり、大きくなって、日本では乗りにくいクルマになっていたと。 その穴を埋めるモデルがないから仕方ないとばかりに、北米向けのサイズのモデルを受け入れていたわけですが、やっぱり、おかしかった。  ということで、多くのメーカーがコンパクトSUVを作り出しています。いや、初代のRAV4よりは大きいですけども。来年になれば、早々にルノーのキャプチャー、プジョーの2008やらが日本上陸を果たすことが予告されていますが、ふと、なんか日本勢の動きに勢いがないような気がしました。なんていうんでしょかね、ストレートにコンパクトを謳う、スタンダードなSUVがない、と。ジュークはズレを狙っているモデルだし、RVRは上のプラットフォームを使っているがゆえに重たすぎるし、XVはボディはインプレッサのままだったりするし、新型エクストレイルは大きくなってしまったし……。いや、サイズやら価格は似たり寄ったりだったとしても、違っていたとしても、その志というか、コンパクトたる作り方の話ですな。  ってな話は、少々グダグダになってきたので、それはさておき、で、ヴェゼルですな。たぶん、フィットベースと言われてしまうと聞こえが悪いんでしょうけど、新型フィットのデビューとここまで近かったことからもお分かりのように、両車はほぼ同時に、いやいや並行して 開発されていたモデルです。つまり、このプラットフォームは、ヴェゼル(サイズや重量)にも対応させることを当初から目論んで作られており、単なる流用とはしていません。そして、フィットのあの仕上がりから想像するに、SUVに仕立てたところで、問題ないことも容易に想像できますな。クルマもいい仕上がりを見せていることでしょう。  そして、単純に横比較をされると、国産のあれこれは、皆、見劣りがしてしまいます。それは項目比較の話であって、ポテンシャルやらはまた別の話(でも、多くがこれだけで判断されてしまう)。さらにセンタータンクレイアウトだからリアシートのチップアップも可能だったりして

#707 ヴェルファイアG'sが導きだした、この方向性でのベストな回答。

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  #693 にて書いたアルファード、いやいやヴェルファイアの記事ですが、早々とアップされていました(→ ■ )。見事なまでに修正されており、んー、作りも含めて、素晴らしいのひとこと。  さて、ここでは、ヴェルファイアのG'sについて語りきれなかったこと、書かなかったことを書いておきましょかね。個人的には、必要のないクルマですが、訊かれたら、いいんじゃないでしょうかと言える仕上がりとなっていました。そもそも、って、たしかデビュー時の試乗会かなんかで書いたんですが、アルヴェルは、トヨタが狙った走行性能と、皆さんが想像している乗り味に、大きなズレがあります。グランドツーリングとは異なる、クルージングモデルとして、ゆったりとした乗り味を作り上げており、おおらかさがあります。特に16インチはその傾向が強く、というか、これを作りたかったんだろうなが明確に表現されているモデルです。  つまりですね、クルマと対話せずに我を押しつける、ぐらぐらとかふらふらとか言われてしまうモデルです。逆にいえば、いろいろと探るようにドライビングすると、快適性があふれ出てくるモデルです。 そうなんです、それを狙って作られたのがこのアルヴェルなのです。だから、人を乗せるミニバンを選んだのに、あれこれをクルマのせいにするのは少々違うような気がします。このクルマはロールが出るのではなく、ロールを上手く使ったドライビングを求めるクルマです。だから、自らを合わせないと。そして、 どんなクルマでも、人を乗せたならば不安を感じさせないように走らせること。ドライバーのスキルってのはそこで試されるもんだと思うのですが。サーキットだけじゃなくってさ。レースドライバーの方って、普段も上手いです、ほんと。  ということで、このG's。ボディのスポット増しまで行い、19インチタイヤを収めながら、ほどよい加減を作り上げていました。我慢できる範囲、許される範囲とでも言いましょうか。スポーティな走りよりも、ベースが目指した乗り味をどこまで損なわずに済ませられるかに、開発の焦点が当てられたような印象すらあります。シャシーセッティングは荷重移動を許すものであり、 動きに精密さが与えられたことで、 それを感じつつコントロールして走りゆくのがとても愉しい。つまり、クルマの愉しさたる基本性能を忘れてはいませんでした。

#706 知人たちのマメさぶりには感心しつつ、マメではない自分を振り返ってみた、話。

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 連休が終わったら、急に年末感が出てきたような気がします。単純に、今年納品分の原稿が書き上がっただけなのかもしれませんし、今日、訪れた郵便局で、年賀状販売所があって、そこに人々が並んでいたからか、それとも、駅前でクリスマスケーキやらを盛大に売っていたからか、ま、わかりませんが、年末を感じています。  で、帰宅してみたら、四国は高知より包みが届いていました。あ、この時期だからユズだなと思ったら、違った。パウンドケーキでした。ちなみに、ホームメイド。でも、焼いたのは、柔道とかやっていたような、おっさん。意外に繊細といいましょうか、細やかなようで。周囲にはなぜだか、こういうおっさんが多くてですね、連日、自宅の鍋をレポートしてくれるおっさんもいます。ちなみに、ヨシダは自炊派ですが、別に作るのは上手くありませんので。テキトーです。切り方から味付けまで、ほんとにテキトー。なので、彼らのレベルには到底届いていませんので、誤解なきよう。  なんで、食の話へと持ち込んだかというと、先日、Eテレで放送していた「こころの時代」で、「食(じき)は禅なり」と題して、京都・妙心寺の塔頭東林院住職の西川玄房さんに、あれこれとインタビューしていたんですが、簡単にいうと、食というのは命のありがたさを実感することだそうで。……中略……、番組の構成はともかくとして、話としては、素材を味わうことの大切さやらがキーになっていたような気がします。そもそも、野菜にはクセがあって、 そのクセが生命をいただいているというありがたみを実感できるものであり、精進料理の基本はそこにあるのだ、と。つまり、薄味には理由があるのだ、と。最近の野菜はね、って話にもなるんですが、さらに自分で作ることで、そのありがたみも増すものなんですよ、と。分かってはいましたが、こうしてあらためていわれると、なるほどなと、やっぱりなが交錯します。  ここでも書いていますが、基本的に我が家は薄味です。というか、それが極端かもしれません。素材を生かすというよりっは、素材を食べるとでもいいましょうかね。だから、ヨシダの料理はテキトーであって、どうにかなるんです。つまり、素材に助けられているってことなんです。

#705 クリスマスイブにも2台発表されて、まだまだ続くSUVの増殖。

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 今年も残すところあとわずかなのに、新型車やら特別仕様車やらが続々と発表されています。ということで、本日はスズキのハスラーと、スバルのアウトバック・グランドマスターが。  両車ともに原稿を執筆したので、両車ともに事前にあれこれを知っていましたが、こうして実際にクリスマスイブにデビューしてみると、この時期ですか、この時期なんですね、といった感があります。  さて、各車の解説については省いて、感じたところをあれこれと。まずはハスラーから。モーターショーでは、軽自動車の次世代ジャンルとして、ホンダとダイハツがスポーツカーを、そしてスズキはクロスオーバーを提案してきました。スポーツカーのほうは、復活ですな。で、スズキのこのハスラーは……、って、考えてみると、スズキの出展車両はSUV系ばかりでした。そう考えると、ひとつそこに狙いがあることが見えてきますが、この傾向は実はスバルのブースにも見られました。そうなんです、レヴォーグばかりに焦点が当てられていたように見えるのですが、真ん中に3台のSUVが並べられ、そして、2台のコンセプトもSUV系が展示されていました。つまりですね、まだまだSUVなんです。そろそろ終わりかなと思ったら、まだまだなんです。  ということで、話を戻して、ハスラー。ワゴンRのプラットフォームをベースに、車高をちょいと上げたモデルで、それ風に仕立てて、ほい、どうぞ、と。オフロードを走れそうで、ラフロードなら走れるけど、岩場は無理ってなモデル。でもですね、別にSUV風味なニセモノとは思いません。むしろ、こういう潔さのほうが、好感が持てるものです。走れないのに、走れると謳うよりは、ね。スズキのジムニーの代わりになるとは思いませんが、ジムニーにあそこまで求めていなかった人には、とってもいい選択肢になると思います。  そして、アウトバックの特別仕様車グランドマスター、なんとベースになったのは6気筒エンジンを搭載した3.6R。そうなんです、このエンジンにようやく焦点が当てられたといいましょうか、よくぞ、出してくれましたといった感があります。クラブレガシィにも幾度となく書いていますが、現行型ならば3.6Rがいいと言い続けてもう5年、そんな努力もむなしく、販売台数は落ち込み続けて、10月はたったの10台。でもね、このモデル、とってもハイバランスしているんですな

#704 ポスターになって貼り出されたら、次はポスターが送られてきた、って話。

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 ポスターになって、渋谷駅に貼られたことまではお伝えしましたが、まさか、ポスターが送られてくるとは思いもよりませんでした。で、どうしろって、このポスターと悩むこと10秒。 親友にメールしたら、寝室の天井にでも貼ったらどうかと返信が。毎晩拝んで寝るのかと思いつつ、天井に貼っている人たちっていましたやね。ほら、中学生とかが、アイドルのポスターをさ。 ってことに気付いて、その案は速攻で却下しました。  いずれにしても、これだけ大きいと飾るところがない。というよりも、そもそもこのサイズになると飾って美しくもない。 ちなみに、写真に写し込んだMacBookAirは、11.6インチですので、そこから比較するに相当に大きなサイズであることがわかると思います。  それにしても、この イベントの徹底ぶりにちょっと感心しています。オーナーに写真を投稿させて、その中からピックアップして、キャンプイベントに招待して、ポスターにして貼り出して、で、ポスターまで送ってくる。単純にオーナーを喜ばせるっていう意図なんでしょうかね。ここから先の口コミまで期待しての戦略なんでしょうか。今度、訊いてみようと思います。

#703 やっぱり、999は馴染まなかったので、888を引っ張り出した話。

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 で、 #702 のキーボード話の続き。あまりにミスタッチが多いのは、自分が思っているほど指が持ち上がっていない、つまり、 きっと自分の老化のせいだろうと思っていました。もちろん、それもあるとは思いますが、どうやらキーボードにも要因があることがわかりました。というのも、先日、飛行機にてMacBookAirで原稿書きをしていたら、ミスタッチがやたらと少なく。そもそも、あのペタペタキータッチは好きではないのですが、あらためて使ってみると、指の動かし方(水平移動ね)に対しては実に柔軟に付いてくるキーボードであることを再確認しまして……。って、そうなんです、 やはり自宅のキーボードがいかんのだなという結論に達したわけです。  ここで書いたんだっけかな、半年ぐらい前に、我が家最後の在庫となったMacway(新品)を下ろしました。といっても、10年以上前のキーボードで、ヤフーオークションで新品を落札して保管しておいた、最終モデルのTP-999。コストダウンされた後のモデルゆえにキータッチはまったくもって好みではないのですが、使っているうちにやれてくるかなと思って使っていましたが、少々の文字打ちなら、その不満も気にならなかったものの、連日、1万字の入力ともなると、トータルストレスもかなりになっていたようで、ミスタッチが続発していたようです。  そして、戻しました、TP-888に。そもそも、なんで切り替えたんだっけかなと思いながら古いキーボードを打ってみれば、句点が打てず、さらに、“K”が2つ打ちに……。句点は簡単清掃にて使えるようになりましたが、Kだけは、どうしようもなく。ただ、原稿にもKK、つまり、“っ”が入っていることが多くなり、親友からも指摘されたので、再度、清掃を試みました。今度は分解して、清掃。そしたら、直った。このなんとかなっちゃう、なんとかできる構造ってのは、いいもんですね。最新の製品では分解すら許されない構造になっているものが多いですから。  で、なんだっけか、TP-888ね、やっぱり、いいです。指を持ち上げる動作が少なくて済む。ストローク量は多いんですが、指先でキートップをなぞりつつ、目的のキーの上にきたら、すっと力を入れると、スコーンとキーに吸い込まれるかのように押し込める。そんな滑らかな動きを許してくれるキーボードなんです。んー、これで、原稿書きのスピ

#702 並列処理ができるように鍛えてくれた、中学校の社会の先生の話。

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 最近、原稿を大量生産していて ミスタッチが多くなったことが気になっていました。そもそも、キーボード入力は、矢野顕子嬢のピアノ弾き並みだと自負しておりまして、たとえば、よそ見をしながらなんてのはお手の物ですし、会話しながらも打てます。いや、最近では劣ってきましたけども。若かりし頃、編集部時代には、原稿書きをしながら、相談されたことに答えるなんてことをさらっとやってのけていました。  ま、そもそもですね、って、話がずれていく。この、文字を書きながら(打ちながら)の並立処理ができるようになったのは中学校の頃の社会の授業のおかげです。いや、社会という科目は関係ないです。授業方法ですな。というのも、中学校の社会の先生が、黒板に一切文字を書かないという変わった授業を展開していまして、そうなんです、歩き回りながら語って終わり、つまり、生徒は懸命に聞きながら、ノートに書かねばなりませんでした。たしか2年間。それに従わないと……、というよりも、そもそも生徒指導担当で怖かったゆえに従わざるを得なかったもんで、自然と身についたというわけです。  あの当時はなんでこんな授業なんだろうかと思ったものですが、今、振り返ってみると、並列的な処理ができるようになること、そして耳で捉えた言葉をノートに自らでまとめる能力を養うという目的があったんでしょう。おかげで、インタビューでも話をしながらノートを取ることができますし(といっても以前よりも劣ったけど)、キーボードを打ちながら会話もできるなど、今になっていろいろと役立っています。なのに、財布を忘れるのはなぜなのか? などと問わないように、そこの人。  もちろん、あの授業方法に多くの生徒が反発しましたし、全く付いて来られない人もいたはずです。ちなみに、うちは公立中学校。あ、教職免許を持っている立場としての発言として。つまりですね、どう役立つのかを分かりやすく説明してくれていれば、もう少し、納得できたと思いますし、そこがあの先生の唯一のマイナス点だったのかなと感じます、今。  で、なんだっけ、話は。長くなったので、次のアーティクルへ。

#701 おでんの話をしていたらば、お隣さんからおでんが届いたという、不思議な話。

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 あのですね、お隣さんとしばらくやりとりがありませんでした。なんて話を遊びに来ていた親友にしていたら、突然にお隣さんからお誘いの電話が来ました。おでん作ったので食べにいらっしゃいませんか? って。しかも、その少し前に、おでんが食べたくなったという話をしていたばかり。で、伺うには都合が悪い旨を伝えたらば、おでんを持ってきてくれました。しかも、親友分まで。いうまでもなく、上品で美味。突然のおでんに驚きつつも、そのコトの流れに愉しさを感じつつ……、ということで、写真は、撮ることもすっかりと忘れて、すでにかなり食べ進んでからのものだったりしますが。  なんでしょうね、あれこれ含めた、この連鎖は……と思うのです。そして、途切れないどころか広がりつつも、その広がりすぎない加減、つまり勢いだけで突っ走っている感もなく、そんなところにも不思議さを感じたりします。なんていうでしょうかね、誰かが見ていてくれるというとニュアンスが違いますが、まぁ、そんな感じ。仕事も夏以降はその流れが止まることがなく、昨日には新たなる依頼があって、とうとう世間の皆さんと同じ仕事納めスケジュールになることに。あ、貧乏であることは変わりませんけども。  果たして、この流れは来年も続くのでしょうか。ただ、流れという面では、どうやら我が家のベッドの位置がよくないようで、配置換えをしたほうがいいと指南を受けました。それだけ修正してみようと思っていますが。

#700 夕暮れに広がる豊かさと空港にあふれる想いに浸るのは愉しいって話。

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 空港での見送りはあまり好きではないと書きましたが、ここ数日、迎えと見送りが重なりました。中国から飛んできた人を迎え、関西へと飛んでいく人を見送りました。で、やはりですね、迎えは好きだなと感じました。成田空港にて。  やっぱり、緊張感がもたらすあれこれでしょうな。到着口から突然に放り出されるかのように出たものの、迎えはいったいどこにいるんだろうかと戸惑っている、あの姿がなんともいえず、とてもいい。これ、新幹線では改札口の向こうから互いを確認できてしまうがゆえに 無理なこと 。空港では互いを見つけられると、そこでおかえりとただいまやらが一瞬に交錯して、互いを自然と笑顔にしてくれます。そんな表情を見たくて、そんなシーンを愉しみたくて、わざわざに迎えに出かけますし、待たせるのではなく、こちらが待つようにしています。で、その待ち時間もとてもいい。と言いますか、そもそも空港という空間そのものに緊張感( #684 参照)があって好きで、自らが飛び立つ時も含めて割と早めに行って、目の前を過ぎる人やら作業車やら飛行機やらを見ながら、あれこれと想いにふけるのが愉しい。妄想とは違う、過ぎゆく時に想いを馳せるとでも表現しておきましょうか。もちろん、俗っぽさがないところにて。  写真上は見送り後の羽田空港の駐車場とXV。オレンジのボディカラーは色彩豊かな夕暮れの空に溶け込んでいました。上の写真は左の写真(ⓒT.Ishikawa)を受けて撮っているんですが、見せてもらった時にグラデーションのような言葉として表現しづらい対象物ってのは、どう表現したらいいんだろうかと考えましてね。グラデーションってのは、グラデーションとひとことで言ってしまえば終わってしまうものなのですが、その景色の中に、帯の中に、写真の中に、詰まっている何かは、もっと異なるもののような気がしたのです。それは数値で表現できる情報量ではなく、理科的な表現のプリズム云々とも違う、量とか分析では得られない、何か。だから、新しい言葉でも表現できませんし、何かに置き換えることも難しい。と思っていたら、ふっと浮かびました、深さです、深さ。つまり、豊かさです、豊かさ。  だから、見る人によって表現が違うわけですし、そもそも感じ方が異なる。だから、その印象も、心境によっても違うし、心持ちによっても異なってくる。それは、つまり豊かさを感じ取

#699 変わっていない作風と、過ぎ去った年月と、で、今年も年賀状を書く話。

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 といいつつ、文字数が分からないため、まだ原稿書きできず。というわけで、先に年賀状を書いてしまうことにしました。なんか、年末らしいよね。突然、そんなことを思ったのは、今日、郵便ポストが年賀状投函用になっていたのを見たからでした。  で、まずは……と、過去の年賀状を整理していたら出てきました、インプレッサの写真が。残っていたんですね。ちなみにSTIVer4のtypeR。残っていたVer3のセダン・ブルーと、Ver4のクーペ・クロを天秤に掛けて、……中略……、Ver4にしました。ちなみに、その差30万円でしたが。ま、若かったね、若かったさ。ってか、連続で新車で購入しているんだもんね、すごいやね、スゴイ。  で、写真の話。これは、1999年の年賀状だと思われます。撮影は向後一宏氏。写真を見て感じたのは、やっぱり、この人(カメラマン)は、雲なんですね、ってことでしょうか。ちなみにボンネットの一部(2ラインほど)がおかしいのは、そこに書いてあった住所を消したため。ただ、ボンネットへの写りこみは、そもそもこんな感じでした。チェリーレッドなエンブレムをギリギリに入れつつ、エアインテークやらも入れて、でも、クーペとは分からない、いや、分かりそうなこの撮り方。懐かしいですな。  そう考えると、最近、年賀状にクルマを使って……、いないことはないか。ただ、ここ10年以上同じクルマだから、代わり映えがしていないだけって話ですな。というか、あれだ、後ろ姿シリーズだから、クルマはあったり、なかったりだったんですな。というわけで、今年も、後ろ姿シリーズ、でも、クルマなしバージョン。  さて、書き始めますかね。

#698 あと少しもありますけど、ようやく自分を取り戻した最新型グランドチェロキー。

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 ドタバタと原稿書きが終わって、今年の仕事もそろそろ終わりかと思ったら、まだまだでした。いや、ありがたいことなんですが。というわけで、今日はグランドチェロキーの試乗をしてきました。あと、コンパスも。  両車を比較する企画ではありませんでしたが、やっぱり最新ってこともあって、現行型グランドチェロキーのクオリティの高さが引き立てられてしまった印象がとても強かった。なんでしょうね、コンパスも、以前は悪くないと感じていたんですが、まぁ、たぶん、一昨日にBMWに一気乗りしたことも残ってしまっていたんでしょう。  ただ、そんな差し引きをしたとしても、グランドチェロキーはいい。とってもいい。ジープたるシャシーの緩さを残したままに、その動きに質感を与えています。つまり、決して、締めあげてはいないと。だから、とてもいい。無理矢理スポーティに仕立てたSUVになっていないところがいい。エンジンもその動きに見合った、軽快感を上手くバランスさせていて、これがとてもいい。で、パーシャルで1200回転で走行するもんだから、燃費もいい。いや、以前と比べると。惜しむべきは 18インチでもまだ行き過ぎ感があること(本国では17インチあり)、リアシートのポジショの快適性不足でしょうかね。座面長が短く、ならばと足を投げ出すとフロントシート下にぶつかり、で、結局、ポジションが決まらず。そんなリアシートは、相変わらず、代々引き継がれているところでもありますな。  さて、そんな原稿を連休中に仕上げなければなりません。たいしたことないだろうと思ったら8ページもあるそうで。ただ、丸1日使えるというから、それほどたいへんでもないかなと思ってみたりして。そうなんです、連日の原稿書きで、もはや、そう感じてしまうようになりました。

#697 懸命に集めたのに、使うことなく捨てることになったハンズの文具チケット。

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 先日、片付けをしていたら、って、そうなんです、まだ、100%は片付いていません。って、完璧に片付くってことは、ここの家だけではなく、永遠にないような気がしていますが、まぁ、あれこれ動かしながら、整えています。  で、写真はそんな片付け時に発掘したもの。昭和世代はよく知っていると思いますが、あれです、東急ハンズのハンズ文具チケットです。なぜにこんなに溜め込んだんだろうってぐらいにあったんですが、思い出すにコレクションするのもまた愉しかったような、そんな記憶もあります。  そもそも、なんでこんなにあるのかと言えば、まぁ、バイト先でのお遣いでハンズを利用した際にもらってきたんでしょうな。って、お遣いでもらったチケットなのに、自分のものにしちゃいかんでしょと思ったのですが、たしか、お遣いの特権としてもらえたような気がしています。違ったっけかな。  思い起こすに、当時のハンズは、品揃えはもちろんですが、値付けも安くはなかった。安くなかったから、その分をチケットで還元したんでしょうな。バイト先から近くにあったので、これほどに利用したんだと思われますが、それにしても、ね、時代を感じさせます。って、いつまであったんだっけか、これ。  そうそう、一時期、印刷の指示ミスと思われるチケットが出回っていました。写真でも奥に写っていますが、金額の部分、円の中を抜くはずが、逆になってます。これって、間違いだよね?  もう使うことはできないそうです。1枚ぐらい、記念に取っておこうかなと思ったのですが、過去は一気に捨て去ることにしました。いや、他意はありませぬ。

#696 やっぱりZ4、それでもMINI、だからX5、でもX1、そして5シリーズ。

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 昨日はBMWフルラインナップ試乗会がありました。どれほどこの日を愉しみにしていたか分かりませぬ。山積みになっていた原稿を無事終えられたのも、この試乗会があったからではないかと思ったりもしますが、それほどに愉しみにしておりました。  結論、皆、BMWでした。いや、そのとおりなんですが、世代差はあれど、クラス違いはあれど、すべてBMW。MINIは別といえば、別の血筋ではありますが、走ることを純粋に表現しているという意味合いでは、やはりBMWでした。  その中でもいちばん好印象だったのは、Z4。そもそも、現行型デビューから絶賛していましたが、特に4気筒ターボへスイッチしてからは、それも大絶賛へと変わっていました。今回試乗したモデルは6気筒ターボでしたが、マイナーチェンジでさらに良くなっていて、もはや脱帽、もはやいやはや。ちなみにMスポーツだったんですけどね、標準の18インチではなく、オプションの19インチを履いていました。ちなみに、フロントは35、リアは30扁平。なのに、良かった。とっても良かった。たんなるグリップ力とか、シャープなハンドリングというレベルとは異なる、愉しさがある。で、乗り心地もいい。いや、さすがにこのタイヤサイズだとボディ剛性が気になりましたけど、でも、そんなの気にならない。そんな良さです。  もう1台、印象が良かったのは、ミニ。新型へスイッチする前に乗っておかねばと、あえてONEなんぞ選んでみれば、これがやっぱりいい。以前からMINIを買うならばONEと言い続けていますが、やっぱりONEがいいかと。FRとFFという違いはありますけど、愉しさというベクトルは、Z4と全く同じ方向を向いています。もちろん、演出は違いますけども。試乗車は、スポーツサス+16インチでしたが、好みとは異なるものの、悪いところも見当たらず、これはこれでいいんでないかと。というか、サイズを変えても、バランスさせてくるところも、さすがBMWと感心しきりでした。  あとは、初めて乗った新型X5は、もはや想像どおり。Mスポーツを選んだのですが、やっぱり悪くなかった。というか、よくもまぁ、これだけ重心高のあるモデルをあそこまでまとめ上げますなぁという感じ。ロール? あります。でも、感じさせません。ハンドリング? 鋭くはありません。でも、不満など見当たりません

#695 冷え込みが強くなったら、一気に勢いを増した、我が家のプランター事情。

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 寒くなるってのは何も悪いことばかりではなく、というのも植物の中にはむしろ寒いほうが育ちがいい種もあります。というわけで、我が家のバルコニーでは、暑さを嫌う野菜が暴走を始めました。写真は我が家のバルコニーより。奥に春菊が森を作り、手前にセロリが葉を広げ、そして左端にはバジルがお役御免とばかりにまだ踏ん張っています。ほかにもクレソンがやはり大暴走をはじめていますし、タイムもここぞとばかりに伸び放題になってきました。  家庭菜園なるものは、そもそもずっと続けていますが、って、それは小学生の頃より。ただ、最近育てる野菜は、買うと高いモノ、手に入りにくいモノばかり、あ、もちろん手間がかからないってことも前提として。その理由は、って、そのとおりで、買うと高いとか、手に入りにくいから。つまりですね、夏にナスは作らず、冬に小松菜は育てない。いや、小松菜はたまにあったか。  ということで、今年は春菊をメインにしたんですが、間引きして食しながら育てていこうと、少々多めに蒔いたらですね、発芽率がとんでもなく高かったこともあるんですが、忙しくて、料理しているヒマがない=収穫していないというオチとなり、こうして見事なまでの森となったわけです。ちなみに、春菊のプランターはもうひとつあります。春菊ばっかりどうするの? と思われるかもしれませんが、それはなんとでもなります。以前にも書きましたが、いい春菊はそのままに生で食べられますし、ご飯に混ぜてもいいし、パスタに使ってもいい。ただ、収穫が追いつかない。  そうそう、年末恒例となりました雑談会では、春菊とクレソン祭りになりますので覚悟してください。何それ、参加したい! と直感で思われた方は、ご連絡を。

#694 快適さに慣れすぎてしまうと、適応力が失われてしまう、ってな話。

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 東京のようにたいして寒くないところだと、冬、気温への感心は あまりなく。まぁ、そもそも気にするほどの気温でもありませんしね。 そういえば、11月の初旬、都心より“今にも雪が降りそうな寒さですね ” 、って書かれたメールマガジンが届きました。おいおい、この程度じゃ雪降らないって、と突っ込みを入れたくなる書き始めでしたが、はたと見回してみると、都心の人たちはこの程度の寒さにも適応できなくなっているようで、電車やらモール街やらでは暖房が強過ぎで、それでいながら、皆、厚着し過ぎ、つまり、ちょっと行き過ぎ、だなと思いました。いや、この前、福岡で気づいたんですが、福岡は東京よりも寒かったにもかかわらず、福岡の人々は大げさなコートすら羽織らず、むしろジャケットだけだったりと、割と身軽な服装でしたから、そんな風景からも、東京はちょっと大げさだなと感じたわけです。  寒さってのは、慣れでもあると思うんですね。自らをその環境へと適応させないと、それこそ適応力は失われていってしまうんでないか、そして、そのメールマガジンのような書き始めにしてしまうのだと。そんなことを感じます。  最近、外気温計を購入しました。でも、現在の気温、気象庁は0.4度って発表しているんですが、その計測地点よりも寒いはずの地で、5.3度となっています。そうそう、栃木県南部に住んでいる知人と気温話をしたら、高尾のほうがどうやら少し寒いようです。さて、これからどんな寒さがやってくるのか、実はちょっと愉しみにしていたりしますが。

#693 アルファードとヴェルファイア、間違えて発してしまった、話。

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 ここを書く時って勢いがすべてです。思いついたら、すらすらと書いて、放置。読み返して、あれこれ修正。さらに読み込んで、表現を変えて。というわけで、書いたままということはあり得ないんですが、その手直しもすぐとは限らず、1年後だったりすることもあります。 で、このアーティクルも手直し。というか、全面書き直し。あんまりにもつまらない内容だったので、書き直すことにしたのです。  写真は昨日の取材のもの。内容はヴェルファイアのG'sへの試乗で、媒体はwebゆえに、ムービーも撮りました。スケジュール的にはケツカッチン(終了時間が決まっている)だったこともあって、バタバタとなりましたが、難なく終了。ところがですね、先ほど連絡があって分かったのですが、ムービーの語りで車種を間違えて発していたようです。そうなんです、アルファードと。いや、最初は、アルファードとヴェルファイアに設定されたG'sと言っていたんですが、NGを繰り返していくうちに、間違えないようにとヴェルファイアのみとしたまではよかった。ところが、時間がお昼だったこともあって、近くでお弁当を食べ始めた家族があったので、こちらは収録場所を少し移動。そしたら、ヴェルファイアはどっかへ飛んでしまって、アルファードと語っていたと。  間違えちゃならんと思っていたのですが、NGの連発と移動とで、やらかしてしまいました。って、いい訳ですな。すみません>関係各位 そうなんです、何か違うことをすると、その前のことを忘れてしまうのです。幸い、ヴェルファイアとしゃべっている部分を使えそうとかで、つぎはぎにしてもらえそうで、落着。いかんですね、いかん。というわけで、反省でした。どんな感じに仕上げられたかは、またご報告しましょう。

#692 通話履歴に、使用したデータ通信量まで書かれていた、Facetimeオーディオ。

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 iOSデバイスを使いながら、Facetimeオーディオを知らない人がまだまだ多いようです。今日も、そんな人に出会いました。たぶん、iOSを使わねばならない理由があまり強くない人なんだろうな、なんてことを少々思いましたが。 ま、どうでもいいんですが。  さて、そのFacetimeオーディオですが、いつしかその履歴に、通話に際して使ったデータ通信量まで表示されるようになっていました。そうなんですな、やはり気になるのは具体的なデータ通信量でして、そこに制限があるがゆえに気になるところ。って、Facetimeな通話だけでは、その上限には到達することはなかなかたいへんなようですけども。 ちなみに表示させるには、電話→履歴、そして、履歴の右側にあるiを押すと、通話相手のアドレスデータとともに履歴が出てきます(画像)。 って、このデータ通信量表記って最初からなのかな。  Facetimeなんて使わなくても、LINEでいいんじゃない? あ、いいと思います。Skypeでいいでしょ? それでも、いいと思います。でもね、 Facetimeは、OSで対応しているところがポイントなんだよね、そんなことを思っていたりもします。

#691 生き残るために捨て去ったプライドと、固守したプライド。

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 バタバタしてます。ドタバタしてます。目の前にあることをひとつずつこなすので精一杯って感じです。と思っていたら、本日、12月の空きは全て完売となりました。例年、12月は中旬を過ぎた頃からヒマになるのですが、今年はいつもと違って、忙しい。なぜかは知りません。でも、1月のスケジュールはガラガラだったりしますから、やっぱり偶然なのかもしれませんな。  というわけで、昨夜は夕刻にインタビューがあって、今朝は早くに千葉で集合だったもので、外泊しました。宿泊したのは、かつて宴会やら結婚式やらで賑わった シティホテルと呼ばれたホテル 。ところが、あれから20年近くが経過して、そのホテル周辺(駅前)にはイマドキなホテルやら、高層マンションが建ち、その様相は大きく変わり、かつての雰囲気は見あたらなくなっていて、そのホテルも、もはや過去になりかけていました。ちなみに、そのホテルは、 安直なスクエアな箱ではなく、 最上階に回転式レストランが付き、低層階には宴会場が多く設けられた佇まい、でも、今となっては逆にそれが古さを感じさせていました。  そして、最もショックだったのは、かつての宴会場のスペースが貸し出されて、コンビニ、とある団体の事務所、そして塾になっていたこと(画像・ホテルエントランスの隣にコンビニ)。そう、ホテルなのに学習塾が入っている。コンビニまでは、イマドキであって仕方ないかと思いつつも、さすがに塾が入っているのを目にした時には、 かつてのシティホテルたるプライドを捨ててまで、今の生き残りに必死である、そのスタンスに ショックを受けました。  で、なんでそんなホテルに部屋を取ったかというと安かったから。ちなみに、4000円。周囲のホテルよりも安く、下手したらカプセルホテルとほぼ競合といった感すらありました。でも、さすがと思ったのは、 ホスピタリティはかつてのままのハイレベルで、部屋も古いけど清潔感がとてもあって好印象だったこと。そんなところに、このホテルの意地を感じましたが。  皆、精一杯、そう目一杯なんですな。

#690 どら焼きとフォアグラを合わせるセンスと、ルンバと呼ばれたヨシダの話。

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 はっきり言って忙しいんです。でも、その多忙ぶりは、決して、原稿書きだけではなく、予定が詰まっているという意味合いも含まれています。というわけで、今日はお付き合いで東京へ。そう、東京都に住んでいるのに、なぜか、都心へと出向くことを、東京へ出かけると口にしてしまいます、ついつい 。  まぁ、お付き合いといっても食事会だったのですが、 仕事の一環ですから、そうなんです、仕事です、仕事でした、はい。で、 ここのお店がとても良かった。オージーなシェフながら、ダイレクトにオージーを表現しない、その創作感がとても心地よく。まさに、クリエティブな料理の数々とでも言いましょうか。で、数ある料理の中で最も感心したのが、写真のどら焼きフォアグラ。食感と味わいが、とてもいい具合にバランスしていて、うっとりって感じでした。なんでしょうね、って、ひと言で表現すると、まさにセンスがいいという言葉に尽きると。うーむ、センスですな。ひたすらにセンス。ほんとに、センスって感じでした。  食事会は親しい知人が近くに座ったこともあって愉しいひと時となりました。が、後輩のひと言がなんともかんとも。ヨシダは良く気がつく→家庭向き→掃除もやってくれそうって、話までは良かった。そう、良かった。褒められていたから、本人も上機嫌だった。しかしですな、そこで、後輩曰く、それってルンバですねって、ひと言。ま、場は爆笑となったわけですが、本人はなんだかんだで腑に落ちない。え、自動掃除機のルンバ? 全自動? 勝手に掃除? センスねーなーと思いつつ、せっかくのどら焼きフォアグラを初めとした料理に酔いしれていたのに、なんか現実に引き戻されました。  ルンバですか。ルンバねー。ということで、これからは、ヨシダ・ルンバ・ナオシです。以後、よろしく。おいおい。

#689 こぢんまりとしているけど、質は高い淡水専門の水族館の話。

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 ここでは具体的な情報はあまり書きません。そもそもここは自らが感じたことをダイレクトに表現する場で、 情報そのものを公開したり、日記を書く場ではないと考えているからです。 どこが違うんだって言われても困りますが、違うったら、違うのです。ただ、たまに情報を書くこともあります。ということで本題、今回は具体的な情報を記しましょう。  山梨県は富士山の麓、忍野八海近くのさかな公園内にある“ 山梨県立水の里水族館 ”はとってもいいところです。ここは、淡水魚を専門とした水族館で、実に地味、だから愉しい、そんな魅力にあふれています。ただ、淡水魚と聞いて淡水魚マニアが浮かべるような身近なタナゴやらフナといった魚ばかりではなく、ニジマスやらヤマメやら、はたまたチョウザメからソウギョまで、各種揃えましたって感じではありますが、それはそれで、愉しめます。  館内はこぢんまりとした中にあれこれ展示されていますが、その見せ方はかなり凝っています。たとえば、中央には回遊水槽(写真2番目、左側)は、ヤマメやらニジマスやら大小の淡水魚が一緒に泳いでいるように見える(写真3番目)のですが、実は水槽が二重構造(写真4番目)になっていて、ニジマスやらイトウといった大きな魚の水槽と、ヤマメやイワナといった小さな魚の水槽が重ねられています。さらに、この水槽のセンター部分が抜けており、なんと内側から外側を見ることができます(写真5番目)。しかも、フロアからだけではなく2階へ上がって、上から見下ろすこともできるという、とても考えられた構造になっています。  また、館外にある池の水面下を見られるように、館内のフロアを低くしていたり、もちろん、タナゴやゲンゴロウの水槽が用意されていたりと、もう、盛りだくさん。でも、人はまばら。それがまたいい。何も考えずにぼけらっとしていられる、水族館は最高なのです。ただ、その日は、子どもが大勢やってきて騒然としてしまいましたが。  こういう意味のある施設、その志すら感じる施設は、ちゃんと残して欲しいものです、と、マジメに感じました。ちなみに、ヨシダは、幼少の頃、魚が好きで、釣りも大好きで、水産学部を専攻するつもりでいました。でも、なぜか、気がついたら、農学部に。なぜでしょう、どうしてでしょうかね。いずれにしても、今の職業には結びつきませんけども。

#688 いやはやいやはや、ひたすらいやはやな、アクセラ1.5L+MTモデル。

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 あのですね、アクセラ、とてもいいです。マツダのアクセラ。皆さん、同じことを言ってると思いますが、1.5LのMTがとてもよかった。それは、絶対的なポテンシャルではなく、価格から走りまで含めたバランスの話といいつつも、そもそも走りがとんでもなくよかった。イイクルマってのは、決してハイスペックとは限らないんです、そうなんです。  それにしても、 最近のマツダは、向かっている先が、見ている方向が明確で、ブレがとても少ないと感じます。つまり、 ブランド性を強く表現されています。 これまでも方向性はありましたが、各車の個性が強くて、そのラインが少々ぶれていたように思います。いい意味でのブレね。このブレの少なさを強く感じたのは、 やはりCX-5からですが、アテンザによってさらに強められ、そして、アクセラへと着地しています。というか、実は着地先はまだあるようなのですが、ま、そんなロードマップが見えていることも、アクセラの好印象につながっています。さらには、 モーターショーでのブースの作り方から、好き嫌いは別にした商品のデザイン、そして、マーケティングにおけるまで、その方向性が明確に、そして強い意志のもとに表現されていることを感じます。だから 、期待感も含めて、安心感と期待感が持てるようになっているのだと。  で、アクセラ。プラットフォームのポテンシャルから推測するにおおよその乗り味を推測していましたが、それを大きく超えていました。シャシーにしなやかさを与えようとしていることは、CX-5とアテンザから垣間見えていましたが、それを実現しきれていない感じが残っていました、特に19インチは。ただ、あれか、アテンザのガソリン2.0L+17インチは、あとわずかまで来ていたか。ま、いずれにしても、アクセラでは合格点レベルまで引き上げられておりまして、はっきり言ってしまうと、クラス感はさておき、その2台を追い越していたと思います。  2.0L+18インチもとてもよくまとめていましたが、バランスがいいと感じたのは1.5L+16インチのほう。転がり抵抗をかなり優先したタイヤを採用したとのことでしたが、それなのにしっかりとはっきりと接地感があり、もはやうっとり。そこに豊かさあふれるシャシーの動きが加わり、さらにうっとり。もちろん、路面が荒れたシーンではコトンを見せますが、凹凸レベルに比例した衝撃

#687 実際、周囲でも初めてスバル車を選ぶ人が増えていた、って話。

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 空港でも原稿書きしたおかげで、ひとつ目の山は越えました。しかし、もうひとつの山が待ち構えています。登り始めてもいない状況なのに、締め切りは来週という、おそろいしい山です。しかも、文字量も多い。ただ、おもしろい 企画内容が ばかりなので、愉しく書けそうかなとは思っているんですが。って、クラブレガシィなんですけどね。そう、クラブレガシィ。ちなみに、発売は、なんと今月末だったりして。  というわけで、今日は、クラブレガシィの取材でした。いつもの連載の中古車云々企画。ま、レガシィのあれこれは誌面を見ていただくとして、スバルネタをふらっと書いてみましょうかね。写真は、 取材先の東京スバルのカースポット小松川店においてあった XVですが、このXV、日本だけではなく、世界的に大ヒット状態で、特にハイブリッドモデルがを抱えており、今、契約しても、消費税増税には間に合わない、そんな受注数だそうです。そこまでして欲しい理由ってのはなんだろう、って思うのですが、ひとつに、スバルに乗ってみたいって人が増えているってのがあるようです。そう、初めてのスバル車。  初めてのスバル車ってお客さんが増えているって話は、実は今日の取材でも出たんですが、気が付けば、周囲にもいました。先日、現行型レガシィを購入した知人もスバル初、これからXVを購入しようとしている親友もそう。なんでしょうね、どうして、そう思ったんでしょうね、何がきっかけだったんでしょうね。やっぱり、インプレッサなのでしょうか、そして、それに続いたXVがきっかけなんでしょうか。 ちなみに、スバルが初めてではない知り合いも、XVハイブリッドやインプレッサ(1.6L/MT)を購入していましたから、 これまでのスバルオーナーにも、新しいスバル車は受けがいいようです。  そんな状況をスバルはすでに察知していたようで、I'm a SUBARISTってなキャッチコピーを使ったキャンペーンを開始しています。スバルを選ぶ人ってのは、以前のような、狭義のクルマ好きだけではなくなってきているのかもしれませんな。まぁ、レガシィを購入した知人を思い起こしてみれば、そのとおり。一方のXVを購入しようとしている親友はもそう。しかも、ひとりは兵庫の人、もうひとりは京都の人。これまで苦戦を強いられてきた関西と考えると、たまたまの2名だったのかもしれませ

#686 作り手の心意気が見えるから、クルマもとてもいい、N-WGNな話。

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 福岡へと飛び立つ日の午前中は、都内は外苑にてホンダのN-WGNの試乗会におりました。最近のNシリーズから推測するに、昨今の軽自動車の進歩から考察するに、悪いわけはないと思っていましたが、N-WGNは想像以上の仕上がりをみせていました。  クルマの話はさておき、今回もとりまとめをした方へのインタビューを行ったのですが、これもおもしろかった。話を聞く前から 何か違うと感じていたんですが、ってのも、 そもそもプレスリリースの表現がいつもと違っていまして、いわゆるプレスリリースらしくない言葉遣いがあちこちに見られ、そして、ご本人によるプレゼンも極一般なプレゼンと違う。そうなんです、 このクルマ、この方のカラーが全面に出ていたんですが、それはクルマだけではなく、プレゼンにもリリースにも、すべてに表現されていました。  ま、その言葉やらをピックアップしても、書き切れないので、ここでは止めておきますが、まぁ、豊かさとは何か、どうしたら得られるのかを考えていらっしゃる方でした、とでも言っておきましょうか。このクルマのすべてが優等生というわけではありませんが、そのすべてに理由があるというか、妥協がないというか、そのスタンスが気持ちいい。そして、クルマもそれに倣っている、 だから、クルマがいい。とてもいい、 そんな感じです。そして、この方、その込めた想いをいかにして伝えるかを、どうやって伝えるかを、奥深くまで考えている方で、話を訊いているだけでいやはやと言いたくなる、そんな方でした。  あ、印象に残った言葉をひとつだけ挙げるとすれば、達成感からくる人生の充足感ってのは、難題を克服してこそ得られるものってこと、とか。実現可能なことを目標に掲げていてはいけないんだそうです。できることを1としたら、1.2ぐらいの目標値を掲げてそれをどうしたら実現できるか、苦しまなければならんのだそうです。そうすることで、なし得たという心地よさへとたどり着けるのだと。ま、先に挙げた豊かとは違う話ではありますが。  さて、いちばんの問題は、このインタビューをどうやって2000wにまとめきるか。それこそ、とんでもない難問が突きつけられた気がします。さて、どうしようか、と。

#685 1年ぶりの福岡に、1年前を思い出し、1年後を想像したって話。

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 突然ですが福岡にいました。そう、過去形。自らの 許容量を超えていた原稿依頼を携えて、ふらりと出掛けてきました。滞在時間は18時間ほど。こうなると、もはや、ふらりではなくなりましな。強行軍ですな、強行軍。  今回は待ちな時間があれば、ひたすらに原稿書きをしていました。空港でも、機内でも。で、羽田からの 離陸時、しばし原稿が書けない(PC使えない)からと、D滑走路へと向かう道すがら外を眺めていたら、昨年のこの時期に福岡へと出かけたことを思い起こしました。 そうなんです、昨年も強行軍でした。 横に座っていた 飛行機の運転手(パイロットともいうらしい)な親友 に、 D滑走路での加速中にドタンというショックがなぜに存在するのかって話とか、 787のあれこれの解説をしてもらいつつ、飛び立ちました。 たしか、その日の朝に突然誘われ、午後には羽田空港から飛び立ち、夕刻には福岡でハンバーグを食べていたという強行軍。そんなあれこれは、 #375 に残してありますが、いまさらに読み返すとなんかおもしろい。 あれから1年か。そうか、1年か。   滑走路からタイヤが離れる頃、この1年で何が変わったんだろう、何か変わったんだろうなんてことを考えつつ、PCが使えるようになるとひたすらに原稿書きをし、福岡空港へと着陸する頃にPCを閉じると、やっぱり大切なのは、自らを閉ざすことなくオープンでありつつ、素直になって突っ立っていること、だと、再確認していました。そう何も変わっていませんでしたな。  だから、昨年はそんなんでハンバーグを食べましたけど、今年は福岡在住の知人と魚を食べていました。あ、写真がそれ。そうそう、福岡にて品書きにゴマサバってあったら、それは魚の種類ではなくって、ゴマダレがかかったサバの刺身を指すんだそうで。これ、そのゴマサバ。  さて、来年の年末も福岡強行軍はあるんでしょうか。もし、あったとしたら、それは呼ばれているんでしょうね。誰かに、ではなく、福岡に。