#705 クリスマスイブにも2台発表されて、まだまだ続くSUVの増殖。
今年も残すところあとわずかなのに、新型車やら特別仕様車やらが続々と発表されています。ということで、本日はスズキのハスラーと、スバルのアウトバック・グランドマスターが。 両車ともに原稿を執筆したので、両車ともに事前にあれこれを知っていましたが、こうして実際にクリスマスイブにデビューしてみると、この時期ですか、この時期なんですね、といった感があります。
さて、各車の解説については省いて、感じたところをあれこれと。まずはハスラーから。モーターショーでは、軽自動車の次世代ジャンルとして、ホンダとダイハツがスポーツカーを、そしてスズキはクロスオーバーを提案してきました。スポーツカーのほうは、復活ですな。で、スズキのこのハスラーは……、って、考えてみると、スズキの出展車両はSUV系ばかりでした。そう考えると、ひとつそこに狙いがあることが見えてきますが、この傾向は実はスバルのブースにも見られました。そうなんです、レヴォーグばかりに焦点が当てられていたように見えるのですが、真ん中に3台のSUVが並べられ、そして、2台のコンセプトもSUV系が展示されていました。つまりですね、まだまだSUVなんです。そろそろ終わりかなと思ったら、まだまだなんです。
ということで、話を戻して、ハスラー。ワゴンRのプラットフォームをベースに、車高をちょいと上げたモデルで、それ風に仕立てて、ほい、どうぞ、と。オフロードを走れそうで、ラフロードなら走れるけど、岩場は無理ってなモデル。でもですね、別にSUV風味なニセモノとは思いません。むしろ、こういう潔さのほうが、好感が持てるものです。走れないのに、走れると謳うよりは、ね。スズキのジムニーの代わりになるとは思いませんが、ジムニーにあそこまで求めていなかった人には、とってもいい選択肢になると思います。
そして、アウトバックの特別仕様車グランドマスター、なんとベースになったのは6気筒エンジンを搭載した3.6R。そうなんです、このエンジンにようやく焦点が当てられたといいましょうか、よくぞ、出してくれましたといった感があります。クラブレガシィにも幾度となく書いていますが、現行型ならば3.6Rがいいと言い続けてもう5年、そんな努力もむなしく、販売台数は落ち込み続けて、10月はたったの10台。でもね、このモデル、とってもハイバランスしているんですな。いくら2.5iがいいとは言っても、現行型が表現しようとした世界観は、この6気筒で完結しているフィーリングがありまして。それはゆとりとか、質感とか、そういうところで。
そんな、3.6Rをベースにした特別仕様車ゆえに、個人的には買いだと思うわけですが。今後の6気筒の行方も見えなくなってきたわけですし。その内容も、ブラウンの本革シートやら、このスタイリングやら十分ですな。で、価格は排気量の数字を狙って、360万円(消費税抜き)。でも、予定販売台数は30台/月。10月の3倍か、売れるかな、売れるといいですな。このグランドマスターについては、主査のインタビューを交えて記事にしています。明日発売されるクラブレガシィに掲載されます。
さて、各車の解説については省いて、感じたところをあれこれと。まずはハスラーから。モーターショーでは、軽自動車の次世代ジャンルとして、ホンダとダイハツがスポーツカーを、そしてスズキはクロスオーバーを提案してきました。スポーツカーのほうは、復活ですな。で、スズキのこのハスラーは……、って、考えてみると、スズキの出展車両はSUV系ばかりでした。そう考えると、ひとつそこに狙いがあることが見えてきますが、この傾向は実はスバルのブースにも見られました。そうなんです、レヴォーグばかりに焦点が当てられていたように見えるのですが、真ん中に3台のSUVが並べられ、そして、2台のコンセプトもSUV系が展示されていました。つまりですね、まだまだSUVなんです。そろそろ終わりかなと思ったら、まだまだなんです。
ということで、話を戻して、ハスラー。ワゴンRのプラットフォームをベースに、車高をちょいと上げたモデルで、それ風に仕立てて、ほい、どうぞ、と。オフロードを走れそうで、ラフロードなら走れるけど、岩場は無理ってなモデル。でもですね、別にSUV風味なニセモノとは思いません。むしろ、こういう潔さのほうが、好感が持てるものです。走れないのに、走れると謳うよりは、ね。スズキのジムニーの代わりになるとは思いませんが、ジムニーにあそこまで求めていなかった人には、とってもいい選択肢になると思います。
そして、アウトバックの特別仕様車グランドマスター、なんとベースになったのは6気筒エンジンを搭載した3.6R。そうなんです、このエンジンにようやく焦点が当てられたといいましょうか、よくぞ、出してくれましたといった感があります。クラブレガシィにも幾度となく書いていますが、現行型ならば3.6Rがいいと言い続けてもう5年、そんな努力もむなしく、販売台数は落ち込み続けて、10月はたったの10台。でもね、このモデル、とってもハイバランスしているんですな。いくら2.5iがいいとは言っても、現行型が表現しようとした世界観は、この6気筒で完結しているフィーリングがありまして。それはゆとりとか、質感とか、そういうところで。
そんな、3.6Rをベースにした特別仕様車ゆえに、個人的には買いだと思うわけですが。今後の6気筒の行方も見えなくなってきたわけですし。その内容も、ブラウンの本革シートやら、このスタイリングやら十分ですな。で、価格は排気量の数字を狙って、360万円(消費税抜き)。でも、予定販売台数は30台/月。10月の3倍か、売れるかな、売れるといいですな。このグランドマスターについては、主査のインタビューを交えて記事にしています。明日発売されるクラブレガシィに掲載されます。