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#1159 ウィークポイントを改良し、らしさを強めた、でもね……、VWポロGTI。

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 さて、唐突に、ポロGTI。最新型ポロは、これですべてのグレードに乗ったのかな。いや、GTがまだか。あれ、乗ったっけかな。ビッグマイナーチェンジだったのに、内容的にフルモデルチェンジだったので、フルモデルチェンジにしてしまった、最新型世代のポロ、その中でもハイパフォーマンスモデルのGTIの話です。  この最新型ポロ、ビッグマイナーチェンジと捉えると正常進化を果たしておりまして、ボディの剛性を高め、シャシーのしなやかさを引き上げ、つまりは、質感を大きく高めています。まさに正常進化。なんて話は #984 で語り、でも、あと少しもあるって話を# 1004 にてしました。で、 このGTIもベースが良くなっていますから、あれこれの不満点は消え去っていましたが、あと少しも感じました。  美点は、乗り心地が格段によくなったこと。サスペンションにおける質感を高めて215/40R17サイズのタイヤをしっかりと抑え込めるようになったとも言えますな。先代はボーイズレーサーといえば聞こえはいいけど、乗り心地という面では、ちょっとキツかった。それが、最新型では、しなやかさを得た分、接地性も高められていて、さらに、自動車雑誌的な表現をすると、シャシーが速い。コーナーでは意識的にインを狙うアライメント変化を感じますが、まぁ、嫌みになってはいないし、グリップするし、グリップ感も伝わってくるしで、不満なし。  で、エンジンも速い。レスポンスは鋭すぎるし、低回転からとんでもないトルクが出ていて、アクセルを少ししか踏み込んでいないのに、いきなり最大トルクが湧き出して張り付くような感じ。その仕立てはアクセルを踏み込んだ瞬間に、ドライバーがこのポロGTIに煽られてしまうかのように、アクセルを踏み込んでしまいたくなるもの。えっと、誘われるとでもいいましょうか、そんな感じ。だから、いつものまったり運転はできません。できませんけど、する気にさせません。エコモードでも付けたほうがいいんじゃないかと思いつつも、いらないよな、これ、そう思わせてくれます。 それなのに、扱いやすい。なんだこりゃ、と思ったら、排気量をアップして1.8Lになっていました。  と、先代よりも、美点は数多く、キャラクターが強く出ていますから、商品力として、とても魅力的。いいんじゃないでしょうか。でも、でもね、旧世代を感じさせるところがある

#1158 ひとつの完成形に到達していた、スズキ・ジムニー その2

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 で、ジムニー話の続き。  シートについては、って、テスト車両の特別仕様車ゆえかもしれませんが、腰を深く落として座ると、骨盤左右にサポートが当たってしまい違和感を覚えます。で、違和感なく座るようにするためには、少々、尻を前に出して、座わらなければなりません。シートバックも、アップライトな位置にすると、ショルダー部のサポートが強すぎて違和感ありあり。なので、ワンノッチ寝かせる必要があります。つまりですね、少々ルーズなポジションを要求してくる、と。個人的にはもう少し緊張感あるポジションにしたほうがいいと思うのですが、って、これ、先日のアルトでも感じましたので、スズキスタンダードがここにあるのかもしれません。この点については、もう少し調べてみましょうかね。  あとは……、って、そんなに書くことなかったか。えっと、 #1157 で書きましたシャシーのセッティングは、まさに、1案であって、とてもよくまとめていると思います。ただ、個人的には、もう少ししなやかに動かしてもいいのではないかと思うところも多々。たとえば、スタビライザーの規制をあそこまで強めるのではなく、あとわずか少しを許容して、もう少しロールさせる。ただ、そのロールの過渡域を落ち着かせる。ロールスピードのコントロールですな、って書いていて気づきましたが、コストかかるか。そういえば、アフターで、このフィーリングを作っているところもありました、ありました。あれはいいと思います。  そうそう、ラフロードもちょいと走りましたが、やっぱり、このシャシーの規制ゆえから、路面トレース性にちょっと不足を覚えました。なんていうんでしょうかね、スピードを上げていくと、トレースしきれなくなり、ドライバーの不安を煽ってしまう。ま、難しいですな、コストもありますし、どこに焦点を当てるかにも繋がりますから、このあたりは。  なんてことを感じたのは、先日、前後リジッドサスの重量級オフローダーに乗ったもので……。ま、1000万円ですから、あちらは。

#1157 ひとつの完成形に到達していた、スズキ・ジムニー その1

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 ふと、ジムニーを借り出しました。このジムニーとの付き合いも何年になるんでしょうかね。現行型デビューは98年ですから、かれこれ17年近くになりますかね。取材で、奈良だったかまでリアシートに座っていった時に、わりと居心地がよくてビックリしたことや、信州の林道やらへ出かけたり、まぁ、チェックしてきました。 最近では、改良のたびに、最終型だと言われつつも、期待を裏切るかのように改良型が出てきますが、そろそろ本当に最終型なんでしょうな。ということもあってのチェックでした。  さて、その熟成度については、少し前に語りましたので、今回は、あらためてジムニーをインプレッションしてみましょうかね。このモデル、縦置きエンジン、前後リジッドサスペンション、フレーム付きボディ、ボールナット式ステアリングといった、イマドキのSUV的とは異なる、旧態依然としたハードウェアをベースとしています。ですから、そこに独特のクセがあり、またそれがジムニーの味であり、らしさとなっています。  簡単にいいますと、そのフィーリングは緩さにあふれたもの。と表現すると聞こえはいいんですが、スポーツカーとは対極にある緩さであり、言い換えますと、悪い意味でのいい加減さ。ボールナット式ステアリングは、オンセンターの曖昧さを強調し、リジッドサスという形式だけではなく、オフロード走行を狙ってのシャシーの横剛性セッティングも相まって、ボディの揺れを許容します。つまりですね、それこそスポーツカーに慣れた人からすると、その曖昧さに不安感を覚えてしまいます。それほどに、オリジナリティにあふれています。あ、よく言えば、ですな。  ただですね、それとて、細かに観察していくと、リズムがあります。ジムニーならではのリズム。改良を重ねて明確になってきたのは、そのリズム、リズム感ですな。たとえば、ステアリングが曖昧ったって、上手く操作すれば曲がらないわけではありませんし、揺れがあるといっても揺れを出さないドライビング方法があります。コーナーでは、少し手前から意識して、緩やかに減速して、フロントへと荷重を移しつつ、少々早めにステアリングをわずかに切ります。緩やかにロールへと転換していくフィーリングを感じながら、で、ステアリングをゆっくりと切り足していくと、きれいにコーナーを駆け抜けてくれます。このクルマ、 ロールスピードが早いところがあ

#1156 ナビゲーションにおける新しい使い方、Apple watch。

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 Apple watch、あれこれとおもしろいです。でも、人には勧めません。と言いますか、iPhone一途な人でないと、まったくもっておもしろくないデバイスです。連絡帳からiMessageまで、iOS標準アプリケーションを使いこなしている人でないと、ほんとに。  それはMapももちろんのことです。で、そのMapにおけるナビゲーション機能はApple watchと連携し、写真のようなコマ地図を表示しつつ、右左折が近づくと、音と振動で教えてくれます。これが、なかなかいい。というか、とてもいい。もちろん、自車位置測定はGPSのみですから、ある程度の誤差はありますが、それであってもとても分かりやすいし、使い勝手がいいと感じてします。  って、あれですな、たぶん、通知のおせっかい加減がちょうどいいんだと思います。いわゆる専用ナビゲーションだと、どこか、はいはい、分かっているってば、と言いたくなる感じがありますが、Apple watchからだと、はいはい、りょうかーい(正しくは承知か)と応じてしまう、といいましょうか。素直に従いたくなるというか、ま、そんな感じ。  まぁ、それにしても、あれこれとよく考えられています。と言いますかね、使い方は、まだまだ広がりを見せるんでしょうな。ということで、何があるか、何ができるか、考えてみたものの……、これといって思い浮かびません。

#1155 ベーシックをしっかりと作り込んでいた、スズキ アルト(NA)。

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 さて、BMW i3の次は、スズキ アルト。あ、ターボのRSね、と思われたかもしれませんが、あえて、NAを選びました。 #1106 で書きましたように、ターボは大絶賛なモデルですが、まぁ、ある種、良くて当たり前といいますか、このクルマ、基本がしっかりしているから、ターボもあれだけの仕上がりとなったわけで、そういう観点から、ベースを再確認したかったという想いがありました。  ただ、アルトを借り出したのは、BMW i3を返却して、電車で2駅移動した 直後ですから、比較しないようにしても、ついつい厳しい目で見てしまうだろうと思っていました。で、実際、そうでしたし、あれこれに物足りなさを感じました。ま、当たり前です、あっちはこのアルトが5台近く買える金額ですから。ただですね、思ったほど、アルトに対してはウィークポイントを感じなかった。たとえば、ハンドリング。まぁ、電動パワーステアリングゆえの曖昧さは多くありますが、そこに節度感が随分と与えられていまして、想像していたほどの曖昧さは見当たらず、ちょっと感心。シャシーの動きも、比較すると曖昧さだらけですが、ストロークフィールにスムーズさといいましょうか、しなやかさ、ストレスフリー感が強められており、それでいながら適切に規制しようとするスタンスが見受けられ、これもまた好印象。エンジンは、始動音こそ響き渡りますが、トルク感があり、軽量であることも手伝ってストレスを感じさせない加速をしていきます。パンチはありません、でも、不足もありません。これでいいじゃない、って、そんな感じ。  と、アルトに乗ったら、やっぱり、いいよね、をつくづく感じましたが、何が良かったって、燃費も良かった。ちなみに借り出したのは、エネチャージ付きモデル。で、圏央道を80km/h走行のトラックについていって、46.0km/Lを記録。さすがに良すぎるなと思って、あれこれと確認したところ、下り基調でしたから、それも手伝ってのこと。まぁ、エアコンオフってのもありましたし、速度の振れがなかった、つまりほぼ定速だったこともプラスに働いていると思われますが。  ちなみに、その帰り道、同じような条件でトラックについていきましたが、緩やか上りでは30km/Lを割り込みつつ、また、エアコンオン、さらには、先行するトラックの速度の振れ幅が大きかったことやらもあっての、それ

#1154 EV有料充電スポットは、ビジターにとってやさしくなかった話。

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 さて、何故、有料スポットで充電できなかったのか。そもそも有料スポット利用には、充電用のいわゆる認証カードを必要としますが、これが、車体番号を登録しなきゃいけないとか、月々の会費がかかるとか、EVオーナーでない者には、とてもやさしくないシステムとなっています。  そして、その認証カードには、いくつかの種類があります。あ、あれでしょ、欧米と日本でコネクターが違うんでしょ? と言われましたが、その件ではなくって、たんなる認証カードの話。利用料金は クレジットカード経由で 引き落とされるのですが、これがですね、 そのスタンドに対応した認証カードを持っていないと、ビジター料金やら提携会員料金を求められる。 そうなんですね、同じに見えるEV充電スタンドですが、これが違うんですね。 あれです、ガソリンスタンドでたとえると、ENEOSカード所有者が、シェルで給油しようと思ったら、割高な料金設定だった、みたいな、話ですな。 この辺り、どうして統一しなかったのだろうかと思うわけですし、統一されなければ……、って、もはやスタートしてしまっていますから、よほどの号令がない限り統一されないでしょうな。  ちなみに、ビジター価格として表示されていたのが、右上ですが、30分充電すると1500円! ま、30分充電で走行できる距離は約100kmですから、え、100km走るのに1500円?! となるわけで、利用する価値があるかと言われると、まぁ、ありませんな、緊急時以外は。  そして、何よりも、オドロキは、ビジター登録しようとすると、携帯電話キャリアメールアドレスを要求されること(右) 。をいをい、イマドキの人はMVNOで、もはやキャリアメールアドレスなんか利用していないだろう、と一瞬思いましたが、ちょっと違いましたな。正しくは、イマドキの異端児は、キャリアを利用していない……、でした。なので、これも致し方ないのか……。いや、より多くの人が使えるようにしておかなければ、いかんですよね、公共的、かつ緊急的なことですから。  というわけから、自分の場合は、キャリアメールアドレスを持っていないがゆえに登録できなかったし、さらに登録できたとしてもあまりの高い料金設定から利用しなかった……、と、そんなオチとなり、無料充電スポットを探すことになりました。通じて感じたのは、充電スポットは数あれど、

#1153 またも無料充電スポット巡りとなってしまった、BMW i3ドライブ。

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 BMW i3でのロングドライブ第2弾は、高速道路を利用しての静岡往復でした。無料充電スポットばかりを巡るのではなく、高速道路SAで有料充電スポットを利用しつつのドライブを計画しました。で、まずは、高速道路に乗る前に、海老名市役所の無料充電スポットにて充電して……と思って、早朝に出かけてみれば、なんと有料に変わっていた上に、結論としては携帯キャリアメールがないと登録できず、つまり、充電できないことに。ま、そんな不自由のあれこれは次( #1154 )にて 書きますが、結局、そこから約10km離れた綾瀬市役所にある無料充電スタンド(写真右)へと走っていって、必要な分だけ充電しました。  で、東名に乗りましたが、先の件で、有料充電スタンドに頼れないことが分かりましたから、無料スポットを巡りながら、バッテリー切れの際にはガソリンエンジンの発電に頼るという計画へと変更。そして、まずは、充電不足分を補おうと、高速を下りて三島市と裾野市に挟まれた長泉町にある無料充電スポット、健康づくりセンター (ウエルピアながいずみ・写真左)へ立ち寄ることにしました。ここは、いわゆるスポーツ施設でありまして、なおさらに待ち時間を有効に利用できる施設ではなかったものの、ベンチシートやらあれこれありまして、最近できたばかりというホール内のおもしろい作りやら、施設のあれこれに感心しつつで、30分制限での充電もあっという間でした。そして、走り出して目的地の静岡市へ到着。  静岡中心部(静岡駅周辺)の無料充電スポットは、県庁と、商業施設2か所ありましたが、迷わず、県庁を選びました。お役所での充電手順といえば、勝手にどうぞという放置スタンスか、受け付けまで足を運んであれこれ手続きをするか、でしたが、なんと静岡県庁では電話したら担当者がわざわざ出てきてくれました。ちょいとビックリですな。で、帰り分も含めて、少々多めに充電(写真右)。というのも、行きに立ち寄った長泉町の無料充電スポットは17時で終了し、かといって、高速道路SAでのスポットは利用できず。ということから、帰りこそ、ガソリンエンジン始動を覚悟しつつ、24時間対応の伊勢原市役所までたどり着かなければなりませんから、少々多めに充電となりました。ところが、走り出してみれば、伊勢原市役所を越えて、到着地の海老名ICまでEVで走りきってしまった……

#1152 ペダル操作に感心しつつ、愉しさを感じる、BMW i3。

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 最終 充電後、自宅まで峠を越えて20km、そして、この2日間往復30km×2回、合計80kmを走って……、なんと、まだバッテリー残量は半分。満 充電での走行はおおよそ100kmと謳われていましたので、これが、また予定外。出かけたついでにとあるモールで充電して帰ってくるつもりでしましたが、まったくそんな必要もなく、走ってくれました。 もちろん、エアコン強制オフとなるECO PRO+モードにて走行していることもありますし、そもそも、ラフなアクセルワークはしていません。アクセルオフによる超強烈回生ブレーキを愉しみながらのドライビングもプラスになっているか……。  ちなみに、エアコンオフですから窓は全開。そして、音楽をそれなりの音量流します。というのも、EVゆえに、走行音が小さく、周囲に対してのアピールの必要もあって、あえて、窓を開けて、音楽を流しています。そんなまったりドライビングのBGMには、Darius Ruckerあたりがピッタリ。カントリーテイストにあふれつつも、オールドスタイルではなく、でも、イマドキカントリーのようなロックやポップステイストのない、のんびり感ね。  i3のドライビングは、ドライバーを焦らせることなく、そして、無駄なく走りましょうと語り掛けられているかのようで、まさにまったりという言葉がぴったりだなと感じました。いや、キビキビ走りもいいと思いますが、それは普段は隠しておいたほうがいいような気がしました。もちろん、まったりドライビングをしていると、後続車から煽られることも多々あります。ただ、そういうクルマや、周囲の流れを眺めていると、皆、無駄なアクセルワークが多いこと、多いこと。前方の信号が赤に変わったばかりなのに、なぜ、キミは加速するんだい? と問いたくなる。そんなドライビングを目にすると、このi3のアクセルペダルへの踏み込みを緩めるだけで大きく減速させるというコントロール性にひたすら感心。そして、 ブレーキペダルを踏む回数を減らすという理想たる操作性を実現させたBMWにひたすらに感心してしまいますな。  そうなんですね、このi3、発見が多いというか、日常のあれこれを気づかせてくれるといいましょうか、まぁ、まさに再定義された工業製品。そしてそれゆえが愉しさがそこにはあります。 それにしても、i3、すっかり馴染んでしまい、自分のクルマか

#1151 憧れていた未来を少しだけ体験できる、Apple watch+BMW i3。

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 BMW i3に乗っていると、注目度はとんでもなく高く、振り返られるなんてのはもはや当たり前で、 信号待ちしている小学生には激写されてしまうし、 足を停めて、指をさされてじーっと眺められ、そして語られてしまう始末。まさに、鼻なんぞほじっている隙なんてありませぬ。  さて、このクルマ、ワクワクがひとつありました。それが、いち早く対応していたApple watchの専用アプリ。もちろん、スマートフォン用アプリケーションはありますが、もはや、そんなんで確認したり、操作できることなんぞ、珍しくないのですが、Apple watchに簡易バージョンとはいえ、こうして表示され、簡単な操作ができるだけでも、もう、感激って感じ。なんていうんでしょうかね、Apple watch買っておいて良かったーって感じとでもいいましょうか。  ただですね、クルマとのやり取りは、ダイレクトでははなく、サーバを介してとなり、そのレスポンスやらの悪さも手伝って、タイムラグが生じます。iOS版含めてですが、施錠、解錠するにしても即座に反応しませんし、写真のようにステータスチェックしてもそこに時間差があります。画面では、Apple watchには充電89%と表示されていますが、実際には97%だったかまで到達していましたし。  とはいっても、近未来を愉しめることは間違いなし。まぁ、あれこれ考えると、レンジエクステンダーモデルで546万円ってプライスは決して安くありませんが、これだけ愉しめると考えると、高いとも言えません。いや、違う、高い。高いけど、あれこれと愉しめるという意味から……。あれ、まとまらないぞ。えっとですね、お金にゆとりがある方は、いち早く手に入れてみるととってもオモシロイと思います。お金持ちでも、リセールバリューを考える人は止めておいたほうがいいかと思われます。

#1150 EVは今がオモシロイと思った、BMW i3 de 八ヶ岳(全て下道編)。

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 無謀だとは思いましたが、いけそうな予感もしていました。そして、たぶん、どうにかなるだろうが大きく占めていましたので、実行してみることにしました。BMW i3 de 八ヶ岳(全部下道編)。さらに課題を与えまして、 #1149 で書いたように有料充電スポットで必要となるカードがないことから、無料充電スポットをフル活用して。それは、ケチるという意味合いよりも、面倒を避けたいという考えから。  で、 とりあえず八ヶ岳行きでルートをチェックしたら、意外に無料充電スポット(急速充電)があちこちにありまして、しかも、24h対応のところをいくつか発見。ただ、笹子トンネル(下道ね)越えが厳しいかなと思いつつも、まぁ、いざとなったらガソリンエンジンが充電してくれるからいいやとアタック。そうなんですね、この万が一という保険があるからこそ、遠出してみようと思えるもの。このレンジエクステンダーという存在は、対費用効果以上の心強さがあります。  結果としては、ガソリンエンジンを始動させることなく、なんとEVのみで走り切ってきました。しかも、電気代無料。もちろん、すべて下道走行ですから、高速代も掛からず、つまり費用全く掛からずして。もちろん、無駄のないドライビングを心掛けましたが、かといって、フルエコドライビングしたわけではなく、それなりに流れに乗って、それなりに加速もしました。それもあってのことですが、峠越えをし、八ヶ岳の麓まで行っているのに、想定していたよりも、電力消費量はかなり少なく、次のスタンドまで電力残っているかなと思って走ってみれば、残っているどころか、半分も残っていたとか、そんな展開ばかり。おおよそでいいますと、今回のシーンでは、EV走行だけで130〜150kmは走ることができました。ですから、これが高速をまったりドライビングだったら、相当に伸びるでしょうな。ってレポートはまた後日に。  さて、充電スポットは3か所を利用しましたが、現在、無料で充電できるスタンドは、やはり市役所、区役所といった公共施設に併設されたスポットか、道の駅併設スポットとなりますが、その中には24時間対応可能なところもあって、そんなスタンドを探しつつのドライブってのもいいかもしれません。  ちなみに、自由に利用くださいというスタンスのところもあれば、鍵をかけてあるので、解錠するに電話にて係

#1149 充電スタンドのインフラにまつわるあれこれに課題が多いEVライフ。

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 さてと、続いては、 BMW i3。HVではなくて、EVメインとなるモデルのロングインプレションは、興味はありましたが、やっぱり、充電スタンドの件やら面倒が多くて、実行に移せずにいました。もうひとつ言い訳をすれば、背中をポンと押してくれる、何かに欠けていたからでもありますが。 というわけで、BMW i3は、その欠けていた何かがたくさんあり、意を決して、テストドライブすることにしました。  その真価は、 #839 で書きましたが、その新しさは、デザインやパッケージはもちろんのこと、走りにもあれこれありまして。EVだからという割り切りがあり、EVだからという新しさを表現していて、テストしてみたいという誘惑に駆られたというわけですな。  いろんなシーンをテストしてみようと思っていますが、今日は、BMW東京本社から豊洲やらお台場を回って、自宅へと戻ってきました。都心の信号だらけの道を走りつつ、多摩川土手をのんびりと流しつつで、バッテリー残量は半分。ギリギリ帰ってこられるかどうかかなと思っていたので、意外でした。  まとめであれこれと書きますが、この時点で、すでに充電スタンドのインフラに不満を覚えます。たとえば、お台場と豊洲には、急速充電スタンドがありません(たぶん)。ああいう場所こそ、つまり、なんだかんだでクルマでアクセスできる東京であるからこそ、テストケースになるし、見せびらかし(!)にもなるはずではないか、と。 あれこれEVドライブを計画していて思うのは、目的地にスタンドがあればいいのにな、ということ。そうなんですね、台数が少ないとはいえ、そこに魅力的なコンテンツ(!)があれば、EVは集まります。花に、ミツバチが集まるように。  そして、急速充電スタンド不足はもちろんですが、決済のあれこれが複雑で、そこに各社の思惑が渦巻いていることも、また、オーナーを迷わせます。有料の充電スタンドを利用するためには、事前に申請して決済用カードを作っておくことが基本ですが、これが、車両を保有していないと作れない。つまり、ETCカードのようにはいかない。分かりやすく言いますと、クルマに取り付けられ登録されたETCユニットがなければ、ETCカードを作れないようなもの。 どんな不便があるかというと、EVを借りられても、充電するに不自由があります。  もちろん、カードを持っていない人向

#1148 クルマの一部になってしまったかのような愉しさにあふれるMINI ONE。

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 唐突に、MINI ONEです。 #1014 にてロングドライブ記を、 #1085 にて再会記を書きましたが、三度の顔合わせとなりました。そう、同じ車両に。なんでしょう、これ、縁でしょうか。 久しぶりに出逢ったONEは、走行距離1万kmを超えていましたが、シャシーの引き締め感は相変わらずでありながら、すべてに柔軟と表現したくなるしなやかさがあふれていました。つまり、乗りに乗っているって感じでしょうかね。  まぁ、細かな印象は以前と変わっていませんが、あらためてシャシー を観察してみたところ……、って、改めてこの車両のオプションを確認したらスポーツサスを採用しているのかと思ったら、ダイナミックダンパーコントロールでした。すみませぬ。あれこれ書き直しておきました。となると、この硬さは、16インチゆえか……。  って、15インチに試乗したことないんですが、この16インチ+ダイナミックダンパーコントロール、ひとつのバランスを作り上げています。 初期の硬さたる入力を確実にいなした上で、リバウンドに制限を与えつつ、最後にスッと抜ける。路面を離さないしなやかさと、無駄な動きをさせないという規制をハイバランスさせながらも、乗り心地において 突き上げを感じさせないという、天晴れなこと、天晴れなこと。 まさに、これぞMINIテイストであり、それを愉しみたいという人にはオススメです。となると、気になるのは標準の15インチとの相性。どうなんでしょうかね。  やっぱり、シャシー部の剛性(フィーリングだけではなく取り付け)がハイレベル。まぁ、ミニゆえに手を抜くところではないとはいえ、おや? を感じさせないテイストにちょいとオドロキ、そこに国産モデルのあれこれとの比較をついついしてしまいます。 それでいながらこれだけの快適性を手に入れているってところも天晴れですな。価格に割高感はあります。現にとある道の駅で、このMINIを見て、欲しいけど高いんだよね、と言っていたスイフトオーナーがいました。でも、それなりの価値もあるし、あとで述べますけど、価格以上の価値も持ち合わせています。  今回は、ちょいと奥多摩へのつもりが、いつしか八ヶ岳をかすめ、そして気づいたら、乗鞍にて温泉に浸かっていました。そうなんですね、ついつい、もう少し走りたくなるんですな、帰り道のことなど考えずに。それが、先に述べたも

#1147 同乗試乗というスタイルにチャレンジしたアルトターボRSな動画。

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 さて、アルトターボRSの動画がアップされたと連絡がありました。公開されている吉田動画では、最新作になるでしょうか。  動画収録に慣れてきたら、その途端にガタガタになってしまっていたヨシダ語り、どうしたらいい方向へと持っていけるかを模索したひとつの結論がこれ。同乗試乗というスタイルにて、聞き手(スタッフ)と語り手(ヨシダ)による構成案。 実は、収録されることを意識したあの語りよりも、収録外の語りのほうが、すんなりと言葉を理解できますね、と言われたことをきっかけとしてのこと。 それでも、語り手ヨシダの話し方にギコチなさを感じますが、 雰囲気的にはとっても いいんじゃないでしょうか、これ。伝えたかったあれこれはもっともっとありますが、それをするならばテーマをもっと絞らないと、深くは紹介できません。  最近、動画での仕事で難しいのは、「えー」を多用しないことよりも、決められた短い時間内に語りきらなきゃいけないことでしょうか。 だいたい1分でまとめてくださいと言われますが、 実のところ、 イントロダクション的な紹介、具体的な装備名を語ると、それだけでも足りません。インプレで1分もらえたとしても 、 概要を話して終わってしまい、具体的なあれこれを述べられないのもまた事実。そこに機能名やらまでいれなきゃいかんとなると、メモリー(暗記能力)不足も相まって、もはや、支離滅裂に……。ま、この辺り含めて、あれこれと課題は多くありますな。  ちなみに、今回は プレス試乗会にて。 1枠(70分だったか?)しかもらえない状況で 収録しています。スチールでも時間が足りないのに 、ましてやムービー収録なんて、……、もう、とんでもなく、たいへんでした。  そうそう、ステアリングをこまめに動かしているように見えますが、これ、違います。しっかりとステアリングを握っているからです。

#1146 変わらなかった、よくやった、インプレッサ、でも、もっと頑張れ!

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 さてと、インプレッサG4、2.0i-S アイサイトのインプレッションをまとめておきましょうかね。大改良を受けた、このインプレッサのファーストインプレッションについては、 #1115 で書きましたが、コンフォート感を上手く作り込んでおり、そこが好印象、でも、うーむという、欲といいましょうか、モヤモヤが残りました。  好印象は、やはりシャシーのしなやかさ。すべてがストレスなく動いていまして、そこに質感を感じ取れます。個人的には、ダンパーの動きにもう少しメリハリがあっていいのかなと思うところと、ストローク量不足的な印象のある底付き感やらに、あと少しを感じますが、まぁ、あくまでも、あと少しって話ですので。  で、前回、テストできなかったワインディングと高速シーンですが、やはりこれらシーンの走りにアドバンテージがありました。つまり、とてもいい。ステアリングギア比のクイック化もたんにスポーティを演出したものというよりは、そのシャシーの動きに見合ったものを用意したといった感があり、好印象。とにかくワインディングでの安定感は格別でして、しなやかになった分、荷重移動も感じやすくなり、フロントに移したままに、コーナーへ入っていくと、グイグイとインをついていきます。そこに、レヴォーグ的な演出された感はなく、先ほどのステアリングギア比も相まって、極自然。タイヤも4輪でしっかりとグリップしており、アクセルを踏んでいっても不安がありませぬ。  まぁ、スバルが求めていた走りってのが、ひとつ完成しました、どうですか? と言われているような気がしたほど。ただですね、と、またも逆接を使いますが、このスイートスポットが出てくるのは、このシーンのみ。逆にいえば、どうしてここだけ、こんなに質感と走りとがハイレベルになるのかが不思議なくらい。あ、あれだ、ダンパーとバネの設定が、あるシーンだけピタリと合う、そんな印象に近いか。  で、考えるに、ある程度のレベルへと到達したら、次の課題が見えてきたって感じなのかな。 たぶん、もっと真っすぐ走らせる必要があるんでしょうな。そう、あれこれの剛性の話。ってのは、この直後、MINIに乗って、見えてきました。  ということで、まとめとしては、やっぱり、 よくやった、インプレッサ、でも、もっと頑張れ! なのです。

#1145 スバル車で、低燃費を出すか、走りを楽しむかは、ドライバー次第。

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 右の写真は、スバル インプレッサG4 2.0LNA(最新型)にて、下道〜高速道路を80km/hトップで、70kmほど走った時の燃費です。数値を狙った運転はしていませんが、無駄な燃料消費をしないようにと気を遣ったドライビングをしています。あ、3回ほど、追い抜きでアクセル踏み込みましたっけか。テスト車両は、車両重量は1370kgで、10・15モード燃費は16.2.km/Lですから、まぁ、やればできる子って感じでしょうかね。そうなんですね、やればできる子、でも、やらないとできない子なんですな。つまり、肝心なのはドライビング方法であって、この燃費は簡単に出せるものの、実は、運転方法を知らないと簡単には出せません。ちなみに、ACCは使わず、アクセル、ブレーキコントロールはドライバーがしています。  個人的には、スバルの、燃費と走りをバランスさせながらも、そのどちらを優先するかはドライビング次第、でも、アシストするデバイスも用意しといたよ、という至れり尽くせりのスタンスは、とってもいいと思います。思いますが、もっと、クルマ側でコントロールして、誰でも低燃費を引き出せるようにしておかないと、 スバルは燃費悪いと、 商品性を勘違いされてしまう気もしています。  キーとなるのは、いかに1500rpm以下に抑えるか……、なんですが、実はこれ、ちょっとコツが必要。発進時、 アクセルを踏み込んでいないつもりでも、2.0LNAの場合、 2000rpmまで上がっていまいます。もちろん、ササッと発進するというフィーリングを与え、不足を感じさせない走りを優先しており、そこにスバルの回答といいましょうか、表現があります。ただ、燃費が二の次になっているのも事実。って、犠牲とはいいません、あえて。  実のところ、低燃費を狙うなら1500rpm上限が目安で、理想は1200rpmのまま。でも、そこをキープするのは、アクセルワークに難しさがあり、また、周囲の流れに合わせようとすると、無理 があります。  ただ、普通なアクセルワークをして、2000rpmまで上がっても、20km/hを超えたあたりで1500rpmまで落としてきますから、まぁ、気にすることなくドライビングするほうがいいのかな。   一方で、CVTを使いながらも、アクセルオフ時にはしっかりとエンジンブレーキが利いていると感じさせる減速感

#1144 ステアリングとECUと、ダブルトラブルに見舞われた、グランドチェロキー。

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 我がグランドチェロキー、壊れました、そして、止まりました。あれは、連休前のこと、ステアリングを切るとフロントからパキパキ音が響いて止まらない。これまでもフロントへ荷重を移した時にパキッと鳴ることはありましたが、鳴り続けることはなく、最悪デフだったら相当な修理費だろうから、下りる時が来たかと覚悟を決めました。  ただ、廃車にするにしても、一度、見積もってもらって決めようと、工場へ持っていくことに。トラブル発覚から数日後、最悪、工場へ行ったまま戻らないこともあるからと、荷物を下ろしつつ、状況を再確認したら、音が消えていた。全くに、消えていました。とはいっても一度見てもらっておかねばと、何かあっても任意保険のレッカーサービスを利用できる距離内工場を選んで、そこまで自走していくことにしました。  そしたらですね、 工場まであと1kmもないところで、 エンジンストールで 止まりました 。そうなんですね、もうひとつ別のトラブルが加わりました。実は、23万kmも燃料ポンプ無交換でしたので、 このエンジンストールというトラブルは 覚悟していました。つまり、とうとう来たか、と。で、 なんとか工場へたどり着いて調べてもらったら、不良は、燃料ポンプではなく、エンジンECUとのこと。 V8/4.7Lのとんでもない排熱なエンジンルームに置かれたECUながら、良く壊れないものだと半ば感心していましたから、……、まぁ、こちらもとうとう来たかって感じですな。  ところが、この前の車検で話を聞いていたATのバルブボディに続いて、このエンジンECUもすでに生産が終了おり、さらには、OEMモノも手に入らないとのこと。そして、 そもそものトラブルだったパキパキ音は、ステアリング系のブッシュがもはや限界を超えていたようで、あれこれを交換して……、その見積もり25万円。がーん。  ちなみに、 エンジンストールした際、2車線道路の右側車線を走っていましたが、たまたま、左側車線にクルマがおらず、しかも、ちょうど、そこにタイヤ館がありまして、惰性のままに、 その駐車場へと なんとか頭を入れられ、最後は タイヤ館のスタッフに押してもらって、混乱を招かずに済みました。そうなんです、ラッキーでした。って、実は似たようなことが、ファミリアターボ時代にありました。ガス欠直後、目の前にスタンドがあって、まさに惰性でス

#1143 ドライブには欠かせないアイテムとなった、セレンゲティのサングラス。

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 #748にて、セレンゲティのサングラスの話をしましたが、今では、ドライブには欠かせないアイテムとなっています。あのですね、いい。とっても、いい。なにがいいって、前にも書きましたが、このサングラス、眩しさやらUVやらを軽減してくれるだけではなく、見えるモノすべてを整えてくれまして、なんていうんでしょうかね、印象深い鮮やかさを与えつつ、目の疲労軽減してくれるという優れモノ。って、それじゃ、表現がチープだな。まさに、流れゆく景色をより強く心に刻んでくれる、そんなドライビングにぴったりなアイテムなのです。って、そんな感じ。  簡単にいいますとね、デジカメで撮っただけ、つまり、修整もなにもしていない風景写真なのに、iPadにて見たらば、とても生き生きとしていたってな、あんな感じに変えてしまいます。日本語で鮮やかさと表現すると過剰な色合いをイメージされてしまいそうなのであえて使わずにおきますが、ま、簡単にいえば、鮮やか。まさに、自然の色合いが生き生きとしてくる、そんな鮮やかさとでも言いましょうかね。  ここで能登や八ヶ岳の写真を紹介していますが、このサングラスを通してみると、自然たるダイナミック感は、あんなもんではありません。もっと、スゴイ。 最近の下道ドライビングが愉しいのは、まさに、このサングラスのおかげだと感じること多々。 価格は安いとはいえませんが、その価値は、価格以上。かつて愛用していた、暗くなるだけのサングラスは、もはや出番がなくなりました。これだけ褒めながら、アフィリエイトを張らないという、この商売っ気のなさを感じつつ、なんかさ、いやじゃないですか、そういうの。というわけで、日本正規代理店の ホームページ だけリンクを張っておきましょうかね。

#1142 豊かな対話性にひたすらに感心した、ルノー ルーテシア ゼン(MT)。

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  #1138 、 #1140 にて、書いた0.9Lターボ+5MTのモデルとは、ルノー・ルーテシア・ゼンでした。特別に隠していたわけではなく、そもそも このキーワードからバレバレでしたし、ただ、たんに外観の写真がなかったのでモデル名を書きづらかっただけのこと。 で、今日、ちょいと奥多摩を通過して山梨へ抜けてってな走り込みをしてきたので、クルマとして、まとめましょうかね。  最初から、なんですけど、いいです。とってもいいです。0.9Lターボエンジンは、小排気量ターボのわりに上手く躾けられていまして、簡単にいいますと、トルクの谷間やらターボラグを感じさせず、むしろ扱いやすさに感心してしまいます。極低速域、たとえばクラッチミート時でも、制御もあってのことですが 問題なく。 あ、 坂道発進にてエンスト2度ほどしましたが、これは ブレーキ保持制御の加減が分かりづらかったためのこと。エンジンに責任はありませぬ。  もちろん、0.9Lですから、エンジンフィーリングに パンチは期待できません。ただ、フラットなトルク特性と、低〜 中回転域でそれなりに発生しているトルク量によって、これが……、速い。で、その加速感だって、スーッと美しくといった感にあふれています。つまりですね、 高速道路の上り坂で"ぶち抜く"とか、そういうドライビングをする人でない限り、不満を覚えることはないでしょうってこと。  気になっていたMTのギア数、つまり5速であることは、意外にもウィークポイントになっていませんでした。高速で、もう1速欲しくなるんだろうな……と思ったら、わりとワイドな設定となっていまして、これもまた思ったほどの不足なく。 もちろん、クロスしていたらな、と思うシーンはありますよ、ありますけどね、エンジンの フラットなトルク特性 によって、ギア数というウィークポイントを上手くカバーしています。って、 6速にして、重量を増したり、価格上昇させてしまうては、本末転倒だと思いますから。あとで、まとめますけど、5MTでいいんです、このモデルは。  で、さらに何がいいって、シャシー。そもそも、ルーテシアは、インテンス( #722 )、GT( #958 )とロングインプレッションを書いていますが、いずれもそのシャシーに大絶賛しています。で、このゼンも、よかった。なにがいいってバランス

#1141 変わっていないどころか、ダイナミックになっていた、カフェ花豆。

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 この5月の初旬の連休は、カフェ花豆の手伝いをして過ごしていました。Apple watchを着けて。ここ数年、いつものことであり、不思議はありませんでしたが、 #1132 にて書いたように、カフェ花豆が八ヶ岳から東京は日野市へとその場所を移したことで、初日は、例年とは違うあれこれを感じました。久しぶりとか、場所が違うとか、標高が違うとか、気温が違うとか、そんな分かりやすいものではなく、なんていうんでしょうかね、あれはあれ、これはこれ、いや、違うな、あれがあったからこれがある、そんな理由付けとでもいいましょうか、ま、そんな感じ。あ、あれだ、クルマ雑誌的に、 新しいカフェ花豆はPhaseⅡへと移行しましたと表現すれば 伝わりやすいでしょうか、そんな違い。  そして、連休の営業が終わって感じたのは、このカフェ花豆は、人が集い、人が笑い、人がオドロキ、人と人が会話をして、そして、つながっていく、そんな愉しさにあふれた場であり、それは今も昔も変わっていないってことでした。もちろん、そこには人が生きていく上の基本となっている食があります。以前から、人と人がつながるに、食が大切だとは説いて(!)いますが、もちろん、この場合の食とは、栄養素たる意味合いではなく、 腹はもちろん心まで満たすものという食。そこから対話が生まれるという食。単純に、おいしいでいいんです、そんな、何かを感じるというおいしさ。そして、それを誰かに伝えたくなる、そんなおいしさ。味だけではなく、見た目のセンスに感じるオドロキも、また、同意になりますな。  つまりですね、たとえ場が変わろうとも、人と人をつなげる、マスターの巧みな対話と、シェフが作りだすおいしい食があってこその、カフェ花豆。いくら、場所を奪って、似た名称を用いて、あれこれを似せたとしても、その"場"まで真似することはできません。 あ、話がずれてきた。 なんてことを、スライサーを使ってニンジンを細切りにしながら、時に皿を積み上げながら、さらには大皿のカレーを運びながら、感じ、そして 、 カフェ花豆たる場を、場所が変わったことで、再認識しました。 ど、どうでしょうかね、来られた方々。  さらに、客観的に眺めていて感じた違いに、スピード感ってのがありました。いや、お待たせしないとか、そういうスピードではなくって……。

#1140 ガードレールのない道を、MTで走るという、愉しみ方。

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 川沿いとか、海沿いとか、景色を眺めながら、のんべんだらりと走るルートは好きです。ワインディングもですが。って、逆に嫌いなのは、片側2車線以上の道路、トラック街道、そして、高速道路。そう、高速道路。というか、高速道路は嫌いというよりは、ツマラナイ。  最近、毎朝、川沿いの道を走っています。もちろん、クルマで。あ、川沿いにしても、海沿いにしても、好みは、ガードレールやらがない道。つまり、ステアリング操作を誤ると、簡単に落ちてしまう、そんな道。ガードレールがあると、あっただけで、そのパノラマは切断されてしまうもの。そう途切れるというよりは、まさに、ぶったぎられるといった感のある、切断。  毎朝、クルマで走っている道は、ガードレールがなく、とても気に入っています。水の流れゆく道筋を整えられているとはいえ、草木が生える余地のある土手があり、道には人や自転車が行き交う道。対面通行は速度を落として、時に止まって道を譲ってとなりますが、そこに、譲り合いという対話性があったりして、ここを走っていると、心落ち着くといいましょうか、気分良くなる、そんな道です。  って、また、能登でも走っているのか? と思われたかもしれませんが、これは、東京での話。まだ、あるんですな、こんな道が。  そうそう、例の0.9L+5MTなクルマ、インプレは後日にまとめますが、その燃費、15kmを走行して、22.6km/L(写真)。燃費運転を心掛けつつ、でも、アクセルも踏みつつ 、その上で、コースティングやら、シフトダウンやらを利用した、無駄のないドライビングをしてのこと。そう、MTの、自在に操れる感とは、シフトレバーを動かすこと"だけ"ではなく、こうした、先読みをしたコントロールができることにあるのです。そして、そこに楽しさがあるんです。

#1139 apple watchのバッテリーはほぼ1日持ちますが、2日は持ちません。

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 さて、Apple watch、使いだしてから何日目になるのでしょうか、5日目かな。自分の感覚では、特別ではなくなりました。ただ、多用するのは、やはり通知機能。時計はその次、そして、帰宅して、例のアクティビティの結果を眺めるってな、この3つに集約されています。ってか、日本では、それしかできないし。  で、気になるバッテリーですが、普段遣い、朝8時から16時までって感じで、半分以上が残っています(apple watch左上に表示)。つまりですね、出かけている1日はほぼ網羅できるかな、って。ま、出かけたままに2日は持ちませんから、充電しなきゃならんかなって感じとも言えるか。 このあたりを不便と捉えるのか、こんなもんでしょうと捉えるかで、その見方は変わって きますな。  なんてことを考えると、やっぱり、外部接続端子は iPhoneやiOSと 共用して欲しかったところもありますが、ま、この非接触充電も、新しさのひとつですから。ってか、実はダイアグノシス端子からも充電できるそうで、そんな充電器が出てくるんでしょうな、今後。ちょっと期待していますが(安いことを)。  そうそう、Apple watchを着けながらも、今日は、ひとつ、通知に気づきませんでした。失礼しました。

#1138 0.9Lターボと5MTに感じた、必要にして十分と、国産モデルの今後。

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 ここのところ0.9Lターボ+5MTモデルのロングインプレをしています。これが、いい。スポーティを謳っていないんですが、十分にスポーティ。エンジンは爽快感には届いていないかもしれませんけど、必要にして十二分のパワーを持っていまして、ってか、MTですから、パワーの引きだし方、つまりセレクトはドライバー次第ですから、まーったくもって問題なし。ターボラグ? ありますけど、ラグと指摘するほどのウィークポイントにはなっていません。 高回転まできっちりと回るとか、パワーが垂れないとか、そんな表現をするには、少々の不足はありますけど、NA的なフィーリングにあふれていまして、十二分。  サスペンションもトレース性を強く感じるもので、って、ゴルフ7のようなトレース性能とまではいきませんが、その緩さと価格、そしてタイヤサイズも相まって、バランスのよさを感じ取れます。シートはあえてどうこういうまでもなく、いい。体をすっと引っ張り込むようなフィーリングに長けていまして、快適性とホールド性をよくバランスさせています。  そうなんですね、十分なんです、十二分なんです。燃費も的婦負に運転していると、20km/Lオーバーします。画像は、近所を燃費運転した際のもの。そうですか、26.3km/Lいきますか、って感じ。 ま、強いてウィークポイントを強いて挙げるとすれば、アイドリングストップからの復帰時の始動音、低速でのハンドリングのオンセンター部の曖昧さぐらい。でも、そんなの、運転の楽しさを感じ取れると、どうでもいいことに思えてきます。  それにしても、 エンジンのダウンサイジング化は止まるところを知らず 。トヨタはようやく1.2Lターボユニットをデビューさせましたが、すでにゴルフは0.9Lターボへとひと足どころかふた足ぐらい先を走っています。さて、日本の自動車メーカー、どうするんでしょうか、と思ったら、660ccターボがありましたな。って、こうなっていくると、もはや軽自動車のエンジンを搭載(共用)しながら、ボディは登録車サイズなんて、クルマが出てくるってことでしょうかね。ってか、そうなっていくんでしょうな、きっと。

#1137 自転車やらバイクでの移動が多い人にピッタリだったApple watch。

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 連日、Apple watchのアクティビティにおいて、好成績が続いています。1日に必要とされる消費カロリーでは、基準値の1.75倍を消費し、必要とされるエクササイズは3倍をこなし、立っている理想時間も基準を超えています。カロリーなんて、 プラスマイナスで、たぶん、マイナスですな。 というわけで、写真は、カロリー消費量やらを模式的に表示している画面。結局、活用してます、これ。  さて、今日、Apple watchでちょいと戸惑うことがありました。ライブへと出かけたのですが、こういう時、Apple watchはどうしておくべきなのでしょうか。 ま、消音は確実なんですが、消音したところで、腕を持ち上げると画面表示がオンになる機能はそのまま。そうなんですね、ライブ中に手を動かした途端に、画面がオンしてしまって、周囲の人に迷惑になってしまいます。となると、いわゆる省電力モードにしておくしか手はないのか……。 って、たぶん、何らかの手段はあるんだと思います。でも、まだ、わからんのです。探ってみます。  そうそう、今日、仕事でバイクでの移動が多い友達に、Apple watchをデモンストレーションしたら、通知機能がとっても使えると言ってました。というのも、それこそ、仕事やらの連絡がメールで来ても、バイク運転中はiPhoneを取り出して確認するわけにもいかず、腕時計を見て、タイトルと文章のさわりだけでも確認できると、すごく助かるのだ、と。なるほどね、なるほど。というわけで、ぴったりな使い方のひとつの例でした。

#1136 なんだかんだで、良さを伝えにくい、Apple watch。

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 人にApple watchを説明する時、なんと説明していいのやら戸惑います。iPhoneを見なくても、あれこれがチェックできるんです、といっても、そんな小さい画面では見えないと言われるのがオチですし、かといって、アクティビティやワークアウト系の話をすると、それだけと思われるのが常。だからといって、ミッキーマウスな時計を見せたところで、高い時計だねと言われる始末。振り返ってみると、iPhoneの時もそうでしたし、iPadの時もそうでした。ってか、iPadなんか、3Gを買ったもんだから、なおさらに意味ないと言われた覚えもあります。ま、そんなもんなんです。  で、あちこちでデモンストレーションしてみましたが、Apple watchの凄さをいちばん喜んでもらえるのは、チャット系アプリを使っている人でした。文字での返信はできないけど、 すぐに確認できること、まずは、 スゲーと喜ばれますので。  そうそう、Apple watchを着けていることは 通知でも来ない限り、 たいがい、気づかれません。って、自分でも着けていることを忘れていますしね。