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#1882 ちょいと大きいけれど、適度に緩いクロカン性能。でも、安くはないと推測されるランドクルーザーFJ。

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 日本での今朝方に新型ランドクルーザーFJが世界初公開されていました。ランドクルーザーとFJという名が初めてくっついたわけですが、ベースとなったプラットフォームはランクルシリーズとは別物。独自のホイールベースの設定や、独自のボディサイズの提案などを眺めていると、初代プラドが出た頃を思い出しました。いわゆるベースはランクルシリーズではないプラットフォームでしたが、ランドクルーザーという名称が頭に掲げられ、その後にプラドという名前がくっついていました。当時は、ランドクルーザーではない、という意見が大半を占めていましたが、このモデルはどうなっていくんでしょうかね。あの頃があったからかどうかはさておき、すでに現在ではハイラックスが採用していますし、ラリーを含めて活躍していますから、あそこまでの否定的な意見は出てこないような気がしています。また、前回のモビリティショーで出展されていた、モノコックボディを採用したランドクルーザーもありましたので……、と考えると、そういった意見は出てこないほうが強そうということも見えてきます。  いずれにしても、このモデルが何をターゲットとしているかは、やはり、ジープ・ラングラー、か。ただし、全長は4575mm、全幅は1855mmですので、実は、ラングラー2ドアとしては全長が長く、ラングラー4ドアとしては全長が短くなっていますし、さらに全幅についてはランドクルーザーFJのほうが小さいため、はたしてこれがアドバンテージになるのか? といった面も見えてきます。いずれにしても、搭載エンジンは、いまのところ、ガソリンの直4/2.7Lのみ。ここにディーゼルが追加されるのか、されないのか、含めて、見どころ、かな、と。あとは、このプラットフォーム系でピックアップトラックではなく、ルーフが取り付けられたモデルが日本初上陸となっていますので、この点を含めて、非常に強いポイントになっているとも思えてきます。  そして、このモデルのポイントとして、やはりリアビューを挙げねばなりません。写真右が分かりやすいビューですが、Dピラーをサイド面で表現するのではなく、かなり手前からカクっと織り込んでしまい、そのままにテールデザインへとフラットに繋げています。まさに新しい感覚ですが、これにひょってガラス面を大きく確保できているようにも見えますし、あえて折り込むポイントを外に出して...

#1881 5ナンバーぎりぎりではなく、5ナンバーより小さなEV、ヒョンデのインスター。

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 入院していたってこともあって、ノーチェック状態でした。ヒョンデのインステーって、小さなモデルが加わったこともすっからかんに抜けていましたが、実際にテストドライブに連れ出してもらうと、これで十分じゃないか、いや、十二分でしょう、という心持ちが湧いてきます。韓国では、小さな枠のモデルサイズにいたようですが、あれやこれやと手を加えたこともあって、すっかりその枠を超えてしまっています。しかしですね、小さなユニットで十二分な感が作り上げられていて、乗り味もですね、フラット感が細やかに表現されていまして、いいんじゃないか、と。そして、ベースモデルの価格を耳にすると、なんと280万円台から、ですので、さらにいいんじゃないか、とも思われますし、なんだかんだの割引措置を加えると、とんでもない価格帯で購入もできますから、なおさらに満足度は高くなるのではないかと思われます。んで、エンジンの出力も、回生ブレーキの利きも、丁度いいところをトレースしていますので、まったくもって不満なし。むしろ、アクセルペダルを不用意なほどに踏み込むと、こんだけ加速いたします、を、披露するモデルたちよりも、こんな感じのスピード感だけどいいかな? と、問うてきているような感じに、よっぽど扱いやすさがあるのだなぁ、と感じた次第でした。  そうそう、この乗り味ですが、タイヤも至極でした。タイヤサイズは205/45R17と、45というハイトのないタイヤなのに、どうしてこんなにゆったり、のんびりとしたフィーリングを合わせられているのでしょうか、といった感にあふれています。しかも、ルーフには、標準装備となった大型ルーフラックまで載せているSUVなスタイルながら。まぁ、しなやかさが上手く表現できているところが大きいんでしょうなぁ、なんて感じながら、乗っていましたが、やはり感心しきりです。伺うとサスペンションは標準車と同じものとのことですが、そもそも何かを載せたとして、そもそもそこまで対応できるサスペンションを採用しており、むしろ、ロールやらはキレイに出てきて、スーッと曲がっていきます。つまり、慌てふためいている感じがサスペンションには存在していません。なんじゃこれは、を感じさせながら、ビックリいたしましたが、こういうところまで見切っているところも、また、今の輸入車なんですな。いやはや、いやはや。  あ、そうそう、サイズを書...

#1877 2シリーズ グランクーペの後で知った、MINIの看板モデル2台の話。

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 2シリーズ グランクーペの後に、ふっと、MINI側の玄関を眺めると、なんと3ドアとコンバーチブルが並べておかれていました。3ドア、しかもボディカラーは白を展示しながら、横にグレーで、ブラックにユニオンジャック風貌なルーフの載せたコンバーチブルとは、いやはや、いやはやって感じでした。日本の世間では、カントリーマン日和だろうに。ちなみに、新型MINIシリーズは都心以外では売れているのか分かりづらいのですが、実際には売れているようです。価格は高くなっているんですが、ま、装備内容に対してはリーズナブル感があるようで、それもまた、ヒットに繋がっているようです。  それにしても、MINI クーパー コンバーチブルは売れているんでしょうか。そもそも、売るためのモデルは揃っているんでしょうか。ってな心配をしたくなりますが、やはり、こちらでは見かけませんし、都心でも目にしたことがないような気もします。ちなみに、グレードはC、S、そしてJCWの3モデル。すべてガソリンユニットとなっていますが、やっぱり、売れ筋はSなんでしょうな、たぶん。

#1874 予想していた印象と大きくかけ離れていた、2シリーズ グランクーペ。

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 先日、BMWの2シリーズ グランクーペに同乗してきました。ふと、FFベースでのすので、FRとの違いとか語りたくなるものの、それって別に語らずともいいんじゃないか、と思えるようになっていまして、ちょいと不思議を感じたりもしました。単純に、全幅が1800mmであること、そして、全長が4550mなんて数値を眺めていると、実はちょうどいいサイズ感ではないかと思えてきます、しかも、FFベースですし。それにしても、これ3気筒な1.5Lエンジンなのかぁと思いつつ、乗っているとまったくもってストレスを感じさせませんし、低速域のトルクが豊かになっていますから、もはやそれだけで何か不足を覚えるところは見当たりません。さらに、2.0Lガソリンエンジン以外では、電気モーターによるマイルド・ハイブリッド・システムを採用していますので、しっかりと負を受け取っていたりもします。いやはや、ひたすらに、いやはや。  これだと1.5Lガソリンユニットでも十分じゃないか? と思いつつ、タイヤサイズをチェックすると、225/45R18サイズを標準採用していますし、気が付けば、Mスポーツ仕様。そうなんですね、1.5LユニットでもMスポーツ仕様ですし、WLTCモードならば17.5km/Lを記録していたりします。こうなってくると、ほかのグレードを選ぶ理由がどんどんとなくなっていきますし、なによりもボディ剛性含めた不足も見当たりません。あれ、むしろ、このモデルを選ぶ理由があっていいんじゃないか、そんなことを覚えました。ちなみに写真は、今のところの最高峰モデルであるM235 xDrive。シートもそこそこに仕上げられていて、もはや、何も言葉にすることがなく……、と思いきや、価格は734万円+あれやこれや。そう考えると、E46系のM3が800万円からだったことをふと思い起こしました。そんな時代もありましたな……。

#1833 引っ越し先に収めることができないので、大量に余ってしまったダンボール箱、な、話。

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 昨年の引っ越しでは、家にたくさん用意してあった、ダンボール系なオレンジとグリーンの箱が大量を処分しました。ただ、その箱には金属系の飾りが付いていて、そのひとつひとつを外していくのが、かなり面倒でしたし、それを外せても、その後に畳むことが難しく……、といいつつ、ひょっとしてと思って知りあいに話をしたら、持っていってもらうことができました。この箱は、2つ前の場所に引っ越した際、たぶん15年ぐらい前にIKEAで発見して購入してきました。そもそも組み立ては自分で行ってカタチを作りますが、振り返ってみると、よくぞここまで作ったなという感がありますな。細々と作業していったのかな、よく覚えていなかったりもします。  それにしても、このオレンジとグリーンというカラーリングが、自分は愛用していそうな感じですが、こういった大きな何かに求めることはしてきませんでした。なんでだろうか、よく分かりませんが、インテリアに大胆に取り入れてしまうことで、何か、気が晴れたといいましょうか、何だか、明るく(?)できた印象があります。それまでは、同じモノで統一するというスタイルがなかったですし、たとえば、タッパーウェアもわりとバラバラでしたので、こういうところを統一してしまうと、後片づけが楽になるなぁ、なんてことも教えてもらった気がしています。  現在では、小さなところに引っ越したので、不要な箱はおおかたを処分しつつ、残った箱はそのままに資料入れやらになっています。

#1828 新しさにあふれているだけではなく、ピックアップトラックゆえにリコールが多い、BEV。

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 このCybertruckたるモデルを目にするとですね、パーン・パン・パーンってなボディデザインが実車に落ちてくる頃に、はたして自分はどんな生活を送っているのだろうか、と思うところが多くあるんですが、実車です。ヘッドランプは、フロントマスクの一番上にもついていますし、このパネルデザインのままで生産モデルとなっていますし、各パネルもエッジ部分はかなり強そう、いや、強すぎそうなデザインに見えますが、実際には……、それなりにしなやかにできているんでしょうか、とも思っていますが。  いずれにしても、写真ですと大きくは見えないのですが、全長やら全幅やらを見渡すと、アメリカンフルサイズですので、もちろん日本では大きすぎるサイズになります。ですが、この手のモデルを購入できる方は、大きさはあまり関係ないのだろうなぁと思うと、その劇的な新しさもあって、そこそこに売れてしまうんでしょうな。きっと。  目新しさが多くあるモデルですが、実際に、ステンレスの鋼板との接着部に関するはがれがあるモデル、アクセルペダルの踏み方で戻らなくなる件(ブレーキ優先により解除)やらああって、リコールはそこそこに出てきているようです。もう少しね、デビューまでに時間を掛けられたらよかっただろうに、と思うところはあります。ただ、ピックアップトラックに対しては、やはり、トレンドだけでは済まされない部分が多く、つまりですね、ラフに扱われることが多用にあるモデルゆえに、そこまでのラフな走行はさせないことにキーがあります。たとえば、流行になってしまっているスタイルゆえに、なんでもかんでも「自動」でなければ通用しないという考えが出てきているでしょうし……。もちろん、4輪とも独立懸架的なモデルのほうが、まだ、利に適っている感じもありますな。  そうそう、この展示では、乗れる人を数人だったかな、募集していました。なんで、数人なのかよく分かりませんが、これで乗れた方はいるんでしょうか。意見をぜひ聞いてみたいものですな。

#1824 放置されていたアルミホイール(4本)が、今は、売れるらしい……、という話。

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 不要になったアルミホイールがずっと、ずーっと、バルコニーに置きっぱなしになっていましたので、意を決して処分しました。なぜ、バルコニーにあったのかといえば、タイヤが付いていたこともあって、処分するにひと手間どこか、もっと手を煩わせそうだったので、放置していました。ま、なんとか置けるスペースもありましたので……。ただ、最近はアルミが部材して売れるらしい、という話があったので、買い取り屋さんに電話をしてみました。もちろん、いわゆる業者さん向けでありながら、一般の人にも、売ってくださいまし、といったスタンスがありました。ただ、気軽に電話くださいというあの「ノリ」があまりにも軽すぎて気が引けていましたが、思いきって連絡したところ、タイヤが付いてしまっているんですが、いいでしょうか? という問いに対しても、いいですよ、との解答。なにもせずに、タイヤを付けたままにクルマに4本積んで持っていってみることにしました。  もちろん、ホイールだけではなくて、PCやらほかも持っていったのですが、敷地内に入ったものの一体どこに停めたらいいのか、わからない状況。誰も相手にしてくれないように見えたので、停められそうなところにクルマを置いて、係の方が分からぬままに話をしました。で、あっちへ停めてくれといわれ、クルマを移動させつつ……、まぁ、商売相手は多くは業者さんですから、こちらも慣れていないと、こういったあたふたはいたしかたないかな、と思ったりしましたが……。  で、受け渡しは、なんのことはなく、クルマの中からPCだ、ホイールだを、目の前においたところ、すぐに配置場所へ持ち運ばれていき、解体の順番待ちに並んでいました。タイヤもどこかで外されるんだろうな、とか思いながら、タイヤが組み合わされていても価格が付くことにちょっとオドロキつつ、ふーん、こうやって処分されていくのかを目にして帰ってきました。そうそう、カッコいいと言い放っていたグランドチェロキー用アルミホイールは、この5本スポークタイプです。このシンプルさはないよね、と言わんばかりの仕上がりが素晴らしくて、もはや、脱帽といった感じだったりもしますな。

#1810 Bセグにしては行き過ぎ感がまったくなかった、ルノー アルカナ エスプリ アルピーヌ。

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 ルノーからリリースされたアルカナの話で、いわゆる変更が行われたのに、外観は大胆な変更がなかったという、モデル。ルノーのモデルは何か変更があっても大きく動かなかったことが多々といったイメージですが、いきなりに、見覚えがないほどに大胆にフロントフェイスを変えることでイマドキを追いかけようという、異例たる気迫がありますが……。というわけで、ほとんど外観の変更がなかったそんなアルカナの話です。  分かりやすいようにと、パワーユニットは2種類が用意され、日本におけるグレード展開もフルハイブリッドE-TECHと、マイルドハイブリッドというラインナップになっています。フルハイブリッド側はドッグクラッチが組み合わされ、もはや、そのハイテクぶりだけで心を奪われてしまうものですが、その技術ったら、いわゆるユーザーは何も気にしなくていいというレベルを作り上げており、実は、その裏では相当なノウハウが動いています。そのハイテクぶりにワクワクするモノとしては、採用しても大丈夫なんだろうか? と思いつつ、いまのところは何も聞こえてきていません。  さて、このモデルの真価としては、本国でのエスプリ アルピーヌ仕様となっていることでしょうか。しかも、2つ用意されたグレードともに。エンジンとトランスミッションで違いを選べる選択肢は、実に分かりやすいですし、そこに価格差が存在するとついつい安いほうへと導かれますが、それがそうはならないところにまたポイントがあります(一部違いあれども)。その乗り味なんですが、BセグメントベースでありながらしっかりとCセグメントまで捉えており、単純にプラットフォームだけの史実には伝わらないところがあります。単純に乗り味に関してですが、実にフラット感がありまして、速度を上げていけばいくほどにフラットになっていきます。    タイヤの扁平率は55サイズですので、タイヤが起因した固さというものはありますが、それがゴツゴツとしたイヤな感じを出していませんし、しっかりとダンパー系との組み合わせも上質であり、走り途中でタイヤを確認したところ、ななな、なんと、わが家にこの前までいたフィエスタと「同じ」銘柄の、ハンコックのventus S1 evo3を採用。モデルは異なりますが、このベースのモデルに乗っていたこともあってそもそも評価が高い上に、わが家の場合は45扁平(標準で)だったので、...

#1802 ここはフォードだったんだよなぁ、今はジープなディーラーになっているけど。

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 ついにフォードのフィエスタを手放すことにしました。細かなトラブルが多いため、続いてなにかが出てきそうな感じもあって、手放すなら今がいいのかな、と思ったところもありまして……。振り返ってみると、このフィエスタには11年ほど、自分のところに来てからは9年半ぐらい、で、6万kmぐらいに乗ったことになります。実に愉しめるモデルでして、具体的な何かが楽しいというよりは、トータルバランスに優れてはいないものの、ちょうどいい感じがうまく仕立てられており、それこそ何かに鋭さがあったわけではないのに、ほんと、いい感じのよさにあふれていました。言葉にすると、ものすごく難しいかもしれませんが……。  たとえばエンジン排気量は1.0L。ただ、ターボによる過給ぶりが楽しさを生み出しており、トータル馬力としては100PSなんですが、その上に本国には同じ1.0Lながら120PS、140PSとありましたので、あちらではもっと違った愉しみ方ができたのかもしれません(国内は未導入)。もちろん、この100PSユニットでも、低から中回転域のトルクは太さがあってちょうどいい楽しさにあふれていましたが、このユニットは高回転ではあえてピークカットをしているところがあからさまでして……、たとえば、上からギアを落としてくる時に3000回転以上へ落とさせることを許しませんでした。まさに、デュアルクラッチへの影響を考えてのことで、まぁ、落としどころとしてはきれいにはできていました。いずれにしても、振り返ってみると、Bセグモデルとしては、あのフィーリングはすごくいいって感じに仕上がっていた、とも思っています。  ほかにはなんだろうなぁ、ブレーキか。このブレーキがですね、たいした部品を組み合わせていないにもかかわらず、奥までしっかりと踏み込むことで制動がきれいに立ち上がってくるフィーリングが作り上げられています。最近のモデルは、少し踏み込んだだけでしっかりと制動力が出てくるモデルばかりですが、そこにじっくりと踏み込んでいくとしっかりと制動が出てくるフィーリングはあたかも古さと、言えるもの、かな。途中で、ブレーキパッドを交換する際にマツダ・デミオ用にしてしまいましたが、根本のゆっくりと踏み込むフィーリングは大きく変わることはなく、そこには愉しさがありました。ちなみに、デミオ用を流用したのは、このモデルは、マツダとあれこれと...

#1801 長居が呼びこんだ、あとで気付いた、あれやこれや。その2、眺望編。

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 入院中は、こんなに「長旅」になるとは思わずで、特に、途中で転院があるとは思いもよらずにおりました。たぶん、お医者さん側としては、そういう可能性もあると部を踏んでいたのでしょうけど、何も知らずに突っ込んだこちらとしては、え? 転院? どこか違う病院へ行くの? あ、え、は、そうですか? といった感じがありました。そういったところに、お互いに立場が違う者どおしとして、「違い」が出てくるのでしょう。ただ、だからといって、誰かを攻めたいといった何かが沸いてくるようなこともありませんでいた。  転院先の病院でびびったのは、まずは、あれですな、窓から眺めることができる、その眺望にありました。目の前にはどーんと右側に代々木第一体育館が構えており、その奥にはNHKがたたずみ、その左側には建築中というよりはもはや開店を待つばかりになっているモールらしき建物がありました。ちなみに、そのど真ん中をNHKへと向かうルートが走っておりまして、にぎやかな地域なれど、意外に交通量は多すぎることはない、のんびりとした風景も広がっていました。ただ、前に入って居た方がおっしゃられるに、時に音がうるさいクルマもあるとのことでしたが、自分にとっては何も問題だとは捉えられず、まさにちょうどいい感じのノイズ感にもなっていました。  ここでは、冬を感じさせるシーンから、春の心持ちを楽しませてくれるまで、さまざまなシーンを見せてくれました。どれか1つに絞りなさいといわれるとかなり困りますが、あれかな、女性を中心とした方々の走りな大会かな。都市部に住んでいないと、こうした景色を目にすることはありませんし、ありませんどころか、こんなにたくさんの方々が集っているのをみると、かなりオドロキもありました。ちょっと集まった感じではなく、まさに大群といわんばかりにいらっしゃいまして……。あとは、クルマとしては、ランドローバーがこんなに集まっている地域があるのか、と、あらためてびびったところにもありました。都内西側だとたまにみかけるランドローバーですが、ここまでランドローバーが集中している地域があり、この近辺にはそれしき通車上やらもありつつ……、まさに、なるほどなぁ、ふーん、といった感じでした。ちなみに、この周辺ではメルセデス・ベンツのGクラスの集まり具合もなかなかではありましたが、それを上回るランドローバーの台数のほうが、自分...

#1791 これといった派手さはないけれど、生真面目なところがすごくいい、スズキ・フロンクス。

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 なんだかんだで記していない新型モデルがありました。まずは、スズキのフロンクス。あれです、インドにてジムニー(シエラ)の5ドアが発表になりました、ってリリースで、そこに同時に記載されていた新型モデル。これが実によく仕上がっていまして、もちろん、価格ありき、クラスありきって前提付きではありますが、すごくいい。  デザインは、欧州車ライクであり……、と思っていたら、欧州にしばしいらした方が国内へ戻ってきて、いきなり担当したとかで、このコンパクトカーでありながら、デザイン要素を整えて詰め込んでいる技にびっくり。フロントは、少々ごたごた感がありますが、リアはフェンダーラインのボリュームと、ルーフからのなだらかながら、急激に落ち込ませるという、5ドアハッチバック的ながらクーペっぽい、でも、SUVってなフォルムを作り上げていて、うっとりでした。  それでいながらフロンクスの全長は3995mm。あれ、ジムニーの5ドアも同じサイズじゃなかったっけか?、と思って伺ってみると、インドにおける税制ではそこに区分けがあるそうで。ですので、この全長は、いい面でも悪い面でもトピックになっています。なるほどね、ただまぁ、この全長だとキャビンに不足があるんだろうなぁ……、と思うと、それが見当たらない。リアシートでの居住性は、足下スペースはひざ前にゆとりが作られていますし、なによりも音、振動ともに意図的に抑えられています。そして、いちばん気になるルーフラインはキャビンにおいて乗員に圧迫感を与えておらず……、と、驚くことばかり。全幅は1765mmではありますが最小回転半径はコンパクトに4.8m。5ナンバーサイズに収めているロッキー/ライズの4.9mと比較すると、まさにアドバンテージ、となっています。ちなみに、フェリー乗車券では、全長4mに境がひとつあり、それゆえに学生時代は4m未満のモデルを探したものでした。  走りは、簡単に表現すると、生真面目でした。1.5LNAエンジンは、低回転域から高回転域まできれいに回るし、強烈なパンチはないけど、フラット感があって、扱いやすさがある。そこにCVTではなく、6速ATを組み合わせているので、操っている感にあふれていて、すごく愉しい。ハンドリングもまじめで、強烈なクイックさを感じさせないという美点をもちながら、コーナーではフロントのグリップ感をしっかりと確保して、...

#1790 この年次って表現が、今年の終わりを感じさせる……、「2025年次」なRJC カー オブ ザ イヤー。結果ね。

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 気がつけば、もう11月も下旬。あっという間に1年は過ぎ去っていきます。ということで、今年次のRJCカー オブ ザ イヤー(←半角アキが正しい)を振り返っての、あれやこれや、を。個人的には、いろいろな事情があってとは理解しつつも、ホンダとスズキという2ブランドになってしまった国産部門の行方、一方の輸入車では、ここのところ連勝となっているメーカーの快勝が続くのか、いや、ここで途切れて、中国や韓国のブランドが評価されるのか、はたまた、フィアットやクライスラーを傘下に収める欧州企業がトップとなるのか、あいかわらず、開票までまったくわからないという状況となりました。  で、結果は、下記のとおりとなりました。   RJC カー オブザ イヤー      スズキ スイフト   RJC インポート オブ ザ イヤー      BMW ミニ・クーパー   RJC テクノロジー オブ ザ イヤー      BYD LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造 BYD    RJC 特別賞      三菱自動車工業 トライトン  今年を賑わせたモデルと技術たちですが、ま、いずれも話題を振りまき、それぞれに個性を放っており、今年はこういう結果になりましたか、といった感じ。いつも言っていますが、投票には甲乙つけがたく戸惑いがあり、いつもと同じくどう得点したかは覚えていなかったりもします。開票は、テストデー直後に、メーカーやインポーターの方々が見守る中で行われるのですが、自分が座っていた入り口付近の席(受付席)からは、リアルタイムで点数が加算され、表示されているモニタがまったく見えずでして、読み上げられる点数を暗算するにも限界があって、最終的に結果が読み上げられるまで、わからずといった状況。輸入車は、読み上げの途中で、入れ替わりがあったようですが、そんなことも分からず仕舞いでした。  そうそう、ひとつだけ、なぜに、商用車であるトライトンが受賞をしているかについてお話しておきましょうかね。基本的にRJC カー オブ ザ イヤーは、商用車は対象外となっているのですが、特別賞に関しては乗用車系という枠にこだわらず、これからのクルマの発展に寄与してくれる技術やコンセプトにも、与えることがあります。それゆえの特別賞であり、過去に三菱ふそうトラック・バスの技術も受賞しており。現行型トライトンは...

#1789 もはやエコモードだけでいいと思った、BYDのシールのスポーティサルーンぶり。

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 つづいては、BYDのシール。日本戦略モデルの第3弾としてデビューしたフルEVモデルですが、ただのサルーンかと思いきや、かなりのスポーティさを演出していまして、ドライバーの感覚がクルマに付いて行くのがやっとといった感じでした。それは、まさに、すげー! を発したくなるほどに素晴らしいのですが、悪い意味で扱い切れない感がありましてね。ドライブモード的なセレクターも、エコ、ノーマル、スポーツの3タイプが設定されているんですが、ノーマルでもアクセルペダルを踏み込むと強烈な加速が発生してその扱いに戸惑いを覚えるほど。といっても、その加速とて、すっ飛んでいくようなフィーリングではなく、路面をタイヤがしっかりとトレースしたままにかっ飛んでいく感じでして、実際には操ることはできるのですが、そのパワーユニットは驚愕といわんほどの緻密さも持ち合わせていて、なんともコメントできないほどの域を表現していました。パワーモードについては語るべくもなく、むしろ、十二分に使えるエコモードに感心を覚え、そして、アクセルを踏み込めばかなりのパワーを発生させていますから、これで十二分じゃん、を感じました。  ちなみにEVを試す時って、たいがいは直線でアクセルを踏んで驚くものですが、今回は、首都高と第三京浜が交わる港北ジャンクションで、少しアクセルを踏み込んでみました。すると、車重はかなり大きくなっているのに、バッテリーといった重量物を低い位置に収めたこともあって、安定したスタンスのまま、ある種、ロールを感じさせぬままに、とんでも勢いでインを付いていきます。まさに、なんじゃ、こりゃといった感覚で。ちなみにタイヤサイズは235/45R19 で、AWDゆえに減衰力を適切に切り替えるダンパーが組み合わされていますが、乗り心地がいいうえに、乗り味がいい。そうなんですね、このAWDたる仕立ては雪道を走るためというよりは、もはやスポーティを謳うためのシステムとなっていました。こういった先進性やらを感じる、EVっていいなぁと思えてくるのですが、自分の使い方を考えると、マンション住まいですし、下道をひたすらに走るロングドライブが好みだったりしますので、まだまだ先かなぁと思ったりもしました。  そうそう、今回のテストドライブ時にふと気付いたのですが、こうしたEV系の「すごさ」を感じさせる時、スポーティさ以外に、そのアドバン...

#1788 ミニとしては4世代目ですが、これがまた、いいスタンスをしていまして、すごくイイって、話。

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 2025年次RJCカー オブ ザ イヤーの第一次選考会(それぞれに6ベストずつを選出→ ■ )が終了しました。新型車をリリースできないとか、ほか、いろいろな都合があったりしたとは思いますが、国産部門で、ホンダとスズキしかラインナップがないという事態は、ちょっと異例かなと感じました。そんな結果にありながら、輸入車部門で気になったモデルを2台紹介しましょうかね。  ということで、まずはミニ・クーパーから。あのですね、まずですね、いいたいのは、BMWオリジナルなミニに関しては、ミニクーパーと呼んでいた方々に対してですね、それは車名ではなく車名とグレード名をつなげた言い方なので、違うのですよ、と散々に説明していたのですが、なんですか、このミニクーパーという表現は。ほかのミニと区別したいのはわかりますが、その迎合してしまうスタンスを含めて、ちょっと違うんじゃないかな、を、感じています。  さてはて、肝心な評価ですが、ICEモデルは、大幅に手が入ったことで、デザインはもちろんですが、走りもすごくいい感じにまとめあげられたなと、思いました。ミニってのは、らしさとされるいわゆるゴーカートフィーリングがあれば、ノイズが聞こえようが、ロールが少なかろうが、乗り心地が多少悪かろうが、それこそ居住性が悪かろうが、すべてを許されてしまってきたもの。しかし、そのあたりの強引さを少しだけ消して、日常性をものすごく丁寧に作り込んできていまして、それらが、心地よさを作り出していましてね。ゴーカートフィールがあるんですが、乗り心地に不足を感じさせないって、そんなふうに。  さらに、EVモデルになると、もう、最初っから狙っていましたといわんばかりの、ダイレクト感あふれる乗り味が表現されていまして、加速だけではなく、その緻密さ含めて、スゲーの嵐。もはや、余分なロールをさせることなく、低扁平率なタイヤでも乗り心地に快適さを作り上げていまして、さらにサイコーの嵐。大型円形メーターはUI含めて、どこまで生かし切れているんだろうかと思いつつ、アニメーションもきれいだし、解像度も高いし、すごくセンスがいい。ただ、Carplayとの連携では、画面サイズを生かし切ることができず、つまり、縦分に表示されないスペースが生まれてしまうなど、仕方ないか……、と思うところがありました。  あとは、車両価格については、高いなぁと...

#1787 やっぱり、ゴルフ、されど、ゴルフ。スタンダードたる乗り味は、やっぱり、ゴルフ。

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 来年早々に、ビッグマイナーチェンジモデルの日本導入が発表されているフォルクスワーゲンゴルフですが、そういえば、ステーションワゴンモデルに試乗していないことに気付き、このタイミングで、復習を含めて借り出してみることにしました。ふと気が付くと、自分が住んでいる東京西側ではゴルフやポロ人気は以前ほどではなく、一方で、クロスオーバーモデルであるT-CrossやT-ROCへとスイッチしたなぁと、感じさせることがあります。  そんなこともあっての、ゴルフマイナーチェンジ前モデルへの試乗でしたが、何か不足を感じさせるかと思いきや、そんなことはまったくなく、スタンダードモデルとしての基準がしっかりと作り込まれており、いやはや、このブランドはあいかわらずにスゴイなぁと感心させてくれました。借り出したのは、1.5Lガソリンターボユニットを搭載したeTSI。1.0Lターボも悪くはないのですが、ステーションワゴンとなると1.5Lターボがもたらすゆとりがあったほうがいいのかな、と思うこと多々。なんだかんだ言っても、低回転から中回転域へのトルクは魅力的で、そこには爽快感を導きだすような気持ちよさがあって、DSGによるダイレクト感も相まって、もう、超・イイって感じ。そこにクイックすぎないハンドリングが相まって、それもまた、イイ感じを作りだしており、最高。さらには、モーターでのアシストもありますので発進時のレスポンスの良さが相まって、これもまた、イイ。ちなみに、タイヤはミシュランのプライマシー4でして、17インチ45扁平なサイズゆえに乗り心地は固めをベースとなりますが、そこにしなやかさを作り込んでいで、そのバランスもすごくイイ……。そして、全幅を1790mmに止めているところも、アドバンテージとなっています。  と、いいことづくめなんですが、ナビ・オーディオにおけるCarplay連携でオーディオだけ繋がらなくなるというちょいとエラーがありました。このあたりは、購入される方はしっかりと確かめたほうがいいと思われます。ま、ほとんど、在庫も残っていないとは思われますが。

#1785 BFグッドリッチのオールテレーンT/A KO3、最速試乗記。本日、解禁となりましたので、その裏話を。

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 解禁となりました、オーストラリア取材。今日まで、なんの取材だったかを語れないでおりましたが、内容は、BFグッドリッチブランドからリリースされたオールテレーンT/A KO3のテストドライブでした。ま、インプレッションについては動画を観ていただくとしてですね、それとは直接関係ない話をここではつづりましょうかね。取材地は、オーストラリアだったので、ま、あれです、夜飛んで、朝に到着するというフライトだったのですが、そもそも時差が1時間しかない上に、早朝に到着。取材は翌日だったので、到着日は丸々フリーとなり、レンタカーに乗ってあちこちへと出掛けたのですが、当初はコアラを見に行こうと言われていたものの、流れるままにあちらこちらへ、と。まぁ、分かってはいたことですが、道幅が広いし、人々の心も広い。なにもかもが日本と違って見えるのはなぜだろうと思いながらも、これは海外へと出掛けると、いつも思うこと。そして、もうちっと意志疎通ができる会話ができたらいいのになぁ、と思うところも、いつものことでした。   イベントそのものは、このタイヤブランドのマーケットとされる地域の方々が参加しており、参加した回は、いわゆるアジア地域の方々が集っていました。こういった体験イベントはジャーナリスト向けであることが多く、ましてや、ある程度知識を必要とするこのタイヤように、理解し、解説するのが難しい製品の場合はなおさらのこと。と思っていたんですが、来ている方々の多くはyoutuber的なノリを大切にされている方々ばかり。ま、このあたりは動画を観ていただけるとわかるのですが、もう、みなさん、突然に語り出すは、背景やらは気にすることなく収録を始めるは、で、いわゆる、はーい、静かにしてくださーい、はじめまーす、とか、がない。ない、というか、そのための時間が用意されていない。現場は、もはや雑然としており、収録した者勝ちといった感じ。それに気づいて、うちらチームも、無理矢理に収録していったのですが、こうしてあらためて目にすると後方にほかの国の方々が映っていたり……。ただ、こういうスタイルに慣れていく必要を感じつつ、カメラマンさんの編集もあってそれなりに勢いは出せたのではないか、とも思うております。はい。  あとは、あれか、物価の話をしておいたほうがいいでしょうかね。いわれているとおり、高いです、超高いです。ただ、あ...

#1783 予想を遥かに上回るモデルへと進化していた、新型MINI カントリーマン S All4。やんちゃっぷりまで、質感を与えられていたんですよ、これが。

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 ぼちぼち、新型車ネタを復活させようかなと思いつつ、能登の現実が聞こえてくると、引き戻されそうになります。ま、出掛けなきゃいかんと思いつつ、クルマが納車されてからにするかなと、考えていたりもします。現実的に、仕事でドタバタしていますし。  ということで、最新型MINI Countrymanの紹介をば。個人的にものすごく注目しているモデルでしたが、まさか、カントリーマンとクーパーとエースマンと、バリエーションをここまで変えてくる、とは思わずでした。日本専用名であったクロスオーバーをカントリーマンに変えたほうがいいとは思っていましたが、実はエースマンというクロスオーバーモデルを追加するために、従来のクロスオーバーをカントリーマンへと追いやったというストーリーには天晴れ、いやいや、"お上手"を感じてしまったほど。こうして、毎回、なんらかのアクションを提案してくるMINIブランドですが、今回のエースマン追加は果たしてどう出るのか、見どころではありますな。  さて、借り出してきたMINI カントリーマン S All4は、150kW/300Nmを発生させる2.0Lガソリンターボエンジンを搭載したモデル。ま、その質感たるや、MINIというよりは、BMWのFFモデルのほうを強く感じさせ、走りでは、懐の深いサスペンションによって標準サイズである18インチタイヤをしっかりと抑え込み、素直さとクイックさをいいところでバランスさせたハンドリングフィールなど、さらには身体をしっかりとホールドするシートなど、至れりつくせり。そのキャビンは、このサイズにしては絞られた感がありますが、そもそも、全幅1845mmのボディサイズゆえに、そこにタイトを感じさせないところも、また、美点なのかな、と。  そして、いちばんビビりましたのは、エンジンフィール。これまで、クーパーSに搭載されてきたユニットは、ヤンチャっぷりをアドバンテージとしていましたが、そのあたりはいつしか追加されJohn Cooper Works(JCW)に持っていかれ、結果として、先代最終あたりでは、アッパーグレードというよりは、特に日本ではスタンダードかのような位置づけとなっていました。で、その新型のエンジンですが、なんとですね、2.0Lという排気量にゆとりを与えながら、低回転における発進加速を実に滑らかに、そしてなだ...

#1782 オーストラリアだから赤が映えるのか、日本では映えないのか、でも、赤はすごくいいよね、と思った、ジムニー(シエラの5ドアバージョン)。

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 仕事でオーストラリアにおりました。その内容は、もうしばらくは話せないので、それ以外の話をば。ということで、ジムニー5ドアが結構走っておりましたって話をしようかと思います。あれですよ、あれ、日本でいうシエラの5ドアバージョンで、インドで生産されたモデル。日本への導入が渇望されるものの、導入を含めて、どうなるのかさっぱり分からないという、あのモデル。ただ、こうして市街地を走っている実車を目にすると、ストレッチされたといっても思ったほどにそのバランスは崩れていないし、サイズ感を含めて、ちょうどいいんじゃないか、と、感じさせるマジックがありました。ふーん、いいんじゃない? ってな、感じで。  ただ、ちょいと調べたところ、車両販売価格は5ドアで$40,000以上。今朝の為替レートが$1(以下au)=105円ですから、えっと、日本円にして420万円。ちなみにジムニーシエラ(以下ジムニー)3ドアのボトムグレードでも$34,990ですので、日本での販売価格には超リーズナブル感があります。そう考えると、3ドアは日本で生産できたとしても、5ドアはインドからの輸入になりますので、5ドアが日本で販売されたとしても、その販売価格は決して安くはないんだろうな、という妄想も沸いてきます。ただですね、ほか、オーストラリアで販売されているモデルの価格を調べてみると、たとえばトヨタ・ヤリスは$32,674であり、ジムニーの割高感は「それほど」強くはないことも見えてきます。ランチの価格が日本円で2000円を超えてしまう国と考えると、なおさらのこと。  それはさておき、不可思議に感じたのは、彼らがジムニーサイズ、つまり、いくら5ドアになろうともジムニーのキャビンスペースを認めて、選んでいるところ。そう、狭いとは感じないのだろうか、ということ。そういう観点からすると、5ドアが選ばれる理由は分かるのですが、3ドアもラインナップされており、意外にも選ばれていまして、ちょっと、驚きを覚えました。ま、ジープ・ラングラーとて2ドアを用意していることからも、需要があるんでしょうな。そんな妄想をしていると、ランドクルーザーにもショートボディがあったらいいのにな、とか、3ドアモデル好きとしては、あれこれと考えてしまいます。  あれこれと妄想していると、やっぱり、ジムニー5ドアを、ローンチできなかったスズキのスタンスに、い...

#1775 2泊3日な弾丸ドライブで出掛けた奥能登。なんでもかんでも受け入れてくれるスタンスに、打ちのめされました、ってな話。

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 11月下旬に能登へと出掛けてきました。まさに、突然に、いきなりに。今年は、秋にトリエンナーレがありましたので、ぜひとも出掛けたかったのですが、今秋は、モビリティショー関連の執筆に、デビュー前モデルの取材やらで、その期間は空けておいて欲しいと言われたこともあって、つまりは、予定が立てられず、出掛けられずでおりました。で、そんな忙しさが過ぎ去った11月中旬、ふとしたことからあれこれと奥能登について検索してたところ、3月末で終わったと思っていた割引キャンペーンが継続中であることが発覚。これは出掛けなければならないと奮い立ち、美容室の予約が取れるか、アルプス越えにあたってタイヤをスタッドレスタイヤへと交換できるか、もちろん、宿が受け入れてくれることを確認し、クリアになったので、急遽出掛けてきました。  ただ、残念だったのは、どうやりくりをしても、2泊3日になってしまうことで、しかも、行きは、18時までに到着できるか、できないか、といった無理矢理なスケジュール。でも、出掛けてきました。ら、美容室で弾丸トークを繰り広げられましたし、会っておきたい人たちに会えましたし、走っておきたい道を走れましたし、何にもしない時間もそこに組み込んでみたりして、短いながらに充実した奥能登を過ごすことができました。振り返ってみると、かつて、奥能登へ足を運び始めた頃は2泊3日に止めていましたが、ここ、おもしろいぞ、とばかりに、だんだんと長く滞在していくうちに、見えなかったものが見え、知らなかったものを知り、昨今の1週間近く、何もしない奥能登を愉しむスタイルへと導かれていました。ま、そんな、これまでの奥能登との関係を振り返りつつ、奥能登はですね、すんなりと自分を受け入れてくれる地であり、これでいいんだを再確認させてくれる場所でして……、って、いっつも同じことを語っていますが、これ、東京にいると、ついつい忘れてしまうもの。今回、無理して出掛けてよかったなと、つくづく思いつつの帰路となりました。  メイン写真は、すっかり冬の日本海になったなぁとタイムラプスしていたら、突然にダブルな虹が出て、すげーとばかりに写真も撮影したところ。こんなに手前から虹が立ち上がっているのは初めて目にしました。左の写真は、帰りの安房トンネル手前。時期的に、冬タイヤまでは不要かな、でも、突然降る可能性も高いんだよな、と思いつつ、...

#1774 東京モーターショーあらため、ジャパンモビリティショー2023に感じた、あれやこれや。その2

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 さて、続きです。ということで、それぞれのブース(ブランド)が表現したかったコンセプトは、果たして、どこまで来場者に伝えられたのかは、まったくもって分かりません。たとえば、日産のクレイモデル3台、CG2台という、計5台でコンセプトカーを表現していたことについて、会場に足を運んだという知り合いに話を聞いてみると、分からなかったと。そうなんですね、「ハイパーフォース」に目を奪われ、「ハイパーツアラー」にワクワクを感じたとこまでは強く印象に残っていたようですが、ヨシダイチオシだった「ハイパーパンク」については、ん? ってな、回答。まぁ、3連休の大混雑ぶりの中では、仕方なかったのだろうな、と思いつつ、逆に、ホンダのエリートジェットに乗った? とか、目立つモノに触れられた、それこそ列に並べた、といった言葉が返ってくることが多くありました。  そういう意味合いでは、ダイハツのビジョンコペンあたりはすごく分かりやすく、また、その完成度も実車テイストにものすごく近かったこともあり、人を集めていた理由はストレートに分かりやすかった。まぁ、この表現方法こそが、従来のモーターショーだったのかな、と思うところもありました。ただ、個人的には、ダイハツでは、コンセプトを強く表現していた「OSANPO(オサンポ)」が強く印象に残りましたし、このテーマをうまく市販車に落とし込んで欲しいな、なんてことを感じていました。あ、ダイハツでいえば、考えてみますとね、コンセプトモデルとして、EVモデルでもある「UNIFORM TRUCK/CARGO(ユニフォームトラック/カーゴ)を展示しながら、会場の端には、早々にデビューを予告しているハイゼットのEVモデルが置かれていたことに、今回はひょっとしてなくても良かったのでは? と思わせるところもありました(ちなみにプレスリリースの中に出展車両としては書かれていなかった)。  ブースコンセプトも、出展車両も楽しさがあったのは、三菱ブースでしょうかね。会場入ってすぐのところに位置していたこと、隣の日産ブースで「ハイパーフォース」に人が集まっていたこと、ほぼすべての市販車に乗ることができたBMWブースが目の前にあったことなどから、人が多く集まっていていました。個人的な意見とはなりますが、最近の三菱は、自らの存在価値を広めるのキーを見つめ直し、実直に展開しており、製品もす...