#1327 いまさらながらというか、いまさらだから、LDで観る夜会の話。
音や映像については……、って、あ、オーディオ&ヴィジュアルっていうのか、については、新しもの好きだったこともあって、我が家にはあれこれがあり、今でもあれこれがそのままに残っています。たとえば、カセットデッキ、たとえば、DAT、たとえば、LDプレイヤー。そう、LDプレイヤーがあります。でも、ブルーレイプレイヤーはなかったりします。ま、その話はまた後日に。 LDプレイヤーがあるということは、そうなんです、LDなソフトも残っています。で、そんなコレクションのひとつ、中島みゆきの夜会を久しぶりに観てみることにしました。 夜会については、途中、抜けているものもあります(記憶に残っていない)が、個人的にはvol.3邯鄲(右画像はDVD。amazonへアフィリエイト張ってあります)がいちばん好きな作品です。この作品は、ストーリーに見合う曲を作ったのではなく、ストーリーをベースにして、そこに既存の楽曲を中心に並べた夜会であり、その後、書き上げたストーリーに応じた楽曲をすべて初披露曲で構成するようになっていく、そのきっかけとなった夜会でもありました。 ですから、まだ、分かりやすさ、シンプルさが全面に出ていました。一生というストーリーに、観る者にリンクさせる要素、考えさせるイベントをあれやこれやと組み合わせたもので、とてもシンプルでした。とはいっても、こうなってくると既存の曲だけで構成することはできず、初披露となる楽曲、しかも、それらがキーとなるという数曲がありました。ただ、それも新しい試みとして受け取れたし、何よりもシンプルなメロディラインとシンプルな言葉遣い、さらにリフレインが用いられており、観る者として戸惑いはありませんでした。ま、勘違いはありましたけど。 つまりですね、テーマが明確であって、そういった面からも、この作品が好みだったりもします。様々なシーンがありますから、それぞれに応じた演出もあるんですが、あまりくどさがない。好みでしょうかね、その加減がいいと思います。ま、会場へと最も足を運んだ夜会であることも、その要因となっているとは思うのですが。 で、続けて、やはりLDで我が家に残っているvol.4金環蝕を観たのですが、いまさらに感じたのは、邯鄲と比較すると、作品として練り過ぎ感があることでした。ま、細かなシーンはおいといて、ラストのシーンにテーマを表