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#1069 気がつけば、海外ドラマに年の区切りを意識していた、昨今。

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 アメリカのドラマは秋から新シーズンがスタートし、年が明けると、後半戦が始まります。ということで、実は、たいへんなことになっています。そう、見なければならない作品が多すぎて。特に、年明けからは、あれこれが多くて、多くて。なんてことを毎年書いているような気がしますが。  もはや、追いかけていないGleeは、とうとうファイナルシーズンだそうで、 ストーリー数も半分に減らされて、年明けスタートとか。Lea Micheleがep1で歌う Let it go を早々に公開して話題作りをしていましたが、ぐだぐだになったストーリーを戻して終焉として上手くまとめるための、ファイナルシーズンになるんでしょうな、きっと。  毎年、書いている気がする Revenge は、もはや何をリベンジするのか分からなくなったままに後半戦をスタートさせましたが、さらに、リベンジ対象を分からなくしています。それにしても、何人殺してしまったんでしょうかね、このドラマは。気がつけば、レギュラーの半分ぐらいはいなくなっているじゃないでしょうか。  最近、気になっているのは、HISTORYチャンネルの VIKINGS 。バイキングなんてビッケしか知らなかったので、ドラマ的な演出はともかくとして、とてもとてもおもしろい。あとは、 BBCの ATRANTIS も、架空とはいえ、そのヒストリカルな演出がおもしろく。というように、その趣向も だんだんと一般的からマニア的な作品へと移りつつあります。それも手伝ってなのか、 今更にStarGate Atrantisをep1から見直しています。そのうち、Star trekとかも、全話見直しそうな勢い、かと。 まぁ、あっちのSFもんは、突っ込みどころも多いのですが、作り込みが深くて、ついつい繰り返し見てしまいます。  あまり人気はないようですが、ぼちぼち放送開始となる MR.SELFRIDGE の新シーズンも個人的には期待大。 あ、American Idolも新シーズンがスタートしましたが、さらに趣向を変えて、まぁ、いい方向ではないでしょうか。って、毎回、思っていることでもありますが。  って、気がつくと、こうして新シーズンを待ち、そして放送が終わり……、と、自分にとっては、年末年始や新学期シーズンよりも、この海外番組のサイクルが、1年の区切りになっているような気がし

#864 いろんな意味で刺激的な、海外ドラマのシーズンフィナーレの話。

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 さて、海外ドラマの話、三度。この時期は 続々とシーズンフィナーレを迎えて、日々、愉しさがあります。なんていうんですかね、オドロカシあふれる展開というよりは、次シーズンへのネタを仕掛けているってな見所とでも言いましょうか。  もはや童話の持ち込みすぎにより、収集が着かなくなっていた感のある ONCE UPON A TIME _ season3の最終話では、FROZENのエルサが登場しますってな繋ぎで終わりますが、もはや狙い過ぎを感じました。って、そう、 原作となったSnow Queenではなく、FROZENのエルサってところ、に。 秋にシーズン4がスタートした時、もはや、ネタとして古くなっていやしないかと思うのですけどね。   Revenge _season3の最終話は、レギュラーメンバーの誰かが殺されると予告されていましたが、そのオチは、やはりキミでしたかというもの。ただ、最後の最後で、あの狂気たるテイストを強めて(復活ともいうか)盛り上げつつ、次のシーズンへの布石をまき散らして終わっていますので、そんな作り方になるほどね、を感じたり。と、 なんだかんだ言いつつも、愉しみにしていたりするんですが……。って、書き始めるとまた止まらなくなるので、ここらで止めておきます。  そうそう、この時期は次シーズンがあるかないかも発表されますが、ここにも 意外があります。 単純にレーティングだけではなく、大人の事情とでもいいましょうか。個人的には、BELIEVEとREVOLUTIONのキャンセルについては、なんだかなぁとやっぱりなぁを感じています。って、気がつけば、ともにJ.J. Abramsの作品でしたな。

#856 外さない定番をベースとしながら、そこにひねりを加える、海外ドラマ。

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 海外ドラマといえば、最近では、本国と日本との放送でタイムラグを縮めようとする傾向が 見られます。これまでは、早くても、本国での放送が終わった翌シーズンでしたが、最近では、数話遅れで日本で放送されることも多々。 と言いつつ、なんで日本で放送しないんだろうと思いつつ、放置されてきた作品もあります。たとえば、 ようやく日本での放送がスタートする Downton Abbey 。本国 ではSeason4が終わったところですから3シーズン遅れ。 同じく英国もののMR  SELFRIDGE(Season2が終了したばかり )は、やはり大人気ゆえに日本での放送が期待される作品ですが、同じITVものゆえにDownton Abbeyと重ねて放送することはない、つまり、かなりのタイムラグが発生すると思われます。  話は変わって、最近スタートしたアメリカものは、いずれもいろんな意味合いで練られているなぁと感じます。それはストーリー的な一面だけではなく、商売的な面からも。 SALEM は、時代は中世、超常現象というか魔女がらみなストーリーですが、 その表現方法はかなり過激で子どもに見せられないってな話題性もトピックとしています。超常 現象といえば 、 Believe や RESURRECTION もおもしろい。Believeは、個人的にブレが大きいと感じているJ.J.Abrams作品ではあるものの、まぁ、今のところはおもしろい。ま、今後でしょうかね。LOSTも1話にはあれこれと感心しましたし。RESURRECTIONは、亡くなった人が突然戻ってくるってなストーリー(今のところ)ですが、その展開が早すぎて作品的にも先が読めず、といった状況。これも、回顧やら実はという、後付けストーリーが懸念され、そうなると興味を失いそうな予感もしていますが。いずれにしても、ありきたりな話ながらも、見せ方を工夫しています。  あとは、定番のハイスクール(ティーンエイジ)ものとして、 The 100 と、 STARCROSSED がスタートしています。STARCROSSはハイスクールを舞台としつつ、そこにエイリアンがいるという、まさにどっかで見たことある展開ですが、いつもながら、役者の妙に大人びた若者像が少々気になるのも事実。ま、いずれの作品も役者に異なるタイプを揃えたり、くっついたり離れたりが早すぎるなど、

#855 まさに商売上手といわんばかりの、アメリカのドラマのあれやこれや。

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 最近の海外ドラマについて、まとめなきゃいかんなと思いつつも、あまりのトピックにどうまとめようかと悩んでいましたが、それはさておき、ほほぅ、こう来ましたか、というネタがあったので、それについて、ちょいと書いておきましょうかね。  Nashvilleってな、 カントリーミュージック業界をベースにしたドラマがあるんですが、その内容はさておき、音楽ものですから、放送直後にドラマ内で使用した楽曲が、iTunes Storeにて配信されます。ってな手法は、American IDOLやGleeなんかでも使われており、もはや、あちらにおいては、目新しくもなく。ないはずだったんですが、この Nashvilleでは、キャスト別でのアルバムリリースをしてきました。いやはや、いやはや。  画像は、Juliette Barnes役のHayden Panettiereのもの( → ■ iTunes USへリンク) ですが、16曲で$7.99(1曲単位だと$1.29)ですから、その辺りもちゃんと考えています。ま、Season1で使った曲限定ではありますが(現在はSeason2) 。と思ったらば、ちゃんとScarlet O'connor役のClare Bowenのものもリリース(→ ■ )されていたりして。その一方で、主役であるはずの、Rayna Jaymes役のConnie Brittonのものはなかったりします。そんなラインナップについても、まぁ、よく考えられているかなと、個人的には思いますが。  それにしても、 Hayden Panettiereって、どこかで見たことあると思ったらば、Heroでのチアリーダー役だったり、Ally McBealでのAllyの娘役だったり、したそうで。ちなみに、 Nashvilleは、 Connie Brittonがきっかけで見はじめました。その直前、American Horror Story Season1のVivien役だった彼女が、どこまで代わり映えするんだろうかと思ってのこと。たぶん、制作側の採用理由にも、そんな思惑があったと思われますけども。

#742 それはないでしょう、でもどうするのさ、が加速しているRevenge3。

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  あのですね、って、例のごとく右の画像はアフィリエイトを張っての掲載です。ご了解を。で、本題。ABCのRevenge3、おお、話をそっちへ持って行きますか、ってな展開へと一気に流れていますが、そりゃーないでしょが加速しているように感じます。それこそrevengeがばれてしまい、あれこれが明らかになってしまったのに、まだ続けますか、そう繋げますか、だらけのような気がして、気がして、気がするんですが、それでも観てしまうのはなぜでしょうか。って、だからなんでしょうね。  DowtonAbbeyも、Annaが巻き込まれるという とんでもない展開を仕込んできましたが、ふっと引いて眺めてみると、やっぱりメロドラマの要素が強いような気がします。そう、イギリス貴族社会という演出を使いながらも、ベースは……って話。ただ、これも手法としては、新しさがありますから、それが目新しさにつながっているんでしょう。  皆さん、いろいろと考えているんですなぁ。自分もあれこれと考えねば。

#723 クリエイティブと商売のバランスが、イマイチ見えてこない、海外ドラマ。

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 年が明けて、海外ドラマも一気に動き始めました。まずは、Downton Abbeyのseason4ですな。アメリカでの放送もスタートしたようですが、まぁ、あいかわらずの作り込みで、どのぐらいの予算でできるんだろうか、なんてことも考えたりしました。ストーリーもあいかわらずで、よくよく眺めてみると、イマドキにも通用するドタバタを、時代背景に押し込んだだけとも捉えられますが、それにしても、その演出や表現力は感心することが多くありますし、 アメリカモノではできない感じを強く受けます。で、何よりも ストリーミングならば、全シリーズで$19.99ですから、ま、見てみようかって気もおきますな。ここも大切かと。  イギリスものといえば、本国でスタートしたSherlockが、過去最高の視聴率をたたき出しているようですが、まぁ、分かります。って、まだ観ていないけど。クオリティが高いんですな、イギリスモノは。  そういう観点からすると、おや? が多いのが、Revenge。昨日より、seasno3の後半戦がスタートしましたが、すべてがばれた後、どうつなげるのかと思ったら、そういう押しつけにしてきましたかという、ないよなーと、なるほどなーを混在させており、これはこれでおもしろい。そういう意味ではクオリティは高いかと。最近、思うにこのドラマは、無理だろー、ありえないーを、意図的に演出しているような気がしてきました。いくらなんでも撃たれたあとに船まで泳げないってとか、そればれているでしょう、とか。 と言いつつ、観てしまうのが常ですけども。  いずれにしても、制作側ってのは、どんなスタンスで作っているのでしょうかね。商売とクリエイティブのバランスという観点でね。たぶん、これからは、コンテンツはフリーで提供するというのが主流になっていくでしょうから。もちろん、それはあくまでも主流であって、現行のスタイルはカタチを変えながらも異端として残り続けるでしょう。でもね、って話ね。  そうそう、画像は、掲載するために例のごとくアフィリエイトが張ってあります。ご注意あれ。

#657 練られた脚本と実現してしまう現場に感服なONCE UPON A TIME。

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 日本での放送がはじまった ONCE UPON A TIME ですが、アメリカ本国ではシーズン3へ突入し、さらにスピンオフの ONCE UPON A TIME in Wonderland がスタートしています。スタートした当初は1話だけ見た記憶がある程度で、あまり気にしておらず、どちらかといえば、同じおとぎ話系ベースで、Sean Hayesがプロデューサーに加わったGRIMM(こちらはNBC)に感心がありました。それこそ、良く練られた脚本と、それを再現してしまうCGやら、予算に感心した覚えがあるんですが、いつしか見なくなっていました。  で、ONCE UPON A TIMEの日本放送。あらためて観ますと、まぁ、おもしろい。というか、やはり脚本がよく練られています。その大枠としては、そのおとぎ話、実はね……、という裏というか、別展開をベースに、あれこれとストーリーが展開していきます。だからこそ、よく練られた脚本が必要になるわけですし、架空をビジュアルとして表現するわけですから、って、つまり映像ならばCGに頼るために相当な予算も必要になります。Wickedはミュージカルにてそれを実現していますが、表現手法はいろいろあれども、これら作品にはハイレベルなクリエイティブを感じます。いかに妄想できるか、って話でもあるんですが、これら作品を観ていると自分のレベルの妄想とは遙かに異なるレベルを感じ、自分の才能のなさに落ち込んだりもします。だから、製作現場に関われたら愉しいだろうなとも思うのですが。  ただ、ONCE UPON A TIME in Wonderlandは、すでに4話目にて、続けられるんだろうかという危惧を感じています。アリスの世界がベースになっているため、あまりにもCGが多すぎて、そのクオリティと予算が続くかを、勝手に心配していまして……。ちなみに、本家のほうは、シーズン3にて、ピーターパンが悪役になっているという、ある意味のなんでもあり状態になってきていますから、こちらは、脚本の行き過ぎ、はちゃめちゃぶり具合にちょっと心配していたりします。  そうそう、HOUSE M.D.にてイメージがつきすぎていたJennifer Morrisonが、このONCE UPON A TIMEで違った一面を表現できたってことにちょっと安堵しています。いや、知り合いじゃないけど

#613 ここらで止めておこうかと思ったけど、まだまだ続く海外ドラマネタ。

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 さて、本格的にスタートした海外ドラマの新シーズンですが、新作については、Pilotを含めてとはなりますが、あちこちにおもしろさがありました。いちばん印象に残ったのは The Crazy Ones 。視聴率もかなりいいようですな。さすがRobin Williams効果と思いきや、意外にも製作はDavid E.kelleyでした。どおりで、重たいというか、ジンというか、考えせられるシーンが入っているはずです。というか、彼の製作でのコメディって、初めてかな。それにしても、キャストのキャラクターをそのままに脚本にしている感があって、とっても自然。Robin Williamsはまさにあの暴れようだし、Sarah Michelle Gellarのポジションも妙に作り上げられておらず、ぴったりだと思いますし、彼女の セルフプロデュースになっていないことも、今回は功を奏しているかなと。   Dads は、そのタイトルから、最近、海外ドラマに多い、ゲイメインものかと思ったらば、普通に親子という意味の、父と子。家族モノの中でも珍しい父と子どもにターゲットを当てた作品ですが、シットコムでありながら、ほんわりとした深みを与えており、そんな練られた脚本が気に入りました。たぶん、見続けることになるのかな。  あと、なんだっけか、 HOSTAGES か。大統領を手術の時に殺すってな大胆な展開からスタートするがゆえに、ちょっと惹かれましたが、あの展開を見る限り、ズルズルを予感させる流れが感じられ、もはや見ないかなといった感があります。そうそう、個人的に注目度が高いといえば、 King&Maxwell 。そもそもRebecca rominが……、と思ったら、なに? 10話で、もうキャンセルだそうで。アメリカの打ち切り方はほんと早いです。容赦ないといった感がありますな。そう考えると、ほんとRebecca rominは作品というか、運に恵まれていない感じがします。もったいない。  とか言い出すと、先のSarah Michelle Gellarしかり、Eliza Dushkしかり、Shiri Applebyしかり。特に Shiri Applebyというか、Roswellに出演していた役者は明暗が分かれすぎな気がします。 主役になって脚光を浴びても、次の立場が保証されているわけではなく、次はレギュラ

#604 期待の海外ドラマ、新シーズンスタートでワクワクしている、って話。

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 さて、いよいよドラマの新シーズンがスタートしています。国内ではなくって、海外の話。5月に終了して、3か月待ちで次シーズンの放送スタートというサイクル、なかなかいいと思います。夏に間が空くことを待ちきれないという人もあるでしょうが、個人的には、夏は八ヶ岳にいることが多くて、観ている時間もありませんから、大歓迎だったりします。はい。  というか、気がつけば、そんな季節かって感じですが、考えたら、衝撃的な終わり方をして次が待ち遠しいドラマが数多くなったので、急に愉しみが増えた感もあり、ワクワクしていたりします。  ま、その中でも、あれでしょうな、いちばんは、 Revenge か。あちらでは明日からスタートしますが、作り込みもなかなかの trailer を見る限り、さらなる展開があるようで、云々。そのほかは、 新キャラクターを加えても無理がないストーリーの Modern Family は、 クオリティを落とすことなく再スタートしていましたし、 あとは、意外にも打ち切られなかった Nashville (嫌いじゃない)やら、J.J.Abrams作品なのにLOSTほどわやくちゃになっていないところが好感触な Revolution 、 スタート時とはすっかり流れが変わってしまったのについつい観てしまう(つまり成功なんでしょうな) Hart of DIXIE (O.C.のRachel Bilson主演)や、このままのストーリーで展開されるのか微妙な Beatuy and the Beast (SmallvilleのKristin Kreuk主演)などなど。  ちなみに、最近ではイギリスものがお気に入り。 sherlock しかり、来年からにはなりますが DOWTON ABBEY しかり、 MR SELFRIDGE しかり。…… って、何を言っているんだ、この人は、となってきていると思うので、ここらで止めておきますが。  というわけで、秋の夜長はドラマ漬けになりそうです。

#485 ひたすらに、いやはやな、DOWNTON ABBEYとMR SELFRIDGE。

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 いわゆる日本で放送されているテレビはほとんど見ないので、まったくもって、イマドキのはやりネタやらについては、わかりません。ところがですね、アメリカとイギリスのテレビ番組については、ちょいとばかり詳しかったりします。表現を換えますと、ハマッテいるとも言えますな。ただ、その中でも、全般というわけではなく、日本で広まる前のものが多かったりしますが。以前、書いたGleeは、自分の中では昔になってしまっていますからして。いや、どうだ、すごいだろ、って言ってるんではなくって、さ。  で、今、いやはやなのがイギリス制作モノ。中でもDOWNTON ABBEYとMR SELFRIDGEは、傑作だと思います(画像は海外版ブルーレイ、例のごとくamazonのアリフィエイト張ってあります)。いずれも、1900年代前半のイギリスを舞台にしており、なんていうんでしょうかね、知っているようで知らないので、時代背景を含めて、観ていてとても新鮮。ストーリー的には、ソープオペラ的であり、簡単に言ってしまえば、DOWNTON ABBEYは階級社会(使用人含め)の人間模様であって、MR SELFRIDGEは百貨店を舞台としたドタバタ劇。ところが、イギリスたる誇りを逆手に取って、演出のベースにしているといった感があり、いずれにも下品さが見当たらない。そこにイギリス流のこだわりを感じるのは、好意的に捉えすぎでしょうかね。  なんでしょうね、これら感覚。作品としての完成度、クリエイティブレベルが高いとでも言いましょうかね。ナニモノかにこびているテイストが見られない、ただ、それだけの気もしますが。もちろん、予算も違うか。あ、この感覚は、シャーロックにも通じますな。

#326 最近やたらといやはやを連発してしまう、海外テレビのシーズンファイナル。

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 GWもあっという間に過ぎ、早いもので、もう5月も半分。アメリカではドラマやリアリティショーが続々とシーズンフィナーレを迎えています。 なるほどなという展開やら、やっぱりねという終焉、いずれにしても、出てくる言葉は、いやはや、いやはや。それは、いつも言っていますが、単純なストーリーではなく、見せ方やらなにやら、そっちのほうへの感心に対してなのですが。  まぁ、考えてみれば、放映直後に、1話毎にドラマそのものはもちろん、その中で 使用した楽曲を配信してしまう というスタイルも、いやはやのひとつ。コンテンツビジネスという面では、もはや日本はストレートには戦えないと実感してしまいます。それは、インフラ的な面はもちろん、それを視聴するためのソフトウェア的な面でも感じるところ。いくら、テレビがスマートを謳おうとも、賢さを感じることはありません、云々。  まぁ、そんな話はさておき、まだ、終わっていない番組もありますが、やはり、今シーズンはSMASHがいちばんでした。特に クリエイティブな面で 。 Katharine McPheeありきではなく、スピルバーグらしさ全開でもなく、まぁ、そこが逆に良かったのかなと思います。最終話の見せ方もなかなかで、エンディングのDon''t Forget Meがとてもよかった。なんともミュージカル的な楽曲ですが、マリリンモンローという題材をメロディと言葉で上手くストーリーとリンクさせており、ファイナル的な演出も重なって、とてもクリエティブ。 いざこざというイベントが盛りだくさんでしたが、全てを上手く収めつつ、ほんのわずかの、おや? を残したまま、次のシーズンへと繋げるというストレートな流れもいい。なんていうんでしょうかね、TheO.C.的なイライラ、LOST的なまたか……、がない。 まさにいやはや。  一方で、キャンセルになった作品もあれやこれやと多いようで。そりゃそうでしょうと思う作品もありますが、中でもRingerは、なぜ? と思ったりもします。まぁ、いろいろな大人の事情があるんでしょうね。ビジネスでもありますから。そうそう、Desperate Housewivesは高額ギャラがネックだったと言われてますが、シーズン通しての視聴率を見ると、とんでもない落ち込み方をしているんですな。  所詮はビジネスと捉えるか、エンターテ

#321 スピード感と意外性と、役者に摺り合わせた脚本が秀逸だと感じた、リベンジ。

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 BS253(D-Life)にて日本での放送がスタートしたばかりのrevengeですが、ところどころにおかしな矛盾は感じつつも、良く出来た作品だと思いながら見ております。主役であるEmily VanCampありきで作られたストーリーなのか、このストーリーゆえのEmily VanCamp採用なのかは分かりませんが、これがなんとも適役で、その点がイチオシな理由でもあります。そもそも、彼女のことはBrothers&Sistersで知りましたが、ふとした表情の中に陰といいましょうか、暗さがあることを強く感じてました。見方によっては、笑みの中にある企みを表現できる役者とでもいいましょうか。それが直接的にリベンジ(復讐)を意味するとは思いませんが、今回のこの役を演じるにはぴったりだと思うわけです。同じ役者ありき、もしくは役者を生かすというスタンスからドラマを作っても、この国とあの国では、こうも違うものかと感じたりもしましたが。  さて、その内容についてですな。細かなストーリーは触れずに起きましょうか。いいと感じた点を挙げてみましょうか。まずは、いきなり結末的なシーンからPilotをスタートさせて、そこまでたどり着くストーリーにて展開していくかと思えば、実はそれは通過点に過ぎないことが明らかにしつつも、その展開は、LOST的な後付け感とダラダラ感とは逆なスピード感があること。そして、予期せぬとまでは言わぬものの、ほほぅと思わせるオドロカシを見せる脚本も好印象。さらには、本国では16話まで放送後に、それまでをFrom the Beginingとしてまとめて、しかもフリーで公開してしまうスタイルも拍手喝采。ちなみに、その構成もわかりやすく上手く組まれていて脱帽気味。と、Facebook流に言うならば、「いいね!」 尽くめ。  唯一の難点はストーリーをどう落としていくか。リベンジがテーマゆえに、いつまでも続けられるドラマではありませんので。ひっぱってもSeason2かと。

#315 まさにいやはやしか言葉に出てこない、最新のgleeとSMASH(本国)。

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 海外ドラマネタです。この前、気付いたのですが、ERやらCSIやらHOUSEやらを見ていたら、そこにあふれている 解剖やら死体やら血といったシーンを目にしながらでも、ご飯を食べられるようになっていました。まぁ、実物は、こんなに整った姿、カタチではないでしょうから、実際にそれができるかと言えば、それは違うような気もしますが。とはいえ慣れとは恐いなと思ったりもしましたが。慣れといえば、最近の海外ドラマに必ずといっていいほど登場するゲイについても同じ。でも、これがアメリカの今なのか、と思ってしまうのは、先と同じように違うんでしょうな。こういうのは、慣れじゃなくて、思い込みとも言うのか。  さて、海外ドラマ。先日、本国でgleeのSeason3前半が終了しましたが、生徒の自殺→地区大会→カークラッシュ(その瞬間で終了)と、ちょいとイベントを盛り込み過ぎな気がしました。ここから後半再開までは数週間空くようなので、こういうネタ振りもありなのかもしれませんけど。それはさておき、Lea Micheleは、その安定感を含めて、なんだかんだいいながらもいいと思いました。West Side Storyの時にA Boy Like Thatにてハイトーンを出したことにも驚きましたが、今回のHere's to usでの、力強さあふれる高音域と、転調時のスムーズな移行やら、その幅広い表現力は恐れ入りましたと感じまして。この人、これだけの表現力を、この先、どうするんでしょうか。勝手な心配ではありますが、その収まりどころが見えてきません。映画よりも、やっぱりミュージカルなのか。  で、一方、3回目を終了したSMASHは、回を重ねるごとに視聴者数を落としつつあるようですが、質は落ちていないように思います。むしろ、gleeとの違いといいますか、SMASHが目指したところが見えてきまして、やるなぁと唸るところ多々。その中でもオリジナル曲の質にはまさに脱帽。歌い手が上手いだけではなく、作り手がいろんな意味で上手い。前に書きましたけど、情景を音や詞に表現し、それをアレンジで演出しています。ミュージカルっぽいのは事実ですが、そこには作り手の顔が見えてきますからして、そのクリエイティブという 意味でも、やられた感はとても強く。……。  いやはや、まさにいやはやなのです。あ、その2曲のリンクを張っておきます

#308 前評判以上に、おもしろさ(笑いじゃなくって)があふれていたSMASH。

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  ここについて、おもしろいんだけど、たまにヘンなこと、意味不明なことを書くよね、と言われたことがあります。たぶん、それはマイナス的な意味合いで。なんとなく思い当たるんですが、それを意識すると、それじゃなくても浅い、自分の深みが消え去ってしまうので、気にしないようにしています。と言いながら、気にしていますが。 さて、今回は思い切って、そんな意味不明なネタを。ちょっとばかし、言葉があふれて止まらないものですから。  常日頃、海外ドラマに浸っています。アメリカものに。それが最近のカジュアルな外出を妨げる要因ともなっているのですが。ただ、見方として、制作側の立場から、かっこよく言えばクリエイティブな面から見ており、そのストーリーにはまるような見方ではありません。制作側の、凝り方とか、練り方が実におもしろいのです。と、ここまで前置きしましたので、この先は、聞いたことないような言葉を羅列させます。 ○  いよいよ、アメリカ本国でスタートするSMASHの話。いわゆるミュージカルテイストを用いたということで、gleeの二番煎じ的に捉えられていましたが、実際はかなり違っていました。なんていうんでしょうか、こちらはリアリティが強く、見せるべきところをごまかさずに、ストレートに表現しているところは、 正当派とでも言いましょうか。 その観点からすると、 カット割りを細かくすることで、揃っていないダンスでも勢い出している gleeは逆。いや、gleeを否定してはいません。gleeには非現実的な楽しさや遊び心があって、別物だということ。まさに、gleeがあるから SMASH が成立したかのような存在かなと感じます。  で、 SMASH ですが、配役がとてもいい。American Idol後、生き残れそうながらもポジションが曖昧だった(と感じていた)Katharine McPheeを採用しながら、Wickedでglindaを演じた、つまり正当派 Megan Hiltyも起用。 Katharine McPheeだけだったら、彼女のよいしょ作品になっていましたが、良い意味で両者が引き立てられてまして、 このバランスも絶妙。 すべて、計算ずく。いやはや。 で、 さらに、 Debra Messing( Will & Graceのイメージが強く残ってて、これからの仕事を心配していた。ちなみ