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#1470 タイヤ交換は、交換作業よりも、運ぶ作業が面倒って、話。

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 それほどにどたばたしていたわけでもありませんし、年末進行に追いかけられていたわけでもないんですが、なんとなく放置していました、このページ。というわけで、なんとなくで先延ばしにしていた、ジムニーのスタッドレスタイヤ履き替えも、タイヤ組み込みは終わっていたものの、ついつい気が乗らず、ギリギリまで伸ばす始末。いかんですなぁ、このぐーたら加減。ほんと、いかんです。  ま、バルコニーに積まれているタイヤを運んで、ちょっと広くて交換しやすいフィエスタの駐車場へと移動して、交換するだけなんですが、これが面倒。前にも書いていると思いますが、ほら、マンション住まいって、タイヤを運び出すのが結構面倒でしてね。とはいっても、今回作業したジムニーのタイヤは、グランドチェロキーの245/70R16サイズ4本よりは軽いし、小さいですから、楽なんですが、それでも、面倒。タイヤ交換作業そのものはほんとに簡単なのに、タイヤを下ろして、履き替えたタイヤを家へと持ってくるという、その作業がひたすらに面倒なんです。  ですから、今回は、履き替えた夏タイヤを、家へと上げることなく、そのままに駐車場に置いておこうかと思いました。盗難にあったとしても諦めがつくかなと思ったもので。しかし、もし、盗難にあったら気分がいいものではないな……と思い、台車に乗せて、再び、自宅へと上げ、バルコニーへと運びました。  というわけで、ジムニーにスタッドレスタイヤをはいたわけですが、はいたんですが、目的地まで、どうやら雪を踏みしめるシーンがない様子。そのインプレッションはひたすらにオンロードになりそうですが。また、後日に。

#1469 富士山は静岡側から見る姿が、いちばん好きです、って話。

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 寒気が入り込んで来たこともあってか、急に冬を感じさせるようになりました。我が家のある高尾でも毎朝氷点下となり、午前中にクルマで出掛ける際には、温水を入れたペットボトルを持って家を出るようになりました。飲むんじゃありません、フロントウインドウへの凍り付きを溶かすために。ちなみに、フィエスタには、フロントガラス全体に熱線が入っています(リアじゃなくてね)が、やはり溶かすまでには時間を要しますから、この温水ペットボトルのほうが早かったりします。それにしても、フロントウインドウに熱線だなんて、通常見難くないかい? と思われるかもしれませんが、ま、慣れですな、慣れ。それにしても、このフロントガラスの熱線って、ヨーロッパ車らしい装備だと思います、ほんとに。って、日本に導入されているモデルで、ほかにも見かけたな、これ、なんだっけか、MINIもそうじゃなかったでしたっけか。って、自信はありませんけども。  ま、そんな冬を感じさせる季節になりましたから、富士山もキレイに見えるようになりました。上の写真は、先日のスタックランドファームオフロードコースの帰り道ですが、ちょうど夕陽を横から受け、その夕陽も沈む直前だったこともあって、とてもきれいでした。下の写真は、今日の夕方、日野市を流れる浅川の土手の道を走っている時のもの。富士山は遠くにありますが、山頂が吹雪いている様子まで分かるほどにくっきりと見え、これはこれで、とても良かった。  今週だったか、静岡は静岡市まで出掛けてきましたが、親戚と話していたらですね、静岡市というか、清水市は三保の松原から見る富士山がきれいだと言われる、なんて話になりました。まぁ、富士山を散々に、しょっちゅう、あちらこちらから見ている者としては……、って、やっぱり静岡から見る富士山が好きですな。ま、南西側から見ること、つまり、陽の加減もあるんでしょうけど、手前の山と海とのバランス加減もいい。薩埵峠から見る富士山もいいんですが、いいんですけどね、なんかね、あれ、高速道路のポスターを思い起こさせてしまうんです、あれ。

#1468 やっぱり、トルクだと思うんです、クルマって、という話(BMW・M140i)。

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 BMW試乗記、続いてはM140iです。あれです、1シリーズに6気筒3.0Lターボエンジンを載せて、M風味を仕立てたモデル。ディーゼルエンジンでも必ず言いますけどね、やっぱりね、エンジンはトルクなんです。だからといってレスポンスが犠牲になるのもなんですが、まずはトルクです。というわけで、このM140iに搭載されている直6ターボは最大トルク500Nmを1520回転〜4500回転まで発生させ続けるという、聞いただけでうっとりしてしまうスペックを誇っています。しかしですね、それがですね、暴力的ではない。日常域は意外にもジェントルなフィーリングでして、まったくもって、いやになっちゃう。あ、ダメというのではなく、仕立て方が上手いなぁとひたすらに感心してしまうという意味合いで。  さらにですね、乗り心地がしっかりと確保してあって、とても好印象。タイヤサイズはフロントが225/40R18、リアが245/35R18としていますが、これがですね、タイヤの扁平率を言い訳にしない乗り心地を確保してありまして、ひたすらにため息。具体的にいいますと、ストローク量はありませんし、ストローク感を意識させるようなフィーリングにもありませんが、その中で、実に美しく動き回るといった感がありまして、突き上げ感を出しません。それでいながら、ハンドリングにおいてはコーナーでロールを感じさせる、つまり荷重移動を感じさせるという、何ともかんともな仕立てになっており、絶品。  ま、その価格590万円。そもそも1シリーズは310万円から始まることを考えると、その価格差は280万円にもなりますが、M140iの仕立てはチューニング費(差額)以上を感じさせます。つまり、お買い得かと。ただですね、その少し先にM2クーペが768万円で見えていますから、それを考えると、なかなか選び辛い。ほら、フルチューチューンなコンプリートモデルがあと170万円とちょっと支払うと手に入るわけですから。といいつつ、それって、クルマ1台が購入できる価格ではありますけどね。

#1467 比較しなければ、不足は全くない、BMW1シリーズ・ディーゼル。

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 ディーゼルエンジン搭載モデルを矢継ぎ早といわんばかりに増やしているBMWですが、いつしか、X1にまでディーゼルエンジンが追加になっていました。というわけで、ロングドライブに出掛けたわけですが、まぁ、悪いわけはなかった。なかったけど、予想とちょっと違ったところもあったという、そんな発見がありました。  ディーゼルエンジンについては言うまでもありません。低回転域からトルクフルで極太を感じるトルク感はそのままに高回転まで回っていきます。まぁ、ただ、いわゆるパンチはありませんし、低回転域のレスポンスという面ではやっぱりガソリンエンジンに劣るところを感じます、感じますけど、個人的な好みはこちらのほう。何よりも、アクセルペダルの踏み込み量に対してのトルクの出方が美しく、不足なし。高回転でパンチがないと言いましたけど、気が付けばとんでもない速度域に入っていますから、これもまた不足なし。高速での追い越し加速? ストレスがないどころか、もう、十二分ですといわんばかりのトルクで応対してくれますから、これまた不足なし。ただ、ですね、その直後に乗った、自分のフィエスタの、出だしの過剰とも言えるトルクの盛り方といいましょうか、唐突さを感じると、やっぱり、ディーゼルたるレスポンスの悪さたる存在を覚えたりもします。ただ、まぁ、そこで感じたのは、フィエスタのやんちゃぶりといいましょうか、行き過ぎ感でしたから、……。  さて、乗り味はですね、同じプラットフォームの2シリーズグランツアラーがコンフォートに振っているのに対して、乗用車的。ま、SUV的というよりは、乗用車的。ハンドリングは重心高があるなりのロール感を演出していますが、乗り心地は少々の節度感の中に硬さが存在していまして、ま、このあたりは、好みの問題ではありますが、個人的には2シリーズグランツアラーの乗り心地のほうが好み、かな、と。いずれにしても、不足はありません。  ちなみにですね、試乗会でMスポーツをテストしたんですが、硬さを感じるところはあります、ありますが、ドタバタと暴れる様子が見られなくてですね、つまり、不快感に届いていなくて、好印象。といいますか、サスペンションのストローク感に質感がむしろプラスされていて、好印象。ハンドリングはクイック感ではなく、素直さを増していて、こちらも、また、好印象。どっちが、いいかと言われたら

#1466 意外に遠いけど、意外に満足感がある、銚子ドライブの話。

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 依頼をいただいている日帰りドライブ取材もですね、振り返ってみますと、05年からですから、かれこれ10年以上担当していることになります。どおりで、紹介しつくしたワケです。というわけで、今回は、3回目となる銚子を訪れましたが、醤油工場見学もヒゲタもヤマサも紹介していますし、ポートタワーも犬吠埼灯台ももちろん紹介済み。となると、どこを紹介すればいいのかって話になってきて、最近では、ガイドブック系には紹介されていないようなスポットを巡ったり、地域ではなく、道の駅繋がりにするなど、無理矢理感があります。  というわけで、3回目の銚子となったわけですが、隠れスポットを紹介するには、無理があり過ぎるので、堂々と有名スポットを巡ることに。と思ったら、久しぶりに訪れた銚子、新スポットが生まれていました。少し前に、漁協直営の販売所が閉店になったことは知っていたんですが、その理由が東日本大震災によるものなんだろうな、なんて、勝手に思っていました。そしたらですね、震災の影響かどうかはわかりませんが、市場を建て直しておりまして、そのための閉店だったようです。ただ、復活したのは、直売所ではなく、食事処でしたが。きれいになった店舗で提供されるメニューは、価格を含めて、観光客向けではありますが、ま、ごまかしを考えている店舗とは異なり、まじめさがあり、ちょっと感心。まじめさをどこに感じたか? 海鮮丼のゴハン、ちゃんと冷えたゴハンを使っていたこと。あるんです、刺し身を載せるのに、暖かいゴハンを使うところが。  今回の発見は、もうひとつ。ぬれ煎餅で有名な銚子電鉄ですが、いつしか煎餅バリエーションを増やしていました。最近のことではないのかな、これ。で、直売所まで作っていましてですね、B級品まで取り揃えていました。煎餅老舗ではありませんから、味については、今一つを感じるところもありますが、価格に遠慮が感じれ、今のところ、好印象。これが流行りだすと、途端に変わってしまいますので、今後にちょっと心配はありますけどね。いや、実は、そんな気配を店内から感じたもので……。  というわけで、まとめ。知っているつもりであっても、変わっていることもあり、やっぱりですね、足を運んでみなきゃならんな、と思った次第。ま、それがドライブの愉しさであり、醍醐味でもありますしね。

#1465 ジムニー、スタックランドファーム、デビューを果たす、の話。

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 恒例となっております、年2回のスタックランドファームオフロードコース走行会ですが、冬バージョンといいましょうか、秋バージョンは、収穫作業がメインとなっております。秋ですから、ほら。というわけで、今年はメンバーの都合から少々遅くなって、この前の日曜日に出掛けてきました。きましたら、すっかり冬景色で、霜は下りているは、といいましょうか、霜は下りたままに1日中溶けずに残っている始末。収穫作業にはそれほど影響はなかったのですが、ここスタックランドファームはコース設定もさることながら泥が凶悪でして、そうなんですね、僅かに溶けた霜が路面をマッディにしてくれていまして、今回は、ほとんど走らずに終了となりました。  といいますかね、土を掘り返してみたら、予想外の収穫量と人手不足から、午前も午後も収穫作業となりましてね。いやー、さすがに疲れましたというか、腰が痛・気持ちいい……、って、これが、腰を痛める警告だそうで。とはいっても、畑まではクルマで向かわねばなりません。ということから、ジムニーはオーナーが変わってから初オフロード走行となりましたが、これが走らなかった。下回りをヒットしていないのに、動けない。それほどにタイヤがグリップしていませんでした。実は、この時期のスタックランドファームのマッディな路面は、その下が凍結しているという、最悪といいましょうか、最凶な条件にあり、過去に取材でとんでもないスタックをしたことがありました。なので、今回も、さすがにHTタイヤじゃ無理かとそんな解釈をしていましたが、それにしても何か違う感を覚えたままに、あっけなくスタックしたと。  で、押してもらったんですけどね、そしたら、ヨンク入っていないよーと、指摘が。フロントが回っていなかったようで……。は、恥ずかしい。そうなんです、ここのところ、グランドチェロキー、つまりフルタイム4WDでしたからってシフトなんて操作したこと……、いや、コースに出る前にはローに入れていましたから、そんなミスはあり得ないんですが、ま、そんなミスしていました。もちろん、ヨンクにしたら、あっけなく脱出。そりゃそうだ。といいますかね、逆にFRのままで良く走っていたなと感心した次第でした。  いやー、それにしても、やっぱり前後リジッドサスはいいですなぁ。あと、MTもね。ひたすらに愉しいです。さて、スタッドレスタイヤに履き替えま

#1464 まさかの十分を感じてしまった、3気筒なBMW3シリーズ(318i)。

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 BMWの3シリーズにおいて、318iってグレードは、かつての、320iの6気筒エンジン対して、えー、4気筒になっちゃうの? 的な、ま、ある意味、マイナスといいましょうか、そんなイメージがあります。ありますが、実際に乗ってみると、不足を感じるどころか、え、頭が軽くてですね、これでいいじゃんと言わんばかりの説得に、やられた感を覚えるもの。しかしですね、さすがに、現行型に追加された318iは、3気筒エンジン搭載となりますから、それはないでしょうと思う反面、きっと、唸らせるような仕上がりになっているんだろうな、と思うところ、半面。  で、結論、あまり詳しくなく、3気筒であることを知らぬままに乗ったならば、気付かないと、思います、これ。あのですね、ビックリしました、あまりの遮音(振動含)性に。観察するとですね、発進時に3気筒なりの存在(振動と音)を僅かに感じるのですが、エンジンが回ってしまうと、もはや分からず。ターボといっても、排気量は1.5Lだから不足を感じるだろうな……と思うとですね、これが中回転域に存在を感じられるトルクバンド(厚みといったほうが的確かも)がありまして、パワーの面で不足を感じさせない。ま、高回転まで意図的に回そうとアクセルを踏み込むと、やっぱり2.0Lターボとは違うな感を覚えますが、まぁ、これですね、旧型の2.0LNAと遜色ないどころか、そのわずかに3気筒を感じさせるところ以外は、十二分を感じます。  といいますかね、逆に、先の音、振動がですね、気筒数に関わらず、エンジンの存在を感じさせてくれるものでして、あえて、それを感じさせるように仕立てている(残している)といわんばかりの演出に、むしろ、いいじゃん、これと思ってしまったほどでした。で、さらにですね、シャシーに豊かさが加わっていまして、あれ、これ、頭が軽いから? それとも改良された? と、そんなプラスな印象まで覚えまして、ちょっとビックリ。  ほほぅ、これならアリじゃんと思いつつ、価格表を見ると、318iSportで車両本体価格467万円となもし。やっぱり、もう少しのリーズナブル感を求めてしまいます。さて、このモデル、どういった層の人が購入するんでしょうか。やはり、初BMWユーザーなのでしょうかね。

#1463 カッコいいSUVってのはこういうもんだ、と思った、新しいプジョー3008。

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 ここのところ、ひとつ書き上げようかというところで、次の依頼が入り、書き終わろうかというところで、その次の依頼が入るという、不思議なサイクルにあります。ま、仕事をいただけるということは、ひたすらに感謝ではあるんですが、来週になったら休みができると思いきや、延期になり……、の繰り返しにあり、落ち着かないといいましょうか、日々、追われている感があります。というわけで、本日も、さきほど、納品を終了。しかし、次が待ち構えています、はい。  そんなバタバタな中、先日、来年導入されるプジョー3008を見てきました。ら、あのですね、写真で見ていたよりも、とってもカッコよかった。というわけで、その良さが伝わるようにと、写真を撮ってきたつもりでしたが、こうしてみるとあのカッコ良さは伝えられる写真には思えません。  なにが、カッコ良かったかと言いますと、スタイリッシュなんですな。ラインをゴテゴテに入れて、なんとなく、近未来をデザインしたようなモデルとは違いまして、SUVたるスタイルと、プジョーらしい品の良さとが、バランスしていましてね、はっきり言って、美しい。特にサイドから眺めますとね、サイドウインドウのグラフィックを薄くして、ドアの高さ(厚み)を与えているところなんか、なんていうんでしょうかね、あ、スポーツカーテイストそのもの。で、室内は、サイズなり、サイズ以上のゆとりがあってですね、デザインにおける品も相まって、これもまた、なんていうんでしょうかね、あの、えっと、キャビンって感じ。違う、個室って感じ。違う、パーソナルな空間と言わんばかりの特別に設えられた車内となっておりまして、スゴク、いい。あれですな、DS5のリアシートに座った時のような、特別感という表現がいちばん近いでしょうか。  というわけで、まだ、試乗はしておりませんが、とってもいいと、思います、プジョー3008。

#1462 予想外の仕上がりだった、トールとルーミーとタンク。

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 あれです、と突然に始めますけど、あれですよ、あれ、今、話題の、ダイハツのトール、トヨタのルーミーとタンクに乗ってきました。これらモデル、Aセグのトールワゴンなんですが、昨今のセグメント分けは、一方でのサイズ拡大と、一方でのサイズ留まりとで、なんとも位置づけらいところがありますが、Aセグモデルとして、とてもいい仕上がりになっている、ま、自動車雑誌的にいいますとね、クラスをひとつ超えた感にあふれていました。そのベースは #1352 で不足なしと書きましたブーン・パッソですが、さらなるボディ剛性アップによって、ただ、トールワゴンに仕立てただけ以上のポテンシャルを得ていました。そう、ブーン・パッソでも書いたシャシー性能に対する印象まで、さらに高められていましてね、やられた感がありました。  やっぱりですね、ボディの仕立ては、クラス感に直結する質感を演出するに不可欠ですし、乗り味にも大きく影響を与えるものでして、重要であることを改めて感じた次第。ハンドリングも、クラスなりの曖昧さは残っていますが、アシスト力たる演出も相まってですが、これが意外に操舵感があって良かった。ただ、タイヤのキャラクターもあるんでしょうね、グリップ感が見え辛くて、そこに惜しいを感じました。そう、まさに、ハンドリングに曖昧さが残っていても、タイヤのグリップ感は伝えてくるという海外のAセグモデルとの違いであって、どちらが、理想かななんてことをしばし考えながら試乗しましたが。  乗り心地の面では、Aセグレベルを超えていると思います。ハーシュネスを上手く抑え込んでいまして、実に快適。いいまとめ方をしていると思います。1.0LNAエンジンはトルク優先といった感があり、CVTの協調も相まって、不足を感じません。で、ターボになると、必要にして十二分を感じますが、ただ、低回転域においてトルク変動を感じさせるところがあり、ターボラグをもう少し上手く整えると……、って、NAに対してターボはサスペンションの設定も変えていましたから、ひょっとすると、ターボらしさたる演出だったのかも……、いや、そんなことはないか。そうそう、ターボはサスペンションチューニングも変えてありましたが、好みはリアにスタビラーザーを採用していない、NAのほう。のんびり、穏やかに、そんなセッティングが見合っていると思います、このクルマは。  あとは

#1461 時代が、日本が、車が、企画が、オモシロイ、カローラvsサニー。

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  #1450 にて紹介しました、三栄書房の歴代カローラのすべて、ですが、このサイトからのリンクを通じて購入していただいた方がおりまして、おかげさまで1冊あたり36円(1200円の3%)分のポイントをいただきました。感謝いたします。えっと、ま、その、アフィリエイトってやつですな。  さて、そのシリーズで、今度はカローラvsサニーが出版されましたが、前回のカローラでの執筆が、編集部のリクエストレベルになんとか引っかかったようで、再びの執筆依頼をいただき、執筆。ありがたいことです、はい。で、なぜに、いまさらにカローラvsサニーなのか、と思いきや、執筆にあたって振り返るとおもしろいんですね、両車。といいますか、あの時代。この本は、それを上手く構成していまして、ま、具体的にいいますと、vsという斬り方によって、両モデルの深さたるスゴサを、ま、極端な言い方をしますとね、あの頃の日本は良かった(凄かった)、いやいや、あの頃の日本車はおもしろかったよねという、感慨に浸らせてくれます。  自分が執筆したのは、日産がロータリーエンジンにチャレンジしていた頃の話と、サニートラックの話なんですが、いずれも、あの頃だから許されたといいましょうか、立ち上がった企画であり、やっぱりですね、いい時代だったんだなぁということを感じます。実のところ、サニートラックも日産のロータリーエンジンの話も、自分が3、4歳の頃のことですから、リアルタイムな話ではなく、後から知ったことであり、また、今回の執筆において改めて調べたこともあったのですが、そんな過程も実に愉しさがありました。ま、これも取材といいましょうか、執筆たる醍醐味ですな。その中でもやっぱりですね、先輩方々の執筆、取材が、すこぶるオモシロイ。参考にと、あれこれと読み解いていくとですね、昨今のクルマのような語るべきポイントが少なくなったモデルとは異なり、未完成も味もあふれていたモデルだったこともありましょうが、それにしても、観点が違うといいましょうか、ジャーナリスト的な視点が深いし、それがおもしろさといいましょうか、クルマ好きにはたまらない表現となっていまして、仕事であることを忘れて、読みふけてしまう始末。何でしょうかね、この、おもしろさというか、違いは。  というわけで、そんな昔の誌面を用いながら、表紙に謳われている"凄さ&quo

#1460 雪は積もったのに、タイヤが届いていないから、自宅待機だった話。

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 東京にも雪が降り、積もったあの日……、と書き出したものの、はて、何をまとめに書いたんだか、思い出せず。そうなんです、ここ、一度、書きあげて、アップして、修正したんですが、操作を誤って消し去りました。というわけで、書き直しています。  もちろん、高尾にも雪は降り、そして積もりました。で、当日はそのままに気温が上がらなかったこと、翌日は晴れたものの積もった雪によって冷蔵庫状態でしたから、翌々日の朝になっても、雪はこのぐらい残っていました(写真:撮影前に中途半端に雪をどけてしまっていますが)。といってもですね、この駐車場、一日中陽が当たる場所でして、クルマを停めておくことを考えると、できれば選びたくない、ってな条件の駐車場。そこで、この状態でした。  さて、雪といえば、スノードライブですが、今シーズンは、フィエスタではなく、ジムニーで愉しもうと企んでいます。グランドチェロキーでも愉しんでいましたけど、あの人ですね、ハイレンジではFR寄りのセッティングとなっていて、滑ってから、その回転差で油圧ポンプを回して、クラッチを繋ぐものでね、そう、タイムラグがあるのと、トルクがデカイので、回転差が大きい時、突然に、ドカンと繋ぐもんですから、つまりですね、あのですね、挙動が読めるようで、読めるんですが、車重がありますから、コワイところもありました。なので、実は、出掛けるにわずかに消極的なところもありました。  ま、思うにですね、やっぱりですね、パートタイムなわけですよ、確実なのは。そう常々感じてきましたが、グランドチェロキーに悪くて、それも公には言えずでした。って、ちなみに、グランドチェロキーはローレンジにシフトすると、センターデフロック、いわゆるパートタイム4WD状態になるんですが、ローレンジで街中や高速を走るわけにもいきませんしね。って、ここで語っているグランドチェロキーは、2世代目のWJ型で、V8エンジン搭載モデルに組み合わされていたクォドラ……、なんだっけか、いやいや、覚えています、ちゃんと、そうクォドラドライブの話ですが。  えっと、前に書いた時はグランドチェロキー話はしていないように記憶していますが、ま、いいや。というわけで、今年のスノードライブ用のタイヤ、発注しました。こういった仕事をしていても、といいますか、しているからこそ、身銭を切ってタイヤを選びますが、い

#1459 あれ、ずいぶんと良くなっているじゃん、トヨタ・ハチロク。

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 さて、ハチロクです。ここのところランドクルーザーの原稿に追われていますので、なんだか、トヨタ三昧って感じです。そういえば、今週にはトヨタでも販売される新型車の試乗会もありますし。あれ、ひょっとしてと振り返ってみると、今年はトヨタ系のクルマについての執筆やらが、いちばん多いような気もしますが。ということで、トヨタ車と自分について振り返ってみますと……、って、トヨタ車に乗ったことが……、いや、大丈夫ですよ、ランドクルーザーに乗っていたことがありますから。  さてはて、ハチロクの話です。ハチロクなのに、なぜか4x4magazineでの仕事。オフロードを走らせるってわけでもないですし、FRスポーツカーのお勉強をしましょうって企画でもありません。試乗記事を紹介する企画があるんです、はい。で、ハチロク。早いものでデビューから5年目を迎えていたようで、今年の夏、大改良といえるマイナーチェンジを行いました。で、ハチロク。これがですね、実に良くなっていておりましてね、驚きましたよ。  試乗したのはハイパフォーマンス仕様ではないGTリミテッドのMTでしたが、エンジンフィールがですね、パワーアップを果たしたっていうから、過激さを先に感じるかと思ったらば、これがですね、かなりジェントルな仕立てになっていまして、つまり扱いやすい。とっても扱いやすくなっていた。アクセルを踏んだ際のレスポンスもかなり極められていましてね、って、レスポンスが良くなっているだけではなくって、踏み込み量に対してきめ細やかなレスポンスとトルクを提供してくれまして、これ、扱いやすさに繋がっています。  で、シャシーはですね、これがまた良かった。特に好印象だったのは微舵角におけるグリップ感。パワーステアリングのアシスト量の変化もあってのことなんですが、それにしても、オンセンターからの繋がりが美しい。違和感を覚えさせるようなクイックを感じさせることなく、クイックに、そしてグイグイと曲がっていく。ま、そんなシーンでのグリップ力はいうまでもなく十二分。って、今回はクローズドコースでの試乗ではなかったので、限界までは達する前の話ですが。  さらにですね、そんなジェントルテイストに倣うかのように、乗り心地もすこぶるいい。とにもかくにも、どんなシーンでも、215/45R17というタイヤサイズを、暴れさせない、ばたつかせない、

#1458 内容を充実させたリーズナブル感をアピールした、パサートの商品改良。

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 守りに入っていちゃいかんとばかりに、インポーターが攻勢に出ていることが印象に残る、昨今。#1457で、プジョー・シトロエン・ジャポンのディーゼル戦略について触れましたが、今日は、VWからパサート商品強化の知らせが届きました。って、今年に入ってからのVWは、春先にゴルフやポロの価格を下げるというアプローチを行い、秋にはフェイスリフトしたビートルを導入するなど、そこには来年へと勢いをつけようとしている感が伺えます。で、パサート。現行型は、そのいい人そうには見えないようなテイストもあってか、目立つ、つまり、やたらと見かけるような気がします。そもそもパサートに対しては、内容の割に安いというリーズナブル感があるモデルであり、現行型については、 #1195 で褒め、 #1278 で褒め称え、 #1279 で低燃費もアドバンテージだと記しています。これからの熟成も期待されますし、ま、価格を含めたベンチマーク的なモデルである、つまりは、売れていいモデルだと捉えています。  さて、今回の日本仕様における変更ですが、これがですね、ま、日本向けらしい仕様と言いましょうか、そのラインナップに、今後のVWの戦略が見えたような気がします。この価格帯といいましょうか、Dセグのモデルは、見かけの安さよりも、装備を充実させたほうが売り上げに繋がるようで、メルセデスベンツにしても、BMWにしても、ここのところ、大幅に価格帯を上昇させています。ま、それでも、お客さんがついてくるんですね、あの価格帯は。いやはや、いやはや。ただ、あまりに急激なアップだったもんですから、さすがに置いていかれてしまうお客さんもいるようで、ちょっと待てよとばかりに、以前の価格帯で手に入るモデルを設定。そんな中にあって、パサートはリーズナブル感がさらに際立ってきたように捉えていました。  しかし、今回の改良で、ボトムに手を加えることなく、いわゆる売れ筋グレードの内容を充実させて、さらにその価格をアップさせるという手法に出てきました。具体的には、コンフォートラインをエレガントラインと名称変更して、ランプ系にLEDを採用して、アルカンターラ&レザーのコンビシートやらそのほかを標準装備して、20万円アップの379万9000円(セダン)にしたと。ま、内容を考えると割高感はないのかもしれませんが、ボトムのトレンドラインが329万円(セ

#1457 ディーゼル導入は大正解だと感じた、フェイスリフト版シトロエンC4ピカソ。

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 それは突然に、というか、戦略的にアナウンスされました。そうです、 #1431 にて書きました、フェイスリフトを受けたシトロエンC4ピカソシリーズにディーゼルエンジン搭載モデルが追加されるってな話。導入は来春予定だそうで、先に特別仕様車として200台を導入するとか。  プジョー・シトロエン・ジャポンもディーゼルエンジン攻勢へと打って出ましたが、 #1406 にて書きましたように308ディーゼルはヨシダイチオシですからして、このC4ピカソへの期待もそりゃ大きくなります。といいますかね、たぶん、いいんですよ、これ。いや、悪いわけはないんですよ。ただ、2.0Lのみというのが残念。いわゆるパワー感には届かなくても、1.6Lのあの十二分な極太トルクと、あの滑らかたるフィーリングをもってすれば、十分を感じ取れるはずでして……、って、乗っていませんから分かりませんけどね。というわけで、残念。  残念といえば、MTがないことも残念。いや、日本市場を考え、まずは抑えるべきところを抑えるというスタンスからすれば、正しい戦略なんですが、個人的に残念。1.6L(ディーゼル)+MTの組み合わせなんかあれば、それこそ、話題を振りまくことできる……、といっても、絶対的な台数にはならないでしょうから、稼ぎとしての数値に現れない、プロモーションとなることを承知の上とはなりますが。ただ、勝手に妄想するのにですね、50台もしくは100台といった台数で限定発売したらば、後々、とんでもない高値で取引される仕様になることは確実。アンチ国産ミニバンな人の好みって、実のところ、そのあたりにありますから。ちなみに、日本仕様のタイヤサイズはすべて17インチになるそうで、硬さが気になりますが、調べたところ、2.0Lディーゼル仕様はこの17インチが標準となっているようなので、それなりに整えられていることを期待しましょうかね。  そうそう、そんなんでシトロエンを調べていたらですね、新しいC3もあれこれと目にしたんですが、やっぱりですね、いい。とってもいい。これぞ遊び心といわんばかりのデザインは、インテリアにまでバランスされて、もちろん、ボディカラーやらのバリエーションにまでしっかりと展開しています。そうなんですね、言い訳が見当たらない。メインカラーとなっているホワイトのボディに赤いルーフって組み合わせが刺激的なんです

#1456 ちまたに氾濫する丸ゴシック、あまり好みではないんです、ってな話。

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 果たして、スマートフォンやらタブレットは、カーナビゲーションの代わりになるのか、なっていくのか、いや、なれるのか。カーナビに限らず、クルマに搭載されるにあたっては、その機能性とは直接に関係ないような……、たとえば、時に高温だったり、陽にさらし続けられるという、車内の悪条件に対処できるようなポテンシャルが与えられています。つまりですね、それが想定されていないデバイスにおいては、クルマ専用として使うことはなかなか難しいという側面があります。たとえば、新機種に変えてiPhoneが余ったからとドライブレコーダーに利用しようにも、実は常に録画し続けることは、発熱の面から困難というわけですな。  以前、車内のコンピュータ関係の設計に携わっている方とお話をした時に、コンピュータ処理の半分近くはエラー訂正であり、また、その配置にしても、何かが車内に転がって(たとえば携帯電話やスマートフォンやら)も、なんら影響を与えないところまで確認していると、教えてもらいました。そうなんですね、クルマってのは、エラーが起きました、だから停止します、ってワケにはいきませんから。というわけで、スマートフォンやらタブレットは、カーナビゲーションの代わりにはなり切れません。しかし、ある程度の代用にはなりますな。そんな先を見越してか、トゥインゴには、標準でスマートフォンサポートが付いていましたっけ(写真上)。  さて、本題。とはいっても、スマートフォンやらタブレット向けのナビゲーションシステムも、代用たる期待から、進化を続けています。ま、もはや、物理的スイッチとタフさ以外は、十分、代用できるといった仕上がりを見せています。といいますかね、やっぱり安価で利用できることも相まって、加速しているような気すらしますな。で、そんなナビゲーションアプリのひとつである、MapFan(写真下、iTunes Storeへ→ ■ )が大幅な改良を果たして、登場しました。あれ、少し前に変わらなかったけか、と思いきや、ま、再度の大改良となったようで。アプリケーションは無料、機能を利用するに有料というスタイルは、以前と変わっていませんが、今回の大改良を記念して、今ならば、365日チケットを大幅値下げ中として提供。それは、通常3600円のところ、96%オフとなる120円から提供を開始し、だんだんと割引率を上げていくというもの

#1455 運転しても、眺めていても、ひたすらに愉しい、ルノー・トゥインゴ。

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 トゥインゴです、ルノーのトゥインゴ。ただ、ヨシダ的なロングドライブではなく、ちょっと撮影で使いました程度ですので、じっくりとはインプレッションしていません。が、 #1418 で語りましたように、とにもかくにも愉しいのひとことに尽きます。それは、MINIに表現された愉しさとはまたちょっと違うものでもあり、でも、大枠においては共通項にもなっているという愉しさですな。  とにかくですね、このシャシーの粘りったら、これぞ粘ると言わんばかりの粘りよう。その安定性たるや、ハイレベルで、ドライバーを含め、乗員に安心感を与えてくれるもの。唐突なアライメント変化など見せません。それでいながら、RRたる操縦性に長けている。クイック気味に仕立てられてはいるんですが、ここにも唐突感がなく、コーナーでは少し深めにロールさせるあたりなど、対話性がトニモカクニモ豊かで、うっとりといった感にあふれています。乗り心地は、重量バランスもあってのことでしょうかね、上屋にもう少し重しを載せたいと感じるような硬さがありますが、ストローク量豊かなシャシーフィールによって、そんなのまったく気になりません。  で、そんな愉しさ、軽快感、スポーティさを助長してくれるのが、0.9Lターボエンジンとシングルクラッチ式2ペダルMT。とにかくですね、低回転域でのトルクが太くてですね、そこには扱いやすさと頼もしさがあります。そう、結果、スポーティ。高回転まで刺激的には回りませんが、これで十二分なのではないでしょうか、といわんばかりのトルクバンドも相まって、好印象。ちなみにですね、ショートホイールベースやら重量配分やらによるピッチングが懸念されますが、って、ありますが、あるんですが、不安にさせるレベルには届いていませんし、それどころか、速度を上げていくと、何か? と言わんばかりのフラット感を見せるんですね、これには驚きました。そんな速度域でのコーナリングは、言うまでもなく、とんでもなく安定していましてね、そこに深い、深い、深い、深い、対話性もあるんもんですから、もう、感激といった感じ。まさに脱帽ですな。  そんなトゥインゴを返却した後、フィエスタに乗ったらどう感じるかと自ら興味津々でしたが、意外にも、フィエスタのまとまりの良さに感心し、フィエスタの良さを改めて感じた次第。特にシートの作り方や、シャシーへのコストの掛

#1454 イマドキを感じた、2017年次RJCカー オブ ザ イヤーの結果。

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 今年も早いもので、RJCカーオブザイヤー決定の時期となりました。11月16日に最終選考会があり、即日開票が行われました。で、毎年のことですが、6、5、4、3、2、1のいずれかの点数を入れねばならぬことは、難しく。いつものごとく、書き込む瞬間まで、順位など付けることはできず、迷いました。といっても、迷うのは、6点ではなく、それ以下、特に、1点。個人的にはですね、1点など付けたくないわけですよ。付けたくないんですが、付けないと、票そのものが無効になってしまいますので、付けねばなりません。ま、考えますにね、順位を決定するわけではありませんから、すべてに点数をいれなくてもいいと思うわけです。極端な話、1台(1技術)を選ぶわけですから、点数ではなく、いずれを評価するかだけでもいいような気がします。あれですな、選挙でひとりを選ぶのと同じ感覚ですな。ま、母数が多くないがゆえに、無理ではありますが、いずれにしても、1点を入れるのは難しい。というか、できることならしたくないと思っています。  で、結果は下記のようになりました。  2017年次RJCカー オブ ザ イヤー        日産自動車  セレナ  2017年次RJCカー オブ ザ イヤー = インポート  ボルボ    XC90  2017年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー     日産自動車  プロパイロット (セレナ)  ファミリーをターゲットとしたモデルがイヤー賞となったのは、今の時代を反映した結果であり、774万円からのモデルがインポートに選ばれたのは、価格だけでは語れない価値が評価された結果、と、受け止めています。国産モデルでは、日本らしさ、日本向きを語れるムーヴキャンバスやフリードシリーズ、グローバルに戦える新世代さを感じさせるインプレッサ、トルクがもたらす扱いやすさと質感にあふれるアクセラスポーツ15XD、なんだかんだ言っても売れているという事実(人気)があるプリウス、いずれも、観点を変えると、その評価は変わるものです。  それはインポートもしかり。アウディA4の豊かさあふれる質感、プジョー308ディーゼルのコンフォートとスポーティのハイバランスぶり、MINIコンバーチブルのとにもかくにもと言わんばかりの愉しさ、メルセデス・ベンツEクラスが作り上げた新しいアッパークラス感、SUVの本

#1453 2台体制スタート、我が家にジムニーがやってきた、って話。

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 というわけで、クルマ、2台体制がスタートしました。以前にも書きましたが、グランドチェロキー以前は、2台体制でしたので、特別感はないのですが、無駄なことしているなぁ感はあります。同時に2台乗ることできませんし、駐車場代だって2台分、自動車保険だって2台分ですから。  そもそも、自分のクルマ選びにおいて、山やら、雪やら、オフロードやらを走れることがひとつの条件となっていますが、実はふたつ目があります。それが、クロカンモデルでは満たせない、スポーティを語れるモデル。そうなんですね、この2つのラインが、クルマ選びで譲れぬ絶対条件となっています。といっても、それはこんな過去の経験から。そもそも、免許がないころは、免許を取ったらクロカンヨンクが欲しいと思っていましたが、いざ、乗ってみると、実はスポーツカーテイストも好きであることが判明し、その両方を兼ねようとばかりに、乗用車系4WDターボを選んだところ、独立懸架サスでは砂浜でひたすらに潜っていくことを体験して(スタックしかかった)両方を兼ねることは難しいことを学び、で、2台体制、になった、と。ただ、振り返ってみますと、昨今まではグランドチェロキー1台体制になっていました。しかしですね、その両方をグランドチェロキーに期待したつもりはありませんでした。1台にしたのは、V8/4.7Lエンジンを所有するにあたって、さすがに2台体制は貫けなかったからだけのこと。ま、税金やら、燃料費やら、ですな。つまりですね、今回の2台体制は、本来の理想へと戻っただけのこと。ですので、フィエスタに決めた時点で、もう1台、できれば、ジムニー、でも、中古でも高値なので、パジェロミニかな、と探していました。  と思っていたら、夏前だったかにですね、知り合いがですね、なんとジムニーを手放すかも……ってな話が飛び込んできましてね。ということで、先日、そのジムニーが我が家にやってきました。17万kmと過走行気味ではありますが、そもそも前オーナーさんは、同業、かつサスペンションを眺めただけで、乗り味を言葉にできるほどに詳しい方ということもあって、状態はとても良く、大満足。で、ここのところ、フィエスタが留守していることもあって、ジムニーにやたらと乗っていますが、MTであることも手伝ってですね、ついついエンジンを回してしまいますし、ジムニーにたくさんあるダメを半ば感心

#1452 やっぱり良かったMINIのディーゼル、でも、フィエスタもいい、って話。

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 さてと、MINIのディーゼルモデルをロングドライブしておりました。最初は、3ドアのクーパーSD(直4/2.0L)、続いて5ドアのクーパーD(直3/1.5L)と。好みから言いますとね、完全に、クーパーD。エンジンはさておきですね、やっぱりシャシーが、クーパーSDはスポーツ性能に特化させている分、快適性という面で好みからは外れるかな、と。エンジンは、いい。とっても、いい。極太と言いたくなるトルクが発進直後から発生し、そのままにとんでもないスピード域へと誘うフィーリングは、とっても、いい。でも、そのシャシーが、スパルタン手前に止めているとはいえ、この年になると、もはや、好みではなくて……。その分、クーパーDは、ディーゼルらしい太いトルクと、ストローク量が少ないとはいえストローク感がバランスしており、とっても好印象でした。ちなみに、クーパーDのほうが、ホイールサイズは大きかったんですが、それでも乗り心地はクーパーDよりも良かったのです。といっても、クーパーDとて意外にものんびりと走らせる仕様ではなく、ちょっとアクセルを踏むとそれなりに加速していきますから、日本に導入されていないONE Dが、自分好みではないかとも感じましたけどね。  さて、課題である、我がフォード・フィエスタとの比較ですな。比較するとですね、開発された時代と言いましょうか、プラットフォームの世代の違い(メーカーは異なりますけど)に、大きな差がありまして、整えられた質感は、MINIのほうが断然上。断然に。それにともなってハンドリングの明確さもMINIのほうが圧倒的なハイレベルを誇っていますし、ボディ剛性も同様に。さらに、MINIクーパーDには、さらにMINI YOURSという、クラフトマンシップあふれるオプションによって、もはやコンパクトであろうとラグジュアリィを語れる特別な装備群に仕立てられており、フィエスタと比較するのが申し訳なく思えるほど。もはやそういった面でもひたすらに脱帽といった感じでした。ま、価格がね、オプション含めてほぼ500万円になっていましたからして。さすがに、ここまで価格差があるとね。  ちなみに、燃費は、これがですね、意外にも2.0LディーゼルのクーパーSDが悪くなかった。同じシーンを走ったわけではないので比較できないのですが、八王子から東京駅まで下道を走って、ご覧のとおりの2

#1451 なんと、送らなかったことにできるらしい、outlookの機能。

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 ここ最近、メールの取り消しという操作が行われたメールが届きました。どうやら書き途中であったり、CcとBccを誤ってしまっていたメールを送信してしまったようなんですが、その送りたくなかったメールに続いて、タイトルの頭に取り消し:が加えられ、本文に"送信者"はメッセージ"タイトル"を取り消しますと書かれたメールが届きました。あたかも取り消すことを宣言しているような感じでして、なんだろうかと思いつつ、ひょっとして、昨今のビジネスにおいては、この宣言するスタンスが常識になっているんだろうかと考えてしまいました。ほら、リスケと言われて、ぽかんとしてしまったほど、昨今のビジネスなやりとりに付いて行けなくなっていますので。  で、調べましたよ。したらですね、マイクロソフト謹製のメールアプリケーションであるOutlookにそういう機能があるんですね。ほほぅ。送信相手が開封していなければ、なかったことにできる機能。たとえ開封していても、開封されてしまったかがどうかが分かる機能。なかなか便利ですな。ただですね、残念ながら、我が家ではOutlookは使っていません、というか、Macですので、関係なく、送りたくなかったメールはそのままに受信ボックスに残ってしまっていますが。  この、誤送信、メールではやらかしたことないと記憶していますが、いわゆるチャットアプリでは幾度がやらかしています。OS側の動作も相まってのことなんですが、いずれも幾度か入力を試すも無反応状態、でも、それは一見であって、キーボード入力はバッファ保存されており、メッセージアプリケーションが動作した途端に、さっき入力した文字列が入力されて、リターン(送信)、と。あたふたしましたが、もう、どうしようもなく。それらは、恥ずかしい内容ではなく、他人には教えてはいけない数字・英文字の羅列だったので、ま、赤っ恥まではかきませんでしたが。  そういえば、Apple謹製のメッセージアプリケーションですけどね、個々のメッセージを消去すると、相手側のウインドウからも見えなくなる(消去される)仕様になったんでしょうかね。なんか、送ったはずのメッセージが歯抜けになっていたりするんですが。たんなるサーバー側のトラブルゆえのことなんでしょうか。はて。

#1450 とってもいい、とってもオモシロイ、歴代カローラのすべて。

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 執筆していた本が、休刊したと思えば、新たる編集部から依頼が来たりするもので……、というわけで、最近、依頼を受けたのが、右の三栄書房のモーターファン別冊の、過去を含めた1車種をアーカイブ的にまとめたもの。ニューモデル速報、いわゆるすべて本に対して、まとめ本といった感じでしょうか。  ニューモデル速報は、この仕事をする以前からの愛読書でした。といって、全ては手に取っていませんし、もちろん、全てを購入もしていませんが。しかし、その内容の濃さと、ここまで言いますか、と言わんばかりの語りに、そのモデルが欲しいかどうかは別にして、おもしろさを感じていました。この仕事をするようになってから気づくんですが、その、言いたいことは言わせていただくといわんばかりの文章を書いていたのが、星島 浩さんであって、後々に、いろいろとご指南いただくことになるんですが……。そんな縁にも、また、おもしろさを感じます。  ということもあって、左の歴代カローラのすべては、ほんの数ページではありましたが、緊張気味で執筆しました。1代(台)を1000文字でまとめなければならなかったので、書きすぎた文章をいかに削るかに苦心。ヨタを避けながらも、少しだけヨシダ流のヨタを入れて……。原稿は突き返されることなかったので、ほっとひと安心していますが。やっぱりですね、この手の執筆、特にカローラという代表的なモデルなどは、刷り上がってから、こうすればよかったとか、あれを入れたほうがよかったんじゃないかと、そんな想いがたくさん沸いてきます。  と、ま、自分の文章はさておきですね、この本、とっても良く仕上がっていまして、保存版として、とてもいい。もちろん、その構成はかつてを振り返るものですが、各世代を適度な文章量と資料にて紹介し、そこにかつてに携わった人に登場いただき、そして、星島さんの寄せがしめとなり、その内容は、かつてを知っている者も、知らぬ者も、愉しめるものです。執筆しながら、カローラのすばらしさといいましょうか、存在に、あらためにスゴサを感じました。それは、トヨタのモデルの1台として主張し過ぎず、制約と戦いながら時代を表現していくという、そのスタンス。やっぱりですね、ジャパン・スタンダードを感じるわけです、そこに。

#1449 危険というか、おそるべしといった感がある、ジョイフル本田。

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 ジョイフル本田の大型店舗は実に危険です。そう、危険。広いがゆえに、ついついウロウロとしてしまい、それがゆえに、あれもこれも購入してしまっており、家にたどり着くと、これだけ買い物するならば、簡易台車を持ってくればよかったといつも思いますから(駐車場から我が家までは200mほどあるもので)。  そんなジョイフル本田の中で、もっとも危険なのが、食品売り場ですな。あれって、別会社なんだろうか、って、そんなわけないか。あそこですね、いわゆる安売り商品だけを全面に出しておらず、地方へ出掛けないと手に入らないような商品も揃えてあって、なかなか、使えます。使えますが、危険なのは、賞味期限ギリギリだったり、不人気商品を格安で提供している、あのコーナー。商品として失敗でしょう的なジュースやらを1本30円とかで販売。その中には、実はヒットしてもいいのになぁと思えるような商品もありまして、以前はあえてそれを狙って出掛けていたこともあったほどでした。  しかしですね、気づいたんです、いくら安かろうと、それはお得ではないことに。そうなんですね、買わないことがもっとお得なんです。そう、買わないことが。それからは、あのコーナーにはできるだけ近寄らないようになりました。が、今日はですね、普通のコーナーに、それらが出ていた。写真は、どこでも見かけるようなシュークリームなのですが、消費期限が明後日である商品で、ひとつ50円、しかも、お一人様2つ限り。突然の出会いに驚き、そして、心躍り、……、気が付けば、カゴの中に2つ入っていました、そう、見事にやられてしまいました。買うつもりがなかったのに100円の出費。食べるならば、飲むものもと、その近くにあった、やはり消費期限が近い、マンゴージュース68円も、カゴの中へ。完全に、やられました。完敗って感じです。  やっぱり、恐るべしです、ジョイフル本田。そうそう、ジョイフル本田、ようやく商品管理にPOSを導入したと思ったら、いつしか、Tポイントまで対応になっていました。ちょっと前までは、レジで値段を打ち込んでいたのにね。

#1448 意外に知られていない希少な国産モノは、アピールしなきゃ、ってな話。

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 いわゆる外食は、あんまりしないのですが、なぜか、ジョイフル本田へ出掛けた時は、長崎ちゃんぽんを利用します。なぜか、なぜだか。理由は分かりません。気が付くと、店舗の前にいます。  で、今日は、もうすぐ我が家へとやってくるかもしれない軽乗用車の名義変更の書類を求めて、軽自動車検査協会東京主管事務所八王子支所へ出掛けたんですが、そのついでに、ジョイフル本田瑞穂店へと足を運び、気が付いたら、長崎ちゃんぽん、麺2倍で、と発していました。って、書きたかったことはそこではなく……、その長崎ちゃんぽんで箸袋にかかれた言葉に、ほほぅを感じましてね。希少な国産のきくらげを利用していると、ただ、それだけのことなんですが、2倍の麺の量に、ちょっと多過ぎやしないかと感じながらも、その文字面を読みながら気づきました。国産のきくらげを使用しているだけではなく、そもそもきくらげのほとんどが輸入されたものであり、実は国産は希少であることは、あまり知られていないのか、と。そう考えると、国産のきくらげを使用しているだけではなく、希少であることを頭に付けることで、商品価値はその文字の印刷代以上に効果があるんだなぁ、なんてことを感じました。  実は、ほとんどが輸入品という農産物は少なくありません。って、そりゃ、バナナとか、分かりやすいのはさておきですね、たとえば、最近、ずいぶんとお馴染みになってきた、パプリカ。このパプリカにおいては、さらに、国産ものでも、低農薬栽培されたものは、まさに希少。実は、パプリカは育てるのが難しい、というか、面倒。実が大きくなる植物はいずれにも共通しているところがあるんですが、実が大きくなるまでに不ぞろいやら虫食いやらに遭遇する可能性が高く、また、実を大きくしなきゃいけないもんですから、本体へのダメージが大きく……、つまりですね、生産効率としては、あまり良くなく、農家でも好んで栽培しないようです。なので、国産、ましてや、それを低農薬で作るだなんて、かなりの想い入れがないとなかなか育てようとする人はいないというのが現状です。  そうなんですね、国産であることだけではなく、希少であることも、どんどんアピールすべきです。それが箸袋であろうとも。ただ、この国産であるとか、低農薬であるってことは、特に後者は、味に出てこないところですので、なかなかね、難しいんですけどね。低農薬どこ

#1447 Hello againには届いていないけど、製品としてはいいと思う、Macbook pro。

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 さてと、Apple新製品発表会についてあれこれを。ま、予想どおりだったと言いましょうか、ガッカリだったと言いましょうか、そんな感は否めません。簡潔にいいますとね、Macbook proの善し悪しは別にして、あのレベルで、hello againを使ってしまったことは、もはや取り返しがつかないことをしてしまったと言いましょうか。もはや、今後のAppleに対して、かつてのようなとんでもない驚きを期待することはないかな、と、そんなことを感じました。  で、登場した、Macbook proですが、いいんじゃないでしょうか。おいおい、さっきと言っていることが違うじゃないかと思われたかもしれませんが、製品としてはとっても興味深いと言いましょうか、ゆとりがあるんだったら欲しいと思いましたし。しかし、それはhello again レベルには届いていないってだけ、って話なんです。  最大ともいえるトピックのTouch Barは、タブレットの操作性をうまくMacへと落とし込んでいます。落とし込むもなにも、Surefaceのように、タブレットにキーボードを加えてしまえば、そんな面倒なことしなくてもいいのではないか……、ってな考え方もあります。そもそもですね、タッチパネルを採用したタブレットの操作性の利点は、ポインターを指先で指定できることやら、スライダーのコントロールやらにあります。ま、そのほかにもあれこれ。前者については、モニタへと直接指示することになるんですが、考えてみるとですね、surface含め、キーボードとモニタという2面によって構成されるノートタイプにおいて、キーボード、モニタにアクセスする際、手首の角度が違います。つまりですね、そこには異なる2系統の操作があり、少々とはいえ無理を感じます。ま、慣れてしまえば、とも言えることですが、モニタ(のヒンジ)にタッチした際にモニタがヒンジを中心として動くようでは、操作性としてはイマイチですから、そこにそれなりの強度が必要となります。つまり、デザインに美しさがなくなっていきます。  Appleでは頑なにモニタを触らせることはせずトラックパッドの採用によって、タブレット流の操作性を得ていました。で、今回は、そこにアプリケーションによって変化するビジュアルを加え、さらにその操作性を引き上げた、と。たとえば、スライダー機能にしても、モニ

#1446 簡単に使っちゃならないhello againを使ってしまった、Appleの覚悟。

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 今日はこれで4本目になるのかな、あれこれと書いていますが、その内容はマイナス的といいましょうか、いいことを引っ張り出すというプラスがないことばかりで、書き終えてもすっきりしません。しないんですが、また、そんなことを。いや、このタイミングでしか、書けないもので。って、あれです、昨今のAppleの新製品について。といってもですね、やっぱりSteve Jobsがいないと……、なんてことは思っていません。いたからといって、どうだったかは分かりませんし、時代もあれから変わっていますし。ですから、製品については、あれこれあっても、仕方ないと思うわけです。  しかしですね、感心しないのは、かつてのような期待を持たせる手法を新製品発表に用いながら、結果は、どってことないという、肩透かしを与えること。最たるのは、以前にも書いた、iPhone7発表前に、Tim Cookが、これなしでは生活できないような新機能をiPhoneに搭載するって発言。この手の表現ってのは、Apple製品に期待される、見たこともない、触れたこともないような、革新を搭載することを期待させるものであって、どこかですでに製品化されている機能を採り入れることとは違う。で、iPhone7のそれは、どうやら耐水性のことだったようで、まさに、唖然。そして、もはや期待を打ち破ってくれる(いい意味でね)ブランドではなくなったことを、強く感じました。  そしてですね、明後日の新製品発表会のキャッチに、よほどのことがなければ使ってはならない、hello againを掲げてきました。ま、よくよく考えてみますと、iMacの時に使ってしまったフレーズですから、さらなるひねりが欲しかった気もしますが、それ以前に、このキャッチを使うならば、iMacレベルの革新あふれる製品のデビューが期待されます。期待されますが、出せるんでしょうか、果たして。やたらとリークが多い新しいMacbookproに、そこまでのレベルはないと思いますが……。  なんだかんだ言いながらも、少しばかりの期待を持ってはいます。いますけどね、どうなんでしょうかね。あ、Airという名称を引き継ぐモデルチェンジだったら、それはそれで、ガッカリ。それは、マーケットに押されて、Airというサブネームを捨てたというスタンスを押しきれないことを意味しますから。そして、かつてのAp

#1445 サービスの善し悪しは、その量(数)ではなく、塩梅にあるって、話。

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 リスクを恐れるがあまりに情報をコントロールする、って話とは、少々異なるのですが、なんか、違うんだけどなを感じたことが、本日、ありました。いや、どってことはない、簡易書留の再配達依頼なんですが。最近は、宅配でも郵便でも、インターネットから再配達依頼ができますよね。配送業者側によっては、瞬時に反映されないところもありますが、多くは瞬時に反映されて、なかなか便利。ま、電話代がかからないってもありますし。というわけで、そんな再配達依頼ですが、配送業者によっては希望日時だけではなく、連絡事項を任意の文字列で伝えることができます。今回は、10時頃に数日前分の不在連絡票の存在に気づいたものですから、指定できる最も早い時間帯も午後枠に。しかしですね、こういうのって律義過ぎるぐらいに、その時間帯に配達してくれるじゃないですか。以前、時間になるまで待っているっていう配送人の姿を見かけたことがありましたし、今日はずっと自宅にはいる予定でしたから、指定は12〜14時、でも、午前中でもかまいませんよ、と、付け加えて、送信。  したら、1分も立たずして郵便局から電話が。何ごとかと思ったら、すみません、午前中の便はすでに出てしまっているので午後になりますけど、いいでしょうか? というもの。えっとですね、午前中でもかまいません、なのに、どうして、そういう受け答えになってしまうのだろうか、と思ったんですが、ま、これ、まさに、過剰な配慮によるものなんですな。サービス業は、配慮は不可欠だと思いますけどね、それが過剰であってはならないと思っています。そうなんですね、サービスの善し悪しってのは、量ではなく、その塩梅にあるもんだと思います。まさに質ですな。  今回は、そんな電話、わざわざ掛けてこなくていいように、午前中でもかまいませんと記したんですけども、難しいですな。って、最近、郵便局の窓口に対しては、そういった過剰をあれこれ感じます。その前に、配達員のバイクのドライビングのラフさをもう少しどうにかして欲しいと、個人的には感じますが。  なんかね、違うんだよな、が多いと感じます、最近。プレミアムやまじめ、そしておもてなしは、自らがアピールするものではないような気がしますし、むしろ表面だけの演出をそこに感じ、逆に映ります。はい。  

#1444 再度確認しましたが、やっぱり良くできていました、日産・セレナ。

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 さてと、再び、日産・セレナをロングドライビングする機会がありましたので、セレナのことをあれこれと。といっても、今回のテストドライブはロングとは言えない、100km程度で、しかも、大半が、高速・有料道路ではありましたが。で、印象は変わっていません。 #1242 で感じたよくがんばりましたね感と、 #1417 にも書いたミニバンに求められる家族というキーワードにぶれがないこと、やら。ということもあって、今回はそれらの再確認といった意味合いもありましたが、ま、変わりません。プロパイロットのあれこれについてまで。ただですね、ひとつ気になったのは、あまりに発進時のトルクがない的なという評価が聞こえてきたこと。それは、トルクがないのではなく、アクセル開度とパワー(トルク)発生に緩さを与えるだけのことであって、つまりは、ゆっくりというよりは、ゆったりと発進させることで快適性とはこうあるベキというフィーリングを作り上げただけのこと。ですので、外部の意見に惑わされることなく、あのフィーリングを変更しなければいいなと、そんなことを感じました。  ま、思うにですね、このあたりは考え方ですので、いろいろと意見があっていいと思うのですが、そういう意味では、ブレーキペダルの踏み込み量と制動力も、ペダルストローク量をもっと使うと、そのあたりのスタンスは随分と整えられるのではないか、と感じた次第。初期制動を弱めなさいと言っているのではありません。踏んだ分だけ、制動が立ち上がる、そして、踏み込ませることでそれを意識させる、そんな仕立てにしてはいかがですか? という提案ですな。ま、アクセル側はそういう提案になっているわけですから。それを言い出すと、減速させるためのブレーキペダル操作ではストローク量を減しながら、アイドリングストップではストローク量を必要とするという、異なるかのような2つの手法が混在しているところに、煩わしさを感じたりもしました。わかります、その理由。完全停止が、クルマによるものか、ドライバーによるものなのか、それを勘違いさせないための手法であることは。そして、それは慣れであることも。でもね、……、と感じるわけです。ちなみにスバルも大きめですな。  それにしても、改めて、このセレナは、ミニバンに求められる要素に富んでいる、アドバンテージが多くあるなぁと感じました。プロパイロット

#1443 人は多いけれど、その分、情報が少ないと感じる、都会での話。

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 昨日、夕方羽田着の便で東京へと戻ってきたのですが、都心へ出たついでとばかりにその後に仕事の打ち合わせを入れていました。しかしですね、考えてみれば、その時刻って、帰宅ラッシュ。出発時に軽かったかばんは、土産やらを買ったわけでもないのに、重くなっており、膨らんでかさばって、邪魔な存在になっていましたから、地下鉄での移動はひたすらに面倒でした。運良くイスに座れたものの、かばんを膝に抱えながら、肩をすぼめながらで、立っているよりはマシとはいえ、窮屈でしたし。で、編集部の最寄り駅へと到着してみれば、雨。なんだかなぁと思いつつ、打ち合わせを終了して、新宿駅から京王線で帰ろうと、到着していた次発の電車ではなく、座るべくホームにて次々発の電車を待っていたところ、なにやら電車の中でアナウンスが。その直後、車内から、まさにわらわらと人々が降りてきました。  ホーム側には放送が届いておらず、次の電車を待っていた人たちは、はて、何があったのだろうと、不思議そうに周囲を見渡していましたが、ようやく、ホーム側でもアナウンスされてみれば、先の駅で、人身事故があったとのことで、すぐには出発できず、運転再開は1時間後になるとのこと。ま、新宿はターミナル駅ですから、多くの方は、代替となる路線(帰宅方法)がありますし、自分の目的地である高尾駅へは、京王線だけではなく、JR中央線も利用できますから、自分も、わらわらと人の波に乗って、改札口へと向かいました。定期券を持たぬSF利用者は、振替輸送票をもらうだけでは済まず、入場してしまった記録を消してもらわねばなりませんから、これもまたかなり面倒。しかも、改札口は人だらけで動きが取れないほど。とりあえず、ホームへと戻って、このままに改札口人の群れに翻弄され、さらに激混みの中央線に、この荷物を持って乗ったほうがいいのか、1時間待って京王線で帰ったほうが楽かを考えながら、ホームをうろちょろしていたら、丁度、停まっていた電車に座っていた人が席を立ちましてね。で、席を確保して待つことに。やがて、運行が再開され、新宿駅を発車したのは、ほぼ1時間後である59分後のことでした。  ほほぅ、人身事故であっても運行再開時間が見通せてしまう、この対応の早さはさすが都会ゆえのことか、と感心しつつ、思ったんですね、人身事故って、その程度や、内容をアナウンスしない、ことを。ま、内容

#1442 やっぱり、ガラパゴスであることに残念を感じた、日本版Apple Pay。

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 ちょいと九州にいましてね、利用しました報告をいただいてから、気づきましたさね、日本でのApplePay開始を。というわけで、自分も試してみようとカードを登録しようとところ、右の画面が。がーん。使えるとどうどうと謳われている携帯キャリア系のカードなのに、こう来ましたか、って感じ。ってか、iPhone7なら追加できるってわけね、ふーん、そうですか。ちなみに、ほかのカードはそもそも非対応と言われて、却下。  ま、Appleの新製品、というか、新サービスってのは、こうした使える使えないといったことを含めて、混乱は付き物ですので、言っていることと違うじゃないか、とか、情報が少な過ぎるとか、そんなことは不満に思っていません。いや、むしろ、情報が少ないからこそ、あれこれ試して、その手法といいましょうか、システムといいましょうかを、自分なりに理解していく過程に愉しさを見出していたりしますもので。  ただですね、Apple側の問題というよりは、この妥協とも、亜流ともいえる、日本版ApplePayに対して、そもそもに、NFC-Fだけで対応させようとした無理に、ナンダカ違うんだよなぁを感じました。日本におけるあれこれを眺めていると、Appleが日本にすり寄った的な表現を見かけますが、個人的には逆じゃないかと思うところ、しばしば。いや、iDとQuicpayと、そして、何よりもsuicaによる、ユーザー囲い込みでしょう。日本でかなりを占めている端末の決済をいただけるのですから。というわけで、個人的には、ガラパゴスApplePayと捉えていますが、将来的にどうするんでしょうかね。ちゃんと、このまま貫くつもりなんでしょうか、それとも、これが突破口となるんでしょうか。  といいながらも、やはり、体感してみたいものですから、AppleWatchで改札通過を実現すべく右腕にAppleWatchをするようにして、大分慣れました。ただ、その場合、竜頭をどっち側にするのが理想なのか、よく分からなかったのですが、時計好きな方に聞いたら、どっちでもいいとのこと。いずれにしても、慣れたのは腕へのフィット感だけで、付ける際の戸惑いやら、操作の戸惑いはまだ残っています。  そうそう、話、変わりますけどね、その時計好きな方、同年代のおっさんですけど、ローズゴールドのiPhone7を持っていました。クリアケ

#1441 クロスしたポロなんだけど、ワインディングがとっても愉しいって、話。

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 ほほぅ、FFモデルで、クロスオーバー的なスタンスであっても、クロスカントリーランを楽しめるのか、ってことを、先日行われましたプジョー2008の試乗会で感じ、それならば……、ではなく、そもそもの昨今のクロスオーバーモデルって、どうだっけかなとばかりに、復習を兼ねて、比較を兼ねて、フォルクスワーゲンのクロスポロをテストドライブすることにしました。ちなみに、ポロが最新世代へとスイッチしてから、クロスポロのロングドライブはすでにしております。で、そこで感じたあれこれは #1079 に記していますが、読み返してみると、絶賛していますな。もちろん、今回のロングドライブで、あの時に感じたことと基本的に同じことを感じました。しかしですね、あれから、あのクルマが改良され、そのクルマがデビューしていますし、何よりも、Bセグってことで言いますとね、自分がユーザーになっていますから、その見方はかなり厳しいものになっていることも、テストドライブしながら、強く感じました。  まず、感じたのはベースとなったポロが大改良を受けているとはいえ、世代の古さのような、今どきの最新Bセグモデルに届いていないこと。いきなり厳しい意見ではありますが、これが、すべてのベースにあります。特に感じたのは、クロスポロに採用された215/40R17サイズのタイヤを抑えきれていないところ。とても細かいレベルの話ではありますが、大きな入力をシャシーでいなしきれていないところがあり、それがボディを振動させていましてね、ゴトゴト手前のコトコトではあるんですが、ストローク量が大きくは確保されていないこともあって(多分、レギュラーモデルと変わらないと推測)乗り心地にあと少しを感じてしまいました。このあたりのいなし方は、最新のBセグモデルは、うまくこなせるようになっていますし、何よりもロープロファイルタイヤでそれを実現していますから、比較してしまうと、惜しい。って、以前、書きましたが、GTIになれば話は別ではありますが。  ハンドリングも、SUVフィールではないキャラクターをもつタイヤと、ポロ由来、かつクロスオーバー専用となったシャシーとのバランスにあと少しを覚えました。シャシーにおいて緩さを消しきれていないところがあり、ステアリングを操舵した際のフィーリングに緩さがもたらす余計な動きがありましてね、日常域で強調されるかの

#1440 iOS10のiMessageに見当たらないApple謹製ステッカーを手に入れる方法。

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 iOS10の話です。あのですね、iOSが10になってから、iMessageにステッカー(いわゆるスタンプ)や手書きといった演出機能が加わったじゃないですか。で、加わったもんですから、やたらと使っています。ま、それぞれに楽しさはありますが、機能をあれこれと加えたもんだから、操作方法が煩雑で複雑。もう少しどうにかならなかったもんかなと思いつつ、ま、改良されていくんでしょう。行くんでしょうけど、使いこなせる人は少ないだろうなとも感じました。ま、そんな演出機能のひとつであるステッカーに、スマイリー(画面右)って、GIFなアニメーションを用いた、いくつかの表情を設定したフェイス系があります。あるんですが、これ、多用していたらですね、意外にウケがいい。しかし、皆のところでは、使えない。そう、パレットの中に入っていないというのです。このスマイリー、自分の記憶によると、購入してもいませんし、ダウンロードすらした覚えもなく……、あれ、デフォルトじゃなかったかも、ダウンロードした記憶があるかも……。ってな感じで、よく覚えていませんが、いずれにしても、後からダウンロードすることもできるだろうから、と思い、iMessage上からリンクされているストアへ出掛けたみたものの、これがですね、見当たらない。……。  おかしいなぁと思いつつ、ま、このiMessageの演出関連がバグだらけですから……、って、ほら、ストアで購入したものでも、端末が変わるとまた課金を求められたり、写真に書き込む機能(これもまた不思議でiMeassage上からのみ)では書き込めない領域があったり、あれやこれやありますから、そんなバグのうちかと思いつつ、さらに探ると、ありました、ありました。App Storeにスマイリーが置かれていました。検索しても出てくるんですが、それはiMessageからではなく、App Store上からの検索のみ。iOS10のiMessageは、時間不足のまま、つまり未完成といわんばかりのレベルのままでリリースされていますな、これ。いかんですなぁ、Apple。ちなみに、同様のステッカーには、Classic Mac、Hands、Heartsの合計4種類があり(画像左上)、同様にApp storeに置かれていました。検索が面倒という方に、リンクを書いておきます→ ■ 。  それにしても、なぜにデフォ

#1439 FF、でもテクニックをもってオフロードをそこそこ楽しめる、プジョー2008。

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 ヨンク信者というわけではありませんが、オフロードを走るならばヨンクであることは絶対条件だと考えている者にとって、2WDモデルでオフロードを走るなんて、ちょっと無謀ではないか、そんな考えを持っていました。そう、過去形。なんとですね、フェイスリフトを行ったプジョー2008で、愛知県にあるさなげアドベンチャーフィールドを走るという試乗会があり、参加してきたらですね、これがですね、走った。そもそも2008は、165mmの最低地上高、フロントオーバーハングが長いことやらあれこれによるクリアランス不足からして、かなりの不安がありましたが、意外にも走った。そして果敢に。コースは、ミニバン(でも4WD)なら走れるという、難易度の最も低いワンダフルコースではありましたが、途中、片足ずつを浮かせながら登って行かねばならないセクションもあり、結論を言いますとね、2008、FFなのになかなかやるじゃん、そんなことを感じました。  そもそもですね、オフロードといいましょうか、ラフロードを走れるモデルか否かを語る判断材料として、グリップを失いやすい路面の上り坂を登ることができるかが、あります。それは、タイヤがグリップを失った際、そこでタイヤを空転させるのを諦めてしまうか、否かにキーがあるんですが、諦めにしても、端から諦めるヤツもいますし、CVTを保護するからとばかりに控えめな諦めをするヤツもいます。そうなんですね、実は、4WDモデルであっても登れないモデルもありますし、FFモデルであっても登っていくモデルがあります。そして、2008は後者でした。GTラインに装備されたグリップコントロールと呼ばれるトラクションコントロール、つまりホイールスピン量を調整するシステムがキーでして、オフローダーで必要とされるタイヤを滑らせながらグリップしていくという正攻法でアタックしていきます。で、当初心配していた、ボディのヒットはライン次第とはいえ、なく、また、それほどの角度の斜面ではなく、砂利やマッドといったグリップを完全に見失ってしまうほどの路面でなければ、登っていってしまう。このグリップコントロールの意外ともいえる優秀ぶりに、ラリーで培ったトラクションのコントロール方法が息づいていることを感じました。  とはいっても、FFであることに変わりはありませんから、上りで、フロントが完全にグリップを失ってしまう