投稿

12月, 2014の投稿を表示しています

#1062 クラブレガシィ一時休刊で感じた、レガシィのあれやこれや。

イメージ
 三栄書房刊・クラブレガシィ(画像はアフィリエイト張ってあります)が、一時休刊となりました。この年末発売号で。奇しくもレガシィが6代目にスイッチして、そのポジションを大きく変えたタイミングにリンクしたかのように。って、実際にはあまり関係なかったようですけども……。  そもそも、クルマとしてのレガシィの付き合いは初代から。友人が初代セダンRSを買ったことから始まって、別の友人がやはり初代と2代目ワゴン(NA)を乗り継いでいたとか、なんだかんだで触れることが多くありました。取材でがっちり取り組んだのは2代目のマイナーチェンジの時の事前撮影会だったかな。テストコースで試乗して、あまりの良さにGT-B(セダンだった)の見積もりを出してもらいながらも、ランエボを買ってしまったという落ちに。その後、インプレッサSTIに乗り換えた後、3代目デビュー時のB4のカタログだったかに掲載されていたCピラー写真を見て、恋に落ちてしまって、再び見積もりをもらったものの……、買わずじまい。 そして、クラブレガシィでは、 3代目のD型より がっちりと付き合うようになりました。  それからはご存知のとおり、年次改良ごとどころか、ことあるごとに深いインタビューを行い、ほぼ全グレードをとことん試乗してきました。車種単一ですと、個人的にいちばん深い付き合いだったクルマになりますな。って、過去形にするなって感じですな。失礼。ですから、手元にある開発陣の名刺も、スバルがいちばん多く……、と言いますか、その数は突出しています。振り返ってみると、自ら、仕事を含めて、趣味としてのクルマを含めて、レガシィに教えられ、そして育てられたと感じています。GTとはなんぞやとか、ターボとはどうすべきかとか、ワゴンのあり方とか、そんな細かなことから、乗り心地に必要な要素とか、タイヤに求めるグリップ感であるとか、ハンドリングの切れ味とか、執筆にかかわる表現やら、あれやこれやと。  レガシィは、いいことも、悪いことも語りかけてきてくれるクルマでした。だから、過去形にするなって。クルマです。素直なんですね。ドライバーを信用しているし、ウソをつかないし、その場限りでごまかそうとしない。だから、好きなクルマでした。 なんて書いていたら、少々寂しい気分になってきましたが、そんなことを言いながらも、レガシィを購入したことがありません。

#1061 らしさにあふれ、バランスに長けていた、0.9LターボのルーテシアMT。

イメージ
 本日、エンバーゴが解けましたので、書きましょうかね。というわけで、ルーテシア。ボトムモデルとして加わることになった、0.9Lターボ+5MTです。1.2Lターボで、すでに十分を越えた十二分を感じてはいましたから、300ccダウンであってもパワー不足は心配していませんでしたが、排気量ダウン によるフィーリングの悪化が心配でした。 しかしですね、これがですね、とってもいい。もちろん、いわゆるターボラグは存在します。しますが、過給が十分に高まったところで発生するパワーとのつなぎをきれいに仕立てていましてね、それをラグとは感じさせない。そう、実にこの仕立てが きれいでして、という表現よりも、美しくて不足を感じさせない。いやー、秀逸。あ、カットビたる加速を期待しない場合の話です。でも、加速感は十分にあるんですけどね。  そんな仕立ては、エンジンフィーリングだけではありませぬ。しなやかさにあふれるシャシーは、やはり16インチとの組み合わせのほうがルーテシアには見合っているやねを感じさせてくれますし、ハンドリングもスポーティさを意図的に感じさせるようなフィーリングにしていないところも含めて、とてもいい。やっぱり、仕立て、バランスがいい。そう、ルノーらしさが存分に表現されています。 なんでしょうね、この仕立て方の上手さは……と、試乗中は、もはやうっとりするばかり。もちろん、5MTであることは、楽しさを導いてくれますしね。  このモデルに対しては、走り以外にも気になっていたことがありました。それは、エンジンの排気量、価格としてはボトムに位置づけられるのに、どうして、真ん中グレードにあたるゼンとしたのか、ということ。これまでは、ボトムとして装備を割り切った仕様としてアクティフを設定していましたが、今回のMT登場をきっかけに消え去っています。って、訊いてみれば、やはり売れなかったため。 とはいっても、リーズナブルという印象を与えるモデルとしては、200万円台かなり前半のプライスモデルは必要でして、このモデルを、エンジン0.9L、MTゆえの価格やすを生かしながら、装備を充実させています。つまり、価格はかつてのアクティフ、でも、装備はゼンとなったわけですな。 なるほど、この戦略、とてもいいと思います。  ちなみにですね、当初の売れ筋は、 最上級グレードのインテンスとゼンでは、 その8〜

#1060 矢継ぎ早に変わるプランに翻弄されている、我が家のモバイル事情。

イメージ
 右の写真は中古携帯屋さんではありません。本日の、自宅でのセッティングの様子。5cが2台、5が2台、4Sが1台、そしてiPadAIrが1台……。スゴイなぁ、これと思って、ついつい撮影。そんな、 吉田家のモバイル端末事情ですけどね、 mineoとiOS8のすったもんだの件と、実家のドタバタで、 当初のもくろみは完全に崩れ去りました。 簡単に言いますとね、いろいろあってインターネット固定回線を一時的に停止しているんですが、そんなこと知ったことないとばかりに、父親は動画を見られないと困るといい、母親はラジオが聞けないと困るといいましてね。 それをモバイル回線だけで、どうにか応えようとしたから、コトはややこしくなりました。  その結果として、plalaの無制限プランをベースにしたのですが、考えてみたら、両親それぞれのiPhoneでデータ通信契約をしているわけで、はっきり言って、そこに金銭的な無駄が生じています。iPhoneベースでテザリングすればいいと思われるかもしれませんけど、両親の端末はauもの、つまり、mineo。OCNやらIIJはiOS8になってテザリングに対応したものの、mineoは非対応どころかiOS8にアップできずという始末。そこに1年の縛りが絡んできて、まさにしばし待て状態。ま、解約金を払ってでも出る手はずを整えてはいますが……。  なんて書き始めたら、ずらずらと行きますので、ここらでやめておきますが、母親用のiPadを使うために、なぜか、さらにOCN ONEを用意。ただ、ルーターはSIMロック解除したiPhone4Sを使います。ってのも、ほら、 LTE ルーターって軒並み2万円越えで、ちょいと 高いじゃないですか。 そう考えると、 3万円以下で新品同様が手に入るiPhone5cって、ルーター+電話機能+iOSと考えると、すごくお得に思えてきます。ただ、具体的に 5cをルーターとして使っているシーンを想像すると、それって、とてももったいない気もしてきますけども。

#1059 飾られたフロントマスクは日本専用だったらしい、MINI COOPER。

イメージ
  #1058 で、あれこれと書きましたミニですが、なぜか広報写真は、掲載したあのフロントマスクのみしか用意されていませんでした。ホームページではあれこれと展開しているのに、どうしてだろうと探っていたら、ホームページ用の写真はオプション装着車であって、ONEらしさに欠けていたというか、離れていたため。つまり、広報写真として相応しいのは、やっぱりスッピン顔ということだったようです。ま、当たり前ですな。  というわけで、ホームページでは、どんな顔が掲載されていたか、使われていた写真を切り抜いて並べたのが右となります。ともに左側がONEになりますが、5ドアでは、COOPERよりも顔つきがゴージャスになっています(ONEがボトムグレード)。これは、グリル下部にもクロームの縁取りがあるためですな。そうなんです、ONEとCOOPERにおけるフロントマスクでの違いとは、グリルバーのクロームの有無なのです。  って、書いていて気付いたんですけどね、3ドアのCOOPERは、グリル下部がクロームの縁取りが……。おや? 同じCOOPERなのに3ドアと5ドアで表情に差をつけたのか? と思いつつ、このグリル下部のクローム縁取りは、クローム・ライン・エクステリアと呼ばれる装備の一部のようで、カタログによりますとね、ONEではオプション、COOPERでは標準装備になっています。となると、5ドアのCOOPERフェイスは、あり得ないことになります。  あ、分かった。この写真、本国仕様なんですな。つまりですね、本来はCOOPERであっても、グリル下部のクローム縁取りなし。でも、日本では派手さが好まれるから標準装備にして、これを日本顔としたと。  って、もう少し深く調べてみることにします。

#1058 車検を阻止するかのようにデビューする、魅惑的モデルのあれこれ。

イメージ
 結局ですね、グランドチェロキーは車検を予約しました。オフロードコースにて余生を過ごすか、それとも、老体にむち打ちながらもう少し公道を走るか。最初は、オフロードコースがいいかなと考え続けてきました。しかし、オフロードを走った帰りにオンロードを走ったら、あれこれとあるものの、そのフィーリングにあれこれとアドバンテージがありまして、ナンバーを切ってしまうのは、まだもったいないかな、と。  まぁ、気になっていたクルマはありましたし、最近の行動から、それが何かもバレバレではありました。そうです、ミニONE3ドアMTと、デミオディーゼルと、208XYと、ルーテシアGTですな。その中でも、実のところ、かなり208XYに傾きかけていました。 しかし、あまり口にはしていなかった、隠れモデルもありました。  それが、右の2台。まずは、ダイハツのコペン。そうなんですね、クルマとしての仕上がり、2シーターという割り切り、オープンカーというスタイルなど、魅力は多くてですね、能登を走るにはとてもいいなと考えていました。ら、何、もう出たの? レカロ+ビルシュタイン……。ってことで、揺さぶられています。+18.5万円高(消費税抜き)とは、刺激的な価格ですな。 でも、まぁ 、車検を予約しましたから。  もう一台は、ミニ(下)。おや、ミニは挙げていたのではないか? って、あちらは3ドア。5ドアの乗り味が、あまりにいいもので、実は5ドアのONEが気になっていました。そしたら、MTはなしで、ATのみとなもし。まぁ、ATでもいいかなと思ったものの255万円で、ここまで来ると、さすがにブレーキがかかりますな。ミニはリーズナブル感が消えたら、魅力も薄れていきますので、自分は。  ということで、車検を阻止するかのように、あれこれとデビューしてくれるのですが、決心は固く。固く、固く……。といっても、車検を通したわけではなく、予約しただけですからして、うんぬんかんぬん。

#1057 価格や装備やパフォーマンスに差はあれども、どれに乗ってもBMW。

イメージ
 書きたいことはあれこれあれども、時間がなくというよりは、気分が乗らぬこともあって、放置になっていました。仕事はひと段落を……と言いたかったのですが、26日まで取材が入り、さらにはこれから発注ながら正月明けには納品という仕事もあって、落ち着きませぬ。ま、これが年末というものなのでしょうな。  ま、そんな話はさておき、書いておかねばならぬネタをつらつらと。まずは、BMWグループのフルラインナップ試乗会から。  最近、よく見かけるようになった3シリーズディーゼル(いちばん上)ですが、久しぶりの乗ってみたところ、やっぱりいいですな。トルク量とトルクフィーリングとが、ゆとりとスポーティをバランスさせていて、実にいい。ディーゼルエンジンに乗ると、仕事仲間でも、まずはうるさいねとマイナス評価をする人もいますが、まぁ、そのとおり。どこをピックアップするかで、評価は変わりますが、個人的には、音やら振動やらよりも、フィーリング重視であるがゆえに、気になりませぬ。まぁ、なんだかんだ絶賛したところで、ディーゼルエンジンは万人向けではないことを再認識。  4シリーズベースということで名称を新たにしたM4(写真真ん中)ですが、これが良かった。実に良かった。というか、さすがBMWと言わんばかりの良さ。ハイパフォーマンスモデルでありながら、よくぞ、ここまで快適性を表現できましたな、ってところも、絶賛。それでいながら1シリーズのレギュラーモデルからも感じるBMWらしさは、このM4からも感じられますから、その作り込みというか、方向性に戸惑いがないことやら、ひたすらに感心しきりでした。  2世代目となったX6にも感激。これだけの大径、かつ低扁平率タイヤをよくぞ履きこなしましたな、ってところと、異端たるキャラクターをハンドリングにも上手く表現しており、買う理由を明確にしているところも好印象。どうせ売れないからではなく、この異端を好む人が満足できる内容に仕立てていることがポイント、と。  と簡単に感じたことを並べましたが、ま、そんな感じ。となると、ますます2シリーズアクティブツアラーの仕上がりに、おや? を覚えるわけですが、って、ロングドライブに連れ出さないといかんですな、やっぱり。

#1056 デミオに感じたあれこれと、マツダがデミオに込めたあれこれ。

イメージ
  #1046 にて書いたこと、書き切れなかったこと、デミオに感じたあれやこれやについて、開発の方と話す機会がありましたので、それを書いておきましょうかね。  まず、タイヤのグリップ感についてですが、やはり、低燃費性能を狙ったがゆえにフィーリングとしては弱いシーンがあるとのことで、そのことは承知されてました。ただ、タイヤのグリップ力については、もちろん、それなりのグリップに耐えられるようにしてはあるそうですが、強く印象に残ったグリップ力は、サスペンションのポテンシャルによって作り上げていた、とそうで。 そうか、そういうことか、なるほどね。で、この 15インチタイヤは実はガソリンモデル専用に開発したもので、ディーゼルは16インチでセッティングしていたとのこと。しかし、装着してみたところ15インチとのバランスが予想以上によかったとのことで、こういう結果にうんぬんかんぬん。ちなみにですね、ディーゼルエンジン搭載モデルならば、バネ、ダンパーは共通としているので、装備に魅力のある16インチ仕様を購入して、15インチ(純正ね)に履き替えることで、15インチたるフィーリングを手に入れられるとのこと。ただ、実はタイヤの動きに対する余裕代を変えているようで、……、云々云々。  あとは、なんだっけか。あ、えっと、ヨシダ大絶賛だったシートポジションについては、マツダ車として過去最高を作り上げているそうです。これまで積み上げてきたあれこれを、すべてフィードバックして作り上げたのがデミオだそうで、そういった意味合いから、アテンザやCX-5を超えてしまっている部分があるのも事実だそうで。もちろん、アテンザやCX-5も見直しされたとのことですが、骨格に関わるところあるため、調整に止まっているようです。ま、そりゃそうだ。  えっと、これは書いたんだっけかな、書かなかったかな、極上過ぎるブレーキフィーリングについて語ったらば、マツダ車として過去最高のフィーリングになっているそうで。フィーリングのほうね、制動力ではなくって。4輪がきれいに沈み込む挙動は、やはりサスペンションのジオメトリ、つまり、リアのアンチリフトを煮詰めたところが大きいものの、パッドのチューニングも大きく影響しているそうです。  と、関心しきり。あとは、デザインか。フロントマスクの表情は、やっぱり、豊かさをデザインした

#1055 直4ターボでも、リアマルチリンクでも、マスタングしてた6代目モデル。

イメージ
 さて、マスタング。そう、とうとうリジッドサスペンションを捨てた、6世代目のマスタング。本日、試乗会があったので出かけてきましたが、国際試乗会を除いたローカルな試乗会としては北米についで二番目の試乗会だとか。といいますか、北米でもようやくデリバリーが始まったばかりで、今回の試乗車も空輸したほどだったとか。仕事の忙しさからもはや欠席しなきゃならんかなと思っていましたが、無理して出かけて、良かった、良かった。  もちろん、クルマが良かった。といっても、それはヨーロッパ車のようなクルマたる良さではなく、マスタングとしてとてもいいというレベルの話。直4ターボエンジンになろうと、リアマルチリンクサスになろうと、マスタングはマスタングでした。といいますかね、いい素材を集めながらも、それをわざとマスタング風味に仕立てています。ステアリングは緩さを消し去っているものの、オンセンター付近とそこから先でフィーリングを変えています。つまり、オンセンターを緩く見せつつ、実は緩くない。で、エンジンは、アクセルを少し踏んだだけで、スロットルがガバっと開いたかのようなパワーを出しますが、アクセルを戻すとすぐにパワーも落ちる。つまりですね、実用域において扱いにくさが、ない。エンジン&エキゾーストサウンドも通常は静か、とっても静か、なのにアクセルを踏み込むと、吠える。意図的にやっているでしょ、そういわんばかりのセッティング。  さらに、乗り心地は、スポーティなシャシーセッティングと19インチタイヤによって、バタ付きが顔を出しますが、観察すると、乗り心地は悪くない。突き上げも硬さもない。不満は全くない。つまりですね、リジッドかのように、わざとばたつかせています。  どうしてV8じゃないんだって声もあるかと思いますが、この直4がいい。先に書いたように、直4なのに、2.3Lなのに、V6みたいなフィーリングを表現しているし、サウンドを奏でます。たしかに、頭が軽いって不思議な雰囲気はありますが、フロントタイヤが遠いってフィーリングはそのままですし、いい意味での軽快感に繋がっていて、そこには楽しさもあります。んー、いい。とっても、いい。マスタングとして、いい、そして、とてもおもしろい。  考えてみると、400万円台まででトルク40kg-m台を出しているエンジン搭載モデルって、スバルのレヴォーグとWRX、

#1054 おもしろさ、楽しさは、混沌としているところにある、って話。

イメージ
とうとう来ましたか、速度・容量無制限で、低価格かつ音声付きのMVNO(画像は製品写真を扱うにつき、アフィリエイトリンクが貼ってあります)。で、2780円(税抜き)ですか。b-mobileの沈黙はこういうことだったんですなぁ、と関心しつつ、こんなプランがあったら丁度いいのになぁと思っていたところ。でも、b-mobileって、iPhoneで、テザリングできるんだっけかとか、あれこれ分からんことはあるんですが、ま、あれこれの解約金と相談の上、飛び込んでみようかと思ってはいますが。  それにしても、MVNO系のこの競争の動きの早さは、戸惑いを覚えつつも、とっても刺激的。なんでも、広まる前の初期の混とんとしたところに楽しさがあるなぁと思うわけで。インターネットも、ヤフオクも、そうでしたな。  そうそう、このタイミングでmineoからアンケート&座談会への誘いが届きました。って、ユーザー皆に届いたようですが、アンケート結果を公表しつつ、座談会での内容を公開するようですが、そこに無理矢理のイメージアップ作戦があるような気がしてなりません。やっぱりですね、iOS8に対応できないこと以前に、その対応(具体的にはプレスリリースの言葉の使い方)に問題があると思います。  そう考えると、IIJmioは、Twitterでの細やかかつ丁寧な対応や、情報公開やら、好印象。b-mobileも、リリースで「MNOがやらない、やりたくないサービスを提供するMVNO」と謳います。ポーズもあるでしょう、でも、ポーズの取り方もいろいろなんです。

#1053 ドタバタの中、ドタバタゆえに、発見する、あれやこれや。

イメージ
 最近、物事が繋がるというか、意図していないのに導かれているってパターンが多くあります。なんでしょう、これと思っているんですが、捉え方の話なのか、どうなのか……。  そのひとつ、ほほぅと関心したことがありました。最近、仕事のドタバタから、部屋も、資料を取り出してはそのまま放置、次の資料を引っ張り出しては積み上げたままって感じなのですが、そのドタバタの中からひとつの資料がふっと出てきました。今回のドタバタがなければ、一生見ることがなかっただろうと思われるひとつの資料。で、そこから本になりそうなアイディアが浮かび上がりました。偶然といえば偶然ですけど、片づけなかったことによる、いやいや、ドタバタがもたらしたお導き。たとえ、バタバタであっても、何かにつながるんだなぁと感心、関心。  そういう意味では、って、話を無理矢理とつなげますが、先日行われたBMWフルラインナップ試乗会で、MINI5ドアクーパーと120iを同時間帯に借り出したのは大正解でした。比較したことによって、互いのアドバンテージがより見えたとでも言いましょうか。1シリーズは120iでしたから価格的な横並びにはできませんが、まぁ、グレードを上手く合わせれば、どっちにするか、一瞬でも悩むモデルどおし。で、乗り比べて感じたのは、意外にもミニの完成度の高さでした。5ドアということもあって走りのバランスもいいのですが、なんていうんでしょうかね、FFとFRを超えたところにある、世代差があったような気がします。それは、ブランド違いによる表現の違いではなく、3年という年月による世代の差。ハンドリングはかたやクイック、かたやFRライクでナチュラルなのですが、それを除いたところにあるベースフィールは、ミニのほうが質感に富んでいる。サスのストロークも、意図的に量を減らされたミニに対して、豊かさを求めた120iではありますが、ストロークのフィーリング、つまり質感はミニのほうがいい。  ただ、1 シリーズもぼちぼち大きな改良が行われる時期にきていますから、近いうちに進化するのでしょうけども、ここまでの差があるとは思わなかったってな印象を受けました。ちなみに両モデルを横並びにしてみたところ、5ドアになってもミニは、ミニでした。比較すると1シリーズのリアドアの開口部、シート含め、広いのなんのって。

#1052 解約するなら早いほうが被害は少ないと、mineo脱出な話。

イメージ
 6台目になるのでしょうか、iPhone5cを手に入れました。もはや業者のようではありますが、海外へ持っていって転売やらはしていません、すべて家族で使う分です。というわけで、手に入れたiPhone5cは、docomo版で、母親用。え、すでに使っていなかったっけか? と思われるかもしれませんが、使っていました。でも、au端末で、mineoにて使用していました。そうなんです、使い始めは通信速度含めてなんら問題なかったんですが、iOS8に対応できない状態とテザリングできないことが痛手となりまして。 このままでいるというのもひとつの方法でしたが、70歳の母親にとってiPhoneですべてというのはやはり辛く、iPadを加えたほうがいいというひとつの結論と、何よりも、誤ってOSをアップデートしてしまったら最後、使えなくなるって危険性もありましたので。  それにしても、高齢者に、MVNOは難しいです。IP電話であろうとFacetimeであろうと、すべて同じ電話。通話料なんぞ、しったこっちゃないって感じです。ただ、そんなことがあっても、やっぱり、iPhoneがあるメリットは大きいようで、出かけた先で時刻表調べたり、娘とメッセージでチャットしたり、孫とビデオチャットしたりと、それだけでも980円/月(データ通信分ね)の価値はあります。ですから、解約料やら手数料も払ってでもという意味合いが生まれてきたわけですな。  というわけで、離脱です。さいなら、mineo。って、妹だけ残りますけど。

#1051 忙しいなりに、あれやこれやと考えることの多い年末の話。

イメージ
 取材な日々はいったん過ぎ去り、原稿執筆な日々を過ごしています。家から出ず、牛乳も買いにいけず、高尾へ遊びに来たという知人の誘いに応じられず、起きては原稿書き、ご飯食べては原稿書き、で、寝て、また原稿書きを繰り返していますが、終わりません。ってか、終わった途端に、新たな依頼が舞い込みます。なんでしょうか、これ。 って、個人的には、ふと来年への助走が始まっているように感じたのですが、どうなんでしょうかね。いいことありますかね、来年「も」。  ということで、日々仕事ですが、かなり前から当て込んでいたプライベートな予定もありました。そのひとつが、スタックランドファームでの走行会(写真)。って、気付いたら、うちのグランドチェロキーに乗ったのは3週間ぶりになるのかな。あ、来年の1月早々に車検で、14年目を迎えます。つまり、自動車税も重量税も割り増しとされてしまいます。で、走行距離は23万kmを前にして、さてどうしたものかと考えています。案はいろいろとありますが、じっくり考えていられないので、結論は先延ばしになりそう。ただ、登録は抹消しても、手放すことはしません。これだけは確実。  ちなみに、スタックランドファームで、クルマも自らも泥だらけになった翌日は、シトロエンのピカソとプジョーの308の試乗会でした。ちなみに会場はハイアットリージェンシー箱根だったので、家には帰らず、御殿場に宿泊して原稿書き。で、翌日は、泥だらけのままで、ハイアットへ。ってことはなく、いちおう洗車しました。でも、ホテルについてみれば、泥がボディに付いていまして、雨降りだったとはいえ、少しだけ恥ずかしい思いをしました。  というわけで、年末らしいこと、何もしていません。年賀状の発注すらしていませんし、年末年始の過ごし方すら何も計画せず。そこに年末にインタビューやら試乗会やらが、と思ったら、年明けてのあれこれも。ま、いいことです、いいこと。

#1050 相手のことを良く知るためには、じっくりな対話が必要って話。

イメージ
 そして、金沢にいました。横浜市金沢区ではありません、石川県金沢市です。自走です。クラブレガシィの撮影です。新しくなったレガシィとアウトバックと、レヴォーグと3台を連れたって。まぁ、詳しくは誌面を見ていただくとして、その走行距離は実質24時間で1200kmだったか、そのぐらい。ほとんどが高速走行だったので、正直、クルマの素性を探るには不足でした。といっても、時間が確保できないタイミングでの取材だったので仕方がなく。ただ、相手のことを深く知るには、突っ走るだけではなく、時に立ち寄り、時に対話し、時に考え事をしないと、いかんなと改めて感じた次第。  あ、寒気が入った北陸は、写真のとおり。って、これ、なぎさドライブウェイ。荒れていないように見えますが、立っているのが辛いほどの強風で、もはや砂浜は見当たりませぬ。青空が見えるのも、強風ゆえのこと。  話は変わりますが、東京芸術大の日本画科を卒業された方と、ゆっくりと話をする機会があったのですが、やっぱり、日本は、芸術に対しての捉え方、理解がまだまだだそうで。たとえば、美術館に足を運ぶということに関して、行く行かないではなくって、その中間、つまり、なんとなく行くって方が、日本では極々少数であるのに対して、海外では少なくはないそうです。つまり、社会のベースとして、文化として、芸術が浸透しているか、って話。  知識と直結しない、アート(感性)の話ですな。金銭的には豊かになった(最近は違うか)としても、心の豊かさはまだまだなんだな、なんてことを改めて感じました。

#1049 その仕上がりに驚いた、プジョー308とシトロエンC4ピカソ(+グランド)。

イメージ
 原稿書きに追われる以前に、試乗会や取材で手いっぱいで、ほかに何もできずという身動きの取れない状況に突入しています。なので、メールの返信もしていませんし、経費の計算もしていません。そして、あっちの原稿は全く手付かずですし、そっちの原稿も同様。さらには、送られてきたラフも見ていません。すみません。明日は朝から晩までBMWフルラインナップ試乗会で、それが終わったら金沢まで自走してきなさいと言われています。大丈夫なんでしょうか。  というわけで、今日は、プジョー308とシトロエングランドC4ピカソ、C4ピカソの試乗会でした。とまとめてしまうのもなんですが、ともに良かった。といいますかね、ともに同じプラットフォームをベースにしており、プラットフォームがいいがゆえに、クルマの仕立てもとてもいいと。  308は、もはやCセグという枠の外にあるアッパークラス感を手に入れていまして、ある意味、ゴルフ7を超えています。でも、あるところでは、ゴルフ7を超えていません。まぁ、なんだろうか、上質感やら硬質感やら、なんとなくCクラスに似ている何かを覚えました。というぐらいに、良く仕上がっていました。いろんな見方はあるでしょうが、個人的には猫足は健在だと感じました。ただ、それは新しい猫足であり、かつての猫足フィールを期待すると、違うと感じるかもしれません。いずれにしても、バランスという意味合いでの好印象は16インチでした。  一方のピカソは、いずれも、悪い意味でのいい加減さが消え去っており、良い意味でのいい加減さが際立っていました。つまり、クルマたる質感がとても印象に残りました、と。それぞれについては、C4ピカソが意外にスポーティに仕立てられており、一方のグランドC4ピカソはMPVたるゆったりを作りながらも、余計な動きを消し去った分ハンドリングに楽しさがあり、いずれも好印象。乗り心地? いうまでもなく、いいです、シトロエンテイストが好みの方も、ドイツ車テイストが好みの方も納得できると思います。 先ほど、原稿にも書きましたが、C4ピカソとグランドC4ピカソには国産のミニバンにはない楽しさがあります。そして、押し出し感と存在感を取り間違えているモデルにはない、デザインセンスも、またとてもいい。そうなんです、走りから装備、デザインにまでブレが見当たりません。  と、短信。両モデルともに