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#1835 小田和正なライブに出かけてきましたが、そろそろ終わりを見せてもいいかな、という話。

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 つい一昨日のこと、小田和正のみんなで自己ベスト!! ってな、ライブへと出かけてきました。2日連続でしたが、当日は前日とは雰囲気が違うどころか、開場前から土砂降りな状態で、止みそうだなぁと思わせつつも、次から次へと雲はやってきまして、わりと降りっぱなしな状況が続いていました。もちろん、早めに出かけてはいたのですが、あちらこちらで時間を潰しながらも、ぜんぜん止まない状況にどうしようもなく、たしか1時間前だったかに、駅を後にして会場へと向かいました。ま、結局のところ、いつ動いても変わらないんじゃないか、って感じでしたが、個人的には、動く前にすでに靴下を脱ぎ去っておいたので、それだけでも功を奏しました。  さて、ライブの内容についてですが、自己ベストを謳うわりに、あれって自己ベストだったのか? と感じさせてしまう内容でして、新曲たるや2曲ぐらいしかなかったんじゃないだろうかって感じでした。むしろですね、これまでの集大成的な印象を受けましたし、ここいらで止めたほうがいいんじゃないか、を感じさせたところもありました。まず、時間が短くなっていまして、間をいれて2時間とわずか。途中にあった語り系がばっさりとなくなっており、そこにあからさまに意図的を感じつつ、逆に、もう、演じなくって大丈夫だから、と伝えたくなってしまいます。そして、曲数が少なくなっていまして、もはや、これも同様な印象を強く感じさせるものかな。そもそも、従来は3時間を演じていましたから、その分のサービス分がなくなったと捉えればいいだけなんですが、さらに、声が出てない状況となっておりまして、謳わない部分があるだけではなく、歌えなくなっているような印象すら、こちらはいだいてしまいまして、これまた、ほんとうにもう大丈夫ですから、と、言いたくなってきます。  振り返ってみると、さよならは2019年から演奏していませんし、キラキラとラブ・ストーリーは突然にのつながりもこの時から、なし。ひとつひとつ修正をしたのか、できる歌にとどめたのか、そうした流れも確かに必要ですが、やっぱりですね、大きく売れてしまった人の最後のまとめ方ってのはなかなか難しいかと思います。思いますからこそ、ここで止めてしまうのも、また、大切かな、とも思ったりもするんですけどね。ただ、今回のライブで最後ですを謳っていないので、さらにカタチを変えないと……、と思う...

#1828 新しさにあふれているだけではなく、ピックアップトラックゆえにリコールが多い、BEV。

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 このCybertruckたるモデルを目にするとですね、パーン・パン・パーンってなボディデザインが実車に落ちてくる頃に、はたして自分はどんな生活を送っているのだろうか、と思うところが多くあるんですが、実車です。ヘッドランプは、フロントマスクの一番上にもついていますし、このパネルデザインのままで生産モデルとなっていますし、各パネルもエッジ部分はかなり強そう、いや、強すぎそうなデザインに見えますが、実際には……、それなりにしなやかにできているんでしょうか、とも思っていますが。  いずれにしても、写真ですと大きくは見えないのですが、全長やら全幅やらを見渡すと、アメリカンフルサイズですので、もちろん日本では大きすぎるサイズになります。ですが、この手のモデルを購入できる方は、大きさはあまり関係ないのだろうなぁと思うと、その劇的な新しさもあって、そこそこに売れてしまうんでしょうな。きっと。  目新しさが多くあるモデルですが、実際に、ステンレスの鋼板との接着部に関するはがれがあるモデル、アクセルペダルの踏み方で戻らなくなる件(ブレーキ優先により解除)やらああって、リコールはそこそこに出てきているようです。もう少しね、デビューまでに時間を掛けられたらよかっただろうに、と思うところはあります。ただ、ピックアップトラックに対しては、やはり、トレンドだけでは済まされない部分が多く、つまりですね、ラフに扱われることが多用にあるモデルゆえに、そこまでのラフな走行はさせないことにキーがあります。たとえば、流行になってしまっているスタイルゆえに、なんでもかんでも「自動」でなければ通用しないという考えが出てきているでしょうし……。もちろん、4輪とも独立懸架的なモデルのほうが、まだ、利に適っている感じもありますな。  そうそう、この展示では、乗れる人を数人だったかな、募集していました。なんで、数人なのかよく分かりませんが、これで乗れた方はいるんでしょうか。意見をぜひ聞いてみたいものですな。

#1605 今月のデータ通信残量がなくなり、低速で運営中です、って話。

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 今年1月にソフトバンクに戻ってきてからは、結果、自分の使い方に見合った料金プランを選択できますし、支払い額ダウンを含めて、au時代よりは、実に満足感の高いものとなっています。その中でも、料金プラン、ソフトバンクだとデータ通信2GB+通話かけ放題ってのが選べまして、これが自分の使い方にピッタリ。通話については、昨今、長い時間の会話ではFacetimeを利用していますから、通話プランはあまり気にしておらず、5分かけ放題を選択していましたが、たまにあるのです、Facetime以外で掛けなければならない相手が。それは、まぁ、たいがい仕事の用件ゆえに無料通話5分をオーバーすること多々。かといって、一回切ってまた掛け直しますと、そうそうには言えず。ならば、+1000円でかけ放題にすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、なぜ、2年ごとにMNPを繰り返しているのか、を考えていただければ、その1000円がいかにキーであるかがお分かりいただけるかと……。で、その一方で、データ通信は、あまり利用することもないのに、auでは7GBだったかを強制。いや、auにだっていろんなプランありますよ、ありますけどね、データ通信量を減らしたのに、支払い額が高くなるというワナが仕掛けられておりまして、au時代は使わないデータ量がムダになっていました。。  ところがですね、ソフトバンクでは標準とされている(いた?)、5GB+5分かけ放題と同額の料金で利用できる、2GB+フルかけ放題(自宅光必要)が用意されていました。そうなんですね、自分の場合、2GB+フルかけ放題がぴったり。結果として、通話料の飛び出し分がなくなり、大満足となっていました。ところが、まぁ、そのうちに話しますが、外出先でデータ通信を多用することになりまして、今月は、7月まであと1週間を残して2GBを使い切り、データ通信残量がゼロとなってしまいました。まぁ、外でデータ通信できなくなるわけではなく、速度制限が行われて最大128kbpsにされてしまうだけのこと。過去にMVNO-SIMに移っていわゆる低速/高速モード切り替えをやっていたこともあるし、電車時刻検索系や、メールのプッシュ通知などは、実用に問題ありませんので、困るってことも特にはないと思っていたのですが、実測40〜80kbpsしか出ておらず、また、昨今のHPのデータ量が多くなっ...

#1482 やっぱりライブはいいよねを再認識した、GONTITIのライブ。

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 本日、今年初のライブへと足を運びました。ゴンチチです。東京公演が行われたよみうり大手町ホールは初めてでしたが、建物(読売新聞東京本社ビル)の中に、昨今の建築らしい伸びやかさを感じさせる空間を当て、ホワイエの作り込み含めて、なかなかいい空間(ホール)でして、ちょっと好印象。GONTITIサウンドはいうまでもなくといいますか、いつもの曲に、新しい曲を織り交ぜて、いつもの〆にて終了。語りによる和やかさもあいまって、やっぱりですね、ライブっていいなとつくづく感じた次第で。そうそう、バイオリンとチェロがゲストというスタイルで参加していましたが、弦楽器と弦楽器の相性はやっぱり格別で、なんていうんでしょうかね、豊かさのような味わいをさらに高めていたといいましょうか、演出していたといいましょうか、ま、良かったんです、はい。   それにしても、いつもの曲、期待された曲、変わらずの語り、そんな構成なのに、毎回、足を運びたくなるのは何故なのでしょうか、とチケットを取る時は思うのですが、いざ、足を運んでみると、やっぱり、あのライブ感に尽きるなとつくづく思います。チケットは6000円。CDを2枚買うのと変わらないのですが、ライブで聴いた時の心満たされ感はライブに敵いません。ま、簡単にいいますとね、森山良子のさとうきび畑、ゴンチチのMy Favorite Things、これだけは、ライブで聴く価値があります、というか、ライブと録音盤では全く異なりますと言いたくなるほどの、ライブ感に満ちあふれています。なんてことを考えていると、スティングやポールマッカートニーも行くべきかと思ったりもするわけで……。  というわけで、ライブはやっぱりいいやね、という話でした。

#1438 高くなったライブのチケット代、それに加わる不可解な手数料。

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 最近でこそ、回数は少なくなりましたが、ライブへとあれやこれやと出掛けています。小田和正と中島みゆきとEPOとゴンチチは必ず。そのほかは、あれこれといろいろと。今回の小田和正のツアーは、ようやく年齢を感じさせるシーンが見られたといった感がありますが……、って、あの方、69歳だそうで、そう考えると、凄いパフォーマンスですな、はい。今回は2回ほど足を運びましたが、3回目分は知人に譲りました。一方、年末の中島みゆきの夜会は土曜日が取れていましたが、パスしました。ほら、夜会って、1枚2万円ですし、好みではない演目だったりしますもので。  で、そのライブの、チケットの話。過去を振り返ってみますとね、LPレコードと同じか、ちょっとプラスした程度の価格でした。過去といっても80年代後半あたり。バブル景気もあって海外のアーティストがやってきて1万円満たないところで、高過ぎるといった感がありました。ところがですね、景気と関係ないんでしょうかね、ライブチケットの代金はどんどんと値上がりして、8000円台なんてモノもしばしば。高くなったもんですなぁ、と思いつつ、それ以上に解せないのは、手数料やら利用料やら、無理矢理といわんばかりに名目を掲げて、かかる費用。たとえば、上のテキストでは、チケット代金は8640円。ま、高いです、高いですけど、ここではさておいてですね、その下、システム利用料が350円掛かると書いてあります。書いてあるというか、明細ですな。これですね、一般発売とは異なるルートでの購入だったのですが、だから掛かるという名目の利用料。なんですかね、このシステム利用料ってのは。どんなに凄いシステムを利用するんでしょうかね。  そして、続いてその下には、セブンイレブンでの発券手数料210円/枚。最近のチケットはコンビニやらで発券するのが一般的になっており、この手数料は、まさにセブンイレブンへの手数料。ならば、郵送してもらえばいいじゃんと思うでしょ? でも、郵送も、配送料のほかに、ここでも手数料が取られる。なんなんでしょうね、これ。となるとですね、そのうちスマートフォンへと送られたチケットデータをもとに、それを入り口にある端末へとかざして入場できるようになるから……、つまりペーパーレスになるから、この手の手数料掛からなくなるじゃんか、と思われるでしょ? でもね、たぶん、この流れから...

#1314 ブツブツ言いながらも、また、足を運ぶだろう中島みゆきのライブ話。

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 なんだかんだ言いながら、今回の中島みゆきのライブにも足を運びました。東京国際フォーラムホールAを8日だったか、9日だったか分のチケットを完売させてしまったそうで、そこに改めて彼女のスゴサを感じつつ、期待半分で出掛けました。  それはなぜか。事前にセットリストを確認したら やまねこ を歌うってことが分かりましてね、はぁそうですか、今、ですか、どうしちゃったんでしょうね、と思いつつ、当時のアレンジを崩してくることが予想されまして、期待半分どころか、期待を裏切られるだろうなと思って、出掛けることになったわけです。実際、やまねこは、基本は当時のアレンジを尊重していたものの、イントロのチェンバロ風味な音色を受けて、響かせるはずの重低音なブラスサウンドが抜けた上に、その直後にストリングスのヒュルリラーと言わんばかりの奇妙なサウンドが加わって、なんだ、この間抜け感は……と、気が抜けてしまい、2曲目にして意気消沈。ま、以前にも書いていますが、やまねこに対する想いはSuppinと歌暦(80年代のライブ)で完結していますので、崩さないで欲しいとも改めて思ったわけですけども。  そんな個人的な想いはさておき、今回、? が多かった。まずは、ストリングス部隊の存在に? を感じました。5人だったか、6人だったか揃えていましたが、pluggedなライブにおいて、生音を聞かせる意味合いが分からない。実際、5挺が重なろうとも、音は届いてきません。かと思えば、バイオリンソロの時だけ、音量を上げて聴かせていたりして、……、そうなんです、そんな複数人必要なのかと思ったわけです。その効果は、ビジュアル的に弦楽器部隊がいるってことなんでしょうかね。そんなことにも、なんか違うを感じたわけです。さらに、昔の音源を聴き直してみれば、もっと、パーカッションが前に出ていた感じもあって、なんていうんでしょうかね、あまりに整えられ過ぎて、そこにライブ感はもはやないことに気付いたわけです。そう、ライブの途中で。  今回は、多くの人が耳にしているヒット曲をあまり歌わず、昨今の世のあれこれに対するメッセージを訴えたところは好感をもてましたが、だったらば、吹雪で絞めればいいのに、なぜだか、麦の唄で締めるという、中途半端さ。あの歌はアンコールに持ってくるべきでは? と感じつつ、3部構成でテーマを与えたというわりには、選曲にも...

#1244 なんだかんだで80年代がいちばんいいと思う、中島みゆき話 その5

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 あれこれと書きなぐり、そして、手元にあるチケット代金支払い用紙を眺めながら、ふと思ったことがありました。……、そうです、ここらでやめておきましょうかね、とか書きつつ、続けます。  オールナイトニッポンを降板するまでの中島みゆきのライブ(特に80年代後半)ってのは、オールナイトニッポンの延長ラインにあったというか、そのライブ版だったような気がしました。MCはあのままだったし、観客とのやりとりもあった。そして、観客席から貢ぎ物(カップラーメン)がステージへと飛びまくり、それもだんだんとエスカレートして、しまいにゃ白菜やら一升瓶まで飛び出し、ってさすがに投げられないから、こぞってステージへと持ち寄り、それを受け取る時間が設けられていたりと、まぁ、今じゃ、考えられない光景が見られました。ただ、当時は、後方席ばかりだったので、ステージへと駆け寄ることができる一階席を羨ましくも思ったものでしたが。今では考えられないといえば、掛け声やらもそうだったし、まぁ、振りなんてのはありませんでしたが、強いサウンドが前面に出ていた80年代後半は、総立ちのままなんてのもありましたっけね。でも、ライブにしっかりとしたストーリーがあったし、いうまでもなくライブ感があった。まぁ、振り返ってみますと、あの頃は、受験生や浪人世代(大学、結婚)が中心、つまり、10代後半から20代の若者たちが中島みゆきのような音楽に惹かれていたわけで、そういった勢いがあっても当たり前のこと。ただ、 今の世代をそこに置き換えることは、ちょっと想像できませんけどね。  そして、そういうスタイルを意図的に変えようとしたのが、やっぱりオールナイトニッポンの降板だったような気がします。理由はわかりませんが、ファンというか観客との距離感を広げた……、いやいや、引き離したのが、あの時だったような気がします。ファンの成長とともに、大人な雰囲気へと引き上げた意図やらマーケティングなんてものはないと思いますが、次へのステップというよりは、このままじゃいけない的な何かがあったのだろうなとも思います。  なんの話でしたっけか。って、そうそう、ライブね。自分は、曲を聴かなくなると同時に足は遠のきましたが、ふと思い立って、07年から再び足を運ぶようになりました。が、正直、印象深いシーンは残っておらず。それは、最近の曲ばかりで知らない曲が多いと...

#1226 打ちのめされた、矢野顕子 Piano Solo Live 2015の話。

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 以前に書いたと書こうとしたら、書いていなかったようで。5月に、矢野顕子のライブへ足を運びました。あれです、テクノサウンドを全面に出した昨今のアルバムの全曲、ピアノで弾き語るという、なんとも大胆なライブ。って、アルバムについては書いたか、どっかで……、と振り返ってみたら、 #823 にて、アルバムのことを書いていました。で、そのピアノ弾き語りというからには、足を運ばないわけはありませぬ。  ライブは、もはや、こう弾きますか、そうアレンジしますか、といった、矢野顕子節にあふれていて、本人も二度と同じようには演奏できないというほどの、まさにライブ感に、打ちのめされて帰ってきました。  その時、収録していると言っていましたが、最近、音源が発売となりました。って、ピアノサウンドですから、CDを購入しようと思って調べたら、なんと、配信のみ。どうしようかと迷いましたけど、まぁ、配信しかしないのならば、仕方ない。というか、配信のみとすることで、アーティスト側というか、制作側というか、販売する側には、どんなメリットがあるのでしょうかね。コストダウン? って、それほどできないと訊きますし。  ちなみに、ライブではいちばん打ちのめされたのは、Yes-Yes-Yesでした。電話線や在広東少年やリラックマなんたら、なんかは、オリジナルがありますから、オドロキさせながらも着地点の想像はつくわけですよ。しかしですね、アルバムの中で大胆すぎるというか、オリジナルを見失うほどの完成度を極めていたYes-Yes-Yesは、期待を裏切るというよりも、想像もつかないようなアレンジで表現されたわけで……、もう、勘弁といった感じでした。  というわけで、その時の感動を味わいたいとばかりに、配信音源を購入したわけですが……、って、あの時と違うような気がする。って、東京でのライブ2日間を収録して、いずれかを使っているそうで。ということで、そうか、足を運ばなかった2日目の音源かぁ……、と思ったものの、ひょっとして足を運んだ1日目かもと思うところもあって。ほら、あそこまでアレンジされてしまうと、詳細はすっとんでしまい、凄いってことしか覚えていられないもので。  あ、画像はamazonのアフィリエイト張ってあります。Yes-Yes-Yesにて。サンプルを聴けるようですので、興味ある方は、画像をクリックして聴...

#1192 今があるのは、過去があるからってことを確認してきたライブ話。

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 能登と同じように、自分にとってリセットを掛けてくれるひとつに、EPOのライブがあります。体育会系ポップスとして人気を博し、その後、自分の好きな音楽を作っている方ですが、まぁ、そのスタンスがそのままに楽曲になっていてを自分にとってとても心地いい。ということで、本日、デビュー35周年を記念したライブがあり、出掛けましたが、当初は、ヒットパレードパラダイスと謳われたタイトルに昭和を感じ、イマイチ感を覚えていましたが、……中略……、これが良かった。  簡単に言いますとね、単純に、あの頃を並べ立てるのではなく、今があるのは、あの頃があったからという構成になっており、これがとても良かった。つまり、 過去を振り返りつつ、過去を確認しつつ、過去を否定するのではなく、ようやく肯定できるようになった自分を褒めながら、今の立ち位置を確かめて、そして、これからに生かす、ことの大切さを教えてくれるってなライブ。で、さらに凄かったのは、そこに集ったミュージシャンで、鈴木茂に、小原礼に、林立夫に……、 年末に出掛けた矢野顕子withTINPANもそうでしたが、彼らは一流というポジションとはちょっとニュアンスの違うレジェンド(と言われていた)な面々であり、サウンド面からも完全に打ちのめされました。 もう、そのグルーブ感といったら、もう完璧を超えて、感激、感動の嵐といった感がありまして……。なんていうんでしょうかね、まさに クオリティの高いサウンドを作ってきた人々が到達した聖域でのみ聴くことができるサウンドとでも言いましょうか、そんな感じ。って、もちろん演奏だけではなくって、その演奏が、ライブ感を一気に高めてくれまして、皆それぞれの 過去と、皆それぞれの今と、あれこれが交錯して、たんなる懐かしいとは異なるライブを作り上げていました。いやはや。  内容については、具体的には語りませんけども、 天使のウインクが作り手によって歌われるというサプライズがあり、 同日に武道館で開催されていた、天使のウインクの歌い手のライブを選ばなくてつくづく良かったと……、まぁ、そういう感じです。いや、ちょっと迷ったんですな、どっちへ行こうかって。

#1164 ゴンチチのライブにあふれていた、理想たる緩さ、の話。

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 気がつくと、クルマの話題ばかりが続いていましたが、まぁ、刺激的なクルマばかりに触れているためですな。って、ほかにも刺激的なあれこれはあるのですが、まとめてそのうちに。  で、今日も、刺激的なことはあれこれとありましたが、そのひとつが、ゴンチチのライブでした。ライブに出かけるようになったきっかけは、まだ、 新人だと言い張れる頃、トヨタのキャンプイベントでの取材にて、満点の夜空の下で聴いたゴンチチの野外ライブでした。満点の星空の下、草むらに座って聴くというユルユルなスタイルで、肩ひじ張らない感にあふれたサウンドに酔いしれた覚えがあります。ただ、最近、ちょっとゴンチチから離れていまして、ライブからも遠のいていました。  が、ちょっと気になっていた新しいホールでライブするっていうので、出かけてみました。ら、良かった。今回は、生音ライブだったのですが、ホールそのものは、生音を響かせるというよりは、サウンドの豊かさをより増す設計といったほうが的確といった感じで、とにかく素晴らし かった。って、 サウンドそのものも良かったし、ライブももちろん良かった。そして、そのライブに浸っていられるという心地よさは、時に眠りへと誘うこともありますが、気を張らなくていいという緩さにあふれたもの。やっぱりライブっていいなぁと思えるものでした。  って、言葉にするとなかなか伝わりづらい。あ、ゴンチチのライブ感を表現するには、チチ松村氏が言ってたこの言葉がピッタリかも。「僕らのしゃべりや音楽は人のやる気を削ぐんですね」って。たしかに、削いでくれます。でも、削いでくれるのは、不要なやる気であって、必要なやる気ではないところが、ポイントかと。そうなんですね、不要なやる気を取り除いた状態を、"緩さ"っていうんだと思います。イー加減(≠良い加減)とは異なる、緩さですな。  あ、写真は、そのホールのテラスから、代々木公園を望むの図です。