#1810 Bセグにしては行き過ぎ感がまったくなかった、ルノー アルカナ エスプリ アルピーヌ。
ルノーからリリースされたアルカナの話で、いわゆる変更が行われたのに、外観は大胆な変更がなかったという、モデル。ルノーのモデルは何か変更があっても大きく動かなかったことが多々といったイメージですが、いきなりに、見覚えがないほどに大胆にフロントフェイスを変えることでイマドキを追いかけようという、異例たる気迫がありますが……。というわけで、ほとんど外観の変更がなかったそんなアルカナの話です。 分かりやすいようにと、パワーユニットは2種類が用意され、日本におけるグレード展開もフルハイブリッドE-TECHと、マイルドハイブリッドというラインナップになっています。フルハイブリッド側はドッグクラッチが組み合わされ、もはや、そのハイテクぶりだけで心を奪われてしまうものですが、その技術ったら、いわゆるユーザーは何も気にしなくていいというレベルを作り上げており、実は、その裏では相当なノウハウが動いています。そのハイテクぶりにワクワクするモノとしては、採用しても大丈夫なんだろうか? と思いつつ、いまのところは何も聞こえてきていません。 さて、このモデルの真価としては、本国でのエスプリ アルピーヌ仕様となっていることでしょうか。しかも、2つ用意されたグレードともに。エンジンとトランスミッションで違いを選べる選択肢は、実に分かりやすいですし、そこに価格差が存在するとついつい安いほうへと導かれますが、それがそうはならないところにまたポイントがあります(一部違いあれども)。その乗り味なんですが、BセグメントベースでありながらしっかりとCセグメントまで捉えており、単純にプラットフォームだけの史実には伝わらないところがあります。単純に乗り味に関してですが、実にフラット感がありまして、速度を上げていけばいくほどにフラットになっていきます。 タイヤの扁平率は55サイズですので、タイヤが起因した固さというものはありますが、それがゴツゴツとしたイヤな感じを出していませんし、しっかりとダンパー系との組み合わせも上質であり、走り途中でタイヤを確認したところ、ななな、なんと、わが家にこの前までいたフィエスタと「同じ」銘柄の、ハンコックのventus S1 evo3を採用。モデルは異なりますが、このベースのモデルに乗っていたこともあってそもそも評価が高い上に、わが家の場合は45扁平(標準で)だったので、...