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#338 省みることで発見できる、誤植、じゃなくて、自らのスタンスとこれからの姿。

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 本日、執筆したクラブレガシィが一冊の印刷物となって、手元に届いたのですが、これ、あの時はまだ校正紙でしたっけ。今となっては遠い昔のことのように感じるのですが、あれは先週のこと。 というわけで、現行型D型レガシィが大特集されている今号のクラブレガシィですけど、あれやこれやと思うこと、思い付いたことありましたので、そんなことを書き連ねてみようかなと。こういうのは初の試みかな。いや、反省点とか、言えなかったこととか、そういう内容ではなくってさ。  まず、あれですな、94ページの「今いま直ぐすぐ」って、タイトル書こうとしたら気付いた、これ誤植? 校正見たのではないか? えっと、ま、いいや、えっと、その、中古車調査云々企画のとこですが、これ、取材したのは、WWDC2012が開催された日でして、RetinaのMacbook proが発表になって、すごいぞ、これと興奮したままに、ほとんど寝ずに朝7時には取材班と集合しています(上の写真はその朝の撮影のもの)。というわけで、ここで使われているメイン写真に写っているワタクシは、ほぼ徹夜明け、かつ、頭の中はRetinaのMacbook proが渦巻いています。その割にまともに写っているから不思議なのですが。まぁ、写真といえば、特集中のコメント部分で使われている写真、なんと数年前と同じ服を着てました。できるだけ重なることがないように気を遣っているつもりなのですが、ダメですな。アウトバックのところのシャツは初、でも、アウトレットで1500円だった。なんてことはどうでもいいや。  今回のクラブレガシィは原稿納品した後に、編集部を訪れて校正作業をお手伝いすることを試みました。校正しながらも、半ば自分の中ではひたすらに反省会になっておりましたが、作業しながら編集長とあれやこれやと、こうしたほうがいいとか、あれはこうだったとか、その場で話をしたことで、この本とどう携わっていくべきか、まぁ、つまり書き方やらが見えてきたような気がしました。というか、自分が見えたというか、再確認できたといったほうがいいのかな。そう、時にではなく、必ず省みることは大切です。冷めないうちに。すると発見が多いですから。 というわけで、明日はFJクルーザーな反省会なのでした。  あ、下の写真は、編集部にて。手前は自前のMacbookAir、奥は編集長のPowerbo

#337 ヨーロッパ車にあふれる感覚的表現、日本車に見られる実用性の具現化。

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   ここのところ、レガシィ漬けでした。D型の改良内容が濃すぎたことが主たる要因ですが、まぁ、根本にあるのは、あれやこれやと先延ばしにした自分にあったりするのもまた事実。で、レガシィですな、少し前にも触れましたが、良くなっていました。でもそれはレガシィだけを、レガシィとして、見た時の話であることを、感じさせられてしまうことがありました。  ひとつ目は、BMWの試乗会にて乗った6シリーズグランクーペ。クーペ的なデザインながら4ドアという実用性を与えたモデルで、まぁ、ヨーロッパの各ブランドからは続々とデビューし、これで出揃った感があります。そもそも、クーペはデザインやら2ドアといった縛りから、特別な乗り物として、そのポジションを築き上げてきました。時にスポーツ、また、ラグジュアリィというテイストをそれぞれに使いこなしながら。 この 6シリーズグランクーペは、その特別感を全面に表現し、そして、前面に押し出しながらも、BMWたる素直な走りがベースにはあり、その両者をバランスさせていることにトピックがあります。バランスといっても、何かを削ってなし得たバランスというよりは、全てを実現したという、まさにハイレベルなもの。試乗車はオプションの19インチでしたが、リアタイヤ幅は275という行き過ぎ仕様。しかも、ノーマルサスのままに。しかし、あり得ないはずの快適性がそこにはありました。まぁ、これは5シリーズ同様なので、ショックは受けませんでしたが、オドロキは再確認しました。  もうひとつは、昨日発表されたシトロエンDS5。昨年の東京モーターショーで会場でひとり大絶賛したモデルですが、改めて眺めてみると、コンセプトを存分に表現しており、まさに脱帽。やりたい放題とでも言いましょうか。でも、破綻していない。プジョーがあるから、シトロエンはこうした冒険が出来るのかなと思うと、2ブランドの関係を上手く使っている点まで評価したくなってきます。乗り味? 試乗会はまだ先なのでインプレッションについてはまた先に。と言いつつも、最近のシトロエンテイストからすれば、悪いわけはないでしょう。これも大切ですな。  両車に共通しているコンセプトは、グランドツーリング性能。見ているだけで乗りたくなる、どこか行きたくなる、そして、快適なドライブがもたらす歓びを愉しめるって、感じでしょうかね、かっこよくい

#336 なんだかんだ言いながらも買いなMacは、やっぱりRetina Macbook pro。

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 というわけで、引き続いて現時点での買いなMacについての考察を。スペック的なことから先まで使える感、最新を愉しめること、さらにはコストというすべてを満たしているのは、やはり、Retina ディスプレイを採用したMacbook proだと思います。対応アプリがない? 何をおっしゃる、iPhone4で、アプリがないにも関わらずRetinaで感激したのをお忘れですか。とにかく、あの衝撃をMacでも味わえると考えるとそれだけでも十分に価値があると思うわけです。さらに、クワッドコア+SSDがもたらす快適性は、安易なクロック数主義を簡単に打ち負かすもの。MacbookAirを体験したことある人はお分かりかと思いますが、あれがそれなりのCPUで動くわけですから、これもまたこれまでにない体感かと。  で、一方で、旧型製品というか整備済製品まで含めた、コストパフォーマンス重視で考えますと、Macbookpro15インチの先々代。といっても、Early 2011ですから、1年前のマシン。あちこち世代が古いのは確かですが、15インチ、クワッドが10万なにがしで買えると考えるとお得かと。昨日、Late2011が 値下がりしたことから、その 価格差が微妙になりましたが。では、Airはど うかといえば、新製品の価格の下がり方も気になりますが、今ならば、整備済製品の先代11インチ(4GB/128GB )でしょうかね。ボトム (2GB/64GB ) の6.5万円も魅力ですが、メモリ、ストレージともに倍になりながら+7000円という価格は買い得感があふれておりますので。  なんて、偉そうなことを言ってますが、まぁ、あくまでも主観ですので。もちろん、最新機種を選ぶに越したことはありませんから。ただ、Airは、Apple的なワクワク感を愉しめる1台です。光学ドライブがなくたっていいじゃんを含めて、あれやこれやと教えてくれますし、なにより 整備済製品なら安いですし。 そういえば、windows使いの友人が、先代を購入しましたのですが、先日、Moutain Lionにアップしたほうがいいのかって質問を投げかけてきました。まぁ、キミの仕事を考えるとLionのままでいいんでないかい? でも、云々と答えましたが、意外にも、最近Macのシンプルさに魅力感じてますので、アップしますって答えが返ってきました。

#335 デベロッパー向けというよりは、世間に流された感が少しあったWWDC2012。

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 さて、Appleネタ。WWDC2012が過ぎ去って1週間が経過しました 。 今回のWWDCは、あれやこれやと期待外れが騒がれていますが、考えてみれば期待しすぎだったような気もします。で、なぜだかAppleもその期待に流された感があるかなと。そもそも、OSよりもMacBookproを先に発表したことで、あの時、期待をさらに煽り、そして、盛り上げすぎ、その後、落とされた感が生まれてしまった。新機種を発表するにしてもこれからを提案したモデルとしてRetinaだけにしておけばいいのに、レギュラーモデルのMacbookproまで発表するから、Macproの改良を叩かれてしまう始末になってしまったと思われます。Macproは、来年まで待ってくださいとアナウンス すればよかったのに、そういったAppleらしからぬヌケが多かったと感じました。まぁ、Jobs不在を感じさえたところですな。  さて、今回の基調講演は、最初のThank you movie に完全に打ちのめされました。皆さん(あの場に集った開発者) のおかげで、云々っていう演出に対して。いやらしい感じもしますが、単純に、こちらこそありがとうと言いたくなるような、あの流れはとても良かった。 単純で、すみません。 で、あとは、iOS6のMapですな。C3買収から、やがてはと思っておりましたけど、Flyoverがムービーではなく、レンダリングと訊かされて、ちょっとしたショックを受けました。まさに鳥肌モノ。かと思えば、 カーナビ機能までOSに取り込んでいたり、Siriのスイッチ採用について、すでに自動車メーカーと協議してたとか、今見えているのはその一部だけですが、それら暗示するのは完全なる包囲網。つまりですね、すでに遅い感があるのに、 どうせ、日本の対応は先でしょ、とか、無理でしょと思った時点で、もう、取り残されてしまっている感があります。日本のMapがない? 水面下ではとっくに動いていることでしょう。日本語対応など無理だと思われたSiriが、あれだけ早く日本語に対応したことを考えれば。  というわけで、って、今、買いのマシンはこれだってことを書こうと思ったのに、前振りだけで、これだけの文章量に。えっと、次にしておきましょうかね。

#334 ハイパーターボ+CVTを理解するにはCVTフィールを好意的に捉えばいい、って話

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 早いもので……、って、ここ最近、このフレーズばかり多用している気がするのですが、やっぱり、これも年を取ったからでしょうか。さて、レガシィです。早いもので現行型がデビューしてから4年目を迎えておりました。もちろん、今年も恒例の年次改良を行いましたが、今回は大改良。フェイスリフトだけではなく、インテリアのレイアウト変更まで行っていますし、2機種同時に新型としたエンジン、さらにはボディカラーも4色更新してしまうという、フルモデルチェンジで行うような内容ばかり。と、まぁ、書き連ねると凄いことのようですが、その意図を開発者に話を訊きつつ、あれこれと考察すると、いかにコストを掛けず、変わったことを効果的に見せるかに主眼がおかれていたことが見えてきます。たとえば、フロントマスクは、そのイメージを変えておりますが、ヘッドランプユニットのアウターはそのままだし、エンジンフードもフェンダーもそのまま。バンパーとグリルが変わってはいるものの、リーンホースは触っていないので、流用が可能というほど。  いずれにしても、現行型デビュー直後のA型の頃から比べると、乗り味は格段にアップしました。そう、格段に。フラット感を手に入れ、新しい世代のシャシーも、ようやくその真価を発揮できたといった感じでしょうかね。アウトバックSパッケージはやっと認められるようになったかな。 新型ターボについては、CVTとの組み合わせに心配がありましたが、これまでのターボとは違う真新しい感覚を表現しており、最初、その味付けを解釈できないでおりました。40kg-mオーバーのトルクというから、ヨーロッパ車のハイパワーモデルのように低回転からそれをダイレクトに感じさせるのかと思いきや、CVTを使って高回転へ誘うという手法を採用しており、いわゆる極太トルク感を愉しむ感じではありません。このモデルを理解するために必要なのは、CVTの回転上昇フィーリングを好意的に受け取ることです。CVT+ハイパワーターボという新しい感覚ですな。そのほか、 煮詰めが必要だとは感じるところがあるのは、いつものこと、か。この続きは、今月末発売のクラブレガシィvol61のヨシダコメントにて……。  レガシィは、新しくなる毎に、いつも何かしらの非難をあびます。それは、見方を変えると、進化の幅が大きいから。今回、NAエンジンは正常進化というストーリーで

#333 ゆとりがあるから突然を愉しめるし、また、そこからゆとりが生まれるって話。

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 先週の土曜日に関越自動車道を走って長野へ向かい、その日のうちに東京へ戻ってきたのに、なぜだか今週木曜にまた長野県にいました。突然に、前日、レタスの引き取りに行きましょうと誘われてのことなのですが、原稿依頼も来ていないことだし、と、話に乗っかることに。 まぁ、こうした突然の誘いってのは、様々な、意外な 発見をもたらしてくれることが多く、そこにはとんでもない愉しさが隠されているものですから。と言い訳をあれこれ。そもそも、そんな突然の誘いに乗ることができるのも、フリーで仕事しているからなのですが。  で、レタスは凄かった。午後収穫、かつ農薬をまく前という、東京ではなかなか手に入らないものだったこともあり、なんていうんでしょうかね、主役になれるレタスとでも言いましょうか、それほどに、味わい深い、濃い、存在感があるレタスでした。もっと分かりやすくいうと、甘いのです。そう、甘みのあるレタスでした。  まぁ、そんなレタスにも感激したのですが、今回のレタス収穫ドライブへと誘ってくださったご夫婦に、連れて行ってもらったカフェ(写真下)もとても良かった。軽井沢の中でも珍しく閑静な地域にあり、まさに、別荘族を含めた、周囲の人たち向け。 上の写真は、食したオムレツですが、これ、てのひら大ぐらいありまして、卵をいくつ使ったのだろうかというほどのボリューム感。もちろん、中はふんわりとしており、とても絶品(以下略)。もちろん、リーズナブル感もあって、内外装のデザインのセンス、スタッフの対応も含めて好印象でした。  ちなみに 、営業時間は6:30〜14:00までと少々特殊( メニューもモーニングかつブランチ的な内容 )なのですが、訊けば、早朝からの営業は、渋滞に巻き込まれないようにと夜も明けきらぬウチに東京を脱出してきた人々が利用できるようにとの配慮から。いやはや、まさにいやはや。そうなのです、渋滞がイヤだからと東京を朝早く出発する者としては、渋滞を避けられたとしても現地へ早く着きすぎて、することがない、落ち着ける場所がなく、いつも困っていましたから、こういった居心地のよいカフェは大歓迎です。  まぁ、このカフェのすべては、ふとした思いつきからとのことですが、それはいわゆるいい加減とは異なる、実は内容のある思いつきで仕立てられています。だから居心地がいい。 そして、そのベースにあるの

#332 細かな変化を愉しむことで、植物を枯らすことはなくなるのです、ってな話。

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 周囲に植物を枯らしてしまう人たち(複数)がいます。そして、彼らは 自らの非を 認めながらも、どうしたらいいのか、分からずにいます。 まぁ、植物も生き物ですから、環境が悪ければ、条件が整わなければ枯れてしまうものですが、基本は水やりさえしていれば、しょっちゅう枯らしてしまうことはないと思います。 ですから、彼らがいとも簡単に枯らしてしまうのは 常々なぜだ? と思っていましたが、最近、その理由が分かり、対処方法も見えてきました。 彼らは、最初は生物として見ていますけど、いつのまにやら関心がなくなり、存在を忘れてしまう、気にならなくなる、置物的な捉え方をしてしまっているのです。気にならないから水をやらないし、状態を把握していないから枯れそうなサインも見逃す。  では、彼らがプランツを枯らさないようにするためには、どうすればいいか。それは簡単で、その存在を意識することです。ただ、彼らに意識せよと上から目線で語っても聞いてくれません。そこで、こう言えばいいのです、変化を愉しめばいいんだよ、と。 植物は、日々成長しており、変化しています。太陽のほうを向いて伸び、やがては花芽を付けたり、そして実がなったりもします。 その変化を愉しめばいいと思うのです。葉が一枚増えたではなく、葉が出てくるところから、しっかりとした一枚の葉になるまでを、愉しめばいい。実がなって食卓に上がれば感心は一気に増します。そこまでくれば、もう大丈夫でしょう。  写真上は、捨てられるはずだった、たった2cmほどの茎から増えたクレソン。本来、水辺を好む植物ですが、こうしてプランターでも栽培できますし、最近では水辺の環境に近づけてみようと1日4、5回、たっぷりの水やりをしていたら、下の写真のように根を出してきました(水辺ではこういう状態だった)。そんな何気ない変化を日々の愉しみにしていると、植物を枯らすことはなくなると思います。  ちなみに、うちの妹も植物を枯らしてしまう、ひとり。それこそ水やりさえしていれば、枯れることのないクレソンを、いとも簡単に枯らしてしまいました。彼女は育児に忙しいからとは言いますが、3歳児と一緒にクレソンの成長を楽しめば、枯らしてしまうことはなかったのではないかと思うのです。というわけで、先日、芽吹いたばかりのべビーリーフと、本葉が出たところのバジル、そして花が咲いているミニトマ

#331 オドロキという鳥肌が立つほどのやられた感を期待している、WWDC2012。

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 最近、なんだかしっくりきていませんでした。といいますか、何か予感がしていました。Appleがオドロカシをやらかしそうという、予感が。もちろん、それが何なのかはわかりませんが。  今朝(日本時間)、 9to5Mac に右のような記事が出ていました。Macシリーズ、ほぼ一新って内容ですな。 前にも言ったかもしれませんが、 Jobs没後、Apple流の クリエティビティは、その 勢いを失っていないことを強くアピールするだろうことは、予想されていましたし、予感していました。もちろん、 それは先の理想やら近未来を語るといった絵空事ではなく、現実に具現化された製品として。ですから、この一新というスタイルを使った発表も、ひとつの手法、演出であり、十分考えられることでしたし、これもまた予感してました。  振り返ってみれば、3月のiPadの後、4、5月に新製品発表がなかったことからも、それがうかがえます。毎月、何らかの発表を行ってネタを切らさなかったこともありますから、そう考えると、この数か月は策略的な何かを感じます。つまりですね、 新製品を発表せずにユーザーを散々いらつかせておいて、一気にドーン、で、拍手喝采、称賛の嵐というストーリー。 あ、貧相な日本語ですね。まぁ、いいや。 これはTimではなく 、Jobsが仕掛けているような気もします。いずれにしても、やられた感に浸れることを期待しているわけです。皆(Appleファン限定)。  で、自分はどうするのかって? 新型に打ちのめされてしまえば、その場でクリック(即決)。そう感じなければ、旧世代(つまり今の現行型)のiMacのボトムか、同じくMacminiの中間グレードを、整備済で手に入れようかなと。と言いますか、Jobs没後、初めてのWWDCが、打ちのめされる内容でなければ、Apple、さよならって感じがしています。あ、iPad7インチ、iTVなんてものが発表されたら、なおさらかもしれません。  それにしても、今日の午前中のMacmini(旧型・ボトム・光学ドライブ付き)の登場には驚き、かなり揺れました。もう出てこないと思っていたので。ああいうフェイントはやめて欲しいものです。はっ、これも演出の一部かも。

#330 自らを合わせられるようになると、大人を愉しめるようになる、ってな話。

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   よく足を運ぶ八ヶ岳北麓の小海町では、この時期に夏至祭という、夏至の到来をお祝いする祭りが開催されています(画像上)。そもそも、日照時間の限られた北欧で行われている祭りですが、 小海町では フィンランドとの交流があることも手伝って毎年開催されております。 今年で11回目か。 ただ、本当の夏至時期ですと日本では梅雨に当たるため、少々早い時期の開催となっています。と、夏至祭の説明終わり。  もちろん、今年も出掛けてきましたが、夕暮れ時からスタートするこの祭りは、ローカル色豊かなイベントやら、出店など、ある種のいい加減さ、いやいや、その緩さ加減がたまらなくいい。何もすることなくどっかりと座って、あれやこれやと人やらイベントやらを眺めつつ、時に会話していることが愉しい。素にされてしまうとは少々違う、なんていうんでしょうか、やっぱいい、これでいいを強く感じさせてくれるお祭りだったりします。 って、これは個人的な想い。  今年は、知人2名を誘いましたが、ふたりとも初対面にも関わらず、ともに黄色いオープンカー乗り。ちなみに、体がデカイという共通項もありましたが、それはさておき、彼らに共通するのは、自分流の クルマを見つけ、そしてクルマととっても良い関係を築いていること。 何ていうんでしょうかね、彼らは、決して最期のクルマと捉えているわけでもなく、つまり、上がりのクルマとしているわけでもなく、だからといって手放すことを今は考えているわけでもありません。まぁ、それもそのはず、 自分に合うクルマを探し当てた上で、 自分をクルマに合わせ、それを愉しんでいるから、手放せないその理由はとてもよく理解できます。そう、 これこそが大人流の愉しみ方なのかもしれません。 って、周囲を見渡してみると、そういう人だらけですが。  その誘った友人たちは、この 夏至祭に 大満足の様子でしたので、祭にあふれていたあの緩い雰囲気は、彼ら大人流の愉しみ方とどこかリンクしていたのでしょう。 で、ふと考えると、こうした大人を愉しめるイベントやらクルマは数少ない。しかし、数少ないからこそ、何かを探し出す愉しみがあるわけで、それもまた大人の愉しみ方なのかもしれません。  話が逸れてきた。えっと、なんでしたっけ。あ、かなり久しぶりに乗った306カブリオレは、大人が愉しめる緩さだらけでした。サスのストローク感とシ

#329 何事も多少の勘があっても、キーとなることは守らんといけないって話。

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 口に入れるものに対して、自らでできる限り知っておく、調べておく、そして作ることで、食事がより深いものになるなんて、偉そうな話をここで何度かしております。今回は、その偉そうな話からはちょっと外れた、例のヨーグルトを作るって話の続きをば……。  牛乳代が掛かり実はお得ではないという衝撃の事実を知ってからというもの積極的にヨーグルト作りをしていませんでした。でも、ある時、気付いたのです。スーパーで安売りされてしまうヨーグルトで作るからいけないのだということを。そう、安売りされることのない、少々高いヨーグルトをベースにすれば、お得感が増すことに気付いたのです。  というわけで、随分と昔にやはりここで触れたヨーグルトをベースにチャレンジしたのですが、これが何故だか失敗の連続でヨーグルトドリンク状態で固まるにまでは至らず。しかも、ベースになったヨーグルトは滑らかを謳っているのですが、出来上がった未完成品に滑らかさは見当たらず。 これ、どうやら、ただ菌の繁殖をしているだけではなく、その後に、滑らかにするための処理をしていますな、きっと。と思いつつも、いずれにしても、かなりの牛乳を無駄にしてしまいました。  しかし、それは逆にチャレンジするかいがあるというもの。まずは温度計を手に入れ、45℃を外さないように徹底的に温度管理を行うことに。で、時間経過とともに温度が下がることを考え、多少、高めにしたところ、これがなかなか増えず。ところが、自然に温度が下がった途端に一気に増殖してヨーグルトが完成。たかが温度、されど温度。こればかりは、いつものいい加減さは通じないようです。ちなみに、滑らかさの件も、単純に濾すだけで解決しました(写真は濾していない状態)。  ヨーグルト作りは、ある意味いい加減でも出来ますけど、温度管理だけは外せないことを悟りました。ちなみに、最近、パン作りもいい加減ですが、やはり、イーストの量だけはしっかりと計量しております。