投稿

7月, 2018の投稿を表示しています

#1608 クルマの仕立てはとてもいい、でもさ……、な、BMW・X2。

イメージ
 ここからはしばし新車の話が続きます。まずはBMW・X2の話。あれです、1シリーズをベースにして、クーペ的なフォルムを与えつつ、スペシャル感を出した、あのモデルの話。広告展開にしても、タレントの起用にしても、BMWらしくない感がありまして、個人的には不可解なところが多くありますが、まぁ、クルマの存在を知ってもらうことが肝心ですから、こういう展開も致し方ないと感じつつ、そこに世代差を強く覚えたりもしました。  実際、クルマとしては、それほどまでにスペシャルではなく、また、日本での広告展開も、実のところ日本オリジナルがとても多く、それゆえに違和感を強くあったようです。ま、こうして、自分も過去の者になっていくんだな、なんてことを感じましたが。さて、クルマの話。まぁ、X1があっての、このX2ですから、仕立て方はやはり特別。試乗したグレードが、M Sport Xだったこともありますが、まぁ、勢いといいましょうか、尖った感といいましょうか、がありまして、商品特徴がとても分かりやすくありました。もちろん、走りもいい。クイック感手前のステアリングフィールは、SUVというよりもセダン、ハッチバック的であり、いわゆる緩さが存在しません。しませんが、ロールフィールに破綻が見られず、重心高を感じさせないこともあって、まさにスポーティさを極めたSUVといった感じ。なんていうんでしょうかね、シャシーの仕立てによってスポーティさを手に入れたのではなく、そもそもスポーティといった感じ。といいつつ、Mスポーツなんですけどね。あ、Xが付くのか。  ただ、個人的には、いうほどにエクストリームか? とか、日本独自のUnfollowというキャッチに大げさを感じ、極端な表現をすれば、そこにやりすぎを感じます。たしかに、BMWの中では尖った感がいちばん強いのかもしれません。しれませんが、日本でいうほどの表現までには届いていない気がして、そこにギャップを感じる、と。クルマはすごくいいんですよ、いいです。ま、Mスポーツですから乗り心地に硬さはあるんですけどね。  ちなみに、このX2、広告効果からこれまでBMWのディーラーへ足を運ばなかった人たちが多く来店しているとか。ただ、そもそもデリバリーも遅れていること、また、意外に安くはないこともあって、ショールームにあるX1ならすぐに手に入るし、安いしということで、X

#1607 らしさを見失わずに、イマドキへ進化した、新型ジムニーとジムニー・シエラ。

イメージ
 本日、スズキから新型ジムニー、ジムニー・シエラが発表されました。そう、まさかのあのスクープ写真のままに。実は、仕事で、少し前から実車に触れていましたが、まぁ、同業者のジムニーへのあまりの注目度もあって、何をいまさら、を感じるところもありまして、あれこれ何かケチを付けたくなるんですが、これがですね、ケチの付けようがない、仕上がりになっていました。といいますかね、旧型ユーザーから眺めた時、ここがこうだったらいいのにな、の全てをクリアしてくれていた、そんな仕上がりなので、まさにケチの付けようがないといった感じです。ま、ケチを付けられるとしたら、好みの違い、デザインぐらいなのでしょうかね。ただ、先に言っておきますと、全体のフォルムや、黄色ナンバープレートを付けなければ軽乗用車に見えないテイストなど、とってもいい。思いますけどね、思うんですが、似ている、どこかで見たことある要素が多く、強いていえば、そこが納得いかないというか、その手法は好みではありません。フロントバンパーはラングラーに、ルーフは雨どい含めてGクラスに、シエラのフェンダーはラングラーに、フロントからリアへのキャラクターラインはディフェンダー。実はですね、これ、恐れることなく、ずばりデザイナーに伺ったんですが、その回答は機能を極めていくとデザインは似てしまうことがあるとのこと。なるほど、そりゃそうだを感じさせながら、でも、似ていると感じたならば表現方法を変えることも必要ではないかな、と、思ったりもしました。全体はいいと思うんですよ、思うんですけどね、という、あくまでも個人的な意見です。  さて、そんな新型ですが、自らはテストドライブはまだなので、そのあたりのことは語らずにおきます。で、ここでは旧型ユーザーからの観点をあれこれと挙げてみましょうかね。あ、さっき言いました、ここ変わったのか、いいなぁ、ってな観点から。  まずですね、チルトステアリング機能がついたこと。そうなんですね、先代ジムニーには付いておらずで、同業者に話すと、え、付いていなかったの? と言われるほど、イマドキじゃない部分でした。でしたが、まぁ、軽自動車ですし、そんなもんでしょうとは思っていましたが、ただ、実際、ステアリングホイールの位置が高く、まぁ、あたかもトラックやバス的な、角度が浅いこともあって、握りづらい。ならば、シートポジションを