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9月, 2012の投稿を表示しています

#362 忙しかった夏には理由があり、そこで再確認した“このままで行きます”。

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 あっという間に夏が過ぎていきました。まさに、あっという間に。余裕があったこれまでとは違って、大掛かりな仕事が入ったこともあってのことでしたが、そこにそもそも計画していたプライベイトなことも入り交じって、まさにゆとりがない、そんな感じ。で、気が付けば9月も下旬ですか。早いものです。なんて、まとめをしているのは、この忙しかった期間にあれやこれやと思い出したことがあったからで。  八ヶ岳はお盆後まで入り浸っていましたが、まぁ、相変わらずの愉しさがあふれており、自分らしく居させてくれる場であることを再認識しつつ、毎日を愉しんでいたような気がします。何度も言いますが、永住的な意味合いとは異なる、欠かせない地です。その理由が、今において欠かせないと感じているからなのか、それは、まだわかりませんが。 その後は、全国あちこちクルマで走り回りましたが、ショックを受けたのはやはり東日本大震災の被災地でしょうか。今回は宮城と福島と2回に分けて訪れましたが、まだまだが多く残っており、何事もなかったかのように見ぬふりをすることの悪たるを再認識。現地の人々のスタンスや考え方も様々で、こちらが困惑してしまうような内容も多く、それもまたショックでした。  そういえば、広島も訪れました。やはり自走にて。で、現地の知人(被爆2世)に、夜遅くまで平和記念公園のベンチにてあれこれ話を聞いたのですが、これもまた深くて深くて。あっけらかんと話す内容に対して、まだまだ知らぬことが多く、ひたすらにため息をついていた覚えがあります。広島といえば、取材で訪れたマツダミュージアムにて、久しぶりにファミリアロータリークーペを見ましたが、実家の第1号車だったこともあって感慨深いものがありました。お互いに変わっていないなぁ、と思いましたが、あれから40年ですか、ってな感じもあり複雑(同じ1968年生まれだったりする)。えっと、今年の夏は、いろんな方と話をする機会がありました。取材ゆえに話すことが出来たような人から、久しぶりにじっくりと話すことができた知人まで。なんだかんだいって、やっぱりコミュニケーションというか、話をすること、耳を傾けることの愉しさ、大切さも思い出したりしましたが。  振り返るといえば、この忙しい最中、安全地帯の30周年ライブへと足を運びました。これこそ、かなり前から決定していたことなのでなん

#361 音声認識文字入力を使って分かった、今の自分に適した原稿書きスタイル。

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 モノゴトを考え、そして表現する時に、PCのキーボードが不可欠となっていることに気付きました。というのも、新しいMacOSにも採用された音声認識入力を使って原稿を書いてみたのですが、これがなかなか上手くいかない。いや、変換に期待はしていません。どうせ、校正しなきゃいけないのですから。 あくまでも、メモ的に、そして、キーボード入力よりも速く入力できればいいと。ちなみに、これまで キーボードでの入力の不満として、ミスタッチをした瞬間に 頭で思い浮かんだ言葉が 消えることがありました。ですから、音声入力によって、頭に浮かんだままに文章が書ければいいな、と期待していたわけです。つまり、イージーさよりも、表現手段としてって意味合いですな。  で、結果ですが、そういう観点からすると、音声入力システムは使えますが、自分が慣れていないので、そこになかなかの苦労がありました。頭に思い浮かんだ言葉ながらも口にする前に、頭の中で再考してしまうのです。たぶん、これって、 原稿書きが鉛筆からワープロへと変わった時、キーボード上で文字を探してしまった、あの感覚と同じです。なんてことを考えていたら、自分に最適なのはキーボードのような気がしてきました。少なくとも現時点では。頭で思い浮かべながら、それが直結してキーボードを叩くことができますので(この文字入力はキーボード)。あ、実は、キーボードを叩きながら、人と会話することができます。もちろん、違う内容を。特技ではないんですね、これ。あれです、ピアノを弾きながら、会話するのと同じ感覚といえば、分かりやすいか、な。  ちなみに、画像の右下にあるのが文字入力直後の原稿。まるで、誤訳したかのような文章となっていますが、本人は内容を理解していますので、修正することに戸惑いはなく。ちなみに、3000文字を30分ほどで完成。コストダウンの世の中ゆえに、と考えると、音声認識による文字入力は有効な手段かもしれません。

#360 いい加減とは異なるラフさ、から生まれる、クリエイティブな愉しみ。

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 ここのところ、どたばたと日本各地を訪れつつ、久しぶりにのびのびとした気分でできる仕事が続いています。それは心地よい仕事とでもいいましょうか。久しぶりに、本を作るという作業の歓びを再確認しております。いや、最近の仕事がつまらなかったとは言っているわけではありません。あしからず。  その、のびのび感とは、お任せという意味合いのフリーがベースなっていますが、適当とかいい加減さがあるわけではなく、 緊張感が付きまとうものだったりします。初体験や初対面はもちろん、どうにかなるんだろうかといった不安がありつつも、スタッフ頼みも含めて、どうにかなるさも、どこかに感じつつの緊張感。で、結果として、どうにかなり、その仕上がりは期待を越えるものになっています。これぞ、心地よい仕事であり、クリエイティブな醍醐味。  で、こののびのび感は、企画の構成を他人に伝える時に書くラフにも表れています。画像は、今回のラフのひとつ、一部ですが、いい加減ギリギリです。でも、この加減が重要。デザイナーさんに、デザインする余地を与えつつ、編集者(ライター)としての意図を伝える。この場合、キーとなるのは、クルマを意味する落書きから引き出された、「ジムニー  ね.」、の、「 ね」の部分。「ね」の前は半角空きとなっており、これが重要。この文字面から、意図を引き出してくれるかは、デザイナーさん次第ではありますが、引き出されると最終的に意図しないような、いい仕上がりとなります。まだ、デザインは上がってきていませんが。  フリーで仕事をしていると、ついつい個に陥りがちですが、やっぱり、ほかの人との共同作業によって想像以上になることが、この仕事の醍醐味。イマドキのカタカナを並べるならば、 コラボして、ケミストリーして、シナジー云々とでもいいましょうか。  さて、このラフの作品はどう仕上がるでしょうか。9月末発行だそうです。って、間に合うのか、な。自問。