投稿

11月, 2013の投稿を表示しています

#680 惹かれる理由はわからないけど、やっぱり富士山はいいよね、って話。

イメージ
 早いものでもう11月も最終日なんですな。というわけで、新春号用記事の取材のため、富士山周辺を巡ってきました。ほら、富士山って、おめでたいじゃないですか。って、ふと考えるとですね、どうして富士山がおめでたいか、よくわかりませんが、一富士二鷹三茄子ってことで、ごまかしておきましょうか。  それにしても、富士山ってのは何なんでしょうね、 眺めているだけで気持ちがふっと落ち着いてしまうものです。日本人だからなんでしょうかね、って、単純な回答しか見当たらず、これもまた理由がよく分かりませんが。眺めているだけでほっとできるんですが、さらに、富士山には いろんな表情があり、というか、二度と同じ風情を見せることがないがゆえに、それも、惹かれてしまう理由のひとつと感じています。  ここに掲載した富士山はそんな取材で訪れたシーンのもので、山中湖周辺で撮影したもののみとなっています。本当は日暮れまでいたかったのですが、原稿書きしなければならなかったので、夕景を見る前に早々に帰路につきました。ま、山中湖側はそもそも富士山から北東に位置しますから、山肌に日が当たるのは午後早々まで。午後遅くになると、ごらんのとおり太陽をバックにした逆光な風景へと変わり、そして早々と沈んでしまいます。ま、こうして写真をみていますと、逆光な富士山もなかなかいいものですけどね。  そういえばですね、あれこれと調べていて分かったのですが、山中湖ってのは、富士五湖の中でナンバーワンが多いそうです。ま ずは、富士山に一番近いこと。なんとなく知っていましたが、河口湖より近くにあるようで。で、 標高。ほかと変わらないかと思っていたら、いちばんだそうで、湖面標高は982m。ちなみに河口湖は831mと150m近くの差ものあります。あとは水深。これはいちばん浅いそうで、って幼少の頃にワカサギ釣りに行った時、深そうで怖かった覚えがあり、ちょっと意外だったりします。そして、面積が最大で、しかも鯨のカタチをしているそうです。知らなかった。  って、そうなんです、意外に当たり前に思っている地にも、あれこれとまだまだ発見があるものなんです。ってことで、富士山話は続きます。

#679 ニトリの風呂蓋、とてもいいんだけど、少し面倒だった、って話。

イメージ
 風呂蓋 の話。あれです、 #648 で書きました、ニトリにて販売されている風呂蓋がとてもいいって話。折りたたむと小さくなり、収まりもよくってとてもいいと書きましたが、難点がありました。そうなんです、折りたたむに手間がかかる。って、小さく折りたためるってことは、コマを多くしているわけで、つまり、折りたたむに手間がかかるのは当たり前のこと。そう考えると通常の3枚の風呂蓋ってのは、実はよく考えられた回答だったのではないかと思ったりもするのです。4枚ではなく3枚。2枚ではなく3枚。違うか。  そういえば、お風呂の湯沸かし器の機能として当たり前にある追い焚きは、日本オリジナルだそうで、海外では湯の温度を上げるためには、 温め直すのではなく、 湯を足すしかないそうで。って、ラジオで言ってました。本当なんでしょうかね、でも、本当っぽいですな。  そうなんです、当たり前にもストーリーがあるものです。それを探すのも楽しいのです。

#678 辛み大根にそば、そして、お漬け物と、気がつけば野菜中心の食生活。

イメージ
 辛み大根の話。あれです、 #550 で書きました、道の駅なるさわにて販売されている辛み大根。実は生産している方を知っておりまして、直接、譲ってもらうことができます。なんたる幸せ。というわけで、いただいてきたものを早速食すも、んー、感激といわんばかりの味わいでした。まずは、そばにて使用。  今宵の食卓は簡単にしてみれば、そばと辛み大根、そして、 京都から飛行機に乗ってやってきた千枚漬けと大根の醤油漬けゆず風味も加わって、 野菜穀物系ばかりに。 気がつけば、最近は、野菜穀物中心の食生活になっています。って、ま、八ヶ岳ライフからのことで、いまさらではないのですが。って、肉、魚なくとも、野菜が十分に美味いと、これで十分と思ってしまうもので。といっても、ビーガンではありませんし、小食というわけでもありません。  そうそう、辛み大根は、このぐらい使います(写真)。薬味だから、ちびっとではなく、美味いからドバッと。はっきり言って辛いんですが、とても美味くて、辛み大根を食べたいがために、そばを増やすほど。 この辛み大根と京都のお漬け物、数日は残っているでしょう。食してみたい方は、是非どうぞ。あ、そばは乾麺なんですけど、これがとても美味い蕎麦だったりします。ちなみに、我がマンションのエレベーターは昼夜問わず停止時期は過ぎ、昼間のみ停止となっています。

#677 狎れた取材ゆえに愉しくもあり、でも、ミスもあった、ジープな取材。

イメージ
 今日はジープな取材でした。フェイスリフトしたグランドチェロキーと、ラングラーを引き連れて。性格をよく知っているクルマと、気心しれたスタッフたちと、お世話になっているオフロードコースのオーナーと、まさに勝手知ったる取材でしたから、悪い意味の緊張感はなかったのですが、オフロードコースではいい意味での緊張感が走りまして。 って、一昨昨日に走ったばかりのコースですが、ほら、広報車ゆえに、傷を付けてはならんもんで。……中略……、ホイールを岩にこすりました。すみません、と、公開懺悔。いい訳はいくらでもできますが、……中略……、未熟ゆえのこと。すみません。  と深く反省している話はさておき、新しいグランドチェロキーはとってもいいクルマだと再認識しました。たとえば、乗り味の面で、オンロードでの不満が消え去って、むしろ、SUVたる乗り味を生かしたオンロード走行性能を手に入れていることが挙げられます。乗る人を選ばなくなったと言ってもいいでしょう。そのデザインにも質感を表現できたことで、悪い意味でもやっぱりジープだね、が見あたらなくなりました。もちろん、比較してしまえば、うちのグランドチェロキーは、ずたぼろ。というか、たった2世代差しかないのに、ずいぶんとステップアップして遠くへと行ってしまったんだなぁと、おいてけぼりを食らったかのような、置き去り感を覚えました。今日撮影に連れ出したのは、コイルスプリングのラレードですが、ラレードで十分、といいますか、ラレードのほうがいいと強く感じました。なんて話は、12月中旬に発刊予定の本の中で。どうやら、とうとうと語るページ数が用意されているようですので。いや、その分、大量の原稿書きが待っているってことなんですけどね。ってか、12月中旬に発売から、締め切りを逆算すると……、って考えないほうがよさそうですな。  それにしても、今日は、気持ちのよい1日でした。写真の富士山は、行きと帰りに見えたもので、朝と夕刻。富士山ってのは、場所や時刻によって、様々な表情を見せてくれるもので、その意外性というか、出会いにも魅力があるものです。って、仕事をそれになぞらえるのは無理がありますが、そんな発見と驚きは、似ているのかもしれません。  そうそう、富士山の写真を知人に送ったら、構図がいいねと返信が。おっと、分かってるじゃんと思いつつ、適当に撮ったも

#676 ストレスをためず、熱しやすく冷めやすく、そんな、ヨシダ話。

イメージ
 そういえば、東京モーターショーへ一緒に行った親友も、 #668 で書きましたアメリカ在住の友人に似て、時たまストレートな物言いをしてくれます。たいせつな指摘ゆえに、忘れぬようにと、ここにメモしておきましょうかね。ヨシダは、……中略……、熱しやすく冷めやすく、……中略……、Neutralでストレスを発散している、と。なんとも端的な表現で書きましたが、そんなニュアンスでお言葉をいただきました。ということで、反論ではなく、自分なりに考察してみましょうかね。  まず、冷めやすいって件、実際に、次の興味が目の前へと流れてくると、後先考えずにそれに飛び乗ろうとするのは事実です。そうやってここまで生きてきましたし。ただ、それって、絶対的には冷めやすいとは思っていなくとも、相対的には結果、冷めているってことになりますな。つまり、そのとおり、と。  で、ここで発散していることについては、なんとも反論ができませぬ。ここは、思い立ったことを文字にする場として使っている“つもり”ですが、ふっと考えてみると、それがいろんな意味で発散になっています。マイナスを発散するだけじゃなくて、プラスも発散しています。そうなんです、そのとおりなんです。  これ、ストレスをためないための方法のひとつと捉えると、まさにそのとおりとも言えます。そもそも、自らストレスをためない生き方をしていると思います。特にマイナスのストレスに対しては、受け取ったらあれこれと分析してみるものの、程度やら、その人との関係といった条件をもとにして、軽くいなす、近寄らない、右から左へへとスルーといった方向へと振り分けて、処理しています。つまり、ストレスがたまりようがないフローチャートしか用意していないので、ストレスがたまらないのです。  話は飛びますけどね、そういえば、生まれて初めて、プライベートにて、お台場地区の夜(画像)を訪れましたが、完全にお上りさん状態になってしまいました。いや、仕事ではしょっちゅう行ってますし、夜だってしょっちゅう走ってます。でも、観光的な意識で訪れたのは初めて。景色というのは、意識の違いだけでも、違ってみえるものなんですな。

#675 そこにあるのに、いつしか見えなくなっていることを、リセットする方法。

イメージ
 連休の2日目は、東京モーターショーへと出かけてきました。なんだかんだで、毎回、プレスデーだけではなく、こうして一般公開日にも訪れています。仕事関係ではない知人と一緒に。わざわざ混雑している日に訪れると、それはそれで意味があってですね、あれやこれやと発見があるものです。  自分はプレスデーにさんざん見ておりますので、あそこにあのブランドがあって、どこに何それが展示してあって、このクルマはそういう意味合いがあるとか、知っています。ですので、ついつい同行した知人にあれやこれやと解説してしまいます。 でも、同行者は初めて目にするものばかりですから、きっとうるさいと思っているに違いないと、はたと気づき、腕を組んで無言になってみたりするのですが、それも耐えられずにまたすぐにしゃべりだしてしまいます。でもまぁ、解説付きで良かったよ、と言ってもらえましたから、良かったんでしょうかね。素直にいただいておきましょうかね。ありがとう、と。  さて、モーターショー。一般公開日にも足を運んだほうがいいと、以前から書いています。というのも、やはりお客さんの見方に、あれこれと発見が多いから。仕事柄とはいえ、当たり前に発表前から新車情報を知り、当たり前に新車に乗れるがゆえに、見えなくなっていることが多くあり、それをリセットできるという意味合いから。たとえば、単純なところでは、インテリアの質感とか。どこそこのブランドは、こういう方法で、ああいう表現をしていると知っていますが、やっぱり実際に見てみないと分からない、シートに座ってみないと感じ取れないものです。過去の排気量から想像されるパワー感と、イマドキのダウンサイジング直噴ターボのパワーフィーリングが別物であることも、乗ってみなければ、いつまで経っても理解できないものです。ディーゼルもしかり。ボディカラーだって全色を目にしていなくても、一般の方々よりは多く目にしています。  そうなんです、ついつい目が曇ってしまって、見えなくなっているものも多くあるのだと。だから、こうして意図的に一般視線にすることで、リセットをかけられ、そして、あれこれが再度見えてくるのです。  そうそう、 #673 で書きました、BMWブースにあった、重さ比較のあれ、壊されてました。

#674 豊かな時を過ごすに不可欠な存在ゆえの、良縁たる、って、話。

イメージ
 ドタバタながら、オフを取って、オフを走ってきました。つまらんですね、ま、いいや。この時期に恒例となっているオフロードランを仲間たちと愉しんできました。いつも充実した気分一杯で帰ってくるんですが、今日はなおさら充実感が強いような気がします。スタックしたとか、とんでもなく難易度の高いシーンをクリアできたとか、特別なイベントはなかったのですが、妙な充足感に包まれています。なんでしょうね、わかりません。  いつもと変わらないメンバーが集まって、いつもと変わらず収穫を行い、いつもと同じ富士宮やきそばに舌鼓をうち、いつもと同じコースをたどって、いつもと同じように洗車して、いつもと同じように……。そうか、フルメンバーが揃うのは久しぶりだったからか。なるほどね。  というわけで、いつもと同じように、うちのグランドチェロキーは下回りを打ちつつも、最近では珍しくノンスタックで走り抜け、あいかわらず泥だらけにして帰ってきました。ま、山間を抜ける国道を走りながら、22万kmを前にした老いと、イマドキのクルマとの違いを強く感じたのも事実ですが、 相棒たる必要性を違いに感じながらの帰路であったことは確かです。  さて、そんな相棒との写真が、週明けより1週間ほど、渋谷駅の半蔵門線改札付近に張り出されます。例のジープオーナーサイトへ応募した件、その後、さらに話が進んで、とうとう、ポスターになりました。ま、多数のうちのひとりではありますから、たいしたことはありません。ただ、こういう仕事をしていながらいいんだろうかと思いつつ、いいんじゃないですか、それも、ね。  ということで、グランドチェロキーとの付き合いは 続きます。その理由は良縁ゆえのこと。腐れ縁ではなくて。勘違いでもなく。あれこれあって、あれこれあったから、ようやく見つけられた相棒ですから。だから、今日の充足感は、そんな感情もあってのことだったんだと思います。

#673 第43回東京モーターショー、ヨシダ的な見所 その3、ブース編。

イメージ
 車のあれこれはひと休みとして、ブースの見所をちょいと書いておきましょうか。それぞれのブースにテーマがあって、それを探りながら、あれこれと語るのも、またモーターショーの楽しみだったりします。それこそ、デザイナーの手腕が問われるというか、そのブランドのデザイナーの人柄が出てきますな。  個人的に、素晴らしいと思ったのは、マツダ。今回、マツダブースは、いわゆるコンセプトカーが全くなく、市販モデルのみ、特にアクセライチオシと言わんばかりにアクセラだらけで、その中に混じって、アテンザとCX-5がいるってな感じ。そして、その3モデル、すべてが赤。この統一感たるや天晴れといった感がありますが、そもそもマツダはこういうことを積極的に仕掛けてきます。ただ、その3モデル以外の市販車は、バラバラな色合いで端に並べられるそうで。ま、仕方ないんでしょうな。それにしても、このムシムシ大行進のようなスタイル、とても好感触です。  あとはフランス勢ですな。ルノーは、いつもそうなんですが、オープンなスタイルで迎えてくれる印象があります。画像二番目は、ルノーキャプチャーを見つつ、スズキのブースを眺めているところ。ブルー+ホワイトルーフ、って同じじゃん、でも、同じじゃない、何かを感じてしまいます。プジョー/シトロエンは前回と同じくブロックとしては同じところにありながら、ウォールを使って分けています。裏と表とは異なる二面性といわんばかりの表現と、共通する点とを上手く表現しています。それぞれに車種は少ないなと感じるんですが、センスという意味ではやはり好感触だったりしますな。  あとは、ブースというよりは展示物の要チェック。スバルの1.6Lターボエンジンのカットモデルもいいんですが、BMWのブースにあるi3の骨格前にある、スチールとアルミとカーボンの重量、剛性を比較できるお試しコーナーは、ほほぅ、という感じでした。写真は、同じ体積でも質量がこんなに違うのですよ、を体験しているところなんですが、分かってはいても、数値で知っていても、そうか、と再認識できる、そんなコーナーとなっています。そういう点からするとボルボの、歩行者認識機能を、ブース内にカメラを設置して、ブースを行き交う人を検知している画面をモニタに表示するってなデモンストレーションもなかなか。いや、たいしたことないんですが、分かりやすく表現してい

#672 第43回東京モーターショー、ヨシダ的な見所 その2、国産車編。

イメージ
 国産車の見所は、って、必見なコペンやらS660やらはすでにあちこちで出ていますので、ここではチェックしておいたほうがいいよ、ってなモデルをいくつか。  まずはレクサスLF-NX。ワールドプレミアではありませんが、いつの間にかエンジンが2.0Lターボになってます。トヨタのダウンサイジングターボのいろんな排気量バージョンがちょっとずつ見えてきましたな。それはさておき、いちばん今のレクサスらしいデザインを表現しているモデルのような気がします。好き嫌いは別にして。RXの下のポジションながら、RX以上を感じるのは、やはりコンセプトカーだからんでしょうかね。  次にスバルのCROSS SPORT DESIGN CONCEPT。もうBRZベースであることがバレバレですが、って、どこかで執筆しましたが、BRZのプラットフォームがほかで使われていないことが、ちょっと不思議でした。てっきり、正体が明かされたレヴォーグのベースにでもするのかと思っていたのですが、SUVとはね。なかなか、いいところを突いてきました、スバル。  で、さりげなく市販予定まで明言されて登場したホンダのヴェゼル。レヴォーグにヴェゼル。“ヴ”を使う表現が流行っているんでしょうかね。それはさておき、フィットベースでありながら、それを感じさせないサイズ感とデザインと。で、フィットベースですから走りがいいことは簡単に想像できます。広報写真はグリーンなのですが、展示されているのはこのブルーと、あとなんだっけ、もう1色。なかなかいい仕上がりで、期待大のモデルですな。  そして、スズキiv-4。これは #584 で書きましたな。エスクードのデザインスタディのようですが、そのコンセプトを上手くデザインしています、これ、とても天晴れだと思います。雰囲気だけのSUVではなく、タフなキャラクターをダイレクトに表現しており、あやふやなSUVとは違うことを強烈にアピールしています。こういった商品性までしっかりとデザインすることが、実は大切なんじゃないかなと思わせてくれる、そんなモデルです。  というわけで、気づけば、すべてSUVでしたが、特別にSUVが注目というわけでもなく。ただ、SUVの様々なケーススタディが並んでいます。そんな視点から眺めると、各ブランドのスタンスも見えてきます。会場へ是非。

#671 誘われるがままに参加したらば、偶然に再会しました、って、話。

イメージ
 たぶん、生まれて初めてだったと思います、ボージョレ・ヌーボー解禁祭りに参加したのは。いや、とあるインポーターからお誘いがあったもので。で、誘われたからには可能な限り参加しようと思い立って、祭りが行われる青山のとある店へ足を運んでみれば、ル・ボランの編集長と久しぶりの再会。いや、びっくり。この方とは、同じ苗字ってこともあって海外試乗会で、…中略…、あれこれとお話するようになり、過去にあれこれとお世話になり、…中略…、 最近では、東京モーターショーの現場でのみお会いしていました。って、そう2年サイクル。ただ、今回、モーターショー会場では会っていなかったんですが、なぜかこうして、会場ではなくとも、お会いすることに。不思議なものです。ほんと、不思議。  話は、お互いに変わっていないね話と、雑誌やらのこれから話に終始していた気がしますが、相変わらずでした。そう、相変わらず。最後に編集部に遊びに行きますよ、なんて発したものの、次に会うのは2年後でしょう。そう思うと、2年後も相変わらずでいられるんだろうかと、そんなことも考えましたが。少しだけ。  ま、行動をすると必ず何かがあるもので、って、逆にいえば、行動しなければ何も起きないものです。そんなことを感じた、ボージョレ・ヌーボー祭りでした。あ、写真、手前はその店の看板商品であるマカロンです。

#670 第43回東京モーターショー、ヨシダ的な見所 その1、まずは輸入車編。

イメージ
 というわけで、第43回東京モーターショー、ヨシダ的気になったクルマをピックアップしてみましょう。まずは、輸入車編から。  まずは、ワールドプレミアを果たしたミニでしょうな。 #667 で書きましたが、比較しないと新旧の差は分からないものの、やっぱり新しいな感があります。で、例のリアセクションが間延びしているように見える件、写真ほどではありませんでしたが、やっぱり長くなっていることを感じ取れます。ただ、角度を変えてみると、真横から見なければ、こぢんまりと見えますので、まぁいいんじゃないかと。ただ、大きくなったかなという印象は受けましたが。  で、続いては、ルノー・キャプチャー(2番目)。事前の情報では、出展が予告されていなかったモデルですが、これがかっこよかった。コンセプトはいわゆるクロスオーバーですが、新しいルノーフェイスがすごく似合っているモデルで、なんといってもピラー上でのツートンは、いやはやいやはや。ボディカラーもいやはやいやはや。写真のブルーの ほかにオレンジも展示されておりまして、ひとり、圧倒されまくりでした。  フォルクスワーゲンのクロスup!も上手くデザインされていました。これもクロスオーバーモデルですが、オリジナルを生かしたプラスαがとってもよく表現されています。いじくり過ぎないそのセンスと加減に天晴れといった感じでしょうかね。  そして、なんといってもシトロエンC4ピカソでしょうな。自らはミニバンを必要としないライフスタイルゆえに、このジャンルに個人的な興味は強くありませんが、これはカッコイイ。なんでしょうね、家庭テイストがまったくなく、かといって、嫌みになるような押し出し感など全くなく、乗っている人がとてもスマートに見える、そんなモデルでした。質感もアップしていますし、なんといってもフォルムとフロントマスクがクール。似たようなヘッドランプデザインのモデルと、どうしてこうも違ってみえるのでしょうか、ってぐらいに。  ということで、まずは4台をピックアップしてみましたが、購入前提で足を運ぶのではなく、クルマたる愉しさを探しに行くと、満足感はとても高くなるはずです。是非。

#669 実のライバルは4世代目レガシィだったりする、スバル・レヴォーグ。

イメージ
 レヴォーグっていうんだそうです、スバルから本日発表された新型車。革新スポーツツアラーというコンセプトのもと開発されたといいますが、分かりやすくいうならば、さらにクラス感をアップさせる6世代目レガシィに対して、その間を埋めるモデルとして登場。言い換えると、4世代目までのレガシィの再来とでもいいましょうか、そんな位置づけにあります。ただし、ワゴンのみでセダンはなし。なんたる割り切りかと思うのですが、プラットフォームの前半分はインプレッサですから、インプレッサストレッチワゴンと捉えると分かりやすいのかもしれません。いやいや、嫌みな表現ではなくて。そのイメージもさることながら、リアセクションを専用として、先のコンセプトを実現するために、相当に手を入れており、もはや インプレッサ派生車種ではなく、 別グルマに仕上がっているそうで。つまり、走りも別物であると。期待がもてますな。  トピックは、あれこれ多いモデルですが、個人的には1.6Lターボのフィーリングがかなり気になっています。もちろん、パワーよりもトルクのほう。最大トルクは25.5kg-mと、ヨシダ絶賛のルーテシアRSを上回っていますし、現行型レガシィのスタンダードエンジンである2.5LNA(FB25型)のトルクカーブよりも上回っている回転域が多いことからも、相当におもしろいエンジンであることが見えてきます。CVTとの組み合わせは、まぁ、レガシィの2.0DITから察するにターボというよりは排気量の大きいエンジン的なフィーリングを感じさせてくれるでしょうから、いいんじゃないかと思われます。  と、クルマに関しては好印象なのですが、ひとつ気になるのは、誰が買うか。4世代目以前のレガシィでなければならない人たちが買い換えたくなるモデルになっていることはなんとなく理解できますが、肝心なのは、ゴルフヴァリアントや3シリーズツーリングを見ている人たちの目を引き寄せられるかどうか。もちろん、ポテンシャルは高いでしょう。でも、あちらのポテンシャルも低くはありません。ですから、レヴォーグでなければならない何かを表現できているかがキーになりますな。  さて、そんなレヴォーグですが、1月から注文を受け、春にデリバリーがスタートすることも、発表されています。最近、スバル車がとっても買いにくくなっていると感じます。アイサイトVer3.0

#668 素直に受け取れる指摘、素直に受け取れない指摘、その違い。

イメージ
 アメリカから知人が来ていたので、って書くと、ヨシダってばなんだかワールドワイドな人だなやって感じに聞こえるかもしれません。いや、なんのことはない、10年少し前まで日本に住んでいた日本人の知人が、一時帰国して、久しぶりに会いましたってだけの話。ただ、以前会ったのは数年前だとばかり思ったら、帰国は11年ぶりだったようで。といっても、iChatでのビデオチャットをしょっちゅうしていたので、久しぶりといった感じもないんですが。  彼は、語学留学( 短期)で渡米したはずだったのに、いつの間にか大学を卒業してAdobeに就職していたという、努力家。まぁ、以前から深い話ができる知人ではありましたが、 日本にいる時にこんなに野望がある人とは捉えていなかったように思います。ですから、その人生の順調ぶりに、うらやましくもあり、ま、自分では無理だな、を感じたりもしています。なんて話を含めて、過去のあれこれを含めて話をしていたら、キミは、 昔はもっとアクティブにだったのに、的なことを言われて、はたと年を取ったことを感じました。そうなのかもしれません、そうなのでしょうかね、そうなんですね、きっと。  この人、本音を話す人ではありましたが、アメリカへ行ってからは、さらにストレートにモノを言うようになりました。ま、先の指摘された件はイタイところですが、言葉を素直に受け取れますから、それはそれで感謝しています。以前、とある人から、弱みをつつくかのようにあれこれとイタイところを指摘されたことがあり、なんだこの人と思った覚えがありますが、ヤツのように肩をぽんと叩かれるかのような指摘は素直に受け取れるものです。そう、言い方次第なんですな。  写真は、訪れた奥多摩湖。紅葉が見頃を迎えていました。

#667 大きくなって、バランスが崩れた気がする、3世代目BMWミニ。

イメージ
 明日より東京モーターショーが開催されます。って、一般公開は23日からですが。今回はあれこれとワールドプレミアが多く、見所が云々って話はおいといて、それに先駆けて新型MINIが公開となりました。画像1、2番目がそれですが、どこが変わったのといわんばかりの変わりよう。ま、相変わらずですが、このどこが変わったのという変化は、前回同様ですから、さすがにまずいんじゃないかと思いつつ、3世代をほとんど変えなかったというそのスタンスに、ちょっと感心したりもしています。  といっても、あれこれ変わっていて、特に全長は98mmストレッチ。え、10cm近く? 44mmワイドになったことは許せても、この10cmロングに対してはどうなんだろうかと考えてしまいます。ミニのよさは、いわゆるミニマリズム的なコンセプトにあり、多少の窮屈感が許されるモデルであると考えるとですね、こうしてゆとりを与えたことは、そのバランスを失いかねないわけです。個人的にはどこか破綻していないかと心配になるわけです。  ま、例のごとく、比率を整えることで、ミニたるスタイリングを作り上げているんだろうな、と思ったらば、公開された写真を見るとリアが間延びしていました(左)。クラブマン的というと言い過ぎですが、あれに似た間延び感がありました。ま、写真の撮り方、レンズの選択もあるんでしょうけど、現行型(画像左下)と比較すると、どうみても長い。明らかにバランスが異なると。ミニは、あのこじんまり感が大切なわけで、乗降性やらリアシートの居住性やらは……、なんてことはきっと言ってられなかったわけなんでしょうね。ま、明日、見てきますので、この件については、この程度に止めておきましょう。  エンジンは、すべて3気筒1.5L(+ターボ)かと思ったらば、クーパーSは2.0Lターボを搭載するようで、ちょっと意外でしたが、ま、グレード間の差別化を明確にするという意味合いではいいのかなと思います。JCWもパワーを訴えやすくなり、商品性もさらに明確になるでしょうし。それにしても、なんか3世代目のBMWミニは、本体価格もアップしてきそうな予感がしています。さて、どうなるんでしょうかね。

#666 食には、人が豊かになれるすべてのベースがある、って、大きな話。

イメージ
 実は、というか、いつもなのですが、ここでは書き切れないほどに、八ヶ岳では豊かな時間を過ごしています。って、自分ひとりで過ごしているわけではないんですが、って、別にパートナーといるとか、そういう意味でもなくって。八ヶ岳ライフを愉しんでいるご夫妻とあれこれとご一緒させてもらっています。って、言葉にすると、すごくずぅずぅしいですな。ま、いいや。豊かなのライフスタイルを送っている方ゆえに、食事処もあれこれいいところをご存知であちこちと誘ってくださいます。で、今回は、日本料理を(画像はその一部)。  過去と同じことを述べますが、食は、人が人として生きていくために、とても大切なことです。大事というより、大切。それは、人は有機化合物を作り出せない独立栄養生物だから食べないと云々……とか、そういう理科の話ではなくって。食には、人が豊かになれるすべてがあると思うのです。なんて偉そうに語っていますが、これは自分で考え出したものではありませんが。そもそも、食とは、人すべてに共通する話題のひとつですから、そこから会話が生まれるのはごく自然なことであり、コミュニケーションも簡単にできるものです。といっても、それは味をどうやって偉そうに表現するか、ではありません。食をベースにして、その時間をどう豊かに過ごせるかってこと。そのためには、食は美味しいことが理想ですし、愉しい仲間と一緒のほうがいいわけです。ということから、ひとり飯はできるだけ避けたい……、につながるわけです。  またも、話が飛んできましたな。軌道修正しましょう、軌道修正。えっと、何が、言いたいのか。たまにですね、食べることが作業になってしまっている人を見かけるのですが、これ、とてももったいない、ほんとうにもったいないと、感じます。ゆっくり味わうこととは、結果的に食べるスピードを落とすことになるのかもしれませんが、その本意は速度とは違うところにあります。それは、場を愉しみ、会話を愉しみ、そして、理解を深め、知を得ること。なんか、違うか。とにかくですね、食べることはとても深くて、だから大切なことだと思うのです。  知人を食事に誘うこともそうです。ひとりで食べるのがつまらないから、寂しいから誘うのではなく、食を通じて、一緒に豊かな時を過ごしたいから誘うのです。これは、一方的な押しつけたる食べさせたいとも違うニュアンス

#665 薪をどうにかするところが、薪ストーブ醍醐味のポイントかも、って話。

イメージ
  八ヶ岳を訪れた、そのひとつの理由が、薪割りの手伝いでした。いや、薪運びの手伝いといったほうが的確かもしれません。それにしても、薪ストーブ、いいですやね、憧れます。でも、薪を集めるのがひと苦労です。でもですね、ひと苦労があるから、味わいも深くなるものです。  こうして、今、何でも簡単に手に入る時代になったらなったで、逆にひと手間かけることを面倒だと捉えてしまう人が多くなったような気がします。面倒だからコンビニ弁当、面倒だから既製品、面倒だから本に載ってるそのままを求めるとか。いや、自分の手に負えないことを、ほかに頼るのはいいと思うんですが、その前提なしに、ただ面倒だからと頼ることは、なんだかもったいないなぁと思うわけですよ。  ですから、薪にしたって、きれいに割られて、サイズも揃った薪を購入することは、たしかに便利ではありますが、薪ストーブたる醍醐味の多くを知らずにいるような気がして、もったいないなぁとなる思うわけです。 ストーブにくべるまでに、いろんな発見があるわけですし、さまざまな出会いがあるものです。直接、薪ストーブに関係ないところで。  そういう意味では、とりあえず自分でやってみるというスタンスは、大切だと思うんですよね。たとえ、できなかったとしても、必ず何らかの発見がありますから。あまりに、最初からできない、ダメを言ってしまう人も多いような気がします。もったいないですよ、もったいない。  って、またも話が、ずれてきました。えっと、どういうまとめにするつもりだったんだっけかな。なんか、最近多いんです、脱線が。人生はもちろんですが。いや、これを結論にしようと思って書き始めたわけじゃないんです、違うんです。

#664 愉しいこととは、ダイレクトに言葉では表現できない、というモルック話。

イメージ
 八ヶ岳を訪れた、そのひとつの理由が、モルック体験でした。これ、フィンランドで馴染みのある遊びだそうで、シンプルな道具、簡単なルール、でも、難しさもあって、子どもでも参加できるという、なんとも幅の広い遊びです。 端的に表現するならば、並べた円筒の木を倒して、点数を競う(ジャストにまとめる)だけのこと。そう、たったそれだけ。 そんな遊びを皆で体験してみようと集まったわけですが、いい大人20名弱と子ども2名が、時に声を上げて、時に大笑いしながら、夢中になるという不思議なゲームでした。あれですな、ゲームというか、少し前の言葉を使うならばレクリエーションですな。  で、思い出しました、小学校の頃、クラブ活動(授業カリキュラムの中で必須)にて、レクリエーションクラブってのに入っていました。それが、とても本格的なもの。それこそ耳にしたことのないような名前の遊びを、見たことのない本格的な道具を使って体験させてもらいました。いや、その内容はきっちりとは覚えていないんだけど。 って、今考えると、担当だった先生が、 大学でそういった内容の専攻していたようで、 道具を新しく揃えるのではなく、すでに彼女が所有していたのも(大学から借りてきていたような気もする)、そんな理由からだったんだと思います。  話がずれてきた。でも、あれこれ思い出してきた。クラブ活動といえば、中学校3年生の時、映像制作理論だったか、そんなお堅い名前のクラブを選んだことがありました。選んだといいますか、そのクラブを担当する先生に、ナオシは絶対来いよって、廊下で言われて、で、選びました。実は、その先生、授業は受けたことなく、深い会話をしたことないのに、なぜかいつも名前で呼んでくれましたし、で、いつも気に掛けてくれていた、不思議な先生でしたっけ。  話がもっとずれてきた。えっとですね、その両クラブともですね、選んで良かったと思っています。いまさらに思ったんじゃなくって、その当時に。おもしろそうという直感から誘われるがままに入ったんですが、知らなかったあれこれを体験できたって意味合いで。そう考えるとですね、楽しさそうなことは、誘われるがままにたゆとうという、このスタイルは、実は幼少の頃からだったような気がします。  というわけで、話は最初に戻ります。モルック、愉しいです。とても愉しいです。なぜ愉しいかは、こんなところ

#663 今シーズンが愉しかったからこそ、来シーズンが待ち遠しい、って話。

イメージ
 久しぶりに訪れた八ヶ岳は、って、17日ぶりでした。なんでしょうかね、この久しぶり感は、と考えること5秒ほど。カー オブ ザ イヤーやら原稿書きやらドタバタをこえて、ドッタンバッタンと過ごしていたからだという結論に達しました。特に、原稿書きについては、ストレスのたまるあれこれ云々、…中略…、だったこともあって、全てを納品し終えた時には、長い長い長い長い長い、…中略…、長いトンネルをようやく抜けたかのような、ただただこなした感があり。そんなことから 八ヶ岳再訪を久しぶりに感じたと、適当に 結論づけてみたりしますが……。  というわけで、話を戻して、久しぶりに訪れた八ヶ岳は、すっかりを超えて、完全に冬景色になっていました。八ヶ岳はもちろんですが、浅間山まで雪を被っていましたし、気温も15時には4℃まで落ち、って、これでも穏やかだったようですが。ただ、標高の低いところでは紅葉最盛期でして、東京から八ヶ岳へと向かう道中、標高が変わりゆくとともに、季節の移り変わっていく様も愉しめました。で、気づいたんですが、最近は紅葉三昧です、自分の中では。というのも、10月上旬頃からずっと紅葉をあちこちで堪能しているからなんですが。東京はこれからですから、まだまだ紅葉の愉しみは続きそうです。そうそう、カフェ花豆は今年の営業を終えていました。 日差しに穏やかさがあるけど、吸い込んだ空気から冬を強く意識しつつ、左の画像にある営業を終了しました という報告とストレートな感謝が述べられた張り紙 を目の当たりにすると、 そうか、今年も終わったのだなと感じます。ただし、それは過ぎ去ってしまった寂しさではなくて、充足感に似た安堵感であり、感謝にとてもとても近い安堵感とも表現できるものです。  八ヶ岳を訪れた目的は別項で書きますが、もうひとつ、八ヶ岳というか、長野というか、佐久ネタを。この時期、佐久市のとある企業が、社前をイルミネーションで彩ります。この会社、特にイルミネーション関係のパーツを作っているわけはないんです、でも、毎年、開催しています。しかも、これ、社員の手作りだというから、驚きです。別に、デザイン会社でもありません。個人的に、イマドキのギラギラ感のある灯は好きではありません。LEDの川を超えた、完全なる行き過ぎ、いやいや、無駄遣い、違う、過度なデザインセンスは、好みではありません。いわゆ

#662 雪を被ったから富士山を見つけ、階段上り下り開始、ってな高尾話。

イメージ
 お隣さんに教えてもらって気づいたのですが、なんと我が家から富士山が見えました。雪化粧をしたことで分かったんですが、山頂のほんの一部がちょっとだけ見えておりました。いやー、気づかなかった。というわけで、右の画像がそれですが、ま、わからんですね。望遠レンズを備えたカメラが今手元にないもので、切り取ってこんな感じ。真ん中の白いところが富士山になります。  そんな我が家ですが、いよいよ明日からエレベーターの工事が開始されます。22日間。どうなるんでしょうか、って、まだ他人ごとのように考えています。でも、いちおう、今日は買い出しに出かけて、牛乳やらジャガイモやら、重たいものをあれこれ仕入れてきましたし、注文したオイルヒーターも今日中に届くようにと手配していました。覚悟はできています。  そうそう、ずっと空き家だったお隣さんが引っ越してきました。エレベーターが動くギリギリを狙っての引っ越しだったそうで。なんでしょうね、お隣さんが来たこと、エレベーターのことやらで、ここまでで高尾ライフのワンクールが終わったような気がしています。

#661 裏表や矛盾があるのは現実だけど、それがあることを前提にしたくない、って話。

イメージ
 本日はハリアーの発表会がありました。そう、復活です。すべてをレクサスRXへと移行することは難しく、消えるはずのモデルが復活と相成ったというわけです。たしかに、価格的な上昇は大きかったですし、あの頃と経済状況も違いますから。ハリアー復活にはそんな理由がありました。  と、その仕上がりの話はおいといて。今日の発表会で、実はなんだかなぁが、ひっかかっていました。たしか、デザインの説明だったか、マーケティング的な話の時だったかに、皆、人は裏と表があり、違う一面を持っているもので、矛盾を抱えて生きており、そんな一面をハリアーにも表現した、と。ま、商品性としての捉え方と考えると、気にならないのですが、そもそも、なぜ、違う一面を持っていなければならないのだ、と、そんなところにひっかかってしまいました。皆、矛盾を抱えて生きていなければならないものなのかなぁ、と。 いや、もちろん、皆、矛盾を抱えて生きていますが、それは仕方がないというニュアンスに、少しばかりのおや? を感じたのです。  実は、今日は 会場まで向かう電車であれこれと考えゴトをしていました。ハリアーとは関係なく。京王線から都心へと向かいつつ変わりゆく外の景色を眺めながら。で、その時の考えの結論としては、都会に住むということは、都会の生活に違和感を覚えてはいけない、ってこと自体がおかしいのではないか、と。そもそも、都会生活が正しいということが、おかしい、と。 会社勤めについても、多数に倣わない、倣えないだけで、社会から脱落するかのような捉え方もおかしい。決して、多数が正しいわけではないんだな、なんてことを、考えていました。   そう考えるとですね、矛盾を抱えて生きていることは、理想ではなく、 そんなの解消したほうがいいわけです。つまり、矛盾を抱えて生きることに、矛盾を抱えてしまったと。  そして、 発表会の帰りの電車の中で、過去に右のようなタイトルを付けたことを思い出しました。 その二面性はどちらも表、ってこれは、 2世代目グランドチェロキー日本試乗会レポートのタイトルでした。このタイトル、実はすごく悩んだ覚えがあります。そもそも、タイトル付けは大の苦手でして、どうしたものかと思ったのですが、この型のグランドチェロキーは、海外試乗会で乗って、国内で並行輸入モデルに乗って、そして、正規輸入モデルに乗ってと、あれこれ

#660 RJCカー オブ ザ イヤー最終選考会で、思ったことと、感じたこと。

イメージ
 早いですね、もうそんな季節ですか。というわけで、本日は2014年次RJCカー オブ ザ イヤー最終選考会がありました。どういう結果になるのだろうかとあれこれと頭の中で考えておりましたが、こうなるかもしれないな、というひとつの例にぴったりとはまりました。  とりあえずは結果を書いておきましょうかね。   2014年次RJCカー オブ ザ イヤー    マツダ アテンザ   2014年次RJCカー オブ ザ イヤー インポート    ボルボ V40   2014年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー    三菱自動車工業 プラグインハイブリッドEVシステム(アウトランダーPHEV)  2014年次RJCパーソン オブ ザ イヤー    菅原 義正 氏  なんでしょうか、この収まり感は、とも思ったのですが、フィットではなくアテンザ、ゴルフではなくV40と、ストレートには選ばなかったところが、RJCらしいといえば、RJCらしかったと思います。 もちろん、アテンザではなくフィット、V40ではなくゴルフという組み合わせも、とってもいいと思います。どちらであっても、興味深い選び方だったと思います。そう考えると、XVハイブリッドとパンダというのもありだったと思います。  いずれにしても、どのクルマ、どの技術が、最優秀となってもいいと感じました。見方を変えると、評価軸が変わり、価値も変わってくるものですから。軽自動車ながらと捉えると、軽自動車の3台はいずれも甲乙付けがたかったですし、価格を全く考えずにいいクルマと捉えるとA3スポーツバックやら3シリーズグランツーリスモが、そして、リーズナブル感をどう捉えるかで、Aクラスもゴルフもトップになれる要素を持っていました。 それって、何でもありってことじゃん、って言われてしまうと、困ってしまいますが、まぁ、そんな感じなのかもしれません。  えっと、2台のクルマ、技術について言いますと、ヨシダは、どれかをトップに選んでいますが、どれかをトップに選んでいません。だからといって、この結果に納得いかないなんてことは思っておりません。最初にも書きましたが、RJCらしくていいなぁ、と思っています。

#659 誕生日だから祝ってもらうのではなくて、皆に感謝するって話。

イメージ
 個人的な情報ですから具体的な日は、公に述べないでおきますが、11月のとある日、誕生日でした。その日は、朝からメールが来るんで何事かと思いつつ、ぐーたらと寝ていたんですが、布団から抜け出しメールを見て、誕生日であることに気づきました。いや、数日前までは知っていましたが、当日の朝は忘れていました。だからといって、何があるわけでもないしと思いつつ、だからといって、何も意識していないというのも、ウソになります。さすがに気持ちは20歳代とは言いませんが、まだまだ30歳代後半のつもりでいますから、この現実的な年齢と、体のあちこちの故障やらに、現実を感じています。ですから、今度、年齢を意識した時には、40歳代前半のつもり、にしようかと、思ったりしましたが。  なんでしょうね、この少し年下でいたいという気持ちは。やり残したことがある、ってことなんでしょうかね。裏を返せば、懸命さが足りなかったのか。ただ、一方で、年を重ねることが愉しくあるのも事実です。年を重ねることで、モノゴトの見方が変わっていくことを強く感じていますし、その発見はむしろ加速的に増えているような気がします。収入は増えていきませんが。  で、何を書こうとしたんだっけか。そうそう、友達からのメールには、良い1日をお過ごしください! と締めくくられていましたが、その日は、原稿書きな1日で、家に引きこもっておりました。ま、そんなもんですね、そんなもん。そもそも誕生日ってのは、また1年を過ごせたことを感謝する意味合いが、本来の誕生日の祝い方だそうです。ゆえに、自らが感謝を述べる日であると。  というわけで、誕生日でした、これからもよろしく、皆さん。ちなみに、プレゼントはありません。もちろん、プレゼントはいりません。   

#658 2014年次RJCカー オブ ザ イヤー ノミネートで、感じたこと。

イメージ
 ふたつあるカーオブザイヤー、それぞれノミネート車種が決定しました。それぞれにおもしろい結果となっており、それぞれの個性が出ているような気がします。いや、善し悪しではなくてね。  で、先日、雑誌の仕事で、COTYの選考委員の方々との対談があって、雑談しながら、自分の選考に対してコメントしてもいいんじゃないかって、話がありした。たしかに、と思いました、というか、コメントすべきじゃないのかなと思っていたりもしました。ただ、その表現方法をどうすべきは分かりませんでしたが。ただ、COTYは各選考委員の点数が公表されていますから、コメントしやすいのかもしれませんが、RJC(うち)はそれぞれの点数を非公開としているためにコメントしづらさがあります。ま、そんなことを加味しながら、 選考委員という立場から、テストケースという意味合いを含めて、ちょいと書いてみることにしました。 その前に、うち(RJC)の結果を記しておきましょう。  2014年次RJCカーオブザイヤー 第一次選考結果    カー オブ ザ イヤー 6(7)ベスト    タント・タントカスタム、 XVハイブリッド    フィット・フィットハイブリッド、 アテンザ    アウトランダーPHEV、 ekワゴン/デイズ    スペーシア・スペーシアカスタム      カー オブ ザ イヤー インポート 6ベスト    A3スポーツバック、 3シリーズグランツーリスモ    パンダ、 Aクラス、 ゴルフ、 V40    テクノロジー オブ ザ イヤー 6(7)ベスト    衝突回避支援システム「スマートアシスト」(ダイハツ)    スポーツハイブリッド i-MMD(ホンダ)    SKYACTIV-D 2.2 + i-ELOOP(マツダ)    プラグインハイブリッドEVシステム(三菱)    デュアルジェットエンジン(スズキ)    歩行者エアバッグ(ボルボ)    衝突回避・軽減フルオートブレーキシステム(ボルボ)  さて、選ばれたクルマへのコメントではなく、選ばれなかったモデルを1台ずつピックアップして、コメントしてみましましょうかね。  国産車では、クラウンが1票足りずに8位となりました。そう、たった1票差。クラウンについては norimono.tv にてコメントを残していますが、クルマ

#657 練られた脚本と実現してしまう現場に感服なONCE UPON A TIME。

イメージ
 日本での放送がはじまった ONCE UPON A TIME ですが、アメリカ本国ではシーズン3へ突入し、さらにスピンオフの ONCE UPON A TIME in Wonderland がスタートしています。スタートした当初は1話だけ見た記憶がある程度で、あまり気にしておらず、どちらかといえば、同じおとぎ話系ベースで、Sean Hayesがプロデューサーに加わったGRIMM(こちらはNBC)に感心がありました。それこそ、良く練られた脚本と、それを再現してしまうCGやら、予算に感心した覚えがあるんですが、いつしか見なくなっていました。  で、ONCE UPON A TIMEの日本放送。あらためて観ますと、まぁ、おもしろい。というか、やはり脚本がよく練られています。その大枠としては、そのおとぎ話、実はね……、という裏というか、別展開をベースに、あれこれとストーリーが展開していきます。だからこそ、よく練られた脚本が必要になるわけですし、架空をビジュアルとして表現するわけですから、って、つまり映像ならばCGに頼るために相当な予算も必要になります。Wickedはミュージカルにてそれを実現していますが、表現手法はいろいろあれども、これら作品にはハイレベルなクリエイティブを感じます。いかに妄想できるか、って話でもあるんですが、これら作品を観ていると自分のレベルの妄想とは遙かに異なるレベルを感じ、自分の才能のなさに落ち込んだりもします。だから、製作現場に関われたら愉しいだろうなとも思うのですが。  ただ、ONCE UPON A TIME in Wonderlandは、すでに4話目にて、続けられるんだろうかという危惧を感じています。アリスの世界がベースになっているため、あまりにもCGが多すぎて、そのクオリティと予算が続くかを、勝手に心配していまして……。ちなみに、本家のほうは、シーズン3にて、ピーターパンが悪役になっているという、ある意味のなんでもあり状態になってきていますから、こちらは、脚本の行き過ぎ、はちゃめちゃぶり具合にちょっと心配していたりします。  そうそう、HOUSE M.D.にてイメージがつきすぎていたJennifer Morrisonが、このONCE UPON A TIMEで違った一面を表現できたってことにちょっと安堵しています。いや、知り合いじゃないけど

#656 フランスなお菓子に惑わされ、原稿書きが止まっているって、いい訳な話。

イメージ
 まったく余裕ないどころか、終わるかどうかも怪しいというほどの原稿依頼が来ているのですが、完全に停滞しています。 いや、今日締め切り分は、さすがに昨夜に書き上げて、昨日のうちに納品しましたが。違う、今日の0時だったか。この後の締め切り分が超ヘビーなのです。すでに受け取っている原稿依頼は4度に渡るメールにて届いています。でも、ちらっと見ただけでそのままに放置してあります。なんだろう、この先延ばしぐーたらスタイルは、と思っているのですが、気分が乗らないのです、乗らない。なんて書きますと、なんていい加減な人なんだ、というか、なんて甘い考えで仕事をしているんだと思われるかもしれませんが、何も言い返せません。そのとおりです。でも、締め切りは破りません、たぶん。このいい加減さを自分なりに分析しますと、どうにかなるさと思っているからなんですが、まぁ、どうにかしてきましたし、どうにかなると思ってます、今回も。  そういえば、近々、エレベーターが止まってしばらくは階段を歩かねばならない件、お隣さんもどうにかなると思っているって言ってました。先輩に対して、失礼な表現ではありますが、似た者どおしのようです。そうなんです、どうにかなるんです、きっと。  というわけで、目の前の原稿書きから、こうしてNeutralへと逃避しているわけですが、あれこれ逃避していたら、もう逃避することもなくなってしまいました。と思っていたら、親友かもらったお土産があったことを思い出し、封を切ってみれば、これが美味しくてですね、なんていうんですかね、その味わいは、原稿書きを先延ばしにしたくなるほどの幸せにあふれていた、と言いたくなるような、そんな感じ。訊けば、おフランスの老舗の菓子らしく、気分はなんとなくフランスにいるかのような……、と表現しながら、原稿書きから逃避しています。 このお菓子ですね、ローストしたアーモンドをキャラメリゼしてあるんですが、って、逆にいえば、それだけなんですが、味わいが深い、とんでもなく奥深く。ちょっとかじっただけで、参りましたといわんばかりに、ふーんとため息が出てしまうほど。そうなんですね、キャラメルって簡単に作れますが、その焦げ加減によって大きく風味が変わってくるもので、実は難しく、奥深い。これ、相当に手間もかかっているな、なんて思いつつ、ついつい手が伸びてしまいますが、このテイス

#655 1868/2(誰でも割)-かえる割+ユニバーサルサービス料=3円、ってな話。

イメージ
 ほんとに3円なの? と訊かれたので、証拠(右)を掲載しておきます。ほんとに3円です。iPhoneの使用料金。今ではこの運用は無理になったようですが、ほんとに3円です。両親分、2台分ですから、3円×2台で、毎月6円の親孝行をしています。こんなの親孝行とは言わないか。  なぜ、基本料はないのか? って、基本料はあります。最低1868円かかります。でも、自ら2年縛りを志願(誰でも割)すると、基本料は半額の934円になり、MNPで加入した者の特典(かえる割)として月々934円引くというサービスがあり、それで、差し引き0円。ただし、ユニバーサルサービス料分だけ、負担しなければならないので、つまり、合計で3円となもし。何それ、何だそれ、普通に払っているのがバカみたいじゃん、って、そのとおりになってしまいます。さらに 、iPhoneを0円で手に入れていますから、機種代の負担も全くなく。そうなんです、まさしく、何だそれ、となるわけです。  明細では通話料とSMSまで割引きされていますが、通話料は家族間で共有している無料通話料分から引かれもので、SMSは家族間ゆえに無料となっています。 ま、iPhoneでありながら、データ通信契約をしていませんから、wifi環境下でなければデータ通信はできません。って、両親ともに、データ通信を活用していませんでしたし、そもそも電話としてもあまり活用していないので、これで十分なのです。  これを知ると、最近、auがMNP数ナンバーワンな理由も見えてきますな。あの数字の裏には、大人の事情、カラクリがあるのです。って、その恩恵に授かっていますけども。