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#942 iPhone5C3台導入は、能登でのほほんとしていた時に決めた、って話。

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 後先をあまり深く考えずに行動しました。というよりも、今しかないとばかりに、後先を考えることを止めて、勢いに乗ってみました。今、iPhone5Cが手元に3台あります。すべてMVNOにて運用して、携帯電話の支払いを大きく下げるために手に入れました。そのために、今日もau回線をひとつ解約してきました。そう、MNPではなく解約なんです、もはや。  ちなみに、今回の行動は、ある意味、後先を考えてのことでもありました。実のところ、3台のうち2台は両親用。今、両親分は3円/月で運用しているんですがデータ通信契約をしていないために、外でインターネットできず、不便を強いています。で、2年縛りがあと1年で解けますので、そのタイミングでどうにかしようと思っていました。しかし、先日、ふと、1年ってのは、彼らにとっても、自分にとっても、それぞれに意義のあるものであり、先延ばしすべきではないことに、気付きまして。そしたらですね、たかが月々1000円程度をケチることに、大きな意味合いがないと思うようになり、そして、後先を考えることを止めて、踏み切った、というわけです。ま、これ、能登をドライブしていて思ったことなんですけどね。  さて、そんなiPhone5Cですが、データ回線のみとして電話はIPで対応するか、それとも緊急電話がかけられることと、SMS利用のために電話番号付きとするべきか、どっちがいいんでしょうかね。詳しくない者が使うほどに、後者なのかなと思いつつ……。そこにはたかが600円/月の迷いがあるんですが。

#941 いい仲間との仕事は、原稿もいい仕上がりになった……のか? って話。

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 なぜか、仕事が重なりまくっています。ま、そんなもんです。で、そんなドタバタの中、愉しみにしていた取材がありました。ジムニー本の巻頭ページの撮影です(写真手前はジムニーではありません)。いつものごとくカメラマンさんに頼りっきりの取材なのですが、今回は編集者を立てての布陣となり、おもしろさは、さらに増しました。  振り返ってみれば、この布陣は初めてではなく、過去にタッグを組んでいた仲間であって、(自分にとっては)意思疎通がしやすいスタッフゆえに、そういったラクチンさと、ほほぅ、こうしますか、こう来ましたか、という驚かしとがあり、とても、愉しい。 なんていうんでしょうかね、感覚が似ているというよりは、相手の出方を知っているというか、互いを尊重しあうというか。いや、皆、それなりに我はあるんですけどね。  そんな撮影でしたから、原稿は……、はい、すらすらと書けるものです。というか、やっぱりあれこれと勝手に湧き出してきました。ただ、書き終わって思うに、かなり暴走しすぎたかなと。ま、いいや。とりあえず、編集担当に、渡しましたので、おかしかったらおかしいとコメントがあるはずです。た、たぶん。  と、こんな仕事ができたことと、機会を与えてくれた人々に感謝しつつ。

#940 とってつけたような”いつも”と、ふふんとうれしくなる”いつも”の違い。

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 うちのグランドチェロキー、先日、ブルーベリー畑まで走ったために、タイヤに泥汚れが残っていました。どうせ、少ししたらスタックランドファームへ遊びに行くのだから、このままでいいかなと思っていたのですが、明日はサーキットでの試乗会、月曜日は名古屋まで行くため、このままではみっともないからと、洗車してくることにしました。この炎天下ゆえに、昼前のガソリンスタンドのセルフ洗車場には、誰もいないだろうなと思ったら、結構いた。しかも、皆様、室内清掃から、ボディ磨きまで懸命に。いやー、スゴイなと思いつつ、ボディの水滴のふき取りもおろそかなままに、タイヤとホイールだけきれいにしてきました。ら、なんか、ホイールが光輝いてしまいました(写真)。ってか、こういう輝き方って、最近の車にはないテイストですな。なんていうんでしょうかね、ちょっと前のアメ車を感じます。  話は変わって、そのスタンドなんですが、ま、セルフゆえか、近隣にライバル店がないからか、敷地が広くて小奇麗だからかわかりませんが、わりとお客さんが集まっている感じです。セルフなのに、何人か店員をスタンバイさせているところも好印象。個人的には、そんなスタンスが心地よく て、7kmも離れていますが足を運んでいます。ちなみに、片道7kmって、下手したら、うちのクルマだと往復で2 Lのガソリンを消費してしまう距離ですが、それでもわざわざ行きます。  で、今日は「いつもありがとうございます」と言われました。セルフ式なのに。これ、いいですな。”いつも”がついただけのことなんですが、それだけでありがとうございますという言葉の意味合いが大きく変わったように感じました。あれです、メールの頭に無理やりつけている「いつもお世話になっています」の”いつも”とは、確実に違いますな。

#939 意外といいますか、想像以上に快適だったりする、iPhone5C+MVNO。

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 というわけで、iPhone5C+MVNOをスタートさせました。まずは、 5Cのレスポンスの速さに 驚き、続いてLTEの通信速度にもびっくり。で、思った。今、自分用として使っているiPhone4S+3Gにこだわる必要性について、まったくないんじゃないかって。そうですか、そうでしたか、はい、分かりましたよ、はいはい。って感じですな。いやはや。  さて、懸念であるIP電話については、音声の品質はなんともかんともなんですが、肝心なのはつながるかどうか。で、試したところWiFi環境下はもちろんですが、4G環境下でも特に問題はない様子。Facetimeは試していませんが、もはや心配していませんし。ま、結論は外出先であれこれと試してみてからですかね。  さて、来月に2年縛りならぬ、2年の割引が終了する自分用をどうするか。実は、本体はiPhone4SのままでMVNOを考えていましたが、iPhone5Cのレスポンスを体感してしまうと、もはや4Sの重量感がいいとか、サイズ感ぴったりとか、そんなことは言っていられなくなりました。ってか、5Cって、意外に質感よくって、5Sよりも好みだったりしますし。ただ、中身はiPhone5なので、世代としては1つ古いんですけどね。 いっそのこと090の番号を捨ててみるかなと思ったりもして。 さて、どうするか、と。

#938 桃に感じる夏が始まる愉しさ、そして、梨に感じる夏が終わる寂しさ。

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 写真は我が家の冷蔵庫。そうなのです、桃をとっとと加工しなきゃならんのに、なかなかできず、で、今日も外出だったし、何より傷みも目立ってきたので、とりあえず、冷蔵庫へと押し込んで、出かけました。ま、見えないところにも多数いますが、そんな図ですな。ってか、桃を上下に重ねて置くってあり得ないことなんですが、ま、気温が上がってしまう部屋においといて、痛みがひどくなるよりはマシですし、どうせ、中途半端なジャムにしてしまうので、こうしておいたと。  さて、帰宅して、ブルーベリーとともに加工しようと思って、まずは保管する冷凍庫を整理しようと開けてみれば、なんと、去年作ったブルーベリーと桃が出てきました。しかも多数。え? あ? おや? どおりで冷凍庫が一杯だったわけだ。ということで、今年分の桃は、加工することなく、そのままに食すことになりましたが、そもそも、桃ってのも、甘いだけではなく、エグミがありますから、いくら桃好きとは言っても、限度があります。ま、こんなに桃を一気に食べられるってのは、とっても幸せなことなんですけどね。  それにしても、冷たい桃ってのは、美味い。夏には最高の一品ですな。自分は、スイカよりも夏を感じます。梨は、夏の終わりを感じてしまうので、食べ物としては好きですが、果物としては好きではありません。

#937 考えてたことなかったけど、富士山がなくなったら、困るね、って話。

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 写真は富士山。そう、誰が見てもすぐに分かる富士山。今日は午前中に、所用で富士山のふもとにいました。渋滞を避けようと、朝6時に出発して、下道をひた走り、8時ごろに河口湖付近に到着してみれば、他県ナンバーだらけ。富士山人気ってスゴイことになっているようです。って、今日、電光掲示板にて知ったのですが、スバルラインのマイカー規制ってなんと8月一杯まで続くだそうで。え、お盆休みが終わったら終了じゃなかったっけか。ま、足を運ばないところなので、別にいいのですが。  最近、鹿児島から東京へ出てきた知人がいるんですが、今朝の富士山を見せてあげようと写真を送ったら、桜島の写真が返ってきました。考えてみたら、鹿児島に行ったことはあったけど、桜島を直に見たことはありませんでした、自分。で、知人はその逆。で、コメントとして、桜島は見飽きているけど、富士山は見たことがないとありまして、お、見飽きている? そういう意味では自分も富士山は見飽きているのかもしれません。しょっちゅう見ていますが、飽きてはいませんし、なくなったら困ります。何が困るかは、よく分かりませんが、いろいろと困ります。  まぁ、あれこれ考えていたら、クルマでひょひょいと走って、富士山を見に行ける地にいるってのも、なかなか幸せだったりするわけで。 あって当たり前、なくなったら困るもの。ま、そのひとつが、富士山であることに、気付いたと、そんな日でした。

#936 多用され過ぎる(笑)に、もはや笑いを感じられない、昨今の話。

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 耳慣れない言葉遣いがあることも、親しみのない言い回しが最近多いような気がします。どうしてそんなことを感じるかといえば、世代が違うから、広く一般とにズレがあるからで、それももちろん、承知しています。ただですね、あまりにも言葉の用法として、違うのではないかと思うことが多々あります。それが"(笑)"。そもそもは、笑っちゃうよね、という意で文章の最後に使われていましたが、その使い方については別に気になりませんし、いいと思います。しかし、あまりに 多用されていると、かなり気になってきます。というか、すべての段落の最後に(笑)がつけられていると、なんとなく小馬鹿にされたような気分になります。考えすぎなんでしょうかね。なんでもかんでも付けられているのも、おや? と感じます。たとえば、最近、 単なるイベントへの誘いに対する回答で、「参加します(笑)」とあったのですが、別に笑わなくたっていいじゃん、と思ったりしました。というか、笑うところじゃないし。  ま、以前から感じているのは、ら抜き言葉も同様でして、同年代の人に連発されると、その言葉遣い止めれ、と言いたくなります。やめろではなくて、やめれ。  言葉遣いが変わりゆくことは悪いことではないという人がいます。あたらしと、あらたしなんてのは、その最たる例ですし、そうやって言葉は変わってきたのでしょう。若かりし頃は、その変化という流れにまさに乗っていたはずなのに、いつしか馴染めなくなってしまっているのは、やはり、年とともに自分の考え方が多数派ではなくなってしまったからなのでしょうね。つまり、世代が変わっているのだと。  まぁ、そもそも国語が超不得意で、いい加減な言葉でここを書いている自分が、こんなことを偉そうに述べていること自体が、勘違いも甚だしいわけですが……。

#936 デザインは別にして、UI的には、ごり押しをしていない、Yosemite。

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 さて、Yosemiteのパブリックベータ版がリリースになりましたので、早速、使ってみました。ファーストインプレッションは、すっきりしたね、ってのと、あ、レスポンスがよくなっているね、ってところか。まぁ、iOSが8 にならんと生かせない機能もありますから、そうなるとまた評価はさらによくなるかと。ちなみに、我が家のYosemite導入マシンは、MacBookAir2010の2GB。  画面は、Safariですが、なんとなく慣れないもんだから、お気に入りバーやらタブバーやら、ステータスバーまで表示させてしまっています。なんか、Yosemiteの意味ないね。ってか、そういう意味合いからしますと、以前のような使い勝手に戻せるところにポイントがあるような気がします。なんていうんでしょうかね、Appleらしさを失った一面とでも言いましょうか。昔だったら、こういうことって、許さなかった気がします。iTunes11あたりから、スタンスが変わりましたな。  ま、あれこれ使ってみて、また、感じたことあったら書きます。

#935 好き勝手できなかったと言いつつ、好き勝手していた、能登ドライブ。

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 今回の能登ドライブは、取材ベースだったので、すべてを好き勝手にはできませんでした。といいつつ、能登を選んでいる時点で、好き勝手しているんですが……。ということで、スポットを巡るドライブになっていますし、燃費を考えての走りを心がけていたので、いつもとは異なる発見が多かったのも事実です。  写真は、印象に残った風景をいくつか。そう、これでもいくつか。上から時系列に並んでいますが、天候が変わりゆく様が分かるかと思います。金沢を出発した時には亜熱帯的な雨で、途中、ゲリラ豪雨的になり、しかし、最初の目的地である千里浜なぎさドライブウェイ(写真いちばん上)に到着すると、なんとか雨は止んでいました。ただ、海側に出られないようにロープが張られ、夏休みゆえの雰囲気がありました。なんかね。  写真2番目などは、まさに取材でなければ訪れなかったスポット。というか、いつも通り越していたPAにある展望台。写真を撮影するべーと上ってみれば、なんともまぁおしゃれな展望台で、クリックして拡大すると見えてきますが、ガラス張りの囲いがあります。展望台そのものもモダンで、まぁ、これがなかなか。人がいないこともポイントでしたが。  写真3番目は、これもまた有名な棚田で、いつも通過していたポイント。棚田の写真はあちこちで見られますので、ここでは、棚田を散策中に良かった風景を。海のそばに田んぼがあるという風景はさておき、やはり、畦道的な歩道が海へとカーブしながら落ちていくというシーンでしょうな。懐かしさとは違う、不思議な印象を受けました。  写真4 番目の風景もいつも通過していました。なぜ、立ち止まったかというとクルマと景色の両方を撮影できるポイントだったから。そうなんです、 クルマ雑誌やらの撮影では たとえダイナミックな風景があったとしても、クルマがフレームの中に入れなければならないもので。たとえば、先の棚田もクルマを近くに置けないため、クルマ絡みの撮影ができません。しかし、能登には、ここのようにクルマが海のそばまで近づけるスポットが多くて、というか、特別な場所ではなく、あちこちにあって、撮影場所で困ることはありませぬ。  写真5番目も、 自分にとっての能登の中では特別視していなかった風景であり、 またいつも通過していて、深くを知らなかったスポット。撮影するからと立ち寄ってみれば

#934 後先を考えなかったから、手に入れることができた、今更のiPhone5C。

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 というわけで、iPhone5Cを手に入れました。いまさら。なぜか、どうしてか、どうするのか、って、その理由は、MVNOが一体どこまで使えるかのテストを兼ねて。下手なモデルよりも、よっぽど安かったし、ま、何よりもiPhoneだし。そして、このiPhone5Cは、最終的に妹のところで使われる予定でもありますし。  auを出ますって話は、 #929 にて話しましたが、その理由はとうとうと語った支払い金額だけではなく、イマドキに適った使い方をしたい想いもあってのこと。データ通信網がこれだけ広がり、そのスピードも速いのですから、音声通話も変わっていくべきでしょう、ってなスタンスとでも言いましょうか。なんて書くと、それっぽく聞こえるかもしれませんが、そもそも、親友のほとんどはiPhoneユーザーゆえにFacetimeで十分ってのが現状ですし、仕事関係で固定電話にかける際はIP電話を使えばいいかなと、そんな結論に達しましてね。  この携帯電話の件を含めて、最近、わりと後先考えずに行動しています。揺るがない結論を出すことって、実質的に無理なことだと思います。たとえ、考えに考え抜いて、自己防衛しながら、結論めいたものにたどり着いたとしても、その間に、とっとと行動して、ひとつひとつ確かめたほうが、結果、早道になっているものですし、違う結論に達しったとしても、結論として、コトは良い方向へ進んでいるもの、と考えています。ま、能登の影響ですな、これ。もちろん、時には失敗もするでしょうけど、ま、いいじゃん、自分で決めたんだからって、軽いノリですな。いい加減とか、ちゃらんぽらんとも、いうかもしれません。いやはや。

#933 B品のたくさんの桃と、無農薬のブルーベリーと、そして、満杯の冷蔵庫。

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 昨日は、金沢から東京へ移動して、広報車を夕方までに返却しなければなりませんでした。そのままスバル東京本社へ直行も考えられた(返却後は荷物を持って電車で帰宅と)ので、自分のための買い物はせず。といいつつ、ニンニクだけは譲れずに、購入。なぜか、能登では安いんです、ニンニクが。  ところが、金沢から東京へ向かっているうちに、どうやら、自宅に立ち寄っている時間が作れそうな感じがしたので、高速道路を途中で下りて……、気付いたら、リアシートにはね出しな桃の箱が置いてありました。そうなんです、この時期はやっぱり桃。まだ、残っているかなとドキドキしながら販売所を訪れる緊張感と、残っていて良かったという安堵感と、箱を抱えてクルマまで行くときに感じる夏の強い日差しと、もちろん、自宅で加工する愉しみやら……、この桃は、自分にとっての7月下旬の風物詩となっています。今回のはね出しは、単なる見栄えが悪いだけのB品であり、味は不足なく。最近は、センサーで糖度まで計測するもんですから、甘くないB品ってのもありまして、つまり、そもそもは加工用だったりします。まぁ、わざわざそれを買い求めているんですけどね。  というわけで、今回の桃は加工することなく、食しても夏が感じられます。ちなみに、我が家の現在の気温は30度と、八王子の観測所の34度より低いんですが、湿気はあるものの気分爽快な風が吹き抜けるもんですからエアコン不要。で、冷えた桃と。ま、風と桃がなくなると暑さを感じますけどね。  話は戻って、桃。昨夜、鮮度のいいうちに加工しようかと思ったんですが、今年は冷蔵庫と冷凍庫がすでにいっぱい。ということで、放置すること一晩、ますます香りが強くなり、さすがに今日中にはどうにかしないと、と思いつつ、明日は大量のブルーベリーが手に入ります。困った、困った、困った。って、この困ったも、この時期の風物詩になっていますな。あ、桃、ほんとは最低でも2箱欲しかったんですが、なんとなく冷蔵庫の様子が頭に浮かんだもので、止めました。また、買いに行かねば。ってか、やっぱり冷凍庫を買うかな……。

#932 レヴォーグで走って、教えてもらったあれこれと、能登に教わったこと。

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 今朝6時に金沢を後にして、午後には東京に戻っていました。今回の能登ドライブはもちろんいつもながらに愉しんできましたが、取材という名目があり、また、無給油で1000km走れることを実証する、つまり、燃費16.6km/L以上を達成しなければならず、いつもののんきとは異なる雰囲気にあったことは事実です。  特に燃費については、どのぐらいの走り方で、どんな燃費が出てくるかを探りながらだったので、かなり気を遣いました。そもそも、取材前日に、都心から自宅までの高速道路の渋滞において 、燃費が芳しくなかったことから 、当初予定していた山越えルートである安房トンネル経由は諦めて、すべて高速道路にすべきかと思いました。しかし、いざ出発して、 往路の中央道で上り基調とはいえ、燃費は18.5km/Lに止まりまして、なんとか目標値を達成できそうな予感もしたものですから、山越えにチャレンジすることにしました。……中略……、初日は16.3km/Lと、最終目標値を下回ってしまいました。ま、しかし、帰りをすべて高速道路にすれば挽回できる数値ですから、気にはしていませんでした。  そのうちに書きますが、レヴォーグ(1.6Lターボ)にて、超低燃費を引き出すには、65km/hあたりが境目になります。つまりですね、高速道路を走ったからといって燃費がグンと伸びるとは限らないわけです。ということが分かってきたので、翌日の、信号もなくのんべんだらりと走れる能登半島下道ドライブでは、燃費挽回できるだろうと出発。……中略……、ところが16.1km/Lまで悪化。こうなると最終日は帰路はすべて高速道路を 走行(500km)をしなければならなかったのですが、どうしても新潟を回って帰るというあの遠回りルートに納得できず、気付いたら、またも山越えしていました。おいおい。  ま、最終的には16.9km/Lを達成し、1000km無給油で走れることを実証できました。もちろん、高速道路だけを走っていれば無給油で1200km走行まで行けたんじゃないか、という予測もあります。しかし、先にも述べましたように、高速道路にて低燃費を出そうとすると我慢を強いる走りをしなければなりません。そう、ただたんに燃費を求めて、走りが犠牲になるドライブって、スバル車らしくはない、と。ということで、今回の往復ともに山越えをし、中日は下道を

#931 なんとなく気付いていたけど、どうやら能登に愛されているらしい、って話。

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 今日の北陸の天気は、梅雨前線が南下するため、なんとなんと、一日中雨模様という予報が出ていました。よりによって、取材日に……と思いつつ、まぁ、青空がなくても能登はいい写真が撮れるからと、少々前向きに考えていました。でもね……。ちなみに、これまでの能登ドライブは、すべて晴れ。そうなんです、すべて、晴れ。というわけで、雨とか雪とか曇りとか、そんな能登には出会ったことはありませんでした。  で、写真。青空が見えている、あれ、レヴォーグ、ってことは今日じゃないの? この写真。そうなんです、今日なんです、なんと晴れたのですよ。金沢を出発した時には亜熱帯的な雨の降り方、途中、ゲリラ豪雨的になり、撮影開始の頃になんとなく雨も上がり、そのまま北上して輪島に着いたら、晴れていたと。さすがに、この天気の回復には自分でもびっくり。ちなみに、撮影が終わったら、雨が降ってきました。いやはやいやはや。  能登ではいつも天気に恵まれないという親友曰く、吉田は能登に愛されているんだよ、と。やっぱり、そうか。なんとなく気付いてはいました。でも、気付いていないフリをしていました。たぶん、今後も気付いていないフリを続けるつもりです。そうやって、能登との距離感を保っておくことを、なんとなく感じています、今は。  ま、帰ってからあれこれ書きますけどね、やっぱり能登はいいです。走れば走るほど、話せば話すほど、奥深くてですね、まさに、良き地であり、ほんと、帰りたくなくなります。ま、いつものことですが。仕方ないのでレヴォーグは返しますけどが、自分は帰りたくないってぐらいに、帰りたくないです。でも、帰ります。レヴォーグを返さなければなりませんし。って、話がぐちゃぐちゃですが、それぐらい、帰りたくないのです。

#930 レヴォーグの1000km・無給油走行は現実的、でも、それだけじゃね、って話。

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 というわけで、レヴォーグにて、能登ドライブです。1000km無給油で走れること(燃費にして16.6km/L以上)を謳っているレヴォーグ(1.6GTシリーズ)ですから、試してみないと……。というわけで、片道400kmで金沢。そこから400kmで能登巡り、で、トータル1200km予定のドライブに出かけました。   500kmというと、東京の人たちがすぐに思い浮かべるのが、東京ー大阪間。大阪の人はどうなんでしょうか。ま、それはさておき、東京ー大阪間のクルマの移動といえば高速道路が一般的。しかしですね、ただ、高速道路を走るだけって、あまり楽しいものとは言えません。言えないと思っています。ですから……、 とばかりに、今回の1000kmドライブの目的地に、能登を選択したわけです(ごり押しとも言う)。もちろん、アルプス越え(下道)して、走ってきました。いや、いまさら語ることもなく、いつものルートですな。  ま、まだ、旅の途中ですし、今回のドライブは記事になりますので、多くは語らずにおきますが、1.6GTにて、16.6km/L(無給油1000km走行)という燃費は無理なく達成できます、高速だけなら。そう高速だけならば。ただ、高速を走っていて感じたのは、それってやっぱり楽しくないし、レヴォーグのよさを楽しんでいるとは言えないかな、と。ならば、どうすれば、いいか。なんて話は、誌面含めて、また、後日に。  ちなみに、とりあえず金沢着時点での燃費は16.3km/L。そのうち高速走行は、トラックについていくってな走り(非EyeSight)で18.5km/L。アルプスを越えたにしては、トータル燃費がよくないか? と思われたかもしれませんが、そうなんです、よいんです。しかも、単なる安房トンネル経由ではなくて、写真のように乗鞍温泉〜白骨温泉ルートまで走ったので、なおさらに足を引っ張っていたはずなんですが、よかったんです、これが。 なんて話も、また後日に。

#929 復活したしゃべるお父さん、去ることにした携帯電話3大キャリア。

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 携帯電話キャリアはすべて巡りました。東京デジタルフォン→docomo→au→ソフトバンク→au、と。そして、毎月割の消滅とともにauを去る決意をしました。毎月2140円高になるって、ちょっとね。かといって、MNPで一括0円で本体を手に入れようとも月々の支払い額が、今(2900円程度)よりも高くなるのも勘弁。ということで、MVNOへ出ます。ま、来月なので、考えが変わるかもしれませんが。  さて、写真はソフトバンク時代に、たまったポイントで交換した、しゃべるお父さんトイレットペーパーフォルダーカバー(正式名称忘れた)。わが家にてトイレを利用したことある方は目にしていると思いますが、あれです、トイレットペーパーをからからと引き出すとその振動でしゃべり、手を握るとしゃべるというもの。これ、欲しかったというよりは、交換するものがなかったから、これにしたって感じでもらったのですが、最近、電池切れでしゃべらなくなっていました。ただ、説明書によれば、バッテリー終了とともに寿命と。ま、そんなもんかと思いつつ、ひょっとしてと思って解剖。もちろん、麻酔なし。縫い目も、ニッパーで引きちぎるという荒々しい手術。取り出したユニットには、なんと電池ボックス用のフタがついていました。やっぱりな。ということで、LR44×3個を交換して復活。  で、復活したのはいいのですが、若返ったかのように、レスポンスがよくなりすぎて、トイレットペーパーをそっと引き出そうたけで、しゃべる、しゃべる。ちょっとうるさいです。

#928 ポテトチップスやら小銭入れの手入れやら、することが多い高尾ライフ。

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 この3連休は原稿書きをしていました。ここ最近は八ヶ岳にて過ごしていましたが、特に昨年は八ヶ岳の貸別荘にて友人たちを集めて過ごしていましたっけね。で、今年は原稿書きをしていました。高尾にて。ただ、指示書が来るのをじっと待ち、覚悟を決めていたのですが、届いてみれば想定していたほどの文字数ではなく。それならば、さっさと終わらせてしまおうと思ったものの、いつしか、のんべんだらりと進め、3連休のほとんどをきっちりと仕事に使いました。  ただ、まぁ、すべてが終わってみると、これがまた気分爽快。そんな時に限って、いい風が吹いてくるもんだから、久しぶりにポテトチップスなんぞ作って、夕涼みしながら高尾山を眺めていました。Inglof Wunderのピアノを少しだけ音量強くして聴きながら、何も考えずにポテトチップス、バカなこと考えてポテトチップス、遠くを想ってウーロン茶、そして、プランターの野菜を見ながら、いつの間にこんなに大きくなったんだろうかと考えていたらですね、突然に、こういう過ごし方ってとてつもなく幸せなんだなぁと感じました。いや、突然に。ほんと、突然に。  都会暮らしをしている方々からすると、都落ちすると、することがないんじゃないかと思われるかもしれません。しかし、これが逆でして、都心から極端には離れていない高尾あたりでも、家にいても、することはたくさんあります。テレビを見るとか、家事をするとか、それ以外の、すること。なんていうんでしょうかね、自然を前にすると、自分もそれに倣おうとするような、すること。To doとは違う、すること。日々を満たすために、すること。のんびりな幸せを続けるために、すること。というのが近い表現でしょうか。  ということで、ポテトチップスをかじりつつ、靴を磨いて、小銭入れの手入れをしていました。おいおい、それがすることかよ、って感じですが、これも、することのひとつ。ちなみに、これ、能登へ行くための準備。履いていく靴と、持っていく小銭入れを早々に準備したと。次回の能登は、何か大きなきっかけが待っているような、そんな勘がしていまして、そこへつなげるための、すること、って感じか。 なんていうんでしょうかね、この幸せ感といいましょうか、いい方向へと転がりゆく様をそのまま続けるための下準備とでもいいましょうか、そんな感じ。まぁ、具体的な勘は外れる

#927 抵抗すること10年近く、とうとう降参することになった、厚型テレビ。

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 我が家に来たことある方はご存知かと思いますが、テレビは厚型のまま。そもそも、日本のテレビ番組を見ないこともありますが、デジタル化によるメリットを見いだせず、アナログのほうがいいという言い訳をあれやこれやと掲げて使い続けていました。で、ここ数年、色合いをうまく表現できなくなっていたのですが、先日、とうとうビシッ、バシッという音をともなって閃光が走り、もはや調整できないほどに色合いが狂ってしまいました。というわけで、もう諦めます、抵抗するのは止めにします。何よりも火災でも起こしたら怖いですし。ということで買い替えました。写真いちばん上は、厚型テレビの上に乗っかる、薄型テレビの図。サイズは32インチ。実質的なサイズ感を落としました。  振り返ってみると、この厚型テレビは江戸川区へ引っ越した際に、部屋が広くなったのを気に購入したもので、あれは98年のこと。南林間の電気屋に勤める知人のところで購入して、ランクル70で運んだことを覚えています。重かったので知人に手伝ってもらって。それにしても98年製ですか(写真二番目は厚型テレビのもの)。ということは、16年前のモデルか、いやはやいやはや。  まぁ、よくぞがんばってくれたなといった感がありますが、我が家にはロングライフの家電がほかにもあります。いちばん下の写真は電子レンジのものですが、そうですか、93年製ですか、って、20年超えか。ということは、同時期に購入した洗濯機と掃除機も20年を超えていることになりますな。もちろん、性能が劣っていることも、消費電力が多いことも承知していますが、買い替えようとは思いません。理由は単純、それらに固執しているわけではなく、買い替える理由が乏しいから。壊れない限り、次は買わない、逆にいえば、壊れたら買い替える、それが白物家電たる定義なのかもしれませんな。グランドチェロキー? それらとは違います。壊れても乗ります、いや、壊れたら直します。  最近、よく考えるんですよね、あと、何台乗るんだろうかとか。ということで、残りの人生、テレビはあと何台買うことになるんでしょうかね。ちなみに、テレビはこれで3台目、電子レンジと洗濯機は1台目、クルマは……、あ、10台目だった。

#926 なんだかんだで、ちゃんとジープしていた新型チェロキーの話・その2

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 何か、書き忘れているような気がして、何だろうと見直したらですね、チェロキー、レヴォーグ、それぞれの続きを書いていませんでした。ま、レヴォーグは近々ロングドライブへと出かけますので、その後に書くとして、まずはチェロキーですな。    #850 でのその1を受けて、ここその2はオフロード性能について。乗用車のプラットフォームベースゆえに、オフロード走破性ははっきり言って期待していませんでした。なんたらモードが付いたから、スゴそうに思われているモデルと大差ないだろうなと。  ところがですね、走る。走った。試乗会の行われたスタックランドファームは、極悪なコースとしてお馴染みで、まぁ、プライベートでも訪れるがゆえに勝手知ったところですが、ある程度チェロキーが走れるように整地したとはいっても、走った。何がいちばん驚いたかって、右の写真のシーン。ここが、今回のチェロキーの試乗会における最大の見せ場。たぶん、どの雑誌も紹介していないと思われますが、ここなんです、ここ。写真は、その見せ場をクリアした後に、クルマを降りて撮影していますから、たいしたことないように見えるのですが、ここは、平らなところから90度曲がりつつ上りへと移るシーンで、そもそも左後のサスペンションが伸びるシーンながら、まさに意地悪く 大きな凹凸があり、タイヤが確実に浮き気味になる、いやいや、浮いてしまうシーンです。まぁ、スタックランドファームの中ではたいしたシーンではないんですが、オフロードを走るための基本を知らないと、クリアできない地形とも言えましょうか。クルマの立場から話しますとね、タイヤを浮かせながらも、重力に逆らいつつ、ボディを持ち上げなければならないってことになるんですが、言い換えますとなんたらモードが凄そうなSUVは完全にお手上げのシーンでもあります。ボディがヒットする云々もありますが、4WD制御が白旗を揚げます、簡単に。  ところがですね、チェロキーは上った。もちろん、タイヤを浮かせるんですが、その状態でアクセルを開けて待っていると、トラクションコントロールが絶妙な制御を行い、接地しているタイヤに上手にトルクを伝えて、グ、グ、グ、っと上っていくのです。制御がガガガガー、ギギー、ではなく、グ、グ、グなんです。そうかなり深く制御しているんですが、やはり、CVTではなく、ATってことで、より負荷を大き

#925 その内容はまさに熟成たるメニューだった、ヴィッツのマイナーチェンジ。

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 写真を見て、また能登なのかい? 君は、と思われたかもしれませんが、写真は今日の取材で、伊豆。ブルーのクルマは、ヴィッツ。あれです、マイナーチェンジなのに、ボディにもシャシーにも、さらにはインテリアにもエクステリアにも手を加えて、さらには新開発エンジンまで搭載したという力作ヴィッツ。   ということで、ヴィッツ話を。最近のトヨタの小型モデルは、いかんせん ハイブリッド一色になっていまして、それゆえに小型ガソリンエンジンモデルは燃費やら装備やら、課題だらけ。そんな理由もあって、ここまでの改良を行ってきたわけですが、とてもいい仕上がりとなっていました。  以前にも書きましたが、このプラットフォームにて現行型ラクティスが登場した時に感じたのは、ベースポテンシャルはとても高いものの、使いこなせていない感があったこと。あれから数年、このプラットフォームをベースにしたモデルが、デビュー後とにその質感を高めていくにつれ、そこに熟成してきたといった安心を感じていました。で、その延長線上にあるのが、この改良版ヴィッツですな。  今日、試乗したのはRSでしたが、ボディ剛性をさらに引き上げたことで、シャシーはさらにしなやかさを表現し、スポーティ性と、質感と、快適性のすべてをブラッシュアップしており、好印象。たとえば、クルマが曲がっていくのではなく、ドライバーとクルマが一体になって曲がっていく感が強められておりまして、 荷重移動を愉しみながらのドライブを手に入れています。つまり、ストレートに楽しい。 テストドライブはCVTでしたが、そのマニュアルシフトのレスポンスが良くて、それも意のままのドライビングにつながっていましたっけ。  少々の物足りなさを感じたのは、エコをコンセプトとしたタイヤを組み合わせていたがゆえに、 グリップ感はあるものの グリップ力は強烈には届いておらず、。VSCの介入はかなり早めではありますが、 燃費やフィーリングを考えれば、バランス的にはいいところに収めているのかな。同時に、 エンジンパワーもあと少しが欲しくなってしまいますが、やはり、先ほどの件含めて、バランスを考えると、これがRSたるひとつの回答になっていますな。さらに、ラインナップにはG’sがありますから。  ということで、好印象。個人的にはヴィッツそのものはもちろん、そこにトヨタのやる気を感じました。

#924 昔よりも今を強く打ち出しつつ、皆を戸惑わせなかった小田和正のライブ。

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 クラシックしか聴かないと思われるかもしれませんが、そんなことはなく。というわけで、本日は、小田和正のライブに足を運びました。そもそも、小田和正は、といいますか、オフコースを意識的に聴くようになったのは、実のところ妹からの影響。そう、世代を考えると、逆だろうって感じなのですが。そうなんです。  ちなみに、初めてオフコースの曲を耳にしたのは小学生時代。学校が終ってからしょっちゅう遊びに行っていたダイエー横浜駅西口店のたしか4階にあった釣具屋さんにて、竿をあれこれ見ていた時でした。“さよなら”が 流れてきて、なんてもの悲しい曲なんだ、と小学生ヨシダは感じたのですが、あの時の情景は今でもはっきりと、しっかりと覚えています。どっかに書いた記憶もあるな。ま、いいや。  話がずれた。で、小田和正のライブはいつものごとく、3時間近く、30曲近くでしたが、今回は今を全て演奏するという構成でした。言い換えると最新アルバム全曲演奏。こうしたあえて過去を外した構成とすると、昔を懐かしむ人々は、初めて耳にする曲に戸惑いを覚え、いつしかついて来られなくなるのが常なのですが、小田和正のライブでは、カンペ的にあちこちに歌詞を表示するモニタがありまして、新譜を知らずしても、言葉を聞き取れなくても、新曲を聴き取ることができます。言い換えますと、聴かせるライブたるクオリティを作り上げていました。  なるほどね、無理に新譜を買わせるだけではなく、買わなかったとしても愉しめる→良かったから新譜を購入……、ってな流れまで考えていたかどうかは分かりませんが、松田聖子の新譜(予習しておかないとついて行けない)+ヒットメドレーというライブ構成よりは、よっぽど好感が持てるものだったと思いました。  この方、相変わらず花道を走っていましたが、なんと66歳だそうで。自分と20歳違いか……。すぐ目の前で歌っている姿を見て、20年後の自分はここまでアクティブでいられるのかな、なんてことを考えました。そう、成功しているか、ではなくて、アクティブでいられるか、って。

#923 しっかりエレガントGTを仕立てていた、BMW4シリーズグラン クーペ。

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 メルセデス・ベンツもそうですが、BMWにしても、そこまで必要ですかといわんばかりに、ボディバリエーションを展開しています。で、先日そんな1台であるBMW4シリーズ グラン クーペの試乗会がありました。あれです、分かりやすく表現しますと、3シリーズのクーペ版である4シリーズの4ドア版、もしくは、4シリーズの5ドアハッチバックバージョンか。さらに分かりやすく表現するならば、4ドアクーペとも言えるか。  で、誰しも思うのは、3シリーズセダンや、3シリーズGTとの違い。それを自分も思いましたが、ま、現車を目にしますとね、別モデルたる存在感をちゃんと作り上げていて、そんなつまらん考えに、す、すみません、と謝りたくなります。それにしても、眺めれば眺めるほどにいいデザインでして、よくぞ作り分けたなといった感じ。個人的には、3、4シリーズ通じてベストデザインかなと。まぁ、そもそも5ドアハッチバック好きではありますが、このモデルの場合は、むしろそれを感じさせずに、単純にエレガントであること、そこに惹かれてのことですな。  走りも、ちゃんと差別化されていまして、最近ベタ褒めな4シリーズの延長線上にありながら、スポーティさを少々弱めつつ、そこに快適性を表現したGT的なテイストを作り上げています。試乗したのは、435iのMスポーツモデルでしたが、なんでリア255/35R19のタイヤサイズで、あそこまで快適な乗り味を作り上げられるかな、といった感にあふれていまして、まさに脱帽。コーナリングやらも、無駄な動きがないといったBMWテイストが強く表現されていますし、435i(3.0Lターボ)なのに、普段使いにおいては扱いやすさがあるという、その二面性も、また評価できるところ。コンフォートモードでは、タイヤサイズからの不快感を避けるようにリバウンドを大きめに表現するようになりますが、それを感じるのは、ハイスピード域のこと。いやはや。  肝心なリアシートは、ヘッドクリアランスが ギリギリといった感があり、また、座面長がわずかに不足気味、なのに、妙にゆったりとしたポジションを与えており、なんだろう、これ感を覚えました。ま、クーペだから、か。この辺りは、3シリーズセダンがやはりスタンダードなのかなと思わせるところですな。  いずれにしても、これといったウィークポイントを見抜けぬまま、試乗を終えま

#922 ヨシダイチオシが、その人にとってイイクルマだとは限らない、話。

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  #921 にて、208XYをベタ褒めしながら思ったのですが、ヨシダイチオシだからといって、それが貴方にとっての最良のクルマになるとは限りません。ここでは、個人的な趣味というか想いをベースに語っていますので、当たり前のこと。 ただ、あらためて書いておいたほうがいいのかなと思い、ちょいと記しておきましょうかね。  さきほど、プジョー208XYがイチオシだと書きましたが、もう一台イチオシがありました。ってか、ニオシじゃん。って、そのもう一台が、メルセデスベンツのGクラスでした。ただし、最新型で、ディーゼルエンジンという条件付き。その理由は、#782に書いてありますので、ここでは省きますが、先日、知り合いから最近のいいクルマは? と訊かれ、Gクラスと答えたことがありました。そしたらですね、その方は、一度乗ってみたかったんだよね、と。その方の好みからすると、Gクラスの乗り味を愉しめるとは思えず。つまり、 あなたは選ばないほうがいいクルマであって、 もちろん、はっきりと、貴方はやめておいたほうがいいですと伝えました。 Gクラスは旧態依然としたモデル、つまり、乗る人を選ぶクルマですから。 そうなんです、クルマ好きの一般的な話題として話したつもりが、その人は、自分のクルマ選びに重ねてしまっていたわけです。  ま、似たところでは、同業者でもいいクルマ談義をしているつもりが、自分の家庭に見合うクルマかどうか話に転化されていることも間々あります。もちろん、それもクルマ選びには大切なことなんですけどね。  ということで、クルマ話をする時には、あれやこれやと、その人を探りながら、話をしています。そう、これでも。

#921 走りまで“艶”に彩られていた、プジョー・208XY(ヨシダイチオシ)。

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 何か書いていないなと思ったらば、プジョー208XYについて書いていませんでした。 #532 にて記しましたが、1年前の 試乗会で乗ったプジョー208XYは、予想どおりにヨシダ大絶賛。ただ、あの時は70台限定だと聞いていた気がしており、もはや購入でもしない限り、乗る機会はないだろうと思っていたのですが、実は限定ではなかったようで現在も販売が続けられていました。ということで、借り出してロングドライブすることに。もう逢えないかと思っていたので、感激いっぱい。って、 借り出して気付いたのですが、この広報車、試乗会で乗った個体でした。そう、1年ぶりの再会になりました。  で、いまさら語るべくもなく、良かった。とんでもなく良かった。1.6Lターボエンジンは、突然のレスポンスを強要しなければ、素直さが印象に残るフィーリングにあふれていまして、何よりも、中回転域のトルクに富んでいることが美点、美点、美点。そう、美点。やっぱりですね、どこが重要かって、2000〜3000rpmでのトルク感です。トルク量というよりは、トルク感。そこは、必要にして十分の加速と、ワクワクへと導く加速“感”にあふれていまして、この回転域を通すことで、もううっとりといった感が……。そして、シャシーは、プジョーのいわゆる猫足フィーリングにあふれておりまして、その路面トレース感にもうっとり。なんで、このクルマは、路面を離そうとしないのかね、と、ひとりごとをつぶやいてしまうほど。ただ、比較してみると、トレース性に優れているとはいっても、その直前まで乗っていたフォードのエコスポーツとは異なるもの。いうまでもなく、208XYはねっとり感にあふれています。  で、ハンドリングもそんなフィーリング見合っていて、もう脱帽。速度域が上がったところでの操舵感は、まさにドライバーの高揚した気分にしっかりと同期しており、さて、行きますかね、を助長してくれます。コーナーでは、手前で減速して、フロントへ荷重を移して、ステアリングを ちょいと早めに じんわりと操作していくと、208XYはそれに素直に対応してくれます。ロール量は少ないとは言えませんが、このロール量あってこそのプジョーと言いましょうか、荷重が移動していく様を感じながら 、タイヤのグリップ感を確認しつつ、その路面トレース性にこれだこれだを覚え、そして、コーナーを駆け抜

#920 意外にオフロードを走ってしまった、フォード・エコスポーツの真価。

 フォード・エコスポーツをオフロードで走らせるってな取材がありましたってな話は以前しましたが、ようやく公開となりましたので、そんなあれこれを記しましょうかね。  そもそもFFですし、そもそもフィエスタベースですし、コンセプトとしてはイマドキのクロスオーバーモデルです。しかし、イマドキ珍しくスペアタイヤを背負っており、なんとなくオフローダーな雰囲気を懸命に表現しています。そうなのです、少々のラフロード走行を考慮したモデルでして、イマドキのクロスオーバーモデルに対してのアドバンテージとなっています。ということで、その実力を確かめようというのが、今回の取材のテーマでした。  ま、ムービーの中でも語っていますが、正直、取材前はフロントのバンパースポイラー部の張り出しから、どこまでオフロードを印象づけられる映像を撮影できるかを心配していました。もちろん、雰囲気だけを強調したシーンを作ることはできます。しかし、それですと、エコスポーツはどこでも走れる的な誤った印象を与えかねませんから、あくまでも現実の走行に即した場面作りが求められました。  もちろん、気を遣いつつ、周囲を確認してもらいつつの撮影となりましたが、スポイラー部をヒットすることなく、そこそこに走ってしまう。ただ、FFですから、自重を持ち上げるような地形にて、フロントがグリップを失うようなシーンは不得手。当たり前ですな。逆にいえば、そういったシーンでも、下りシーンは問題なかったり。あとは、トラクションコントロール(ESP)オンのままでも意外に走るんですが、オフにするとタイヤを派手に空転させつつ前進します。ま、ちょっと裏技的な使い方になりましょうかね。  個人的には、これが、リアも駆動してくれたらとか、1.0Lエコブーストエンジンだったら、MTだったら、といった想いはありますが、 #909 で書きましたように、カジュアルな乗り方ならば、このFF+1.5LNA+クラッチペダルレスMTでも十二分に愉しめます。そう、なかなかいい素材だと思います。  あ、動画に対するいい訳としてはあれこれあります。後半登場部で顔が真っ赤なのは、1日中コースにいたため。髪の毛がぼさぼさなのは、もはや疲れ果てていたから。最後のシーンを収録したのは17時頃でしたから。

#919 ウィークポイントをあえて突きたくない、新型コペンの完成度の高さ。

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 で、コペンの話。 #832 にてプロトタイプの仕上がりがとんでもなくハイレベルだったことをお伝えしましたが、今回のプレス試乗会でもその印象は変わることなく、上手く量産に落とし込んでいました。それは、ボディ剛性を引き上げたことで、シャシーにおけるチューニングの自由度を増し、その分を乗り味としてすべて表現した、そんな感じの完成度とでも言いましょうか。軽自動車という枠はあとから付いてきただけ、そんな仕上がり感。もちろん、あれこれとはありますが、この価格を考えると、よく頑張りましたと言いたくなる、リーズナブル感がとても高いモデル。ってなところでしょうか。褒めすぎか 。  先代と比較して、驚くべきは、シャシーに路面を捉えて離さないフィーリングを強く与えておりまして、コーナリングでは、ブレイクさせることが難しいと感じるほど。回頭性もすこぶる高くなるなど、そこにはいい訳が見当たらず。それでいながら、乗り心地がいい。というと、超快適というイメージを受けるかもしれませんが、このスポーツ性能においてはよくまとめ上げているという意味での乗り心地の合格点。突き上げ感もなく、むしろそのフラット感に驚きを覚えます。特に底付き感がなくなったサスペンションは、安心感も強まっていて、ワインディングでは積極的にアクセルを踏んでいけるなど、好印象だらけ。そんなシャシーポテンシャルを持っているがゆえに、エンジンパワーとしては軽自動車自主規制枠にもどかしさを感じてしまうほどでした。  ブレーキも凝っていて、初期制動をやんわりと立ち上げながら、ブレーキペダルを踏み込んで行くほどに制動力を立ち上げるという、まさにコントローラブルさを表現しており、これも新型コペンの美点となっています。 オープン時とクローズド時では剛性感はもちろん異なりますが、オープンでも不快感を覚えない、軽自動車とは思わせないそんな乗り味も、好印象。MTとCVTでは、その重量差からステアリングの操舵感に違い(MTのほうが重い)が 生まれていますが、ま、どちらもありじゃない? と思えるフィーリングだったり。  あ、乗る人を選ぶスポーツカーなのかと思われるかもしれませんが、これが違っていまして、誰でも“愉しさ”を簡単に愉しめるレベルに仕上がっています。つまり、誰が運転しても愉しいクルマ。CVTの制御もかなり頑張った感がありまして、MTモ

#918 ドタバタと動き回っているのは、言葉と想いを湧き出させるためのこと。

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 あれこれと、ドタバタと日々を過ごしていますと、ついつい言葉があふれ出てくるもの。そんな言葉のあれやこれやを、ここに記したいのですが、こういう時に限ってそんなゆとりもなくて。昨日も、朝に八ヶ岳を出発して、ひたすらに下道を走って、山を2つほど越えて、小田原で行われているプレス向けコペン試乗会へと向かい、で、帰宅して、あれこれとまとめようと思いつつそのままバタリ。ま、そんなもんなんですな。  以前にも書きましたが、 泉は 汲めば汲むほど湧き出でるものだそうで、こうして湧き出てくる言葉も、ひたすらに汲み続けてることで、湧き出してくるものです。って、たいしたことない小さな泉ではありますけど、ま、小さくても、湧き出してくるあれこれは、おもしろいものばかり。文字を紡ぐって、こういうことなのです、って、アート的クリエイティビティに共通することですが。  話を戻して八ヶ岳。立ち寄りはありましたが、訪れたのは久しぶりでした(といっても3週間ぶり?)。なんだかんだいっても、居心地のよさにあふれていまして、美味しい料理を愉しみながら土産話に花を咲かせ、左手だけで奏でられるピアノに感銘を受け、あれこれの深い話もあって、云々。写真は、沖縄旅行からのお土産、もずく。いわゆる居酒屋的メニューのような三杯酢でちょぴっとではなく、蕎麦のようにずるずると食しました。  あ、そんな八ヶ岳は小海町にて、C.W.ニコル氏の講演会が行われます。なんと無料だそうで。平日ですけど、是非。  C.W.ニコル氏講演会(案内にはタイトル、テーマは記載されておらず)  日時 2014年9月11日(木) 14時より  会場 未定(以前ヤルヴィホールと書きましたが、使用できなくなったそうで)

#917 演出されてはいない生活感あふれる街並みがとてもきれいな、能登の話。

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 まだまだ続きます、能登の話。これは以前から感じていたことなんですが、どこを走っても能登ってのは街並みがとてもきれいで、それにいつもいつも感心しています。どうしてだろうを考えつつ。ちなみに、 ここで語る街並みとは、いわゆる観光スポットではない、日常にあふれている街並みのこと。ですから、それは観光客は立ち寄らないような小さな漁港であったり、3ナンバー車はあえて走らないような細い路地でのこと。つまり、生活感にあふれている街並みのこと。一般的にこうした生活感がべったりの街というのは、ある意味日本的センスにあふれているものですが、能登の場合はそれがありません、見当たりません。  もちろん、観光を目的として演出された統一感やら、旧さを表現したテイストはなく、つまり、あえて見られることを意識した整えもありません。電線を地中に埋めたり、そんなあれこれはありません。ならば、そこに何があるのかと言えば、 清潔感に通じる美しさですな。見苦しいものが目に付かないし、妙な色合いの看板がない。そして、ゴミも落ちていない。下手すると、雑草すら生えていない。そんな街並みゆえか、たとえ赤いコカコーラの自動販売機があろうとも、ちゃんと街並みの風景に溶け込んでいる。かといって、美的センスに優れていると表現するには届かない、ただ、汚していない、崩していない、そんなスタンスとでも言いましょうか。  これ、住人の方々は意識していないようなのですが、意識しなきゃ、ここまでのことはできないと思います。といっても、行政が絡んでいる様子もなく。集落たるまとまり感が強いだけ、でも、住人はそれを意識していない、ってなことのような気はしているのですが。  今度、訪ねた時に、もう少し深く訊いてみることにしましょうかね。

#916 アルプス越え含めて、様々なシーンがあるから愉しい能登ドライブ。

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 自分にとって東京−能登ドライブ(ほとんど下道)の醍醐味は、山から海からワインディングから峠越えまで、様々なシーンに出会えることに尽きます。ここにはそんなシーンのあれこれを並べておきましょう。  心に強く残っている主たるシーンは、やはりいちばん上のようなところ。能登半島では、海に突き出した小さな岬をクリアして、その景色に別れを告げた途端に、次の入江とその次の岬が写真のように目に飛び込んできます。その変わりように驚かされ、打ちのめされを繰り返していくのですが、その異なる驚かしにもはやいやはやしか言葉が出てこなくなります。ひとつひとつの岬でのんびりしていたかったのですが、夕陽に間に合わせるために、立ち止まることはあまりせず。  2番目は、なぎさドライブウェイ。車線のない、ある意味の無法地帯ですが、自然と節度は保たれるもの。時に、右側通行を強いる対向車もいますが、ま、例外と言えましょうかね。まさに定番観光地ですが、割と好きなところで、人々が居ない時に足を運んでいます。  3番目は、ナビには載っている、しかし、走ってみたら林道扱いだった道。ここは前回も走っていますが、その時には、クルマ通りが少なく草木が張り出していました。しかし、あれから草刈りが行われたようで、ご覧のような道幅がちゃんと確保されていました。って、それでもすれ違いはできませんけどね。  4枚目もナビに掲載されている道、でも、ナビは選んでくれない道。海沿いをトレースしていると、結果、こういう道をトレースすることになりますが、これが愉しい。それは、のぞき見とは異なる、人々の生活を目にできるという意味合いの愉しさ。出会った人々は、東京ナンバーのクルマに驚きを覚えるようですが、みなさんにこやか。というか、昼間はそもそも人と出会うことはほとんどなく、夕暮れになると仕事終わっての人々に出会う程度だったかなと。  5枚目は、これが富山のスーパー農道。農道という響きからまったりをイメージされるかもしれませんが、これがまったりしていない。軽自動車であろうと、軽トラックであろうとも 速度域はそれなり 。とろとろ走っていると追い抜かれます。そうそう、スーパー農道は富山オリジナルの名称だと書いたら、茨城でも、スーパー農道って呼び方をしていたと親友より。この名称は、富山だけではないようです