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7月, 2017の投稿を表示しています

#1548 セダン復権たるポテンシャルあれど……、うーむ、な、トヨタ・カムリ。

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 日本におけるセダンって、どうして衰退してしまったんでしょうね、と思いつつ、輸入車(ドイツ車)における人気は高くあったりしますから、実のところ、先の問題、国産車とセダンって捉え方に限定したほうがいいんでしょうかね。というわけで、セダン復権を銘打って日本市場へと登場したトヨタのカムリの話。  スポーティな面持ちは、セダン復権といいましょうか、若い層にアピールしたいといわんばかりの仕立てであり、そこに共感できないような、できるような、不可思議な印象を持ったのですが、その走りは、デザインと異なり、生真面目といった感が前面に出ていました。そう、嫌みに通じるようなこれでもかというスポーティさたる演出はされておらず、クルマの基本性能をブラッシュアップさせた結果、スポーティさを感じるという、そんな印象とでもいいましょうか。  なんていうんでしょうかね、TNGAによって一新されたというよりは、昨今のトヨタ車に対して評価している、荷重移動を意識的にできる操縦性、それに伴って引き出される安定したスタンスが、最新技術を用いて上手く表現されているといった感を覚えました。パワーユニットは新型ガソリンエンジンとその周辺も相まって、これまでの直4たるフィーリングにおける物足りなさを払拭しており、また、レスポンス、パワー感含めて、モーターとの協調制御も次のステップへと移行したことを感じさせるものであり、好印象。逆にいいますと、クラウンやらのアッパークラスのハイブリッドユニットとしても堂々とできるだけのポテンシャルをそこから感じたといいましょうか、そんな印象。  ただですね、これはカムリに限らずなんですけど、デザインの行き過ぎ感、アピールし過ぎ感を覚えます。スポーティさを感じさせるのはいい、いいんだけど、そこまでは尖っていないよ、感とでもいいましょうか、そんなアンバランス感。アルファードやヴェルファイアが、デザインからは想像しえぬ、快適性を作り込んでいる話を以前しましたが、そういったアンバランス感。商品性としてはあのデザインセンスは必要なんでしょうけども、実際の走行性能はちょっと違うんじゃないかと感じる、アンバランス感。ま、このあたりは個人的な好みに左右されるところと言いましょうか、時代が求めているデザインとの走行性能との表現の仕方についていけていないだけ、という話もありますが。  さて

#1547 いつしか引き込まれていた、amazonと、そのプライムデーの話。

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 先日、Amazonのプライムデーが開催されたじゃないですか。そんな手に乗るかと思いながらも、あれやこれやのサービスやら考えると年会費がほぼちゃらになることから、事前に、プライム会員になっていたりして、ここぞとばかりに参加してみることにしました。まぁ、この手のサービスはすっぽりはまったほうがお得になります。罠にはまるとはちょっと違った、はまり方。で、最近、やたらとポイント還元が多いと思ったらクレジットカードまでアマゾンに揃えたためだったことが発覚し、あらためて囲われることの意義を実感していたりしますが。  で、プライムデーの話に戻しましょう。どうせ購入するものならば、この時期に購入しておいたほうがいいだろう的に、あれこれ眺めて、プライムデーに備えていたんですが、まぁ、これも先方の作戦であることは承知の上。とりあえず、あれやこれやとカートに入れておいたんですが、あれやこれやと入れ過ぎていたりして、さらにプライムデーにおけるセール品など眺めていたら、そうそう、HDD増設したかったんだよね、とか、台所用洗剤がクーポン利用でかなり安いなとか、我がカートの中身はさらに増える一方。  まぁ、やがて購入するんだからと思いつつ、あまりの数(金額)から、一度冷静になって、引き算を始めました。ほら、考えてみたら、HDDったって、バックアップのバックアップのバックアップ用として考えていたし、洗剤だってこれだけ買ったら、来年のプライムデーのその先まで使えそうな量だし。というわけで、購入1万円超えるとポイントが500円もらえる、といったラインを下らないように調整し、無事、買い物は終えました。ただ、気付いたら、クーポン使用で格安になるはずの洗剤をカゴから除いていたり、ま、あれこれ買い忘れと言いましょうか、買い損ない(!)はありましたので、その点が反省点でしょうかね。ポイントが付くからと、あてもないのに購入したアマゾンのギフト券は、お祝い用に丁度よかったりと、それなりには満足。  で、満足までは、良かったんですが、発送の段になったら、それら細かに分けられていき、同じ日に到着するのに、箱(ラベル)は5つになっていました。ひとつにしてくれたらいいのにと思いつつ、発送側の都合でそうもいかないようで、指定日時に宅配便の方が写真のような状態で持ってきてくれました。ひたすらに申し訳ないと思いつつ、

#1546 アウディらしさあるコンパクトクロスオーバー、アウディQ2。

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 試乗記に話を戻しましょう。続いては、アウディのQ2。試乗したのは1.4Lターボエンジンを搭載した1stエディションで、S-lineパッケージまで備えた特別な設えのモデルでした。ちなみにタイヤサイズは215/50R18で、サスペンションは専用となるスポーツサスペンションが組み合わされていました。ま、悪いわけないでしょ、前提で乗りましたが、悪いわけはありませんでした。何がって、最新が調えられた感がありまして、いきなり細かな話になりますが、DSGとアイドリングストップの相性についても、400km少し走って、一度もおや? を感じさせない。それどころか、アイドリングストップに関しては最新世代を採用したようで、停止前からエンジンを止めるという技まで手に入れていましてね。1.4Lエンジンはトルクフルであり、十二分のパワーを発生します。そう、これで十分といいましょうか、十二分であって、これ未満でもいいんじゃないかな、を感じさせます。いうまでもありませんが、先に少し触れたDSGのクラッチの繋ぎ具合を含めて、発進時からスムーズさがありまして、これもまた好印象。ターボラグ? まぁ、大排気量エンジンが好みの人には受け入れられないのかもしれませんが、もはやそれを語ることは、今の流れに乗るか、それとも……、といった感すら覚えます。って、自分も大排気量エンジン搭載モデルに13年乗りました、そう、自動車税8万8000円×13年(最後の2年は1割増)を払ってきましたが、そんな立場からしても、もはや、これで十分を感じます。  ハンドリングは、しっかりとアウディしていました。オンセンター付近からの切り足していくようなシーンまで実に穏やかであり、滑らか。サスペンションについては、50扁平のタイヤに合わせたのかい? といった印象があり、低速域ではタイヤの硬さが目立ちます。なんていうんでしょうかね、タイヤ(ホイール)のサイズありきでデザインされ、このタイヤサイズながら乗り心地を確保したといった印象。つまり、リバウンドストロークで不快感を逃がしているところが強くありまして、単調な言葉を用いれば、サスペンションが動きすぎといった印象があり、少しだけ専門的な表現をすればフラット感に欠けるといった印象があります。これ、高速域に入れば収まるかなと思ったんですが、収まらず。S-lineについては、もう少しの熟成が

#1545 タダなのに遠慮しまくり、気を遣いまくりだった、話。

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 携帯電話、キャリアで契約していると、なんかもらえるキャンペーンがあるじゃないですか。ソフトバンクに続いてauも始めましたが……、って、そんなもんやったってさ、もらいになんて行かないさ、と思っていたのですが、行きました。いや、行ってみました。たまたま思い出して、たまたまマクドナルドの前を通ったもので、思いきって飛び込んでみることにしました。15時から開始だったらしいんですが、16時を過ぎていたので、きっと学生さんやらが並んでいるんだろうなと思ったら、いつもの感じといわんばかりに数人がレジにいる程度。ほほぅ、これならば、このクーポンを使うために来たのではありません、って顔して並ばなくてもいいかな、なんて考えつつ、店内へ。したら、入った途端にこちらへどうぞと言われて、この際とばかりに、あ、これです、と、iPhoneに表示したクーポン券を見せながら、ダブルチーズバーガーくださいと、上手く発することができました。クーポン券として扱うには、その後、画面上での操作が必要でしたが、そのあたり、ささっと指示してくれて、戸惑いを見せることなく完了。ほかに何か……、と言われかけたところで、あ、それだけでいいです、ときっぱり。持ち帰りで。とまで、ハッキリと宣言し、待つこと1分も掛からず、小さな紙袋に入れられたダブルチーズバーガーを両手でしっかりと持ち、ありがとうございましたーの声に押されるかのように、お店の外へ出てきました。たかがダブルチーズバーガーですが、なんか戦利品って感じがして、両手でしっかりと抱えたまま、バスに乗りましたが、ふと、マクドナルド臭がバスの中に漂っていることに気付き、買い物袋の中に入れましたけどね。  そうそう、今日は、無料で貰えるというクーポン券を、ほかにも使いました。今日が期限の、スターバックスでビバレッジなんでも頼んでいいよクーポン券がありまして、こちらも、意を決して、利用しました。いや、意を決してってほどではないんですが。なんとなくね。ただ、今日の道中を考えると、都心へと向かう途中にある店舗でしか利用できなかったので、立ち寄りました。しかしですね、何でもいいよと言われても、道中であること、つまり、ドライブ中でありますから、トイレに行きたくなることやら、フラペチーノやらは食せないことを考えて……、スターバックスラテに。したんですけどね、したんですけど、ヴェンテ

#1544 ハイパフォーマンスに止まらず、愉しさを極めていた、ルーテシアR.S.。

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 試乗記が連続します。で、続いては、ルノー・ルーテシアR.S.。レギュラーモデルについては #1531 にてあれやこれやと記しました。で、続いて、ルノースポールが手がけたR.S.、と。本日、発表、発売だそうで。  改良前の、現行世代のルーテシアR.S.については #647 にて記していますが、読み返してみると、インプレッション的には、ほぼ同じ。ただですね、操縦性における質感がすこぶる高くなっておりまして、簡単に表現しますと、誰でも愉しめる感が、大きく引き上げられたといいましょうか、扱いやすさが増していました。つまり、結果、速い。そんな捉え方をしてもらえるといいかと思います。  もう少し書きますと、路面のトレース性はかなり引き上げられた印象があり、荷重移動を感じやすいといいましょうか、しやすい。つまりですね、愉しい。タイヤのグリップ力はいうまでもなくハイレベルなんですが、そのグリップ力がどうかを伝えてくるグリップ感の豊かなことったらありゃしないですし、シートまで含めたクルマとの一体感まで、すべてが極上。ヨシダ流に表現するなら、あれです、ヨーロッパフォード車的な、ケツ(ドライバーのね)だけでクルマをコントロールできる、あの一体感。そのほか、1.6Lターボエンジンの極太トルクがもたらすパワーにしても、オンセンターフィールを極限まで詰めたステアリングフィールにしても、無理矢理感たる違和感がない、ない、ない、ない。すべてが自然であって、すべてが速さと愉しさに繋がっている、そんな印象です。  で、つくづく感じたのは、これだけの内容ながら、この価格、安いってことでしょうか。試乗したシャシーカップで309万円。Cセグのハイパフォーマンスモデルもいいけれど、これだけの愉しさが作り込まれているならば、価格差を考えると、ルーテシアR.S.(Bセグ)のほうがいい。ちなみに、今回のフェイスリフトでは、シャシーカップが復活となっただけではなく、大幅に値段が下げられたシャシースポール(284万円)、スパルタンテイストを強めたトロフィー(329万円)の3タイプが設定されており、どれでもお好みをどうぞという、そんなルノー(ジャポン)のスタンスにも拍手喝采。  ちなみに試乗会場は、前回のルーテシアR.S.の試乗会と同じ、箱根ターンパイク(周辺)。前回の印象が思い起こされ、シャシースポールが

#1543 直6ディーゼルがあってもいいんじゃないかと感じた、BMW5シリーズ(ツーリング)。

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 新車試乗会が続いております。まずは、BMWから。5シリーズにツーリングが加わり、そのほか昨今の改良モデルをまとめてのプレス試乗会がありました。5シリーズツーリングに乗ることはもちろんですが、マイナーチェンジした4シリーズがどうやら良くなっているとか。ほほぅ、と、まずは4シリーズから乗ったら、これが良かった。440iカブリオレでしたから、良くて当たり前といった感がありますが、これが良かった。4と5におけるクラス感、プラットフォームの違いが、曖昧になりつつあると表現しますと大げさですが、これまでの3と5の確実な差を明確に感じとることが難しい。いや、難しくはないんですが、表現としてはそんな雰囲気があります。  まぁ、カブリオレだったこともありますが、下半身における剛性感がしっかりと作り込まれており、シャシーがアタフタしない。言い換えますと、ステアリングフィールの曖昧さやらまで上手く消し去られながら、乗り心地をしっかりと確保。ストローク量が多く確保されているとは感じないのですが、なんでしょかね、しなやかに動き、バンプストッパーで確実に止めに入るといった仕立てとでもいいましょうか。つまり、快適、そして、スポーティ。今回からなのか、今のところなのかはわかりませんが、4シリーズカブリオレ、440iのみだそうで、その価格は929万円から……、……、……。誰が買うのだろうかとは思いますが、この手のモデルを新車で購入できる方は、価格はあまり関係ないと思われますので、云々。   で、その後5シリーズツーリングに乗ったのですが、これが、先の440iカブリオレの印象があまりにも強かったこともあって、シャシーの躾けに半端感といいましょうか、曖昧さ、緩さを感じてしまいました。ただですね、試乗したのは直4ディーゼルエンジン搭載モデルの523dでしたが、悪くはないんですけど、もっとアッパークラスを感じさせるユニットを組み合わせたほうが、5シリーズの価値がより分かりやすくなるのではないか、とも感じた次第。そう、6気筒ディーゼルですな。価格はどこまで上がるのやらわかりませんが、ありではないか、と思うのですが。   今回は、MINIクロスオーバーのプラグインハイブリッドモデルである、クーパーS Eにも乗ることができました。ま、MINIクロスオーバーについては散々に褒めちぎっていますが、そこにモータ

#1542 1年分の杏ジャムが完成、しかし、1年持たないかも、という話。

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 今年は、品薄と言われていた杏ですが、探すこと、あちこち、10kgを手に入れました。格安ではありませんでしたが、割高でもない価格で。1年分のジャムにする目的で。ジャム加工でいちばん面倒なのが、下処理。皮むきやら、種の取り出しやら。上の箱が5kgで、これが2箱ですから、相当な数。数なんですが、実は杏は楽でしてね。縦に包丁を入れて、ぱかっと割って、種をとり出すだけ。これが桃だと皮をむかなきゃならない上に、種もとり出しづらい。でも、杏はそれがない。というわけで、パカパカと割っていって、1時間と少しで完了。ま、それでも1時間以上は掛かっているわけですが。  完成した杏ジャムは、近々使う分だけ冷蔵庫に入れ、残りは冷凍庫行きとなったわけですが、これが困った。我が家は、いわゆる一人暮らし用冷蔵庫のため、冷凍庫に入りきらない。まぁ、予想はしていたことですが、ジャムを収めるために、あれこれと入れ替える作業が、これがたいへん。一瞬、冷蔵庫を買い直そうか、それとも冷凍庫を買ってみようかとも思いましたが、それもまたもったいないので、とりあえず、食べられるものと捨てるものに分け、なんとか収めきり、満足、満足。しかしですね、気付きました。今後しばらく、何かを冷凍できないこと、を。というわけで、ガシガシと杏ジャムを消費しなければならなくなり……、結局のところ、来年まで残っていそうもありません。