#919 ウィークポイントをあえて突きたくない、新型コペンの完成度の高さ。
で、コペンの話。#832にてプロトタイプの仕上がりがとんでもなくハイレベルだったことをお伝えしましたが、今回のプレス試乗会でもその印象は変わることなく、上手く量産に落とし込んでいました。それは、ボディ剛性を引き上げたことで、シャシーにおけるチューニングの自由度を増し、その分を乗り味としてすべて表現した、そんな感じの完成度とでも言いましょうか。軽自動車という枠はあとから付いてきただけ、そんな仕上がり感。もちろん、あれこれとはありますが、この価格を考えると、よく頑張りましたと言いたくなる、リーズナブル感がとても高いモデル。ってなところでしょうか。褒めすぎか。
先代と比較して、驚くべきは、シャシーに路面を捉えて離さないフィーリングを強く与えておりまして、コーナリングでは、ブレイクさせることが難しいと感じるほど。回頭性もすこぶる高くなるなど、そこにはいい訳が見当たらず。それでいながら、乗り心地がいい。というと、超快適というイメージを受けるかもしれませんが、このスポーツ性能においてはよくまとめ上げているという意味での乗り心地の合格点。突き上げ感もなく、むしろそのフラット感に驚きを覚えます。特に底付き感がなくなったサスペンションは、安心感も強まっていて、ワインディングでは積極的にアクセルを踏んでいけるなど、好印象だらけ。そんなシャシーポテンシャルを持っているがゆえに、エンジンパワーとしては軽自動車自主規制枠にもどかしさを感じてしまうほどでした。
ブレーキも凝っていて、初期制動をやんわりと立ち上げながら、ブレーキペダルを踏み込んで行くほどに制動力を立ち上げるという、まさにコントローラブルさを表現しており、これも新型コペンの美点となっています。オープン時とクローズド時では剛性感はもちろん異なりますが、オープンでも不快感を覚えない、軽自動車とは思わせないそんな乗り味も、好印象。MTとCVTでは、その重量差からステアリングの操舵感に違い(MTのほうが重い)が 生まれていますが、ま、どちらもありじゃない? と思えるフィーリングだったり。
あ、乗る人を選ぶスポーツカーなのかと思われるかもしれませんが、これが違っていまして、誰でも“愉しさ”を簡単に愉しめるレベルに仕上がっています。つまり、誰が運転しても愉しいクルマ。CVTの制御もかなり頑張った感がありまして、MTモードでのシフトスピードは不足ないレベルを実現しています。なので、CVTを選んでも十二分に満足できますな。個人的好みはやはりMTですが。と、書き出すと止まりません。ドレスフォーメーションといったプロダクト的ギミックはもちろんですが、ローカルライフたる提案やファンサービスといった展開など、クルマそのもの以外の魅力を備えていることも、このモデルのアドバンテージ。ちょっと羨ましくもあり、ちょっとその仲間に入ってみたくなったのも事実です。
先代と比較して、驚くべきは、シャシーに路面を捉えて離さないフィーリングを強く与えておりまして、コーナリングでは、ブレイクさせることが難しいと感じるほど。回頭性もすこぶる高くなるなど、そこにはいい訳が見当たらず。それでいながら、乗り心地がいい。というと、超快適というイメージを受けるかもしれませんが、このスポーツ性能においてはよくまとめ上げているという意味での乗り心地の合格点。突き上げ感もなく、むしろそのフラット感に驚きを覚えます。特に底付き感がなくなったサスペンションは、安心感も強まっていて、ワインディングでは積極的にアクセルを踏んでいけるなど、好印象だらけ。そんなシャシーポテンシャルを持っているがゆえに、エンジンパワーとしては軽自動車自主規制枠にもどかしさを感じてしまうほどでした。
ブレーキも凝っていて、初期制動をやんわりと立ち上げながら、ブレーキペダルを踏み込んで行くほどに制動力を立ち上げるという、まさにコントローラブルさを表現しており、これも新型コペンの美点となっています。オープン時とクローズド時では剛性感はもちろん異なりますが、オープンでも不快感を覚えない、軽自動車とは思わせないそんな乗り味も、好印象。MTとCVTでは、その重量差からステアリングの操舵感に違い(MTのほうが重い)が 生まれていますが、ま、どちらもありじゃない? と思えるフィーリングだったり。
あ、乗る人を選ぶスポーツカーなのかと思われるかもしれませんが、これが違っていまして、誰でも“愉しさ”を簡単に愉しめるレベルに仕上がっています。つまり、誰が運転しても愉しいクルマ。CVTの制御もかなり頑張った感がありまして、MTモードでのシフトスピードは不足ないレベルを実現しています。なので、CVTを選んでも十二分に満足できますな。個人的好みはやはりMTですが。と、書き出すと止まりません。ドレスフォーメーションといったプロダクト的ギミックはもちろんですが、ローカルライフたる提案やファンサービスといった展開など、クルマそのもの以外の魅力を備えていることも、このモデルのアドバンテージ。ちょっと羨ましくもあり、ちょっとその仲間に入ってみたくなったのも事実です。