#921 走りまで“艶”に彩られていた、プジョー・208XY(ヨシダイチオシ)。
何か書いていないなと思ったらば、プジョー208XYについて書いていませんでした。#532にて記しましたが、1年前の試乗会で乗ったプジョー208XYは、予想どおりにヨシダ大絶賛。ただ、あの時は70台限定だと聞いていた気がしており、もはや購入でもしない限り、乗る機会はないだろうと思っていたのですが、実は限定ではなかったようで現在も販売が続けられていました。ということで、借り出してロングドライブすることに。もう逢えないかと思っていたので、感激いっぱい。って、 借り出して気付いたのですが、この広報車、試乗会で乗った個体でした。そう、1年ぶりの再会になりました。
で、いまさら語るべくもなく、良かった。とんでもなく良かった。1.6Lターボエンジンは、突然のレスポンスを強要しなければ、素直さが印象に残るフィーリングにあふれていまして、何よりも、中回転域のトルクに富んでいることが美点、美点、美点。そう、美点。やっぱりですね、どこが重要かって、2000〜3000rpmでのトルク感です。トルク量というよりは、トルク感。そこは、必要にして十分の加速と、ワクワクへと導く加速“感”にあふれていまして、この回転域を通すことで、もううっとりといった感が……。そして、シャシーは、プジョーのいわゆる猫足フィーリングにあふれておりまして、その路面トレース感にもうっとり。なんで、このクルマは、路面を離そうとしないのかね、と、ひとりごとをつぶやいてしまうほど。ただ、比較してみると、トレース性に優れているとはいっても、その直前まで乗っていたフォードのエコスポーツとは異なるもの。いうまでもなく、208XYはねっとり感にあふれています。
で、ハンドリングもそんなフィーリング見合っていて、もう脱帽。速度域が上がったところでの操舵感は、まさにドライバーの高揚した気分にしっかりと同期しており、さて、行きますかね、を助長してくれます。コーナーでは、手前で減速して、フロントへ荷重を移して、ステアリングをちょいと早めにじんわりと操作していくと、208XYはそれに素直に対応してくれます。ロール量は少ないとは言えませんが、このロール量あってこそのプジョーと言いましょうか、荷重が移動していく様を感じながら 、タイヤのグリップ感を確認しつつ、その路面トレース性にこれだこれだを覚え、そして、コーナーを駆け抜けていく愉しさに、もう、ダメ、勘弁してください、降参と言いたくなると。
ハイパフォーマンスモデルである208GTiは、たしかにコーナリングスピードは速いかもしれませんが、こういった豊かな対話性に通じる愉しさは、この208XYのほうが上だと思います。ただ、この208XYとて、路面が荒れたところ、たとえば、路面変化が続いていないところ、つまり凹凸があるシーンでは、ドタンバタンが顔を出し、ストローク量に対してあと少しと、タイヤサイズの行き過ぎ感を覚えます。とは言っても、これ、20#シリーズなんですな。あまりの仕上がりの良さから、勝手に30#シリーズをなぞっていました。そう考えてみると、そもそも208シリーズはもちろん、この208XYはほんと良くできていると、そんなことも感じました。
今回は総走行距離は1800km。たぶん、オーナーを除いていちばん208XYに乗っているんじゃないか、と思われるほどに走ってきましたが、走れば走るほどに深みを増していく、どこまでも走って行きたくなる、いや、返却したくない、そんなモデルでした。燃費は、高速を丁寧に走ると22km/Lオーバー。この点も大満足ですな。
そうそう、この208XYは、3ドア、ガラスルーフ、MTというキーワードだけをピックアップするとまさにヨシダ好みそのものですが、実は ボディカラーや室内にも使われているパープルに表現されているようなオシャレ感は、ヨシダにはありません。ま、そういう意味からしても、このモデルはヨシダが走るような峠越えルートではなく、路面につぎはぎのない“都会”向け仕様であることが見えてきます。
価格は278万円となもし。ヨシダ的には、いまいちばん買いのモデルです。唯一気になるのは、ルーテシアRSか。208GTiではなくて、ルーテシアRS。シャシーカップではなくって、シャシースポール(307.5万円)のほう。ま、位置づけが違いますが、価格差を考えると、とても気になる存在。って、考えていると、実は先日追加になったルーテシアGTが、猛烈に気になりますが。
で、いまさら語るべくもなく、良かった。とんでもなく良かった。1.6Lターボエンジンは、突然のレスポンスを強要しなければ、素直さが印象に残るフィーリングにあふれていまして、何よりも、中回転域のトルクに富んでいることが美点、美点、美点。そう、美点。やっぱりですね、どこが重要かって、2000〜3000rpmでのトルク感です。トルク量というよりは、トルク感。そこは、必要にして十分の加速と、ワクワクへと導く加速“感”にあふれていまして、この回転域を通すことで、もううっとりといった感が……。そして、シャシーは、プジョーのいわゆる猫足フィーリングにあふれておりまして、その路面トレース感にもうっとり。なんで、このクルマは、路面を離そうとしないのかね、と、ひとりごとをつぶやいてしまうほど。ただ、比較してみると、トレース性に優れているとはいっても、その直前まで乗っていたフォードのエコスポーツとは異なるもの。いうまでもなく、208XYはねっとり感にあふれています。
で、ハンドリングもそんなフィーリング見合っていて、もう脱帽。速度域が上がったところでの操舵感は、まさにドライバーの高揚した気分にしっかりと同期しており、さて、行きますかね、を助長してくれます。コーナーでは、手前で減速して、フロントへ荷重を移して、ステアリングをちょいと早めにじんわりと操作していくと、208XYはそれに素直に対応してくれます。ロール量は少ないとは言えませんが、このロール量あってこそのプジョーと言いましょうか、荷重が移動していく様を感じながら 、タイヤのグリップ感を確認しつつ、その路面トレース性にこれだこれだを覚え、そして、コーナーを駆け抜けていく愉しさに、もう、ダメ、勘弁してください、降参と言いたくなると。
ハイパフォーマンスモデルである208GTiは、たしかにコーナリングスピードは速いかもしれませんが、こういった豊かな対話性に通じる愉しさは、この208XYのほうが上だと思います。ただ、この208XYとて、路面が荒れたところ、たとえば、路面変化が続いていないところ、つまり凹凸があるシーンでは、ドタンバタンが顔を出し、ストローク量に対してあと少しと、タイヤサイズの行き過ぎ感を覚えます。とは言っても、これ、20#シリーズなんですな。あまりの仕上がりの良さから、勝手に30#シリーズをなぞっていました。そう考えてみると、そもそも208シリーズはもちろん、この208XYはほんと良くできていると、そんなことも感じました。
今回は総走行距離は1800km。たぶん、オーナーを除いていちばん208XYに乗っているんじゃないか、と思われるほどに走ってきましたが、走れば走るほどに深みを増していく、どこまでも走って行きたくなる、いや、返却したくない、そんなモデルでした。燃費は、高速を丁寧に走ると22km/Lオーバー。この点も大満足ですな。
そうそう、この208XYは、3ドア、ガラスルーフ、MTというキーワードだけをピックアップするとまさにヨシダ好みそのものですが、実は ボディカラーや室内にも使われているパープルに表現されているようなオシャレ感は、ヨシダにはありません。ま、そういう意味からしても、このモデルはヨシダが走るような峠越えルートではなく、路面につぎはぎのない“都会”向け仕様であることが見えてきます。
価格は278万円となもし。ヨシダ的には、いまいちばん買いのモデルです。唯一気になるのは、ルーテシアRSか。208GTiではなくて、ルーテシアRS。シャシーカップではなくって、シャシースポール(307.5万円)のほう。ま、位置づけが違いますが、価格差を考えると、とても気になる存在。って、考えていると、実は先日追加になったルーテシアGTが、猛烈に気になりますが。