#928 ポテトチップスやら小銭入れの手入れやら、することが多い高尾ライフ。

 この3連休は原稿書きをしていました。ここ最近は八ヶ岳にて過ごしていましたが、特に昨年は八ヶ岳の貸別荘にて友人たちを集めて過ごしていましたっけね。で、今年は原稿書きをしていました。高尾にて。ただ、指示書が来るのをじっと待ち、覚悟を決めていたのですが、届いてみれば想定していたほどの文字数ではなく。それならば、さっさと終わらせてしまおうと思ったものの、いつしか、のんべんだらりと進め、3連休のほとんどをきっちりと仕事に使いました。
 ただ、まぁ、すべてが終わってみると、これがまた気分爽快。そんな時に限って、いい風が吹いてくるもんだから、久しぶりにポテトチップスなんぞ作って、夕涼みしながら高尾山を眺めていました。Inglof Wunderのピアノを少しだけ音量強くして聴きながら、何も考えずにポテトチップス、バカなこと考えてポテトチップス、遠くを想ってウーロン茶、そして、プランターの野菜を見ながら、いつの間にこんなに大きくなったんだろうかと考えていたらですね、突然に、こういう過ごし方ってとてつもなく幸せなんだなぁと感じました。いや、突然に。ほんと、突然に。
 都会暮らしをしている方々からすると、都落ちすると、することがないんじゃないかと思われるかもしれません。しかし、これが逆でして、都心から極端には離れていない高尾あたりでも、家にいても、することはたくさんあります。テレビを見るとか、家事をするとか、それ以外の、すること。なんていうんでしょうかね、自然を前にすると、自分もそれに倣おうとするような、すること。To doとは違う、すること。日々を満たすために、すること。のんびりな幸せを続けるために、すること。というのが近い表現でしょうか。
 ということで、ポテトチップスをかじりつつ、靴を磨いて、小銭入れの手入れをしていました。おいおい、それがすることかよ、って感じですが、これも、することのひとつ。ちなみに、これ、能登へ行くための準備。履いていく靴と、持っていく小銭入れを早々に準備したと。次回の能登は、何か大きなきっかけが待っているような、そんな勘がしていまして、そこへつなげるための、すること、って感じか。なんていうんでしょうかね、この幸せ感といいましょうか、いい方向へと転がりゆく様をそのまま続けるための下準備とでもいいましょうか、そんな感じ。まぁ、具体的な勘は外れるのが常なのですが、今のところ、そんな勘があります。なんでしょうかね、って、それに今はワクワクしています。それだけでもいいじゃないですか。ま、梅雨も明けそうですし。
 で、そんなことを考えつつ、靴と小銭入れの手入れが終わって、ふと視線を上げたらば、その先にチャバネがひっくり返って降参していました。なんか、慣れました、こういう光景も。こちらに向かって来なければ、もはや、許しますって感じでしょうかね。それにしても、ブラックキャップ、最強ですな。もう少し配備しようと思います。

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