#926 なんだかんだで、ちゃんとジープしていた新型チェロキーの話・その2
何か、書き忘れているような気がして、何だろうと見直したらですね、チェロキー、レヴォーグ、それぞれの続きを書いていませんでした。ま、レヴォーグは近々ロングドライブへと出かけますので、その後に書くとして、まずはチェロキーですな。
#850でのその1を受けて、ここその2はオフロード性能について。乗用車のプラットフォームベースゆえに、オフロード走破性ははっきり言って期待していませんでした。なんたらモードが付いたから、スゴそうに思われているモデルと大差ないだろうなと。
ところがですね、走る。走った。試乗会の行われたスタックランドファームは、極悪なコースとしてお馴染みで、まぁ、プライベートでも訪れるがゆえに勝手知ったところですが、ある程度チェロキーが走れるように整地したとはいっても、走った。何がいちばん驚いたかって、右の写真のシーン。ここが、今回のチェロキーの試乗会における最大の見せ場。たぶん、どの雑誌も紹介していないと思われますが、ここなんです、ここ。写真は、その見せ場をクリアした後に、クルマを降りて撮影していますから、たいしたことないように見えるのですが、ここは、平らなところから90度曲がりつつ上りへと移るシーンで、そもそも左後のサスペンションが伸びるシーンながら、まさに意地悪く大きな凹凸があり、タイヤが確実に浮き気味になる、いやいや、浮いてしまうシーンです。まぁ、スタックランドファームの中ではたいしたシーンではないんですが、オフロードを走るための基本を知らないと、クリアできない地形とも言えましょうか。クルマの立場から話しますとね、タイヤを浮かせながらも、重力に逆らいつつ、ボディを持ち上げなければならないってことになるんですが、言い換えますとなんたらモードが凄そうなSUVは完全にお手上げのシーンでもあります。ボディがヒットする云々もありますが、4WD制御が白旗を揚げます、簡単に。
ところがですね、チェロキーは上った。もちろん、タイヤを浮かせるんですが、その状態でアクセルを開けて待っていると、トラクションコントロールが絶妙な制御を行い、接地しているタイヤに上手にトルクを伝えて、グ、グ、グ、っと上っていくのです。制御がガガガガー、ギギー、ではなく、グ、グ、グなんです。そうかなり深く制御しているんですが、やはり、CVTではなく、ATってことで、より負荷を大きく掛けられることも手伝ってのことですな。もちろん、リアデフロック機能をもったアクティブドライブロックの有効性も感じられるところ。
ちなみに、このシーンで、我が家のグランドチェロキーは、3つのデフをロックし、前後リジッドサスを果敢に伸ばしながらも、そのまま待っていても簡単には上っていきません。条件が悪い時はラインを取り直して、多少アクセルを踏み込んで、ポンと上る必要があります。あとは、ヒルアセントコントロールは、あのクロカン車のようなただ勝手に走っているフィーリングは少なく、いい意味でのイージードライブを実現していました。好印象、好印象。
ただ、やっぱり乗用車のプラットフォームベースを感じるのも事実。それはグランドクリアランスですな。もちろん、オフロードコースの試乗は、オフロード仕様のトレイルホークでのテストドライブとなりましたが、最低地上高がほかのチェロキー+40mmとなる220mmあろうとも、フラットなフロア下はオフロード走行には不向きですし、アプローチアングルというより、フロントバンパー下のクリアランスが不足しています。つまりですね、このチェロキー、リフトアップすれば、相当に走れます。パーツがないか。ってか、オフロードハイパフォーマンスモデルをリリースして欲しいもんです。そうすれば、買ってもいいかも、と思ってしまいましたが。
なんて、ちょっと厳しいことも書きましたが、オフロード走破性を謳いながら、おや? が多いモデルとは違うこと、そこに新型チェロキーのアドバンテージがあります。そして、やっぱりジープだなやを感じ、そこにジープオーナーとして、安心感を覚えたのでした。
さて、8月上旬には、プライベートでスタックランドファームです。チェロキーの走りを思い出しつつ、うちのグランドチェロキーの走りを再確認してきます。カブトムシとトウモロコシは、そこそこにして。
#850でのその1を受けて、ここその2はオフロード性能について。乗用車のプラットフォームベースゆえに、オフロード走破性ははっきり言って期待していませんでした。なんたらモードが付いたから、スゴそうに思われているモデルと大差ないだろうなと。
ところがですね、走る。走った。試乗会の行われたスタックランドファームは、極悪なコースとしてお馴染みで、まぁ、プライベートでも訪れるがゆえに勝手知ったところですが、ある程度チェロキーが走れるように整地したとはいっても、走った。何がいちばん驚いたかって、右の写真のシーン。ここが、今回のチェロキーの試乗会における最大の見せ場。たぶん、どの雑誌も紹介していないと思われますが、ここなんです、ここ。写真は、その見せ場をクリアした後に、クルマを降りて撮影していますから、たいしたことないように見えるのですが、ここは、平らなところから90度曲がりつつ上りへと移るシーンで、そもそも左後のサスペンションが伸びるシーンながら、まさに意地悪く大きな凹凸があり、タイヤが確実に浮き気味になる、いやいや、浮いてしまうシーンです。まぁ、スタックランドファームの中ではたいしたシーンではないんですが、オフロードを走るための基本を知らないと、クリアできない地形とも言えましょうか。クルマの立場から話しますとね、タイヤを浮かせながらも、重力に逆らいつつ、ボディを持ち上げなければならないってことになるんですが、言い換えますとなんたらモードが凄そうなSUVは完全にお手上げのシーンでもあります。ボディがヒットする云々もありますが、4WD制御が白旗を揚げます、簡単に。
ところがですね、チェロキーは上った。もちろん、タイヤを浮かせるんですが、その状態でアクセルを開けて待っていると、トラクションコントロールが絶妙な制御を行い、接地しているタイヤに上手にトルクを伝えて、グ、グ、グ、っと上っていくのです。制御がガガガガー、ギギー、ではなく、グ、グ、グなんです。そうかなり深く制御しているんですが、やはり、CVTではなく、ATってことで、より負荷を大きく掛けられることも手伝ってのことですな。もちろん、リアデフロック機能をもったアクティブドライブロックの有効性も感じられるところ。
ちなみに、このシーンで、我が家のグランドチェロキーは、3つのデフをロックし、前後リジッドサスを果敢に伸ばしながらも、そのまま待っていても簡単には上っていきません。条件が悪い時はラインを取り直して、多少アクセルを踏み込んで、ポンと上る必要があります。あとは、ヒルアセントコントロールは、あのクロカン車のようなただ勝手に走っているフィーリングは少なく、いい意味でのイージードライブを実現していました。好印象、好印象。
ただ、やっぱり乗用車のプラットフォームベースを感じるのも事実。それはグランドクリアランスですな。もちろん、オフロードコースの試乗は、オフロード仕様のトレイルホークでのテストドライブとなりましたが、最低地上高がほかのチェロキー+40mmとなる220mmあろうとも、フラットなフロア下はオフロード走行には不向きですし、アプローチアングルというより、フロントバンパー下のクリアランスが不足しています。つまりですね、このチェロキー、リフトアップすれば、相当に走れます。パーツがないか。ってか、オフロードハイパフォーマンスモデルをリリースして欲しいもんです。そうすれば、買ってもいいかも、と思ってしまいましたが。
なんて、ちょっと厳しいことも書きましたが、オフロード走破性を謳いながら、おや? が多いモデルとは違うこと、そこに新型チェロキーのアドバンテージがあります。そして、やっぱりジープだなやを感じ、そこにジープオーナーとして、安心感を覚えたのでした。
さて、8月上旬には、プライベートでスタックランドファームです。チェロキーの走りを思い出しつつ、うちのグランドチェロキーの走りを再確認してきます。カブトムシとトウモロコシは、そこそこにして。