#920 意外にオフロードを走ってしまった、フォード・エコスポーツの真価。

 フォード・エコスポーツをオフロードで走らせるってな取材がありましたってな話は以前しましたが、ようやく公開となりましたので、そんなあれこれを記しましょうかね。
 そもそもFFですし、そもそもフィエスタベースですし、コンセプトとしてはイマドキのクロスオーバーモデルです。しかし、イマドキ珍しくスペアタイヤを背負っており、なんとなくオフローダーな雰囲気を懸命に表現しています。そうなのです、少々のラフロード走行を考慮したモデルでして、イマドキのクロスオーバーモデルに対してのアドバンテージとなっています。ということで、その実力を確かめようというのが、今回の取材のテーマでした。
 ま、ムービーの中でも語っていますが、正直、取材前はフロントのバンパースポイラー部の張り出しから、どこまでオフロードを印象づけられる映像を撮影できるかを心配していました。もちろん、雰囲気だけを強調したシーンを作ることはできます。しかし、それですと、エコスポーツはどこでも走れる的な誤った印象を与えかねませんから、あくまでも現実の走行に即した場面作りが求められました。
 もちろん、気を遣いつつ、周囲を確認してもらいつつの撮影となりましたが、スポイラー部をヒットすることなく、そこそこに走ってしまう。ただ、FFですから、自重を持ち上げるような地形にて、フロントがグリップを失うようなシーンは不得手。当たり前ですな。逆にいえば、そういったシーンでも、下りシーンは問題なかったり。あとは、トラクションコントロール(ESP)オンのままでも意外に走るんですが、オフにするとタイヤを派手に空転させつつ前進します。ま、ちょっと裏技的な使い方になりましょうかね。
 個人的には、これが、リアも駆動してくれたらとか、1.0Lエコブーストエンジンだったら、MTだったら、といった想いはありますが、#909で書きましたように、カジュアルな乗り方ならば、このFF+1.5LNA+クラッチペダルレスMTでも十二分に愉しめます。そう、なかなかいい素材だと思います。
 あ、動画に対するいい訳としてはあれこれあります。後半登場部で顔が真っ赤なのは、1日中コースにいたため。髪の毛がぼさぼさなのは、もはや疲れ果てていたから。最後のシーンを収録したのは17時頃でしたから。

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