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#414 クルマはデザインありきをダイレクトに表現している、ルノー・メガーヌ。

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 まぁ、クルマに限らず、デザインってのは善し悪しはないと思いつつ、秀逸であるかどうかは、あると感じています。なんていうんですかね、理由など必要のない、ダイレクトに訴えかけるモノがあるかないか。それは好き嫌いとはまた異なるものだと思っています。自分はアート系の人間ではありませんが、デザインに対してはそう考えているので、デザインについて頭ごなしに好き嫌いを語られてしまうと、その後の会話がぎくしゃくとして続かなかったりします。そもそもクルマをアートとして捉えるかって話もありますけど、そこにはアート的センスが込められた作品もありますし、中には実用品的なポジションのクルマもありますから、一概に云々は言えないように思いますが。  さて、で、ルノーのメガーヌですな。なんていうんでしょうかね、好き嫌いは別にして、心に訴えかけるデザインとはなんぞやを知っている人がデザインしていることだけはすぐに理解できました。個々を見ていくと、インパネやらグリルやらにチープさはあります。でも、夕陽の中で眺めていたら、それを感じさせませんし、こうしてついつい写真を撮りたくなる。ってことを考え、あれやこれやと撮影していると、デザインがどんどん自分の中にリンクしていくのが感じられますから、これがまた不思議。さらには、走りまでそこにリンクしていく。いや、無理矢理つながるというよりは、すべてのベクトルが同じ方向を向いていて、その統一感に気付くと、軽いショックを受けるとでもいいましょうかね。チープさを含めて、妥協はたくさん見られます、でも、バランスがとてもいい。以前、ルノーにて、そこまで計算していると訊きました。クルマはデザインありきと言いますが、それは見た目だけを指していません。デザインがクルマのすべてを表現していること。だから、クルマはデザインありき、なのですな。  で、その走り。このGTラインは、日本仕様的な取って付けた感はなく、ルノースポールが手がけたシャシーを特徴としたスポーティモデルでして、これが破綻していなかった。たしかにシャシーは締め上げられており、パフォーマンスレベルは高くなっており、その分、日常では体が揺すられるという非フラット感がある。ある、あるんですが、気にならない。同乗者がいたら気になるかな。その加減がとてもいい。ステアリングも先代のような電動パワステフィールは消え去り

#413 時代は変わっていったとしても、風景に宿っている心は変わらない、ってな話。

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  #412 で、久しぶりに訪れた崖っぷちですが振り返ってみたら、足繁く通っていたのは20年前のことでした。昨夜、たどり着いて、変わっていない風景に懐かしさを感じ、当時と変わっていない自分を発見したり、変わってしまった周囲に現実を感じたりと、とても不思議な、でも豊かな時間が流れていきました。周囲に民家がないことからカーオーディオから音楽を大音量で流し、断崖絶壁の下から聞こえてくる磯に打ち付けられる波音が上手く混じって、なんていうんでしょうかね。自分だけの世界に浸れるというよりは、自然の中に身をおくことを愉しんでいるとでも言いましょうか。まぁ、素直になれるんです、この場所は。 振り返ってみると、ここに来るのは夏が多かったような気がしますが、暑いとか寒いとかって印象は残っておらず。昨夜も 気温は2℃でしたが、寒さを感じることなく、小一時間ほど海を眺めておりましたが。  画像は、昨夜のもの。月明かりに海がキラリと照らされ、それを眺めているとやがて目が慣れて、周囲が見えるようになってきます。 昔は、この景色を簡単に残すことが出来なかったのですが、簡単に持ち帰ることができましたので、雰囲気だけでもと、アップしておきます。見えているのは太平洋です。

#412 多くの発見と出会える上に充足感がとても高い、直感ドライブのススメ。

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 えっとですね、ルノーへと広報車を借りに出掛けたんですよ、昨日。横浜まで。でも、年末の27日ですから、道路は大混雑。それを避けようと午前中には動いていたんですが、横浜でクルマを受け取って戻ろうと思った時にはすでに遅く、都心まで12kmの渋滞が。1時間も渋滞にはまっていれば抜けるだろうから、いいかなと思ったんですが、思ったんですが、気付いたら、渋滞を避けて、房総半島へ。そう、アクアラインを走っていました。千葉を回ると、距離は増えますし、時間的にも渋滞にはまっているのと大差なくなるわけですが、それでも千葉を回って帰ることを選びました。まぁ、特に急ぎの予定もありませんでしたし。  ところがですね、東京湾の上を快走していたら、せっかくだから木更津のアウトレットに立ち寄ってみようと向かいましたが、目的のないアウトレット訪問ほどつまらないものはなく。で、ハラヘッタなと思いつつ、アウトレットで何かを食べる気も起きず、魚を食べに行こうと、房総半島を南下することに。途中で高速道路に乗る予定でしたが、ふらりと誘われるかのように久しぶりの国道127号線をちんたらと走ることに。かつて、中学生の頃に、釣り竿をかついで歩いた道やら、釣り糸を垂らした堤防を懐かしみつつ走っていたら、ひとりゴハンするなら、やっぱりばんや(写真左:珍しいサワラの刺身)が気楽かなと立ち寄ることに。そして、ここまで来たならセロリを買って帰ろうと南房総市まで足を伸ばし、したらiPhoneのバッテリーが危うかったので充電器を買うべと100円ショップを求めて館山市街地へとさらに南下。  館山まで来たのだから、例のミニ水族館(画像右)を訪れなければと足を運んでみれば石鯛が増えていて、バルコニーへと上がってたら夕景がとても美しかったので、そうだとばかりに沖の島へ。それがいちばん上の画像ですな。 で、夕景ドライブをもっと愉しもうと、房総半島を南下しつつぐるりと巡り。陽が落ちてみれば、今度は月明かりが強く海をきらきらと照らしてまして、こうなったら、もう、あそこでしょ、と、免許取り立ての頃に良く訪れていた勝浦の崖っぷちへと。   どう考えても、横浜から首都高の渋滞にはまって帰ったほうが早かったですし、安かった。 ちなみに、総走行距離は300kmオーバー、燃費は15km/Lオーバー。あれ、あれだけアクセル踏んだのにと思いつつ、途

#411 バッテリーに続いて、ギリギリまで使い倒した、フロントブレーキローター。

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 そういえば、この前、訊かれました、自動車雑誌にあれこれ書いている人なのだから、所有しているクルマは、いつもピカピカに磨き上げられて、メンテナンスもばっちりなんですよね? と。そんなことはありませぬ、きっぱり。クルマの洗車は、オフロードコースを走った後のみ、つまり年に2回だし、消耗パーツはギリギリまで使い倒します。いや、分かっているからというスタンスゆえのことですが。  で、そんな消耗パーツのひとつ、ブレーキローターを、本日、交換しました。とりあえず、フロントのみ。いや、リアも交換時期ではあるんですが、フロントからジャダーが感じられるようになってきたのもので、今回はフロントのみ。で、結論。とんでもなく滑らかなフィーリングとなりました。特別なものは入れてません。日本では考えられないような価格の、アメリカで販売されている汎用品です。なんていうんですかね、これまでは ただ食いついていた感があり、なんだかなぁ感があふれていたフィーリングが、踏み込み量に応じて美しく制動力が立ち上がりまして、まさにブレーキングにもしなやかさがあふれてきましてね。止まるようになったではなく、止まりゆくその様が実になめらかで美しい。だから、ついついブレーキを踏みたくなるとでも表現できましょうかね。一般にブレーキ性能というと、利く利かないで語られてしまいますが、実はどのように利くかも、大切。そして、それも相まって、止まるという安心感を生み出すものですから。  というわけで、ここ1年ほど、うちのクルマへ乗られた方、失礼しました。美しく止まっておりませんでした。これからはきれいに止まります、是非、ご試乗ください。 ってか、グランドチェロキー(2世代目)って、ほんと、良く出来ているなと感じました。こういうところのフィーリングが絶妙で、とにもかくにもバランスがとてもいい。  写真は、今宵の試走。気温は0度。ダンパーからギシギシ音が響いていましたが、そのほかはすべてがハイバランスしており、もう、それはうっとりなドライブとなりました。

#410 あれやこれやの買い物は、イブではなくクリスマス当日が狙い目、ってな話。

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 わざわざ年末にIKEAへ行かなくてもいいではないか、と思われるかもしれませんが、この時期だからこそ、足を運ばなければならない理由があります。しかも、狙いはメインフロアではなく、スウェーデンフードマーケット。このタイミングで、クリスマス向け商品が展開されるのですが、時期が近づくと、過ぎると、ディスカウントされるのが常でして。で、まぁ、IKEAの商品の多くは、クリスマス前に売り切れることが多々ですが、このフードマーケットには残りものが多くありまして。ジンジャークッキーやら何やら。というわけで、足を運びましたが、今年はわりと豊作だったかと思います。  今年は25日に行ったんですが、とても空いてました。日本のクリスマスといえば、当日よりもイブ。しかも、今年は振替休日でしたから、25日当日にわざわざ買い出しする人はいませんわな。というわけで、IKEAの後に続いて訪れたコストコも、こんなに空いているのは初めてってくらいに空いてまして、とてもびっくりしました。年末の買い出し前の静けさとでもいうんでしょうかね。

#409 迷い続け買わずに数年、背中を押したのは洗濯されたデジカメだった、って話。

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 出会いは突然、ではありませんでした。ミラーレスを含めたいわゆる一眼タイプカメラを買おうとあれこれ探すこと、もう何年になるんだろうか。2、3年か。手元にあるCanonのEFレンズを使えることを条件にスタートして、あっちこっちを調べ、プロカメラマンにアドバイスを受け、って、やっているうちに、わやくちゃになり。そんなことをしているうちに、カメラ本体もモデルチェンジやら、新規参入モデルやら、もうタイミングが全く見えなくなっていました。で、あれですよ、今回のコンデジ洗濯事件。つまりですね、買わなきゃいけない状況に追い込まれ、で、選んだ。当初は選択肢になかった、Nikon 1を。新機種登場で価格が大幅に下落していたのは知っていましたが、本日、ふらりと訪れた家電量販店で価格comを大きく下回るプライスにて決断。ただし、予定外の白。いや、白しかなかったから。しかも、レンズは単焦点のみ。これも想定外。さらに、J1じゃなくって、V1。と、これまでの悩みはなんだったかのとも思いましたけど、洗濯してしまったことによって導かれた選択なのかなって考えると、あえて外すことで、むしろ何かを楽しめるのではないかと、シュンと予感がよぎったもので、フッと決めてしまいました。まぁ、直感とでもいいましょうかね。  なんてことを考えていたらですね、実は我が家にコンデジがあることを思い出しました。妹宅で使っていたモノ、あとは液晶が割れたモノ(修理可能)の2台が。ひょっとして、Nikon 1を買わなくてよかったのではないかと思ったりもしましたが、まぁ、これもきっかけ、きっかけ。何か意味があるんでしょ、きっと。というわけで、Macminiは延期します。おいおい!、って感じですが、おいおい(追々)なのです。

#408 思い切れば思い切ったほどに、その後の充足感はすこぶる高くなる、ってな話。

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 実ですね……というヨシダの意外話はたくさんあります。それは隠しているわけではなくて、自分から言わないだけのこと。言えないというよりは、あえて言わない。何でもかんでもひけらかすよりも、言わないというクールさを選んでいるとでもいいましょうかね。どうでもいい? ま、どうでもいいことなんですけど。  さて、そんな意外話のひとつに、ピアノを奏でられるという“技”があります。これぞ、わずかの人にしか言ってない(と思う)。幼少の頃から高校生手前まで習っていましたので、それなりに聴かせられますが、一方では本格的ではなかったことから、今はこうして同じキーボードであっても、 ライターとして パソコンのキーボードを叩いていたりしますが。ま、誰かがもう少し本格的な道を示してくれていたら、違ったのかもしれないなと思うこともありますけど 、実際には自らの才能のなさ、限界を感じていたというのが、ドロップアウトの主たる理由だったりもします。自分がいちばんよく分かっているもんなんです、こういうのって。 その後は、鍵盤楽器つながりからシンセサイザーなる電子楽器に巡りあい、わずかな期間とはいえバンド活動やら、オリジナル作品作り、仲間とのCD制作やら、音漬けな青春を送っていました。当時はCDを焼くのだって業者に頼まなきゃなりませんでした(100枚制作で30万円だった)が、そこには緊張感に通じるような楽しさがあふれていたような気がしています。  写真は、集めた楽器の中で今でも手放さずに持っているシンセサイザー。これ、トッププロ御用達のフラッグシップモデルで、定価はたしか42万円。大学2年生の時だったかに、バイトして買ったんですが、これこそ完全に身分不相応。知り合いだったプロから勧めで決意したんですが、 当時は相当に迷った覚えはあります。“電子” 楽器ですから時代とともに性能は劣っていくものですが、当時のデジタル製品にまだ今ほどの使い捨て的感覚はなく、結果として、 長く使えていますから、 今では 思い切って投資して良かったと思っています。 すごいな、20年前のパソコンを使っているようなもの、と考えると。  こういった思い切って飛び込んだことは、後々の満足感が高く、そして今につながっていることが多いような気がします。後先考えないのではなく、深くを考えつつも、決断の時には後先考えような思い切りが必要と

#407 こだわりがあるから捨てられず、こだわりがないから捨てられる、ってな話。

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  そういえば、先日、デジカメカメラを洗濯しました。落としたのではなく、洗濯。洗いだけではなくて、すすぎと脱水まで。柔軟剤入り洗剤にて。こういってはなんですが、そのデジカメ、あまり気に入っていなかったので、きっぱりとお別れできました、と考えるとこれも縁というか、タイミングなのかなと思ったりもします。こだわりがあったわけでもありませんし。そう、こだわりなく。  そうそう、話は飛びますけど、「こだわる」とは、物やら何やらに執着してしまうことを指した言葉だそうで、つまり、囚われて、振り回されてしまうという意味が、本来だったとか。いつしか、よいこと的なニュアンスで使われるようになったそうで、ならば、異なる表現をしなければと、代わりをあれこれ探したのですが、これが見当たらない。「凝っている」が似ているのかなと思いましたが、文字面、言葉の響きを含めて、美しくなく、いまだにその代わりとなる言葉は見つかっていません。となると「捨てる」も本来は何か違った意味合いが与えられていたような気がします。逆にプラスな言葉として使ってきたのではないかな、とか。  まぁ、いずれにしても、“こだわり”がなかったカメラゆえに、きっぱりと“捨てる”ことができたわけです。と言いながらも、最後に、 そのカメラで撮影した傑作をアップしておこうと思って写真をセレクトしてアップしてみたら、あれ、このカメラのものではなかったというオチに。というわけで、上の写真は洗濯されたカメラの遺作ではないんですが、まぁ、いいや。ちなみに、 #404 と同じでiPhoneで撮影した写真だったりします。ちなみに秋に西湖で撮影した写真。 #367 で紹介したあの写真と同日のもので、日が沈んだ直後のもの。拡大するとわかりますが、Bクラスの室内灯をつけたりして、なんだか自動車雑誌的だったりしますが、写真はともかくとして、今年見たベスト3に入る景色だったことは変わりません。  さて、次のカメラ、どうしましょうかね。

#406 いつのまにか生き苦しさを忘れて、都会(都内足立区)に馴染むアジアンタム。

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 今ではもはや定番を超えて、飽きられた感すらある観葉植物のアジアンタムですが、なんと近所の人工的に作られた小さな水路脇に自生していました。写真はいちばん分かりやすい株を撮影しましたが、場所によってはかなり繁殖してまして、しかも、あちこちに飛んでいます。最初は、誰かが植えたのかなと思ったのですが、何せ人工的に作られた石垣ゆえに、その隙間はコンクリートが流し込まれています。つまり、植える余地などないと。 まぁ、シダ系なわけですから、条件さえ整えば簡単に繁殖しますが、それにしてもこんな水路で繁殖するか、といった感がありました。というのも、 昔は珍しかったし、高かったし、何よりもそうとうに水管理、というよりも湿度管理が難しく、簡単に枯らすことができる観葉植物の代表格ですから、こうして簡単に生えているのを見て、なんとなく悔しさを感じました。いや、いくら枯らしたかわかりませんので。 ふっと考えると、この手のシダ系観葉植物は、アジアンタムが安くなって広まるまでは、シダがスタンダードにありました。いつしか座を奪われていたんですな。  なんてことを語りつつ、ちょいと話は変わりますが、先日、ETV特集の再放送「花を奉る石牟礼道子」の中で、彼女が東京へ来た際に、「東京は、 大地を生き埋めにして、その上にコンクリートが物量となって、大都会を作っている」と感じ、「建てられているビル群が近代の卒塔婆に見えた」と表現していました。だから、「 東京に行くと息がしにくくなるし、大地にもっと呼吸をさせてあげたい」、とも。なるほど、なるほど。自分も東京では息がしにくいなとは感じていましたが、それが何故かはなんとなくは分かっていても、何なのかはわからないでいました。そもそも育った横浜も横浜駅が近くでしたから、まさに東京と似たような環境下にあったはず。つまり、最初から息苦しかったはずなのに、最近までそれを感じることなく、今、何故、息苦しいと感じるのか。まぁ、息苦しくない地を知ったからなのでしょうね。だから、自然の中に浸っているのが好きなのかもしれませんし、そう考えると、やはりクルマもSUVでなきゃいかんのだなと、思ったりして。と、話がとっちらかり始めましたので、このヘンで。  そうそう、息苦しいとは 、まさに生き苦しさそのものなのかもしれません。都会に住んでいるとついつい忘れてしまうので、忘れ

#405 新型フォレスターの完成度に感心し、スバルのこれからにひと安心、ってな話。

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 #404で書いた伊豆話、新型フォレスターの試乗会でした。えっとですね、いきなり本題に入りますけど、新型フォレスターとんでもなくいい仕上がりを見せていました。シャシー系の完成度はもはや現行型レガシィを過去のモノとしてしまったほどに。それは言い過ぎじゃないか? って、言い過ぎではないのです。何がいいとはひとことでは言えず、ひとつをピックアップできず、つまりバランスがいい。世代が違うと思わせたぐらいに、いい。いちばんわかりやすいのはシャシー。まさにしなやかで路面にタイヤをいかに接地させるかにこだわった結論を、どうだ! といわんばかりに叩き付けて見せてくれたかのよう。結果として、18インチタイヤをしっかりと手なずけることが出来ていましたから。もちろん、荒れた路面ではバタバタ感は顔を出しますけど、十分に許せる範囲内。  そして、このシャシーのしなやかさは17インチでこそ、フォレスターというキャラクターも含めて、ハイバランスさせている感がありました。ストローク量を生かしながら、でも、その動きに剛性感を与えているという、まさに、うっとりする乗り味。その一方で、ハンドリングは適度な操舵感と、SUVたる緩さを上手く生かしていて、これがもう言葉にならないくらいにいい。AWDは、安定性と操縦性のバランスがよく、互いに邪魔しませーんといわんばかりの役割分担が明確で、そこにリアのスタビリティの高さも加わって、コーナーリングスピードが速いのなんのって。もちろん、パワーフィーリングはそれらにぴったりと合わせていて、結果ですね、走りは気持ちよさとひと言で表せるほど。エンジンはターボもいいんですが、でも、NAでも我慢を強いることはなく……、と、軽くちょろちょろっと書いただけで、ここまで書いてしまうほどの仕上がりぶりでした。   CVTも走らせ方やモードのセレクトによって、ダイレクト感を味わえるようになっていますが、やはりMTモデルには敵わずといった印象を受けました。今回の試乗会でMTがさらりと用意されてまして、これがとてもよかった。ただ、MTはNAのみですし、アイサイトと組み合わせられないという致命的なマイナスポイントはありますが、それを除いてもかなり惹かれるグレードだと感じました。ちなみに、あれこれ装備をあきらめてボトムグレードにすれば208万9500円。かなり、リーズブル。 ということで、個

#404 ふっとマスコミを選んだ理由を思い出した、伊豆スカイラインの夕暮れ。

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 本日は、試乗会で中伊豆まで出掛けてきました。良く足を運ぶ場所でしたから道には慣れていましたが、慣れていたはずなのに、逆に慣れすぎていて時間の読みが甘かった。あげくに道を間違え、トイレへと立ち寄りと、到着予定時間に間に合うわけもなく。まぁ、そんなこともあるのかなと思いつつも 、試乗会の開始には間に合いました(到着予定は早めに設定していた)し、年の瀬なのに都心の渋滞にまったくひっかからなかった、と、あれこれ振り返ると、結果オーライな1日だったような気もします。  今日の試乗会は、いいクルマに出会ったことと、楽しい会話が出来たこともあって、帰り道がとても楽しかった。帰路はなんとなく伊豆スカイラインへ入ったのですが、夕暮れのタイミングがぴったりで、ご覧のような景色の中、快走してきました。 伊豆スカイラインの後はひたすら下道で横浜まで走り、首都高に乗りつつ、4時間を グランドチェロキーと会話しながら、ひとり、充実感に浸ってました。今日は シャシーの動きとエンジンの滑らかさがハイバランスしてまして、まさに一体感にあふれておりました。これって、クルマだけではなく、ドライバーの気分も上手くバランスした結果なんだろうなと思いましたが。ですから、車検を通して乗るべきだろう、このクルマって、強く感じました。  で、話は戻りますが、伊豆スカイラインはプライベートではあまり利用しませんけども、こういう風景と出会うと、とてもいい道だなと再認識します。いまさらな発言ですけども。ただ、この伊豆スカイラインに、こういう景色があることを、皆さんは知っているんだろうか、とも思いました。そう、これこそが、マスコミを仕事に選んだ理由でしたっけ。“自分の心を動かしたあれこれを、皆に伝えること”。 これを見失うと、この職に止まる理由も消え去ります、な。  あ、写真、大きめサイズで掲載しておきます(ほか同様、クリックすれば拡大表示します)。

#403 雑談会の食卓に出されることが確実な、クレソンとセロリ、ほか。

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 夏の間、わずかに残すだけで、すっかり枯れ果てていたクレソンが、この寒さで復活してきました。寒いほうが元気がいいだなんて、なかなか変わった方ですが、まぁ、その勢いたるやプランターから飛びだし始めたほど。考えてみれば、こやつら、そもそも春(といってもGWだけど)の八ヶ岳の雪解け水の中、力強く根を張っていましたから、東京のこんな寒さぐらいではなんともないのでしょうな。 あとは、暑かった時にしょんぼりとしていたセロリも勢いを増していますし、芽が出てしまって、捨てるよりはいいかと植えておいたジャガイモもとんでもなく元気かな。 バジルは風が冷たくなったかなと思ってたら、あっというまに枯れ果ててしまいました。12月ですから。  そう、もう12月。そうそう、今年の〆として、我が家にて雑談会を行うことにしました。感覚の合う知人たちとあれこれ雑談するだけの会。世間では忘年会とか、ホームパーティと呼ぶらしいですが。で、気になる人たちへ 案内状を送りました。それこそ 遠方やら家庭やら仕事やら、来られないことが明かな人にまで。何故か。えっと、たとえ行けなくとも、誘われないより、誘われたほうがうれしいでしょ、こういうのってのは。  というわけで、届いていない方、たんに、メールし忘れですので。

#402 知らなければ幸せ、でも、知っていればもっと幸せになれる、ってな話。

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 結局、5日連続のスイーツとなりました。5日目はジョナサン再び。iPhone5付きで(画像)。いや、自分が買ったのではなく、知人が購入したとの報告を兼ねて立ち寄ってくれまして。まぁ、自慢しに来たとも言うんですが。周囲で一気にiPhone5化が進んでいます。ただ、ほとんどがiPhone4から2年我慢してきた人たちですから、月々割が消え去るタイミングも、そのきっかけとなっているようですが。  それにしても、意外にも、皆様、料金プランやら縛りやら、あれこれとしかけられたワナを熟知されていないようで。初めてスマートフォンプランにするならまだしも、これまで使っていたのに、とは思いましたが、まぁ、分かりにくくしているのが先方の作戦ですから、致し方ないのか。たとえば、2年縛り。同じキャリア内、つまり機種変更の場合は縛り解約による違約金はないですし、縛りが溶ける期間は2か月で、その後は自動的に2年縛りが始まることとか。このヘンは、ワナとしては分かりやすいところですので、ちゃんと勉強しておかなければなりません。分からないから販売店で説明を聞けばいいと思うかもしれませんが、それはワナに自ら飛び込んでいくようなもの。ある程度でかまわないですから、自らで納得することが大切かと。  まぁ、これは携帯電話だけのことではないような気がします。すべてを理解することは難しいでしょうけど、最低限、知っておかねばならないことはあります。 そこにバイヤーズガイドたる役割があると思います。 分かりにくい製品や売り方が多いからこそ、バイヤーズガイドたる存在価値があるわけですし。って、自動車本の話、ね。  なんて話をジョナサンでしてきたのでした。ちなみに、今回話をした人とは、毎回、ぴったり3時間、話をするんですが、今回はiPhone5があったためか、30分増えて 3時間30分でした。

#401 目指すカッコよさは、矢野顕子的なふふん、ってなカッコよさ、ってな話。

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 気が付いたら、4日連続で夕食は外でしました。というか、その4日とも昼もほとんどが外食でした。珍しい。とっても珍しい。で、その4日を振り返ったら、それぞれに人と会って、あれこれと会話しました。といっても 、本のあるべき姿、クリエイティブなスタンス、同い年の悩みどころ、マンション購入、海外出向の話まで、たまに深く、時に笑いつつ、という、雑談そのもの。ですから、いずれも結論やらまとめには至っていなかった気はしますけど。  で、ここを振り返ってみたら、そのすべてがデザート付きだったことが発覚。イマドキに言うならスイーツっていうんですかね。4日前は銀座三越で、3日前は箱根のホテルで、2日前はジョナサンで、昨日は表参道のおされなカフェ(画像)にて。会話に甘いものが付きそうのは、たぶん、頭を使うからでしょう。  さて、昨日は矢野顕子のライブへと足を運びました。今回のさとがえるツアーは、清水ミチコがゲスト。最初は、んー、どうなんだろう、 と思いましたが、まぁ、ライブそのものは、互いを尊重しながらの流れがきれいで、結果、とても質の高いライブになっていました。笑いを上手く使った演出とでもいいましょうかね。  それにしても、矢野顕子って人は、ピアノの表現力がとてつもない。言葉に加えてピアノを使うことで、豊かな表現を手に入れており、それが矢野顕子たる世界観を作り上げていました。まぁ、毎回のことなんですが。で、なによりそれを当たり前のように、普通にやってのけてしまうところが、カッコよかった。ほんとに、カッコイイ。しびれましたね。ああいうカッコよさを身につけたいものだとつくづく思います。  そうそう昨夜のセットリストの中で 、くるりのばらの花がありましたが、最後にジンジャエール云々を繰り返すまで、曲名が思い浮かびませんでした。表現力が豊かすぎて(原曲のメロディラインを止めていないとも言う)。あとは、ラーメン食べたいが、以前よりも、さらにバージョンアップ。いやはや、でした。

#400 3時間はもはやスタンダード、最近では5時間が通例になりつつある、って話。

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 とある 日曜の夕刻迫る午後に、 スターバックスにて5時間も居座るという、たいへん失礼なことをしました。しかも 、トールなラテのみで 。もちろん、居座ろうとは思っておらず、気付いたら5時間が経過し、外の景色も昼間から夜へと変わっていただけのこと。まぁ、よくも話すネタがあったなと、自ら感心しきり。  振り返ると、2年前だったか、元旦の夜、デニーズにて、気付いたら明け方の4時だったことがありました。たしか、あの時は8時間でしたが、久しぶりの親友との会話ゆえに、それはそれで理解できましたけど。ほかには、先日、打ち合わせと称して締め切りを抱えた編集者と3時間ってこともありましたし、仲の良い編集者とファミレスにて毎回3時間語り合うこともあり……。  なんでしょうね、なぜでしょうね。ひとりで語っているつもりはないんですが、語っているのでしょうか、ね。ただ、一方的な弾丸トークというよりは、互いにネタが尽きることなく、次から次へと話が連鎖していくという、キャッチボールが出来る間柄だからだとは思うのですが。まぁ、相性がいいんでしょうね。と、適当にごまかしておきましょうか。  写真は、スターバックスにて5時間を語り合った方との再会シーンより(本日)。居酒屋+ファミレスという組み合わせではありましたけど、またも5時間でした。計ったように。危うく終電を逃すところでしたっけ。

#399 かっこよく決めるために、完璧である必要はないかもしれない、って話。

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 うれしいという感情が湧き出した時は、その場で言葉としたり、時にメールにしたり、そして、次回会うときにお礼をしたり、方法はともかくとして、ダイレクトに表現するように心掛けています。まぁ、これこそ、 #397 で書いたことにつながる、 してもらったらうれしいことだったりしますから。ただ、これをしようとしながらも、結果として 、心地よいリンクとならず、反省しきりな失態となることがありました。    そのひとつめ。 昨夜、知人との食事会を企みました。とても良い仕事をさせてもらいましたからと、お世話になった人たちにお礼をしようと。ところがですね、場を自らでセッティングできなかったことからスタートして、当日は渋滞で遅刻するはと、ここまででも反省すべきことだらけなのですが、とどめは、支払いの時に、サイフの中の現金がジャストしかなかった。いや、後で考えれば、カードで払えばよかったのですが、これだと駐車場代金を払えないぞとか、あれこれ考えて、そこまで頭が回らなかった。というわけで、割り勘になったのですが、お金を集めている姿が、まぁ、カッコ悪いこと、カッコ悪いこと。というか、かっこつけようとしたのがいけなかったんでしょうけども。  ふたつめ。反省しきりというか、最近の大失態に、見送りを無下に断ったことがありました。知人に、見送られることに恥ずかしさやらがあるって話をされ、その受け答えとして、見送りたい人の心持ちを素直に受け取ってあげてください、と、偉そうな返答を しておいたまではよかった、かっこよかった。ところが、その後、ホームにてその知人と分かれる際、ドアが閉まろうとしている電車(ヨシダ)を見送ってくれるようとした姿を見て、「いいよ、帰って」と、照れながらも言い放ってしまいまして。いやはや、ひたすらにいやはや。ドアが閉まった直後、出来ることならば全てをやり直したいと思いましたが、気付いた時にはすでに時遅し。まぁ、慣れないカッコつけほど、カッコ悪いものはないですな、ほんとに。  画像は、最初に書いた食事会にて、新宿高層ビル53階からの景色。あ、手前? さば鮨。サバを真上に載せず、オフセットさせ、○でまとめていて、とてもかっこよかった。かっこよく決めるなら、ここまでやらんとね、なんてことを感じましたが、同時に、あれこれ自らのボロも含めて、完璧でなくってもいいじゃん、とも

#398 次世代を感じさせるほどの乗り味へと仕上げてきた、VW・ティグアンFF。

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  さて、宿題でした、というか、勝手に自分で宿題にしていたティグアンFFモデルのインプレッションですな。えっとですね、これは結論から言ってしまったほうがいいでしょうな。とんでもなく、いいです。とてつもなく、良いです、良かったです。 そもそも、ティグアンは、デビュー当初から、相当ハイレベルなポテンシャルは持ち合わせているのに、その実力を出し切れていないと感じ、そのことをやんわりとではありますが、あちこちに書いておりました。もちろん、数年後にはとんでもなく良くなっているという予言付きで。で、マイナーチェンジにて、やっぱり、といわんばかりんの熟成加減を見せたと思っていましたら、この2013モデルというタイミングで熟成領域に入ったと言えるほどに、良くなっていました(今回、試乗はFFのみですが)。とにもかくにもシャシーのしなやかさに打ちのめされましてね。日常領域ではロールを感じさせない乗用車っぽさを見せながら、いざ、ワインディングへ行くと、適度な、そして適切な荷重移動を許し、まさに見事なまでにコーナーを駆け抜けていきます。路面を捉えて離さないというトレース性と、その一連の動きが細やかで、天にも昇るかのような夢心地フィーリングでした。いつもの試乗コースにあるアンジュレーションでは、笑いが出たほどに。この場合の笑いってのは、楽しいのではなく、もう笑うしかないっていう、あの笑いの感覚のほうです。  まぁ、ティグアンに対して、デ ビュー時の展開から、このティグアンは4WDというベースがあってこそであり、FFモデルは悪い方向へとバランスを崩すのでは? という見方をしていました。しかし、このプラットフォームにおけるリアのスタビリティを考えると、リア駆動によるフォローなどなくても、十分な安定感を持ち合わせていまして、それに気付いたら、もはや脱帽状態。タイヤもそのしなやかさに見合っていて、さすがミシュランと思って、タイヤを確認すると実はブリヂストンだったりして、と、オドロキもあちこちに。ただ、1点だけ惜しかったのは、17インチサイズとタイヤの性格がもたらすクイック感。ちょっと強すぎ。言い換えれば、インへと入りすぎ。でも、嫌味にはなっていない。まぁ、それをこのヨシダナオシが許してしまうほどといえば、分かりやすいでしょうかね。 1.4Lターボエンジン? もはや、コメントしなくてもいいでしょ

#397 着飾った言葉よりも、ストレートなレスポンスのほうが心地良い、ってな話。

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 時々、ドキっとさせられることがあります。それは、このホームページを見てますって言われることなんですが、読まれることを全くといっていいほどに意識していないで書いていますので、言われるとびっくりしますし、驚きます。えっ? と反射的に言葉に出してしまうほどに。特に人生の先輩や、気になる人たち(広義での) に言われると、なおさら。なんて返答していいものやら、まったくわからなくなり、しどろもどろになります。砕けて、溶けてしまうんじゃないか、ってくらいに。ですから、黙らせたいなとか思ったら、ここを見てますよというのがいいか と思います。自分でいうのもなんですが。という話はさておき、やっぱり、 あれやこれやと言ってもらえる(ホームページについて声を掛けてもらえる)のは、とてもうれしいものだなと、後で 思ったりもします。もちろん 、ヨシダのそういうキャラクターを察して、あえて語りかけない方もいらっしますが、それはそれで別のうれしさがあります。なんていうんでしょうか、ある種の放置プレイ的な心地よさとでも言いましょうか。  うれしいといえば、先日、大阪から知人が東京へと来ました。いや、朝、今日、会おうと連絡があったものですから、てっきり東京にいるのかと思って、OKをしてみれば、違った。まさに飛んできた。で、 夕方には大阪へと飛んで帰っていきましたが、 単純にうれしいですよね。意図やらはともかくとして、ストレートにうれしい。  こういううれしさやら、心地よさは、与えてくれた方はもちろんのこと気になる人たち(広義での)にも返したいと思うのが常。 偉そうに、理想で語るならば、人にしてもらってうれしかったことは、誰かにもしてあげようと思っていますし、逆にいえば、自分にして欲しくないことは、他人に対してしないように心掛けています。いや、出来ているかどうかは、まったくもって、横においての話。ストレートにそのままを返すとでもいいましょうかね。  というわけで、それを日々実践しているのですが、なんかうまく伝わらないこともあります。まさに、スッコーンと抜けてしまうかのように。いや、相手が悪いって言っているのではありません。相手に押しつけていないつもりなのですが、どこか押しつけになっているのでしょうかね。難しいものです。  ですから、たかがCDを渡すだけのことで、とんでもなく考え込んでしまいまし

#396 先を考えることも大事、でも、今を愉しむことも大切かもよ、って話。

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 昨日、中央自動車道の笹子トンネルで天井が落ちる事故がありましたが、実は、あの時間に中央道を走ってました。それこそ現場まで10kmちょっとのところを。 ただし、下り線でしたし、現場手前を支線へと入っていたので、巻き込まれることもなく。ですから、事故そのものも昼前まで知らずにおり 、あちこちから連絡もらってビックリしたほど。中にはあちら方面へと出掛けていることを知らない人からも連絡がありまして、とてもビックリ。ご心配いただき、ありがとうございました。大丈夫です。  で、何をしていたか。富士山麓にて、この時期恒例となっている、オフロードコースでの収穫作業をしていました。 日中でも気温は0℃前後で雪まで降り出す始末でしたが、ひたすらに作業してましたから、寒くて辛いってよりも、腰が痛いとか、そんな辛さばかりが聞こえてきました。で、 今回は参加人数が少ないのに豊作、つまり、一人あたりの作業量と持ち帰りの量がとても多かった。 そういえば、今回、オフロードを走らなかった。初めて走りませんでした。いや、畑までの道のりは走りましたけど、岩場を下るような走り方をしなかった。それも収穫作業に時間を奪われた(!)からでしたが、まぁ、こういう愉しみ方も時にはいいのかなと思いました。それでも、クルマはいつもどおりに泥だらけ。帰路の車内は、泥がぼとぼと落ちたフロアマット、泥がかすったドアトリム、泥が飛び散ったズボン、そして、 ラゲッジルームにこれでもかと収穫物を載せたためにフロントが持ち上がり操舵感が軽くなったりと、と、いずれも恒例ではありますが、こういう帰路もいつまで楽しめるのだろうと、考えたりもして。いや、いろんな意味で。  グランドチェロキーだっていつまで乗っているかわからないし、先のトンネル事故のようにどんなタイミングで、どうなるかわからないわけだし。そんなことを考えながら、小仏トンネルの天井を眺めつつ、東京へと帰ってきたのでした。ちなみに、河口湖線から東京方面は通行止めになっていませんでした。

#395 疲れるから避けるという、逃げを学んで、実行するようになった、44歳。

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 パンを焼いて、ジャムを作って、ヨーグルトを増やしているというと、凄いねって言われます。実際には大したことじゃなくって、パンはホームベーカリーにて材料を入れてスイッチ押すだけだし、ジャムは果物を煮詰めるだけだし、ヨーグルトだって、牛乳を暖めて保温鍋に入れるだけのこと。別に凄くはないし、偉くもないし、面倒でもない。この話をする時は、このことをベースにして、あれこれと 考え方を共有したくて口にしています。ですから、凄いねって言われて、そこで話が終わるだろうなと予測される場合は話さなくなりました、最近。  閉ざしている人には伝わらないし、伝えることの難しさを感じますが、伝える必要ないかなとも思うようになりました。そのモノ、コトから、そこに込められた考え方やらアプローチっていいよねって話を、 好き嫌いというレベルをおいといて したいんですが、 まぁ、閉ざしている場合はとにかく難しい。 受け取る側の準備が出来ていないだけのことなんですが、準備まで誘導するのが、とても面倒というか、おっくうになりまして。 だから、選んで話すようになりました、というか、誘うにしても人を選ぶようにしています、最近。  なんでしょうね、この諦め加減は。まぁ、疲れてしまうことを、安易な方法で避けているとも言えるのですが。  そうそう、画像はヨーグルト話繋がりってことで。小岩井の生乳100%ヨーグルトは、個人的にはプレーンヨーグルトの類ではいちばん好みなのですが、何故だかこやつだけ増殖できない。温度もあれこれ試したんだけど、シビヤコンディションが必要なのか、後にひと手間かけているのか、わからない。で、無駄になったヨーグルトと牛乳は数知れず、そろそろ諦めようかと。

#393 シンプルがカッコイイ、ベーシックであることがスマート、ってなクルマ作り。

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 #392でビートルのことをあれこれ調べていたら、アメリカのVWの戦略が、かなり特殊であることに気付きました。中でもゴルフにしてもパサートにしても直5/2.5Lをメインにして、価格を意識的に抑え込んでいることが印象に残りました。たとえば、パサートは、いわゆるミドルサイズセダンに真っ向から勝負を挑んでおり、価格は $20,845(画像)からスタートさせ、スタンダードグレードはこのセグメント最大のライバルであるトヨタカムリと同価格帯の$22,000台。つまりですね、特別感をあえて演出するのではなく、パサート本来のスタンダード的なポジションとしています。しかもMTがあるし、いいなぁ、いいなぁ、と思いつつ、ほかの車種を眺めていたら、ティグアンにも独特の傾向がありました。  エンジンは直5/2.5Lではなく、2.0Lターボを基本としていますが、ボトムグレードはFFで $22,995と安いこと安いこと。まぁ、装備は簡略化されていますが、そんなことよりも、そのベーシックたるスタイルがカッコイイ(写真左)。あえて、選びたくなるかっこよさがあるのです。なんていうんですかね、安いグレードがゆえに外されたとか、省かれた感がない、ない、ない。いわゆるアングルを確保したオフローダーたるエクステリアをすべてに採用していますが、ここにフォグランプがなかろうと、HIDヘッドランプが採用されていなかろうが、むしろ、それがカッコイイ。ちなみに、このモデルの$22,000台は、やはりライバルとされるRAV4あたりと同価格帯だったりします。つまり、真っ向から挑んでいるわけですな。  では、ヨーロッパバージョンはどうなっているかといえば、イギリスの場合、基本はエンジンは小排気量ターボとなり、スタイリングはいわゆるクリアランスを犠牲にしたオフロードへ行かない人向け仕様がベースとなります(写真右)。そんなスタンスながらも、ベーシックグレードがちゃんとありまして、これがまたカッコイイ。フォグランプがなかろうと、下側グリルにメッキ縁取りラインがなくてもカッコイイ。アメリカ仕様と同じようにこれで成立しています。というか、むしろ、こっちがいい。16インチサイズのホイールもデザイン的にバランスが取れているように見えます。無理していないし、チープに見えないところが秀逸なんですな。  さて、では、日本仕様はどうかと

#392 The beetle コンバーチブルに込められた、欲しくなるクルマたる要素。

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 LAオートショーで、ワールドプレミアを飾った The Beetle カブリオレです が、 かっこよすぎます。しびれてます。こうして 実車を見ずして、オリジナル写真だけでしびれてしまったのは、久しぶりのような気がします。あ、Beetleがそうか。でも、ここまでのひと目ぼれ感はなかったかな。まぁ、これまでにも書きましたけど、MINIにしても、Beetleにしても、2世代目の落とし込みが上手い、ほんとにとても上手い。ヘリテイジ感と新世代感をちゃんと残しながら、それを新世代へと伝えています。こういうデザインが連続したクルマって、日本車にありましたっけ? と思い返してみましたが、思い当たらず。クラウン?、スカイライン? 個々の世代にいいデザインがあっても、それが次世代に繋がっているかと言えば、そうとは言い切れない気がします。あ、RX-7か。初代→2世代目。でも、ちょっと違うか。ま、逆にルノーのようにあえて先代を追いかけないことを明言しているメーカーもありますから、ここらで素人のデザイン評は避けておきましょうかね。  そもそも、クルマにはカッコイイから欲しい、走りがいいから欲しい、といった魅力がありました。これら要素ってのは、見たことない、体験したことない、そういうオドロキがあふれているわけで、 具体的なニーズ、つまり、何を積めるといった要素とはある意味の対極にあるような気がします 。あれですな、Jobs流に言うならば、製品をリリースするにあたってマーケットリサーチはしないってやつか。極端すぎはしますが。まぁ、こういう魅力がクルマにあってもいいわけで、といいますか、昔はありました。ただ、以前は、 手が届かなかった頃の憧れと、見たことない云々 が一緒にされてしまっていたような気がします。それでもいいんですが、現代は手が届かない部分が薄れていますから、それを十把一絡にしてしまうと、ちょっと違うかなと。つまりですね 、ここにあると思うんですね、迷走しているモデルの勘違いってのが。 見たことないから、知らなかったからこそ、手に入れたくなる。それが魅力であり、魅惑なのかなと思っています。というわけで、ひと目ぼれさせてくれるか否か、そこに欲しくなるクルマのキーがあるような気がします。   話は飛びます。アメリカの知人がオープンカーを買うというので、あれこれチェックしていて気

#391 たかが150円、されど150円。休日の有料道路の活用法を誤った、って話。

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 この前の連休は、直前で予定がバタバタと変わったため、初日は、全く予定のなかった伊豆は下田の知人宅を訪れることにしました。渋滞予測によると、大渋滞とのことでしたが、天気予報は冷たい雨の一日になるとのことだったので、渋滞もそれほどないだろうと予想して、渋滞がなくなる午後出発、夕方着を予定しました。と、と、ところですがね、たしかに中央道は混雑していなかった。30kmの予測だったのに、渋滞はほとんどなし。しかし、東名は予測どおりどころか、予測以上。これはマズイと思ったもののどうしようもなく。あげく、事故も起こっている始末。仕方ないなと渋滞に近寄らないようにと下道を組み合わせながら走っていきましたが、それでも数か所、巻き込まれました。  まぁ、いちばん予想外だったのは、西湘バイパスの石橋出口を先頭にした渋滞でした。早川ー石橋までは別料金になるので下りた。たった150円のために。そしたら、同じことを考えている人たちと箱根からの流れで、ほとんど動かずの大混雑。もちろん、150円払ったとしても渋滞はしていましたが、あちらはユルユルと動いていましたから、まさにたかが150円、されど150円といった感じでした。  写真はその様子。左遠くに見えるのが西湘バイパス150円区間、我が道は150円けちり組が含まれた無料区間(国道)。ちなみに車種としては特色はなく。というかむしろバイパスを利用しているクルマは、サンデードライバー的な車種が多かったかな。そうそう、その後、真鶴道路はもちろん200円支払って利用しました。あそここそ、旧道を使うのは御法度ですからして。

#390 閉めたから始まった、見方を変えられた、2012年後半戦、ってな話。

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 今年を振り返ってみると、って、まだ振り返るには早いんですが、いろんなことがあったような気がします。それは新しい始まりを感じさせるものばかりでしたが、そのためにクローズしたことも多かった。まぁ、閉めたから始まったとでも言いましょうかね。ただ、分断というよりは、次へのステップという意味合いであって、いわゆるマイナス的なEndingではないとでも言いましょうか。  この連休に今年の八ヶ岳の締めくくりとしてcafe花豆を訪れました。夕刻が近づく頃には外気温は0度を下回るような寒さでしたが、cafe花豆は 相変わらず、何もかもが相変わらずでした。それは変わっていないという意味合いではなく、何かがある、でもベースは変わっていないという意味合いの相変わらず。ホールには見知らぬ人々がそれぞれのテーブルに座り、ご主人の語りかけがお客さんの緊張感を緩め、やがて オドロキあふれる美食が運ばれくるとふっと心緩み、そして、そして、味わいながらの会話に心地よさを感じ取れるようになると、そこに何か発見というか出会いというか、何かが生まれる、と。これが、いつもと変わらない、けれども、何かしらそこには新しいことがあふれてくるという、cafe花豆流の相変わらずなのです。  今年は、少しのお手伝いしかしませんでしたが、逆にお客さんになったことで、少しばかり忘れていた訪れるという楽しさを思い出せたような気がします。 楽しいことがあると、いつの間にか裏方になってしまうのが常で、気が付いたら楽しませる立場になっていることが多いかな。たまにはこういう楽しませていただく立場を愉しむというのも、いいもんだなと思いました。  写真の手作りハムの美味しさそのものはいつもと変わらずでした。でも、自分の感じ取り方が大きく変わっていることを認識しました。レイヤーになっているかのように深く込められたストレートな想いを、それぞれにことこまかに感じ取ることができましたから。なんてことを偉そうに語れるのも、今年の夏、 八ヶ岳に常駐しなかったからなのかな、と。八ヶ岳に限らず、今年の後半、特に11月になってから、こことあそこが繋がっていたのかとか、だからこうなったのか、という“ なるほどね”が多くありました。

#389 たかが軽自動車されど軽自動車、コンパクトカーの受け皿も狙います、って話。

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 何か書き忘れていると思ったら、N-ONEについてでした。インタビュー原稿を書いて、すべて吐き出してしまったので、すっかり忘れてました。完全に。えっと、どこを語ろうかな。このクルマは、とてもよく練られてます。って、どっかで書いたな。えっと、皆を幸せにするって意味合いからも、良く練られています。それはホンダから、オーナーから、勤め人から、日本のクルマ産業に至るまで。で、このNシリーズは、個性をアピールし、価格以上の価値を与え、 埋もれつつあったホンダの軽自動車を安かろうではない方向へと一転させており、 もはや正論づくし。それは走りにも言えます。もちろん、N ONEも好印象。プラットフォームはN BOXシリーズと共用してますが、それゆえにボディ剛性は高すぎるほどで、それによってシャシーに質感があふれています。もはや軽自動車らしさを感じ取れるのは、室内幅とエンジンからのノイズだけかなと、そう思えるほどです。  インタビューしたまとめ役の方は、過去にエンジン設計をしていた方ですが、まぁ、専門的な見知から、N ONEはターボがオススメとのこと。ただ、そのターボにちゃんとストーリーがありました。ここから長くなります、多分。曰くですね、 国内を走ること、使うことを考えると、もっとも適しているエンジン排気量は1.3Lなんだそうです。それは燃費、高速走行、実用性含めてのすべてにおけるバランスの意味合いから。 まぁ、お気づきだとは思いますが、1.3Lといえば、ホンダでのフィットのポジションであり、コンパクトカークラスですな。 ところが、軽自動車のエンジンの排気量は660ccまでと制限されていますから、NAのままでは日本を走るに理想的な1.3L的なテイスト(曰く、国民車)を持ち込むことはできません。と、そこで過給器の出番となりますが、ただ、倍の排気量分をカバーできるかという疑問点が浮かび上がります。で、氏は、 かつて、F1で1.5Lターボor3.0L NAだった時代に、過給器を使えば、倍の排気量分(NA)のパワーを出せることが分かっていた(自信とも言いますな)そうで、つまり、660ccエンジンの軽自動車であってもターボを使うことで1.3Lクラスを実現できるのだと。ですから、新 ターボエンジンのキャラクターは、もはやスポーツではなく、コンパクトカークラスの走りを表現したものであり、そ

#388 外国の人から、キミは仏教徒のようだねと言われた、昨今の自分(44歳)。

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 ここの更新の勢いが止まらないのは、単純な理由からで、言葉が湧き出してきて止まらないというもの。このままですと、たぶん、Bloggerに引っ越してから月単位としては最高本数を書き上げることになるでしょう。そういえば、昔にも言葉が止まらなかったことがあったなと振り返ってみたら、それは2006年6月のことで、1か月で29本を書いてました。いやはや。その本数や文章から、今よりも勢いを感じますが、あの時は、レガシィD型試乗会からスタートして、Mロードスター試乗、ステラ、コペン、コルト、406クーペの試乗会、さらにはプライベートでの八ヶ岳旅行と、かなりのイベントが続いたと考えると、まぁ、理解できます。自分のことゆえに。では、今回、んー、なんでしょうね。ここしばらく、黙り(だんまり)が続いており、何かがその口火を切ったんでしょうね。それはたぶんひとつではないんでしょう。何だったのかはわかりませんが。  そういえば、43歳をとてもいい夜で締めくくることができました。バイオリスニトのコンサートに誘われたのですが、その音色が染みいると言いましょうか、ダイレクトにあれこれ心をノックしてくる感じでして、これまでとこれからとをあれこれ考えさせられるという 不思議な時間を過ごせました。あ、こう見えても、クラシック畑で育っておりまして、弦楽器の音はそれなりに分かるつもりです。ただ、それを超える何かがあったとでもいいましょうか。  あれ、何を語ろうとしたんだっけか。分からなくなったので、話を続けますと、もちろん、最近、イヤなことというか、面倒なこともあれこれありましたけど、結果、いいことばかりを考えていると、良い方向へと導かれることが多いと実感することが多くあります。なんて話を日本海側に住んでいる知人(海外の方)に話したら、キミは仏教徒かい? と聞かれましたが、そこまで難しいことは考えていないんですけどね。  というわけで、44歳になって、その直後から、何かが変わりゆく様を感じています。そうそう、これを書こうとしたんだっけ。

#387 ヨシダナオシは、何故iMacではなく、Macmini(middle/2012)を選んだのか。

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 なんだか、たいそうなタイトルですな。ちなみに心は決まりました、つまり選びました。でも、まだ買っていません。というわけで、買ったのか?、ではなくて、選んだのか? というタイトルにしました。文字数も丁度良かったので。  これまでメインマシンをPoweMacG5にしていたことは、つまり、使い続けている理由は、まさに言い訳たるがごとくあれこれ書いていますが、タイミングを狙っていたのも事実であり、どちらかといえば、ベストバイを探って、ここまできてしまったというのが正しいのかもしれません。  理想は、 デュアルモニタと内蔵1TB分の記憶容量という 現状のスタイルを維持できること程度 。で、CPUは、先を見越してHT付きのクワッドコア、GPUはフルハイビジョン動画を再生する機会が増えてきたのでintelHD4000が最低ライン(intelHD3000でもコマ落ちしていないけどさ)、とか条件を並べていくと、iMacで十分って結論になるんですが、困ったことに MacBookAirを知ってしまった身としては、もはやSSDをメインとした構成以外は考られず。知らなければよかったものを。もちろん、iMacでもSSD換装は可能ですが、CTOは高くなりますし、面倒かで、iMacが却下。  というわけで、中略(ノートを選ばなかった理由はまた後日)、Macminiと相成ったわけですが、実は新型が出たタイミングで、価格が落ちた旧型(先代)にしようと企んでいました。ところが 、新型の真ん中モデルのバンプアップが激しすぎたため計画を変更。え、SSDはどうするのかって? もちろんCTOのFusionドライブが理想ですが、9万円オーバーとなるため、USB3.0での外付けSSDにすることで妥協。あ、USB3.0での接続はすでに外付け用ケースを用意してあったりします(この事態を予感していたので)。ちなみにSSDを内蔵するのは保証が切れてからにします。  そうそう、デュアルモニタにするためには、現状のモニタ2台をそのまま接続しなければなりませんが、今、使っているモニタのうち1台はADC接続のアップル純正モニタ。そんなモニタは捨て去り、買い換えよと知人に言われましたが、まだまだ使えるからと、販売中止後、高値で取り引きされているADC-DVI変換アダプタにて繋ぐことにしました。あ、その手はずは整っています

#386 目指したコンセプトをようやく実現できたと感じた、2世代目アウトランダー。

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 ここで書いたつもりでいましたが書いていなかったようで。新型アウトランダーについて。事前撮影会が行われたのはかなり前のことで、発売日まで触れられないので隠しておいたら、そのままになっていたようです。今日、原稿を書いていて、気付きました。で、あれこれ思ったことを。  このプラットフォームはグローバルに使われ、また、兄弟モデル的なバリエーションも展開していますが、いずれにも言えるのは素性がとても良く、その使い方次第で、コンフォートとスポーティをかなりバランスできるところがアドバンテージかと。これまで、このプラットフォームをいちばん上手く使いこなしていたのはジープだったと感じています。ジープ流のストローク感を生かした乗り味を、うまくこのプラットフォームに表現しています。妙にスポーティに振らなかったことが功を奏しているかのようといえば分かりやすいでしょうかね。  で、アウトランダーの話。初代アウトランダーが目指したのはSUVにスポーティテイストを与えたことですが、それはいわゆるスポーツカーテイストではなくて、SUVたる曖昧さを抜き去ったことにポイントがありました。ゆえに、クイックさはなかったし、サスにはストローク感もあったし、コーナーではロールも存在していました。その志はとってもいいと思いますし、新世代SUVを謳うにはとても良かった。ただし、いかんせん、ハードウェアがバランスしきれていなかったように感じます。いちばんは、18インチタイヤ。曖昧さを抜き取るためには欠かせない存在だったことは理解できますが、乗り心地においてゴツゴツ感が顔を出していて快適性が不足していました。これではSUVたるコンセプトは訴えきれない。ちなみに先代のベストバランスは16インチで、って、これは何度も書いていますが、サスとタイヤの相性がとてもよく、さらにはダートランでのグリップ感も適切。その上で、ハンドリングにクイック感は見たらず、実にナチュラル。ただし、オンロードのハイスピード域において、目指した性能が出し切れていないのがネックだったかと。なんて、書くと随分と偉そうですが、まぁ、そう感じていました。エンジンフィールも含めて。初代デビュー前に三菱のテストコースでドライブした際に。  で、で、新型ですな。ひとことで言えば、狙った性能すべてを手に入れたという印象があります。不満のないレベルで18イン

#385 さすがに燃費差が3倍ともなるとついつい考えてしまう、クルマの入れ替え。

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 本日、ノートを返却するために首都高湾岸線を走りながら、あれこれと最終チェックをしました。で、気付いたら、燃費が28.7Km/Lととんでもないことになっていました。走行車線いちばん左側を、法定速度を超えないように走っているトラックにまったりと着いていっただけで、エコランを心掛けたわけでもなく。ちなみにスーパーチャージャー付きエンジンのエコモードにて。帰り、自分の車を引き取って、試しに同様の走りをしたところ、それでも9Km/L(実はギア比の関係で、もう少しスピードを出した方が燃費がいい)でしたから、3倍差ですか。2倍なら、まだ笑っていられましたが、3倍となると笑っていられなくなります。フルスロットル時の加速感も実は似たようなもんだし、こうなるとV8のメリットが見当たりません。あ、振動か。ノートは、やはりアクセルオフ時に振動が顔を出し、3気筒を意識させられます。気付く人は気付くレベルではなくって、確実に存在感をアピールするレベルですので、トラブルか? と思い違いをしてしまう人もいるやもしれませんな。  さて、もうひとつのチェック項目。例の空走感ですが、出たり、出なかったりで、その状況がよく分かりませんが、首都高でエアコンのコンプレッサーがオンになったと同時に出たこともありましたので、まさか。その時は40km/hだったかな。これって、どでかいフライホイールが回っているエンジンのようだなと思いつつ、帰りに自分のクルマでチェックしたら、空走感はないものの、速度が落ちないシーンをいくつか発見。でも、違和感とは思わなかったんだけどな。もう少し、あれこれ探ってみることにしますが。云々。  ノートとグランドチェロキーの話に戻しますが、まぁ、燃費やらを語れば、グランドチェロキーに乗っている意味合いは全く見出せないことを痛感しましたが、逆に乗り味の面やら、あれこれを考えると、乗り換える必要もないのかなと思うことも多々。加速感が同じでも、その時のシャシーのフィーリングやら含めて、やはり違う。それを探しながら、確認しながら、しばらく付き合うことになるのでしょうな。あ、車検は来月だ。

#384 とても良く練られていた日産ノート(2013年次RJCカーオブザイヤー最優秀賞)。

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 最近、クルマのことをあれこれ書いていますが、1台、書いていないクルマがありますな。そう、書くべき、触れるべきなのに、触れていないクルマ。日産・ノート。いや、意図的にではなくって、単に写真を撮っていなかったからだけなんですが。というわけで、今日、撮影したので、少々書きましょうかね。あ、あらかじめ言っておきますが、2013年次RJCカーオブザイヤーでの採点に直接つながるコメントではありませんので、あしからず。  ホンダのNシリーズもよく練られたクルマだとつくづく感心していますが、このノートも相当に練られたクルマだと評価しています。1.2Lスーパーチャージャーエンジンは過給時のフィーリングがとてもいいだけではなく、エコモードと称して基本NAモードを設定して、必要に応じて過給するというその手法がいい。というか、このエコモードがとても良くできていまして、ストレスを感じさせるギリギリを攻めたNAフィールの上に、まさに助かりましたといわんばかりにスーパーチャージャーがアシストするといった具合。つまり、 ストーリー性がとてもいい。ちなみに、そのパワーは もはや過去のコンパクトカーレベルと思わないほうがいいです。つまり、無闇に煽らないほうがいいと思います。  それは、パワーだけではなく、高速域でのシャシーのスタビリティの高さからも言えます。そう、得意領域は意外にも高速域でして、その分、乗り味にフラット感を失う日常速度域が見られますが、不満ではないレベルに収めています。タイヤサイズは、日常領域だけならば14インチで十分でしょうけど、質感と高速領域云々を考えると、15インチがベストです、きっぱり。  ただ、ひとつ気になったのは、パーシャルからアクセルオフでの空走感。これをコースティング(滑走)というべきなのか、エンジンブレーキの利きが弱いと評するのかはさておいて、まぁ、高速域ならばまだしも、渋滞レベルの速度域でこの空走感が顔を出すと、違和感を覚えます。あれです、追従型クルーズコントロールで追いかけているかのようなフィーリング。いや、加速はしないし、現に減速はしていくんですが。まぁ、 慣れなんでしょうかね。あ、あれかもしれません。BMWに乗り倒した後からやたらと気になり出しましたから、BMWでの印象が残っていたためかもしれません。BMWにはアクセルオフでしっかりとエンジンブレー

#383 気をつけねばと心掛けつつも、いつの間にか引き戻されてる自分スタンダード。

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 #381のひとりでライブやら食事は避けたいって話ですけどね、知り合いから、ライブにはひとりでしか行ったことないので、逆に一緒に行ける人がいることはとても羨ましいと言われまして、なんだか、ちょっとしたショックを受けました。そうか、これが当たり前だと思っていたから。いかんですね、いかん。いつの間にか自分が基準になっている。いかん、いかん。日々、考えること、考えさせられることが多いものですな。いやはや。  って話はさておき、ひとりネタ絡みで思い出した。以前、年下の女性のイトコに、一人暮らしで食事をどうしているのか? って聞かれて、外でひとりで食事するのは寂しいし、フリーだから時間はあるのでほぼ自炊と答えたところ、逆にひとりで家で食べるのは寂しいと言われました。外でひとりのほうが、まだマシではないかって。予想だにしなかったことなので、あの時もちょっとしたショックを覚えました。ちなみに彼女は、東京的な感覚は持ち合わせていますが、いわゆる殺伐感があふれる東京住まいではありませんでしたから、そんな意見が出てくるとは思わず。 時代、世代の違いなんでしょうか。ひとり焼き肉、出来ません。  写真は、最近見つけた心地よさあふれるカフェのもの。予期せぬスタンダード崩しに合うと、心安らぐって例。無理やりすぎましたかね。