#411 バッテリーに続いて、ギリギリまで使い倒した、フロントブレーキローター。

 そういえば、この前、訊かれました、自動車雑誌にあれこれ書いている人なのだから、所有しているクルマは、いつもピカピカに磨き上げられて、メンテナンスもばっちりなんですよね? と。そんなことはありませぬ、きっぱり。クルマの洗車は、オフロードコースを走った後のみ、つまり年に2回だし、消耗パーツはギリギリまで使い倒します。いや、分かっているからというスタンスゆえのことですが。
 で、そんな消耗パーツのひとつ、ブレーキローターを、本日、交換しました。とりあえず、フロントのみ。いや、リアも交換時期ではあるんですが、フロントからジャダーが感じられるようになってきたのもので、今回はフロントのみ。で、結論。とんでもなく滑らかなフィーリングとなりました。特別なものは入れてません。日本では考えられないような価格の、アメリカで販売されている汎用品です。なんていうんですかね、これまではただ食いついていた感があり、なんだかなぁ感があふれていたフィーリングが、踏み込み量に応じて美しく制動力が立ち上がりまして、まさにブレーキングにもしなやかさがあふれてきましてね。止まるようになったではなく、止まりゆくその様が実になめらかで美しい。だから、ついついブレーキを踏みたくなるとでも表現できましょうかね。一般にブレーキ性能というと、利く利かないで語られてしまいますが、実はどのように利くかも、大切。そして、それも相まって、止まるという安心感を生み出すものですから。
 というわけで、ここ1年ほど、うちのクルマへ乗られた方、失礼しました。美しく止まっておりませんでした。これからはきれいに止まります、是非、ご試乗ください。ってか、グランドチェロキー(2世代目)って、ほんと、良く出来ているなと感じました。こういうところのフィーリングが絶妙で、とにもかくにもバランスがとてもいい。
 写真は、今宵の試走。気温は0度。ダンパーからギシギシ音が響いていましたが、そのほかはすべてがハイバランスしており、もう、それはうっとりなドライブとなりました。

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