#393 シンプルがカッコイイ、ベーシックであることがスマート、ってなクルマ作り。

エンジンは直5/2.5Lではなく、2.0Lターボを基本としていますが、ボトムグレードはFFで$22,995と安いこと安いこと。まぁ、装備は簡略化されていますが、そんなことよりも、そのベーシックたるスタイルがカッコイイ(写真左)。あえて、選びたくなるかっこよさがあるのです。なんていうんですかね、安いグレードがゆえに外されたとか、省かれた感がない、ない、ない。いわゆるアングルを確保したオフローダーたるエクステリアをすべてに採用していますが、ここにフォグランプがなかろうと、HIDヘッドランプが採用されていなかろうが、むしろ、それがカッコイイ。ちなみに、このモデルの$22,000台は、やはりライバルとされるRAV4あたりと同価格帯だったりします。つまり、真っ向から挑んでいるわけですな。


何が言いたいか。何が言いたいんだっけか。あ、えっと、同じモデルでも仕向地でのバリエーションを最初から考慮したクルマ作りが行われているってことですな。個人的な趣味はさておき、仕向地での戦略に基づいて、同じティグアンをこうも違って見せ、そして価格帯を設定しており、ナビまで日本仕様に仕立ててきている点など含めて、もはや、おちおちしていられない感がありますな。
それにしても、日本ってのは生きにくい国だなと思うことがあれこれあります。個性一元化から、選択肢がない。このティグアンだって、アメリカのような仕様があれば飛びついていたかもしれません。まぁ、大衆から自分が外れている、つまり少数派だけって話でもあるんですが。変わっているとか、ヘンともいいますな。いやはや。