#667 大きくなって、バランスが崩れた気がする、3世代目BMWミニ。

 明日より東京モーターショーが開催されます。って、一般公開は23日からですが。今回はあれこれとワールドプレミアが多く、見所が云々って話はおいといて、それに先駆けて新型MINIが公開となりました。画像1、2番目がそれですが、どこが変わったのといわんばかりの変わりよう。ま、相変わらずですが、このどこが変わったのという変化は、前回同様ですから、さすがにまずいんじゃないかと思いつつ、3世代をほとんど変えなかったというそのスタンスに、ちょっと感心したりもしています。
 といっても、あれこれ変わっていて、特に全長は98mmストレッチ。え、10cm近く? 44mmワイドになったことは許せても、この10cmロングに対してはどうなんだろうかと考えてしまいます。ミニのよさは、いわゆるミニマリズム的なコンセプトにあり、多少の窮屈感が許されるモデルであると考えるとですね、こうしてゆとりを与えたことは、そのバランスを失いかねないわけです。個人的にはどこか破綻していないかと心配になるわけです。
 ま、例のごとく、比率を整えることで、ミニたるスタイリングを作り上げているんだろうな、と思ったらば、公開された写真を見るとリアが間延びしていました(左)。クラブマン的というと言い過ぎですが、あれに似た間延び感がありました。ま、写真の撮り方、レンズの選択もあるんでしょうけど、現行型(画像左下)と比較すると、どうみても長い。明らかにバランスが異なると。ミニは、あのこじんまり感が大切なわけで、乗降性やらリアシートの居住性やらは……、なんてことはきっと言ってられなかったわけなんでしょうね。ま、明日、見てきますので、この件については、この程度に止めておきましょう。
 エンジンは、すべて3気筒1.5L(+ターボ)かと思ったらば、クーパーSは2.0Lターボを搭載するようで、ちょっと意外でしたが、ま、グレード間の差別化を明確にするという意味合いではいいのかなと思います。JCWもパワーを訴えやすくなり、商品性もさらに明確になるでしょうし。それにしても、なんか3世代目のBMWミニは、本体価格もアップしてきそうな予感がしています。さて、どうなるんでしょうかね。

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