#664 愉しいこととは、ダイレクトに言葉では表現できない、というモルック話。

 八ヶ岳を訪れた、そのひとつの理由が、モルック体験でした。これ、フィンランドで馴染みのある遊びだそうで、シンプルな道具、簡単なルール、でも、難しさもあって、子どもでも参加できるという、なんとも幅の広い遊びです。端的に表現するならば、並べた円筒の木を倒して、点数を競う(ジャストにまとめる)だけのこと。そう、たったそれだけ。そんな遊びを皆で体験してみようと集まったわけですが、いい大人20名弱と子ども2名が、時に声を上げて、時に大笑いしながら、夢中になるという不思議なゲームでした。あれですな、ゲームというか、少し前の言葉を使うならばレクリエーションですな。
 で、思い出しました、小学校の頃、クラブ活動(授業カリキュラムの中で必須)にて、レクリエーションクラブってのに入っていました。それが、とても本格的なもの。それこそ耳にしたことのないような名前の遊びを、見たことのない本格的な道具を使って体験させてもらいました。いや、その内容はきっちりとは覚えていないんだけど。って、今考えると、担当だった先生が、大学でそういった内容の専攻していたようで、道具を新しく揃えるのではなく、すでに彼女が所有していたのも(大学から借りてきていたような気もする)、そんな理由からだったんだと思います。
 話がずれてきた。でも、あれこれ思い出してきた。クラブ活動といえば、中学校3年生の時、映像制作理論だったか、そんなお堅い名前のクラブを選んだことがありました。選んだといいますか、そのクラブを担当する先生に、ナオシは絶対来いよって、廊下で言われて、で、選びました。実は、その先生、授業は受けたことなく、深い会話をしたことないのに、なぜかいつも名前で呼んでくれましたし、で、いつも気に掛けてくれていた、不思議な先生でしたっけ。
 話がもっとずれてきた。えっとですね、その両クラブともですね、選んで良かったと思っています。いまさらに思ったんじゃなくって、その当時に。おもしろそうという直感から誘われるがままに入ったんですが、知らなかったあれこれを体験できたって意味合いで。そう考えるとですね、楽しさそうなことは、誘われるがままにたゆとうという、このスタイルは、実は幼少の頃からだったような気がします。
 というわけで、話は最初に戻ります。モルック、愉しいです。とても愉しいです。なぜ愉しいかは、こんなところでは説明しません。説明しきれません。愉しいから、一度、体験してみたほうがいいです。このニュアンスが分かる方、そして、何かを感じた方、是非、ご一緒しましょう。愉しいですから。

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