#663 今シーズンが愉しかったからこそ、来シーズンが待ち遠しい、って話。

 久しぶりに訪れた八ヶ岳は、って、17日ぶりでした。なんでしょうかね、この久しぶり感は、と考えること5秒ほど。カー オブ ザ イヤーやら原稿書きやらドタバタをこえて、ドッタンバッタンと過ごしていたからだという結論に達しました。特に、原稿書きについては、ストレスのたまるあれこれ云々、…中略…、だったこともあって、全てを納品し終えた時には、長い長い長い長い長い、…中略…、長いトンネルをようやく抜けたかのような、ただただこなした感があり。そんなことから八ヶ岳再訪を久しぶりに感じたと、適当に結論づけてみたりしますが……。
 というわけで、話を戻して、久しぶりに訪れた八ヶ岳は、すっかりを超えて、完全に冬景色になっていました。八ヶ岳はもちろんですが、浅間山まで雪を被っていましたし、気温も15時には4℃まで落ち、って、これでも穏やかだったようですが。ただ、標高の低いところでは紅葉最盛期でして、東京から八ヶ岳へと向かう道中、標高が変わりゆくとともに、季節の移り変わっていく様も愉しめました。で、気づいたんですが、最近は紅葉三昧です、自分の中では。というのも、10月上旬頃からずっと紅葉をあちこちで堪能しているからなんですが。東京はこれからですから、まだまだ紅葉の愉しみは続きそうです。そうそう、カフェ花豆は今年の営業を終えていました。日差しに穏やかさがあるけど、吸い込んだ空気から冬を強く意識しつつ、左の画像にある営業を終了しましたという報告とストレートな感謝が述べられた張り紙を目の当たりにすると、そうか、今年も終わったのだなと感じます。ただし、それは過ぎ去ってしまった寂しさではなくて、充足感に似た安堵感であり、感謝にとてもとても近い安堵感とも表現できるものです。
 八ヶ岳を訪れた目的は別項で書きますが、もうひとつ、八ヶ岳というか、長野というか、佐久ネタを。この時期、佐久市のとある企業が、社前をイルミネーションで彩ります。この会社、特にイルミネーション関係のパーツを作っているわけはないんです、でも、毎年、開催しています。しかも、これ、社員の手作りだというから、驚きです。別に、デザイン会社でもありません。個人的に、イマドキのギラギラ感のある灯は好きではありません。LEDの川を超えた、完全なる行き過ぎ、いやいや、無駄遣い、違う、過度なデザインセンスは、好みではありません。いわゆる、街中のイルミネーションは、あまり好みではないとも言えましょうか。ここは、バイパス沿いにありながら、大都会のような灯がある地域ではなく、その静寂をうまく生かしつつも、そのイルミネーションたるデザインセンスがとてもいいのです。だから、そこにしばらくたたずんでいたくなる、そんな雰囲気にあふれています。幹線道路沿いで、クルマが目の前をビュンビュン走っているんですが。
 以前にも調べた気がするんですが忘れたので再度リサーチしたところ、この会社、真空ポンプの製造とスノーマシンの製作を含めたスキービジネスを行っています。つまり、このイルミネーションが製品や業務らとは、直接的にはつながっていません。それなのに、スゴイですな。誰のためなのか、って、これは、地域への貢献と受け取っていいと思います。裏はありません、たぶん。それもとてもいい。だから、いいんです。
 このイルミネーション専用のHPがありましたが、こちらも、とてもセンスいいです。ちなみに、製造している真空ポンプのデザインテイストはまったくもって色気なく。イルミネーションのテイストで真空ポンプをデザインしたらとってもかっこいいと思うのですが。って、売れないか。

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