#656 フランスなお菓子に惑わされ、原稿書きが止まっているって、いい訳な話。

そういえば、近々、エレベーターが止まってしばらくは階段を歩かねばならない件、お隣さんもどうにかなると思っているって言ってました。先輩に対して、失礼な表現ではありますが、似た者どおしのようです。そうなんです、どうにかなるんです、きっと。
というわけで、目の前の原稿書きから、こうしてNeutralへと逃避しているわけですが、あれこれ逃避していたら、もう逃避することもなくなってしまいました。と思っていたら、親友かもらったお土産があったことを思い出し、封を切ってみれば、これが美味しくてですね、なんていうんですかね、その味わいは、原稿書きを先延ばしにしたくなるほどの幸せにあふれていた、と言いたくなるような、そんな感じ。訊けば、おフランスの老舗の菓子らしく、気分はなんとなくフランスにいるかのような……、と表現しながら、原稿書きから逃避しています。このお菓子ですね、ローストしたアーモンドをキャラメリゼしてあるんですが、って、逆にいえば、それだけなんですが、味わいが深い、とんでもなく奥深く。ちょっとかじっただけで、参りましたといわんばかりに、ふーんとため息が出てしまうほど。そうなんですね、キャラメルって簡単に作れますが、その焦げ加減によって大きく風味が変わってくるもので、実は難しく、奥深い。これ、相当に手間もかかっているな、なんて思いつつ、ついつい手が伸びてしまいますが、このテイストからして、たぶん、それなりの価格と想像されますから、パクパクと食べるものではないと感じ、画像を撮影した後に手が届かぬところへ置きました。
というわけで、そんなおフランスの余韻を残したままに、原稿書きへと戻ります。