#656 フランスなお菓子に惑わされ、原稿書きが止まっているって、いい訳な話。

 まったく余裕ないどころか、終わるかどうかも怪しいというほどの原稿依頼が来ているのですが、完全に停滞しています。いや、今日締め切り分は、さすがに昨夜に書き上げて、昨日のうちに納品しましたが。違う、今日の0時だったか。この後の締め切り分が超ヘビーなのです。すでに受け取っている原稿依頼は4度に渡るメールにて届いています。でも、ちらっと見ただけでそのままに放置してあります。なんだろう、この先延ばしぐーたらスタイルは、と思っているのですが、気分が乗らないのです、乗らない。なんて書きますと、なんていい加減な人なんだ、というか、なんて甘い考えで仕事をしているんだと思われるかもしれませんが、何も言い返せません。そのとおりです。でも、締め切りは破りません、たぶん。このいい加減さを自分なりに分析しますと、どうにかなるさと思っているからなんですが、まぁ、どうにかしてきましたし、どうにかなると思ってます、今回も。
 そういえば、近々、エレベーターが止まってしばらくは階段を歩かねばならない件、お隣さんもどうにかなると思っているって言ってました。先輩に対して、失礼な表現ではありますが、似た者どおしのようです。そうなんです、どうにかなるんです、きっと。
 というわけで、目の前の原稿書きから、こうしてNeutralへと逃避しているわけですが、あれこれ逃避していたら、もう逃避することもなくなってしまいました。と思っていたら、親友かもらったお土産があったことを思い出し、封を切ってみれば、これが美味しくてですね、なんていうんですかね、その味わいは、原稿書きを先延ばしにしたくなるほどの幸せにあふれていた、と言いたくなるような、そんな感じ。訊けば、おフランスの老舗の菓子らしく、気分はなんとなくフランスにいるかのような……、と表現しながら、原稿書きから逃避しています。このお菓子ですね、ローストしたアーモンドをキャラメリゼしてあるんですが、って、逆にいえば、それだけなんですが、味わいが深い、とんでもなく奥深く。ちょっとかじっただけで、参りましたといわんばかりに、ふーんとため息が出てしまうほど。そうなんですね、キャラメルって簡単に作れますが、その焦げ加減によって大きく風味が変わってくるもので、実は難しく、奥深い。これ、相当に手間もかかっているな、なんて思いつつ、ついつい手が伸びてしまいますが、このテイストからして、たぶん、それなりの価格と想像されますから、パクパクと食べるものではないと感じ、画像を撮影した後に手が届かぬところへ置きました。
 というわけで、そんなおフランスの余韻を残したままに、原稿書きへと戻ります。

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