#661 裏表や矛盾があるのは現実だけど、それがあることを前提にしたくない、って話。
と、その仕上がりの話はおいといて。今日の発表会で、実はなんだかなぁが、ひっかかっていました。たしか、デザインの説明だったか、マーケティング的な話の時だったかに、皆、人は裏と表があり、違う一面を持っているもので、矛盾を抱えて生きており、そんな一面をハリアーにも表現した、と。ま、商品性としての捉え方と考えると、気にならないのですが、そもそも、なぜ、違う一面を持っていなければならないのだ、と、そんなところにひっかかってしまいました。皆、矛盾を抱えて生きていなければならないものなのかなぁ、と。いや、もちろん、皆、矛盾を抱えて生きていますが、それは仕方がないというニュアンスに、少しばかりのおや? を感じたのです。
実は、今日は会場まで向かう電車であれこれと考えゴトをしていました。ハリアーとは関係なく。京王線から都心へと向かいつつ変わりゆく外の景色を眺めながら。で、その時の考えの結論としては、都会に住むということは、都会の生活に違和感を覚えてはいけない、ってこと自体がおかしいのではないか、と。そもそも、都会生活が正しいということが、おかしい、と。会社勤めについても、多数に倣わない、倣えないだけで、社会から脱落するかのような捉え方もおかしい。決して、多数が正しいわけではないんだな、なんてことを、考えていました。
そう考えるとですね、矛盾を抱えて生きていることは、理想ではなく、そんなの解消したほうがいいわけです。つまり、矛盾を抱えて生きることに、矛盾を抱えてしまったと。
あ、ハリアーの話。後日、書きます。