#672 第43回東京モーターショー、ヨシダ的な見所 その2、国産車編。

 国産車の見所は、って、必見なコペンやらS660やらはすでにあちこちで出ていますので、ここではチェックしておいたほうがいいよ、ってなモデルをいくつか。
 まずはレクサスLF-NX。ワールドプレミアではありませんが、いつの間にかエンジンが2.0Lターボになってます。トヨタのダウンサイジングターボのいろんな排気量バージョンがちょっとずつ見えてきましたな。それはさておき、いちばん今のレクサスらしいデザインを表現しているモデルのような気がします。好き嫌いは別にして。RXの下のポジションながら、RX以上を感じるのは、やはりコンセプトカーだからんでしょうかね。
 次にスバルのCROSS SPORT DESIGN CONCEPT。もうBRZベースであることがバレバレですが、って、どこかで執筆しましたが、BRZのプラットフォームがほかで使われていないことが、ちょっと不思議でした。てっきり、正体が明かされたレヴォーグのベースにでもするのかと思っていたのですが、SUVとはね。なかなか、いいところを突いてきました、スバル。
 で、さりげなく市販予定まで明言されて登場したホンダのヴェゼル。レヴォーグにヴェゼル。“ヴ”を使う表現が流行っているんでしょうかね。それはさておき、フィットベースでありながら、それを感じさせないサイズ感とデザインと。で、フィットベースですから走りがいいことは簡単に想像できます。広報写真はグリーンなのですが、展示されているのはこのブルーと、あとなんだっけ、もう1色。なかなかいい仕上がりで、期待大のモデルですな。
 そして、スズキiv-4。これは#584で書きましたな。エスクードのデザインスタディのようですが、そのコンセプトを上手くデザインしています、これ、とても天晴れだと思います。雰囲気だけのSUVではなく、タフなキャラクターをダイレクトに表現しており、あやふやなSUVとは違うことを強烈にアピールしています。こういった商品性までしっかりとデザインすることが、実は大切なんじゃないかなと思わせてくれる、そんなモデルです。
 というわけで、気づけば、すべてSUVでしたが、特別にSUVが注目というわけでもなく。ただ、SUVの様々なケーススタディが並んでいます。そんな視点から眺めると、各ブランドのスタンスも見えてきます。会場へ是非。

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