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6月, 2014の投稿を表示しています

#912 結局さ、山形県の米沢まで、牛肉どまん中弁当を買いに行った、って話。

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 翌朝の新潟はゲリラ豪雨状態。この降り方だと帰路に予定している山道は通行止めになるなと思いつつ、とりあえずは、山形県は米沢へと向かうことにしました。何故に米沢か。理由は単純で、弁当を買いに行っただけのこと。いや、米沢にいる友達が勤務しているお弁当屋さんがテレビで紹介されたもので。しかも2回も。しかも、友人が出演していたし。ということで、一度は食べてみなければと思い 、出かけたわけですよ。  ただ、友達は日曜日ゆえに多忙のようでメールしても返信なし。ま、弁当を買えたらいいやぐらいに思っていたら、偶然に駅へと配達に出たところ(新幹線が到着する度にできたてを運んでいる)に出くわしたりして。互いに驚いたんですが、ま、これもまた縁というか、タイミング。不思議なものですな。ほんと、不思議。  こういうことがあると、そこから一気にいい方向、愉しい方向へと連鎖していくのが常。景色を見ながら弁当食べるべぇと思いつつ山道を走っていましたが、曇っているし、ガスも出ていまして、いい場所はなく。なので適当に停めて弁当を食べ始めたら、 なんと晴れた。それが2枚目の写真ですが、 青空がどんどん広がり、陽差しも強くなって、まさにドライブ日和になりました。  その後は疲労から予定とは異なるルートへ入ったものの、それはそれで良かったりして(写真3、4枚目)。もうこうなるってくると、エコスポーツとの一体感も完璧になり、なかなか決まらなかったシートポジションもぴたりと決まり、ちょいとハイスピード気味で疾走したりして、気分も爽快。  勢い余って、そのまま下道を走ったら、月曜朝の届けに向かって動き出したトラックの群れに巻き込まれ、それでもそのままに走っていたら、なつかしのスキー場を目にして一気に想いがあふれてきたりして。気付いたらトラックの群れは湯沢ICから乗ってしまったようで、 苗場を通過(写真最後)する際には、爽快ドライブになっていました。  あ、米沢から東京へ向かう時って、普通、苗場は通過しない? そうですね、そうでした。ということで、本日の走行距離は600km、そのうち下道が470kmほど。なんかさ、ETCの休日割引の率が減るからと、出かけたはずなのに、それほど高速道路を使わなかったというオチに……。総走行距離900kmに対して、高速350km、下道550kmか。ま、いいや。

#911 なんとなく新潟、そしたら、燕三条のアウトレットに導かれ、明日は未定。

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 ETCの休日割引5割最終週末ですので、出かけようと思っていたものの、これといった目的地が見当たらず、どこかで呼んでいる感も乏しくて、足りなくて、散々に悩みました。そして、なんとなく惹かれていたのは鳥海山でしたが、惹かれる宿がなく。ならば、米沢かと思ったものの、これも決め手に欠け。米沢といえば伊達政宗、とばかりにつながりを考えたものの、ピンと来ず。  そんなこんな考えていたもんですから、出発は11時に。まぁ、最悪日帰りでいいやと思いつつ、なんとなく新潟へ。そんな状態で出発していますから、勘もにぶく、これといった出会いもなく、どころか、よくない出会いばかり。ま、こんな日もあるやね、と思いつつ、新潟に入ってから下道に下りて、あれこれと考え事をしながら軽トラの後ろをのんびりと走っていたら、知り合いに教えてもらった燕三条にあるキッチンウェアのアウトレットのことを思い出しました。そこは、地元メーカーや工場で作られた製品のB品を取り扱っているところ。で、行ってみたら、不思議な品揃えやら、驚きな価格やらあってとても愉しい。というわけで、気がついたら、あれこれの品ををかかえていました。  おもしろいもので、こういう愉しさがひとつあると、あとは勝手に転がり出します。宿も取らずに出かけたら、出発前はレギュラー料金だったのに、本日限定の特別価格に変わっていたり、新潟の知人とも連絡が取れたり……。果たして、明日は何があるんでしょうかね。  そうそう、メモ。エコスポーツの燃費ですが、丁寧に走ってようやく18km/Lオーバー。下道のんべんだらりん走りを加えたトータルでは約17km/L。走りの愉しさとのバランスを考えるとVWのTSIのすごさを感じつつ、エコスポーツの愉しさをあれだけ強調しつつの、この燃費にも驚きを覚えたのでした。

#910 リアサスペンションを変更したThe Beetle Designのロングドライブ記。

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 能登が自分にリンクしたって話は散々にしましたが、肝心なThe ビートルのインプレッションを書くのを忘れていました。デビューから時間が経過しているのに何故に今更に? と思われたかもしれません。 #636 で触れましたが、リアサスペンションを トーションビーム式から、カブリオレとターボに先行採用されていたマルチリンク式へ変更してまして、そのチェックと。まぁ、そもそも同じボディながら2タイプのサスペンションを用意している時点で、イマドキのコスト優先なスタンスとは異なるこだわりにいやはやを感じつつ、だからといって、デビューから2年で変更してしまう離れ業にもいやはやを感じるわけですが。  試乗会(初期モデル)では、トーションビーム式ゆえのリアサスペンションのしなやかさ不足が気になっていました。特に17インチタイヤとの組み合わせは、リアシートにおける乗り心地がいいとは言えないシーンがありました。もちろん、今回のリアのマルチリンク化によりウィークポイントは払拭され……、これがいい、いい、いい。とても、いい。17インチゆえの硬さは残っていますが、硬くはない。路面をきれいにトレースしていくフィーリングは、ハードウェアに世代違いはあれども一連のVW製品に倣ったもの。多少のトタトタ感(ドタバタではなく)はありますが、ビートルのキャラクターゆえに許せます。コーナリングでは、とにかくシャシーのしなやかさにうっとりで、リアサスの踏ん張り感も相当なハイレベルで、もう、ワインディングが愉しい、愉しい、愉しい。  1.2Lターボのポテンシャルについては今更語るまでもなく。中回転域のトルク感は十分であり、そこを多用するトランスミッションの制御も相まって、愉しい、愉しい、愉しい。DSGの発進時のギクシャクも改良ごとに消え去り、現行型はアイドリングストップレスであることも手伝って、特筆するようなウィークポイントは見当たらず。ま、シーンによってはターボとギアセレクトにおける“待ち”があったりしますが、それよりも、クルマとしてのハイバランスぶりの印象のほうが強くて、そんなちっぽけなこととばかりに、気にならなくなります。  今回は1200kmほどを走ってきましたが、走れば走るほどに身体に馴染んでいくクルマであり、それと同時に愛着も増していく、そんな良さがこのモデルのアドバンテージであることを再認識。

#909 雑味はあっても基本性能が高いから、愉しい、フォード・エコスポーツ。

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  #862 で、ちょいと紹介しました、フォードのエコスポーツ。取材で借り出しつつ、週末にロングドライブを企んでいます。ほら、ETC割引(休日割・5割引)が6月一杯で終了しますから。ということで、今年後半のテーマは、下道ドライブ。いや、何でもかんでも下道っていうんじゃなくって、能登のように、下道で行っても愉しめるって、ドライブ。そう考えると行動範囲は……、今のところ能登以外に思い当たりませんな。  で、エコスポーツ。ちょちょいとまずは400kmほど乗りましたが、これがやっぱりいい。以前にも書きましたが雑なところは多い。しかし、その雑味にアナログ感があふれておりまして、とんでもなく愉しい。あと少しのパンチが欲しいと思うところはあるものの、トルク感に不足がない1.5LNAエンジンも、十分といわんばかりの愉しさがあふれています。  まぁ、何よりも特筆すべきはハンドリングですな。ヨーロッパフォードからの流れのモデルに対しての、ヨシダの絶賛ぶりはBMW以上だったりしますが、エコスポーツでそんなフォードらしさを読み取りつつ、再度分析してみました。はっきりいって、雑。しかし、その雑然とした中に、ダイレクト感がある。って表現をすると意味不明ですよね。C-MAXの時にも書きましたが、容量の大きいブッシュによって、あちこちに曖昧さがあるものの、ステアリングとタイヤが直結しているかのようなフィーリングがあり、そのリズム感を読み取れるようになると、一気に愉しさがあふれ出してきます。まさに懐の深いシャシーはオーバークオリティと言わんばかりのフィーリング。衝撃を容量の豊かなダンパーでしっかりと受け止めつつ、路面を確実にトレースし、コーナーではふんばるふんばる。とてつもなく愉しい、愉しい。でも、そこには雑に通じる、曖昧さがあるのも事実。たとえば、コーナーでは、すべてのスピード域において素直な挙動をみせるフィエスタに対して、エコスポーツでは高いスピード域では、リアのトー変化がワンテンポずれて発生します。ただ 、それはリズムとして捉えられるレベルであり、 そんなの気にならない。そう、 不満にはなりませぬ。  ボディ剛性もすこぶる高く、ボディ変形を感じさせない。つまり、安心感にあふれています。シートも、このクラスで、ここまでコストを掛けますかといわんばかり。何がスゴイって、腰からオケツに掛けて

#908 クラブレガシィに書き切れなかった、レヴォーグ話、その1。

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昨日、なんとなく編集部に立ち寄ったら、クラブレガシィ最新号が刷り上がっていました。え、つい数日前、このテーブルで校正見ていたのになと思ったらば、あれから1週間が経過していたようで。と言いますか、そんな短期間でこうして本になってしまうんですね、最近は。  ということで、クラブレガシィで書かなかったあれこれを少しずつ。あ、書かなかった理由は、文字数が足りなかったから。書けないとか、書いちゃいけないとか、そんな理由ではありませぬ。あしからず。  まずは、あれだ、GT-SとGT系の評価について。個人的なイチオシは編集後記にも書きましたようにGTではなくて、GT-Sです。ここでも書きましたが、GT-S系のシャシーはクラス感としてひとつ半ぐらい上を作り上げてきました。何が違うかって、やっぱりダンパーが大きい(ほかもあってではあるけど)。ビルシュタインのセッティングはもちろんサスペンションの動きを規制する方向ではありますが、ビルシュタインならではの微低速での動きが緻密であり、美しくて、もううっとり。とうとう、ビルシュタインをここまで使いこなしてきましたか、と、過去のレガシィのあれこれを振り返りつつ、感無量的な何かを感じたほど。とにかくその美しさにあふれる路面トレース性は、まさに輸入車的。その接地感は、どんなシーンでも破綻することなくて、今回の試乗会ではあえてアスファルトが剥がれたようなハードな路面(オフロードではない)でもテストしたのですが、操舵してもちゃんと舵が利く。これにはかなりのショックを受けました。そして、高速域でのダンピングも格別でして、高速走行でのフラットライド感にもうっとり。  もちろん、乗り心地性能評価においては、GT系のほうが上。先のシーンでも、GT系はサスペンションの動きを許す方向にセッティングされていますから、その分、乗り心地という面からすると快適さがあります。ただしですね、そうなんです、ただしが付くんです、GT-S系は動きを規制されてはいるものの、突き上げ感含めて、嫌みを感じないレベルに仕上げていまして、問題ないかと。いや、ひとりで乗るならばって条件付きではありますけどね。GT系がダメと言っているわけではありません、GT-S系の仕上がりが、バランスぶりがハイレベル過ぎるがゆえのこと。乗り心地については、捉え方、使い方次第で、評価は大きく変わります

#907 その新しさを称えるのか、段ボールと表現するか、BMW i3のインパネ。

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 Automotive Interiors Expo Award 2014において、BMW i3がプロダクション部門にて、最優秀賞を獲得したなんてニュースが入って来ました。 #839 にて、BMWのi3は、まさにクルマを再定義したモデルだ、なんてことを書きましたから、この受賞は納得のいくところ。そういえば、知り合いはこのインパネを段ボールみたいだと表現していましたが、そもそも段ボールみたいなテイストをダメだと評してしまう感覚に大きな違いを覚えました。そう、 モノゴトの捉え方の違い。見え方ではなくって、捉え方ね。まぁ、平たくいうならば、価値観ってやつでしょうかね。  って、そんな話はどうでもいいや。えっと、そもそもですね、 Automotive Interiors Expo ってのがあること自体が驚きでしたが、いいですな、これ。賞の部門としては、デザイナーやコンセプトカーなんてものがあるのですが、その中にはサプライヤー部門もあります。この、皆で、互いを称えあうというスタンス、とてもいいものです。  そうそう、ひょっとして、Exteriors Expoってのもあるのかと思ってリサーチしましたが、ありませんでした。

#906 とうとう諦めて、苗を購入してしまった、今年のバジル。

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 それはある意味、屈辱的でもありました。というわけで、バジルの苗を購入。あれだけ種を蒔いたのに、あれだけ発芽したのに、なぜだか育たない。なぜ? どうして? 原因を突き止めたつもりが違っていたようで、あれからも育つことなく枯れてしまいました。もはや、気温も上がり始めていますし、種を蒔くことを諦めて、苗を購入してしまいました。ひたすらに悔しい……。でも、バジルがないと困りますので。っていうか、これでは、今年分には到底足りなかったりするのですが……。  画像はクルマのカップホルダーに収まる、2株の苗(バジル+セロリ)。ポッド系の苗をクルマで運ぶ時、ここがいちばん安定するのですよ。

#905 2ドアモデルであっても、シートベルトを簡単に手に取れる方法。

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 能登半島ドライブで大発見がありました。なんてことを思っているのは自分だけであり、なにを今さらに気がついているのだい? と言われてしまいそうですが、自分にとっては一大事といわんばかりの発見だったので記しておきます。  今回、ビートルで出かけたのですが、2ドアスタイル(クーペ)ゆえにドアは大きくてですね、って、それはデザイン上での特徴でもあるのですが、この手のクルマは、シートベルト装着時にベルトまで手が届きにくいというデメリットがあります。 どうしたってBピラーがドライバーから少々後方にあるものですから、致し方ない。  ま、一般的に、ドライバーがシートベルトに手をとろうとする時って、身体を右後方へとひねりつつ、目でベルト位置を確認して左手を伸ばしてベルトを取ろうとしますよね。しかし、2ドアモデルの場合、そんなスタイルだとベルトが遠くにあるので手がナカナカ届かないのです。しかし、しかしですよ、気付いたのですよ、身体をひねることなく、右手をそのまま後ろへと伸ばせばいいってことに。見ることなく、手を伸ばして手に取るって、えっと、これ、あれです、運動会でのリレーのバトン受け渡しにおける、スタンバイ的なスタイル。これですと、無理がありませんし、何よりも、肩を動かすにはいい運動になります。  という大発見でした。と書きつつ、カーオブザイヤーの選考委員なのに、こんなことも知らなかったのかい、キミは。と言われそうな……。ご存知でしたかい? 皆様。

#904 その先に何かありそうという勘を頼りに走って、出会ったあれこれ。

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 勘に頼って走ると、もちろん失敗もありますが、それを上回るようないろいろな発見があるものです。といっても、これは才能ではなく、誰しもが愉しめるものであり、摂理と言いましょうか、そういうふうに決まっているもんだと思います。  というわけで、今回は、観光ガイドブックには載ってない景色を求めて、勘を頼りに走りました。キーワードは 生活感のある道。 地元の人たちしか知らない、でも、彼らにとっては当たり前の道。  今回もいろんな道を走りましたが、軽トラックなら不自由なく通れるけど、全幅1815mmのThe Beetle向きではない道も数多く。といっても、ほとんど人も見かけず、また、すれ違うクルマもないようなルートでしたので、困ることもなく。もちろん、クルマを傷つけるとか 、バックを余儀なくされるとか、そんな失敗もなく。ただですね、たまにたまに、すれ違う人々の不思議そうな表情が印象に残りました。まぁ、黄色いクルマ、かつ個性的デザインのビートルですから、ま、当たり前ですな。しかも東京のナンバーですから、きっと迷い込んできたと思われていたことでしょう。  すらっと走っただけでも生活感のある風景に打ちのめされました。たとえば、3枚目に少し写っている 黒い瓦と下見板張りの民家は、都市部のやりたい放題の雑然さとは逆で、どこか落ち着きにあふれ、その統一感も手伝って、整えられた“絵”的な理想を感じました。  4枚目の間垣は、100円均一ショップに漂う生活の知恵なんてレベルとは異なる、伝統的な重みがありました。あったらべんりー(ここに音符マーク)とか、そういうレベルとは異なる、なくては生きていけぬという重み。 風雪から家を守る、生活の術とでも言いましょうか。知恵ではなく、術。  いちばん最後の写真は、ナビは載っていた、しかし、あまりクルマが通らないようで草が伸び放題だった道。もちろん、進みましたさ、ずいずいと。もちろん、この先には素晴らしい風景が広がっていました。

#903 あれはたぶん、待っていてくれたのだと思う、乗鞍岳の夕景。

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 この写真だけ、別にしました。雪を被っているのが乗鞍岳です。上高地を含めた乗鞍という地域に、強い思い入れも、心苦しくなる想い出もありませんが、それなりの思い入れと、そこそこの想い出はあります。   今回、帰路に通過しましたが、予定の時間を遙かにオーバーして能登半島を離れていますから、陽のあるうちに乗鞍を通過することはできないだろうと思っていました。ましてや、夕景に出会えるとは思ってもおらず。  しかし、いつものポイントに着いてみれば、ご覧のような夕景にギリギリ間に合いました。白骨温泉へのルートを走っている頃にはすでに暗くなっていましたから、やはり無理かと諦めていました。しかし、乗鞍が見えるいつものポイントへ到着して、 クルマから下りてこの景色を見たら、この風景。乗鞍岳が待っていてくれたと思ってしまったほど。 この、まさか、という驚きもあって、そんなふうに感じたんだと思いますが。   先日の上高地でも感じたのですが、この地には何かの縁を感じます。なんでしょう、この不可思議な想いは。あ、もちろん、この後は、乗鞍温泉でひとっ風呂。その後、車内は硫黄臭(匂いというより臭い)が漂っていましたが、翌日になっても身体から消えず……。そうそう、この温泉の匂いに、何か想い出が絡みついているのですが、何だったかを思い出せません。

#902 後先を考えずに、気の赴くままに走った、気分爽快能登半島ドライブ。

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 よく走ったもんだと自分でも感心します。金沢を後にして、能登半島を巡るルートへと出たのですが、今回は、海岸線を徹底的にトレースしました。なので、自動的に、なぎさドライブウェイやら、なんたら岬やら、定番スポットも巡ることになりましたが、とても良かった。まず、天気が良かった。で、平日なので景色をほぼ独り占めできたことも良かった。ビートルデザインも良かった。と、良かったことだらけ。この良かった加減をどうまとめようか、どう結論づけようかと思ったのですが、ここでは写真を用いた表現としておきましょう。クリックして拡大してみてください、言葉不要であることを感じ取ってもらえると思いますので。  翌日に東京での予定がありましたので、早々に戻らなければならなず、能登半島1周は無理だろうなと思っていましたし、輪島までもたどり着かないだろうと思っていました。が、結局、引き返し予定時間をオーバーして、輪島まで足を伸ばしました。何故か。いや、単純に愉しかったから。表現を変えますと、こんな豊かな時を終わらせたくなかったから。走れば走るほどにあれこれに出会い、時を共に過ごした分だけ愛着が湧いてくる。そんな愉しさ、そんな豊かさ。  先に挙げた、良かったあれこれがあると、どこまでも走って行きたくなるものです。計画を立てて、計画どおりにことが運ぶことも、それはそれで愉しみ方のひとつですが、無計画なままに、気の赴くままに、時には無鉄砲になることで、愉しさは増していくものです。ま、ドライブだけではなく、人生も同じですな。今回は、無鉄砲さを意識しつつ、勘で行動しましたが、こういうスタンスになると、全てが良い方向へと転がるのが常。というか、転がるとかいうレベルではなく、乗算的に愉しさが増していくから不思議です。  この日の総走行距離は600kmオーバーでしたが、そのうち8割近くは下道でした。その理由は、ETC割引(深夜)が始まるまでひたすらに我慢したこともありますが、まぁ、気分のいいドライブだったがゆえに、自然とそうさせただけのこと。高速を使うよりも、あえて下道を走りたくなる、そんなドライブルートって、とってもいいと思います。そう考えると、東京−能登半島は、途中にアルプスがありますから、下道を愉しめるルートと言えます。そう、避けるのではなく、あえて、突っ込むのです。  最近書いた原稿で、いいク

#901 国道な酷道を走り抜けて、日本海側へと到着して、洗車した話。

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 地図上では国道と記されていたので入っていけば、写真のような道でした。クルマ1台幅しかない道で、路面のあちこちではアスファルトが剥がれ、雨で流れてきた土砂が路面に……。まさに国道ならぬ、酷道。ただ、このぐらいの道は慣れていますし、何よりも地図に載っている道ですから、気にすることなくずいずいと進んでいきました(地図に載っていない道を行く時はドキドキする)。まぁ、唯一心配したのは、17インチアルミホイールへのダメージのみ。いや、傷つけるような走りはしていませんし、何よりも 汚れそうなシーンはちゃんと避けるように走りました。  で、日本海側へとたどり着いてみれば、ボディは泥はねだらけ。 というわけで、雨があがったばかりで誰も利用していない洗車場にて、洗車しました。普段なら、そのままですが、このクルマにはあまりに似合わない汚れだったもので。気分的には明日のドライブに備えてってのもありました。普段だったら気にしないのですが、何故でしょうかね。ま、明日にも何かを期待しているからでしょう、きっと。  東京へ戻って、あれこれ書きますが、今回も不可思議なドライブです。雑感が予感を導き、勘が出会いを連れてくるとでも言いましょうか。明日の行程は700kmの予定。そのうち500km以上は下道。って 、大丈夫なのでしょうかね。大丈夫でしょう、きっと。

#900 追加されたiMacのボトムモデル、MacBookAir+HDDで大丈夫?

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 突然に追加されたiMacのボトムモデルですが、最初にあれこれとスペックを読み取った際、その意義を見出せませんでした。このボトムモデル、 MacB ookAirのロジックボードを流用しており(CPUは1.4GHzデュアル)、これまでのボトムモデルよりも日本円にして2万円ダウンさせています。 この手法、とてもいいことだと思ったのですが、気になるのは外 部記憶装置を HDDにしたこと。 MacBookAirを使ったことある人ならば分かると思いますが、CPUのスペックは大したことはなくても、外部記憶装置にSSDを使うことで、 レスポンス的に処理速度的に不足を感じさせることなく、つまり十分、十二分を感じさせてくれています。  ゆえに、 今回追加されたiMac 、大丈夫かなと。そう考えると、価格差2万円もかなり微妙で、せめて3万円差あれば、納得できたような気がします。そう、$1000を切って欲しかった。ただ、そうするとMacBookAirの価格と近づき過ぎるのか……。まぁ 、Appleのことですから、スピード、レスポンスについては、不満ないモデルに仕上げているような気もします。いつものオドロカシとでも言いましょうか。ま、実際に触ってみないとわからんですな。

#899 思い違いといえば、北陸新幹線の開業日も勘違いしていた、話。

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 思い違いといえば、北陸新幹線は、今年の春に開業するものだとてっきり思っていました。だってさ、去年、金沢へ行った時に、「来年(今年のことね)開業だから、街は大騒ぎさ」、って板前さんが言ってたもんでさ(言葉遣いは違ったと思う)。  いずれにしても新幹線開業を見込んで金沢ではあれこれが動き出しています。よく利用している宿もそのひとつなんですが、開業前ゆえに、まだ観光客が来ていないもんだから、今はまだ格安。というわけで、新幹線開業前までに、とことん利用しようと思っています。逆にいえば、新幹線が開業したら、わざわざ金沢へ行くことはないでしょうな。そうなんです、偏屈なんです。  というわけで、突然、思い立って、今週末は伊那経由で金沢へ行くことにしました。今日、突然に計画を立てました。いつものことですな。まぁ、 ETCの休日割引の割引率が7月から変わる(5割→3割)前に、6月の週末に長距離ドライブをしておこうと思っていたことも、その後押しの理由のひとつ。と言いつつも、長野から金沢までは、ほとんど下道を走ってしまうんですけどね。  あ、ロングドライブになりますから、テストドライブしたいと思っていたクルマを借りてきました。風景はそのクルマにて。 多摩川沿いをのんびり流してきましたが、まったり感が似合うクルマでした。

#898 V6と思い違いをするほどに、とても良かったチェロキーの直4。

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 ジープオーナーから見ても、新しいチェロキーはとってもいいと思います。ありだと思います。ジープらしさがあるかと訊かれるとよくわかりませんし、これがチェロキーか? と言われると戸惑いもあります。しかし、斬新につながる新しさがあるし、デザインとしての完成度も高くて、とてもいいと思います。 というわけで、チェロキーの取材でした。いやいや正確には、チェロキーで取材でした。その詳細は今は書けませんので、後日に。  で、今回の取材では、ちょっと自身にビックリしたことがありました。取材当日は、我が家にチェロキーに乗ったカメラマンさんが迎えにきて、ロケ地までテストドライブしたんですが、てっきりエンジンはV6かと思っていました。いや、4WD(4WDはすべてV6)が来るもんだと思い込んでいたので、まさか直4だとは思わなかった。ちなみに、試乗会でのV6の印象は、排気量はあるもののパンチを感じさせず、 ジェントルなフィーリングが豊かであるというもの。パンチはない、でもそこそこに走る、そう考えると、こんなもんだったな→こんなもんだ→これがV6だ、と思い込んでいたようで。  ただ、何かが違うような気もしていました。シャシーフィーリングがしなやかで、クイック感がないもんだから、とてもとてもコントロールしやすい。ワインディングが楽しい、楽しい。あれ、でも、 V6(リミテッド)の18インチの乗り味は、もっともっと硬さがあったはず…… と思って、タイヤサイズをチェックしたら、17インチ。え、リミテッドに17インチってあったっけか? は? ま、まさか? あ、リアデフがない! ああ、これ、FF? ってことは、直4だ。  直前に乗っていたクルマの印象が強く残っていた、そんな思い違いをしてしまったんだなと、振り返ってみると、その直前の取材で乗っていたのはレヴォーグ。あの印象から、そんな判断をするわけないだろうと思って再度調べてみれば、レヴォーグ試乗会に乗っていったうちのグランドチェロキーが、チェロキーに乗る直前に乗ったクルマでした。その印象が残っていたのでしょうか……、って、V8なんですけどね。ま、 新型チェロキーの直4、とってもいいってことには変わりありませんな。  一番最後の写真は、ロケ場所で、ふっと建物の一部を撮影したもの。サングラスを通して撮影してみたら、見事にカッコイイ写真となっていま

#897 卵と牛乳を買いに行くと、その後、何故だかダム湖にいる、その理由。

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 牛乳と卵を買いに出かけました、……中略……、ダム湖にいました。まぁ、近いってこともありますが、通り道ではありませんし、何故なんだろう、なんてことを、菓子パンをかじりつつ、湖を眺めながら考えていました。 ひとつは、明日締め切りの原稿が少々あり、家へと帰りたくないという明白な理由があります。しかし、それだけではない、あたかも導かれるかのような、何かがあります。なんだろうか。  と、考えること数秒。分かりました。手に持った菓子パンと、不二家ネクターです。いや、卵は農産物売り場で買うのですが、牛乳はスーパーで買っています。で、そのスーパー、日々あれこれとお買い得商品を用意しているのですが、レジへ向かう最後の通路に、特売の菓子パンコーナーしてね。そう、もはや、広く市販されている菓子パンなど食わないと断言しつつも、気付くとその特売の菓子パンがカゴにぽつりと入っているのです。ただ、それは持ち帰ってからではなく、スーパーから家までの7kmの道のりで食べようと思ってのこと。そして、帰宅途中にパンを食べながらノドに詰まらせたらいかんと、不二家ネクター求めて、 レジを目の前にしてUターンしてしまうのが、常。そう、常。  で、会計を済ませて、駐車場から出て、交差点での信号待ちをしている間にサンルーフを開けると、ウチへと帰るには直進するはずの交差点を、左折していると。そう、あたかもサンルーフオープンスイッチと、左折ウインカーとステアリングを左に回す機能が、同時に作動するかのように左折しています。で、気付いたら、ダム湖にいる、もしくは、ダム湖巡りをしています。そうなんです、スーパーの菓子パンがいけないのです。いや、買わなきゃいいだけの話なのですが、あのスーパーの作りは、相当に練られていて、あの誘いを断るには、相当に相当に硬い硬い意思が必要です。いや、ほんとに。  なるほどねー、と理由が分かったので、今日は、ダム湖1つで早々に帰宅。あ、この買い物ルート、ひとつだけ残念なのは、お気に入りのあのパン屋さんがルート上にないこと。ってあったらば、あのパンに見合う風景まで走っていってしまいそうなんですが。って、八ヶ岳ね。

#896 らっきょうネタの約100倍のアクセスがあった、レヴォーグな話。

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 クルマネタを書くと、ここのヒット数は、グンと上がります。検索サイトからのアクセスが増えるだけではなく、リンクが張られることもあってのこと。で、最近では、レヴォーグネタを書いた後の反応が強くて、特に昨夜書いたアーティクルは、突然にアクセス数を増やしました。 ちなみに、どのぐらいスゴイかといいますと #892 のらっきょうネタの約100倍のアクセス。 ただ、その反応が、書いた内容に対するものなのか、ただたんにレヴォーグネタだったから、その理由は分かりません。また、あの内容をどう捉えられたかも分かりません。   そう考えると、言葉遣いひとつひとつを気をつけねばと思うのですが、ここは突然に思いついた考えや湧き出した言葉を、生ものたるスピード感を大切にしながら、書き残しておく場。ですから、リンクされることや読まれることをあまりに意識すると、ここの良さがなくなってしまいます。と、いいわけをして、誤字脱字や書き直しを正当化しているのですが。  というわけで、今月末発売のクラブレガシィ分の執筆へと戻ります。ああ、プレッシャー。

#895 MINIに求めるのは、シンプル、すっきりテイストってな話。

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 で、MINI話。新しいモデルが追加されたってなニュースが入って来たわけではありませんが、MINIの話題が含まれたニュースがあり、そこに掲載されていたONEの写真を眺めていたら、これ、とってもバランスが取れたデザインだなと思いまして……。  いちばん上がそのONEなのですが、そこにはベーシックとは異なる、スタンダードたるデザインが描かれています。無駄がない、華美ではない、嫌みがない。 個人的にはこのすっきり感がとても好みです。ヘッドランプとグリルとが同じレベルで主張していますので、フロントフェイスとしての収まりがとてもとてもとてもとても、いい。ただ、今回のONEは、ホイールキャップ(スチールホイールね)が少々自分好みではなく。って、やっぱり ONEには ホイールキャップはいらないと思います。  参考までに、写真2番目はクーパー。グリルフィンと、下部センターダクトのメッキは、クーパーらしさではありますが、個人的にはダクトデザインが目立ちすぎで、フロントフェイスを、ONEのような全体として捉えられないところに、何か違和感を覚えます。いちばん下の写真はクーパーSですが、ボディのストライプステッカーはさておき、ゴテゴテ感はらしさであることは承知の上、やっぱり好みとは異なりますな。  ただ、思うにですね、スタンダードのスタイル(走りを含めて)をちゃんと作っておいて、そこに装飾(走りを含めて)していくというスタイルが、ちゃんとストーリーとなっています。ヒエラルキーがあるようで、実はない。装備差はあれど、ONEを選んでも恥ずかしくない。というか、むしろそれがクールに捉えられる。最近の国産車では、グレードに大きな区別を与えないデザインとし、さらにはグレード名のエンブレムを外したモデルが多くみられます。そこに、クルマ好きに対するアプローチの違いを感じるのです。  それにしても、日本へは、どっちのONEを導入するんでしょうかね。Firstは導入しないだろうな……。

#894 いいクルマに乗ったゆえに、帰り道も気分爽快だった、話。

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 いいクルマに乗った後は、いい気分に浸れます。ただ、その直後に自分のグランドチェロキーに乗ると、このクルマって曖昧さ満載やね、とも思います。今日のレヴォーグ試乗会の後は、まさにそんなことを思いました。  ただですね、ドライバーの気分が良かったからか、クルマの機嫌が良かったからか、帰り道のグランドチェロキードライブは、すこぶり爽快でした。クルマとの一体感はバッチしでして、コーナーでは、荷重移動からヨー→ロールへの移行が実にスムーズで、 コーナーリングの美しいこと美しいこと。でも、履いているタイヤって、ひびが入り、ブロックが飛んでいる、スタッドレスタイヤですから、やっぱり、絶対的な性能よりもバランスが大切なんだなぁなんてことをあれこれ考えつつ、コーナーを駆け抜けてきました。  そう、今日は、道志みちを走ってきました。以前にも書きましたが、ここはファミリアターボでよく走っていた道でした。考えると、あの頃は、夜な夜な走っていましたが、あの収入で、よくガソリン代(ハイオク)を払っていたもんだと、つくづく思う次第。燃費だって、グラチェロより悪かったんじゃないかな。って、燃費なんて、意識していなかったか。まぁ、後先考えていなかったんでしょうね。って、今もですけど。ただ、何だかんだいいながらも振り返ると、若かったんだな、なんてことを思います。ということで、帰路はそんなことを考えつつの、豊かな時間となりました。  あ、写真、適当にシャッターを押したんですが、とても感じよく写っていたので、ふと、掲載。

#893 想像以上にハイレベル、期待以上にハイポテンシャルな、レヴォーグ。

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 さてと、レヴォーグの話。 #886 にてファーストインプレッションをお伝えしましたが、本日、プレス試乗会へと、再び出かけて、乗り倒してきましたので、もう少し深い話をしましょうかね。  商品としての完成度はハイレベル。ま、簡単に表現しますと、剛性感にあふれるボディとそれによってしなやかさを極めたシャシーは、欧州車的。いや、それ以外のあれこでもあっての話ですが、まぁ、そんな感じです。いやはやいやはや。  で、やはり1.6Lターボエンジンは 好印象で 、燃費とパワー感とのバランスを上手く作り込んでいました。比較すると、2.0Lのトルク感やパンチに惹かれますが、1.6Lターボはこれで十分を超えて、十二分でしょう、と思えるほど。リニアトロニックの制御もスバル車の中では相当に極められておりまして、リニア感、そしてレヴォーグのキャラクターを考えると、とてもとてもいい。どうしてレヴォーグにはMTがないのだね? と思っていた人は、まずこのリニアトロニックを乗り倒してみることをオススメします。愉しさはありますから、いいんじゃないと感じるようになり、頭ごなしに否定したくなくなるか、と。あ、個人的にはMTがあったらいいなと思うところもありますけども。  一方の、2.0Lターボエンジンについては、すでにレガシィにて大排気量的なフィーリングを仕立てていましたが、今回は、高回転域でのパンチ(伸び)を手に入れており、これが刺激を作り上げています。ただ、このパワーを生かす機会ってそうそうなくてですね、意外にSI-DRIVEは[I]ですべてを賄えてしまう、と。ということで、 エンジンとしては、個人的にはこの中間があるといいかなと思いました。もう少し刺激的な1.6Lターボ。と、考えると、1.6Lの[S]をもう少しヤンチャに仕立てるだけでいいのかな、と。  さて、足回り。GT-S(ビルシュタイン)か、GT(カヤバ)か、については、個人的な嗜好から、……、……、……、ビ、ビルシュタイン。あのですね、スポーティという意味合いはもちろんなのですが、GT-Sは、乗り味たる質感が高い、高い。特に路面のトレース性はすこぶる高くて……、ま、ここから先はクラブレガシィで書きましょうかね。  では、GTは選ぶべきではないモデルか、といえば、そんなことはなく。しなやかさというベースは共通していますし、乗り心地とい

#892 息抜きでらっきょうを剥き、ルバーブでジャムを作り、季節感を愉しむ。

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 昨夜、親友のところに電話でもしてみるかと、携帯電話をじっと眺めていたら、あちらから、かかってきました。最近、中世もののというか、魔女ものドラマを立て続けに見たせいか、とうとう、念じて電話をかけられるようになったか、と思いましたが、違いました。あちらからかかってきました。電話の 用件はミニトマトの育て方についてでしたが、……中略……、梅やらっきょうを漬ける季節だねという話になりました。 で、近所の農産物売り場にらっきょうが出ていたことを思い出して、本日、買ってきました。ただ、らっきょうを買いに行ったつもりが、気付いたら、らっきょうや卵を積んだままに、いつものごとく3湖巡りのドライブをしていましたが……。  で、話はらっきょうに戻して。ご存知のようにらっきょう漬けは下処理が面倒なのですが、それゆえに達成感はすこぶり高く、そこには充実感があったりするものです。 ほほぅ、らっきょうを剥いているとは、キミはさぞかしヒマなのだね、と思われるかもしれませんが、これ、原稿書きの合間の息抜きだったりします。って、原稿書きと料理と、どっちが息抜きになっているかは分かりませんが、本日予定分の原稿書きは終了していますから、ヨシとしましょう。  やっぱり季節感を味わう、愉しむってのは、とってもいいもんだと思います。そういえば、長野のスーパーではルバーブが売られており、早速ジャムにしました。もう、そんな季節なんですなぁ。ってか、今年もあと少しで半分を過ぎようとしていますが。

#891 梅雨入りとともに勢いが止まった、我が家のバルコニーの植物。

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  万願寺唐辛子ですが、 しばらく放置していたら、葉を伸ばせず、花芽は落ち、 大もとがダメになりかけていたので収穫しました。 ししとうのようなサイズでした(写真に移っている比較対象は調理用の大さじ)が、味は、しっかりと万願寺唐辛子していました。当たり前か。  それにしても、今シーズンの我が家のバルコニーは不調です。再度蒔いたバジルも勢いよく発芽したものの、本葉が出る前に衰えてしまいますし、枯れるわけがないタイムも元気がなく……、って、これは水やりを忘れていただけですな。 アブラムシの影響もあって、 万願寺唐辛子も勢いが止まり、伏見唐辛子も成長は芳しくなく。ついでにローズマリーもハダニの集中攻撃を食らっています。 ま、アブラムシについては、何匹か止(とど)まっているテントウムシ(成虫)に駆除を依頼しているものの、食される数よりも増える数のほうが多いようで、駆除しきれていません。応援を呼んで欲しいのですが、なかなか来ず。  あ、一鉢だけ勢いがいいヤツがいました。アロエです、アロエ。ただ、使う機会といえばやけどした時ぐらい。 そんなに急いで増えなくていいと常々言っているのですが、どんどん増えていきます。水をやるのを多少忘れようとも、枯れることはありませぬ。  なんか、植物男子 ベランダーみたいになってきたので、ここらで止めておきます。

#890 デミオ・ディーゼルに期待したくなる、あれやこれやの理由。

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  #889 を書いていたら、マツダの次期型デミオにおいて、ディーゼルエンジンが正式に搭載されることが発表されました。ただし、こちらは、キャラクター的なこともあって、排気量は 1.5Lで、 最大トルクは250Nm 、その発生回転は 1500回転。つまり、 排気量を落としながらも、 最大トルクの発生回転数を下げており、その フィーリングには相当なこだわりを込めたことが見えてきます。何よりも、すでにディーゼルエンジンとアイドリングストップとの協調を確立していますから(輸入車のウィークポイントを見事に払拭)、 それも含めて、そのアドバンテージがあるのですが 。  ということで、あれやこれやと期待されるわけですが、ひとつだけ心配なのは価格。2.2L同様に後処理触媒レスにできた、とはいえども昨今のディーゼルユニットは高価。MTとの組み合わせがアナウンスされていますから、まぁ、スポーティを謳うトップグレードになるでしょうけども、クラスを考えるとは200万円をもちろん切ることは必至、で、170万円の壁を……、破るのは難しいでしょうなぁ。そう、商売的な勝算をどこに求めるのか、そこにも見所がありますな。  それにしても、最近のマツダはディーゼルの話題が強すぎて、 アクセラに搭載されたハイブリッドユニット のイメージは薄くなりつつあるように感じます。あ、ロードスターディーゼルとか、おもしろそう。爽快な軽快感がどこまで表現できるかが、ポイントになるでしょうけども。

#889 Cooper SDとONE Firstを追加して話題を繋げるMINIの話。

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 話題を途切れさせないこと、これもまた海外の自動車メーカーは上手い。というわけで、1週間経たずにMINIブランドから新しい発表がありました。高出力なディーゼルエンジンを搭載したクーパーSDと、1.2Lエンジンを搭載したエントリーモデルのOne Firstの登場ですな。って、またもBMWネタですが、ま、贔屓しているというより、気になるのだから仕方ない。ここはニュースサイトではないので、ピックアップするネタに偏りがあるのはお許しあれ。ということで、ここのラベルにもBMWを追加しておきました。  さて、追加されたディーゼルエンジンはトップグレード用。最大トルクは360Nmだそうで、しかも、1500回転から発生となもし。360Nmってのがどれぐらいスゴイかといいますと、レガシィの直噴化されるまでのターボエンジンの最大トルク350Nmを超えています。もう一度書きますけど、それを1500回転から発生させます。しびれますな、しびれます。ほんと、しびれます。  で、一方のONE Firstは、1.2Lターボを搭載しての登場ですが、エントリーレベルとはいっても、最大トルクは150Nmで、なんと1400回転から発生するそうで。まぁ、最高出力は55kW……、って、軽自動車ターボモデルの47kWと比較するとたいしたことないように感じますが、加速とは出力ではなくトルクで語るものですから云々。  昨日のレヴォーグの試乗会でも感じたのですが、やはり低・中回転域のトルクをどのように表現するかで、クルマの愉しさは大きく変わってくるもの。MINIに新しく加わった2種類のエンジンは、エントリーとハイエンドという極端に位置づけられていますが、ともにそれを持ち合わせています。いやはや。そして 、この導入手法にも、唸らせるところがありますな。いやはやいやはや。

#888 クリエイティビティというセンスに、居心地の良さを感じた話。

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  探し当てたのではなく、連れて行ってもらったカフェは、 シンプルというカタカナ4文字では語り尽くせぬほどに、こざっぱりとしていました。その装いをひと言で表現するならば、古民家風。ただし、梁がドーンとあり、いろりがダーンとあるような、今はやりの古民家ではなく、端的な表現を用いると、“古”い“民家”をこざっぱりとさせただけのこと。過去のあれこれを集めつつも、空間を作り上げていましたが、そこには古いだけではないオーナーのセンスがここぞとばかりに表現されていました。  で、このカフェ、何故か居心地がいい。そこに置かれたアイテムやソファーやテーブルと、自分の中の想い出がリンクしたわけではないのに、居心地がいい。もちろん、 自分には、そんなセンスも、あんな感覚も持っていないのに、居心地がとてもいい。生地は破れ、腰のないクッションのソファーであっても、そこに腰を落ち着けると、ほんわりとした居心地の良さがある、と。なんだろう、どうしてだろう、何故なんだろうか。深煎り のコーヒーをひと口、で、少し間をおいてひと口と、ちょっとカフェの雰囲気に似せてみようと意識して口にしながら、ちょいと考えてみました。ま、見渡しつつの、分析タイムですな。 最初に書きましたが、このカフェを簡潔に表現すると寄せ集めであり、かっこ良く表現すれば、まさにクリエイティブにあふれる空間……、というところで、なんとなく見えてきました、分かりました。  そもそも、クリエイティブとは、 日本語で書き記すと新しい何かを作り出すことをイメージします。しかし、存在する事象であり物質 を組み合わせること(どこかで読んだ)こそが、本来のクリエティブ。そう、人が作り出すモノも、音楽もアートも、料理も、本も、そのすべては自然の中にあるピースを、それに基づく体験を、張り付け、再構成していくこと、それが、クリエイティブであると。  つまりですね、このカフェで感じた居心地のよさとは、まさに カッコイイ・クリエイティビティそのもの。そして、そんなクリエティブについて、こうして あれこれ考えたり、妄想したり、会話したり、それらを愉しめることに、心地良さを感じ取った、と。 なるほどね、なるほど、なるほどねー。と、納得できる理由にたどり着いた頃には、コーヒーもなくなっていました。

#887 いつもどおりの夏至祭と、いつもとは違うカフェ花豆の話。

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 毎年夏至が近くなると、八ヶ岳山麓の小海町ではフィンランド夏至祭が行われています。ただ、夏至はもう少し先なのですが、梅雨と重なるゆえに少し早めに行われており、今年は先週末の土曜日に開催されました。そう、あの雨の中。梅雨を避けたはずが、梅雨に入り、よりによって雨の被害をあちこちにもたらした日に。  で、当日の朝に出発すれば、いきなり中央道は通行止め、さらに並行して走る国道20号線も峠にて通行止め。ゆえに、さらに並行して走る県道は超渋滞で動けず、さらにさらに迂回して入った山道も、国道413号線方面も途中で通行止め。なので、クルマ1台がようやく通れる道を走り、……中略……、小海町へとたどり着きました。よくぞ到着したといった感がありました。  そんな話はおいといて、今年の夏至祭ではカフェ花豆がキッチンカーにて復活していました。ここでも書きましたが、今年のカフェ花豆は、 町とのいざこざから、 これまでどおりに営業できなくなり、がっかりしておりました。ですから、 たった1日だけとはいえ、この復活はうれしく、久しぶりのカレーに、やっぱり美味しいやねを感じました。  雨ゆえに、夏至祭に集った人たちは例年よりも少なかったのですが、雨に打たれつつもコッコ(大きなたき火)に暖かさを感じ、こじんまりとしたイベントににつかわない立派な花火に歓声を上げ、例年と同じような盛り上がりがありました。でも、 このイベントが終わると、カフェ花豆のカレーもしばらくは味わうことはできず。そんなことになん だかなぁ感を覚えた、今年の夏至祭でした。

#886 スバル車としての進化を含め、まさに期待どおりだったレヴォーグ。

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 さてと、レヴォーグの話。本日、公道試乗会が行われましたのでまずはファーストインプレッションを。感じたのは、 あれこれ細かいコメントはありつつも、 いいクルマに仕上がったなぁという印象と、スバルの中で最も進化したモデルである(言葉にすると当たり前ですが)という2つでした。  ひとつ目のいいクルマについては、まさに バランスがいいことがポイントでして、目標と、実際の乗り味が見合っているところが好印象。 たとえば、乗り心地は、スバルもようやくここまで届きましたか、よくやりました、合格ですといった感があります。18インチタイヤをはいたGT-Sは、整えられすぎた感もあって、シャシーの一連の動きの中にドタバタ感が見当たらず、路面によって異を感じさせることもなく、そういった観点からするとGT-Sを選んでも不満はありませぬ。そう、クラスとしてはその上にポジションがあるはずの現行型レガシィも、インプレッサに対して上質感も表現したはずのXVであっても、届いていなかった領域の話ですな。  ふたつ目のスバル車の中で云々については、最近のスバルは、新型車がデビューする度にステップアップが大きいと書いてきましたが、レヴォーグにおいてもそれが言えます。つまりですね、キャラクターとは直接的に関係ない、クルマとしての仕上がりの話。そう、これまではフォレスターがトップでした。そういう観点から あれやこれやと比較するとですね、このレヴォーグは、現行型レガシィを過去へと追いやった感があるほど。6年という年月差ゆえに仕方ないこととはいえ、5thレガシィ→レヴォーグと捉えると、 今回のステップアップ“も”随分と大きいものとなっていました。 といいますか、それほどに仕上がりがいい。  と、考えると、次期型レガシィは、どこまで進化しているんだろうかという期待もあります。現時点において、TWや、3.6Lエンジンなど、次期型から消え去るアイテムを持ったモデルについては、買いと言えますが、現行型と要素が重なるモデルならば、次期型を待つのも一手かもしれません。つまり、新型アウトバック2.5Lが欲しいならば次期型を待つのもいい、でも、アウトバック3.6Lが欲しいなら、現行型しかないと。  レヴォーグの細々については、再度試乗会に出かけますので、その後に……。あと、次号のクラブレガシィにて。そうそう、下の画像は、初