#890 デミオ・ディーゼルに期待したくなる、あれやこれやの理由。

 #889を書いていたら、マツダの次期型デミオにおいて、ディーゼルエンジンが正式に搭載されることが発表されました。ただし、こちらは、キャラクター的なこともあって、排気量は1.5Lで、最大トルクは250Nm、その発生回転は1500回転。つまり、排気量を落としながらも、最大トルクの発生回転数を下げており、そのフィーリングには相当なこだわりを込めたことが見えてきます。何よりも、すでにディーゼルエンジンとアイドリングストップとの協調を確立していますから(輸入車のウィークポイントを見事に払拭)、それも含めて、そのアドバンテージがあるのですが
 ということで、あれやこれやと期待されるわけですが、ひとつだけ心配なのは価格。2.2L同様に後処理触媒レスにできた、とはいえども昨今のディーゼルユニットは高価。MTとの組み合わせがアナウンスされていますから、まぁ、スポーティを謳うトップグレードになるでしょうけども、クラスを考えるとは200万円をもちろん切ることは必至、で、170万円の壁を……、破るのは難しいでしょうなぁ。そう、商売的な勝算をどこに求めるのか、そこにも見所がありますな。
 それにしても、最近のマツダはディーゼルの話題が強すぎて、アクセラに搭載されたハイブリッドユニットのイメージは薄くなりつつあるように感じます。あ、ロードスターディーゼルとか、おもしろそう。爽快な軽快感がどこまで表現できるかが、ポイントになるでしょうけども。

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