#898 V6と思い違いをするほどに、とても良かったチェロキーの直4。

 ジープオーナーから見ても、新しいチェロキーはとってもいいと思います。ありだと思います。ジープらしさがあるかと訊かれるとよくわかりませんし、これがチェロキーか? と言われると戸惑いもあります。しかし、斬新につながる新しさがあるし、デザインとしての完成度も高くて、とてもいいと思います。というわけで、チェロキーの取材でした。いやいや正確には、チェロキーで取材でした。その詳細は今は書けませんので、後日に。
 で、今回の取材では、ちょっと自身にビックリしたことがありました。取材当日は、我が家にチェロキーに乗ったカメラマンさんが迎えにきて、ロケ地までテストドライブしたんですが、てっきりエンジンはV6かと思っていました。いや、4WD(4WDはすべてV6)が来るもんだと思い込んでいたので、まさか直4だとは思わなかった。ちなみに、試乗会でのV6の印象は、排気量はあるもののパンチを感じさせず、ジェントルなフィーリングが豊かであるというもの。パンチはない、でもそこそこに走る、そう考えると、こんなもんだったな→こんなもんだ→これがV6だ、と思い込んでいたようで。
 ただ、何かが違うような気もしていました。シャシーフィーリングがしなやかで、クイック感がないもんだから、とてもとてもコントロールしやすい。ワインディングが楽しい、楽しい。あれ、でも、V6(リミテッド)の18インチの乗り味は、もっともっと硬さがあったはず……と思って、タイヤサイズをチェックしたら、17インチ。え、リミテッドに17インチってあったっけか? は? ま、まさか? あ、リアデフがない! ああ、これ、FF? ってことは、直4だ。
 直前に乗っていたクルマの印象が強く残っていた、そんな思い違いをしてしまったんだなと、振り返ってみると、その直前の取材で乗っていたのはレヴォーグ。あの印象から、そんな判断をするわけないだろうと思って再度調べてみれば、レヴォーグ試乗会に乗っていったうちのグランドチェロキーが、チェロキーに乗る直前に乗ったクルマでした。その印象が残っていたのでしょうか……、って、V8なんですけどね。ま、新型チェロキーの直4、とってもいいってことには変わりありませんな。
 一番最後の写真は、ロケ場所で、ふっと建物の一部を撮影したもの。サングラスを通して撮影してみたら、見事にカッコイイ写真となっていました。

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