#1459 あれ、ずいぶんと良くなっているじゃん、トヨタ・ハチロク。
さて、ハチロクです。ここのところランドクルーザーの原稿に追われていますので、なんだか、トヨタ三昧って感じです。そういえば、今週にはトヨタでも販売される新型車の試乗会もありますし。あれ、ひょっとしてと振り返ってみると、今年はトヨタ系のクルマについての執筆やらが、いちばん多いような気もしますが。ということで、トヨタ車と自分について振り返ってみますと……、って、トヨタ車に乗ったことが……、いや、大丈夫ですよ、ランドクルーザーに乗っていたことがありますから。
さてはて、ハチロクの話です。ハチロクなのに、なぜか4x4magazineでの仕事。オフロードを走らせるってわけでもないですし、FRスポーツカーのお勉強をしましょうって企画でもありません。試乗記事を紹介する企画があるんです、はい。で、ハチロク。早いものでデビューから5年目を迎えていたようで、今年の夏、大改良といえるマイナーチェンジを行いました。で、ハチロク。これがですね、実に良くなっていておりましてね、驚きましたよ。
試乗したのはハイパフォーマンス仕様ではないGTリミテッドのMTでしたが、エンジンフィールがですね、パワーアップを果たしたっていうから、過激さを先に感じるかと思ったらば、これがですね、かなりジェントルな仕立てになっていまして、つまり扱いやすい。とっても扱いやすくなっていた。アクセルを踏んだ際のレスポンスもかなり極められていましてね、って、レスポンスが良くなっているだけではなくって、踏み込み量に対してきめ細やかなレスポンスとトルクを提供してくれまして、これ、扱いやすさに繋がっています。
で、シャシーはですね、これがまた良かった。特に好印象だったのは微舵角におけるグリップ感。パワーステアリングのアシスト量の変化もあってのことなんですが、それにしても、オンセンターからの繋がりが美しい。違和感を覚えさせるようなクイックを感じさせることなく、クイックに、そしてグイグイと曲がっていく。ま、そんなシーンでのグリップ力はいうまでもなく十二分。って、今回はクローズドコースでの試乗ではなかったので、限界までは達する前の話ですが。
さらにですね、そんなジェントルテイストに倣うかのように、乗り心地もすこぶるいい。とにもかくにも、どんなシーンでも、215/45R17というタイヤサイズを、暴れさせない、ばたつかせない、硬さを伝えて来ない、そんなセッティングに仕上がっています。タイヤはミシュランのプライマシーHPですが、これがですね、バランスがいい。良さを引き出しているといいましょうか、その相性がとてもいい。これ以上のハイグリップタイヤは、まったくもって不要であることを感じました。乗り心地はですね、ダンパーとバネとがしっかりと協調していまして、言い訳が見当たらない。逃がそうとか、逃げようとか、そういった抜けが見られない。たとえば、リバウンドストローク時の減衰の経過は、先に書いた精密さも相まって、突き上げを感じさせることなく、すっと、なだらかに消えゆくフィーリングがあり、ま、言い過ぎかもしれませんが、美しい。とってもいい。それでいながらシャシーたる剛性感に不足はありませんから、スポーツカーたるポテンシャルに不足もない。
ま、クローズドコースやらを走らない前提での話ではありますが。って、そうなんですね、実は吊るしのバランスが凄くいい。まさしく、煮詰めたチューニングといった感がありまして、意外性も含めて、やられた感に打ちのめされました。シートも良かった、って、もともとあれでしたっけか。忘れているところもあるようですな。
というわけで、そのうちにBRZにも乗らないといかんですな。
さてはて、ハチロクの話です。ハチロクなのに、なぜか4x4magazineでの仕事。オフロードを走らせるってわけでもないですし、FRスポーツカーのお勉強をしましょうって企画でもありません。試乗記事を紹介する企画があるんです、はい。で、ハチロク。早いものでデビューから5年目を迎えていたようで、今年の夏、大改良といえるマイナーチェンジを行いました。で、ハチロク。これがですね、実に良くなっていておりましてね、驚きましたよ。
試乗したのはハイパフォーマンス仕様ではないGTリミテッドのMTでしたが、エンジンフィールがですね、パワーアップを果たしたっていうから、過激さを先に感じるかと思ったらば、これがですね、かなりジェントルな仕立てになっていまして、つまり扱いやすい。とっても扱いやすくなっていた。アクセルを踏んだ際のレスポンスもかなり極められていましてね、って、レスポンスが良くなっているだけではなくって、踏み込み量に対してきめ細やかなレスポンスとトルクを提供してくれまして、これ、扱いやすさに繋がっています。
で、シャシーはですね、これがまた良かった。特に好印象だったのは微舵角におけるグリップ感。パワーステアリングのアシスト量の変化もあってのことなんですが、それにしても、オンセンターからの繋がりが美しい。違和感を覚えさせるようなクイックを感じさせることなく、クイックに、そしてグイグイと曲がっていく。ま、そんなシーンでのグリップ力はいうまでもなく十二分。って、今回はクローズドコースでの試乗ではなかったので、限界までは達する前の話ですが。
さらにですね、そんなジェントルテイストに倣うかのように、乗り心地もすこぶるいい。とにもかくにも、どんなシーンでも、215/45R17というタイヤサイズを、暴れさせない、ばたつかせない、硬さを伝えて来ない、そんなセッティングに仕上がっています。タイヤはミシュランのプライマシーHPですが、これがですね、バランスがいい。良さを引き出しているといいましょうか、その相性がとてもいい。これ以上のハイグリップタイヤは、まったくもって不要であることを感じました。乗り心地はですね、ダンパーとバネとがしっかりと協調していまして、言い訳が見当たらない。逃がそうとか、逃げようとか、そういった抜けが見られない。たとえば、リバウンドストローク時の減衰の経過は、先に書いた精密さも相まって、突き上げを感じさせることなく、すっと、なだらかに消えゆくフィーリングがあり、ま、言い過ぎかもしれませんが、美しい。とってもいい。それでいながらシャシーたる剛性感に不足はありませんから、スポーツカーたるポテンシャルに不足もない。
ま、クローズドコースやらを走らない前提での話ではありますが。って、そうなんですね、実は吊るしのバランスが凄くいい。まさしく、煮詰めたチューニングといった感がありまして、意外性も含めて、やられた感に打ちのめされました。シートも良かった、って、もともとあれでしたっけか。忘れているところもあるようですな。
というわけで、そのうちにBRZにも乗らないといかんですな。