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9月, 2013の投稿を表示しています

#607 11日+11日、11階まで上り下りしなければならない、11月の話。

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 我がマンションのエレベータが停まるんだそうです。そもそも、我がマンションは建物自体がとても古く、そのためにエレベータも古いまま。ですから、そのスピードたるやノロノロでしたし、その動きは垂直方向への直進性(という表現でいいのだろうか)に優れておらず、つまり、左右方向への揺れを許すなど、まさに、昭和の団地を感じさせるもの。ですから 、ずっと思ってました、換えればいいのに、と。しかし、エレベーターそのものを換えることは、その規格やら、費用やらありますから、無理だと思っていました。何より、停めてしまう必要がありましたから。  ところがですね、停めるんだそうです、換えるんだそうです。ただ、すべて一新するのではなく、部分的に換えるようですが、停めるんだそうです。そんな案内ちらし(画像)が届けられ、ふーん、ぐらいにしか思っていませんでしたが、しっかりと読んでみたら、実はとんでもない事態になることが発覚しました。そう、発覚。  なんと、11日間、昼夜問わずに完全停止だそうで。しかも、それだけに止まらず、その前後11日間は9:00〜20:00にて停止。実質的に22日間も影響があるわけです。まさに、おい! って、感じです。 ほかのエレベータに乗ればいいじゃないと思われるかもしれませんけど、1棟に1台しかないんです。 ちなみに、我が家は11階であること を頭の中で再度確認して、階段を上り下りする姿をシミュレーションしたら……、おいおいおい! って感じに。  ま、頑張るしかないやね、と思ったんですが、丁度この時期ってのは、 ヤーコンやキクイモといった大量の収穫物やら、モーターショーでかき集めてきた資料やら、重量物を手にする機会が多く。そんな 現実的ないろいろを考えると、ちょっと気が重くなります。その期間、どこかへ逃避すればいいのか。んー、22日間ねぇ。

#606 4s+iOS7のままでいいかと思いきや、5sが欲しくなった、その理由。

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 そうそう、iOS7の話。結局、iPhone4sだけではなく、iPhone4までアップデートしましたが、レスポンスという面では変わっておらず、その内容も満足度は高いかな。って、周囲でも、なんだかんだで、いい評価ばかりが聞こえてきます。  で、どうしてそう感じるのか、あれこれと疑問があったのですが、本日、高尾山へとハイキングに来ていた知人が、その帰りに我が家へと遊びに来たので、あれこれと訊いてみました。いや、この手のアプリケーションの開発をやっている人でして。やはり、4s+iOS7では、レスポンスそのものは変わっていないとのこと。しかし、それを感じさせないどころか、速くなったように感じるのは、あれこれの視覚効果 の描写にかかる時間を小さくしているそうで。 つまり、今まで0.5秒で表現していたものを、0.3秒にするといったように。そう、 描写が速くなっているがゆえに、むしろレスポンスが良くなったかのように感じると。ちなみに、 たとえ、レスポンス遅れが出たとしても、ビジュアルの動きは速くなっていますから、そうは感じさせないわけですな。 なるほどね。  あとは、なんだっけか。iOS7というか、iPhone5sの64ビット化の話。採用については、やはり、ライバルよりも先行したいことが主たる理由だそうで。ただ、それは話題性を狙っただけではなく、今後の生き残りを考えると、急ぐ必要があったようです。 そう、その先にあるのは、やはりスマートフォンやタブレットの高性能化。また、不揮発性メモリの登場によってストレージとの境目がなくなり、扱えるメモリ空間が一気に広くなり、そう、アドレッシングも含めて、64ビット化が必要になっていたと。とはいっても、 その64ビット化は、今時点で意義があるのかといえば、ネイティブアプリがないがゆえに、直接的な恩恵は少ないようです。  しかし、処理能力そのものは上がっているために、 従来のアプリケーションであっても、プラスはあるとのこと。ちなみに、5s上では、これまでのアプリケーションは専用となるエミュレーション的なモードで動いているんだそうで。つまりですね、SDKまで覗いていないため、知らなかったんですが、64ビットネイティブに対応させるためには、やはりプログラムを専用に書き換える必要があるそうで。って、勝手にSDK内で処理(対応)してくれるのかと思っ

#605 アクセス数、書き上げた本数ともに過去最高だった9月なまとめ。

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 なんか、おかしいです、ここのホームページ。先月末に突然のアクセス数(1日あたり)増加があったって話( #580 )をしましたが、それには届かないものの、9月に入ってから、幾度か集中アクセスがあり、突然に月末になって過去最高を更新していました。それが右のグラフですが、グラフの左ギリギリにいるのが、8月末の突出した日。グラフ右端は9月末のアクセス数。どこかでリンクが張られたんでしょうな。  ちなみに、このアクセス数は、昔の10倍以上ゆえに、書くほうも緊張を強いられ……、ていません。だから、誤字脱字だらけですし、駄文続きです。気づかれていないとは思いますが、そうした文章はこまめに修正されており、モノによってはまるごとに書き換えています。前にも触れましたが、書きっぱなしというスタイルではなく、まずは、感じたこと、思ったことをストレートに文字にして、あとから推敲していくというスタイルゆえのこと。たまに、読み返してみてください、文章がきれいになっていたりしますから(意味が通じるようになっている、ともいうか)。  ということで、無理矢理ではありますが、9月は日数分(30本)を書き上げてみました。これも、また、過去最高。って、まぁ、よく書いているなぁと自分でも感心しきりではありますが。

#604 期待の海外ドラマ、新シーズンスタートでワクワクしている、って話。

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 さて、いよいよドラマの新シーズンがスタートしています。国内ではなくって、海外の話。5月に終了して、3か月待ちで次シーズンの放送スタートというサイクル、なかなかいいと思います。夏に間が空くことを待ちきれないという人もあるでしょうが、個人的には、夏は八ヶ岳にいることが多くて、観ている時間もありませんから、大歓迎だったりします。はい。  というか、気がつけば、そんな季節かって感じですが、考えたら、衝撃的な終わり方をして次が待ち遠しいドラマが数多くなったので、急に愉しみが増えた感もあり、ワクワクしていたりします。  ま、その中でも、あれでしょうな、いちばんは、 Revenge か。あちらでは明日からスタートしますが、作り込みもなかなかの trailer を見る限り、さらなる展開があるようで、云々。そのほかは、 新キャラクターを加えても無理がないストーリーの Modern Family は、 クオリティを落とすことなく再スタートしていましたし、 あとは、意外にも打ち切られなかった Nashville (嫌いじゃない)やら、J.J.Abrams作品なのにLOSTほどわやくちゃになっていないところが好感触な Revolution 、 スタート時とはすっかり流れが変わってしまったのについつい観てしまう(つまり成功なんでしょうな) Hart of DIXIE (O.C.のRachel Bilson主演)や、このままのストーリーで展開されるのか微妙な Beatuy and the Beast (SmallvilleのKristin Kreuk主演)などなど。  ちなみに、最近ではイギリスものがお気に入り。 sherlock しかり、来年からにはなりますが DOWTON ABBEY しかり、 MR SELFRIDGE しかり。…… って、何を言っているんだ、この人は、となってきていると思うので、ここらで止めておきますが。  というわけで、秋の夜長はドラマ漬けになりそうです。

#603 素直に受け止めて、付き合っていると、実はラクチンってなApple話。

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 FacetimeもMapも話題になりませんが、ま、そんなもんでしょう。というわけで、iOS7の話。 Mapは大きくは変わっていませんが、ナビ案内(右画面)はデザインが変更となり、目にしたことがあるナビゲーションの中では、最も見やすいと思いました。少々、個人的な意見になりますが、ナビを語る時になぜにデータ量やら、検索機能やらに終始してしまうのだろうか、と思っています。そう、ビジュアルに対してはあまり強く語られない。いや、ビジュアルといっても、コンビニやら、3Dやらが表示されるか否か云々というビジュアルではなくって、見やすい、認識しやすいというナビ本来に求められているビジュアルの話。  色を使ってあれこれやっているうちに色だらけになって、初見では判断しにくいナビが多い中、このiOS7のナビは、見やすさ、わかりやすさがあります。コマ部分の地をホワイト、文字をブラックとしながら、ルートは案内路線だけブルー。シンプル過ぎるという評価もあるでしょうが、右左折する際に交差点名だけではなく、コンビニやらファミレスまの存在まで教えてくれるナビに、行き過ぎ感を覚えていたので、このiOS7のナビは、個人的には好みです。そう、個人的には。  ただ、と、もちろん入ります。案内音声については、やはり日本語を語らせるには辿々しすぎますし、マップデータそのものにまだ不足があります。そう、まだ、途中。以前にも言いましたが、目指している方向は最初から明確ですから、安易に使えないとは評価したくありません。むしろ、この改良していく様に付き合っているのも愉しいもの。そう、見方次第だと思うんですが。  で、もうひとつ、FaceTimeですな。これまではビデオチャットのみというスタイルで提供されてきましたが、動画なしバージョンつまり、音声のみも可能となりました。名称もFaceTimeオーディオ。もちろん、Appleのことですから、iOSもしくは、MacOSに限っての話ではありますが。で、利用してみましたが、評価すべき点は2つありました。ひとつは、電話をかける、もしくは連絡帳からの簡単に利用できるようになっていること。意識せずに使えることは本来歓迎すべきことなんですが、逆にいえば、うちの両親は、電話なのか、FaceTimeオーディオなのかを分かっていないままに、かけてきます。そう、どれでも電話という感覚で

#602 比叡山と床屋と知人に来なさいと呼ばれている気がする、京都行き。

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 なんかね、京都に呼ばれているようです。前回は台風(画像はその時のもの)に呼ばれるかのように足を運びましたが、その後、イベントとお誘いやらが連続しています。で、ひとつ、大きなものが比叡山。とあるお寺さんでの云々なんですが、それに関わる人からご一緒しませんか? って。なぜに、お誘いを、比叡山でしょ、と思いつつ、何か理由があり、そして誘ってくれた人に想いがあるわけですから、応えようとしつつ、なんともかんとも日程が。  あとは、床屋さん。なぜに、京都で散髪なのかといえば、以前、切ってもらっていた人が、京都の実家へ帰ったのですが、ならば、京都まで散髪しに行きます! と断言しながらも、そのまま放置となっておりまして、それを実行せねばと。最近、床屋へ行くタイミングを逸しており、伸び放題ゆえにまさにタイミングなのかと思ったりして。ただ、京都の住所をいただいた手紙を見失ってしまったままなので、もしかすると、今はまだタイミングではないのかもしれませんな。  それと、なんだっけか。今は東京在住な京都出身者が、しばらく京都に戻っていまして……、まさに案内してもらうには、これぞなタイミング。  ただ、いずれにしても、上手く組み合わせがきかず、また、ピンと来る決定打もなく。それでも、 やっぱり、行くことになるんでしょうか、京都。次回は台風とかち合わないようにしたいものです。

#601 一筆の暖かさと、かつおぶしたる心遣いに、ジーンとした、話。

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  あちこちで訊かれるので、ここに書いておきますが、 結局ですね、まだ、自転車漕ぎはしていません。 あれです、自治会で行っている、団地タクシー(正式名称決定)の漕ぎ手の話。お誘いがあったのは7月下旬だったか、8月上旬だったかで、その後、八ヶ岳の夏へと突入して、さらに、原稿書きに追われ、で、あちこちクルマで走ったりと、なんだかんだでバタバタしており、まだ、自転車を漕ぐまでには至っていません。 で、振り返ってみると、最近、家にてじっとしていたことはほとんどありませんでしたな。  そんな高尾ライフですが、昨日、フィットの試乗会を終えた頃に、お隣さんからメールが届きました。ご在宅ですか? って。今は留守にしていますと返信して、帰宅してみれば、ドアのところに紙袋が下がっていました。そう、お総菜のお裾分けをいただいたのですが、一緒にメモが入っていました。それが右上の写真なんですが、たかが一筆、されど一筆。これが、なんとも暖かかった。なんともね。  そして、さらに、かつおぶし付きだったところに、ジーンとしてしまいました。こういうのを心遣いというんでしょうね。ちなみに、我が家にある鰹節は、ダシ取り用のみだったりしますから、昨夜のおひたしは上品にいただくことができました。

#600 ポテンシャル高いし、理由を知っていると不満にならない、アテンザの真価。

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 さてと、アテンザの話をしましょうかね。結局、走行距離は1800kmほど。昨年の夏にCX-5でもそのぐらい走ったんだけっかな。まぁ、ディーゼルゆえに、それだけ走っても燃料費は負担になっていませんでしたし、なによりディーゼルゆえに、ストレスも疲労も少なく、とんでもない距離を走ったという意識はありません。 あ、燃費ですか。   高速道路をまったりと走って(Ave72km/h)で、24.7km/L   市街地にて信号で止まりつつ(Ave32km/h)で、20.4km/L   大渋滞にはまり、裏道使って(Ave15km/h)で、15.6km/L といったところ。  ラフにアクセルを開けると途端に燃費は悪化しますが、ラフに開けなければ、それなりに伸びていきます。といいますか、燃費アップを狙うには、やはりパーシャルスロットをいかにキープするか。まぁ、当たり前なんですが、少しでも踏み込むと途端に燃費が落ちていきますので、想像以上にパーシャルスロットがキーとなります。ただ、オルガンペダルもあって、足がつるようなことはないので、割とイージーに低燃費を期待できるところは、やはり評価すべきところだと思います。  で、エンジンフィールについては、いうまでもなく。低・中回転域のトルクが豊か過ぎて、しかもその回転上昇が実に美しく、もはやうっとり。サーっと走るのではなく、スーーーッと走って行きます。まさにエレガント。そして、とんでもない速度域へと誘いますし、何よりクルマがまっすぐに走ろうとしますから、速度感がない。まさに新東名向きといった感もありますな。  さて、そんなアテンザで、気になる点を書いておきましょうかね。これはウィークポイントというよりは、いいクルマだからこそ、ポテンシャルがあるからこそ言いたくなる、そんなコメントとして捉えてもらえるといいのかな。試乗したのは17インチのATでしたが、17と19インチでサスペンションを共用したことの粗が、やはり気になりました。言い換えると、17インチならではのコンフォート感、まぁ、言い換えればタイヤのたわみを上手く乗り心地として表現して欲しかったなと。もう少し具体的に言いますと、ストロークスピードが速いところでバウンドした際、その後のリバウンドにおいて、17インチタイヤのたわみ反力が、リバウンドを助長してしまうシーンがありました。つま

#599 いい表情を作るのではなくって、いっつも笑っていることを意識した、話。

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 さてと、ジープの話をしましょうかね。そうなんです、最近、あれこれとあったもので、話さなければならないことが多いのです。訊いてくれる人がいないわけではないんですが、ここに書くことで、また違った表現になりますし、なによりも記しになりますから。  で、ジープ。アメリカのジープに乗ってます。11年ほど。まぁ、その理由はさんざんにあれこれ書いてきましたから、放置。で、で、今回、オーナーとして取材を受けました。というか、どうやら、自分で応募していたことになっていたらしい。いや、ホームページにてオーナー投稿ページがあったので、意識せずに、オーナーたるスタンスで写真(画像右)とコメントをアップしたら、その中からピックアップされたようで、取材を受けたと。つまり、取材を受けたり、特典を得るために、応募するのが常であって、ただ写真をアップするものだと勘違いしていた、ようです。ま、どうでもいいんですが。それが #574 だったわけですが、早々とアップされていましたので、ご覧あれ→ ■ 。  とにかく、インタビュアーの田村十七男さんによるテンポあふれる文章がとってもいいんですが、こうしてあらためて眺めるとですね、 思うわけですよ、もうちっとマシな表情はできないものか、このオーナーは、と。せっかくの文章も台無しになっているかのよう。まぁね、これ、いつもの取材で撮影される度に常々思ってはいますし、編集者やカメラマンからも指摘されます。にらまないくれ、とか、固すぎるーとか。ゆえにですね、んー、笑顔の練習をしないといかんかなと思うわけですが、鏡の前に立ってみても、そんなことできるわけもなく、性格ゆえか、するはずなどなく。 それでも、今回はまともに写っているのは、カメラマンの村上悦子さんの腕あってのこと。いやはや、ほんとに、いやはや。  で、ふっと思い出しました。先日、20年来ぶりにあった知人に、昔はさー、キミはさー、いっつも笑っている人ってイメージがあったんだよねー、と言われたことを。そうだっけかなと思いつつ、ふっと思い返してみれば、ずっと笑っていたような気がします。まぁ、若かったですから、何でもかんでも愉しかったですから。今となっては、現実的にあれこれ考えることも多いですし、あれこれ経験もつんできましたから、ケタケタとは笑っていられません。ってか、逆に44歳になってまで、笑っていたら、それ

#598 安易に価格にこだわらず、いいものであろうとする、新型フィットの正攻法。

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 さてと、フィットです。そう、3世代目へとスイッチしたフィットです。まぁ、よく練られており、想像以上の仕上がりになっていました。そもそも、どう想像していたかと言いますと、悪いわけはない、と。なぜそう思っていたのかといえば、最近のホンダの新型車に仕上がりやら商品性からの予測。そう、これはBMWの次もいいだろうにとても似ています。つまり、方向性がしっかりと定まっているか否か。最近のホンダは、Nシリーズに代表されるように、製品に対する自信、こだわりが明確であり、そう、このフィットも悪いわけはない、と期待したわけです。  ここでは、さらに想像以上だったことについて触れておきましょうかね。まず、1.3Lは、これまでのベーシックテイストは消え去り、スタンダードを語れるほどになっていました。それは質感からパワーまで。その中でも強く印象に残ったのは、CVTの制御とトルクの出し方で、2000〜 3000回転でのダイレクト&トルク感は、もはや排気量以上のストレスフリーがあります。レスポンスが鋭いというよりは、的確なレスポンスがあり、扱いやすさにあふれていました。それが、いちばん分かりやすいシーンは交差点内での右折待ちからのスタートでしょうか。スッと発進したままにグーンと走って行きますから、まさに不安に思うことがなかった。そう、ドンと発進して、ガーンと加速していかない。そう、ここがポイントですな。  ハイブリッド、1.5lともに、スタンダードというよりは、アッパーグレード的なテイスト、つまりワンランク上を共通としていました。とにかく、乗り味において、ハンドリングから乗り心地に至るまで、質感が高い、高い。ハイブリッドは、モーターを加えたことで、必要以上のフィーリングを作り上げており、燃費主義を謳いながらも、それ以上の価値のほうにアドバンテージがあるんじゃないかと感じたほどでした。そう、こんどのフィットのラインナップには、パワーというヒエラルキーはそこにはなく、自分の好みで選べばいい、そんな選択肢が並んでいます。ゆえに、ベストバイという考え方はなく、好み次第で選んでいい。 ちなみにRSは意外にもヤンチャというよりはベースになった1.5L流の質感をそのままに残してありまして、これがかなり好印象。ゆえに、ヤンチャモデルとして、タイプRを存在させるのも、アリだなと思ったほどでした。

#597 それは突然なことではなく、実は自然なことだった、計画性のある放浪。

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 ここのところ、思い立ったようにあちこちへ出かけていますが、そこにこれといった意図はなく、単純に、八ヶ岳から帰る際に、あのド渋滞にはまりたくないがゆえに下り方向へと走って、帰京を平日へと先延ばしているだけのこと。ですから、その行き先にこれといった計画性はなく、ただただ、勘に頼って気が向くままに走っています。結果、充足感はとても高くてですね、まぁ、自分なりのそんな“勘”にも、時折感心したりもしますが、まぁ、とにもかくにも愉しいことだけは確かですな。  こういった特に目的地を定めることなく、あてはなんとなくありながらも、あてもなくさまよう、つまり計画性のある放浪は、振り返ってみると、以前はよくしていました。そして、その計画性のなさと唐突な行動は、今よりも、もっとざっくばらんだった気がします。しかし、今も昔も変わらないのは、道中を愉しみ、人と親しみ、場に浸る。それは、出会いとか、交流とか、一期一会とか、そんなたいそうなレベルの話ではなく、単に発見を愉しんでいるとでも表現しましょうかね、そんなごくごく単純なものだったりします。  そして、こういった楽しみ方をしていると、その楽しみ方に気がつくと、すべてがプラス方向へとコロコロと転がり始め、それに逆らうことなく身をゆだねていると、モノゴトの見方や、出会いやらが広がっていくようになります。それは 加速的になって、しまいには 一気にバーン! といった感じに。不思議なものです。まぁ、こういったことは 過去に幾度か体験してはいたものの、最近は何かがつっかえ棒になっていて、その転がりが緩やかになっていたり、転がり初めては止まってを繰り返していることも意識していました。たぶん、自分で止めていたんでしょうね。 今回の場合、何がきっかけだったかはよく分からないんですが、つっかえ棒がコトンと外れたようです。まぁ、そういう時機が来ただけのことなんでしょうね、そういう時機が。たぶん。  で、ここに飾った写真は、今回の放浪にて、 心に残ったシーンのあれこれ。一部ではありますが、こうして並べてみると多彩なシーンを巡ってきたんだなと思いつつも 、まぁ、計画をたてず、目の前にあるおもしろそうなことに手を出すという、この連続的に何かを引き出すスタンスというか、行動に、らしいなぁと自身を分析したりもしましたが。  なんてことを考えていたら、

#596 これでいい、これがいい、を愉しませてくれるシトロエンDS3カブリオ。

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  一連のドライブの締めくくりは、シトロエンのDS3カブリオの試乗会となりました。で、写真右側がDS3カブリオなんですが、レギュラーモデルのハッチバックなDS3にしか見えないのは、まさにマジックというかトリックだそうで。そう、そのコンセプトのひとつは、まさにDS3であること。ほほぅ、なかなかやりますな、よく分かってるじゃん、と試乗前からそんなことを思ったりしましたが、これがいい仕上がりを見せていました。まぁ、皆、気になっているのは、ただのオープンモデルなのか、どうかってことなんですが、結論から言いますと、ただのオープンモデルではありませんでした。  クルマたる性能は、レギュラーモデルよりも断然いい。その理由は重量バランスにあるようで、乗り味を上手く作り上げていました。本日はレギュラーモデルにも試乗したんですが、あちらはサスペンションが固い印象が強く、路面が荒れたところではパタパタと落ち着きがなくなります。まぁ、ヤンチャモデルゆえに仕方ないかなと思ったんですが、カブリオは、違う。シャシーはしっとりとした動きにあれふ、路面からの衝撃をいなしつつ、しっかりとタイヤを路面に接地させてくれます。そのしっとり感は、ターボエンジンのトルク感に見合ってまして、愉しい。そして、開放感も相まって相乗的に愉しくなっていく、そんな仕上がりを見せていました。  ちなみに、日本におけるこれまでのDS3のMT率は40%だそうです。DS3だからという理由もさることながら、MTだからという理由でも選ばれているようですな。だから比較対象車がスイフトスポーツなんてこともあるようです。もちろん、DS3カブリオもそんな理由もあって、とりあえずMTから導入したようですが、って、そう、とりあえず、のようです。   さて、本日はフェイスリフトを行ったC3(画像左)にも試乗してきました。が、こちらは随分と緩さが抜けていました。そう、抜けてしまっていた。いい意味でも悪い意味でも。あののんびりとしたストローク感は消え去っており、代わりに剛性を高めたシャシーフィーリングを手に入れてました。それでも、DS3と比較するとゆるめではありますが、まぁ、顔に見合ったフィーリングになったとでも言えば、分かりやすいでしょうかね。それにしても、ゼニスウインドウ(フロントウインドウ)は、もう最高です。下手なオープンモデルや

#595 一日アクセル踏んで、景色を眺め、満足感にグデングデンになってしまった、話。

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 早々に金沢を後にして、能登半島へ向かいました。先月に行ったばっかりだろう、またかい? と思われるかもしれませんが、またなんです。いや、前回は新潟へ15時までに行かねばならなかったので、なぎさドライブウェイだけ踏んでターンしましたが、今回は、なぎさドライブウェイ(画像右)を経由しつつ、先まで足を伸ばしてみました。 ちなみに、今日のルートは、金沢から能登半島を走り、富山へ抜けて、そのままに乗鞍を越えて山梨まで。いうまでもなく今日もまた疲労困憊で、グデングデン。グダグダを超えたグデングデン。しかし、何をしているんだろうとは全く思わず、なんて贅沢なことしているんだろうと、満足感に浸っております。いや、ほんとに。景色を見ながら、いやー、スゴイね、いいね、をつぶやいていましたから。  と言いながらも、能登半島は時間の関係から半島巡りはせず、今回は能登島を巡るにとどめました。そもそも能登半島そのものがユルユルという雰囲気にあふれていますが……、って、いやいや、ちゃんと表現しましょうか、能登半島は海だけではない里山感が強くある地で、その雰囲気たるや、まさにゆったりと表現したくなるもの。一方の、能登島は、さらに里山感を強めつつも、どこへ行っても海が近くにあるという、まさに、自然にどっぷり使っている感覚にあふれており、そこにはゆったりを越えたまったりとした空気感がありました(画像左)。つまり、とってもユルユル。すべて、ゴメンナサイと言いたくなるようなやられた感に打ちのめされました。  もうちょっとゆっくりとしていたかったんですが、翌日は午前中に山梨県内で取材、午後には御殿場で試乗会があったので、 早々に帰京……、しなかった。いや、午後1時には能登島を離れてはいたんですが、東京へは戻らずに、 山梨県内に留まることにしました。そう、山梨を通過して、翌日山梨に再びいるということは、とっても効率が悪いんじゃないかって、気づきましてね。というわけで、帰らなかった。  で、途中で気付いた。試乗会へ行くのに、カバンがないことに。旅行カバンを持っていくのはおかしいし、小さなショルダーで行くのもまずい。というわけで、富山のイオンに立ち寄って、靴下も買ってと、市街地を経由をしつつ、乗鞍へ向かいました。   そもそも乗鞍ってのは、強い思い入れがある地域ではないのですが、思い入れがない地域とい

#594 一日走りまくって、満足感にグダグダになってしまった、話。

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 早々に伊那を後にして、金沢へ向かいました。知人から、あれ、山形じゃなかったのかい? とメールが来ましたが、金沢、再びだったんです。そう、京都、再びではなく。金沢再びでした。その理由は2つありました。ひとつは、白山スーパー林道を走ってみたかったこと、もうひとつは前回利用したホテルで、朝食フリー券(期限付き)をもらっておりまして、それを使いたかったため。こういってはなんですが、このホテル、週末は庶民がおいそれと泊まれる価格設定ではなくて、それゆえに朝食も少々お高くて1400円。それでも高くないじゃんと言われるかもしれませんが、庶民には十分高くてですね、それがフリーになるわけですから、利用しないわけにはいきません。というわけで、白山スーパー林道を走って、ついでにとばかりに、金沢におります。  ホテルの話はさておき、白山スーパー林道の話。有料スーパー林道って、まだあったんだなと思いつつ走りましたが、やはり比較してしまうのは、個人的に思い入れが深い奥志賀スーパー林道。存在を知った時には、ダートが70kmとはスゴイ! 是非、走ってみたいと思いましたし、また、その時見た写真がこれまた良くって、心を強く奪われたことを今でもはっきりと覚えています。そして、卒論での調査やらプライベートを含めて何度も走り、想い出もあれやこれやと深くあります。現在では全て舗装になり、無料化され、かつての面影はありませんが。  で、白山スーパー林道ですな。こちらは有料のままですが、やはりフル舗装化されていて、すっかり観光道路になっていました。ところがですね、本日、走ってみて、おや、あれ、そうですか、をあれこれ感じました。なんといっても、R。そう、コーナーのR。とにかくキツイんです。路面の幅はあるんですが、Rがキツイんです。って、考えてみれば、林道として作られていますから、つまり、そう、砂利道だったら、スピードが出ない、出せないものですから、走行速度は低く設計されていました。ところが、舗装化されて、一般車が多く走るようになったもんだから、これがたいへん。とにかくスピードを出せない走りな上に、走り方が破綻しているクルマが多く、ひたすらに走りにくかったのです。景色も、どう考えても林道時代のほうがよかっただろうと思われるようなシーンばかりで、なんだかなぁを強く感じたのでした。とはいっても、それでも素晴らし

#593 一日食べまくって、話しまくって、満足感にクタクタになってしまった、話。

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 早々に八ヶ岳を後にして、またもや旅立ちました。今度は東北だと中途半端な宣言をしたもんだから、東北だろうと思われたかもしれません。でも、違います。そんなにストレートではありませぬ。あ、先週、京都だったから今週も京都だろうと思われた方、実に惜しい。ヨシダをよく読んでます。まぁ、先週、京都にいたと書いたらば、後で、何故、寄らないかなとあちこちから言われ、ただ、京都ゆえに話は半分に聞いておくべきなのかと戸惑いながらも、まじめに京都行きを考えた。でも、…中略…、止めました。 で、どこかへ向かおうとしているのか。まぁ、それは明日に、 時間があったらば書きましょうかね。  で、今は、長野県は伊那にいます。そうか、先日の引っ越しを手伝った知人のところへ行ったのか、と思われたかもしれませんが、おりません。ヤツは横浜の実家へと戻っていまして。それなのに、伊那にいるのは、明日動きやすいがゆえに。ほかにも伊那には知人がいることもあるんですが。  今日は食な1日でした。カフェ花豆に知人が訪れたので早々にエプロンを外してランチを共にして、そのままに大混雑していると聞いていた八ヶ岳パイ工房を見学兼ねて訪れて。で、その知人とは別れて、下道をどんぶらこと走りながら、伊那へ。そして、伊那では教えてもらった(伊那の人ではなく)、イタリアン。と、まぁ、どれもこれも語るに尽くせない、豊かな食を楽しんできました。そこにはすべて会話付き。あれやこれやと会話しながらの食事でした。  どこかで書いたかもしれませんが、ひとりでご飯できません。何を生っちょろいことを言っているんだと思われるかもしれませんが、できません。いや、ご飯はできます。でも、そういう場でひとりを好みません。つまり、ひとり、もくもくと食べる食事は好みません。知り合いとの話をしながらの食事は、好みます。というか、それがしたい。そんな意味合いからの、ひとりご飯できません、なのです。まぁ、ひとりで行って、誰かと仲良くなればいいではないかと思われるかもしれませんが、酒を飲まない者にとって、日本でいきなり意気投合はなかなかないもので。そう、そこなんですな。  というわけで、今日も誰かと一緒でしたが、まぁ、話は止まることなく。伊那の知人は、東信出身ってこともあって、なぜだかツルヤ(スーパーね)談義になったり。それはそれは美食となりました。もちろん、いず

#592 秋は好きではないのだけれども、嫌いでもないという、その理由。

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 1週間ぶりの八ヶ岳は秋が一気に深まっていました。空気が冷たいとか、夏が去ったとかではなく、紅葉が始まり、落葉している木があるなど、まさに 視覚的に秋が進んでいることを感じさせます。そうなんです、秋なんですな。  実は秋は嫌いではないんですが、好きでもありません。でも、好きだったりもします。そう、見方次第で、あれこれ変わるんです。好きではない理由は、行き着く先が冬であること。ああー、終わってしまうんだなを感じさせるところが、好きではない理由。あえて、嫌いとは書きません、好きではない理由。  でも、好きなところもあります。そもそも、卒論でブナ林を採り上げたこともあって、紅葉で彩られた山が大好きです。ブナ林が、どうして紅葉なのかといえば、まぁ、ブナの紅葉というのは一気に燃え上がり、一気に散っていくもので、紅葉としては、なかなかのハイレベルな情景を見せてくれます。さらに、たまたま見られたという、今年は見られなかったといった、一期一会的感覚もあり、だから、好きなのです。  というわけで、秋は好きではないけど、嫌いでもないんです。ちなみに文句なく好きな季節は新緑の頃。これから盛り上がる感覚が、すごく好きだったりします。  画像は、八ヶ岳でのひとこま。野生のリンドウです。

#591 320iSEの車両本体価格が安い理由を確かめたはずが、あやふやだったって話。

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 リサーチしましたよ、 #571 で書いた320iSEの件。やっぱりですね、大きく省かれていたのがシート関係なんですが、このモデルのシートは前後スライドだけはオートで、リクライニングだけは手動……、って、違う話が混じっている気がする。あれ、おかしいな。リクライニングは手動のほうがいいから、大歓迎ですよ、話したような気がしつつ、なんか話していないような気もしてきた。再度リサーチしておきます。最近、話がこんがらがってしまうことが多くて。  シートの詳細はさておき、シートが価格ダウンに大きく影響していることは間違いありません。しかし、それだけでここまで価格を下げられるんだろうかと。 #571 では 価格差は51万円と書きましたが、その6日後には60万円になっていました。そうなんです、320iSEを発表した6日後に、改良モデルが発表され、衝突回避・被害軽減ブレーキを採用したこともあって、レギュラーモデルの価格が全体的に上げられていました。なんだ、このタイミングは? と思ったらば、やはり理由がありました。 公には謳われていませんが、BMWにもイヤーモデルがあります。そう、320iSEは前のロットで、改良モデルは2014年モデル。つまりですね、2014年モデル到着前に在庫がなくなったこともあって、この 320iSEを導入したと。まぁ、ライバルの価格を探っての仕様でもあるようですが、そんな事情があったそうです。  さて、今日、MINI CROSSOVERとPACEMANの、COOPERにALL4が追加となりました。そこまでしなくてもとは思いますが、意外に日本ではこの4WDという記号性は大きいですから、人気が集まりそうな気もしています。まぁ、自分だったら、どうするか、と考えると難しいところ。2WDとの価格差は21万円になりますから(もちろんMTね)。それにしても、どこまで増殖するのでしょうかね、MINIってば。

#590 アップデートしたのに、家に忘れて出かけてしまった、iPhoneナシな1日の話。

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 iOS7の話を期待しているんでしょう、きっと、皆さんは。と、あえて、読まれることを意識した書き始めですが、ご期待のとおり早朝にアップデートを行い、出かけるまでにあれやこれやと試していました。個々はともかくとして、iPhone4S+iOS7は思っていた以上に快適に動作しています。ということで、この話は終わり。  なぜ、終わりか。今日はそんなiPhone4Sを家に忘れて行ってしまい、朝に触れた以外なにも触っていないからです。ただ、忘れて行った日に限って、待ち合わせに遅れる人がいたり、待ち合わせ場所について相談する人があったりと、連絡があるもの。たいへんに失礼いたしました、各位。振り返ってみると、携帯電話を忘れて出かけることはあまりなく、こういったことは珍しいのかな。だからといって今日は動じることなく、どうにかなるだろうと、構えていました。待ち合わせ場所にひとり先に着いても、きっと、皆、無事に来るだろうってな感じで、何もしないでおりました。そしたらどうにかなるものですね。取材は無事終了しました。  で、今日の取材は、午前中から取材、夕方までには納品という、その場仕上げだったので緊張感がつきまといました。まぁ、そんな日に携帯電話を忘れるとは……、って感じではありますが、その原稿も納品して、すべてが完了。ってか、あれ、原稿依頼ないのか、もう? と思ったら、来週の締め切りが1本ありましったっけ(大丈夫です、忘れていません)。  というわけで、って何を結論にしようと思ったんだっけか。あ、明日は新型iPhone発売日ですな。都内のあちこちは誰も並んでいませんでした。

#589 偶然なのか、理由があってか、わからないけど、台風の日、京都にいた話。

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 さてさて、京都の話。八ヶ岳から京都へと向かった日は、まさに台風上陸直前のあの日で、翌日にかけては台風が上陸。よりによってではありますが、そんな時に京都におりました。 京都は、なぜだか出身者を含めて知人が多い地です。そして、それぞれに、 考えてくれるメニューがとてもおもしろく、 連れ行ってくれる地と案内手法が違うため、 それも京都へと足を運ぶ楽しさのひとつになっています。ですから、もちろん、 こちらからのつまらんリクエストなんてものはしません。 そういう意味では京都たる王道を巡ったのは、高校生の時の修学旅行時が最初で最後だったのかもしれませんな。  で、今回、いつも以上につくづくおもしろい地だなと感じたのは、たぶん、案内人のセンスあってのことでしょう。あとは、自分の今の感受性もプラスしていたんじゃないかなと思います。感性ではなくって、感受性。自分が大人になったこともプラスしていますし、八ヶ岳から直接向かったこともプラスしているし、XVハイブリッドで訪れたのも起因しているのかな、と。あの時ではダメだった、今回だったから、という、まさに時機もあってのことでしょう。  まぁ、それにしても、京都というのは、何をすることもなく、何をしても、もちろん、目的もなく、どこを巡るでもなく、あちこち巡っても、そこに佇んでいるだけで、歩いているだけで、話をしているだけで、発見の多い街とでもいいましょうか、あらためてそれを感じ、楽しんできました。旅先での、恥はかきすてと言いますが、恥云々というよりも、知ったかぶりをしないことで、その旅における充足感は高くなるものです。よく、比較を口に出す人がいますが、あれ、つくづくもったいないことしているなと思います。自らの物差しを懐から出すことなく、時に話を聞き出すという意の知らぬふりをすることで、知らなかった発見を楽しめるものですから。そう、それをあらためて感じたのも、今回の大きな収穫のひとつでした。  ちなみに京都からの帰り道は、台風当日の夕方までほとんどの高速道路が通行止めになっていたことで、あれこれとたいへんでした。そうなんです、通行止めが解除されてみれば、案の定、一気に高速へとクルマがなだれ込んで、ヘビーな渋滞になりまして。いつもは、そんなことにめげずに、あれやこれやと策を練って走って行くのですが、さすがに0時頃になってもまだ琵琶湖畔を走

#588 スバルXVハイブリッドの、なかなかいいじゃないと、あと少しだなや。

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 さて、過ぎ去った連休は、XVのハイブリッドにて1000km走ってきました。ま、正確には1153kmだったか。またも無謀にも、八ヶ岳の後に、今回は京都まで、ひとっ走りしてきました。 さて、スバルXVハイブリッドの話ですな。まずは、好印象であることは変わりませんでした。で、気になっていたハーシュネスの問題は、借り出した広報車の走行距離が4000kmを超えていたこともあってか、想像していたようなドタバタ感には届いていませんでした。そう、想像していたようなレベルにはなっていなかった。つまりですね、ドタバタ感そのものは荒れた路面ではやはり顔を出します。ダンパーのピストンスピードの速い域で追いつかず、タイヤもあの扁平率とあの空気圧ゆえにフォローに入れないといったフィーリング。ただ、何人かにその挙動について訊ねても、気にならないという意見ばかり。突き上げやらは出ていませんから、あまりマイナスに捉えることはないのかなと思いました。  で、あらためて感じた美点を2つ。ひとつ目は、そのシャシーですが、微低速域でのストレスないフィーリングが美しさを作り上げていたこと。つまり、滑らかな路面ではしなやかさがあふれだし、質感が強く印象に残ります。これ、まさに美点。そして、もうひとつは、やっぱりパワーフィール。このハイブリッドは、WRX(ターボ)モデルの代わりという話も聞いていたんですが、そこにあの強いトルク感は見当たりません。どちらかというとレガシィシリーズの3.0R的なフィーリングに近いかな。そう、3.6Rではなくって。全域にトルクがあるけど極太ではなくって、でも、エンジン回転が上昇していくところに表現された精密さがあふれており、全体として美しさがあると。絶対的には6気筒、4気筒の差はありますけども。  ゆえにですね、燃費に対して過度な期待はしないほうがいいですし、燃料費が安くなるからという理由でハイブリッドを選ばないほうがいいです。 どういうことか。こういうことです↓   渋滞はなかったけど、信号がある市街地(平均速度24.8km/h) 12.8km/L   渋滞はなかったけど、ゆるく走った高速(平均速度63.5km/h) 23.4km/L   渋滞はあったけど、流れてた3車線国道(平均速度30.0km/h) 17.7km/L  エコ運転せず、前のクルマに普通に付いていくとい

#587 Windowsをよく知らないけど、なんとなく使えてしまう、その理由。

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 Mac上でWindowsが動くことはもちろん知っていましたし、確かめたこともありました。しかし、本格的に使うことはあえてしないでいました。もう少し言いますと、OSは手に入れていましたし、すでにインストールはしていましたが、使える手段を自らで遮っていました。理由はご察しのとおりで。ということで、これまではなんとか、Macでしのいできたんですが、このたび、クルマのサービスマニュアルを見るために、仕方なく本格的にWindowsをインストールして使うことになってしまいました。そう、なってしまった。  それにしても、最近のクルマのサービスマニュアルやらはCD-ROMやらで提供されているんですが、たかがPDFをめくるレベルであっても、専用のビューアーを必要とします。いちおう、Windowsという汎用OSをベースにはしていますが、そのアプリケーションはもはや、いやはやという感じ。誰でも使えるUIに、どうして、もっと……と思います。  さて、ここらで、Windowsとヨシダについて書いておきましょうかね。いや、かなり頻繁にWinの使い方を聞かれることがあるもので。で、実は基本的にWindowsについては分かっていません。でも、分かります。というのは、Win98の時に、どんなものかと興味あってVaioを購入したことがあり、短期間ではありますが使っていましたので。その当時も、もちろんメインマシンはMacでしたが、どちらもいいんじゃないのとばかりに、使い分けていたような気がします。で、編集後記には両刀遣いとまで書かれた覚えもあります。  なので、Windowsの操作方法はなんとなく分かります。でも、忘れていることもあって、なんとなくというレベル。ところがですね、それでも使えるのは、MS-DOSを使っていましたし、それ以前にマイコンなんて言われていた時代からあれこれ触っており、アセンブラもやりましたし、半田ゴテ基盤作りを作ったこともありました。つまりですね 、最新は分からなくても、コンピュータそもそもの概念的なものは少しは知っています。 それが理由でしょうね、なんとなく使えるのは。  そう考えると、今のタブレット(アンドロイドは知らない)は、そんな概念を知らずして、使えるデバイスになったんだな、と思います。そこにはドライブという感覚もなく、ファイルというスタイルを意識しない

#586 9月に入ってから芽を出した朝顔がいつまで生きられるか、って話。

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 プランターから、突然に朝顔が芽を出しました。種を蒔いた覚えはなく、過去に植えた覚えもないんですが、出てきました。2株も。もちろん、朝顔の種ほどのもの(大きさ、重さ)が飛んでくるとも思えず。実家からもらってきた鉢植えのタイムの土に混ざっていたんでしょうかね。  まぁ、そんな突然から、この時期より朝顔を育てることになりました。朝顔はこの時期に枯れゆく1年草であり、たぶん、朝顔にとっては試練に真っ向から立ち向かうことになると思います。ところがですね、最近、我が家のプランターでは1年草が越冬してしまうケースが多々ありました。昨年はししとうが越冬し、春には花を咲かせていました。まぁ、プランター植えであることと、東京育ちゆえのことなんでしょうね。といってもそれは荒川区や足立区での話。今年は、冬の厳しい高尾ですからどうなることやら。花を咲かせられるでしょうかね。  そうそう、我が家のプランターといえば、どうやってもローズマリーが根付きません。それこそ冬を越せるし、外からの目隠しにもなるし、料理にも使えるので、育てておきたいんですが、結果、枯れる。実家ではまさに木になってしまって困っているというのに、うちでは枯れる。実家から、ちょん切ってきては、挿しているんですが、根付かない。根付いても、しばらくすると枯れる。なんでしょうかね。土かな。  ちなみに、我が家のプランターには“使える”ものしか植えていません。セロリに、タイムに、バジルに、シソに、ミョウガ、で、最近ニンニクも植えたか。そう、たくさんはいらない、でも少量が欲しい、そんな野菜ばかりです。

#585 製品よりもランニングコストに興味をもってしまった、iPhone5sと5c。

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 結局、昨夜のAppleのプレスイベントはライブで追いかけてしまい、気がついたら明け方になってました。それにしても、最近のAppleの新製品発表はリークの筋書きどおりで、以前のようなドキドキがなく、プレゼンとしてのなるほどね、も見当たらず、おもしろみがないような気がします。あまり昔話をするのも好きではないんですが、 Jobs時代 は、プレゼンの時点で惹きつけられ、ドキドキしながらワクワクして、オンラインストア明けと同時に速攻クリック(購入)をするほどでした。しかし、今では、ふーん、そうですか、程度になってしまいました。そして、その後、ビデオを見て、実機を見てから、あ、言いたかったことはそういうことかとか、と、納得するというのが流れになってます。  で、今回のiPhone5sと5cですが、まぁ、いいんじゃないでしょうかとしか捉えていません。それよりも、各キャリアがどういう料金体系で来るのか、docomoのFOMAプラスに本当に対応なのか、ってなことのほうが興味深かったりして。そう、製品よりも、日々のランニングコストやらに興味を持っていました。なんてことに気づいたらですね、これって、燃費だけでクルマを選んでしまうスタンスに似ていることに気づきました。クルマは二の次。いかんですね、いかん。やはり、クルマがいちばん、燃費がその次でないと。  で、で、ヨシダはどうするか?  もう、いいです、本体を見せかけ(実質ともいう)0円で購入するのは。ということで 、メイン回線はスルーで4Sのまま。そして、遊んでいるau回線をdocomoの一括0円なアンドロイドにしておいて、その後、 iPhone5sが一括0円となったところでMNP。 auにするか、softbankにするかは、まだ分かりませんが。まぁ、そんなことを考えてしまう時点で、デバイスに惹かれていないってことになるのかな。まぁ、ゆとりがあるんだったら、速攻で購入しているんでしょうけども。  で、で、で、iOS7へのスイッチについては、4Sは、 今回発表されたApple謹製アプリ(フリー)が4Sにて使えないこと、また、 将来のdocomoのSIM運用にも対応できるようにとiOS6のままにして、ほとんど使っていない4は試しにiOS7にしてみようかと思っております。 あとは、うちの両親のiPhone5をどうするか。ようやく使い慣れ

#584 オフローダーをイマドキにデザインした、スズキのiV-4(コンセプトモデル)。

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 そして、スズキですな。このiV-4は、実質的に、エスクードの後継車種となるわけですが、ヨーロッパで発表したことに意義があるように感じます。そう、北米ではなくて、あえてヨーロッパ。  残念ながら、現行型エスクードは、日本ではその存在を忘れ去られつつありますが、クルマとしての仕上がりはとても良く、SUVとしての中途半端さも見当たらず。ただし、MT限定の話ではありますが。そんなエスクードがどうなるかは、以前乗っていたものとしては少々心配がありました。消滅するのではないかって。  と思っていた矢先にこのiV-4の発表ですから、ほっとひと安心しました。良かった、良かった。先に書いた3世代目エクストレイルとは対称にあるように感じました。善し悪しではなくって。エスクードはそもそもオフローダーたるポテンシャルをコンセプトだけではなく、ハードウェアでも実現していたモデルでありますから、ここまで来るとむしろそれに固執しなきゃいけない理由がありました。呪縛ともいうか。それをどうするか、で、こうしてきたわけです。あっぱれ。  市販化も発表されていますが、キーとなるのは、このデザインをどこまで再現できるかですな。ま、楽しみではありますが。