#588 スバルXVハイブリッドの、なかなかいいじゃないと、あと少しだなや。

 さて、過ぎ去った連休は、XVのハイブリッドにて1000km走ってきました。ま、正確には1153kmだったか。またも無謀にも、八ヶ岳の後に、今回は京都まで、ひとっ走りしてきました。さて、スバルXVハイブリッドの話ですな。まずは、好印象であることは変わりませんでした。で、気になっていたハーシュネスの問題は、借り出した広報車の走行距離が4000kmを超えていたこともあってか、想像していたようなドタバタ感には届いていませんでした。そう、想像していたようなレベルにはなっていなかった。つまりですね、ドタバタ感そのものは荒れた路面ではやはり顔を出します。ダンパーのピストンスピードの速い域で追いつかず、タイヤもあの扁平率とあの空気圧ゆえにフォローに入れないといったフィーリング。ただ、何人かにその挙動について訊ねても、気にならないという意見ばかり。突き上げやらは出ていませんから、あまりマイナスに捉えることはないのかなと思いました。
 で、あらためて感じた美点を2つ。ひとつ目は、そのシャシーですが、微低速域でのストレスないフィーリングが美しさを作り上げていたこと。つまり、滑らかな路面ではしなやかさがあふれだし、質感が強く印象に残ります。これ、まさに美点。そして、もうひとつは、やっぱりパワーフィール。このハイブリッドは、WRX(ターボ)モデルの代わりという話も聞いていたんですが、そこにあの強いトルク感は見当たりません。どちらかというとレガシィシリーズの3.0R的なフィーリングに近いかな。そう、3.6Rではなくって。全域にトルクがあるけど極太ではなくって、でも、エンジン回転が上昇していくところに表現された精密さがあふれており、全体として美しさがあると。絶対的には6気筒、4気筒の差はありますけども。
 ゆえにですね、燃費に対して過度な期待はしないほうがいいですし、燃料費が安くなるからという理由でハイブリッドを選ばないほうがいいです。どういうことか。こういうことです↓
  渋滞はなかったけど、信号がある市街地(平均速度24.8km/h) 12.8km/L
  渋滞はなかったけど、ゆるく走った高速(平均速度63.5km/h) 23.4km/L
  渋滞はあったけど、流れてた3車線国道(平均速度30.0km/h) 17.7km/L
 エコ運転せず、前のクルマに普通に付いていくといった走りをしての話。ま、過去のクルマや、排気量の大きなクルマよりは、低燃費ではありますが、世間一般のハイブリッドレベルを期待すると、期待外れだと思ってしまうかもしれません。そう、燃費だけを期待すると、ね。しかし、走りを考えると、この燃費を優秀だと思えるはず。しかも、ただ、走りがいいというのではなく、先に述べた、クラス上の質感があるという走りですから、十分に満足はできるはずです。
 またも、ただ、を使いますが、ただですね、#575#576で書いたゴルフ7(1.4L)の燃費とあの走りと比較すると、まだまだがあるのも事実です。ゴルフ7のほうが燃費を期待できますし、走りも格段に上。ま、ジャンルに少しずれがありますし、価格も違いますから、比較はあまり意味をなさないかもしれませんが。
 そうそうメーカーオプションのナビですが、BuletoothでのiPhone(4S)自動再接続の際、わずかな時間ではありますがオーディオが漏れがありました。あと、爆音になったことも1度ありましたっけ。これは、iPhoneのAirPlayの問題、いや、こんなこと初めてですから、やはりオーディオ(ナビ)側の問題か。
 まぁ、それにしても注目度の高かったこと、高かったこと。やたらと、視線を感じました。

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