#1152 ペダル操作に感心しつつ、愉しさを感じる、BMW i3。

 最終充電後、自宅まで峠を越えて20km、そして、この2日間往復30km×2回、合計80kmを走って……、なんと、まだバッテリー残量は半分。満充電での走行はおおよそ100kmと謳われていましたので、これが、また予定外。出かけたついでにとあるモールで充電して帰ってくるつもりでしましたが、まったくそんな必要もなく、走ってくれました。もちろん、エアコン強制オフとなるECO PRO+モードにて走行していることもありますし、そもそも、ラフなアクセルワークはしていません。アクセルオフによる超強烈回生ブレーキを愉しみながらのドライビングもプラスになっているか……。
 ちなみに、エアコンオフですから窓は全開。そして、音楽をそれなりの音量流します。というのも、EVゆえに、走行音が小さく、周囲に対してのアピールの必要もあって、あえて、窓を開けて、音楽を流しています。そんなまったりドライビングのBGMには、Darius Ruckerあたりがピッタリ。カントリーテイストにあふれつつも、オールドスタイルではなく、でも、イマドキカントリーのようなロックやポップステイストのない、のんびり感ね。
 i3のドライビングは、ドライバーを焦らせることなく、そして、無駄なく走りましょうと語り掛けられているかのようで、まさにまったりという言葉がぴったりだなと感じました。いや、キビキビ走りもいいと思いますが、それは普段は隠しておいたほうがいいような気がしました。もちろん、まったりドライビングをしていると、後続車から煽られることも多々あります。ただ、そういうクルマや、周囲の流れを眺めていると、皆、無駄なアクセルワークが多いこと、多いこと。前方の信号が赤に変わったばかりなのに、なぜ、キミは加速するんだい? と問いたくなる。そんなドライビングを目にすると、このi3のアクセルペダルへの踏み込みを緩めるだけで大きく減速させるというコントロール性にひたすら感心。そして、ブレーキペダルを踏む回数を減らすという理想たる操作性を実現させたBMWにひたすらに感心してしまいますな。
 そうなんですね、このi3、発見が多いというか、日常のあれこれを気づかせてくれるといいましょうか、まぁ、まさに再定義された工業製品。そしてそれゆえが愉しさがそこにはあります。それにしても、i3、すっかり馴染んでしまい、自分のクルマかのよう。明日は、高速道路を利用して、ちょいと静岡まで走ってきます。

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