#1154 EV有料充電スポットは、ビジターにとってやさしくなかった話。

 さて、何故、有料スポットで充電できなかったのか。そもそも有料スポット利用には、充電用のいわゆる認証カードを必要としますが、これが、車体番号を登録しなきゃいけないとか、月々の会費がかかるとか、EVオーナーでない者には、とてもやさしくないシステムとなっています。
 そして、その認証カードには、いくつかの種類があります。あ、あれでしょ、欧米と日本でコネクターが違うんでしょ? と言われましたが、その件ではなくって、たんなる認証カードの話。利用料金はクレジットカード経由で引き落とされるのですが、これがですね、そのスタンドに対応した認証カードを持っていないと、ビジター料金やら提携会員料金を求められる。そうなんですね、同じに見えるEV充電スタンドですが、これが違うんですね。あれです、ガソリンスタンドでたとえると、ENEOSカード所有者が、シェルで給油しようと思ったら、割高な料金設定だった、みたいな、話ですな。この辺り、どうして統一しなかったのだろうかと思うわけですし、統一されなければ……、って、もはやスタートしてしまっていますから、よほどの号令がない限り統一されないでしょうな。
 ちなみに、ビジター価格として表示されていたのが、右上ですが、30分充電すると1500円! ま、30分充電で走行できる距離は約100kmですから、え、100km走るのに1500円?! となるわけで、利用する価値があるかと言われると、まぁ、ありませんな、緊急時以外は。
 そして、何よりも、オドロキは、ビジター登録しようとすると、携帯電話キャリアメールアドレスを要求されること(右)。をいをい、イマドキの人はMVNOで、もはやキャリアメールアドレスなんか利用していないだろう、と一瞬思いましたが、ちょっと違いましたな。正しくは、イマドキの異端児は、キャリアを利用していない……、でした。なので、これも致し方ないのか……。いや、より多くの人が使えるようにしておかなければ、いかんですよね、公共的、かつ緊急的なことですから。
 というわけから、自分の場合は、キャリアメールアドレスを持っていないがゆえに登録できなかったし、さらに登録できたとしてもあまりの高い料金設定から利用しなかった……、と、そんなオチとなり、無料充電スポットを探すことになりました。通じて感じたのは、充電スポットは数あれど、急速充電は意外に少なかったり、また、実験と称して無料で提供していても、もはやポーズに過ぎないシーンも見受けられました。つまりは、利用者のことなんぞ考えていないところ、こと、が多く、まぁ、言い方はきついですが、このままでは、現行のEVは普及は難しいと感じました。これ、どうにかしないと、いかんですな。

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