#1153 またも無料充電スポット巡りとなってしまった、BMW i3ドライブ。


静岡中心部(静岡駅周辺)の無料充電スポットは、県庁と、商業施設2か所ありましたが、迷わず、県庁を選びました。お役所での充電手順といえば、勝手にどうぞという放置スタンスか、受け付けまで足を運んであれこれ手続きをするか、でしたが、なんと静岡県庁では電話したら担当者がわざわざ出てきてくれました。ちょいとビックリですな。で、帰り分も含めて、少々多めに充電(写真右)。というのも、行きに立ち寄った長泉町の無料充電スポットは17時で終了し、かといって、高速道路SAでのスポットは利用できず。ということから、帰りこそ、ガソリンエンジン始動を覚悟しつつ、24時間対応の伊勢原市役所までたどり着かなければなりませんから、少々多めに充電となりました。ところが、走り出してみれば、伊勢原市役所を越えて、到着地の海老名ICまでEVで走りきってしまった……。その距離、下道15km+高速道路115km。ガソリンエンジンならば高速走行での燃費の伸びを期待できますが、モーターではあまり期待できないと思っていましたので、まさに想定外でした。もちろん、高速道路ではトラックの流れについていき、追い抜くにしても下り坂を利用したりと、あれこれと低電費運転を意識してのことではありましたが、それにしても、この結果には、ちょいと驚きました。
そして、翌日のことを考えて、その日のうちに24時間対応の相模原市役所まで走っていって、充電しておくことにしました。が、目的地まで20kmの距離に対して、走行可能なバッテリー残量は20km分。ガソリンエンジンは残り6、7km程で始動するようでしたから、もはや、ガソリンエンジンによる発電は避けられませんという状況に追い込まれました。ってか、自分で追い込んだとも言いましょうかね。と思っていたら、これがまた、伸びた。しかも、ずっと上り基調だったのに。とはいっても、さすがにあと2kmほどで、ガソリンエンジンがとうとう始動開始。って、始動して気がつきましたが、エンジンは、充電効率のいい回転数をキープするもんですから、って、ある程度エンジンを回します。つまり、それなりの音と振動があります。それは信号で停止していても、走っていても同じサウンド(回転数)で、まさに発電機を動かしていますって感じの音で、周囲の人やクルマからは、どうしちゃったんだろう、このクルマって感じで見られます。

さて、まとめ。運転次第とはいえ、表示されている走行可能バッテリー残量よりも電費は伸びることにちょいと驚きましたが、低電費ドライビングをするにしてもペダル操作のしやすさ、つまり、コントローラブルな仕立てにひたすらに感心しました。先に書きました、ブレーキペダルを踏むことなくアクセルオフ操作でほぼ停止まで可能としていることは、踏み換え数減少による疲労軽減だけではなく、操作性とはこういうものさといわんばかりの扱いやすさも表現していまして、もはや脱帽といった感がありました。つまりですね、i3のアクセルワークは、慣れが必要だよ、ではなくて、有無を言わずこれに慣れなさいと言いたくなるほどでした。
総走行距離は約370kmとなりましたが、ひたすらにアクセルペダルから足を離さずでも、右足に疲れはなく、それもオドロキのひとつでした。あ、ガソリンエンジンによる発電について、発電しながらどこまでの速度域で走れるのかとか、どのぐらいの時間で充電完了となるのかとか、あれこれ試してみればよかったですな。って、次回に。