#1153 またも無料充電スポット巡りとなってしまった、BMW i3ドライブ。

 BMW i3でのロングドライブ第2弾は、高速道路を利用しての静岡往復でした。無料充電スポットばかりを巡るのではなく、高速道路SAで有料充電スポットを利用しつつのドライブを計画しました。で、まずは、高速道路に乗る前に、海老名市役所の無料充電スポットにて充電して……と思って、早朝に出かけてみれば、なんと有料に変わっていた上に、結論としては携帯キャリアメールがないと登録できず、つまり、充電できないことに。ま、そんな不自由のあれこれは次(#1154)にて書きますが、結局、そこから約10km離れた綾瀬市役所にある無料充電スタンド(写真右)へと走っていって、必要な分だけ充電しました。
 で、東名に乗りましたが、先の件で、有料充電スタンドに頼れないことが分かりましたから、無料スポットを巡りながら、バッテリー切れの際にはガソリンエンジンの発電に頼るという計画へと変更。そして、まずは、充電不足分を補おうと、高速を下りて三島市と裾野市に挟まれた長泉町にある無料充電スポット、健康づくりセンター (ウエルピアながいずみ・写真左)へ立ち寄ることにしました。ここは、いわゆるスポーツ施設でありまして、なおさらに待ち時間を有効に利用できる施設ではなかったものの、ベンチシートやらあれこれありまして、最近できたばかりというホール内のおもしろい作りやら、施設のあれこれに感心しつつで、30分制限での充電もあっという間でした。そして、走り出して目的地の静岡市へ到着。
 静岡中心部(静岡駅周辺)の無料充電スポットは、県庁と、商業施設2か所ありましたが、迷わず、県庁を選びました。お役所での充電手順といえば、勝手にどうぞという放置スタンスか、受け付けまで足を運んであれこれ手続きをするか、でしたが、なんと静岡県庁では電話したら担当者がわざわざ出てきてくれました。ちょいとビックリですな。で、帰り分も含めて、少々多めに充電(写真右)。というのも、行きに立ち寄った長泉町の無料充電スポットは17時で終了し、かといって、高速道路SAでのスポットは利用できず。ということから、帰りこそ、ガソリンエンジン始動を覚悟しつつ、24時間対応の伊勢原市役所までたどり着かなければなりませんから、少々多めに充電となりました。ところが、走り出してみれば、伊勢原市役所を越えて、到着地の海老名ICまでEVで走りきってしまった……。その距離、下道15km+高速道路115km。ガソリンエンジンならば高速走行での燃費の伸びを期待できますが、モーターではあまり期待できないと思っていましたので、まさに想定外でした。もちろん、高速道路ではトラックの流れについていき、追い抜くにしても下り坂を利用したりと、あれこれと低電費運転を意識してのことではありましたが、それにしても、この結果には、ちょいと驚きました。
 そして、翌日のことを考えて、その日のうちに24時間対応の相模原市役所まで走っていって、充電しておくことにしました。が、目的地まで20kmの距離に対して、走行可能なバッテリー残量は20km分。ガソリンエンジンは残り6、7km程で始動するようでしたから、もはや、ガソリンエンジンによる発電は避けられませんという状況に追い込まれました。ってか、自分で追い込んだとも言いましょうかね。と思っていたら、これがまた、伸びた。しかも、ずっと上り基調だったのに。とはいっても、さすがにあと2kmほどで、ガソリンエンジンがとうとう始動開始。って、始動して気がつきましたが、エンジンは、充電効率のいい回転数をキープするもんですから、って、ある程度エンジンを回します。つまり、それなりの音と振動があります。それは信号で停止していても、走っていても同じサウンド(回転数)で、まさに発電機を動かしていますって感じの音で、周囲の人やクルマからは、どうしちゃったんだろう、このクルマって感じで見られます。
 というわけで、発電機サウンドを響かせながら相模原市役所へと到着。21時前の充電となりましたが、スタンド周辺はこの前の上野原市役所よりは、まだ明るく、また人の出入りも多かったので、車内で待っていても、それほど苦にはなりませんでした。左の写真がその様子ですが、これはイマドキのデジカメ威力で明るく写っていますが、実際にはこんなに明るくはなく、ちょいと薄暗い感じでした。居づらさはそれほどなかったかな、といっても1時間近くの待ち時間は短くはありませんでしたが。
 さて、まとめ。運転次第とはいえ、表示されている走行可能バッテリー残量よりも電費は伸びることにちょいと驚きましたが、低電費ドライビングをするにしてもペダル操作のしやすさ、つまり、コントローラブルな仕立てにひたすらに感心しました。先に書きました、ブレーキペダルを踏むことなくアクセルオフ操作でほぼ停止まで可能としていることは、踏み換え数減少による疲労軽減だけではなく、操作性とはこういうものさといわんばかりの扱いやすさも表現していまして、もはや脱帽といった感がありました。つまりですね、i3のアクセルワークは、慣れが必要だよ、ではなくて、有無を言わずこれに慣れなさいと言いたくなるほどでした。
 総走行距離は約370kmとなりましたが、ひたすらにアクセルペダルから足を離さずでも、右足に疲れはなく、それもオドロキのひとつでした。あ、ガソリンエンジンによる発電について、発電しながらどこまでの速度域で走れるのかとか、どのぐらいの時間で充電完了となるのかとか、あれこれ試してみればよかったですな。って、次回に。

このブログの人気の投稿

#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。

#1113 5年目にして……、トラブルではなかった、後付けサンルーフのあれこれ。

#1735 快適すぎるし、愉しすぎる。想像していたその先に到達していた、プジョー308。