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#829 景色は変わっても、その意は何も変わらない、八ヶ岳の話。

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 八ヶ岳を訪れました。何よりも優先して、足を運ばなければいけなかったので、出かけてきました。グランドチェロキーにて。で、何故だかわかりませんが、この日のグランドチェロキーは先日よりもさらに絶好調で、軽快そのもの。エンジンの吹け上がりはいいし、アイドリング時のエンジン回転数はぴたっと安定しているし、どうしたんだろうと思うほどでした。  ってなわけでクルマ、オーナーともにご機嫌で、八ヶ岳へと向かったのですが、そんな気分の時は、あれこれと寄り道をしたくなるもの。夕方前に、もう、売り切れかなと思いつつもパン屋さんに立ちよれば、まだ、いくつか商品が残っていたり、 圧雪すらされてしない道に誘われて入っていって、スタックしかかって戻ってきたり、と、まぁ、その寄り道もまた愉しい道中となりました。 写真いちばん上はそんなヒトコマから、野辺山から夕暮れ手前の八ヶ岳。周囲の風景はまだまだ冬のままでしたが、 もう少し先とはいえ、その力強さを増した陽差しから、春の近づきを覚えました。  あ、2枚目の焼き魚は御馳走になったえぼだい。山の中だから干物か、と思ったら大間違い。なんと鮮魚として売られていたそうで。海が遠い地において、鮮魚のえぼだいに出会えるとは……、鮮魚として見かけることはあまりない魚ゆえに、ちょいとびっくりしました。もちろん、笑顔になれるほどに美味だったことは言うまでもありませぬ。

#828 スバル・レヴォーグを詳細に紹介しているクラブレガシィ最新号。

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 先週、編集部で、まだ完成していないレイアウトに大丈夫かいなを感じつつ、赤入れをしていた気がするんですが、いつしか印刷されて、書店に並んでいました。というわけで、クラブレガシィの最新号の話。レガシィのワンメイク本なのに、レヴォーグの総特集でした。  内容については、本をご覧いただくとして、その巻頭、いい流れになっていると思います。やっぱり、見せるところで惹きつけ、読ませるところは読み込ませる、そんな基本は大切だと。編集長は、すかすか感が出てしまうことを心配していたところもありましたが、結果、その英断によって、いい作品に仕上がっています。 詰め込みな構成になれてしまうと、ついつい不安になりますが、時に大胆さも必要なんだと思いますし、それこそ雑誌だからこそできること、だと思うのです。  個人的には、以前にも書きましたように、あれだけの文章量をもってしても書き切れなかったことが多くあるのですが、まぁ、あれ以上の文章量は、企画として、デザインとして、バランスを崩していきますから、あのぐらいで良かったのではないかと思ったりもしています。ま、そんなこぼれ話は、機会をみて、ここでも書いていくことにしましょうかね。  レヴォーグについては、先日、再びのインタビューを行いましたが、まだ、今は触れられませんが、プロトタイプから大幅に変わったところがあるってな衝撃な事実も聞いてきました。そんなあれこれは、次号のクラブレガシィにて。って、6月末発売なので、かなり先のことになりますが……。 まぁ、いずれにしても、レヴォーグってのは、訊けば訊くほどに惹かれていくクルマです。受注は1万台に迫っているようで、その人気ぶりがうかがえます。個人的に気になっているのは、初期受注が落ち着いた後の動きでしょうかね。どこまで人気を持続できるのか、どこまでスバル以外からお客さんを呼び込めるか……。

#827 ダウンサイジングターボもいいけど、大排気量もいいね、って話。

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 近所の住宅街で白木蓮が満開となっていました。通り沿いに意図的に植えられた個体ですが、見事に同調して花を咲かせており、いやらしさを感じつつも、見事なことだなやとちょっと感心したりもしました。  日記調になりますが、今日は久しぶりにV8/4.7Lに乗りました。で、ふっと振り返ってみると、ここのところ、1.2Lターボやら、1.4Lターボやら、ダウンサイジングターボばかりに乗っていましたから、大排気量NAに乗るのは久しぶりのこと。そして、なぜだか、V8/4.7Lは機嫌が良くて絶好調でして、やっぱり、V8だなや、とか、やはり、大排気量がなせる技やね、とか、そんなことを思いつつ、アクセルを意図的に踏み込んで走ってきました。ダウンサイジングターボもいいんですよ、いいんですけど、やっぱり代わりにはなりきれない何かがあるな、なんてことを感じていたら、ゆるゆるでも、この乗り味に敵うクルマはそうそうないな、なんてことも感じつつ、グランドチェロキーを愉しんできましたが。  そうそう、今日は農産物売り場へちょいと買い出しに行ったつもりが、出かけた先々で、増税前の駆け込み需要を狙ったセールスに出会い、ついつい買い込んでしまいました。って、たいして安くしていないだろうと思ったら、大きな間違いで、ここまで下げてまで売りたいんですか? ってぐらいにセール品だらけ。これ、増税後の反動、かなり強そう、なんてことを感じつつ、カレーのルーをわしづかみしていましたが。

#826 気付いたらパンパンになっていた小銭入れと、iPhone4Sのガラス破損の話。

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  #764 、 #765 にて紹介した、小銭入れですが、日焼けの過程を経て、ようやく使い始めました。いや、日焼けはとうに終了していたのですが、使うのがもったいなくて、使っていませんでした。傷つけ、そして痛めてしまうことに自信がありましたから。  ただ、いい加減使わないともったいない気がしてきて、使い始めました。まだ、ぎこちなく小銭を出し入れしていますが、まぁ、慣れていくことでしょう、きっと。と言いつつ、今朝見たらば、小銭入れがパンパンになっていました。まだお札を優先して出してしまうようで、こうして小銭が貯まってしまったと。  そういえば、iPhone4Sのガラスを割りました。スッピンのままで使っているがゆえに、いつか割るだろうとは思っていましたが……。あ、周囲でスッピンで使っている知り合いがいます。しかも、4S。いつか、間違えて持ち去ることがあるやもしれないと思っていますが、いまのところ、ありません。  話を戻して、まぁ、カタチあるものは、使ってこそ、価値が高まるもの。傷やら破損やら気にしていたら、愛着も何も増していきません。なんてことを、膨れあがった小銭入れを見ながら、感じたのでした。

#825 呼ばれてスタートした八ヶ岳のあれこれと、カフェ花豆のこれから。

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 画像は、やはりビデオからのキャプチャーで、 92年の4月29日のものです 。この年の夏に八千穂キャンプ場にて大勢でキャンプをするという計画があって、その下見に訪れた時のもの。実は、 初めて八ヶ岳を訪れたのがこの時でして、ここから八ヶ岳との付き合いがスタートしています。 まぁ、振り返ってみると 、キャンプ場のすぐそばに家を借りることになろうとは思わず、また、 カフェ花豆 を手伝うようになるとは思いもよらず……。なんでしょうかね、今思えば、呼ばれたんだろうと思っていますが。  キャンプの後、この下見を共にした親友が亡くなり、その後、 4月29日に麦草峠を越えるルートを巡るようになりました、 キャンプに一緒に参加した名古屋の親友とともに 。いや、なんとなく。カフェ花豆と出会ったのは 9年ほど前。夏に、立ち寄ったこともない美術館へふらりと引き寄せられ、人気のない美術館の入り口にあったカフェの看板に、何かを感じ、ふらりと入ってみたと。丁度、何でも前向きに行こうとスタンスを切り替えつつあったことも、そのきっかけにプラスになっていたんだな、なんてことを思います。で、 気がつけば、いつしかカフェ花豆へ出かけることが主目的になり、気がついたら顔を覚えてもらうようになり、いつの間にか手伝うことになり、日々を遊び、そして愉しむことがいかに人生に大切かを、とことん教えてもらいました。  そんなカフェ花豆が、今年より東京とは日野市へと場を移すそうです。  そうそう、画像はすべて92年当時のもの。いちばん上は、八千穂のキャンプ場までの道(いちばん上)で、まだ舗装されていませんでした。2番目は麦草峠へ向かって上っているところ。3、4番目は長湖と松原湖付近。風景はあまり変わっていないように見えますな。  新しいカフェ花豆で感じたあれこれは→ ■(Neutral#1141)  カフェ花豆の 最新 情報は、 Twitterにてアナウンスされています → ■  

#824 今の自分を確認するために、昔を振り返ってみているってな話。

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 画像は、23年ほど前のことだったでしょうか、朝早くに親友をたたき起こして、山梨県のとある登山口へと連れていった時のもので、ムービーよりキャプチャーしたものです。いや、登山ではなくって、ドライブで。今では一般車は進入禁止となったその地は、訪れることはできても、自分のクルマでは行くことはできません。  すれ違うにギリギリな崖っぷちを走り、掘ったままで内側をコンクリで固めていないトンネルを抜け、たどり着いた先は、南アルプスから流れ出る水がとてもきれいなところでした。  昔は、とかいうと、昭和な人だねと言われてしまいそうですが、こうした場所が多くありました。でも、今では、その多くは変わってしまっています。入れたとしても、すべて舗装されていたりして、その雰囲気は一変してしまっています。そう考えると、そういうシーンまで自分のクルマで出かけられた、最後の世代なのかもしれませんし、体験できて良かったなと思うわけです。富士山もクルマで登れましたし。いや、頂上までではありませぬ。  最近、置き忘れたというか、戻れない過去があれこれあるんだなと、考えること、思うことが多々あります。ただ、それは思い残してきたことを懐かしむというよりは、たんに今を確認するために、昔を少しだけ振り返ってみているだけのことなんですが。ちなみに、この時、ムービーを撮影した親友は、この世にはいません。とか書くと、重たいか。  そうそう、エスクードのバンパーとリアウインドウに貼ってあるステッカーに懐かしさを感じます。あの時は、まさかそのステッカーの雑誌に携わることになろうとは、ちっとも思っていませんでした。

#823 素晴らしいというよりも、してやらてた感がある、矢野顕子のアルバム。

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 いわゆるアルバムとして、久々のヒットだと思いました。名盤って表現のほうがいいか。矢野顕子だからという前提はさておき、なんていうんでしょうかね、アルバムとして完結している作品として、とてもいいと思いました。って、矢野顕子の「飛ばしていくよ」なんですが、簡単に言ってしまえば、全編、テクノ仕立てになっています。何故、今、こうしたのかは知りませんが、アルバムとしての完成度は相当に高くてですね、ヘビーローテーション状態に陥っています。そう、曲単位をピックアップするのではなく、アルバム全体を流すというローテーション状態、と。  散々といっていいほどに聴いてきた、でも、ライブでは同じアレンジを聴いたことがない印象のある電話線を、こうアレンジしてきましたか、からスタートして、オフコースのYES-YES-YESを不協和音の中にどっぷりと漬けて、在広東少年は期待どおりといわんばかりにわりとストレートな表現として、ごはんとおかずは曲のイメージらしくシンプルに仕立て、で、吉田美奈子が歌っていた、かたおもいは、パワフルさを加え、 Never Give Up on Youにて終焉を感じさせつつ、アルバムを閉じる、と。  単純なグルーヴ感では語れない、安易なテクノとも異なる、深みとでも言いましょうかね。 全編、同じリズム(調子、テイスト)ではないことで、アルバムとしての完 成度が高められていることを感じますし、何より、そこにすべて馴染んでいる歌声が、まったくもってすんばらしい。歌えない歌などありませぬといわんばかりで、これもまた、拍手喝采であり、矢野顕子だからなせる技なり、と。  公式ホームページにインタビュー、試聴やらあり→ ■

#822 そのポテンシャルにうっとりしてしまった、ルノー・キャプチャー。

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 さて、 ルノー・キャプチャー。なんていうんでしょうかね、まさに、脱帽でした。デザイン、走り、そして価格まですべてがバランスしています。クルマってのはハイパフォーマンスだからといっていいクルマだとは限りません、という例ですな、これ。  ゆったり感というよりは、豊かさをこれでもかと表現したシートに座り、行き過ぎないモダンが表現されたインパネを眺めていると、心地良さってのはこういうもんだよな、を再認識させてくれます。1.2Lターボは、 パワーとしては、 はっきり言ってパンチはありません。しかし、十二分のトルクにあふれておりまして、VWの1.2Lターボ ほどではありませんが、これで十二分でしょうを感じさせてくれます。シャシーは、 そのトルクをしっかりと受け止めて逃がすことなく、路面へと全てを伝えてくれます。 リアでは真正直に全てを受け止めているかのようで、まったく 逃げる気配を見せませんし、それでいながら、フロントはインを突いていきます。 ワインディングでは、荷重移動の大切さを教えてくれるし、それに応えてくれるし、何よりもシャシーポテンシャルの高さをいやというほど感じます。 なのに、そこにはしなやかな乗り心地があったりして、愉しいを超えて、ため息が出るほどのうっとりがあふれています。 バランスですね、バランス。ちなみに、17インチホイールをはいたインテンスの話。16インチのゼンには、試乗会の時も乗れずだったのですが、あちらはしっとり感にあふれていて、それはそれでうっとりだそうです。機会を作って借り出してみましょう。  では、買いなのか。って、実はそこが難しい。ほら、大絶賛のルーテシアのRSが307万5000円ですから、比較すると云々。新しいミニも戦略的な価格でデビューしていますし……。あ、これは自分の話であって、広く一般には買いと言えるモデルだと思います。ということで、買いです、買い。  そうそう、燃費は高速道路を丁寧に走っていると20km/Lを超えます。アイドリングストップはありませんが、いらんと思います。そう、いらないじゃなくって、いらんと思います。そうなんです。

#821 X5 xDrive35d Mスポーツに再び試乗して感じた、いやはや、いやはや。

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 BMWベタぼめな気がしますが 、事実だから仕方ない。というわけで、X5ディーゼルの話。とにもかくにもいい。クルマとしての仕上がりがいいということ。そして、ディーゼルだから、6気筒だから、BMWだから、価格が高いから、その全てが理由となっていました。って、これ以上はもはや書くことはありません、ってぐらいに良かった。ほんとに良かった。  ストレスなく発進したかと思えば、快適さを見失いままに加速していき、そして、素直なハンドリングにスポーティさを感じ、Mスポーツのリアには、315/35R20サイズという、どう考えても乗り心地は悪いとしか感じ取れないサイズのタイヤを履いていましたが、これがですね、不快さは全くといっていいほどに見当たらず、そんな乗り味に感激を覚えつつ、でも、燃費もいい、となもし。つまりですね、ラグジュアリィとか、価格だけでは語れない、クルマとしての完成度にあふれていました。妥協がないというか、いい訳がない。まぁ、839万円(消費税5%)ですから、当たり前といえば、当たり前。逆にいえば、文句の付けようのないクルマにするためには、このぐらいの価格にしなければならない(装備やらもあってイコールとは言えませんが)のかな、とも感じたりもしましたが。いや、価格だけではなく、バランスを狙った作り込みがあっての話です。  ウィークポイントね、何があるんだろうか。タイヤ交換の時、出費がとか、そんな程度か。ちなみに、ACCのフィーリングも極上でして、特に印象に残ったのは先行車加速時の追従フィーリング。トルクがあるから、そこでの燃費性能を大きく悪化させることなく、不足ない追従を可能としている、そんな印象がありました。  

#820 AppleCare Protectionの後押しでTimeCapsuleを導入したって話。

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  #799 で、まだまだ使えると書いたAirMacExterme    BaseStation ですが先ほど有線側でもトラブルを発症。今は復活して iTunes FESTIVALをトラブルなく見られていますから、まだまだ使えそうな気配。ですが、何かあってからでは遅いので、買い換えを決意しました。 サブで持っていたAirMac Expressもとうとう在庫を切らしまして。って、いくつ持っていたんだろうか……。  ただ、 TimeMachine用の HDD増設の必要もあって、今回は、TimeCapsuleとして、さらに、 Macminiの保証を延長する(あと数日で1年の保証が切れるところだった)と、 TimeCapsuleもそこに 巻き込めることから、AppleCare Protection Planも購入(契約)と。 ああ、出費。  なんて書いていたら、Appleの巧みなワナにひっかかったかのようにも感じるのですが……、いやいや、すばらしいにサポート体制に出会えたことに感激しているわけで、……。……。……。  ちなみに、 いわゆる追加料金を支払っての延長保証のたぐいは、これまで全て吉と出ています。って、デジカメとDVDレコーダーだけですが。 今回の 行動が吉と出たかどうかは、2年後にお伝えしましょう。

#819 ハイブリッドと福祉車両に感じた、ノア、ヴォクシーな可能性。

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 写真は、昨日の都内のとある交差点ですが、新型ノア・ヴォクシーだけ5台が集結していました(自分の車両と、さらに右側に1台)。いや、 プレス向け試乗会で一斉に公道へ出た車両が、たまたま信号で一緒になっただけのことなんですが。  ノアヴォクについては、 #781 に書きましたが、今回はハイブリッドと福祉車両に焦点をあてた試乗会でした。ハイブリッドは、クローズドコースで試乗していますが、まぁ、いかんせん分からなかったことだらけでしたから、改めての試乗となりました。 前回、2.0L+CVTがパワー感を含めて、いい仕上がりだったので、ハイブリッドは不要では? と感じましたが、今回、公道で試乗したところ、プラスされたパワー感やらその乗り味から、単なる経済性ではなくアッパーグレード感を作り上げようとしているスタイルが見え、あ、いいんじゃないと見方が変わりました。乗り味にはガソリン車の細かなコトコト感とは異なる しっとり感が加わっており、こうきたかと思って、そのことを開発陣に訊ねてみれば、ハイブリッドだからと 意図的に変えていないと。ただ、遮音性のようにあえて手を入れたところもあると言いますから、そんな特別感をもっと明確にしたほうがいい、いや、そんな商品性に落とし込まねばならなかったのではないか、なんてことを感じました。  考えてみると、ハイトのあるサードシート付きモデルでも、大きいのはもはや不要というダウサイジング的な流れが加速していますから、このクラスで、アッパークラス感を表現したグレードを仕立てることは、まさにイマドキであり、スマートな一案ではないかと思ったわけです。つまり、別格なノアヴォクとなもし。そこにハイブリッドユニットを用いるのは今のトヨタとしては正攻法。 つまりですね、価格を無理矢理抑えるのではなく、憧れの存在として、もう少し高くして、ついでにハイブリッドユニットも2.5Lベースとしておけば、ストーリーとして上手く収まります。そう、1.8Lの限界ギリギリ感で、悩む必要もなくなると。ちなみに、ハイブリッドにガラスルーフもメーカーオプションのナビも取り付けられないのは、そんな限界ギリギリゆえのことだそうです 。  そうそう、セカンドシートについて、スライドロックをリリースすると、 自分の体重だけで(によって)、前方へと勝手にスライドしてしまう(フロアが傾斜して

#818 いいインタビューが多いので、Podcastにまとめようか、という話。

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 新型車のとりまとめを行った方にインタビューするという仕事をいただいています。一般社団法人全国軽自動車協会連合会が発行している軽自動車情報という、書店では販売していない月刊誌での企画なのですが、まぁ、これが、おかげさまで、仕事を超えて、とても愉しい。といっても、笑っちゃう愉しさではなく。それはインタビューたるおもしろ そさのこと。  本日は日産デイズ ルークスを担当された方へのインタビューでしたが、実は少し前に、 三菱のeKスペースを担当された方にも行っており、ともに、同月の誌面に掲載、と。つまり、書き分けねばなりません。 ブランド違いのモデルではあっても、商品としての違いは大きくないために、インタビューは上手くできても、それをまとめるのは難しくありましたが、まぁ、それゆえに愉しかったかなと、思うところもあります。それがインタビューの醍醐味とでも言いましょうか。ま、上手く書き分けられたから、こう言ってられるのですが。すでに納品済みですし。  たいがい、インタビューは、関係ない方向へと暴走します。意図的とは言いませんが、結果的にそうなっています。でも、 何らかの結論を導き出すに至っていますから それでいいと思っていますし、以前にも書きましたが吉田インタビューアーの味になっています。もちろん 、事前に訊くべきこと、話の流れは考えていきます。でも、そのとおりになりません。何か引き出そうと思いつつ話を訊いていますが、何かを言わせようとは思っていない、とでも言いましょうか。 なんていうんでしょうかね、 他人ってのは、 自分が思っているとおりではなく、というか、予想外だらけで、だから、おもしろい。そして、想定外のやりとりがあるから、おもしろい。 逆に、予定したとおりになった時はインタビューもおもしろくはなかったりするものです。  ちなみに、インタビューアーたるスタートは、アスキー時代からでした。月に3本あるインタビュー記事の担当で、今、思えば、かなりの未熟者でしたが、ラフさがウリの企画ゆえに、そこに助けられつつ、いろいろと学ぶことができました。  先日、レヴォーグのインタビューを文字にまとめましたが、録音した音声を聞き直したら、インタビュアーとしてもなかなか。相変わらず流れはないんですが、話の引き出し方がなかなか。自画自賛することはあまりないんですけどね。で、そんなレヴ

#817 まったく期待も、予期もしていなかった、ゆずとの突然の縁。

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 右のProfileのところに、今の状況を表示することにしました。仕事関係者はこれにて、吉田がちゃんと仕事しているか否かをご判断ください。 で、大きな山を越えたかに思いつつ、実は見えない山があることにさっき気付きつつ、見ぬ振りをして、今、できることをひとつずつこなしていますが、まぁ、休憩ということで。  で、本題。 #811 にて掲載したクロッカス、 最後の株が花を咲かせているなぁ 休憩がてら なんて眺めていたら、 ふっと気になる芽を発見しました(赤丸)。 んー、葉の形から、これ、たぶん、ゆずですな。我が家では、やがて肥料になりそうな有機物は プランターに埋めておくのですが、ゆずの絞りかすもそうした覚えがあります。 で、腐って肥料となる前に、発芽てしまった、と。って、当たり前か、種なんだから。 ちなみに、ゆずは全てを使えると言われていまして、種は化粧水だかになるそうですが、それは不要ですので作っていません。  まぁ、これも何かの縁ですから、育ててみようか、と。

#816 大胆な戦略とモデルが伴っている、最近のBMWの話。

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 BMWの増殖が止まりませぬ。完全に意図的ともいえるこの増殖ぶりは、いつ、どのモデルが追加になったか分からぬほどですが、最近のトピックといえば、やはり2シリーズアクティブツアラー(画像いちばん上)でしょうな。モノスペースを仕立てるにあたってFFにする必要性があったのは分かりますが、まさかまさか、2シリーズに含めてくるとは思いもよらず。まぁ、そういう戦略なのでしょうな。なるほどね。 ……中略……、BMWのFFに対しては否定的には捉えておらず、むしろどんな乗り味に仕上げているかがとても気になります。信者とは言いませんけども、もはや、ここ数年のBMWに乗っていると、乗らずして、“悪いわけないじゃん”がありますから。ただ、BMWにしてもメルセデスベンツにしても、ブランニューモデルは、いつもその走りに戸惑いが見られるのも事実ですから、そうした意味合いからの心配は少しばかりありますけどね。ちなみに全高が1555mmとなっていますが、またもや、さらりと日本仕様のサスペンションを組み合わせて5mm削ってくるんでしょうね。  それにしても、218i(1.5Lターボ)のエンジン性能曲線を見ると、トルクだけではなく、パワーまでカットされてテーブル型になっています。まだまだ出せるけど、止めとくさね、といわんばかりのこのグラフを見ていると、1.5Lターボに対する期待がとても高くなってきますな。というか、この1.5Lが相当にいいらしいという話が聞こえてきていまして、まぁ、そういういった面からも期待は膨らむばかり。いや、1.2Lターボもかなりいいらしいんですよ、これが。  で、X4(画像2番目)となもし。SUV+クーペというパッケージについては、X6が大成功を収めているとも思えませんが、まぁ、BMWだからできることですし、許されることなのでしょうね。5シリーズGTが人気なくとも、3シリーズGTが売れていたりしますから、ひょっとするとサイズ感と価格が下がれば、違った需要も出てくるのでしょう。人と違うものが好きとか、新しい感覚が好きという人には、とりあえず受け入れられるモデルだと思います。って、これも日本へ導入するようで、販売の面で大丈夫かなと思ったりするんですが……。  そして、4シリーズグランクーペ。ま、そこは抑えておかないと、いかんでしょうね。ただ、3シリーズセダンと被るだろうと思い

#815 VIZIVⅡコンセプトに感じた、スバルSUVが目指す、その先。

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 昨日より、ようやくクラブレガシィの原稿に取りかかっていますが、って、そうなんです、3月26日発売号の原稿、今、書いています。さて、そんなスバルのネタを書くにあたって、あれこれと取材メモやら資料を見てると、原稿とは関係ないあれこれが思い浮かぶもので。というわけで、原稿書き、小休止。  ひとりで言い続けていますが、スバルはSUVってカテゴリーで何か打って出ようとしている気がしています。現状ラインナップを維持しながら、そこに新型車種を加えて、ほかとは違うSUVブランドを作り上げようとしているような、そんな感じ。ジュネーブショーのホームページでも、画像一番上のように、ショーのトピックとしてSUVをピックアップしていますし。  実は、すでに発表されている2台のコンセプトモデルがそのキーを握っていると見ています。この度のジュネーブショーでVIZIVⅡコンセプト(画像2番目)にて次のステップを表現したことで、その流れがおぼろげながら見えてきたような気がします。リア2モーターによるAWDがクローズアップされていますが、新しく提案されたサイズ感とデザインからは、具体的なあれこれが見えているかなと。ADVANCED TOURER CONCEPTがLEVORGへと流れたように。ってことは、2年後なのかな。ただ、このサイズ感、どうしたってXVにぶつかります。でも重ねながらも違うモデルとして仕立てるんでしょう、きっと。XVをハッチバック+αとして、こっちはブランニューSUVって位置づけにするんでしょうな。  で、もう1台、SUBARU CROSS SPORT DESIGN CONCEPT(画像いちばん下)が、まさにスバルSUVブランドを作り上げるキーを握っているように捉えています。どうみたって、BRZベース。販売台数を強烈に牽引しなくてもいい、でも、スバルのSUVはほかのブランドとは異なるスポーティさがあることをダイレクトに表現できるモデル、と。そんな流れからするとFRのままであっても、それは十二分にトピックとなり得るわけで……。  あとは、トライベッカの流れ。近いうちに次期型アウトバックが発表されるようですが、レガシィとどこまで決別させたがポイントでしょうかね。

#814 関西の春の風物詩、いかなごの釘煮が送られてきた、話。

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  京都より、手作りのいかなごのくぎ煮が届きました。(抜いた)釘に似ているから釘煮だそうで、そんなネーミングにセンスを感じます。関東だといかなごそのものに馴染みがありませんし、ましてやその佃煮になればなおのこと。まぁ、今回の原発事故で福島・茨城沖のこうなご(いかなごの別称)漁の話が出て、いかなごの存在を知った人も多いかと思われますが。ちなみに、きびなごとは違います。  さて、その釘煮。まぁ、味付けが上品でありまして、サイドビジネスで佃煮屋さんを開いても十分に通用するものでした。なんていうんでしょうかね、ちゃんと手間を掛けないと、生臭が顔を出したり、山椒やら生姜やらの強さだけが目立ってしまうのですが、佃煮でありながら、魚であることがわかり、佃煮でありながら、複雑な味わいにあふれているという、不思議な味付け。ま、ご本人のセンスゆえのことでしょうな。って、O型らしいですが。  それにしても、この釘煮、佃煮なのに季節があるそうです。って、佃煮ってのは、保存食であるがゆえに、季節感とは無縁だと思い込んでいました。関西(瀬戸内海)では、材料となるいかなごは、この時期のみに獲れるのだそうで、それゆえに、 関西、特に神戸周辺では、この時期の風物詩となっているのだとか 。  こういう季節感って、とってもいいですな。そんな風物詩を送ってくれるという心遣いも、また、とてもいいものなのです。

#813 インディジョーンズにとんでもない衝撃を受けた、高校生吉田の話。

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  好きな映画は? と訊かれて、まず答えるのは、Indiana Jones(画像はアフィリエイト張ってあります)でしょうな。その中でも、2作目のTemple of doom。映画館で見た時のあの衝撃は今でも忘れられません、というか、それほどに印象に残っているがゆえに、好きな映画でもあるのですが。  あれは、たしか高校生の時だったと思います。見に行ったきっかけは覚えていませんが、なんとなくで行って、単純明快に愉しませてくれるあのスピード感とエンターテイメントという世界に、とんでもない強い衝撃を受けました。たとえば、トロッコで激走していて途中線路が落ちていて、さて、どうするというシーンがありますが、そこを飛び越えて向こう側へと着く予定調和な流れがありながらも、 皆がスクリーンに釘付けとなり、 トロッコが飛んだ瞬間に館内から音が消え去り、着地した瞬間に館内からわーっと歓声が上がった、あの風景なんてまさに衝撃的。今にも後にも、日本の映画館であんなシーンを見たことはありませんし。  ストーリーは、ハッピーエンドであり、まぁ、たいした何のひねりもないのですが、そういったシーンで流れてくる音楽がシーンに見合ったものであり、って、それ以外でも、音楽がうまく作りこまれており、そんな 作品に合った曲作りに対しても、ショックを覚えました。つまり 、最初のAnything goesにも感激して、その作っている側の遊び心にもショックを覚え……、と、まぁ、高校生・吉田の心はすっかり奪われてしまったわけですな。  ちなみに、当時の映画館は入れ替え制ではなかったため、朝一から出かけて、最終回(深夜ではなかったと思った)まで映画館にいた覚えがあります。ただし、2本立て。もう1本は、たしかアガサクリスティの地中海殺人事件だったと思うのですが、こちらは何度も見なければならなくなっていたわけですが、その詳細はあまり覚えていませんな。結果、この作品は、映画館だけで8回も見ていますが、まぁ、高校生のお小遣いで良くも通ったもんだと、いまさらに感心しています。  そこまでの衝撃を受けているんですが、その後、映画の道へと進みたいと思いませんでした。クリエイティブという意味合いも含めて、そういう道があることを知らなかった。映画やら、芝居やら、コンサートやらへ連れて行ってもらえる家庭に育ったならば、あの時点

#812 執筆に必要なモチベーションを上げるための、あれこれ話。

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 なかなか進みません、原稿書き。理由はいろいろありますが、自分に対してゆるゆるな性格ゆえ……といういい訳がぴったりかと。創作活動ってのは、いやいやにするものではなく、モチベーションといいますか、湧き上がる泉が大切なのです……、って、書けば書くほどにいい訳になっていくので、止めておきますが。いや、今回は、内容に対して興味が持てないとか、まとめようがないといったマイナス要素はないんですが、なぜか、なぜだか、進まない。  というわけで、昨日は、気分転換も含めて、iPhone5Sの一括0円リサーチに出かけました。好条件があったらサブ回線のスイッチを考えていましたが、いい条件は見当たらず。しかも、量販店では、今週末は9800円が限界( docomoね )と教えてもらったので、週末も原稿書きに徹することを決意したのですが、したのですけどね……。でも、原稿書きは進まない。  今朝方にいただいた電話で、原稿書き頑張ってと言われて、少しばかり奮起したものの、なぜだか進まない。  で、ここでつまらんことを、こうしてだらだらと書いていたりして、原稿書きは進まない。  何かきっかけを作ろうと、小銭入れを再び干してみたり、バルコニーの掃除をしてみたりしても、進まない。  ダメだ、こりゃ。進みません と公言しつつ、自営の方々が、日々仕事をしている姿に感心しつつ、皆さん、どうやってモチベーションを上げているんでしょうか、八ヶ岳の、あのパン屋さんとか、あのパイ屋さんとか。朝起きた時に、仕事したくないとは思わないのでしょうか。きっと、思わないんでしょうね。あ、お客さんが待っているからか。そうでしたな、誰のためにか、それを忘れていましたな。  と、何かを掴んだ気がしつつ、まずは、おやつだ。ということで、写真は、 Walkersのショートブレッド(スコッティドッグバージョン)。知人宅を訪れる際のお土産にと用意しておいたもの ですが、その必要がなくなった途端に、開封。で、執筆前に一頭、……中略……、54頭は、こうして消えていきました。消えた頭数と書き上げた文章量は比例するどころか、書き上げた文章量のほうが少なく……。あ、画像は最後の3頭。1頭、頭がない状況となっていますが、これ、どうしても頭から食べてしまうもので。すみません。このショートブレッド、よくよく見るとまゆげも描かれています、なかなか

#813 いい訳ばかりで手をかけていなかった、14年目のグランドチェロキー。

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   我が家のグランドチェロキーも登録してから14年目を迎えておりまして、さすがにあちこちとくたびれてきました。特に、4年前に引っ越した時、車庫が屋根付きから屋外へとなったことをきっかけとして、外装は一気にくたびれを見せています。最たるところは、樹脂パーツ表面の色変化と、ヘッドランプのコーティングはげ、ですな。いずれも、自動車雑誌的にはとてもいい題材ゆえに、企画として取り上げようと言われていましたが、試乗会といった同業者やメーカーの方々が集まるところでこの状態をさらすのは、さすがに恥ずかしくなり、とっとと 自分で作業することにしました。  ということで、右の画像が、手を加える前(上)と、手を加えた後(いちばん下もね)ですが、それだけでクルマが新しくなったかのように見え、なんとなく愛着もさらに増してきますから、とても不思議です。ま、下地の処理をちゃんとしなかったので、前回作業した残りがムラとして浮き上がってきてしまっていますが。  これまでは、マンション住まいは、こうした作業できる場所がない……っていい訳をして、何もしてきませんでしたが、少し手をいれてやらんといかんなと、つくづく思ったわけで……。 というわけで、次はヘッドランプですな。これが、かなりヘビーな状態になってしまっていますので、執筆が落ち着いたところで、じっくりと作業しますかね。

#812 雪と氷ですべてを表現していた、FROZEN(邦題:アナと雪の女王)。

 FROZEN、評判があまりにもいいですし、オスカーも受賞しましたから、どんなもんかと、見てみることにしました。そもそも、ディズニーのアニメーションは嫌いではありません。それこそアスキー時代にディズニーのデジタルに触れる機会があったのですが、まぁ、あの頃はデジタルディズニーが始まったばかりで、ディズニーたる世界観をデジタルで表現するには無理があるような、でも、何か違った表現ができるような、どうなるんだろう感がありました。……中略……、で、このFROZENは、素直にいい作品だなやと思います。ストーリーとしては、Iceを溶かせるのはTrue Love、というストレートなものですが、最後に、あ、そっちのTrue Loveかいな、ってところにオドロカシがあり、そこがキーになっている作品でした。  で、ストーリーはさておき、スゴイなと思ったのは、やはり表現力でしょうな。CGといってしまえば、それまでですが、CGらしくない、でも、CGじゃないと作れない表現力。まぁ、レンダリングしきれていないというんでしょうか、ポリゴンテイストが見えたところもあって、えっ!? と思ったりもしましたが、それはおいといて、今回のトピックは、もう、完全に雪、雪、雪、あと、氷も。雪たる軽ろやかさと、氷の冷たさとを、疑いを感じさせないほどまでに作り上げていまして、とにかくスゴイ。崩れゆく雪はもちろんですが、吹雪のシーンは、あの雪ひとつひとつにアルゴリズムがある(ま、アルゴリズムとしてはひとつか)と考えると、とんでもないことですし。さらに、雪といっても様々な雪があるわけで、そんな雪らしさを表現しつつ、時に雪でありながらも、時にそこに暖かさを表現していたり、出てくるすべての雪がスゴイ、と。ストーリーを複雑にするのではなく、ストレートともいえるシンプルとしながら、この表現力を用いることで、ディズニーたるあの世界観を完成させてしまうという、その手法にはまさに感服。今回は、2Dで見ましたが、3Dで見たら、さらにズンと来たでしょうな、こりゃ。  あ、少々、気になったのはKristen Bellが、そのまんまKristen Bellだったこと。ま、いいのか、ああいうキャラクターの役だから。一方、Idina Mentzelのほうは、上手くはまっていた気がしますが、いかんせん、Let it go(→ ■ You

#811 風はまだまだ冷たいけれど、陽差しに春を感じた、ってな話。

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 年4回の季刊誌への執筆をしていると、そこに季節感も重なって愉しい執筆になる……、とは限りません。いや季節感を紹介する執筆ではなくって、クルマの年次改良に伴っていた季刊誌なもので。ということで、そんな季刊誌向けの原稿執筆のため、引きこもりが続いていますが、そうなると愉しみはご飯とバルコニーの植物だけだったり……って、言葉にすると、かなり暗いイメージを受けるかもしれませんが、ま、そんな感じです。人との会話もほとんどありませんし。  さて、そんな愉しみのバルコニーですが、ここ数日、気温はなかなか上がらなくとも、陽差しは日に日に強さを増しており、それに に応えるような勢いが感じられるようになりました。 大雪でダメージを受けた春菊はあの賑わいを復活させようとわき芽を懸命に伸ばし、一部ダメージで済んだほうれんそうも光を受けようとここぞとばかりに一気に葉を広げていますし、消え去ったかと思ったニンニクやネギも出番を待っていたかのように芽を出していました。バルコニーではありませんが、室内に入れておいた クロッカスのつぼみが急に膨らんで開花しそうな勢いになっていました。  ただ、春といえば、スギ花粉。 去年、症状が出なかったので完治した と思っていたら、今年は、早々に目がかゆくなり……。治ったとばかりにはしゃぎすぎたせいでしょうかね。反省。  ということで、原稿執筆に戻ります。

#810 これまでに2度ほど人生にきっかけをあたえてくれた、アスキーの話。

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 プライベートを公にするのもどうかなと思いつつ、ましてや、Google上ってのも考えものだなやと思いつつ、ま、いいや。意外な吉田シリーズ第何弾だっけか。今ではフリーライターを名乗っていますが、職歴は出版社からスタートしています。転職も3回ほどしましたが、いつもクルマ関係とは限らず、一時期、アスキーに在籍していたこともありました。そう、あのアスキー。最初の転職先でした。転職の理由は、今思えば、若かったなと思うようなもの。 学生時代にテレビ局でバイトしていたため、同じマスコミながら出版社とのギャップに何かが違う……を感じ、あえて自動車雑誌という特殊な枠から抜け出してみたくて、アスキーへと飛び出しました。  といっても、実はアスキーとのつながりは転職が初めてではなく、高校生時分、いや、浪人生時代だったか、から。友達がプログラムのコンテストで入賞して、その後に自分がDTMのコンテストで賞をもらって、……中略……、その後はぱたりとつながりも切れたこともあり、転職ではそんな過去は隠したままにしていましたが。  で、その時、8名が採用されたのですが、その後に合流した仲間も含めて、皆、過去の職歴はマスコミ系とはいえ、通信社の記者からバイク雑誌編集者までバラバラで、コンピュータ知識といえばコンピュータ雑誌に通用するような編集者レベルにはなく、 バラエティに富んでいる人たちばかりでした。 それゆえに編集部では浮いていましたし、それゆえにまとまり感がありました。って、後で聞けば、あえてそんな人たちを選んだようで、 実際、いわゆるコンピュータ雑誌担当になったのは1名だけ、か。そんな過去を 振り返ってみると、未熟さゆえに迷惑ばかりを掛けていましたが、今、思えば、仲間に恵まれ居心地のとても良かった職場でした。といいつつ、やはり、何かが違うと感じて、1年経たずにアスキーから飛び出しているんですけどね。  あれから20年近くが経過しましたが、あの頃の仲間とは今でもたまに集まっていまして、昨夜も集まりがありました。なんでしょうね、感覚が似ているからでしょうか、とっても心地いい。ひとりをのぞいて、皆、iPhoneだったり、皆、Facebookを利用していても仕事上でのつながりには積極的ではないとか、皆、当時はDTPの最先端にいたはずなのに、今更に写植の話をしたりとか、新しいモノに対する見方と古い

#809 真価は日常域を超えたところにあるゴルフ・ヴァリアント・ハイライン。

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 結局、走行距離は1100kmに留まりました。当初は、もう少し走るかなと思ったのですが、雪道を走るルートを選んだために、この程度に。というわけで、ゴルフ・ヴァリアント・ハイライン+スタッドレスタイヤな話。   #807 にて、期待となんだか違うぞを感じたと書きましたが、やはりスタッドレスタイヤが大きく影響していたような気がします。過去のインプレッションを読み返して、やはり、このハイラインは、意識的にアクセルを踏み込んだところで、その真価を見せてくれます 。つまりですね、スタッドレスタイヤだとそこに届く前にドライバーがタイヤを気遣ってしまう、つまり、良さを愉しめる域までに届かないのです。 もちろん、フツーといわんばかりの日常域での扱いやすさも、このハイラインのアドバンテージではありますが、逆にいえば、ここしか求めないのならば1.2Lターボエンジンを搭載したコンフォートラインで十分だといえますな。  そうそう、今回は雪道も走ってきましたが、FF+ESPならばスノードライブでも十分だなやを感じつつも、グリップを失ったと感じさせる前に全てをまとめ上げるのではなく、グリップを失ったことを感じさせるフィーリングを与えてから安定方向へと導く仕立て方が印象に残りました。それは、低回転域でのトルクが強いがゆえに、アクセルを踏み足すと、ふっとグリップを失うことがあったけど、でもね……、と表現しますと、そのニュアンスは伝わるかと。  左の写真は、奥にある温泉地へのアクセス路。ここは、そもそもRも傾斜もきつく、コーナーではサスペンションをちょいと伸ばす必要があるところ。ですから、今回のような、凍結路面の上に圧雪、さらにふわりと新雪がのっている時には、傾斜のあるコーナーではグリップを失いやすく、 ESP(この場合はTRCだね)は作動しまくり。 このESPは、アクセルを踏んでいれば適当にトルクを調整してくれるESPとは少々異なり、ある程度自らでアクセル踏み込み量を調整することで、適切なトルクを引き出す必要があります。なるほどね、これ、いいセッティングかもと感じつつ、ただ、一方で、先に書いたあふれるトルク感が気になりました。たとえ、トルクがあったとしてもこれが4WDだったらね……、なんてことを考えながら、日暮れに、クルマ1台分の幅しかない山道を走っていましたが……。  さて、気

#808 ふらっと八ヶ岳、ほろっと八ヶ岳、だから、やっぱり八ヶ岳。

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 波長が合う人っていますよね、それは相性とはまた別なところで。顔を合わせてはいなくても意思疎通ができる不思議な人。 #714 で書いたニューヨークからムービーを送ってくれた親友もそのひとりで、心を読んだかのように、突然にふっと連絡してきます。  で、最近、仕事と私生活とあまりうまくいかない(先方)がゆえに、ご飯するのはもう少し先にしようってメッセージが届きました。が、こちらも 思い悩むことがあれこれとありまして、それを 見透かして延期しようと言われたように感じました。そして、これじゃいかんと思って、ふっと出かけることに……。そうなんです、切り替えが早いんです。 仕事の予定やらが変更になったこともありましたしね。  候補地はあれこれあったのですが、結果、八ヶ岳。やっぱり、八ヶ岳。とりあえず、心地よい時を愉しめるパイ屋さん(画像いちばん上)と、ほろっと豊かな気分にさせてくれるパン屋さん(画像2番目)へ向かうことだけ決めて、あとは、テキトーな放浪と。あ、名古屋のコペンの親友を誘いました。  八ヶ岳は、あの大雪の2週間後とはいえ避けられた雪はまだまだ残っており、いつもとは異なる表情ばかりでした。 野辺山の国立天文台の見学コースは、これだけの雪が残る中でも公開していました(画像3、4番目)。直径45mの電波望遠鏡は、雪の中にたたずんでいたこともあって、いつもよりかっこよく見えたものの、どことなくその姿にくたびれを感じ、なぜだかそこに自分を重ねつつ、さてと頑張るかねと思ったりと、ちょっと不思議な気分に……。まぁ、そんな気分になってくると、もはや、そこからは無謀というか、暴走となりそうなのですが、どこかでブレーキが掛かっており、コペンの親友と別れた後は、長野県内のスーパーにて牛乳を求めて、……中略……、八ヶ岳を1周するに止めました。あちこちと立ち寄りながら距離にして200kmほどか。  無謀なドライブではなく、定番を巡るドライブとなりましたが、なんでしょうかね、このふーっと落ち着ける感は……、なんてことを考えつつ、帰りは、山道の国道を走っていました。ただ、思い返してみれば、2週間前には、この国道で多くのクルマが立ち往生していたわけですから、自然に対しておごっちゃいかんのだなとつくづく思うわけで、今回のドライブのように自然から得るコトも多