#816 大胆な戦略とモデルが伴っている、最近のBMWの話。
BMWの増殖が止まりませぬ。完全に意図的ともいえるこの増殖ぶりは、いつ、どのモデルが追加になったか分からぬほどですが、最近のトピックといえば、やはり2シリーズアクティブツアラー(画像いちばん上)でしょうな。モノスペースを仕立てるにあたってFFにする必要性があったのは分かりますが、まさかまさか、2シリーズに含めてくるとは思いもよらず。まぁ、そういう戦略なのでしょうな。なるほどね。……中略……、BMWのFFに対しては否定的には捉えておらず、むしろどんな乗り味に仕上げているかがとても気になります。信者とは言いませんけども、もはや、ここ数年のBMWに乗っていると、乗らずして、“悪いわけないじゃん”がありますから。ただ、BMWにしてもメルセデスベンツにしても、ブランニューモデルは、いつもその走りに戸惑いが見られるのも事実ですから、そうした意味合いからの心配は少しばかりありますけどね。ちなみに全高が1555mmとなっていますが、またもや、さらりと日本仕様のサスペンションを組み合わせて5mm削ってくるんでしょうね。
それにしても、218i(1.5Lターボ)のエンジン性能曲線を見ると、トルクだけではなく、パワーまでカットされてテーブル型になっています。まだまだ出せるけど、止めとくさね、といわんばかりのこのグラフを見ていると、1.5Lターボに対する期待がとても高くなってきますな。というか、この1.5Lが相当にいいらしいという話が聞こえてきていまして、まぁ、そういういった面からも期待は膨らむばかり。いや、1.2Lターボもかなりいいらしいんですよ、これが。
で、X4(画像2番目)となもし。SUV+クーペというパッケージについては、X6が大成功を収めているとも思えませんが、まぁ、BMWだからできることですし、許されることなのでしょうね。5シリーズGTが人気なくとも、3シリーズGTが売れていたりしますから、ひょっとするとサイズ感と価格が下がれば、違った需要も出てくるのでしょう。人と違うものが好きとか、新しい感覚が好きという人には、とりあえず受け入れられるモデルだと思います。って、これも日本へ導入するようで、販売の面で大丈夫かなと思ったりするんですが……。
そして、4シリーズグランクーペ。ま、そこは抑えておかないと、いかんでしょうね。ただ、3シリーズセダンと被るだろうと思いつつ、被っていなかった。というか、個人的に4シリーズクーペよりもグランクーペのほうが好きだったりします。行きすぎていないスポーティ感が、むしろBMWらしさにつながっているように感じますし。この感覚なんだと思います、BMWが作ろうとしているのは。1モデルで全てのユーザーを満足させるのではなく、バリエーションを広げることで全てを取り込もうとしてするスタイル。まぁ、理想ではありますが、相当な自信と、練られた戦略と、そして、莫大な資金がないとできませんわな。って、そして、何よりも、そこに掛けるという、恐れを知らぬような、大胆な行動力があることがポイントでしょう。
さて、ミニのクラブマン。基本2ドアというスタイリングをとうとう崩しました。といいますか、最近、ミニという公式を意図的に、戦略的に崩し始めているように感じます。先代であれだけバリエーションを増やしておいて、ミニの世界観を広げて一般に周知させておいて、3世代目ではその解釈を一気に広げようとしていると。このクラブマンとて、クロスカントリーでリアドアの存在価値を広めておいて、マイナスイメージが消えたところで、4ドアいいでしょ? どう? とばかりにデビュー。リリースによれば、広いキャビンとありますから、スタンダードミニと異なるサイズ感へと持ち込んだことも、正当化されています、しっかりと。そう、いきなり登場させるのではなく、受け入れられる土壌をなんとかく作っておいて、地ならしが終わったところで、登場させる。どこまで先読みをしているんでしょうかね、このMINIってブランドは。日本では、レギュラーモデルが早々にデビューのようですな。いや、このタイムラグがないことも驚きです。
それにしても、218i(1.5Lターボ)のエンジン性能曲線を見ると、トルクだけではなく、パワーまでカットされてテーブル型になっています。まだまだ出せるけど、止めとくさね、といわんばかりのこのグラフを見ていると、1.5Lターボに対する期待がとても高くなってきますな。というか、この1.5Lが相当にいいらしいという話が聞こえてきていまして、まぁ、そういういった面からも期待は膨らむばかり。いや、1.2Lターボもかなりいいらしいんですよ、これが。
で、X4(画像2番目)となもし。SUV+クーペというパッケージについては、X6が大成功を収めているとも思えませんが、まぁ、BMWだからできることですし、許されることなのでしょうね。5シリーズGTが人気なくとも、3シリーズGTが売れていたりしますから、ひょっとするとサイズ感と価格が下がれば、違った需要も出てくるのでしょう。人と違うものが好きとか、新しい感覚が好きという人には、とりあえず受け入れられるモデルだと思います。って、これも日本へ導入するようで、販売の面で大丈夫かなと思ったりするんですが……。
そして、4シリーズグランクーペ。ま、そこは抑えておかないと、いかんでしょうね。ただ、3シリーズセダンと被るだろうと思いつつ、被っていなかった。というか、個人的に4シリーズクーペよりもグランクーペのほうが好きだったりします。行きすぎていないスポーティ感が、むしろBMWらしさにつながっているように感じますし。この感覚なんだと思います、BMWが作ろうとしているのは。1モデルで全てのユーザーを満足させるのではなく、バリエーションを広げることで全てを取り込もうとしてするスタイル。まぁ、理想ではありますが、相当な自信と、練られた戦略と、そして、莫大な資金がないとできませんわな。って、そして、何よりも、そこに掛けるという、恐れを知らぬような、大胆な行動力があることがポイントでしょう。
さて、ミニのクラブマン。基本2ドアというスタイリングをとうとう崩しました。といいますか、最近、ミニという公式を意図的に、戦略的に崩し始めているように感じます。先代であれだけバリエーションを増やしておいて、ミニの世界観を広げて一般に周知させておいて、3世代目ではその解釈を一気に広げようとしていると。このクラブマンとて、クロスカントリーでリアドアの存在価値を広めておいて、マイナスイメージが消えたところで、4ドアいいでしょ? どう? とばかりにデビュー。リリースによれば、広いキャビンとありますから、スタンダードミニと異なるサイズ感へと持ち込んだことも、正当化されています、しっかりと。そう、いきなり登場させるのではなく、受け入れられる土壌をなんとかく作っておいて、地ならしが終わったところで、登場させる。どこまで先読みをしているんでしょうかね、このMINIってブランドは。日本では、レギュラーモデルが早々にデビューのようですな。いや、このタイムラグがないことも驚きです。