#809 真価は日常域を超えたところにあるゴルフ・ヴァリアント・ハイライン。
結局、走行距離は1100kmに留まりました。当初は、もう少し走るかなと思ったのですが、雪道を走るルートを選んだために、この程度に。というわけで、ゴルフ・ヴァリアント・ハイライン+スタッドレスタイヤな話。
#807にて、期待となんだか違うぞを感じたと書きましたが、やはりスタッドレスタイヤが大きく影響していたような気がします。過去のインプレッションを読み返して、やはり、このハイラインは、意識的にアクセルを踏み込んだところで、その真価を見せてくれます。つまりですね、スタッドレスタイヤだとそこに届く前にドライバーがタイヤを気遣ってしまう、つまり、良さを愉しめる域までに届かないのです。もちろん、フツーといわんばかりの日常域での扱いやすさも、このハイラインのアドバンテージではありますが、逆にいえば、ここしか求めないのならば1.2Lターボエンジンを搭載したコンフォートラインで十分だといえますな。
そうそう、今回は雪道も走ってきましたが、FF+ESPならばスノードライブでも十分だなやを感じつつも、グリップを失ったと感じさせる前に全てをまとめ上げるのではなく、グリップを失ったことを感じさせるフィーリングを与えてから安定方向へと導く仕立て方が印象に残りました。それは、低回転域でのトルクが強いがゆえに、アクセルを踏み足すと、ふっとグリップを失うことがあったけど、でもね……、と表現しますと、そのニュアンスは伝わるかと。
左の写真は、奥にある温泉地へのアクセス路。ここは、そもそもRも傾斜もきつく、コーナーではサスペンションをちょいと伸ばす必要があるところ。ですから、今回のような、凍結路面の上に圧雪、さらにふわりと新雪がのっている時には、傾斜のあるコーナーではグリップを失いやすく、ESP(この場合はTRCだね)は作動しまくり。このESPは、アクセルを踏んでいれば適当にトルクを調整してくれるESPとは少々異なり、ある程度自らでアクセル踏み込み量を調整することで、適切なトルクを引き出す必要があります。なるほどね、これ、いいセッティングかもと感じつつ、ただ、一方で、先に書いたあふれるトルク感が気になりました。たとえ、トルクがあったとしてもこれが4WDだったらね……、なんてことを考えながら、日暮れに、クルマ1台分の幅しかない山道を走っていましたが……。
さて、気になる燃費ですが、高速道路にて平均時速80kmでのんびりまったりと走って29.0km/L。え、29?!、って、あれ?、気筒休止機能がないのに、この低燃費? えっ、あっ、そうですか、気筒休止しなくても、ここまで低燃費に仕立てられたから、気筒休止を止めちゃったんですな。ははぁ、ほほぅ……、となると、ハッチバックも、次のイヤーモデルで気筒休止機能を止めてしまうんでしょうね。ちなみに、市街地で渋滞にはまりながらの燃費は20km/Lを下回りますが、それでも十分といえます。もちろん、ハイラインの真価を引っ張り出そうとアクセルを踏み込むと、それなりの“高”燃費となりますが、それでもかなりいいんですけどね。
そう、意図的なスポーツドライビングと、環境・燃費性能の両方を手に入れられることが、ゴルフ・ヴァリアント・ハイラインのトピックでした。というわけで、いいです、とってもいいです。
追記:燃費の件
川沿いの信号の少ない道を平均時速32kmでゆるゆると走って、19.8km/L
都心の幹線道路を信号にひっかりながら平均23km/hで走って、14.2km/L でした。
#807にて、期待となんだか違うぞを感じたと書きましたが、やはりスタッドレスタイヤが大きく影響していたような気がします。過去のインプレッションを読み返して、やはり、このハイラインは、意識的にアクセルを踏み込んだところで、その真価を見せてくれます。つまりですね、スタッドレスタイヤだとそこに届く前にドライバーがタイヤを気遣ってしまう、つまり、良さを愉しめる域までに届かないのです。もちろん、フツーといわんばかりの日常域での扱いやすさも、このハイラインのアドバンテージではありますが、逆にいえば、ここしか求めないのならば1.2Lターボエンジンを搭載したコンフォートラインで十分だといえますな。
そうそう、今回は雪道も走ってきましたが、FF+ESPならばスノードライブでも十分だなやを感じつつも、グリップを失ったと感じさせる前に全てをまとめ上げるのではなく、グリップを失ったことを感じさせるフィーリングを与えてから安定方向へと導く仕立て方が印象に残りました。それは、低回転域でのトルクが強いがゆえに、アクセルを踏み足すと、ふっとグリップを失うことがあったけど、でもね……、と表現しますと、そのニュアンスは伝わるかと。
左の写真は、奥にある温泉地へのアクセス路。ここは、そもそもRも傾斜もきつく、コーナーではサスペンションをちょいと伸ばす必要があるところ。ですから、今回のような、凍結路面の上に圧雪、さらにふわりと新雪がのっている時には、傾斜のあるコーナーではグリップを失いやすく、ESP(この場合はTRCだね)は作動しまくり。このESPは、アクセルを踏んでいれば適当にトルクを調整してくれるESPとは少々異なり、ある程度自らでアクセル踏み込み量を調整することで、適切なトルクを引き出す必要があります。なるほどね、これ、いいセッティングかもと感じつつ、ただ、一方で、先に書いたあふれるトルク感が気になりました。たとえ、トルクがあったとしてもこれが4WDだったらね……、なんてことを考えながら、日暮れに、クルマ1台分の幅しかない山道を走っていましたが……。
さて、気になる燃費ですが、高速道路にて平均時速80kmでのんびりまったりと走って29.0km/L。え、29?!、って、あれ?、気筒休止機能がないのに、この低燃費? えっ、あっ、そうですか、気筒休止しなくても、ここまで低燃費に仕立てられたから、気筒休止を止めちゃったんですな。ははぁ、ほほぅ……、となると、ハッチバックも、次のイヤーモデルで気筒休止機能を止めてしまうんでしょうね。ちなみに、市街地で渋滞にはまりながらの燃費は20km/Lを下回りますが、それでも十分といえます。もちろん、ハイラインの真価を引っ張り出そうとアクセルを踏み込むと、それなりの“高”燃費となりますが、それでもかなりいいんですけどね。
そう、意図的なスポーツドライビングと、環境・燃費性能の両方を手に入れられることが、ゴルフ・ヴァリアント・ハイラインのトピックでした。というわけで、いいです、とってもいいです。
追記:燃費の件
川沿いの信号の少ない道を平均時速32kmでゆるゆると走って、19.8km/L
都心の幹線道路を信号にひっかりながら平均23km/hで走って、14.2km/L でした。