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#1048 偶然出会った手造りプリンに気付かされた、直感たる大切さ。

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 出会いは突然でした。予期など全くしていませんでした。それは、御殿場でたまたま入ったスーパーにて。質素、いやいや、シンプルなデザインに、不思議を感じ、手に取ってみると、それは 手造りを謳いながらも、演出を装ってはいない、まさにストレートな表現がされた、プリンでした。いくらだったかは忘れましたが、高くもなく、安くもなくといった価格。で、何気を感じて購入してみたわけですが、いざ食そうとラベルを読んでみれば、おや、原材料は、生乳、砂糖、卵、……、のみ。バニラエッセンスすら入っていない、ただ、それだけ。ほほぅ、添加物を入れていないのかと感心しながら、食べてみれば、まぁ、良くも悪くも、家庭でうまく作れたプリンそのもの。  なんなんだ、このメーカーはと思って、ラベルを読み返せば、その所在地は島根。何故に御殿場で島根の商品を売っているんだろうかと、調べてみると、 このプリンを作っているのは、 無添加というよりも不要なものは入れていないことを謳う、乳製品加工メーカーでした。→ ■ (わたなべ牧場ホームページ)  味は、はっきり言って、普通です。でも、この普通がとてもいい、気取っていない味わいがとてもいい。そんな良さにあふれていました。まじめさにこだわる作り手と、それをくみ取って販売しているスーパーとに、さらなる感心を憶えつつ、直感で選んだ自分にも感心したりして。  そして、そこから、後先を考えず、悩むことなく、直感だけで思い切ることが、愉しさを連鎖させることを思い出しました。実は、あれこれと期限付きで決断を迫られていたのですが、なんか踏ん切りがついた気がします。明日から12月。大殺界もあと1か月で解けますから。 と、ワケ分からぬことを書きつつ、その具体的なことは、また、年が明けましたら。  あ、このメーカーのヨーグルトも購入してみようと思います。たぶん、あのスーパーに置いてあるでしょうから。

#1047 「糸」のヒットにみる、商売たるあれやこれや、って話。 

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中島みゆきの「 糸 」が、ヒットしているとか。はぁ、92年のアルバム(写真は例のごとくアフィリエイトが張ってあります。曲名のリンクはiTunesへのアフィリエイトなし)に入った曲ですから、今から20年以上も前の作品。まぁ、そんなこともあるんですなぁ、と思いつつ、調べてみたら、かなりの数、カバーされているようで、ちょっとビックリ。正直、何を今更を感じつつ、まぁ、こういう曲がない現状ゆえに、いい意味での良い曲として、悪い意味での商売的なアプローチ含めて、注目されているようで。  個人的な好みの話にもなりますが、この頃のアルバムの中でも最後の曲(糸もそう)は、良曲が多いと思います。名曲というよりは、良曲。 with やら、 ローリング やら、 吹雪 やら、 肩に降る雨 やら、 ファイト! もそうですな。  糸は、wedding songでも使われているようですが、そういう観点からすると、withも使われてもよさそうなもんですが、単語だけ取り上げるとむなしさやら裏切りやら、マイナスイメージな言葉があるから、使いにくいのでしょうかね。それにしても、90年代前半の曲が、少々前からカバーされるってなきっかけがあったとはいえ、20年後にヒットするとは、ちょっとびっくり。といいますか、何故、今かってのは、どうでも良くって、 いいものはいい、そういうことなんでしょうな。  ちなみに、糸のカバー、あれこれ聴きましたが、これはありだなと感じたのは、 サラ・オレイン と 岩崎宏美 の歌い方でした。オリジナリティとは異なる、なんていうんでしょうかね、 歌い手として歌えているって意味合いで。なんて、検索された時点で、商売としては成功ってことになるのか。知らなかった歌い手の存在を知るわけですから。となると、いわゆるカバーという方法も、商売手法としてはありなんですな。

#1046 天晴れという言葉しか見つからない、デミオ・ディーゼル(XD)。

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 で、デミオ・ディーゼル。トータルで1500kmを走ってきました。その内訳は200kmの高速道路と、残りすべて下道。高速道路は往路の相模湖〜長坂、小淵沢〜塩尻北まで。つまり、帰路は能登から八王子まですべて下道。下道だけで1300kmって、書くとスゴイですな、これ。ただですね、そんな距離でも、下道をスイスイと走れてしまうのです、このクルマ。というか、下道ドライブがとても愉しいのです。  1.5Lディーゼルエンジンは音振動ともにありますが、不快感がなく、それよりも、フラットなトルク特性と小排気量ターボとは思えぬレスポンスの良さにうっとり。いや、細かいこといえば、あれこれありますけど、発進時だってアクセルを緩く踏めば、何も感じることはないですし、パンチがないと感じるとはいえ、高回転までパワー出てきますし、なによりそんな際の速度はとんでもないところにありますし。  少し書きましたが、とにかくスタビリティが高い。今回は、好みの15インチ仕様、つまりXD を借り出しましたが、なんといってもその美点は路面追従性。これは、このサイズの国産車には見当たらないフィーリングか。あ、日産・ノートの高速域において顔を出すフィーリングともいえますが、デミオのほうが上、かと。で、ハンドリングもオンセンターの曖昧さやら、その剛性感にあれこれはありますが、シャシー性能たる気持ちよさをうまく表現していて、ワインディングが愉しい、愉しい、楽しい。まぁ、たしかに頭は重いですが、それも味と考えれば、不満には感じません。  で、燃費ですが、まったくもってエコ運転をせず、だったのに、トータルで21.1km/L。はぁ、そうですか、といった感じ。ちなみに、平地で、50〜60km/hでのパーシャルにおける瞬間燃費は、30〜50km/L。そりゃ、20km/Lを超えますわな。でも、いちばん驚いたのは、八王子から横浜まで、朝の渋滞を含めての下道50kmで、20.2km/Lを記録したことでしょうかね。エコ運転はせず、前のクルマに無理なく追従しての話。オドロキですな、こりゃ。  デミオで感心したことは数多いのですが、いちばんは、シートポジションかな。国産車で、こんなに素直に、気持ちのいい、理想のポジションを取れるクルマは見たことありませんってぐらい、きれい。ゆえに、疲れないし、スポーツドライビングでも不足

#1045 何もない良さは、紹介すべきなのか、すべきではないのか、って話。

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 いつまで能登にいるのだい? と思われたかもしれませんが、3泊4日で能登は脱出しました。そう、能登は、ね。で、金沢へ来ました。いや、金沢の宿こそ、新幹線開業で宿泊料が倍になり、 泊まりにくくなりますので、最後に、とばかりに。 ということで、今日は能登から金沢まで同じ石川県内の移動でしたが、走行距離にして200kmと少し。海岸線の細い道を走りつつ、ついこの前まで有料だった道を使いつつ、でも、 ドライブとしてはまったくもってモノ足りず。  で、能登をあちこち走って感じるのは、やっぱり、有名どころばかりがピックアップされていることでしょうかね。個人的にはそんな有名どころへは通わず、ほとんど足を運びません。でも、たまに誘われて、案内されて足を運んでみるのですが、やはり、自分にはリンクしないことが多々。そして、 あれこれと能登の方に話を訊くと、やはりなぁ、そうでしたかぁ、に突き当たります。ま、能登に限らずですね、こういうことってのは。  ただ、人が集まるのは有名どころばかり。有名どころにあるのは、何か。そう、分かりやすさです。場所、立地、施設、あれやこれやと。  で、人が集まらないところには何があるか……、そう、何もない良さがあふれています。そして、それはまったくもって分かりにくさに直結しています。 さて、困りました、こういうスポットって、積極的に紹介していくべきなのでしょうか、どうしたものでしょうか。

#1044 ふくらぎの刺し身、BOSEのスピーカー、能登のぜいたくな夜。

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 どこかへ出かけた時の食事は、ひとりだと、わりというか、かなり地味です。いや、それなりに工夫は凝らしますが、地味です。というか、質素です。ということで、この2日間は派手だったので、今日は地味にすることにしました。  宿泊している宿は、あれこれと調理道具が揃っているので、何か作るかと思い立ったものの、何せ、調味料関係を持参していなかった。ま、刺し身なら調理は必要ないしと、出かけた先で探してみれば、ふくらぎの半身が300円となもし。ふくらぎとは、北陸流のぶりの出生魚たる呼び名のひとつ。ぶりについては、関東と関西で呼び名が異なることは知っていましたが、北陸でさらに別名になるとは知らず。ということで、見つけたものの、最初はどんな魚が想像つかず。どうみてもぶり系ではあるものの、さらには、関東では背と腹、それぞれが柵に分けられているのに、見かけた切り身は、背と腹が切り離されていない半身(三枚に下ろされたそのまま)。ま、きっと似ているからぶり風味だろうと購入したら、ぶりの幼魚でしたってオチに。  実は、680円/匹のアジと散々に迷ったのですが、まぁ、今宵はひとりですから680円の出費は贅沢過ぎるでしょうと、300円のふくらぎを選びました。しかし、これが、とんでもなく美味かった。とてつもなく美味かった。一昨日に教えてもらった、地元の人で大賑わいな炉端焼き屋で出された刺し身より美味かった。そして、その分量たるも、旅先で見かけるぶり丼の2倍以上……、なんてことを考えると、外食時には刺し身系なメニューを選べなくなってきます。  次回この宿に来る時に持ってくるメモに調味料を加えたことはいうまでもありませぬ。そうそう、持参リストといえば、今回はその中にBOSEのコンパクトスピーカー(写真左)がありました。先に帰った親友とも言っていたんですが、この宿は、テレビ不要というか、テレビがあってもつける意味が見当たらない、ところで、その代わりというか、むしろ、いい音楽をいい音で聴ける環境が欲しい、と。ということで持参しましたが、これが大正解。今日なんぞ、泊まり客がほかにいないので、音量を上げつつ、まったりと能登の夜を過ごしております。  で、とりあえず、今日納品分の原稿書きも終わったので、風呂入って……、って、まだ20時30分前だ。のんびりと本でも読みましょうかね。  あ、メモ。次回は

#1043 なかなか進まぬ執筆、なかなか減らぬ燃料、能登3日目。

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 原稿書きしようにも、具体的な文字数が、約束の時間に届いていなかったもので、執筆できず……。と理由をつけて、午前中はドライブに。というか、宅配便を出すために、いちばん近い宅配便のセンターへ、って、それでも20km。それなのに、なぜか、わざわざ遠回りして30km走って宅配便センターへ出かけました。  で、早々に戻ってくるつもりが、……中略……、宿に着いて、走行距離を確認したら120kmほど。ま、そんなもんなんですよ、能登ってのは。走りがいのある道が、そして、見どころがたくさんあるので、ついつい走ってしまうのです。  で、後でまとめますが、デミオ・ディーゼル、スタビリティ高いです、とんでもない速度域において。それでいながら燃費がいい。ちなみに、現在まで約700km走行して21.5km/L。もちろん、ほとんど下道、しかも、エコ運転せず、というか、どちらかといえば、非エコドライブばかり。ようやく燃料計が半分を下回りましたので、 給油したら142円/L! 八王子で給油した時は120円/Lでしたから、高過ぎ! と思ったものの、軽油でしたっけ。まぁ、レギュラーでしたら、格安なスタンドでもここまでは落ちていませんから、燃費以前に、単価としても経済性に優れているわけで、さらに燃費たる数値も言い訳ですから、もはや、いやはや、いやはやって感じですな。V8に乗ってみる時代じゃありません。ほんと。  原稿? のろのろと進んでいます。能登たる誘惑もあるんですが、打ち合わせの電話やら、メールやら、あれこれもあって、のろのろ、と。夕方には近所を散歩するつもりだったのに、気付いたら、陽は暮れてしまっているし、雨もポツリポツリ。何しに来たんだかと思いつつ、この原稿を、 今日中に仕上げないと。

#1042 アピールしないことには何も起きないことを感じた、能登2日目。

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 結局ですね、原稿書きは思うように進みませんでした。その言い訳としては、環境が良すぎたこと。海を眺めながらの執筆は困難を極めるものです。少し書いては海を眺め、少し進めてはコーヒーを淹れて、少しだけ書き足しては考え事をして……、の繰り返し。  ま、そんな仕事話はさておき、本日は、宿、主催のノルディックウォーキングと、夜の晩餐会(!)に誘われて、参加してきました。見知らぬ人との交流は実のところ面倒ではありますが、その一方で何かしらの発見やら愉しさがあるものです。今回も 地元の方との出会いに、こういうのを縁というのかなと思いつつ、やっぱり冬にも来なきゃいかんなと感じました。 そうそう、とても印象的だったのは、見て見ぬふりがいちばんいかんですねってな話をした方、なんと住職でした。そう、住職。ここで、住職ですか、このタイミングで住職ですか、という、ま、そんな縁がありました。   明日はちゃんと執筆作業します。というか、するつもりです。いやいや、終わらせなきゃいかんので、ちゃんとします。

#1041 その雰囲気からアッパー感を求めてしまうトヨタ・エスクァイア。

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 締め切り目前にした原稿書きをしなければいかんのですが、心素直される環境にあると、言葉が勝手に湧き出してくるもので、困ります。というわけで、まずは先日足を運んだトヨタ・エスクァイア試乗会の話。ちなみに、その表記は、エスクワイアではなく、エスクァイアだそうで。  以前、 #781 と #819 で、ノア、ヴォクシーについて書きましたが、ボディをしっかりと作り込んだことで、すべてがブラッシュアップしているというベースは変わっていませんでした。というか、同じでした。というか、走りについてのあれこれは、変えておらず、この エスクァイアも 同じだそうで。  これをどう捉えるかで、その商品性への評価は変わってきますが、訊けば、その開発はノアヴォクと同時だったそうで、つまりは、 エスクァイアに求められる走りを作り上げて、それをあえて落とすことなくノアヴォクにも採用したのだ、と。まぁ、いいんじゃないでしょうか、その手法。ただ、購入を迷う立場であったら、何か違いがあったほうが誘惑は多くなるだろうなと、感じたのも事実ですし、 内外装あれこれの質感をアップさせたがゆえに、自然と走りにもアップ感を求めてしまうのも、また事実。って、これはアッパークラス感というよりは、ノアヴォクとは違うという意味の、アップ感。ま、見方によっては、アップしていなくてもいいのか、ノアヴォクとは異なる何か、ってところでしょうかね。ゆえに、 この商品の売り方たるキーは、 これをどう、説明できるか、理由づけできるかにあるような気がしています。  そういえば、今回の試乗会では、試乗しながら、開発の方と話をしながら、あれこれと言葉が浮かびました。そのひとつが、ノイズの合唱。HVでは、異なる高周波数がいくつか、入れ替わり立ち替わりで聞こえてきたもので、それをそう表現。もうひとつは、乗り味の硬質感。比べると、軽いこともあってしなやかさがあるガソリンモデルに対して、重厚感を増しながらも、失われたしなやかさとトレードとしてて現れた固さがありまして。ただ、質感は損なわれていないので、高質感であり、ゆえに、硬質感、であると。  自分では、なかなかいい言葉だなやと思っていましたが、 開発の方が、それをメモとして書き留め、さらにはアンダーラインを引いておきましたと言われた時に、その稚拙たる表現に恥ずかしさを覚えました。いやはや

#1040 変わっていない、変わりようがない、居心地のいい、能登。

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 というわけで、能登にいます。来ている場合ではないんですが、来ました。仕事のためにキャンセルしようかと思いましたが、仕事のためにキャンセルしちゃいけないと思い、来ました。能登でも仕事をするってことにして、来ました。  能登半島はまだ紅葉が残っていますが、その多くは終盤を迎えつつ、場所によっては終わっています。今日はひたすらに走って奥能登まで来ましたが、能登は相変わらずで、適当な暖かさと、適度な親しみと、適切な放置感とで、迎えてくれました。なので、お帰りなさいと言われても、そこに嫌みを感じませんでしたし、だからといってただいまとは返さず、戻ってきましたと素直に返答できる自分に少々驚きつつも、ま、そんなあれこれに、落ち着きを感じました。つまりですね、なんていうんでしょうかね、何もしていなくても、過ぎゆく時間が愛おしくなる、と、でもいいましょうか、そんな安堵感に包まれての心地よさに、能登ってやっぱりいいよなぁを感じました。  先ほど、知人が帰りましたので今日からはひとり。それゆえの物悲しさもありますが、ひとりならではの過ぎゆく時間ってのもなかなか愉しいもの。そんなところで仕事ってのも、どうなのさ、と思いつつ、仕方ない。あまり出かけることなく、仕事しています。ま、こんな能登ライフもまたいいんでしょうかね。  こうなると本格的な冬となってから、あえて来てみる必要があるかなと思うようになってきました。新幹線と連続テレビ小説という波が来る前に、一度。

#1039 なんだか、あれやこれやがしっくりとこなかった1日の話。

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 11月後半は、あれやこれやの仕事も落ち着き、年末のバタバタ前に、能登でまったりを予定していました。白状します。そうなんです。ところ、ひとつふたつと試乗会、みっつよっつと懇親会、いつつむっつと取材、ななつやっつと執筆、気がつけば、余裕がないどころか、これ終わるのかとか、寝る間がないのではないか? と思われるスケジュールに。  それはさておき、先日、期待大のイベントが同日にありました。BMW2シリーズアクティブツアラーの試乗会と、中島みゆきの夜会。ところがですね、 期待が大きすぎたのか、自分のリズムが崩れていたのかわかりませんが、しっくり来ませんでした。もちろん、懸命に、つぶさに観察し、いいところを探し、何か評価しようと努力はしていました。いましたが、いずれも大絶賛 とは受け取れず。  BMW2シリーズアクティブツアラーについては、FFだからとか、モノスペースだからの手前に、BMWらしさを見い出すことができませんでした。多人数での乗車だったからなのか、雨が降っていたからなのか、よく分かりませんが、借り出して、 ロングドライブしてみないといかんですな。  夜会は、え? ん? ばかりで、それとあれとをつなげようとして、つないでみても、そこにおもしろみを見いだせず。後半になれば何かあるのだろうと期待して、懸命に頭をフル回転させて、こういうのもありなのかなと思った頃に登場するゼロ戦に、すべてが崩れ去っていきました。このタイミングで使うならばその理由をもっと明確にしないと、と思ったり……、云々。大絶賛している方も多いようなので、たぶん、自分に合わなかっただけなのでしょうけども、こんな夜会、初めて、でした。 考えてみると、そもそも、India Gooseが、愛よりもに聴こえてしまう時点で、何か違うを感じてはいたのですが。  ま、こういう日もあります……、というか、そういう時期なのかなと思ったものの、 翌日のマツダ・デミオテストドライブとトヨタ・ESQUIREの試乗会は、あれこれ発見やら天晴れが多く。特に試乗会では、開発の方との話もおもしろく、有意義な一日でしたから、時期ではないようですな。そんな話のあれこれもまた後日に。

#1038 今回のAppleな価格改定に煽られて、iPad Airを買った、話。

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 何か、おかしいと思ったのです。いや、オークションでチェックしていたiPhone5cの落札価格が、ここ数日で劇的に上がったもので。魅力的な価格のMVNOなSIMでも出たのかと思ったのですが、iPhoneの価格改定を受けてのことでした。 まぁ、為替がこれだけ動いていますから、日本での販売価格も動くだろうと推察していましたが、買う買わないは別にして、実際に値上げされるとショックを受けますな。  今回の価格改定のベースとなった為替レートは消費税抜きで$1=約117円(5sは約118円)。では、これまではどのぐらいだったかを確認しようと、すべてのMacの価格を計算したら、MacBookAirとMacBook Proは、な、なんと、 $1 =97〜99円換算 でして、もし、この両機種を迷っているならば、迷うことなく突撃したほうがいいってことですな。ちなみに 、Macproは $1 =103〜104円、iMacは$1=104〜108円なので、値上げ前に手に入れたほうがいいような気がします。 それにしても、今回の価格改定で、iPhone 6 Plus 128GB、税込みになると12万円オーバーだそうで。いやはや、いやはや。  こうなってくると、購入を迷っていた人たちの 動きが早い。 整備済製品を見ていると、あっという間に消え去って行きます。在庫数が少ないだけかもしれませんけども。というわけで、iPad Airを抑えました。って、煽られた感もありますが、先のMacminiのことを考えると、買っておいて良かったのほうが強くありましたので、迷いつつもポチリました。 あ、TimeCapsuleもいっときましょうかね、妹宅用に。あと、AppleTV、旧型をもってはいますが、いまのうちに最新型を手に入れておいたほうがいいんでしょうかね、と、あれやこれやと迷いが。  それにしても、iPhone5c、もう1台、欲しかったんですけど、完全に買い時を逃しました。さてと、どうしましょうかね。

#1037 乗れば乗るほどに、好印象になっていく、スズキ・ハスラー。

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 そして、翌日も富士山でした。一度、自宅へ帰って、翌日にまた富士山。12月に発行されるハスラームック本の撮影にて。  で、そのハスラーですが、乗るたびに印象が異なります。プレス向けの試乗会では、ワゴンRをベースに腰高に仕立てたところに無理矢理感(走りの話)を覚えたのに、後日、スズキのテストコースで試乗した際には、バイク専用となっているコースなのに、しなやかかつ粘るシャシーにオドロキを覚え、で、今回の試乗で、さらにスタビリティの高さにビックリしたと。 となると、最初に感じた、あの腰高を上手く仕立てられていないと感じた、あれは、一体なんだったのだろうかと。まぁ、その試乗会の時は、走行距離も少なかったし、また、個体差もあったのでしょうかね。  まぁ、オンセンターの曖昧さとか、乗り心地の限界とか、軽自動車ゆえの、仕方ないはあります。ありますが、腰高感を上手く生かした乗り味の仕立ては、かなりの好印象。NAなのに、意外に走りねと感じさせるパワーも含めて。あ、今回はMTだったので、回して、シフトアップなんて、愉しさも相まってのことでしょうかね。  ということで、この続きはハスラーのムック本にて。あ、前日は、雲に隠れていた富士山でしたが、この日は、朝から姿を見せていました。ただ、午後には再び雲の中に入ってしまいましたが。

#1036 なんだかんだで富士山、やっぱり富士山、だから富士山。

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 週末は京都の知人に誘われて、富士山麓へ。仕事でよく訪れる地ですが、プライベートで足を運ぶのは、スタックランドファームへ走りに行くことぐらい。宿泊となると、大学時代のオリエンテーションまで遡る……、いやいや、最初に就職した出版社の打ち上げやら、試乗会やらが、ありましたな。いやいやいやいや、富士登山で、泊まったこともありました。って、振り返ってみると、そのすべては、あのリゾートホテルでしたな。  ま、そんなことを振り返りながら富士山麓に滞在しましたが、富士山との縁は、意外に深いことを再認識しました。そもそも、静岡生まれというところからスタートし、浪人時代に皆で登ったことを発端として、その後、いろんなきっかけを与えてくれた場でもあります。なんていうんでしょうかね、富士山から離れることができないとまでは言いませんが、ニュートラルになりなさいと教えてくれる地であることは間違いないかな、と。そこに宗教めいたことや、霊的なあれこれは全く感じませんが、今回も、これでいいんだ、これがいいんだを教えてもらいました。  この日は、富士山を後にして、用事があって静岡までひとっ走り。そして、富士山麓を通って、自宅へ戻りました。そう、まさに行ったり来たりをしていました。

#1035 一歩どころか、二歩以上先を走っている感のある、VW・ゴルフ7の真価。

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 突然にゴルフを借り出しました。いや、自らのスタンダードがゴルフであるって話は常々していますが、最近、あまりにあれやこれやと新車に試乗したもので、基準がどこにあるのかを再確認するために借りました。  したら、いい。やっぱり、いい。というか、とんでもなくいい。どのくらいいいかというと買ってもいいかなと思えるほどにいい。ちなみに、グレードは1.4Lターボ+リアマルチリンクサスの ハイライン。加速感とかパワーと表現する以前のトルク感にあふれておりまして、その躾け方が上手いのなんのって。そんでもってシャシーのしなやかなことしなやかなこと。路面追従性とはこういうもんだよといわんばかりのトレース性能に、ついつい走りもハードに……。でも、付いてくるんですな、そんな走りに、このクルマは。  今回は、 富士山麓を東から西、西から東へ、と幾度となく走ったのですが、まぁ、静岡市内から高尾まで、高速を使わずに、あえて裏道を使いつつ、下道を走ったといえば、どれだけ走りが愉しかったのか、どんなルートを走ったか、お分かりいただけるかと。  それにしても、前回、借り出した時よりも、好印象なのは何故だろうと考えつつ、ここに書いたこと( #575 )を振り返ったら、つい先日かと思いきや、1年以上前のことでした。で、あの時の個体は、まさに初期ロット、で、今回借り出した車両が登録されたのは、それからしばらくしてから、でも、あまり変わらず。といいながら、ロットが違うと、差があったりする(あれこれ手が加わっている)のが、輸入車の常。初期ロットと、その後で、すでにあれこれと違いがあったようです。もちろん、あっちはDCC採用モデル、こっちはノーマルサス、走行距離もあっちは少なめ、こっちは2万kmオーバーと差がありましたので、それらによる違いもあったとは思いますが。ただ、決定的に異なっていたのは 2シリンダーモード。前回の車両は1500回転あたりまでしか対応せず、ゆえにアクセルワークが辛かったのですが、今回の車両は2000回転あたりまで 許します(画像真ん中)し、なによりも振動が小さくなっています。いやはや、って感じでした。  燃費? 大きくは変わっていませんが、高尾から品川まで下道を50km走って16km/Lオーバーですから、上出来でしょう。なにしろあれだけのトルク感やらハンドリングを備えての話

#1034 一泊にぴったりな、100mlパックの牛乳を発見した、ってな話。

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 書いておかねばと思いつつ、多忙にかまけて流されていたネタがあります。でも、いまさら書くのもなんだなと思うわけで。なんていうんでしょうかね、ネタに新鮮さがなくなってしまったと言いましょうか。ま、勢いが必要なのですよ、くだらないことを書くには。  というわけで、そんな流れていったネタのひとつ。牛乳。仕事やらプライベートやらで各地に泊まる際に必ず持っていくのが、牛乳。いや、違う。ドリップバッグコーヒー。あれです、1杯ずつ入れられる、あれ。で、カフェオレならぬ、ミルクコーヒー状態にして飲むのが好きだったりします。  というわけで、現地で牛乳を手に入れるのですが、まぁ、たいがいはコンビニなど使わずに、スーパーへ行って、安いのを選んできます。ところが、たいがい最小サイズは200ml。一泊の場合は使い切れず、いつも困っていました。ま、そのまま飲めばいいって話なんですけどね。  で、写真。金沢市内のスーパーにて、100mlサイズを発見。しかも、安かった。飲料ゆえに、生ものゆえに、小分けパックはとてもうれしく。といっても、金沢市内のどこのスーパーでも売っているわけではなく。ま、今後の金沢行きの際は、牛乳を求めて、このスーパーへ足を運ぶことになるでしょう。

#1033 トレンドを過ぎスタンダードになった、クラウド・ファウンディング。

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 景気が良くないといいますか、時代から取り残されつつあるのは、出版業界だけではないようで、音楽やらテレビやら、広くマスコミ業界に言えることのようです。それは、日本だけではなく、海外にも言えることのようで。 ただ、その打開策といいますか、先を見据えるスタイルは、やっぱり海外のほうが先を行っている気がしています。  右の画像は、American Idol season12で、Best3まで勝ち残ったAngie Millerの サイト 。以前でしたら、Best3に残ればどこかと契約し、CDデビューできたものですが、今はもはや難しいようです。ということで彼女が採った方法はデビュー(リリース)前に資金を集めるクラウドファンディング。もはや、一般的になった手法ですが、オドロキはデビューを目指すアーティスト専用としたクラウドファンディングなサイトがあること。ただ、寄付(売り上げ)が一定数以上集まったらデビューできるというストーリーに半ばデビューを約束されている感はありますし、それもまたプロモーションの一環になっている気がして、スゴイとは思えないところもありますが。  ま、いずれにしても、新しいスタイルであることは変わりありません。これまでのマスコミ、流通には乗らない、こういった手法、メインストリームになっていくんでしょうね。となった時、キーになるのは、それらを取り扱うポータル的存在でしょうな。

#1032 大高騰中のMacmini2012(corei7)と、今と昔も変わらぬAppleとの付き合い方。

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  #1022 で書きました、Macminiの話ですが、知人からいわれて知ったのですが、なんと2012年モデル( Corei7・4core/8HT )が大高騰していました。というか、かつての販売価格を大きく上回るプレミアが付いていました。ちなみに新品の販売価格はなんと本日現在8万8000円(価格comね)。一時は10万円に迫っていたそうで……、いやはや、いやはや。ただ、PMG4の時のように、旧OSやらシステムやらが劇的に変わってしまうがゆえの理由はないわけで、そこまでして手に入れたい理由ってなんだろうか、とも思います。  我が家のMacmini2012は、 そんな事情を全くに知らぬまま、今日も 動いています。ただ、OS10.10への移行におけるあれこれは出ていますが、まぁ、そんなもんでしょう、と思っていますし、たいしたアプリケーションを使っていませんから、代用も利きますし。それよりも新しい機能のおもしろいこと、楽しいこと、使えること。その最たるのは、 iOSとの連携的な機能でしょうな。SMSをMACから打ったり、MACで電話したり、Handoffであれこれ作業を連続させたり、Airdropもしかり、そして、問題はあれどもiCloud driveを利用しての、メールでの大容量ファイル添付やら、あれやこれや。iOSとMacOSがシームレスになるってのは、こういうことであって、UIが同じになることを意味していませぬ。そんなAppleのアプローチのあれこれに、今回の新OSのおもしろさがあると思っています。  先日も、 誰だったかに、OSをアップして大丈夫か? と訊かれましたが、そんな時の回答は、Apple製品に求めている期待度次第、つまり、なんでも愉しもうとするスタンスの人にはオススメしていますが、その逆は云々。 個人的には、皆、あれこれ気にしすぎな、騒ぎすぎなような気がします。 まぁ、iOS8+mineoのような、完全に使えなくなるという例は、まさに異例ですし。ってか、それだって、端末を買い替え、mineoの契約をやめればいいだけの話ですし……、って極論過ぎますかね。つまりですね、どこを優先するか、何を優先するか、ってところでしょうかね。  と考えると、ダメだったら、自分が変わればいいやと思える人ではないと、Appleとの付き合いは難しいかもしれません。って、これは

#1031 久しぶりに乗ったけど、何も変わっていなかった、FJクルーザー2014。

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 ここのところ、今月末に発売されるFJクルーザーのムック本への執筆をしていました。といっても、思っていたほどの文字数ではなく、ただ、調べモノが多かったので、その進行は芳しくありませんでしたが。 全体の流れを知らないので、見どころ、読みどころがどこにあるのかは分かりませんが、例のごとく、向後カメラマンの写真は、とんでもない仕上がりとなっていますので、ご期待あれといった感じでしょうかね。  さて、久しぶりに乗ったFJクルーザーは、オフローダーたるポジションと、それでいながらというバランスの良さに、アドバンテージがあることを再認識しました。緩さだらけなのに、嫌みがないという、バランス感。ドライビングを押し付けると、イヤだと言わんばかりに、その挙動に乱れを見せますが、押し付けることなく、対話しながらドライビングしていると、そのままにそれに応えてくれるという、素直さがあります。  ゆえに、このモデルは、ド・ノーマルで乗るのが、いいと思っています。スポーティさを求めるならば、20インチ+X-REASよりも、オフロードパッケージのほうがオススメ。スポーティな性格をあえて与えたシャシーやタイヤは、仕立て方ではありますが、根本的に似合わないと思っています。で、なぜ、オフロードパッケージか。実は、 その中に含まれる、ビルシュタインダンパーの躾けが、実にレベルが高くてですね、オフロードというよりは、ダートランでの接地感やら、オンロードでのスポーティさを引き上げるところにあります。そうなんですね、オフロードと謳われていますが、実のところ、走行ターゲットを絞ったというよりは、シャシー性能を引き上げてくれています。常々言っていますが、いいシャシーというのは、シーンを選ばず、その良さが感じられるものです。そんな良さがあります、このビルシュタインには。  それにしても、FJクルーザー、北米マーケットでは販売終了がアナウンスされてしまいましたが、国内市場ではまだまだ販売が続くようで……。って、まだまだとは限らないのか。突然に、来年止めたり……、しないか。ま、そんな、先が読めないところも、また、FJクルーザーらしさですな。

#1030 らしいともらしくないともいえる、2015年次RJCカー オブ ザ イヤー結果。

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 さてと、昨日、2015年次RJCカー オブ ザ イヤーの最終選考会が行われ、結果が発表されました。細かな点数については、後日、公表されるでしょうから、また、その時にでも。とりあえず、速報として。   国産、輸入車のいずれも、COTYか自動車殿堂かが選んでいるモデルであり、そういった観点からすると、RJCだけが選んだというモデルはありませんでした。Cクラスにいたっては、トリプル受賞となっていますな。  写真は、昨日の選考会の様子。ベスト6に選ばれたモデル、技術が勢ぞろいしました。最終チェックながら試乗したり、説明をあらためて聞いていると、いずれのモデルもトップとなっておかしくない実力を備えていたと、つくづく思いました。といいますかね、やっぱり、視点をどこに定めるかで、評価はがらりと変わってしまいますから。  ま、あれこれは、後日に。   2015年次RJCカー オブ ザ イヤー      スズキ       ハスラー   2015年次RJCカー オブ ザ イヤー=インポート      メルセデス・ベンツ Cクラス   2015年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー      日産        ダイレクト アダプティブ ステアリング   2015年次RJCカー オブ ザ イヤー 特別賞      日本の軽自動車

#1029 2015年次RJCカー オブ ザ イヤー、第一次選考結果あれこれ。

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 さて、肝心なことを書いていませんでした。去る10月31日に、RJCカー オブ ザ イヤーの第一次開票が行われました。今さらながらとはなりましたが、記しておきましょうかね。いずれもメーカー・インポーター名アルファベット順にて。  講評はあえてしないでおきますが、まぁ、きれいにばらけましたな、といった感じでしょうか。今年は、COTY、自動車殿堂ともに、重なるところもありましたが、RJCはどういうモデルを選ぶのでしょうかね。最終決定は、11月11日(火)に。 2015年次RJCカー オブ ザ イヤー 6ベスト  ダイハツ工業        コペン  富士重工業         レヴォーグ  本田技研工業        N - WGN  マツダ           デミオ  三菱自動車工業/日産自動車 ek スペース/ディズ ルークス  日産自動車         スカイライン  スズキ           ハスラー 2015年次RJCカー オブ ザ イヤー=インポート 6ベスト  アウディ          A3/S3セダン  BMW            i3  BMW            MINI  ジャガー          Fタイプ クーペ  メルセデスベンツ      Cクラス  フォルクスワーゲン     ポロ 2015年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー 6ベスト  スバル       運転支援システム 「アイサイト(ver.3)」  マツダ       SKYACTIV-D 1.5 エンジン  日産        ダイレクト アダプティブ ステアリング  スズキ       S-エネチャージ    BMW        Life Drive(ライフドライブ)コンセプト  メルセデス・ベンツ レーダーセーフティパッケージ

#1028 電気自動車なのだけど、VWらしさもちゃんと備えていた、e-up!

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 新型車試乗会が続いています。書いていいことと、まだ書いちゃいけないことが入り交じっていて、わけわからなくなっていますが……、これは、たぶん書いていいほうのクルマ。VWのe-up!ですな。up!の電気自動車バージョン。  これが、良かった。って、最近、この言い回しばかりですが、表現力が尽き ているから仕方ない、というわけで、良かった。up!をEVにする必要はあるのか? と思うところもありますが、軽自動車以外での5ナンバー、 4 ドア、4名乗車モデルは、このup!だけだそうで、なるほどね、そう考えると価値はあるわけで。  ま、存在意義については、ここではすっとばしまして、乗り味について、あれやこれや。まぁ、悪くわけはなかった。VWですから、up!ですから。といいますか、EVたるシステムによる重量増は、しっとりとした乗り味を作り上げていまして、プラスに働いていました。そして、モーター駆動。まぁ、多くを語ることなく、とてつもないトルク感にあふれていまして、発進から加速に至るまで、敵なしといった感があるほど。スイスイどころか、グイグイ走っていってしまいます。電力消費とパワーとをセレクトする3モードも良く考えられていて、エコモードであっても時間限定ではあるものの豪快な加速を許すなど、まぁ、よく練られています。ウィークポイントが見当たらない、と。 回生ブレーキも、最新世代ユニットらしく、違和感はなくて、ケチの付けようがない。  まとめとして、なんていうんでしょうかね、パワーユニットが変わろうとも、VWらしさを作り上げていること、ここにVWブランドの強さがあるような気がしました。

#1027 今のスバルの全てが表現されていた、レガシィB4とアウトバック。

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 もはや、逃げ場もなく、日々、淡々とスケジュールをこなしていまして、あれやこれやと記しておきたいことは多くあるのですが、そんな時間すらも作れず。といいつつ、これじゃいかんと、本日、試乗会のあった新型レガシィB4とアウトバックについて書いておきましょう。  結論を書いてしまいますと、想像以上にいい仕上がりを見せていました。それは、スバルのフラッグシップたる性能と、レガシィらしさ(アウトバック含む)を備えていたという意味で。で、ヨシダ大絶賛は、B4でした。そう、アウトバックではなく、B4。なんていうんでしょうかね、セダンたる実直な作り込みがとても好印象。アウトバックは、SUVたるテイストをベースにしながらも、そこに ツーリングワゴンからの乗り換えも救いたいという想いと、SUVテイストである曖昧さを消し去りたいという想いを少々強く与え過ぎたような、 そのふらつきが少々気になりました。いや、アウトバックとて、とーってもいい仕上がりを見せているのですが、比較すると、B4のほうがバランスはいい、と。  気になるスタブレックス・ライドですが、これが難しい。とても難しい。いや、悪くはない、悪くはない。余計な動きが消え去り、つまり、フラット感がすこぶる高まり、質感アップを覚えます。そういった、意味合いからすると、とてもいい。しかし、組み合わされるのが18インチタイヤになるため、そこで、タイヤの硬さが顔を出してしまう。まぁ、18インチでも、この乗り味に収められたこと、質感を高められたことに、アドバンテージがあると捉えると、オススメとはなりますが。では、一方のノーマルサスが、ダメかといえば、そんなこともない。接地性という意味では、むしろこちらのほうがいい。しなやかさを与えたシャシーフィールをダイレクトに感じ取ることができまして、そこには、過去のレガシィには薄かった、タイヤが路面を離さないというフィーリングが強く存在しています。そう、減衰特性が路面変化にぴたりとはまっているという、あの粘るフィーリング。ただし、比較してしまうと、フラット感に物足りなさがあるのも事実で、 どちらがいいかは言うことはできず、もはや好みでどうぞ、といった感があります。  ちなみに、以前書きました、XVやレヴォーグで、時折見せるリバウンド時の例のフィーリングは、しっかりと消え去っていました。いや、消し去って