#1031 久しぶりに乗ったけど、何も変わっていなかった、FJクルーザー2014。

 ここのところ、今月末に発売されるFJクルーザーのムック本への執筆をしていました。といっても、思っていたほどの文字数ではなく、ただ、調べモノが多かったので、その進行は芳しくありませんでしたが。全体の流れを知らないので、見どころ、読みどころがどこにあるのかは分かりませんが、例のごとく、向後カメラマンの写真は、とんでもない仕上がりとなっていますので、ご期待あれといった感じでしょうかね。
 さて、久しぶりに乗ったFJクルーザーは、オフローダーたるポジションと、それでいながらというバランスの良さに、アドバンテージがあることを再認識しました。緩さだらけなのに、嫌みがないという、バランス感。ドライビングを押し付けると、イヤだと言わんばかりに、その挙動に乱れを見せますが、押し付けることなく、対話しながらドライビングしていると、そのままにそれに応えてくれるという、素直さがあります。
 ゆえに、このモデルは、ド・ノーマルで乗るのが、いいと思っています。スポーティさを求めるならば、20インチ+X-REASよりも、オフロードパッケージのほうがオススメ。スポーティな性格をあえて与えたシャシーやタイヤは、仕立て方ではありますが、根本的に似合わないと思っています。で、なぜ、オフロードパッケージか。実は、その中に含まれる、ビルシュタインダンパーの躾けが、実にレベルが高くてですね、オフロードというよりは、ダートランでの接地感やら、オンロードでのスポーティさを引き上げるところにあります。そうなんですね、オフロードと謳われていますが、実のところ、走行ターゲットを絞ったというよりは、シャシー性能を引き上げてくれています。常々言っていますが、いいシャシーというのは、シーンを選ばず、その良さが感じられるものです。そんな良さがあります、このビルシュタインには。
 それにしても、FJクルーザー、北米マーケットでは販売終了がアナウンスされてしまいましたが、国内市場ではまだまだ販売が続くようで……。って、まだまだとは限らないのか。突然に、来年止めたり……、しないか。ま、そんな、先が読めないところも、また、FJクルーザーらしさですな。

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