#1028 電気自動車なのだけど、VWらしさもちゃんと備えていた、e-up!

 新型車試乗会が続いています。書いていいことと、まだ書いちゃいけないことが入り交じっていて、わけわからなくなっていますが……、これは、たぶん書いていいほうのクルマ。VWのe-up!ですな。up!の電気自動車バージョン。
 これが、良かった。って、最近、この言い回しばかりですが、表現力が尽きているから仕方ない、というわけで、良かった。up!をEVにする必要はあるのか? と思うところもありますが、軽自動車以外での5ナンバー、4ドア、4名乗車モデルは、このup!だけだそうで、なるほどね、そう考えると価値はあるわけで。
 ま、存在意義については、ここではすっとばしまして、乗り味について、あれやこれや。まぁ、悪くわけはなかった。VWですから、up!ですから。といいますか、EVたるシステムによる重量増は、しっとりとした乗り味を作り上げていまして、プラスに働いていました。そして、モーター駆動。まぁ、多くを語ることなく、とてつもないトルク感にあふれていまして、発進から加速に至るまで、敵なしといった感があるほど。スイスイどころか、グイグイ走っていってしまいます。電力消費とパワーとをセレクトする3モードも良く考えられていて、エコモードであっても時間限定ではあるものの豪快な加速を許すなど、まぁ、よく練られています。ウィークポイントが見当たらない、と。回生ブレーキも、最新世代ユニットらしく、違和感はなくて、ケチの付けようがない。
 まとめとして、なんていうんでしょうかね、パワーユニットが変わろうとも、VWらしさを作り上げていること、ここにVWブランドの強さがあるような気がしました。

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