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#583 新型エクストレイルにみる、クロスオーバーSUVたる本来の方向性。

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 予想されていたとおり、フランクフルトモーターショーにて、エクストレイルの3世代目モデルが発表されました。その落とし込みどころについては、いいんじゃないかなと思います。いや、嫌みじゃなくって、ほんとに、素直に。というのも、なぜにエクストレイルは、オフローダーを気取るのだろうかと不思議に思っていたものですから。  そもそも、擬似的なLSD効果のみで、本格的オフロード走破性を語ってしまうには無理があるように感じていました。もちろん、あるだけで走破性はアップしますが、これだけでスゴイんだ、という点についての話。これは、フォレスターのX-MODEも同じくでして。そもそも、本質的なクリアランスが不足しているボディと、タフさに欠けるシャシーでは、いくらソフトウェア的なデバイスを用いても限界がありますから、それを全面に打ち出してしまうのもいかがなものかと思っていていたわけです。逆に言いますと、三菱はまじめすな嫌いがあり、オフロードを走れる、走れないを、きっちりと語り過ぎだったりしますが(商売が下手ともいう)。ま、パジェロやジープを作っていたメーカーゆえだとは思いますが。  まぁ、オフローダーがいいともいかんとも思いませんが、そのモデルがオフローダーを語れるのかどうかは、自動車雑誌はチェックすべきだと思います。と、進言しても、なかなか聞く耳を持ってもらえないのですが……。ならば、ここで紹介しろ? そうか、その手があったか。 というわけで、新型エクストレイル、いいんじゃないですかというところに、つながるわけです。公開されたプレス写真に、オフロードを走っているシーンはありませんし、リリースにもオフロードという表現は見当たりません。ただ、これはヨーロッパ仕様だからなのか。日本仕様になった途端に、オフロードを強く謳わない(少しはいいですが)ことを希望します。

#582 夏は去り、秋が到来した八ヶ岳にて、五行歌を詠んできた話。

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 なんで集中するかな、という思ってしまうほどに、締め切りが重なっています。いや、仕事があるというのはありがたいことなんですが、ここのところ2か月に一度、必ずと言っていいほどなもので、編集者に仕事量の限界を伝えておかないとならない、状況が歯がゆくもあったりするのですが。  まぁ、そもそも、自身が バッファも、メモリも不足しているだけではなく、同時処理も不得意という柄ゆえに……、って、こんなことを書いている時間があるならば、原稿書きせよって話なんですが、まぁ、それは別腹ということで。  と、さんざんにいい訳をしておいて本題に。昨日は八ヶ岳にいました。おいおい、って感じですし、原稿書きとは直接的に関係なかったことなんで、こうして公にすべきかも迷ったのですが……、って、いい訳だらけだなや。  何をするために足を運んだのか。ここでは、書いていないかな、まだ。最近、五行歌を詠むことを楽しんでいます。そう、歌を詠んでいる、と。このヨシダが。まぁ、歌会は、品があることは確かなんですが、歌そのものは堅苦しさがなく、基本ルールも五行ならば、なんでもいい、と。で、誘われての参加でしたが、これがなかなか楽しい。自分の歌はともかくとして、歌会には、いろんな意見が飛び交い、それらにマイナス面が見当たらない、という、なんとも心地よい時があります。へー、ほー、なるほど、そうか、そうだよな、ばかり。  前置きが長すぎましたな。昨日は、そんな五行歌の歌会@カフェ花豆がありまして、参加してきたわけです。ただし、目前に迫った締め切りがありましたから、日帰りで。昨日の八ヶ岳は夏空が少し戻っていましたが、その雰囲気には、強く秋がありました。日差しも木々も、空気感も。そして、夏は完全に去っていったんだな、を感じました。  あ、どんな歌を詠んだのかを書いておきましょうかね。     金は天下の回りもの?     我が家に回ってくるのは     クリップ      クリアファイル     そして保冷剤  八ヶ岳を前にして、品のある方々を前にして、こっぱずかしかったことはいうまでもなく。といっても、今更気取るわけにもいかず、もはや開き直っています。

#582 これまでどおりでも、そう見せぬことで、注目を浴びているXVの話。

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 たぶん、うちらから見たら、インプレッサの派生車種であって、やっぱりグラベルEXだよね、って言ってしまうんでしょうけど、一般的には斬新さあふれるモデルのようです。って、SUBARUのXVの話 です。この度、インプレッサが取れて、ただのXVになりましたが、それがまた功を奏しているようで、ハイブリッドに至っては年内納車どころかいつになるかわからない盛況ぶりとか。  で、やたら訊かれるんです、このクルマについて。それほどに注目度が高いってことなんですが、先ほども、京都の知人からどうなのよ? と訊かれました。というわけで、ここらで、ヨシダ的な視点を書いておいたほうがいいのかなと思いますので、少々、あれやこれやとまとめておきましょうかね。  そもそも最近のスバル車は、デビューするモデル毎に大きな進化を果たしています。つまりですね、最新のフォレスターが、現時点ではスバル最良かなと。逆にいえば、フラッグシップであるはずのレガシィに、おや? が多くあったりします。そうなんです、 それはクラス感を超えた部分であり、クルマたる基本性能のこと。 というわけで、このXVにしても、インプレッサよりも後にデビューしていますから、インプレッサよりも好印象だったりします。そもそも、インプレッサの上というポジションもありますけども。  たとえば、それがいちばん分かりやすいのは、やはり乗り味の質感でしょうかね。なんといっても、シャシーの動きにしなやかさがあります。ギャップのない路面においては、ダンパーの減衰力にじんわり感があふれており、 その動きにもはやうっとりしてしまうほど。もちろん、 4輪が個々に動き、そしてそれぞれに路面を捉え、それを粒さにドライバーへと伝えてきますから、そういう面からもうっとり。で、結果、しんなりした動きから、さっと足を伸ばすところまで、すべてに質感があります。だから、運転しやすいし、運転が楽しいし、そして快適さがあると。そして、あまり強くアナウンスされていませんが、4WDが大きく進化しておりまして、ハンドリングとトラクションをベストバランスしているところも好印象。VTD的なハンドリングを、ACT-4で実現しているといえば、分かりやすいでしょうかね。  ほほぅ、そこまで褒めるならば、もはやXVじゃないかと思われるかもしれませんが、少々の懸念もあります。まずは225/...

#581 ドアのパネルだけを交換できるのに、修理見積もりが高い、ゴルフ5な矛盾。

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   実家のゴルフ5がドライバーの不注意から負傷しました。場所は、リアドア、クォーターパネル、サイドシルと、見事なまでに費用のかかる3点セットで、ゆえにその見積もりが30万円ほどになりました。まぁ、見積もってもらったのがディーラーゆえに仕方ないかなと思いつつも、見てくれとその修理費用を天秤に掛けた結果、我慢するとの結論に至ったようです。まぁ、30万円あったら、違うことに使ったほうがいいと思います。  で、そこで話は終わらない。修理方法を聞いてびっくりしたんですが、なんとゴルフ5から、ドアユニットは外側のパネルだけ交換できるようになっているそうで。そう、ドア本体から、外側のパネル部分だけがパコっと外れる構造。つまり、ビス留めされているだけ(画像)で、その交換を容易にしているそうです。分かりやすく言いますとね、ドアの内張を外さなくても、パワーウインドウレギュレーターが見えるっつーわけですよ。いや、レギュレーター交換は内張を外すんでしょうけど。  意外なところで感心しました。これならば、鈑金できないからとドアユニットごと交換せずに済みます。エコロジーだし、エコノミーだなと思いましたが、ふっと気づきました。それなのに、見積金額が30万円とはいかがなものかと。結局、ドア交換と変わらないんじゃないか、と思うんですが、いかがなものでしょうかね。  ちょっとびっくりな、ゴルフ5でした。

#580 理由が分からないけど、探ろうとはしていない、このホームページの話。

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   ここのホームページへの来訪者が増えているって話を以前にしましたが、やはりクルマネタに集まる傾向があります。まぁ、そもそもクルマネタといっても、自動車雑誌に寄稿するようには、つまり解説的にはキチンと書いていません。ですから、期待される方には申し訳なく思うのですが、ただ、そういう期待に応えようとすると、素直さが消えていきますから、このままで行くことにしようかなと。  もちろん、見てもらうことを意識して、職業柄を全面に出しながら、もう少し作り込んだほうがいいのかなと考えたこともあります。あれやこれやとアイディアを知人に相談したりもしましたが、結局、あいかわらずです、そう、あいかわらずに、適当です。  さて、月当たりのアクセス数が右肩上がりという話をしましたが、7月が天井だろうなと思っていました。8月は夏休みもありましたし、当初から7月には届かないアクセス数だったこともありましたし。まぁ、逆に1日あたりのアクセス数の乱高下が少なくなり、一定になってきていたので、いい傾向なのかなとそんなことを思っていたのですが、そんな8月末のこと、とんでもないアクセス数を記録しました。しかも、1日だけ。それがグラフの突出したところ、8月30日。その日に何があったかといえば、ゴルフ7について2アーティクル分を一気に書き上げた日でした。そうか、ゴルフ7について知りたい人が多いのか、と思ったらば、翌日にはいつものアクセス数に戻り、まさに一瞬の出来事。どこかで誰かがキーボードにうっぷして寝てしまって、キーボードを連打してしまっただけではないか、というぐらいの不思議な状態でした。まぁ、寝てキーボードを押したらば、アクセス数はもっと多いか。そして、その1日によって、つまり最後の駆け込みで、月あたりのアクセス数は、またも記録更新となりました。いやはや。  なんなんでしょうね、このホームページ。自分でもよく分かりませんが、まぁ、このまま続けていきます。ご意見、ご感想ありましたら、遠慮なくどうぞ。

#579 昔よく走った国道413号線(道志みち)を久しぶりに走った話。

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 東京から富士五湖方面へ抜ける道は……、あれこれありません。中央自動車道を使うか、それに並行している国道20号線を走るか、そして、国道413号線、通称道志みちを選ぶか、という3つ。いや、細かいことを言ったらキリがありません。大まかに3つです。  いずれもワインディングがありますし、アップダウンもありますから、好まれない方もいらっしゃいますが、自分は好きだったりします、いずれも。ただ、国道20号線だけは、まぁ、生活道路たる役割と、トラックの往来が多いことやら、あって、この3つの中ではボトムになってしまいますが。すみません > 国道20号線  では、どれがいちばん好きかといえば、やはり国道413号線でしょうな。実は、関わりが深く、想いでの多い道路でして、って、自らその作業に携わっていたわけではありません。夜な夜な走っていた道であり、富士五湖からの帰りに、中央道の渋滞を避けるべくよく利用していた道でもありました。あと、道志って、響きがなんとなく好きってのもあります。これだけは理由が定かではないんですが、自分の名前に似ているからなのか、ぐらいしか思い当たりませんが、そんなに自分のことを好きではないので、その理由も違うように思いますが。  って、何を書こうとしていたんだっけかな。と、と、と。そうそう、国道413号線。夜な夜な走っていたと書きましたが、走り屋していたわけではありません。夜走っていた頃はたしかファミリアターボに乗っていた頃だったと記憶。サンルーフを全開にして、山中湖まで一気に走っていった覚えがあります。それこそ翌日に仕事だというのに。この道は、いろいろな表情があります。街に入ると突然整備されてきれいなったかと思えば、すれ違いで速度を落とさねばならぬような細い道になったり、かと思えば、写真のような橋があったりと、まさに変化に富んでいます。  そんな道を、今日の試乗会の帰り、久々に走りました。すべてのコーナーは覚えていません(当たり前だ)が、いくつかのコーナーは覚えており、ふっとそれが思い浮かぶと、同時にあの時の情景も付いてきたから不思議。最近、記憶が云々と悩んでいましたが、記憶が消え去ったわけではないようで、物覚えが悪くなっただけのようです。  結論? そんなもんありません。ただ、それだけの話でした。まぁ、これからは夜な夜なは走らないと思いますが...

#578 さらなるアップを果たしていた、VW up!(特別仕様車)。

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 あのですね、up!が、またアップしてました。って、シャレではないんです。日本上陸早々にASGのフィーリングが良くなったって話は #493 にて触れましたが、さらに変わってました。やはり、具体的に何が変わったとはアナウンスされていないのですが、おいおい、と思うほどの変わりぶりでした。  乗り味。上質感を高めていまして、シャシーの動き具合もしなやかさがあふれていて、その動きに精密さが加わり、タイヤとのたわみもそこに採り入れて、快感と表現したくなる心地よさを作り上げていました。まさにタイヤとシャシーが織りなす、心地よい減衰感とでも言いましょうかね。で、エンジンフィーリングがそれに見合ったものになっています。もちろん、1Lゆえにパンチはありませんが、中回転域のトルクがしっかりと出ておりまして、って、たぶん、ASGの手助けもあってのことですが、楽しいフィーリングを作り上げています。  ASGのオートモードの制御は相変わらずで、なぜ、ホールドするかね、キミは? というシーンも多々ありますが、そもそも変速フィーリングが改善されていることから、そんなの気になりません。ってか、マニュアルモードが基本と思えば、何も不満には思えません。逆に、オートで手助けしてくれてありがとうという気分になれるほど。  と、ここまで書いて、ちょいと調べて今気づいたのですが、えっと、タイヤサイズが16インチになってました。レギュラーが165/70R14→185/55R15、で、この特別仕様車はさらに185/50R16。って、スタンダードのサイズを考えると16インチであの乗り味は信じられないのですが。と言いますか、さきほど書いたタイヤのサイドウォールまで加わったしなやかさという表現が的確ではなくなります。あのプラットフォームで、あの乗り味をサスペンションだけで作り上げていたとしたら、拍手喝采だと思います。ほんとに。うーむ、 路面が良すぎたのか。再検証の必要がありそうです。

#577 バックアップ用のバックアップを考えていた矢先の、HDDトラブル。

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 バックアップってのは、取っておけばよかったと思うのが常ですが、最近のMacはTimeMachineってなバックアップシステムがOSに標準化されていまして、以前のようにバックアップに気を遣うことがなくなりました。で、ふと思ったわけですよ、そのバックアップがダメになったらどうするんだろうかって。あれこれ考えると、バックアップのバックアップが必要ではないか、なんて考えるようになっていました。  と、その矢先にTimeMachine(バックアップ)用のHDDを認識しないという事態が起こりました。で、 早々にバックアップ用HDDを購入しました。ついでに、USB3.0接続にしようとケースも一新して、一件落着するはずがしなかった。バックアップ途中でOSがエラーを起こして、再起動してしまうのです。まぁ、HDDの回転数7200rpmで、USB3.0の転送速度、そしてフル稼働設定状態ですから、やはりファンのない安価ケースでは対応できなかったようです。  というわけで、画像のようにケースの蓋を取り外して、扇風機による強制冷却をしながらのバックアップとなりました。今、バックアップ量は600GBを超えましたが、まだ エラーは起こっていません。一度、バックアップしてしまえば、増加分ファイルを書き足していくだけですから、ここまで負荷を掛けることはないとは思いつつ、熱問題はやはり不安材料に。あと、このケース、Macのスリープに同期してくれるんですが、寝たままで起きないという問題があるようで……。 …中略…、買い換えることになりました。ファン付きで、RAID可能なケースに。安物買いのなんたらでしたが、まぁ仕方ない。  ち、ちなみに、これまで使っていた(認識しなくなってしまった)HDDは、ふとしたきっかけで復活。とはいっても、こちらはこちらは怪しいですから、もうあてにはしておりませんが。 それにしても、フルバックアップするだけで半日を要するって、ファイル容量が増えたがゆえのこと。これ、なかなか疲れますな。

#576 スピード域が高くなると一気にその真価を発揮する、ゴルフ7。

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 さてはて、ゴルフ7(ハイライン・1.4L)の続きを。まず #575 にて書くのを忘れましたが、高速走行での燃費は最終的には平均27km/Lでした。 #575 の写真では33km/Lとなっていますが、あれは条件が良かった時のもの。あの後、トラックにあおられたり、遅いクルマを抜いたり、上りがあったりと、無理をせず流れに見合った走りをしつつの結果、27km/L。かなり優秀だと思います。ちなみに平均速度は73km/h。ずっと一緒だった先行車がこんな速度だったもので。まぁ、7速でいちばん低い回転域を保って走るにはピッタリだったんですが、 現実的ではないのかな。って、法規違反ではありませんけども。   #575 では、マイナス面ばかりを並べましたが、総じて、ゴルフ7は好印象なクルマであることは、試乗会の時と何ら変わっていません。まぁ、随分とコンフォートになってしまったなとは思いますが、クラス感が上がったと考えると、すべてを受け入れることができます。では、このハイラインの真価はどこにあるのか、って話になってくるんですが、現時点ではコンフォート感よりも、スポーティさにあったような気がします。というのも、シャシーのポテンシャルはハイスピード時に一気に顔を出すといった感があるものですから。たとえば、ワインディングでは、どこまで入っていくのかとばかりにインをつきますし、これまで以上にリアサスのしなやかさと踏ん張りに感心します。路面変化がなだらかなシーンでは、タイヤの接地感が豊かすぎますし、シャシーの動きにもううっとりといった感じで、あえて動かしたくなる、そんなテイストにあふれています。ただし、これらはスピード域が高いところでの話。 まぁ、これはスポーツカーでは当たり前の公式ですが、やはりゴルフですから、もう少し低い常用域でもそれを感じさせて欲しかったなとは思います。あ、グレード名がハイラインだからいいのか。まさに、そんな感じですな。  ゴルフ5から特に強められた、リアシートの快適性はさらにブラッシュアップされた感があります。そのシートポジションがプジョーの4シリーズ的と表現すると、あっちから、こっちから非難を受けそうですが、まさにそんなテイスト。座ろうとするとすっと腰を深く落ち、足先を自然と前方へと置きたくなるという、リクライニング不要のままにくつろぎたくなるポジションを与えて...

#575 燃費を期待できる2シリンダーモード、でもね、というゴルフ7。

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 さて、ゴルフ7(ハイライン・1.4L)の話をしないといかんですね。言いたいことがありすぎて、まとまらなくて、ついつい先延ばしにしてなってしまっていました。 どこから話すかな。えっと、試乗会の時はゲリラ豪雨の中を走りまくり、雨音が届かないことや、その安定感と操縦性の高さに恐れおののきました。ハイラインの話ね。その印象は基本的に今回の1300kmドライブでも変わりませんでした。新潟へ入った時に強い雨に降られたんですが、まさに印象は同じ。  で、発見したことを連ねましょうか。まずは、17インチなりの固さが存在することでした。基本的に ある程度のストローク幅までは、しなやかに動くのですが、その先を必要とするようなシーン、つまり、工事後の路面やら高速道路での大きめな継ぎ目などでは、ドタンが顔を出します。いや、あれはドタンまで届いていないか、ドトンか。分かります? このニュアンス。あと、気になったのは、発進時のアクセル開度とその踏み込み量。まったくもってドイツ車らしくなく、ちょっと踏み込んだだけですっと出る。いや、それはいい意味合いではなく。ですから、むしろ緩慢さをあたえて、踏み込ませる必要を感じたほどで、ちょっとやり過ぎ感を覚えました。で、オートストップの再始動ではこのアクセル踏み込み量の件もありますし、DSGゆえのクリープがないこともあって、スムーズに発進させるのが難しい。ゆるゆると前進させることは難しく、時たま、ドンとクラッチがいきなりつながるかのような、少々ラフな動きもありました。  そして、肝心な燃費ですが、これが期待を上回っていた反面、また、想像とは異なるところもありました。低燃費を出すためには、2シリンダーモードへといかに持ち込むかにかかっています。たとえば、高速巡航では通常の瞬間燃費が25km/L前後だったとすると、2シリンダーモードでは30〜40km/L(右画像・瞬間燃費)となります。そうか、ならば高速道路での燃費はとんでもなくいいんだな、と思われたかもしれませんが、これが違う。実は期待ほど2シリンダーモードへスイッチしてくれません。トルク変動を全くといっていいほどに期待しないかのようなパーシャルスロットル時でないと、入りません。つまりですね、アクセルペダルを相当に軽く踏んでいる状態でないと2シリンダーモードに入らないのです。これを分かりやすく表現します...

#574 インタビュアーが最も苦手とする、インタビューされる立場の話。

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 突然ですが、インタビューを受けました。ただし、仕事としてではなく、ジープのユーザーとして。そもそも、ひとりのジープユーザーとして、クルマの写真とコメントを投稿したのですが、そこからさらにピックアップされたようで、で、インタビューとなりました。  普段は逆の立場が多いですから、とんでもなく緊張しながらも、あいかわらず、深く考えずに挑んだら、やっぱり、反省点は数多く。ある程度のまとめといますか、表現は用意しておかないといけないなと感じました。分かりやすい表現とでも言いましょうか。曖昧だったり、長い説明が必要だったりしてはならぬのかな、って。  いずれにしても、今回は インタビュアーとカメラマンさんに助けられました。話をしやすくする、話したくなる環境作りに助けられたとでも言いましょうか。えっと、クレジットは出ないようだから、誰とは書かないほうがいいのかな。インタビュアーの方はお会いするのは初めてでしたが、実は名前は知っていましたし、その方の書かれた文章も目にしていました。ちなみに、彼の文章は、端的に、シンプルに、リズミカルに書かれているものですから、ちょっと緊張を覚えたのも事実ですし、ひょ、ひょっとして、上から目線で、冷たい人なのか? と少し身構えたりもしました。しかし、自身は全く逆で、気さくな方。って、お調子者のワタクシは、いつしかちょっとフレンドリーになり過ぎており、と、いまさらに反省していたりもするのですが、もう、どうしようもないか。  ま、そんないつもながらの反省はあったにせよ、とても楽しい時間となりました。それにしても、はちゃめちゃな語りをどうやってまとめられるのでしょうか。楽しみだったりします。あ、画像は、撮影で訪れた近所のダム。クルマで10分のところにダム湖があるんです。ふふん。

#573 うらやましい、軽トラックとゴルフ3GTIと、そして、伊那ぐらし。

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 日々の移動距離が多い気がします。その分、充足感も強いんですが、疲れを感じないから不思議です。朝もきっぱり目を覚ましますし。  一昨日、東京へ帰ってきましたが、今日は都心へ一度出てから、夕方には長野県は伊那にいました。友人が拠点を伊那へと移すことになり、その手伝いという理由のもとついていったんですが。で、軽トラックにて。後日、時機が来ましたら、あれこれと述べますが、今、軽トラックの話題に囲まれています。実用性という理由のもとに作られたモデルゆえに、あれやこれやがおもしろい。いちいち理由があって、まさに、なぜ? どうして? と、すべてを問い詰めたくなるクルマだったりします。もちろん、その先にはなるほどという回答があふれているからなのですが。  話を移して、その友人の話。…中略…、広々とした平屋を借りていたんですが、山深い中におらずとも、山を見渡せるし、空はどんと広がっているし、目の前は畑だし、と、居心地のいいところでした。なんでしょうね、初めて訪れたのに、他人の家なのに、居心地がいいと勝手に感じてしまったのは。自分にとっては、なかなか珍しいことです。まぁ、何よりも、敷地内ならばクルマを置き放題という、クルマ好きにとっては理想たる状況もプラスに働いていたとは思いますが。ちなみに、友人のクルマの選択は、ゴルフ3GTIとスバルサンバー(画像)。このチョイスもしびれてしまいます。  先を考えての乗り換えも少しは考えているようでしたが、この組み合わせと、個々の良さは、ほかのクルマで得られるものではありませんから、 乗り続けることを強く勧めておきました。  まぁ、いずれにしても、都市を離れることで得られるものは多いような気がします。何よりもストレスから逃げられる。でも、たかが、ストレス、されどストレス。そう考えると、贅沢とか豊かとか、そんな表現ができるライフスタイルのような気がしました。  んー、ひたすらにうらやましい。

#572 久しく会っていない知人たちを訪れる、新潟ロングドライブ。

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  今日も、20年ぶりな知人との再会でした。新潟にて。学生時代に一緒にバイトしていた知人でしたが、すっかりマダムになっていました。もともと品のある方でしたが、磨きをかけたとでも言いましょうかね。あの頃の話から、これまでの話、そして近況から、これからの話まで、話題は尽きませんでしたが、これでいいんだ、これで良かったんだを、互いに確認していたような、そんな気もしています。  で、今日の移動距離はそれほどでもなく300kmほどだったか。金沢から新潟って、距離はあってもすぐだと思ってました。いや矛盾していますけど、そう思い込んでいました。ほら、地図では親指幅ほどの距離ですし、間にあるのは富山県だけですから。なので、今日は能登半島を巡って新潟入りする予定でいました。ちなみに、能登半島を巡るドライブをプラスすると400kmオーバーか。もちろん、考えれば考えるほどに待ちあわせ時間に間に合わない気がし、最終的にはナビでの検索結果にて悟りました、絶対に間に合わない、と。まぁ、冷静に考えてみれば、間に富山県だけっていったってひとつの県が挟まっていたわけですから、そもそも金沢-新潟だって、近いわけはなく。ちなみに、その200kmを東京からの距離に置き換えてみれば、東名にて西へ走って静岡県は菊川ICあたり。遠かったです。と、いまさらにあれこれと反省していますが、それでも、まぁ、なんとかなるさと走ってみれば、待ちあわせの時間に到着して、なんとかなったんですけども。  あ、画像は、それでも無理矢理足を運んだ能登半島、千里浜なぎさドライブウェイ。ボルボムックの取材で、S60とともに出掛けたのが……、あ、10年ぐらい前だったか。34歳か。若かったさね。そうそう、あのおんぼろビジネスホテルはまだありました。

#572 久しく会っていない知人たちを訪れる、北陸ロングドライブ。

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 唐突ですが、金沢にいます。横浜市金沢区ではなくって、北陸の石川県金沢市です。ゴルフ7を借りてロングドライブを目論んでいたんですが、なかなか目的地が定まらず、北陸に決めたのは3日前だったか。最初は、知人がいる地を探ったんですが、皆、都合が上手く合わず。京都にいたっては数人いる知人がすべてNGというほどに合わなかったし。また、次の 火曜日に中央道往復があるので、できるだけ中央道を避けたかったなどなど、 あれこれ考えて、プライベートでは足を運んだことがない北陸へターゲットを定めました。といいつつ、結局、往路は中央道を走ったんですけどね。しかも、八ヶ岳に立ち寄るという、寄り道を超えた大回りをしつつ。  話を元に戻しましょうか。先ほど、金沢の街を気が向くままに散策してきましたが、なかなか見所の多い街で、それこそ夜が良かった。たとえば、金沢21世紀美術館は、ガラス張りゆえに、昼間がとてもいいってイメージがありましたが、夜の中に浮かび上がる景色も、実に良かった。幻想的ってわけではないんですが、その存在感と周辺とのバランスが、絵になっていたという表現がいちばん近いかな。ほか、 金沢城跡の城壁までもライトアップされていて、周辺一帯での演出がなかなかで、まさに気分爽快な散策ができました。まぁ、何よりも、人をほとんど見かけなかったことが、大きくプラスに働いていたような気がします。なんていうんでしょうかね、独り占めにできたうれしさも手伝ってとでも表現しておきましょうかね。  結局、金沢には知人がいましたっけ。忘れてて、宿を抑えてから思い出した。20年前に実家へ戻った知人がいたんです。で、20年ぶりに再会してきましたが、互いにただ年を重ねただけで、いい意味で何も変わっていませんでした。話は昔話に終始しましたが、それはそれで愉しかった、と。で、当初は金沢2泊の予定でしたが、やはり久しくあっていない知人が新潟にいることを思い出して、明日は新潟へと移動することにしました。そう、いつしか、今回のドライブのテーマは、20年ぶりに会いましょうドライブになっていたのでした。  いやいや、テーマはゴルフ7のロングドライブでしたっけ。えっと、クルマについて感じたことのあれこれは、東京へ戻ってからまとめるとしますが、簡単に言いますと、試乗会で感じたこととは異なるあれこれを発見しました。それはい...

#571 今度はナビを残して、リーズナブルを訴えてきた、BMW 320i SE。

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 3シリーズに、リーズナブルモデル320i SEが登場したようで。って、前モデルにもありましたが、あれは標準装備となったナビを外しての特別仕様車であったため、反応は芳しくなかったとか。で、今回は、その二の舞とならぬように、ナビを残したままに価格を下げてきました。ベースになったのは320iのATで、この320i SEの価格は399万円ですから、単純に51万円安か。もちろん、単なるプライスダウンだけではなく、装備の何かを省いて実現できたのであり、逆にいえばナビの代わりに犠牲になった何かがあるはず。ただ、 手元に細かな資料がないので、なにが省かれたかはわからず。んー、価格に大きく反映できるのはシートあたりしか考えられませんな。ま、調べて、あとでレポートしましょうかね。 って、考えてみますと、3シリーズもスタンダードグレードでも、随分とあれこれてんこ盛りになっていたもんだと感じました。まぁ、プレミアムを期待されるモデルゆえに致し方ないんでしょうな。  ま、それはさておき、これで随分と320iが買いやすくなったような気がします。ディーゼルはガソリンよりもたったの20万円高に過ぎなかったことは、ディーゼルを購入する立場からはうれしいことですが、逆に320iを積極的に選ぶ理由が乏しかったところもあります。そう考えると、装備内容が異なるとはいえ、これで71万円差がうまれましたから、ガソリンモデルを選ぶ理由も強くなったように感じます。ってか、こうなるとスタンダードなガソリンエンジン搭載車は廉価版的な位置づけになって行くんでしょうかね。  いずれにしても、最近のBMWはこういう計算“も”とても上手くなったと思います。誘導とも言いましょうか。気がつけば、全包囲網とも言えますな。ちなみに340台限定だそうです。

#570 素性がとてもいいので、MTで乗りたくなる、ミラ・イース。

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 最近の軽自動車の燃費競争に行き過ぎを覚えますが、それがニーズゆえに致し方ないようです。まぁ、それによってどこかにひずみを作らないといいのですが。いずれにしても単純に燃費という数値だけに振り回されるのではなく、もう少し購入者が賢くなり、本質を見抜けるようになるといいのですが、と常々思っていますが。  で、ミライース。ガソリンエンジン燃費トップを打ち立てましたが、クルマとしての完成度も好印象でした。今回の改良では、プレスリリースでは燃費がトピックになっていますが、個人的には走りの面で質感が高められたことを高く評価しています。快適さと緩さのない操縦性を上手くバランスさせており、まぁ、いいんじゃない、ということができます。そう、まぁ、いいんじゃないかって。 アイドリングストップが減速時11km/hから作動するようになりましたが、完全停止前のブレーキ抜きの判断については、スズキよりも甘いような気がします。ただし、甘いといっても、それは悪いのではなくブレーキを抜く操作をするドライバーにとっては大歓迎な制御だったりします。  で、試乗しているうちにこのクルマ、もっとシンプルであるといいなって思いました。スマートという意味のシンプルさ。そして、素性は悪くありませんから、素っ裸にしてもいいかも、と。 MTで乗りたくなる、そんな素性とでもいいましょうかね。 シンプルを求める人って、意外に多いと思うんです。スマートという観点からも。こういうシンプルモデルは売れないんでしょうか、って、必ずしも多くは売れなくていいと思うんですけども。

#569 薄情なのか、記憶忘れなのか、わからないけど、忘れていた水野君の話。

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 高校の時の同級生の水野君が亡くなったと連絡がありました。誰だっけ? と思いつつも、たしか1年と3年で同じクラスだったと記憶し……、なんて考えていたら、1年の頃はあれこれと連んでいた気がしてきました。  彼が亡くなったことは寂しいと書きたいのですが、薄情なもので、忘れていることが多すぎて、会わなかった期間が長すぎて、他人という感じすらします。というか、ほんとに記憶に残っているイベントがない。とか、書いていたら、スキー教室へ一緒に行ったことを思い出した。ってか、行ったっけか。と、頭の中を再確認していたら、どうやらそれは当時の記憶というよりは写真という記録を覚えていただけのこと。水野君が写った写真があったゆえに、覚えていただけのような気もします。右の写真は文字とは関係ない 八ヶ岳の夕焼け。  ふと考えると、このように、記憶は消し去られていくものなのですな。その記憶量や記憶力に個人的さはあれども。そんなことを思うと、過去のあれこれは都合よく忘れているような気がします。いいのか、悪いのかはわかりませんが。  って、何を書こうとしたんだっけか。まぁ、こうして人生は終わりへと向かうのだなと、思ったりもします。って、話がどんどん重くなるので、ここらで。何か付け足したくなったら、書き足します。  さよなら、水野君。覚えてなくって、ごめん。

#568 雑念に振り回されそうなので、富士山には登らないことを決意。

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 本日は富士山麓での取材でした。取材は楽しかったのですが、富士山周辺の盛り上がりに少々のあれ? を感じました。まずは、高速道路。平日ゆえに渋滞はしていませんでしたが、走り方のなっていないクルマの多いこと多いこと。焦って走るのは勝手だとしても、普通に走っている人をイヤな気分にさせるのはどうかと思うことが、多々。ストレスなく走れるクルマが増えたことはいいことですが、それによって、何かを勘違いした人たちが増えてしまったように感じるのは、気のせいでしょうかね。  で、富士山。富士山へは過去に登っていましたが、もはや登ることはないだろうなと思っています。なぜか。雑念が多すぎる場になってしまったから。自分だけの地とは思っていませんが、自らを省みる地であったのに、それを忘れて雑念に振り回されてしまいそうだから、というのがその理由。って、そんな雑念に振り回されるようでは、まだまだ自分が未熟ってことなんでしょうな。  とは言っても富士山は、麓へ足を運ぶことは止めずとも、しばらくはは眺めるだけの付き合いになりそうです。

#567 大手家電量販店の延長保証は入るべきか、否かって、話。

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 DVDレコーダーがトラブルを起こしました。まぁ、単純に光学ドライブの不調でしたが、考えてみれば、それほど使っていないはずなのに、なぜ? と思ったりもするんですが……。で、 この前買ったばかりなのに、と思って保証書を探してみれば、購入は08年8月で、なんと5年前のこと。あれはたしかオリンピックの年だったと振り返れば、5年前のあれこも同時に思い出したりするから不思議です。  さて、修理。といっても、ドライブ交換だけなんですが、社外品での対応ができるわけでもなく、今回は分解もせず、修理を依頼しました。というのも、 延長保証に入っておりましてね。しかも、その保証期間があと数日で終わるというタイミング。壊れるべくして壊れたといった感じもありますが、まぁ、いずれにしても助かりました。  ちなみに、修理代は合計で2万円。え、ドライブ交換で? 高いな、と思ったのですが、純正ゆえにそんなもんらしいです。で、診断ではHDDもトラブルを起こしていたようですが、そこまで交換すると保証額を超えてしまうこと、さらにHDDの中に残しておきたいファイルがたくさんあったので、手を付けることなく返してもらうことにしました。  それにしても、この延長補償ってやつ、入っておいたほうがいいんでしょうかね。安物を買う時は、壊れたら買い換えればいいと考えていましたから、入る必要は ない気と思っていましたが、こうしてトラブルを起こして実際に利用すると、安物でこそ入っておいたほうがいいような気もしました。ちなみに、たまたまなんですが、延長保証に入ったことがあるのは、あのデジカメとこのDVDレコーダー。ともに、延長保証に助けられました。ちなみに、洗濯したデジカメは入っていませんでした(どうせ使えなかった)。なんだ、このラッキーさは、と思ったのですが、ひょっとすると、壊れるかどうか(先)を読めるのかもしれません、自分。  ってか、ブルーレイレコーダーを買え、って話ですな。でも、あれこれとHDへと切り替えなければならないもので、いやなんです。

#566 夏の八ヶ岳まとめを書こうと思いつつ、まとめになっていない、話。

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 もぬけの殻とはよく言ったもので、まさにそんな感じです。ただ、もぬけの殻ながら下界の暑さに打ちのめされ、まさにヘナヘナ。そう、東京へと戻ってきました。10日間も八ヶ岳にいたこともあり身体はすっかり八ヶ岳コンディション。元に戻るには少々の時間が掛かりそうです。  写真は、恒例の花火大会の最後のシーン。最後とその前の2プログラムは、毎年同じ内容(花火師的には違うんでしょうけども)なんですが、これがとってもいい。特に最後はもう締めくくりとしては最高といわんばかり。最初はポンポンとこじんまり、で、そこに湖上スターマインが加わって、ついつい下に目を奪われていると、ポンポンはどんどん大きくなって、高くなっていって、フィナーレ、と。この演出がとてもいいんです。個人的にはどんな花火大会にも勝ると思っていまして、それゆえか、 この花火大会が終わると、もう夏が終わってしまったという脱力感が襲います。実際、日差しは弱まり、朝晩の冷えを強く感じ、人影もまばらになり、まさに夏が終わったという風景に切り替わっていきますしね。  それにしても10日間もよく行っていたもんだと思います。というか、早かった。ほんとに早かった。特に後半はあっという間。忙しかったというのは手伝いだけではなく、あれやこれやとイベント目白押しで、また愉しさがあふれていたゆえのこと。つい先日東京を出発したという感じと、それが遠い昔のような感覚とが入り交じっていますが、まぁ、いずれにしても、充足感に浸れていることだけは確実。暑さ付きではありますが。  で、まとめ。って、まとめるつもりで書いていないし、まとめようとも思っていないですが……。あ、そうそう東京の家のバルコニーは、そのまま放置した植物は元気で、風呂場へと避難させてたっぷりと水を与えていたものが枯れていました。屋外は雷雨で潤され、屋内は高温でまいってしまったようです。  まぁ、振り返ってみれば、あれこれと心に残ることばかりで、毎回同じことを書きますが、これでいいんだ、これがいいんだを強く感じています。  というわけで、八ヶ岳と、来てくれた人たちと、一緒に過ごした人たちに、ひたすらに、多謝。