#578 さらなるアップを果たしていた、VW up!(特別仕様車)。

 あのですね、up!が、またアップしてました。って、シャレではないんです。日本上陸早々にASGのフィーリングが良くなったって話は#493にて触れましたが、さらに変わってました。やはり、具体的に何が変わったとはアナウンスされていないのですが、おいおい、と思うほどの変わりぶりでした。
 乗り味。上質感を高めていまして、シャシーの動き具合もしなやかさがあふれていて、その動きに精密さが加わり、タイヤとのたわみもそこに採り入れて、快感と表現したくなる心地よさを作り上げていました。まさにタイヤとシャシーが織りなす、心地よい減衰感とでも言いましょうかね。で、エンジンフィーリングがそれに見合ったものになっています。もちろん、1Lゆえにパンチはありませんが、中回転域のトルクがしっかりと出ておりまして、って、たぶん、ASGの手助けもあってのことですが、楽しいフィーリングを作り上げています。
 ASGのオートモードの制御は相変わらずで、なぜ、ホールドするかね、キミは? というシーンも多々ありますが、そもそも変速フィーリングが改善されていることから、そんなの気になりません。ってか、マニュアルモードが基本と思えば、何も不満には思えません。逆に、オートで手助けしてくれてありがとうという気分になれるほど。
 と、ここまで書いて、ちょいと調べて今気づいたのですが、えっと、タイヤサイズが16インチになってました。レギュラーが165/70R14→185/55R15、で、この特別仕様車はさらに185/50R16。って、スタンダードのサイズを考えると16インチであの乗り味は信じられないのですが。と言いますか、さきほど書いたタイヤのサイドウォールまで加わったしなやかさという表現が的確ではなくなります。あのプラットフォームで、あの乗り味をサスペンションだけで作り上げていたとしたら、拍手喝采だと思います。ほんとに。うーむ、路面が良すぎたのか。再検証の必要がありそうです。

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