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#359 まだまだだったことに強いショックを受けた、仙台ドライブ取材。

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 分かっているつもりはまったくありませんでした。でも、分かろうというつもりはありました。ただ、 この目で見なきゃいけないと思いつつ、その風景はもちろん、人々とどう触れていいのやら分からず、だから避けていたような気がします。 ただ 目を背けていました。あれです、震災のその後について。その理由はさておき。  で、本日訪れてみれば、想像以上であること を予想していましたが、まさにそのとおりでした。というか、やはり目で見ないといかんなと感じた次第ではありますし、人々の話に耳を傾けなければならないなと思いました。で、その時の立場は、やはり聞き役に徹することなんだろうなとも。人によって異なりますが、ご自分から、あのコトを話し出す方もいましたし、さらりと流す方もいましたので。  現地は、手つかずなシーン(写真)と片付けられた跡とが、理由付けなど出来ないかのように広がっていました。ちなみに仙台市街地の何事もなかったかのような景色を見ていると、遠い昔のようにも感じつつ、 仙台入りする前の日にビジネスホテルの予約をしようとしたら、満室のホテルが多かったりと、そこには不可思議な情景がありました。

#358 ポテンシャルは十分、だからCX-5に必要なのは、あと少しの煮詰め、って話。

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 そして、広島へ行ってきました。八ヶ岳から戻った翌日に。仕事です。で、クルマです。たいへんじゃないかって? たいへんです。ですから、今回は、大阪でワンクッション入れて、広島へ向かいました。以前でしたら、一気に走っていったんでしょうけど、今回は取材でしたから、まさに後先を考えて止めておきました。  広島話は、またの機会にして、今回はクルマの話。試乗したのは、マツダCX-5、ディーゼル、2WD、そして、19インチタイヤという仕様。これもまた試乗会でチェック済みで、あの時の印象は基本的に変わらず。ただ、 路面の継ぎ目、補修跡やらにさしかかると顔を出すバタン、ドタンは、同仕様の4WDよりも強かった。もちろん、 19インチタイヤなりの固さですが、 2WDは4WDと比較すると90kgも軽量である分、バタバタが顔を出してしまっていたのです。ちなみに、 シャシーの セッティングはディーゼル内では17、19インチタイヤともに同じですから、2WD、 4WDの重量差90kg、さらには タイヤサイズ差2サイズを、1つでまとめるのことは、相当に難しかったことを感じ取りましたが、逆にいえば、完璧とは言わないまでも、よくまとめたなとも思います。 まぁ、整えられた路面を走ると、タイヤの性格も手伝って、 シャシーのしやなかさが 際立っていることを強く感じましたから、なんだかんだ言いつつも、ポテンシャルはあります。あとは煮詰め次第なのかなと。  エンジンについては、以前書いたとおり。トルクはもう少し削ってもいいのではないかと感じましたが、ま、あればあった分、うれしいのも確か。とにかく、アクセルベタ踏みしなくとも、中回転域でのトルクが豊か過ぎて、簡単に何事もなく加速していきます。これ、まさに4.0L超の大排気量エンジン的。で、気になる燃費は、まだ旅の途中ではありますが、17.0km/Lオーバー。高速道路を意識的なエコランをしたわけでもありませんし、どちらかといえば、都内の渋滞にはまり、高速で事故渋滞にはまり、取材であちこち立ち寄っての話ですから、かなり優秀と言えましょう。  さて、結論。19インチ、ディーゼルを選ぶならば、現時点では4WDにしておいたほうがいいかと。2WDのほうが軽量ですが、それが走りに上手く表現しきれていないので。あ、軽快感を求めるならば、なんだかんだいいながらもガソリンのほう。...

#357 場所ではなく、時間を愉しむことで、豊かさの本質が見えてくる、って話。

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 1度、東京へ戻って、すぐに八ヶ岳へと戻ってきました。両親を引き連れて。ご存知のとおり八ヶ岳にはよく行っていますが、家族旅行というスタイルで訪れたのははじめてでした(親戚旅行はあったけども)。と言いますか、そもそも日帰りも含めて家族旅行をする家庭ではなかったので、この八ヶ岳旅行は、ある意味新鮮であり、ある意味違和感を覚えましたけども。 まぁ、そんな家族旅行の話はさておき、今回はプライベイトであったため、観光客な視点からあれやこれやと眺めることができました。八ヶ岳を訪れたお客さんとして。毎度訪れている場所も不思議といつもとは変わって見えますし、気楽に走っていたルートも老人には辛いことも分かり、そういう意味ではあれやこれやと発見がありました。  画像は、朝の松原湖。こういうシーンが広がっているだけで、 早起きしない人々が早起きして散歩し、野菜を積極的に口にするなど、環境が変わるだけでと行動も変わり、さらには会話も変わります。ただそれだけのことではありますが、豊かな気分に浸ることができます。まぁ、あれこれ考えると、同じ場所に2泊という滞在スタイルにしたことが大きくプラスに働いたように感じています。  で、何が言いたいか。やはり、休暇のスタイルのひとつとして滞在型を楽しむべきかなと感じました。まさに、 地を愉しむのではなく、時を愉しむスタイル。 そこにいると時間ごとの変化が見えますし、そこを深く知ることができる。 日本人は観光地を巡ることを休暇だと勘違いしているような気がします。先が読めないこと、忙しいことが理由になるのも分かりますが、時間は作るもの。来年があるとは限りません、広義でね。

#356 オフロードドライビングを楽しんでいると、ひとつがふたつになる、って話。

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 なぜ? わざわざオフロードへクルマで走りに行くのですかい? と訊かれても、理解してもらえる回答が思い浮かびません。ライターしていますけども、言葉が見当たりません。単純に愉しいからですが、それは走っていることだけではなく、仲間とのああーだこうだという会話も含めてのことで、まぁ、なんとも言いようがないのです。ただ言えるのは、困難を愉しんでいるわけではありません。  こういう伝え切れない愉しさを、伝えられないもどかしさを感じることが多々あります。もちろん、少しでもその愉しさを共有している人ならば、ニュアンス含めて伝えやすいのですが、その事柄に共通点がない人に伝えるのは、ほんと難しい。というか、最近、面倒に似た諦めを感じるようになりました。えっと、何度も言いますが、ライターです。文字を紡いでいます。でも、そうなんです。  なんていうんでしょうかね、とどのつまり、そういう愉しさへと誘ってもレスポンスがない、断られるから、なのでしょうかね。そして、その諦めが疎遠へ移行したりもするんですが、まぁ、逆の立場からすれば興味ないことへと誘われなく、つまり煩わしさがなくなると考えると、お互いに幸せなのかなと思うこともありますけども。  話が飛び始めましたな。えっと、オフロードランは愉しいです。唐突ですけど、愉しいです。難関をクリアした時には自分と愛車を褒めてあげたくなりますし、そして、傷つけた愛車を眺めながらも友人たちと談笑する愉しさがあります。何て言うんでしょうかね、人ってのは、目の前にある、与えられたプレッシャーをひとつはねのけることで、ふたつほど成長するかなと思うわけですよ。そして、何かひとつ発見があることで、やはりふたつほど人生が豊かになる。だから、そこに愉しさを見出せるか、否かってことなんでしょうかね。いや、どっちがいい悪いじゃなくって。  まぁ、今となってはごく一部のSUVのみの醍醐味となっていますが、オフロードランというポテンシャルを与えられたクルマに乗っているならば、是非。上手い、下手は関係ありません。 そうそう、写真ですが、へぇ、こんなところを走れるのか、と思ったら、大間違い。ずぼっとはまってスタックしている図です。今回、気付きました。日常においても、リアタイヤのトレース位置を強く意識していないってことを。発見、かつ反省。

#355 なんだかんだ言いながらも、やっぱり八ヶ岳に滞在していた2012な夏。

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 結局、八ヶ岳にいます。今年は寝床を借りなかったので、どうなることやらと思っていましたが、あれやこれやとあって、この時期、1週間ほどですが滞在して、カフェ花豆の手伝いをして過ごしています。  なんていうんでしょうかね、もはやライフワーク的な感覚すら覚えるのですが、時に人生これでいいのかなと思うこともありつつ、これでいいのだと思えることのほうが多く、これでなきゃいけないと感じることが強くあります。回りくどい言い方をしましたが、愉しいから、これでいいのです。キリギリスな生活ですな、まさに。  で、何が愉しいかといいますとこれが難しい。簡単に言いますと、グチグチとしているようなことがない、する必要がないとでも言いましょうか。人たちがとてもいい。そして、食べ物が美味しい。山の中なのに、これまでに食べたことのないような、鯛の刺身に、鰹のたたきをいただき、もちろん、野菜はどれも極旨。肉はいうまでもなく。これらを体験してしまうと、東京にいる意味合いとはなんぞやと自問してしまいます。もはや、スーパーで何かを買うことは、もはや妥協以外のなにものでもありませんし……。  だったら、東京を離れたらいいじゃないかと思われるかもしれませんが、なぜか行動に移らない。こういう性格なのに、行動に出ない。たぶん、何か、あとひと押しが足りないんでしょうな。それは他人からのひと押しではなく、自らの自分へのひと押しも含めて。  画像は、カフェ花豆のメニュー。常に変化していく、その様も愉しさのひとつです。

#354 現時点において、選ぶならばやはり16インチ仕様かと感じたBRZ。

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 取材でBRZに乗ってきました。たしか700kmほど。グレードはトップグレードのS、17インチ仕様。#340で書きました試乗会にて云々は16インチ仕様、で、今回は17インチ仕様。17インチ仕様の試乗は、 春だったかに サーキットで済ませておりましたが好印象でした。そう、サーキットだから。で、あの時、何か気配を感じてサーキット外も走らせてもらって、再確認したものの、やはり完全には見抜けなかった。ってなことが、今回分かりました。  えっと、 何が言いたいかですけど、この17インチ仕様が街乗りでどれだけ快適であるかって話。結論からいえば、路面が荒れたところではフラット感を失い、突き上げ手前のハーシュネスが顔を出します。つまりですね、ひとりドライブならいいんですが、同乗者がいる場合、特にその人がBRZについて興味がない人だったりする場合、ドライバーは相当に気を遣うことになります。そう、疲れる。  おじさんになると、この疲れるが、ダイレクトに疲労へと繋がります。疲れると疲労は同じ意味合いですけど、違うのです。分かりやすくいえば、翌日まで引きずる疲れのことを疲労といいます。そう、その疲労。緩さがないと、オジサンは疲れてしまうのです。  もちろん、ワインディングへと足を運べば、愉しさがあふれ出しますが、逆に言いますと、足を運ばないとあふれ出さない。そう考えると、17インチ仕様、MTという選択肢はナシとなってしまいます。この仕様でも満足できる街乗りの方法もあります。それは、街中でもアクセル踏み気味で、かつひとりドライブってなスタイル。それはそれで疲れるわけで、なんて書いていると、 オジサンになったと思いますが、仕方ない。まぁ、もう1度言いますけど、キーワードは緩さがあるかないか。  というわけで、やっぱりBRZは16インチ仕様がいいなと思った次第です。もちろん、これ、現時点での話。スバルのことですから、数年後にはとんでもない仕上げをしてくるでしょう。そうなった時が17インチの買い時のような気がします。あ、見方を変えれば、17インチ仕様快適化計画ってのは、ひとつのネタ、というか、割と現実的なネタ になるのかなと思います。サーキットスペックをフラッグシップ的なポジションにせず。もちろん、快適性の見せ方は、編集者の腕の見せ所です。

#353 ハイバランスはボトムではなくてトップグレードだった、新型ポルテ/スペイド。

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 2代目がデビューしたポルテ/スペイドの試乗会がありました。このクルマ、 そもそも実用性にプライオリティをおいたと捉えられがちですが、意外にも新型は完成度が高く、あれやこれやとオドロキが多くありました。まずは走りの面ですが、開口部があれだけありながらもボディ剛性に不足は見当たらず、それゆえに正確に動くことを許されたサスペンションからは質感を感じ、ハンドリングも重心高のあるモデルらしく適度な緩さがありました。コーナーでは、 意外にもロール量は小さくありませんが、ロールをきれいに出すドライビングをすることで快適な乗り味を提供しており、そして粘るシャシーも手伝って、スポーティな走りを愉しめるほど。ただ、工事が繰り返されたようなツギハギだらけの路面ではタイヤがドタバタと動き回りますが、不快感には届かない範囲で収めています。 音・振動については、なんと3タイプを設定したそうで、最上級グレードにおいてはもはやワンランク上を感じ取れるほどの乗り味にあふれていました。音・振動は、走りにはダイレクトに繋がらないものですが、間接的には、演出という意味合いからも重要なポイントです。その音・振動がクルマのコンセプトにマッチしていたことも、全体の印象を大きく引き上げていたように感じます。  肝心なキャビンは、実質的な広さを確保した上に、広々感を上手く演出しており、とても快適、かなり快適。リアシートは積極的に座りたくなる空間を作り上げており、リアシートに座ってメモをしていたら、シートやら視界やらすべて含めて、ちょっと偉くなったかのような気分に浸れました。まさに、装備から走りに至るまで、 クルマのコンセプトを実によく表現しているクルマでした。  ベストは、1.5Lエンジン、15インチタイヤ(スチールホイール)、グレードとしては最上級グレードのG。一方の1.3Lは、先の音・振動についても、タイヤの組み合わせも含めて、1.5Lとの差が大きすぎる。 少々、重たいボディを引っ張るにはパワー面で不足がありましたし、14インチタイヤは質感に物足りなさを感じましたもので。   珍しくボトムグレードをベストとはしていません。 どちらをスタンダードと捉えるかですが、ポルテの場合はあまりに上級グレードの仕上がりが良すぎるため、ボトムグレードが霞んでしまっているように感じました。逆に言えば、1.3Lしかなけ...

#352 Core 2 Duo→Core i5、iPhone4(softbank)→iPhone4S(au)、移行の話。

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 そもそもですね、ワタクシ、後先考えずに行動してしまうことが多いのですが、 近頃、とっても慎重に動くようになったもんだと、意識することが多々あります。というわけで、今、自宅には2台のiPhoneと、2台のMacbook Airがあります。これのどこか慎重なのだ? と思われるかもしれませんけども、慎重に動いた結果、あれやこれやと移行を考え抜き、その過程として2台ずつがあるだけのこと。そう、一時的なことなのですが。  まず、MacbookAirは2010→2011へのスイッチを試みました。当初はあくまでもサブ機を目的としてミニマムなシステムとしてこのMacbookAirを選びました。しかし、今後の自宅のMac構成を考え抜いたところ、 PMG5にSSDを投入して 仕事用+ファイル保存用として存続させ、一方で、サブながらメイン的な使い方をしながら、さらには新しいOSである Mountain Lion をストレスなく使えるマシンとして、このAirをステップアップさせましたと。 ま、不足はありますが、無理はないかと思っています。ただ、メインマシンを Mountain Lion起動と考えなかったのは、 ムービー類、テレビのHD化を先送りしたことがその主たる要因。SD→HDにした途端、ストレージの容量は倍必要になりますし、AppleTVをアップさせ、それをストレスなく再生させるための性能も必要になりますから、今回はここで止まったというわけです。  そして、本日、iPhone4Sを導入しました。新型は狙わないのか? と思われるかもしれませんが、 昨今のiPhoneの乱売に愕然としましてね。デビュー直後に、本体代として5万円を払ったのに1年経過すると0円で配っているこの状況ゆえに、もはやいくら最新であってもそこまでして追いかけていられません。で、丁度、月々割が切れ、2年縛りも解けたこともあって、 ソフトバンクを離れ、auに再び戻しました。まぁ、母親がauなので家族割を活用できることも、その理由。  この入れ替えが、この先、どう出るかは分かりませんが、しばし我慢してきましたので、ま、こうして一気に入れ替えただけで、満足感は高かったりします。iPhoneにしても、たぶん、USB3.0接続含めて、大きく 変わってくることは想像できます。でも、あえてMacをUSB2.0モデルに止めつつ、...

#351 性能だけで選ぶものではないけど、性能を見極める目は必要なクルマ選び。

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 今年になって周囲で新車を購入する人が多いです。もちろん、こういう職業柄、あれやこれやと相談されますが、そのパターンはイイモノを選びたいという強い想いからアドバイスを求める人と、自分の考えは変えたくないのであくまでも参考に程度の人と、ふたつ。当たり前か。で、相談されますと、 否定することなく、選択するための材料を与えてあげるというアプローチを心掛けています。ただたんにイイクルマではなく、安易に自分の好きなモデルではなく、売れているからいいとはアドバイスせず。  で、この7月に、2名が新車を契約しました。で、で、両者ともに買うかもってなことをちらっと聞いていたのですが、その次に連絡があった時には契約しましたと報告が。つまり、ディープな相談がありませんでした。で、で、で、共にモデル末期のモデル。だからこそ相談して欲しかったなと思うのですが、だからこそ相談しなかったのかもしれません。もちろん、末期モデルが悪いとは言いません、むしろ、新型が広義でいいとは限りませんから、あえて選ぶ理由はあると思います。ただ、新型デビューしていない段階では、それを見分けるためには しっかりとした目をもつことが大切でして、そのブランドの近況はもちろん、クルマ全体を見渡さないと判断を見誤ることもあります。  写真は、最近、乗る機会があったボルボXC70。次期型の話は出て来ていませんが、デビューから時間が経過している、まさに微妙な立場のボルボですな。 最新のボルボはとてもいいです。この場合のボルボは V60とS60でして、1.6Lターボの使い方が上手いですし、シャシーセッティングが絶妙で、18インチでも文句なし。まさに新世代を謳えるだけのポテンシャルを備えていると思います。では、一方のXC70といえばV60/S60へのステップへ到達する前段階にあったと捉えると、納得できるところが多くあります。排気量的な考え方は異なりますが6気筒エンジンの3.2L→3.0Lターボへのスイッチは好感触ですし、 荒れていないラフロードではフラットな乗り味を提供しますし、スイッチした3.0Lターボのトルク感と扱いやすさはとてもいい。つまり、それは熟成と表現できると。 ただ、それに伴っての18インチ標準化はやはりまだ時期尚早だった気がします。悪くはない、でも、ボルボの最新技術を搭載した V60/S60と比べると しな...

#350 安易なプラスではなくって、本質的な使えるプラスをしていた、N BOX+。

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 N BOX+ですな。ここまでアイディアが具現化されていますと、ケチの付けようがありません。なんてことはN BOXでも同じように言えたのですが、さらにこのモデルはケチの付けようがない。操作性やらラゲッジスペースについては、特に語りませんが、気になった点を2つほど。  ひとつ目は、カタログやホームページ上で、その使い勝手や機能性を説明するのに、自社以外の製品を使い、その商品名や価格まで展開していること。たとえば、ニトリのマットレス云々、ブリヂストンの自転車とか。従来、こういう載せられるをHh表現する際、それはあくまでイメージで伝えられ、サイズは数値で表現されてきました。こうして具体的な商品を使うという大胆な手法は、分かりやすく、また、その商品のブランド(イメージ)を分かりやすくしていると思います。背伸びしていない感も含めて。なんていうんでしょうかね、IKEAではなくニトリってところに。店舗が全国にあるって意味合いでも。 クルマって、業界として孤立しているところがあります。それはいい意味でも悪い意味でも。用品といっても、なんか特別であって、特別なものを用意しなきゃいけない。そう考えると、このニトリというセレクトも含めて、N BOX+の展開は好感触といえましょう。  開発陣に訊けば、このN BOX+が基準となって、商品が開発されるようになればうれしいと言ってました。たとえば、この荷室サイズにあわせてマットレスが作られるとか、クルマイスのサイズも倣うとか。それだけの実力はあるだろうなと感じましたけども。  もうひとつは、乗り味の話。N BOXと比較するとボディが強化された分、乗り味がいい。というか質感が高い。まぁ、結果論なんでしょうけど。そして、ターボとNAのシャシーは目指した方向は同じであり、もはやターボモデルだからスポーティという記号性を与えなかったこともポイント。カスタムであっても、シャシーセッティングは同じであることも含めて。ただ、ターボのほうがバランスがいいというオチはありましたが。  軽自動車において、販売台数トップを快走しはじめたN BOXシリーズ、ライバルは早々に追いつけないことを感じました。そういう意味からもスタンダードになりそうです。

#349 ベースは東京にないことを悟りつつ、ほかにベースを定められない、その理由。

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 本日の東京は猛暑日だったそうで、って他人事のようですが、いちおう東京にいました。といいますか、朝、東京へ戻ってきたもので、なんとなくこの不快感に対してはどことなくお隣さんのことのように感じています。ただ今回の場合、例の八ヶ岳帰りではないのですが、いずれにしても、自らの基準がすでに東京から外れていることを感じました。なんてことを、35℃オーバー、かつ光化学スモッグ注意報が発令された中、エアコン未使用なリビングにて考えつつ、エアコンレスを自らへの多少の負荷と捉えるのか、東電への反発行動のひとつと考えるかなんてことも、あれやこれやと考えてみたりもしましたけど。  さて、話を戻して、今朝までの話を。 風景を求めて、あちこちフラフラとしつつの 撮影のアシストをしていました。といっても、いわゆるプロ的なアシスト的な仕事をしていたわけではなく、 振り返ってみると、仕事という点から反省点が多々。 仕事的な感覚よりも、発見する、浸る愉しさに浸かる悦びを感じに出掛けたという感が残っています。つまり、反省しきりでありながら、楽しかったと。  写真は、今朝の日の出のもの。自然を知っているつもりでいましたが、なんとなく見たことあるシーンですが、東京を離れるとこんな風景が当たり前に広がっています。しかも、二度と同じものは見られないという演出付きで。これを知ってしまうと、東京をベースとしたスタンスに少しずつズレを感じるのです。では、ベースはどこに置くことが理想なのかって話になるんですが、なんかどこかって決めつけないことも、ひとつの案なのかなと思うようになりました。好きな地、仕事の地、育った地、すべてがベースとでもいいましょうか。  ま、人生すべてが、そんな感じではありますが。楽しきことが多すぎて、絞りきれないのです。仕事も含めて。

#348 壊れやすいけど、壊れやすいとも言えない、最近の輸入車ならぬアメリカ車。

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 アメリカのクルマはトラブルが多いと言われてきましたが、言い換えれば、国産車よりも壊れやすいかってことになります。自らオーナーとして 、それはある意味当たっていると思いますし、ある意味外れているとも思います。今、 乗っているグランドチェロキーは、過去に広報車だったという経歴を持っている個体ですが、我が家に来てから、10年目、走行距離は20万kmを突破しています 。ただ、それだけ走っていますから、あれやこれやと交換しましたが、それは 壊れやすいという表現というよりも、どちらかといえば消耗品ゆえに交換したといったニュアンスが強いものばかりかと。  ただ、国産車では考えられなかったような意外なところが壊れ、その修理代が意外に高いことは紛う事なき事実。たとえば、写真の運転席のドアトリムにある、パワーウインドウ、リモコンドラミラー操作スイッチ、ドアロック機能がついたユニット。これが突然、働かなくなることは、グランドチェロキーにおいては定番トラブルのひとつ。我が家では2年ほど前から発症し、時折あるその症状に困っておりました。で、調べてみると、スイッチの接点不良とかそういうレベルではなく、中にあるコントロールユニットがトラブルを起こしているため、交換するしかなく、その価格、なんと7万円! ですから、 この2年ほど、ずっと 中古を探してました。で、先日、ようやくヤフオクに出現。誰にも奪われないようにとばかりに、落札日までその存在を口外せず、じっと黙ること数日。ライバルも現れず無事に落札し、交換することができました。価格は5000円。たかが中古スイッチと考えると高いんですが、7万円を考えると安い。  ま、そのほかにもそんなトラブルはあれやこれやとありますが、 でも、まぁ、直せないことないですし、本国にはサードパーティ含めてパーツがたくさんリリースされていますし、なんとかなります。そう、なんとかできます。そういう意味では、我が家のグランドチェロキーは立ち往生という大トラブルにはまだ遭っておりません。とか書くと、次に乗った時にでもなりそうですが。今、心配なのは、燃料ポンプ。イグニッションをひねってもエンジンがかからないことがたまにあり、てっきり、この写真のユニット絡みのイモビ関連のエラーかと思っておりましたが、よくよく考えてみたら、燃料ポンプトラブルの前兆のような気が。まぁ、走行...

#347 誘われたら断らないフットワークの軽さ、あまり考えない冷凍庫の収納容量。

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 突然に、ブルーベリーの収穫へと出掛けました。午前中に電話で話をしていたら、旬を過ぎてしまうっていうんで、そそくさと出掛け、午後早くには富士山の麓におりました。自分でいうのもなんですが、フットワークが軽い。最近、重いことが多いんですが、まだまだ軽い。  なんていうんでしょうかね、突然にひとりで思い立って行動することは少なくなりましたが、誘われたことに対しては時間が許す限りは断らないようにしているとでもいいましょうか。チャンスがあるならば、それに乗っかるように心掛けているってな表現が的確なのかな。ってな、ことは常日頃言っておりますが。  こういう誘いがあると、さらに他人までも巻き込むことも好きなのですが、巻き込まれることが好きではない人もいるようです。 まぁ、人それぞれですからとは思いますけど、思いますけど、せっかくのチャンスを逃すとはもったいないと思ってしまうのですな。これも、押しつけになるのかな。  ……中略(#346参照)、帰宅して、冷凍庫にこれでもかと詰め込み、それでも入らない分はジャムに。さて、これからのシーズン、桃を買いあさらないと。これから1年、食す分を。でも、冷凍庫、入りません。さてどうしよう。冷凍庫だけ買うと高いのだろうか。東電に対して、できる限り支払いたくないと思っているのですが。

#346 経済性と愉しさの両立は、同時成立ではなく、やはり二面性が理想、って話。

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 最近、2000回転以上、エンジンを回さないように走り、高速道路を利用しないルート取りをしています。つまりですね、経済性を優先した走り方をしているってことなんですが、それはただ単に出費を抑えるというストレートな手法ではなく、たとえ、 高速道路を利用するにしても、アクセルを踏み込むにしても、 そこに 時間を買うという考えをプラスして、端的にいえばバリューフォーマネーを追求しています。 といっても、たまにはそこにファンを加えてアレンジすることで、単なる移動手段に陥らないように心掛けています。が、陥っていたようです。  なぜ、それに気付いたかと言いますと、この後に書きます、ブルべーリー狩り、いやいや、ブルーベリー収穫へと富士山麓へ赴いた際、その帰り、中央道の渋滞する時間帯に当たってしまい、 渋滞が緩和することを期待して、 富士山をぐるっと回って時間調整したんですが、ついつい走りに夢中になってたら、ドライバビリティを愉しんでいないことに気付いたものでして。  せっかくだからと、意識的にトルクの存在を強く感じる走り方、つまり、積極的に2000回転以上(といっても3000回転未満)をしました。ら、それに応えてくれるかのように、エンジンのフィーリングに滑らかさが加わり、さらにはトルク感は際立てられ、サスペンションも息を吹き返したかのようにしなやかさを存分に発揮。で、負担を掛けたからでしょうか、タイヤはモードを切り替えたかのように、 転がり抵抗が低減され、それでいながら接地感が高められるっていう、あの不可思議なフィーリングが復活。さらに、エンジンが、サスペンションが、ってな、 まさにシナジー的な連鎖が生まれ、それが爽快感を提供してくれたのです。やっぱり、クルマってのは、生き物であることをつくづく感じた次第ですが、そもそものクルマの選び方でそんな愉しさも変わるものなのだなとつくづく思いました。  そうやって気分がのってくると、ついつい寄り道をしたくなるモノ。というわけで、ブルーベリーを積んだままに林道へと踏み入れたりしているうちに、やっぱりオールラウンダーがいいなと思った次第。スタイルだけではなく、走れるオールラウンダー。最低地上高だけではなくて。  写真は、そんな一枚。林道は、雨によって大荒れ状態でしたが、走っていくうちに荒れ方が激しくなり、とうとう1mは大げさか、80cm...

#345 足を踏み入れただけで、買わなければいけない気がする、Apple retail store。

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 久しぶりにApple retail storeへと足を運びました。なぜ久しぶりなのかといえば、まぁ、最近、混んでいるって話が漏れ聞こえていたからというのがその主たる理由。というわけで、Retina Macbook proすら、まだ見ておりませんでした。  で、久しぶりに出掛けたのは、母親のMacmini用に購入したApple keyboardの修理のため。Genius barを利用するのは2度目ですので、対応やら利用方法やらは分かっておりましたが、予約を入れた前日から妙に緊張してしまって、何時の電車に乗ればいいのかからどうやってもっていくか(画像)、果ては何を着ていくかまで、ちょいとドキドキしつつ、ワクワクをしておりました。  さて、当日。いつ足を運んでも、 Apple retail storeに入る瞬間はフワッとした空気に包まれる感があります。なんていうんでしょうか、いらっしゃいませとは違う、お帰りなさい的フィーリングとでも言いましょうか。ただ、今回はそれと同時にお客とスタッフの雑念が頭から被さってきてまして、1Fを通り抜けたい気分になり、脇目もふらず、スタッフの声掛けにも応えることなく、2FのGenius barへと直行しました。もちろん、階段を利用して。ところがですよ、2Fへと到着したらGenius barがない、あのカウンターがない。はっ、移動したのか、と気付きましたが、まさかあの1Fへ移動? いや、4Fに移っただろうと推測して、何もなかったふりをして階段をさらに上ることに。結論としては、Genius barは4Fへと移動してワンフロアすべてを使っておりました。まぁ、振り返ってみますと、2Fにあった頃は、あのフロアにアクセサリーコーナーとGenius barが混在していており、まさに何が何だか分からない場所になっていましたから、この移動は正しいですな。ただ、以前にも増して 、相談者と待ち人とスタッフだらけのフロアに、難民が押し寄せているかのような、雑念(1Fとは違う)を感じましたが。で、 keyboardはその場で新品に交換。対応は、いうまでもなく、爽やかさに通じる爽快さがあり、それは心地よさすら感じるものであることは変わっていませんでした。  今回、いちばん驚いたのは、かなり使い込まれたdellのノートがカウンターに載っていたこと。オーナー層の広が...

#344 少々の無理が見えるけど、たいへんよく頑張りましたをあげたくなる、CX-5。

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 さて、マツダのCX-5ですな。知人2名が購入に踏み切るという、周囲でも人気あるモデルですが、まぁ、以前にも書いたように、その仕上がりに不足はなく、「どうかな?」と、訊かれたら、「素直にいいんじゃない」と勧められるモデルだと思います。ただ、そういう相談の時に必ず、4WDと2WDどっちにすべきか、さらには、ガソリン、ディーゼルどっちにすべきかってことを訊かれます。心は4WD+ディーゼルに決まっているようですが、でも訊くんです。まぁ、迷っているというよりは、確信が欲しいんだろうなって感じですな。ガソリン+4WDがベストかなぁと口にしても、スルーされますから。いや、ディーゼルって選択が悪いっていうんじゃなく、バランスの話です。  今回、取材でディーゼル、4WD、19インチ、BOSEオーディオという、最上級な組み合わせモデルを借り出しました。約600kmを走ってきましたが、感じたのは、以前の試乗会とほぼ同じこと。ただ、あれと思うことも少々ありました。まずは、19インチの乗り味、バネ下の動きを上手く抑え込んでおり、不快感に繋がる固さにはなっていないってところまではは試乗会と同じでしたが、 少々の段差においては、確実にゴトンを発生し、そこにやはり 無理が残ってしまっていることを感じました。指定空気圧は250kPaで、19インチ、致し方ないか。でも、まぁ、あの価格帯であること、17インチと共用していることを考慮すれば、合格点をあげたくなります。ちなみに空気圧変化による乗り味への影響が大きい、 ってな話を開発者から訊きましたが、その点でもシビアな面を持ち合わせていますから、そのあたりかな。  ディーゼルエンジンのトルク感についてはいまさら語ることなく。太いだけじゃなくて、中回転域でしっかりと存在するため、扱いやすいし、スポーティな走りにも対応。ATのギア比やマネージメントもスポーティ走行に的確。で、エンジン トルクがある分、 とっちらかる前に タイヤはドライバーに対して かなり早めにアラート(鳴き)を出すようにセッティングされてます。つまりですね、これ、 グリップ力を超える前のフォローであり、そんなところも計算尽く。ブレーキは、初期制動部が実に細やかに作られており、これも美点。わずかなタッチで制動力が穏やかに立ち上がり、踏み込むとリニア+α(安心感分)の制動力を与えます。実に美...

#343 あれやこれやと知っているつもりが、それこれと発見が連鎖する八ヶ岳。

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 なんだかんだいいながらも、今年も誘われるがままに、気がおもむくままに、八ヶ岳へと足を運んでいます。というわけで、先日の3連休もおりました。で、カフェ花豆の手伝いをしながら、のんびりとまったりと、いろんなことに巻き込まれるがままに八ヶ岳ライフを過ごしておりました。  あまり口にしすぎるのも良くないと意識しながらも、やたらと口にしていたのが、こっちはやっぱりいいなぁ、ってなフレーズでした。何もかもがいいとは、簡潔すぎますな。流れゆく時と、囲まれる自然とに、もはや逆らうことは出来ず、ただただ、たゆたうライフスタイルに圧倒されるとでもいいましょうか。何もせずしても、贅沢な気分になれるし、浸れる。そして、その全てが、 これでいい、これがいいを感じさせてくれることに帰結するのです。端的な単語を使えば、充実となるのかな。  連休終焉とともに帰京するつもりでしたが、最終日にもらったレタスだけを先に宅配便で送り返し、本人は居残ってみれば、写真のような夏空が広がったりして、もう、やっぱりいいなぁを連発。知っているつもりが、知らなかったことをあれやこれやと教えられ、温泉に浸かるためだけに乗鞍高原へと足を運んだり、兎にも角にも贅沢な4日間を過ごしてきました。  まぁ、これも住んでいないから感じ取れることなのかもしれませんが、住んでいたらもっと豊かな時を過ごせるのかなとも思いました。今年は寝床を借りていないため、常に東京へ帰ることを意識し、宿を確保したりとしていることで、良さを強く感じ取っているような気もしますが。  8月のお盆前後は、やはり八ヶ岳に入り浸ることになりそうです。

#342 そろそろ引退? いやいや、まだまだ日本にはカローラは必要だったって話。

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  11代目となるカローラがデビューしました。コンセプトはこれまでと変わっていませんが、HV全盛な昨今において、そのポジションを見直し、サイズを見直し、オーナー像を明確にして、最新モデルへと進化しています。まぁ、商品企画を含めて、よく練られていますし、その理想像を実にハイレベルに具現化しています。つまり、いいということ。  そもそも、ワタクシ、5ナンバーという境を強く意識しなければならない家庭で育ったため、ボディサイズ全幅1700mm超え、排気量1500cc超えには抵抗があります。というか、ありました、ですな。まぁ、気付けば、4700ccに乗っていましたっけね、失礼。それはともかくとして、今だにどこかに5ナンバー枠に対する固執があります。ゆえに、昨今の国産車の5ナンバー枠突破については残念に尽きるんですが、って、V8オーナーの発言はまったくもって説得力ないですね。  今度のカローラは、セダンはオジサン受けを目指し、ステーションワゴンは30-40代を中心としながら幅広い層を狙ってきました。まぁ、正論でしょうし、正解だと思います。だからといって、走行性能については媚びていないし、イイモノを作ろうという意気込みがあちこちに見られました。トヨタとしては、ともに新開発となる1.5L+CVTがイチオシとしています。たしかに、ひとクラス上を感じ取れる質感があふれていることから、満足感高いモデルであることは間違いありません。新しいカローラ像をダイレクトに表現していますし。しかしですね、個人的には1.3Lがよかった。またベーシックグレードを選ぶと言われそうですが、ベーシックだからいいというよりは、この1.3L、クルマとは軽量であることが、すべてにいい影響を与えるという基本を改めて感じさせてくれるモデルでして。もちろん、エンジンにパンチはありません、でも、その軽快な走りは、ワインディングを楽しくしてくれますし、14インチというタイヤサイズも手伝って快適な乗り心地を提供してくれます。今回は1.8Lをラインアップから外していますから、この1.5/1.3Lというラインナップは実質的なダウンサイジングを意味します。しかし、プリウスではなくアクアではなく、このカローラを選ぶ理由として、このダウンサイジングをもっと強く謳うべきであり、 1.3Lをもっと選びやすくしても良かったのでは? と思うと...

#341 粘りに粘ってギリギリまで使い切ったリアブレーキパッドを交換した、って話。

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 前回の車検時、リアのブレーキパッドが残り少ないので、交換しましょうかと進言されましたが、ギリギリまで粘ることを決断。で、最近フィーリングが変わってきたので、本日、ようやく交換となりました。早めに交換しても、最近ではブレーキパッドのリサイクルもされているので、無駄にはなりませんが、消耗パーツが安くないジープ純正パーツにおいては、ギリギリまで粘りたくなるのもまたユーザーの素直な気持ち。今回はまさにギリギリまで使ってしまいましたが、リアもフロントもパッドはともかく、ローターの交換時期ゆえに、年末の車検での出費が心配だったりもします。 と言いますか、車検の度に、これが最後かなと思うのですが、細かいトラブルはあっても大きなトラブルがないこともあって、まだまだ乗るかなと思う気持ちもあって、先は分かりません。  で、ブレーキパッド交換後、 魚を買うべく 川向こうの魚屋まで走ってきましたが、いろんな意味で安心感 も改善されておりました。ただ、 フロントが強すぎることもが明確に。立ち上がりが鋭すぎて、利きすぎ感が強い。つまり、フィーリングが良くない。ブレーキは利き、つまり制動力ばかりがピックアップされますが、踏み込み量に対するフィーリングが大切でして、うちのグランドチェロキーのように緩さ満開なクルマに取ってはなおさらのこと。次回交換の際には、何か考えないと。って、そこまで乗るのかって話、乗れるのかって話に戻るんですが。

#340 16インチ仕様なら86よりBRZ、で、アウトバック3.6Rはやっぱりいいって話。

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 あ、#339の試乗会とは、スバルの新型水平対向エンジン搭載した、 インプレッサ、レガシィ、BRZの フルラインナップ試乗会でした。個人的には、レガシィはクラブレガシィの取材ですべてに乗っていましたし、インプレッサも試乗会で試乗済みでしたので、マストはBRZだけでした。ただ、BRZでも、 #319で書きましたように チェックしたいのは16インチの乗り味でして、かなりピンポイントなグレード選びを望んでの参加となりました。ところが 、前日だったかな、クラブレガシィの編集長から試乗会場に旧型エンジンのターボ車と、乗る機会がなくなってしまった3.6Rがあるので、乗ってきて欲しいとのリクエストが。つまり、今回の試乗会は、BRZは16インチ限定、レガシィは旧型の2.5GT、アウトバック3.6Rという、なんとも奇妙なラインナップを狙うことになりました。  プレス向け試乗会では、試乗車のグレード選びはたいがい早いモノ勝ちですから、今回も少々早めに到着するように出掛けました。で、受付するやいなや、いきなり、先の3車種をリクエスト。まぁ、BRZはヨシとしましょう。ところが、新型エンジン体験試乗会なのに、旧型エンジンを口に出したものですから、先方はぽかん。主旨を説明して、無事に希望の3車種を確保できました。  レガシィについては、次号クラブレガシィで語りますが、アウトバック3.6Rは残すべきグレードだと痛感しました。単純に6気筒とか、大排気量とか、ATという、個々のハードウェアの価値というよりは、そのバランス、パッケージングに、今でもアドバンテージがあることを感じ取りました。水平対向エンジンフィールながらも、中回転域にトルクフルと言えるフィーリングがあり、適度な緩さあふれるハンドリングとの相性がとてもいい。試乗したのはB型でしたから、これがD型であるならば、とんでもなくいいのではないかと推測できます。  と、前置きが長くなりました。BRZの16インチ仕様(MT)の話ですな。結論を述べますと、86で感じ取った物足りなさは見当たらず、簡単に言えば頑張りすぎていないところがとても良かった。タイヤのグリップ感、シャシー剛性、パワーにいたるまで丁度よく、物足りなさを感じず。開発者の訊けば、そのとおりとのこと。16インチ仕様をノーマルのままに乗るならば、乗り味の面ではBRZのほうが満足感は高い...