#356 オフロードドライビングを楽しんでいると、ひとつがふたつになる、って話。

 なぜ? わざわざオフロードへクルマで走りに行くのですかい? と訊かれても、理解してもらえる回答が思い浮かびません。ライターしていますけども、言葉が見当たりません。単純に愉しいからですが、それは走っていることだけではなく、仲間とのああーだこうだという会話も含めてのことで、まぁ、なんとも言いようがないのです。ただ言えるのは、困難を愉しんでいるわけではありません。
 こういう伝え切れない愉しさを、伝えられないもどかしさを感じることが多々あります。もちろん、少しでもその愉しさを共有している人ならば、ニュアンス含めて伝えやすいのですが、その事柄に共通点がない人に伝えるのは、ほんと難しい。というか、最近、面倒に似た諦めを感じるようになりました。えっと、何度も言いますが、ライターです。文字を紡いでいます。でも、そうなんです。
 なんていうんでしょうかね、とどのつまり、そういう愉しさへと誘ってもレスポンスがない、断られるから、なのでしょうかね。そして、その諦めが疎遠へ移行したりもするんですが、まぁ、逆の立場からすれば興味ないことへと誘われなく、つまり煩わしさがなくなると考えると、お互いに幸せなのかなと思うこともありますけども。
 話が飛び始めましたな。えっと、オフロードランは愉しいです。唐突ですけど、愉しいです。難関をクリアした時には自分と愛車を褒めてあげたくなりますし、そして、傷つけた愛車を眺めながらも友人たちと談笑する愉しさがあります。何て言うんでしょうかね、人ってのは、目の前にある、与えられたプレッシャーをひとつはねのけることで、ふたつほど成長するかなと思うわけですよ。そして、何かひとつ発見があることで、やはりふたつほど人生が豊かになる。だから、そこに愉しさを見出せるか、否かってことなんでしょうかね。いや、どっちがいい悪いじゃなくって。
 まぁ、今となってはごく一部のSUVのみの醍醐味となっていますが、オフロードランというポテンシャルを与えられたクルマに乗っているならば、是非。上手い、下手は関係ありません。そうそう、写真ですが、へぇ、こんなところを走れるのか、と思ったら、大間違い。ずぼっとはまってスタックしている図です。今回、気付きました。日常においても、リアタイヤのトレース位置を強く意識していないってことを。発見、かつ反省。

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