#358 ポテンシャルは十分、だからCX-5に必要なのは、あと少しの煮詰め、って話。

 そして、広島へ行ってきました。八ヶ岳から戻った翌日に。仕事です。で、クルマです。たいへんじゃないかって? たいへんです。ですから、今回は、大阪でワンクッション入れて、広島へ向かいました。以前でしたら、一気に走っていったんでしょうけど、今回は取材でしたから、まさに後先を考えて止めておきました。
 広島話は、またの機会にして、今回はクルマの話。試乗したのは、マツダCX-5、ディーゼル、2WD、そして、19インチタイヤという仕様。これもまた試乗会でチェック済みで、あの時の印象は基本的に変わらず。ただ、路面の継ぎ目、補修跡やらにさしかかると顔を出すバタン、ドタンは、同仕様の4WDよりも強かった。もちろん、19インチタイヤなりの固さですが、2WDは4WDと比較すると90kgも軽量である分、バタバタが顔を出してしまっていたのです。ちなみに、シャシーのセッティングはディーゼル内では17、19インチタイヤともに同じですから、2WD、4WDの重量差90kg、さらにはタイヤサイズ差2サイズを、1つでまとめるのことは、相当に難しかったことを感じ取りましたが、逆にいえば、完璧とは言わないまでも、よくまとめたなとも思います。まぁ、整えられた路面を走ると、タイヤの性格も手伝って、シャシーのしやなかさが際立っていることを強く感じましたから、なんだかんだ言いつつも、ポテンシャルはあります。あとは煮詰め次第なのかなと。
 エンジンについては、以前書いたとおり。トルクはもう少し削ってもいいのではないかと感じましたが、ま、あればあった分、うれしいのも確か。とにかく、アクセルベタ踏みしなくとも、中回転域でのトルクが豊か過ぎて、簡単に何事もなく加速していきます。これ、まさに4.0L超の大排気量エンジン的。で、気になる燃費は、まだ旅の途中ではありますが、17.0km/Lオーバー。高速道路を意識的なエコランをしたわけでもありませんし、どちらかといえば、都内の渋滞にはまり、高速で事故渋滞にはまり、取材であちこち立ち寄っての話ですから、かなり優秀と言えましょう。
 さて、結論。19インチ、ディーゼルを選ぶならば、現時点では4WDにしておいたほうがいいかと。2WDのほうが軽量ですが、それが走りに上手く表現しきれていないので。あ、軽快感を求めるならば、なんだかんだいいながらもガソリンのほう。でも、買いはディーゼルですけども。

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